整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用するごとまたは毎日 |
|
この機械は乗用型の作業用機械であり、専門業務に従事するプロのオペレータが運転操作することを前提として製造されています。この製品は、集約的で高度な管理を受けているゴルフ場などのサンドトラップの整備作業を行うことを主たる目的として製造されております。
この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた適切な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用するのはお客様の責任です。
弊社のウェブサイト www.Toro.com で製品やアクセサリ情報の閲覧、代理店についての情報閲覧、お買い上げ製品の登録などを行っていただくことができます。
整備について、また純正部品についてなど、分からないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマーサービスにおたずねください。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。図 1 にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメモしておきましょう。
この説明書では、危険についての注意を促すための警告記号(図 2)を使用しております。これらは死亡事故を含む重大な人身事故を防止するための注意ですから、必ずお守りください。
この他に2つの言葉で注意を促しています。重要「重要」は製品の構造などについての注意点を、注はその他の注意点を表しています。
この製品は、関連するEU規制に適合しています; 詳細については、DOC シート(規格適合証明書)をご覧ください。
カリフォルニア州
第65号決議による警告
カリフォルニア州では、この製品に使用されているエンジンの排気には発癌性や先天性異常などの原因となる物質が含まれているとされております。
この製品に使用されているスパーク式着火装置は、カナダの ICES-002 標準に適合しています。
地域によっては、この機械の使用に当たり、本機のエンジンにスパークアレスタを取り付けることが義務付けられております。スパークアレスタはオプションとして販売されています。ご入用の場合は、弊社正規代理店よりお買い求めください。
トロの純正スパークアレスタは、USDA森林局の適合品です。
Important: カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用する場合には、同州公共資源法第4442章により、正常に機能するスパークアレスタの装着、またはエンジンに対して森林等の火災防止措置をほどこすことが義務づけられています。他の地域においても同様の規制が存在する可能性がありますのでご注意ください。
エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局(EPA)並びにカリフォルニア州排ガス規制に関連してエンジンマニュアルを同梱しております。エンジンマニュアルはエンジンのメーカーから入手することができます。
この機械は、EN ISO 5395:2013 規格およびANSI B71.4-2012 規格に適合しています。ただしEN規格に適合するためには所定のステッカーの貼付が必要となります。しかしながら、アタッチメントを取り付けた場合には、所定のウェイトを搭載しないと規格適合とならないのでご注意ください。
重大な人身事故を防ぐため、すべての注意事項を厳守してください。
この機械は本来の目的から外れた使用をすると運転者本人や周囲の人間に危険な場合があります。
エンジンを始動する前に必ずこのオペレーターズマニュアルをお読みになり、内容をよく理解してください。
機械の可動部の近くには絶対に手足を近づけないでください。
ガードなどの安全保護機器が正しく取り付けられていない時は、運転しないでください。
周囲の人や動物を十分に遠ざけてください。
作業場所に子供を近づけないでください。子供に運転させないでください。
整備、燃料補給、詰まりの解除作業などを行う前には、必ずマシンを停止させ、エンジンを停止させてください。
間違った使い方や整備不良は負傷などの人身事故につながります。事故を防止するため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識のついている遵守事項は必ずお守りください:注意、警告、および危険 の文字は、人身の安全に関わる注意事項を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生する恐れがあります。
このオペレーターズマニュアルの他の場所に書かれている注意事項も必ずお守りください。
以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。 破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 |
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
Note: 出荷用のブラケットやとめ具類はすべて取り外して破棄してください。
出荷用ボードまたはアタッチメントを取り付けずに法面を上ると、転倒して人身事故または物損事故を起こす危険がある。
必ず、出荷用ボードまたは認定されているアタッチメントを取り付けて運転すること。
アタッチメントを車体に取り付ける前に、出荷用ボードを取り外す必要があります。
平らな場所に駐車し、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
出荷用ボードとブロア後部とを接続しているナット、ボルト、ワッシャを取り外す(図 3)。
ボードを取り外し、ボルト類とともに廃棄する。
この作業に必要なパーツ
アタッチメントと関連パーツ(別売) | – |
アタッチメントを取り付けずに法面を上ると、転倒して人身事故または物損事故を起こす危険がある。
必ず、認定されているアタッチメントを取り付けて運転すること。
平らな場所に駐車し、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
アタッチメントの取り付け方法などについては、取り付け要領書 を参照のこと。
この作業に必要なパーツ
前ウェイト(アタッチメントによる) | – |
この機械は、2006/42/EC, EN ISO 5395:2013 規格およびANSI B71.4-2012 規格に適合しています。ただしEN規格に適合するためには所定のステッカーの貼付が必要となります。しかしながら、アタッチメントを取り付けた場合には、所定のウェイトを搭載しないと規格適合とならないのでご注意ください。
下の表で、必要なウェイトご確認ください。機械には4つのウェイトが付属してきます。それぞれのアタッチメントは、必要なウェイトが付属してきます。
アタッチメント | 必要なウェイトの個数 |
---|---|
フレックスツースレーキ | 4 |
フレックスツース+仕上げブラシ | 6 |
ネイルドラッグ | 6 |
ネイルドラッグ+仕上げドラッグマット | 8 |
ウェイトの取り付けと取り外しを参照。
この作業に必要なパーツ
ボルト(5/16 x 3/4 インチ) | 1 |
ナット(5/16 インチ) | 2 |
この作業に必要なパーツ
警告ステッカー(136-6165) | 1 |
この機械を CE (欧州)規格適合にするためには、CE 警告ステッカー(136-6165)を、既存のステッカー(132-4412)の上から貼る必要があります。
この作業に必要なパーツ
整備デカル(130-2620) | 1 |
この機械を CE (欧州)規格適合にするためには、CE 整備ステッカー(130-2620)を、既存の整備ステッカー(127-0371)の上から貼る必要があります。
この作業に必要なパーツ
ROPS バー | 1 |
ボルト | 4 |
フランジロックナット | 4 |
スプリングワッシャ | 4 |
ブラケット | 2 |
クレートからROPSを取り出す。
ROPS構成部材を図 6に示すように配置する。
機体のフレームにブラケットを取り付ける。
Important: スロットルケーブルとチョークケーブルの配置に干渉しないように(各ケーブルをROPSバーやブラケットにはさんでしまわないように)注意する。
ブラケット、バー、フレームの穴どうしを整列させる。
それぞれの穴に、ボルトとスプリングワッシャを取り付ける。
Important: スプリングワッシャは、膨らんでいる側がボルトの頭を向くように、図 7に示すように取り付ける。
各ボルトにフランジロックナットを取り付け、102N·m(10.3kg.m=75ft-lb)にトルク締めする。
コントロールハンドル(図 8)を使って、前進・後退・左旋回・右旋回を行うことができます。
始動スイッチ(図 9)はエンジンの始動と停止を行うスイッチで、3つの位置があります: OFF, RUN, STARTの 3 位置です。キーを右に回してSTART位置にすると、エンジンが始動します。エンジンが始動したら、キーから手を離してください。キーは自動的にRUN位置に動きます。キーを OFF 位置に回せばエンジンは停止します。
低温時のエンジン始動には、チョーク(図 9)を上に引きます(チョークを閉じる)。エンジンが始動したら、エンジンがスムーズに回転を続けられるように調整してください。チョークはなるべく早くOPEN位置に戻すようにしてください。
Note: エンジンが温かい時にはチョークは不要です。
スロットルレバー(図 9)はエンジンの回転速度(rpm)を制御するものです。高速 側(前方)へ倒すとエンジンの速度が上昇します。低速側(後方)へ動かすとエンジンの速度が遅くなります。
Note: スロットルレバーでエンジンを停止させることはできません。
アタッチメントを上昇させたい時には、アタッチメントスイッチ(図 10)の上側を押します;下降させたい時には、下側を押します。
Note: 本機の昇降システムには、ダブルアクション・シリンダを採用しています。そのため、必要に応じてアタッチメントに下向きの圧力をかけることができます。
駐車ブレーキレバー(図 8)を後ろに引くと駐車ブレーキがかかります。レバーを前に倒すと解除となります。
アワーメータ(図 9)は、本機の積算運転時間を表示します。アワーメータは、バッテリーが満充電状態(13.8 V 以上)であれば、イグニッションスイッチがON位置にある限り、またはオペレータが着席してシートスイッチが作動している限り作動を続けます。
オプションとして、無線アワーメータがあります。代理店にてお買い求めいただけます。取り付け方法は、無線アワーメータの取り付けを参照してください。
運転席の座席前部にあり、座った状態でレバーを左に移動させて座席の前後位置を調整することができます(図 11)。希望位置でレバーから手を離すと運転席が固定されます。
Note: 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。
車体のみ | フレックスツースレーキ装着時 | ネイルドラッグ装着時 | ネイルドラッグ+仕上げドラッグマット装着時 | |
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重量 | 399 kg* | 417 kg | 439 kg | 445 kg** |
幅 | 147 cm | 213 cm | 182 cm | 198 cm |
長さ | 186 cm | 226 cm | 215 cm | 297 cm |
高さ | 185 cm | |||
ホイールベース | 147 cm |
* ウェイト 4 個を搭載し、燃料とオペレータを含まない数値
* アタッチメントとウェイトを搭載し、燃料とオペレータを含まない数値
トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください;弊社のウェブサイト www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとアクセサリをご覧になることができます。
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対に運転や整備をさせないでください。地域によっては機械のオペレータに年齢制限を設けていることがありますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ全員にトレーニングを受講させる責任があります。
各部の操作方法や本機の正しい使用方法、警告表示などに十分慣れ、安全に運転できるようになりましょう。
エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。
オペレータコントロールやインタロックスイッチなどの安全装置が正しく機能しているか、また安全カバーなどが外れたり壊れたりしていないか点検してください。これらが正しく機能しない時には機械を使用しないでください。
使用前に必ず、各部やボルト・ナット類の点検を行ってください。磨耗・破損している機器やボルト類は交換してください。
これから機械で作業する場所をよく確認し、機械に巻き込まれそうなものはすべて取り除きましょう。
燃料の取り扱いに際しては安全に特にご注意ください。燃料は引火性が高く、気化すると爆発する可能性があります。
燃料取り扱い前に、引火の原因になり得るタバコ、パイプなど、すべての火気を始末してください。
燃料の保管は必ず認可された容器で行ってください。
エンジン回転中などエンジンが高温の時には、絶対に燃料タンクのふたを開けたり給油したりしないでください。
締め切った場所では絶対に給油しないでください。
ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、絶対に機械や燃料容器を保管・格納しないでください。
燃料がこぼれたら、エンジンを始動せずにマシンを別の場所に動かし、気化した燃料ガスが十分に拡散するまで引火の原因となるものを近づけないでください。
機械は、製造時の状態において ANSI B71.4-2012 規格に適合しています。 しかしながら、以下のアタッチメントを取り付けて使用する場合、上記安全規格に適合するためにはウェイトの搭載が必要となります。下の表で、必要なウェイトご確認ください。機械には4つのウェイトが付属してきます。それぞれのアタッチメントは、必要なウェイトが付属してきます。
アタッチメント | 必要なウェイトの個数 |
---|---|
フレックスツースレーキ | 4 |
フレックスツース+仕上げブラシ | 6 |
ネイルドラッグ | 6 |
ネイルドラッグ+仕上げドラッグマット | 8 |
車体前部についている既存のウェイトのボルト(2本)とナット(2本)を外す(図 12)。
Note: 車体にライト(照明)キットが取り付けられている場合には、ヘッドライトを固定しているナットとボルトを外す。外した部品はすべて保管する;照明キット取り付け要領書を参照のこと。
必要に応じてウェイトの取り付けや取り外しを行う。
ウェイトを固定する;ボルト2本とナット2個を使用する。
ほとんどのアタッチメントでは既存のボルトを使用する。
仕上げドラッグマットについては、追加のウェイトが必要になるため、それにあわせた長いボルトが2本付属している。
Note: 車体にライト(照明)キットを取り付ける場合には、ヘッドライトボルトをウェイトに通し、ナットで固定してヘッドライトを固定する;照明キット取り付け要領書を参照。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用するごとまたは毎日 |
|
Toro のプレミアムエンジンオイルを弊社正規代理店にてお求めいただくことができます。
オイル容量: 1.8 リットル(フィルタを含む)
以下の条件を満たす4サイクルエンジン用のオイルを使用してください:
API 規格: SJ, SK, SL またはそれ以上
粘度: SAE 30; 他の粘度のオイルを使用する場合には、以下の表を参照のこと(図 13):
Important: マルチグレードオイル(たとえば10W-30)を使用すると、オイルの消耗が早くなります。オイル量を頻繁に点検してください。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
ディップスティック(図 14)を抜き、ウェスで一度きれいに拭く(図 15)。
補給口にディップスティックを差し込んでねじ部を最後まで締めこむ。
ディップスティックを抜いて油量を点検する。油量が足りなければディップスティックの上側のマークまで補給管からゆっくり補給する。
Important: エンジンオイルの量がディップスティックの上限マークと下限マークの間にあるように管理してください。エンジンオイルの量が多すぎても少なすぎてもエンジントラブルを起こす可能性があります。
ディップスティックをしっかり差し込んで終了。
Important: エンジンのクランクケースを密閉するために、ディップスティックは根元まで確実に入れてください。差し込みが不十分でクランクケースが完全に密閉されないと、エンジンを損傷する恐れがあります。
燃料タンク容量:17 リットル
使用推奨燃料:
機械の性能を最も良く発揮させるために、オクタン価87以上の、きれいで新しい(購入後30日以内)無鉛ガソリンを使ってください(オクタン価評価法は(R+M)/2 を採用)。
エタノール:エタノールを添加(10% まで)したガソリン、MTBE(メチル第3ブチルエーテル)添加ガソリン(15% まで)を使用することが可能です。エタノールとMTBEとは別々の物質です。エタノール添加ガソリン(15% 添加=E15)は使用できません。絶対に使用してはいけないもの エタノール含有率が 10% を超えるガソリン(たとえば E15(含有率 15%)、E20(含有率 20%)、E85(含有率 85%))。これらの燃料を使用した場合には性能が十分に発揮されず、エンジンに損傷が発生する恐れがあり、仮にそのようなトラブルが発生しても製品保証の対象とはなりません。
メタノールを含有するガソリンは使用できません。
燃料タンクや保管容器でガソリンを冬越しさせないでください。 冬越しさせる場合には必ずスタビライザ(品質安定剤)を添加してください。
ガソリンにオイルを混合しないでください。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
燃料タンクのキャップ(図 16)の周囲をきれいに拭く。
燃料タンクのキャップを取る。
タンクの天井(給油口の根元)から約2.5 cm下まで燃料を入れる。入れすぎないこと。
キャップを取り付ける。
こぼれたガソリンは火災防止のためにすぐに拭き取る。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
|
Important: 正確を期するために、油圧オイルの量の点検は必ずエンジンと油圧系統が冷えている状態で行ってください。
油圧オイルタンクに高品質の油圧オイルを満たした状態で出荷しています。油圧オイルの点検は、オイルが冷えている状態で行うのがベストです。マシンは移動走行モードになっていることが必要です。オイルの高さが、油圧オイルタンク後部にあるのぞき窓(図 17)の水平部分よりも低い場合には、水平部分の高さまでオイルを補給してください。入れすぎないようにしてください。 オイルの高さがのぞき窓の水平部分の最上部まである場合には、補給は不要です。推奨オイルの銘柄を以下に示します:
オイルの種類: トロ・プレミアムトランスミッション兼油圧系統用トラクタ作動液、またはMobilfluid® 424
容量:
左側: 1.9 リットル
右側: 2.0 リットル
他に使用可能なオイル:トロのオイルが入手できない場合は、他のトラクタ用ユニバーサル油圧オイルを使用することができますが、その場合は、必ず通常の石油系オイルを使用し、合成オイルや生分解性オイルは使用しないでください。また、それらのオイルは、以下に挙げる特性および産業規格をすべて満たしている必要があります。オイルの性能や規格については専門業者にご相談ください。
Note: 不適切なオイルの使用による損害については弊社は責任を持ちかねますので、品質の確かな製品をお使い下さる様お願いいたします。
物性: | |
粘度, ASTM D445 | cSt @ 40°C 55~62 |
粘性インデックス ASTM D2270 | 140 – 152 |
流動点, ASTM D97 | -37°C~-43°C |
産業規格: API GL-4, AGCO Powerfluid 821 XL, Ford New Holland FNHA-2-C-201.00, Kubota UDT, John Deere J20C, Vickers 35VQ25, および Volvo WB-101/BM | |
Note: 多くの油圧オイルはほとんど無色透明であり、そのためオイル洩れの発見が遅れがちです。油圧オイル用の着色剤(20 ml 瓶)をお使いいただくと便利です。1瓶で 15~22 リットルのオイルに使用できます。パーツ番号は 44-2500。ご注文はトロ社の代理店へ。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
左右それぞれのオイルタンクのブラケットの口をのぞきこんで油圧オイルの量を点検する。
Note: 図 17に示すように、それぞれの口の根元までオイルがあればよい。
オイル量が不足しているタンクには、以下の要領でオイルを補給する:
異物をタンクに入れないよう、各油圧オイルタンクのキャップ取り付け部周辺をウェスできれいに拭く(図 17)。
タンクからキャップを取る。
油圧オイルタンクの口の根元まで、適切な銘柄のオイルを、ゆっくりと補給する。
Important: 油圧回路の汚染を防止するため、オイルの缶を開ける前に、缶のふたの表面をきれに拭ってください。また、給油ホースやロートなども汚れがないようにしてください。
Important: 入れすぎないようにしてください。
タンクにキャップを取り付ける。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用するごとまたは毎日 |
|
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
ご使用前にタイヤ空気圧を点検してください(図 18)。
空気圧:0.48 bar(0.49 kg/cm2=7 psi)
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用開始後最初の 8 時間 |
|
100運転時間ごと |
|
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
ラグナット(図 18)を 61~75N·m(6.2~7.6kg.m = 45~55ft-lb)にトルク締めする。
オーナーやオペレータは自分自身や他の安全に責任があり、オペレータやユーザーの注意によって物損事故や人身事故を防止することができます。
作業にふさわしい服装をする;目の保護具、すべりにくく安全な靴、聴覚保護具を着用してください。長い髪は束ねてください。装飾品は身に着けないでください。
疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂取した時は運転しないでください。
絶対に人を乗せないでください。また、作業中は周囲から人やペットを十分に遠ざけてください。
運転は、穴や障害物を確認できる十分な照明のもとで行ってください。
ぬれた芝の上での運転は避けてください。接地力が落ちてスリップする危険が高くなります。
エンジンを掛ける前に、全部の駆動装置がニュートラルであること、駐車ブレーキが掛かっていることを確認し、運転席に着席してください。
バックするときには、足元と後方の安全に十分な注意を払ってください。
見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障害物の近くでは安全に十分注意してください。
段差や溝、大きく盛り上がった場所の近くなどでは作業しないでください。万一車輪が段差や溝に落ちたり、地面が崩れたりすると、機体が瞬時に転倒し、非常に危険です。
異物をはね飛ばしたときや機体に異常な振動を感じたときには運転を停止して全体をよく点検してください。異常を発見したら、作業を再開する前にすべて修理してください。
旋回するときや道路や歩道を横切るときなどは、減速し周囲に十分な注意を払ってください。常に道を譲る心掛けを。
排気ガスが充満するような締め切った場所では絶対にエンジンを運転しないでください。
エンジンを掛けたままで絶対に機体から離れないでください。
運転位置を離れる前に:
平らな場所に停車してください。
アタッチメントを下げる。
駐車ブレーキを掛ける。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
すべての動作が停止するのを待つ。
落雷の危険がある時には運転しないでください。
この機械を牽引用車両として使用しないでください。
必要に応じて、作業現場に事前に水を撒くなどしてほこりを抑制するようにしましょう。
Toro® カンパニーが認めた以外のアクセサリ、アタッチメント、交換パーツを使用しないでください。
POPSは機体から外さないでください。
必ずシートベルトを着用し、緊急時にはシートベルトを迅速に外せるよう練習しておいてください。
頭上の障害物に注意し、これらに衝突しないように注意してください。
ROPS自体に損傷がないか、また、取り付け金具がゆるんでいないか、定期的に十分に点検を行い、万一の際に確実に役立つようにしておいてください。
ROPSが破損した場合は新しいものに交換してください。修理したり改造しての使用はしないでください。
ROPS(横転保護バー)はマシンと一体で使用する重要な安全装置です。
運転時には必ずシートベルトを着用してください。
斜面での運転についてルールや手順を決めておきましょう。その際、各刈り込み現場の実地調査を行い、それぞれの斜面の角度が機械の乗り入れに安全な範囲にあるかどうかを調べてください。この調査においては、常識を十分に働かせてください。
斜面はスリップや転倒などを起こしやすく、これらは重大な人身事故につながります。どんな斜面であっても、通常以上に十分な注意が必要です。
斜面では、運転速度を落としてください。
斜面での作業に自信が持てない時は、作業を行わないでください。
隠れた穴、わだち、盛り上がり、石などの見えない障害に警戒を怠らないでください。不整地では機体が転倒する可能性があります。深い芝生に隠れて障害物が見えないことがあります。
斜面で停止や速度変更をしなくて済むように、十分に低速で走行してください。
タイヤが走行力を維持していても転倒する場合があります。
ぬれた芝の上での運転は避けてください。ブレーキの機能に関係なく、タイヤが走行力を失う可能性があります。
斜面での発進・停止・旋回は避けてください。
斜面では動作も運転操作もゆっくりと行うことが原則です。走行速度や走行方向を突然変えないでください。
段差、溝、盛り土、水などの近くに乗り入れないでください。万一車輪が段差や溝に落ちたり、地面が崩れたりすると、機体が瞬時に転倒し、非常に危険です。必ず安全距離(車幅の2倍)を確保してください。
コントロールハンドルをニュートラル(ロック位置)にセットする(図 21)。
駐車ブレーキを掛ける;駐車ブレーキの使用方法を参照。
チョークを前に倒してON位置にし(エンジンが冷えている時)、スロットル レバーは 低速位置にセットする。
Important: 外気温が氷点下のときに運転する場合には十分にウォームアップを行ってください。これで油圧系統を保護することができます。
キーを差し込んで START 位置に回してエンジンを始動する。エンジンが始動したら、キーから手を離してください。エンジンがスムーズに回転を続けられるようにチョークを調節する。
Important: スタータモータをSTART位置にして10秒間以上連続で使用するとオーバーヒートする危険があります。10秒間連続で使用したら、60秒間の休止時間をとってください。
エンジンを停止させるには、スロットル コントロールを低速位置にし、キーをOFF位置に回す。事故防止のため、キーは抜き取っておく。
Note: 緊急時にエンジンを停止する場合は、キーを OFF 位置に回すだけでかまいません。
インタロックスイッチは安全装置であり、これを取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。
インタロックスイッチをいたずらしないこと。
作業前にインタロックスイッチの動作を点検し、不具合があれば作業前に交換修理する。
インタロックシステムは、以下の条件が満たされない限りエンジンが始動できないようにする安全装置です:
駐車ブレーキが掛かっていることを確認する。
コントロールハンドルがニュートラルロック位置にある。
また、駐車ブレーキを解除しないで走行コントロールレバーを操作した場合や運転席に座らずにコントロールレバーをニュートラル(ロック位置)以外の位置に動かした場合にも安全インタロックシステムがエンジンを停止させます。
インタロックが正しく解除されている場合にはそれがアワーメータ上に表示されます。各機器が正しい(エンジン作動可能な)状態にある時には、それぞれの位置に三角形が表示されます(図 22)。
Note: この機械には PTO インタロックはありません。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用するごとまたは毎日 |
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安全装置が以下に説明する通りに作動しない場合には、すぐに弊社正規代理店に修理を依頼してください。
運転席に座り、コントロールハンドルをニュートラル位置にセットし、駐車ブレーキを掛ける。
エンジンを掛ける。
運転席から立ち上がり、左右どちらかのコントロールハンドルをゆっくりと前進または後退方向に動かす。
いずれかでもコントロールハンドルが前進または後退方向に動いてから1~3秒程度でエンジンが停止すれば正常。停止しない場合には修理を行う。もう1方のコントロールハンドルについても同様にステップ 2と3を行う。
着席し、駐車ブレーキを掛ける。どちらかのコントロールハンドルをニュートラル(ロック位置)以外の位置に動かす。エンジンを始動させてみる;クランキングしなければ正常。もう1方のコントロールハンドルについても同様のテストを行う。
転倒や暴走事故を防止するために、運転中は注意を集中し以下の点に気をつけてください:
サンドバンカーへの出入りは慎重に行う。
特に、溝や小川などの近くでは十二分の注意を払う。
急な斜面を走行する場合には安全に特に注意する。
小さな旋回をする時や斜面で旋回を行う時には必ず減速する。
急停止や急発進をしないこと。
後退から前進全速への切り替えは、必ず一旦完全に停止して行う。
この車両は急激な旋回が可能である。コントロールハンドルの使用方法を間違うと、車両をコントロールできなくなり、人身事故や物損事故になる危険がある。
旋回動作は注意深く行うこと。
小まわりをする時には十分に速度を落とすこと。
Note: 駐車ブレーキを掛けたままでコントロールハンドルを操作するとエンジンが停止します。
駐車ブレーキを掛ける;駐車ブレーキの使用方法を参照。
コントロールハンドルを中央位置(ロック解除位置)にする。
前進するには、左右のコントロールハンドルをゆっくりと前へ押し出す(図 24)。
停止するには、コントロールハンドルをニュートラルに戻す。
アタッチメントが希望位置にセットされていることを確認する。
コントロールハンドルを中央位置(ロック解除位置)にする。
後退するには、後方を確認して左右のコントロールハンドルをゆっくりと後ろに引く(図 25)。
実際にレーキ作業を行う前に、この項全体をよく読んでください。バンカーのコンディションは千差万別なので、色々な調整が必要になります。砂の質や深さ、湿り具合、雑草の有無、固結の状態など様々な要因が色々に重なり合い、ゴルフ場によって、さらにはバンカーごとにも異なっています。ですから、作業する場所の条件に合わせて、最も良い結果が得られるようにレーキを調整してください。
最初はなるべく広くてフラットなサンドバンカーを選んで練習してください。発進、停止、旋回、レーキの上昇と下降、バンカーへの出入りなどを練習します。エンジンの速度を中程度に調整し、ゆっくりとした走行で練習しましょう。十分に練習してマシンの操作に慣れれば、運転にも作業にも自信が生まれてきます。
図 26に一般的に推奨されるレーキングのパターンを示します。このパターンで作業すると、無駄な重なりをなくし、固結を最小限に抑えながら、美しい砂模様を作ることができます。これが最も効率の良いレーキ方法ですが、レーキングのパターンを固定するとそのうち洗濯板のようになりますから、これを避けるためにパターンを定期的に変更するようにしてください。
バンカーの長い軸に沿って、壁が一番低くなっているところから真っ直ぐに中に入ります。バンカーの中心線に沿ってほぼ反対側まで真っ直ぐにレーキを掛け、左右どちらかになるべく小さくUターンし、ぴったり折り返すようにしてレーキ作業を続けますこの操作を繰り返して、図 26に示すように外へ外へとらせん状にレーキ掛けを行い、最後に、平らな場所からほぼ直角に外へ出ます。
急斜面、非常に小さいバンカー、ポケット部などには無理に入り込まず、後から手作業で仕上げてください。
バンカーに入る時には、レーキが実際に砂の上に降りるまで、レーキを下げてはいけません。レーキを早く下げてしまうと、ターフを傷つけたり、刈りかすやその他のゴミをバンカーの中に引きずりこんでしまったりします。レーキは、走行しながら下げてください。
バンカーを出る時には、前輪がバンカーを出た時を見計らってレーキを上昇させます。そのままスムーズにバンカーを出れば、ターフの中に砂を引きずり込んだりすることなく、きれいに出ることができます。
バンカーへの出入りのタイミングは、少しの練習と経験で、すぐに身に着けることができます。
火災防止のため、マルファーやエンジンの周囲にほこりなどが溜まらないようにしてください。オイルや燃料がこぼれた場合はふき取ってください。
閉めきった場所に本機を保管する場合は、エンジンが十分冷えていることを確認してください。
格納保管中やトレーラで輸送中は、燃料バルブを閉じておいてください。
ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、絶対に機械や燃料容器を保管・格納しないでください。
マシン各部が良好な状態にあり、ボルトナット類が十分にしまっているか常に点検してください。
擦り切れたり破損したりしたステッカーは貼り替えてください。
エンジンが設計通りの性能を発揮するまでにはある程度の時間が必要です。また、走行・駆動系統も、新しいうちは摩擦抵抗が大きく、エンジンに余分な負担を掛ける傾向があります。
したがって、運転開始直後の8時間を慣らし運転期間としてください。
この期間中の取り扱いは、本機のその後の信頼性を確保する上で非常に重要ですから、各機能や動作を入念に観察し、小さな異常でも早期に発見・解決しておいてください。また、この期間中はオイル漏れや部品のゆるみの点検を頻繁におこなってください。
エンジンデッキ下の回転部に巻き込まれると、手などを切断する大けがを負う危険がある。
バイパスバルブレバーの操作を行うときは、必ずエンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が完全に停止したのを確認すること。
エンジンや油圧トランスミッションは作動中に高温になり、これらに触れると大やけどを負う危険がある。
バイパスバルブレバーの操作を行うときは、必ずエンジンや油圧関係機器が十分に冷えていることを確認すること。
Important: 長距離の牽引や、高速での牽引をしないこと。こうした牽引はマシンを破損させる恐れがある。牽引は、作業場所(サンドトラップなど)から、その現場の近くのトレーラまでとすること。
バイパスバルブレバーは、左右それぞれの油圧トランスミッションの上部にあります。
Important: マシンを運転する時には、左右のバイパスバルブレバーが両方とも完全に前方を向いていることが必要です。これを忘れると油圧系統に重大な損傷が発生する恐れがあります。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
マシンの下側から、バイパスバルブレバー(図 27および図 28)を回してそれぞれが機体の内側を向くようにする(図 29)。次に、駐車ブレーキを解除する;駐車ブレーキの使用方法を参照。
Note: これで油圧回路がバイパスされ、車輪が自由に回るようになります。
マシンの移動が終了したら、左右のバイパスバルブレバーを元通りに前向き(通常走行モード)に戻しておく(図 29)。
公道上を走行する場合には、適切な方向指示器、反射器、表示、低速車表示などが定められており、これらを遵守しないと危険である。
公道上などを走行しないこと。
トレーラを使用する場合は、トレーラを牽引車両に接続するとともに、安全チェーンを取り付けること。
トレーラにブレーキが付いている場合には、ブレーキも接続すること。
トレーラまたはトラックにマシンを乗り入れる。
コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
機体についているロープ掛けポイント(図 30)を使い、チェーンやロープ、ワイヤなどでしっかりと機体をトレーラに固定してください。
トラックやトレーラに積み降ろしなどをする場合には十分に注意して作業を行ってください。トレーラなどへの積み降ろしには、マシンよりも幅広の一枚ものの歩み板を使用してください。
Important: 左右に分かれた細い板を使用しないでください。
また、ランプ板の傾斜角度が13°以下となるよう、十分な長さの板を用意してください(図 31)。角度が大きすぎると、地面から板に乗る時にアタッチメントが引っかかり、また、板からトレーラに乗り移る時に機体が引っかかる可能性があります。これよりも角度がきついと、転倒するなどの危険性が高くなります。法面上や法面の近くでトラックやトレーラに積み込む場合にはトラックやトレーラが坂下になるように駐車して作業してください;これにより板の角度を小さくすることができます。トレーラやトラックは、できるだけ荷床面が水平になるように駐車してください。
マシンをトレーラなどに搭載する作業は、機体を転倒させる危険をはらんでおり、万一そのような事故が起こると死亡事故など重大な人身事故となる。
歩み板の上を運転する場合には安全に十分に注意すること。
積み降ろしの作業中は必ずROPSを立てて固定し、シートベルトを着用して運転すること。箱型のトレーラに積載する場合には、ROPSが天井に引っかからないことを確認すること。
歩み板は幅の広いものを使用すること;マシンの左右それぞれに細い歩み板を使用しないこと。
歩み板と路面との角度、および歩み板とトレーラの荷台の床面との角度が、いずれも13度を超えないようにすること。
積み下ろし作業中の急加速や急減速などは転倒などの危険を大きくするから避ける。
また、マシンをトレーラなどに搭載する時には機体にアタッチメントを取り付けてこれを上昇位置にセットした状態で積み込み・積み下ろしを行う。
オプションとして、無線アワーメータがあります。代理店にてお買い求めいただけます。
無線アワーメータシステムガイドを参照してください。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
コントロールパネルを外す(図 32)。
無線アワーメータ用のジャンパを探し出す。
Note: ジャンパにはラベルがついている。
無線アワーメータを接続する。
無線アワーメータがコンソール内で激しく動かないように、既存のハーネスに縛り付ける。
コントロールパネルを元通りに取り付ける。
砂が十分に深い(厚い)場合には、サンドトラップの壁が立ち上がるギリギリのところまでレーキをかけても大丈夫です。
壁がはっきりしない、砂が徐々にターフに変化するようなバンカーでは、エッジ部分にレーキを掛けると砂の下の土を掘り起こしてしまう恐れがありますから、十分に離れて作業しましょう。
小さな、深いバンカーでは、壁に近づきすぎないことが大切です。壁の近くにレーキを掛けても、砂が上から落ちてくるだけできれいになりません。
このようなバンカーや小さなポケット部分では、熊手を使って手作業で仕上げをすることが必要になる場合があります。
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
始動スイッチにキーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。
整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜いておくこと。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 8 時間 |
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使用するごとまたは毎日 |
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100運転時間ごと |
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200運転時間ごと |
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300運転時間ごと |
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400運転時間ごと |
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800運転時間ごと |
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Important: エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照のこと。
このページをコピーして使ってください。
点検項目 | 第 週 | ||||||
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
インタロックの動作 | |||||||
駐車ブレーキの動作 | |||||||
コントロールハンドルの動作を確認する。 | |||||||
燃料残量。 | |||||||
エンジンオイルの量。 | |||||||
エアフィルタの状態を点検する。 | |||||||
冷却フィンの汚れ具合を点検する。 | |||||||
エンジンからの異常音がないか点検する。 | |||||||
運転操作時の異常音。 | |||||||
油圧オイルの量を点検する。 | |||||||
油圧ホースの磨耗損傷を点検。 | |||||||
オイル漏れなど。 | |||||||
タイヤ空気圧を点検する。 | |||||||
計器類の動作を点検する。 | |||||||
各グリス注入部のグリスアップを行う。1 | |||||||
塗装傷のタッチアップ | |||||||
1. 車体を水洗いした時は整備間隔に関係なく直後に行う。 |
要注意個所の記録 | ||
点検担当者名: | ||
内容 | 日付 | 記事 |
調整、清掃、修理、車両を離れる前に以下を行ってください:
平らな場所に駐車する。
スロットルスイッチを低速アイドル位置にセットする。
アタッチメント下げる。
走行ペダルがニュートラルになっていることを確認する。
駐車ブレーキを掛ける。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
すべての動作が停止するのを待つ。
保守作業は、各部が十分冷えてから行う。
可能な限り、エンジンを回転させながらの整備はしないでください。可動部に近づかないでください。
必要に応じ、ジャッキスタンドなどで機体を確実に支えてください。
機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が掛かっている場合があります。取り外しには十分注意してください。
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
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グリスの種類:No. 2 汎用リチウム系グリス
前ホイールハブ、ベルトテンショナ、アタッチメント昇降部についているグリスフィッティングのそれぞれにグリスを注入してください。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
異物を入れてしまわないよう、グリスニップルをきれいに拭く。
グリスガンを接続してグリスを注入する。
はみ出したグリスはふき取る。
エンジンオイルの点検や補充は、エンジンを止めて行ってください。
エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回転数を上げすぎたりしないでください。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 8 時間 |
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100運転時間ごと |
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Toro のプレミアムエンジンオイルを弊社正規代理店にてお求めいただくことができます。
オイル容量: 1.66 リットル(フィルタを含む)
以下の条件を満たす4サイクルエンジン用のオイルを使用してください:
API 規格: SJ, SK, SL またはそれ以上
粘度: SAE 30; 他の粘度のオイルを使用する場合には、以下の表を参照のこと(図 37):
Important: マルチグレードオイル(たとえば10W-30)を使用すると、オイルの消耗が早くなります。オイル量を頻繁に点検してください。
エンジンを数分間運転してオイルを温める。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
ドレンプラグ (図 39) を外してオイルを適当な容器に受ける。オイルが抜けたらドレンプラグを取り付ける。
Note: 出てくるオイルがエンジン取り付けプレートに掛からないように、オイル排出穴に紙や薄いボール紙などを差し込んでオイルを逃がす (図 38)。
ディップスティックを抜き、ウェスで一度きれいに拭く(図 40)。
補給口から新しいオイルを入れる。
エンジンを始動し、3 分間程度運転し、オイル漏れがないことを確認する。
エンジンを止める。
オイルの量を確認し、必要に応じて補給する。
ディップスティックを元通りに取り付ける。
廃油は法令などに則って適切に処分する。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 8 時間 |
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100運転時間ごと |
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エンジンを数分間運転してオイルを温める。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
エンジンオイルを抜き取る;エンジンオイルとフィルタの整備を参照。
フィルタの下に廃油受けを置き、フィルタを左に回して外す(図 41)。
新しいフィルタのガスケットにきれいなエンジンオイルを薄く塗る。
ガスケットがアダプタに当たるまで新しいフィルタを手でねじ込み、そこから更に 3/4 回転増し締めする。
Important: フィルタを締めつけすぎないように注意してください。
オイルの量を点検する;エンジンオイルの量を点検する を参照。
必要に応じて補給口からオイルを追加する。
エンジンを始動し、3 分間程度運転し、オイル漏れがないことを確認する。
エンジンを停止する。
オイルの量を確認し、必要に応じて補給する。
Note: フィルタ内部にオイルが入りますので、新しいフィルタを取り付けるとオイル量がすこし減ります。
ディップスティックを元通りに取り付ける。
廃油は法令などに則って適切に処分する。
整備間隔 | 整備手順 |
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200運転時間ごと |
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Note: 早めに整備を行っても意味がありません。むしろフィルタを外したときにエンジン内部に異物を入れてしまう危険が大きくなります。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
エアクリーナのカバーをボディーに固定しているラッチを外す(図 42)。
ボディーからカバーを外す。
古いフィルタを外し、新しいフィルタを取り付ける。
Note: 新しいフィルタに傷がついていないかを点検してください。特にフィルタとボディーの密着部に注意してください。破損しているフ ィルタは使用しないでください。フィルタをボディ内部にしっかり取り付けます。エレメントの外側のリムをしっかり押さえて確実にボディに密着させてください。フィルタの真ん中の柔らかい部分を持たないでください。
Note: エレメントを破損させる危険が大きいので、エレメントを掃除して再使用しないでください。
カバーについている異物逃がしポートを清掃する。
異物逃がしポートを下に向けてカバーを取り付ける。
ラッチをしっかりと掛ける。
吸気部全体について、リーク、破損、ホースのゆるみなどを点検してください。
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
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タイプ: NGK BPR4ES (または同等品)
ギャップ:0.76 mm
Note: 点火プラグは非常に耐久性のある部品ですが、エンジンが不調の場合には必ず取り外して点検します。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
点火プラグを外した時にエンジン内部に異物が落ちないように、それぞれのプラグの周囲をきれいに清掃する。
それぞれの点火プラグからコードを外し、シリンダヘッドからプラグを外す。
中央の電極、および碍子の状態を点検する。
Important: これらの部分に割れ、欠けなどの破損や不具合がある場合には点火プラグを交換する。電極部を磨かないでください。細かいかけらなどがエンジン内部に落ち込んでエンジンを破損させる恐れがあります。
それぞれの点火プラグについて、中央の電極と側面の電極とのすきまを、 0.76 mm に調整する;図 44を参照。ガスケットシールと共に点火プラグをエンジンに取りつけ、22N·m(2.3kg.m=16ft-lb)にトルク締めする。
整備間隔 | 整備手順 |
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300運転時間ごと |
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この作業は所定の工具を使用して行う必要があります。工具をお持ちでなかったり、調整のしかたがよく分からなかったりする場合は、カワサキエンジンの正規代理店に依頼してください。
整備間隔 | 整備手順 |
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300運転時間ごと |
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この作業は所定の工具を使用して行う必要があります。工具をお持ちでなかったり、調整のしかたがよく分からなかったりする場合は、カワサキエンジンの正規代理店に依頼してください。
整備間隔 | 整備手順 |
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200運転時間ごと |
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平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
シートアセンブリを機体に固定している締結具類を取り外す。
カーボンキャニスタからフィルタを取り外す(図 46)。
カーボンキャニスタに新しいフィルタを接続する。
シートサポートプレートと運転席を取り付ける。
整備間隔 | 整備手順 |
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800運転時間ごと |
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燃料ラインにインラインフィルタがついています。以下の要領で交換してください:
マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続を外してください。バッテリーの接続を外すときにはマイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブルを外してください。接続するときにはプラスを先に接続し、次にマイナスを接続してください。
バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜いておいてください。また、安全な服装を心がけ、工具は確実に絶縁されたものを使ってください。
バッテリーの電極部や端子などの部分には鉛や鉛含有物質が含まれており、カリフォルニア州では、これらの物質が癌や先天性異常の原因となるとされている。取り扱い後は手を洗うこと。
バッテリーの端子についているごみやよごれを完全に取り除く。また、エンジンの始動を試みる前に、バッテリーが確実に接続されていることを確認する。
Important: 腐食部分や接続のゆるい部分があると、エンジン始動中にこれらの部分にスパイクが発生してエンジンを破損させる恐れがあります。バッテリーの端子が腐食していたり接続がゆるいままでエンジンの始動をしないでください。
割れたバッテリー、凍結したバッテリー、バッテリー液が不足しているバッテリー、セルどうしがショートしたり断線しているバッテリーを使ってエンジンを始動すると、バッテリーが爆発して重大な人身事故になる危険が非常に大きい。
バッテリーが上記のような状態になっている場合には、救援バッテリーを使用してはならない。
救援側のバッテリーは、完全充電された良質の鉛硫酸バッテリーで少なくとも 12.6V の電圧を有していること。バッテリー間の電圧降下をできるだけ小さくするため、適切な容量のできるだけ短いブースタケーブルを使用する。また、ブースタケーブルは適切に色分けされているものを正しい極性で使用すること。
Note: 通気キャップが正しく水平に閉まっていることを確認してください。可能であれば、各バッテリーの通気キャップの上に湿したウェスを掛けてください。二台の機体が互いに接触していないこと、どちらの車両も電気系統がOFFになっていること、電気系統のシステム電圧が同じであることを確認してください。以上は、マイナスアースタイプの場合の注意です。
図 49のように、救援される車両のバッテリー(スタータまたはスタータソレノイドに接続されている)のプラス(+)端子に、プラス(+)ケーブルを接続する。
プラスケーブルのもう 1方の端を救援車のバッテリーのプラス(+)端子に接続する。
黒いケーブル(-)を救援側バッテリーの(-)端子に接続する。
最後の接続を、救援される側のエンジンブロックに 行う(バッテリーのマイナス端子ではなく)。この状態で、バッテリーからはなれる(図 50)。
エンジンを始動し、接続時とは逆の順序でブースタケーブルを外す。
Note: 最初に、エンジンブロックに接続されているマイナス(-)ケーブル(黒)を外す。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
ヒューズブロック(図 51)はコントロールパネル付近にあります。
ヒューズは、ヒューズブロックから引き抜くだけで外れますから、交換する場合は、そこに新しいヒューズをはめ込みます。
Important: ヒューズを交換する時は、必ず 現在使用中のものと 同じタイプ、同じ電流規格のものを使用してください;ヒューズの規格が合わないとマシンの電気系統全体を破損させる恐れがあります。各ヒューズの機能と容量は、運転席背面にあるステッカーに記載されています。
充電中は爆発性のガスが発生し、これが実際に爆発すると深刻な人身事故となる。
充電中は絶対禁煙を厳守し、バッテリーに火気を近づけてはならない。
Important: バッテリーは常時フル充電状態に維持してください(このとき電解液の比重は1.260 になります)。特に氷点下で保管する場合にはこのことを守ってください。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
25~30アンペアで10~15分、または10 アンペアで30分、バッテリーを充電する。
充電が終わったら、チャージャのプラグをコンセントから抜いてから、チャージャのリード線をバッテリー端子から外す(図 52)。
バッテリーをマシンに取り付け、バッテリーケーブルを接続する;バッテリーを取り付けるを参照。
Important: バッテリーを外したままの状態でマシンを動作させないでください。電気系統に破損が発生する恐れがあります。
バッテリーを充電しても電圧が出なくなったら、バッテリーを交換してください;バッテリーの取り外しおよびバッテリーを取り付けるを参照。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
バッテリー押さえを固定している蝶ナットとワッシャを外す(図 53)。
バッテリー端子からマイナスケーブル(黒)を外す。
バッテリーケーブルの接続手順が不適切であるとケーブルがショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス(黒)ケーブルから取り外し、次にプラス(赤)ケーブルを外す。
ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス(赤)ケーブルから取り付け、それからマイナス(黒)ケーブルを取り付ける。
バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部分が触れるとショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端子と金属を接触させないように注意する。
バッテリーの端子と金属を接触させない。
次にプラス端子についている赤い保護カバーをずらして、プラス(+)ケーブル(赤)を露出させる。
バッテリーを取り出す。
バッテリーをトレイに載せる。
赤い(+)ケーブルをバッテリーのプラス(+)端子にはめ、ボルトにナットを締め付けて固定する。
Important: 赤いケーブルは保護チューブに入っている場合があります。いずれにせよ、赤いカバーのついているのがプラスケーブルです。
黒い(-)ケーブルをバッテリーマイナス(-)端子にはめ、ボルトにナットを締め付けて固定する。
プラス(+)端子(赤色)に赤いゴムカバーを取り付ける。
バッテリー押さえを取り付け、蝶ナットとワッシャで固定する。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
100運転時間ごと |
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平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
バッテリーの上面をきれいに維持してください。高温環境下で保管すると、涼しい場所での使用に比べてバッテリーは早く放電します。
バッテリー上部はアンモニア水または重曹水に浸したブラシで定期的に清掃してください。清掃後は表面を水で流して下さい。清掃中はセルのキャップを外さないでください。
バッテリーのケーブルは、接触不良にならぬよう、端子にしっかりと固定してください。
端子が腐食した場合は、 ケーブルを外し(マイナスケーブルから先に外すこと)、クランプと端子とを別々に磨いてください。 磨き終わったらケーブルをバッテリーに接続し(プラス・ケーブルから先に接続すること)、端子にはワセリンを塗布してください。
広い平らな場所に移動し、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にセットする。
スロットルを FAST と SLOW の中間位置にセットする。
左右両方のコントロールハンドルを一番前まで倒してT字スロットのストップに当てる。
この状態でマシンが左右どちらにずれるかを観察する。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
機体の後部を持ち上げてジャッキスタンドで支える;マシンを持ち上げるを参照。
機械式や油圧式のジャッキが外れると重大な人身事故が発生する。
マシンをジャッキアップしたら、必ずジャッキスタンドで支えること。
テンショナスプリングの回転を止めるために、テンショナアームについている四角い穴にラチェットを差し込んで保持する(図 56)。その状態でテンショナプーリからベルトを外す。
テンショナアームおよびフレームからテンショナスプリングを外す(図 56)。
テンショナアセンブリをフレームに固定しているナットを外す(図 57)。
古いテンショナプーリをテンショナアームに固定しているボルトを外して新しいプーリを取り付ける(図 58)。
トランスミッションプーリおよびエンジンプーリからベルトを外す。
エンジンプーリと2つのトランスミッションプーリに新しいベルトを掛け回す。
テンショナアームおよびフレームにプリングを取り付ける(図 56)。
テンショナアームについている四角い穴にラチェットを差し込んで、一時的にテンショナスプリングを引き伸ばし、その状態でベルトをテンショナプーリに整列させる。
コントロールハンドルのリンクについているダブルナットを回転させることにより、微調整を行って、ニュートラル位置でマシンがクリーピングしないようにすることができます。ただしこの調整はニュートラル位置の調整のためにのみ行ってください。
コントロールハンドルのリンクの調整は、エンジンを回転させた状態でしかも車輪が回転できる状態で行う必要がある。可動部や高温部に触れると非常に危険である。
手足や顔や衣服などを回転部やマフラなどの高温部に近づけないよう十分注意すること。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
マシンの車輪を3つともすべて床から浮かせる。車輪が自由に回転できる程度の高さまで持ち上げ、機体をジャッキスタンドで確実に支える;マシンを持ち上げるを参照。
機械式や油圧式のジャッキが外れると重大な人身事故が発生する。
マシンをジャッキアップしたら、必ずジャッキスタンドで支えること。
運転席をしっかりと押し下げる、運転席にウェイトを乗せるなどして、インタロックスイッチが下がった状態にする。
エンジンを始動し、スロットルレバーを FAST 位置にセットする。
運転席を押し下げるのをやめる(またはウェイトを取り除く)。
駐車ブレーキを解除する。
機体の左右どちらかの側の、リンクについているダブルナットをゆっくりと回転させる(図 61)。その側の車輪が回転を始めたら、こんどは車輪が逆方向に回転を始めるまでダブルナットを反対方向にゆっくりと回す。
Note: どんな調整を行う場合であっても、コントロールハンドルをニュートラル位置にセットしておく必要があります。
以上の2つのポイントの中間点 まで、ダブルナットを戻す。
機体の反対側でも、ステップ7~8の作業を行う。
エンジンを停止する。
ジャッキをゆるめて機体を慎重に床に下ろす。
エンジンを掛けて試運転を行い、駐車ブレーキを解除してもニュートラル位置でマシンがクリープしないことを確認する。
コントロールハンドルの抵抗の調整は、上部ダンパ取り付けボルトで行います。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
ストッププレートをフレームに固定しているボルトを外して、ダンパ取り付けボルトにアクセスできるようにする(図 62)。
ロックナットを外して、ダンパ取り付けボルトを希望する位置に移動し、ロックナットを取り付ける。取り付け位置については 図 63 を参照。
Note: ロックナットを22.6N·m(2.3kg.m=16.7ft-lb)にトルク締めする。締めつけ後のボルトはロックナットの端部から突き出ていなければならない。
トラッキングの調整を行う;トラッキングの調整を参照。
コントロールハンドルを左右に動かす(ニュートラル位置と走行位置の切り替え)ときの抵抗を調整するものです。調整手順は以下の通りです:
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
ジャムナットをゆるめる(図 64)。
希望する操作感覚になるようにフランジナットの締め付け強さを調整する。
抵抗を大きくしたい場合には強く締め付ける。
抵抗を小さくしたい場合には締め付けをゆるめる。
ジャムナットを締める。
もう1方のコントロールハンドルについても同様の調整を行う。
スロットルの調整が悪いと、スロットル操作に対してマシンが適切に応答しません。スロットル操作に対する応答が悪い場合、キャブレターを疑う前に、スロットルの調整が正しいかどうかを点検する必要があります。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
チョークケーブルのハウジングをエンジンに固定しているクランプねじをゆるめる(図 65)。
チョークを下げて開いた状態(OPEN位置)とする;チョークコントロールを参照。
キャブレターのチョークバルブが完全に開いていることを確認する。
チョークケーブルのハウジング(図 65)を引いてチョークケーブルのたるみをほとんどゼロにし、その状態でクランプねじを締めつける。
チョークを引き出した状態ではチョークバルブが完全に閉じること、また、チョークを押し込んだ状態ではチョークバルブが完全に開くことを確認する。
ガバナの速度コントロール調整は、エンジンを作動させながら行う必要がある。可動部や高温部に触れると非常に危険である。
この調整を行う前に、コントロールハンドルがニュートラル(ロック位置)にセットしてあること、および駐車ブレーキが掛かっていることを確認すること。
マフラー等の高温部分や回転部・可動部に手足や衣服などを近づけぬよう十分注意すること。
ローアイドル速度を以下の手順で調整する:
エンジンを始動し、ハーフスロットルで約5分間のウォームアップを行う。
スロットルコントロールを低速位置にセットする。
ガバナのアームのスプリング側のタンプを押し下げる(図 66)。
キャブレターのストップねじ(図 67)を使って、アイドル速度を 1350 - 1550 rpmに調整する。
Note: タコメータで速度を確認してください。
ガバナアームを解放して元の位置に戻す。
ローアイドル速度セットねじのジャムナットをゆるめる。
ローアイドル速度が 1450 - 1650 rpmとなるようにセットねじで調整する。
ジャムナットを締める。
ハイアイドル速度を以下の手順で調整する:
Important: ハイアイドル速度の調整は、必ずエアクリーナを取り付けて行ってください。
エンジンを始動し十分にウォームアップする。
ハイアイドル速度セットねじのジャムナットを数回転ゆるめる。
スロットルコントロールを使ってアイドル速度を 2750 - 2950 rpmに調整する。
ハイアイドル速度セットねじを、速度コントローラレバーのタブにちょうど触れるところまで締め付ける。
ジャムナットを締める。
油圧装置を作動させる前に、全部のラインコネクタが適切に接続されていること、およびラインやホースの状態が良好であることを確認すること。
油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけない。
リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。
油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実に解放する。
万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専門医の治療を受ける。万一、油圧オイルが体内に入った場合には、数時間以内に手術を受ける必要がある。
油圧関係機器の修理や交換を行ったあとは、必ず油圧オイルフィルタを交換し、実際にマシンを運転して油圧システムの各機能を確認するようにしてください。
Important: また、油圧系統の点検は必ず、油圧オイルタンクおよびマニホルドのフィルタにオイルが入った状態で行ってください。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
マシンの車輪を3つともすべて床から浮かせる。車輪が自由に回転できる程度の高さまで持ち上げ、機体をジャッキスタンドで確実に支える;マシンを持ち上げるを参照。
機械式や油圧式のジャッキが外れると重大な人身事故が発生する。
マシンをジャッキアップしたら、必ずジャッキスタンドで支えること。
エンジンを始動し、スロットルをローアイドルにセットする。
コントロールハンドルを前進一杯の位置まで動かし、駆動輪が滑らかに回転していることを確認する。
コントロールハンドルを後退一杯の位置まで動かし、駆動輪が滑らかに回転していることを確認する。
アタッチメントスイッチを操作して、昇降シリンダを数回動作させる。
10~15秒たってもシリンダが作動しなかったり、ポンプから異音が聞こえたりしたら、直ちにエンジンを停止し、原因を調べる。
以下のような症状がないかどうか点検を行い、必要に応じて修理するか弊社正規代理店に連絡する。
ベルトが外れている、またはひどく磨耗している。
油圧オイルの量が不足している。
油圧フィルタがゆるんでいる。
チャージポンプが磨耗している。
チャージリリーフフィルタが磨耗している。
スイッチまたは配線に問題がある。
ソレノイドバルブが詰まっている。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 8 時間 |
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400運転時間ごと |
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容量:
左側: 1.9 リットル
右側: 2.0 リットル
オイルの種類: トロ・プレミアムトランスミッション兼油圧系統用トラクタ作動液、またはMobilfluid® 424
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
左油圧トランスミッションの下にオイルを受ける容器をおく。
ポンプ側についているドレンプラグ(図 69)、を外し、オイルが完全に排出されるのを待つ。
フィルタキャップを外し、トランスミッションからフィルタを引き出す(図 70)。
新しいフィルタを取り付けて、フィルタキャップを取り付ける。
右側油圧トランスミッションについても上記のステップ2~5を行う。
マニホルドフィルタ(機体の右側)の周囲を十分にきれいにする。
マニホルドフィルタの下に受け容器をおく(図 71)。
ガスケット部分からオイルが落ちてくるまで、マニホルドフィルタをゆっくりとゆるめる。
オイルが流れ出し始めたらフィルタを取りはずす。
新しいフィルタのガスケットにきれいな油圧オイルを塗り、ガスケットが取り付け部に当るまで手でねじ込んで取り付ける。
その状態からさらに 3/4 回転締め付ける。
それぞれのオイルタンクに、新しい油圧オイルを入れる。タンクブラケットについているオイル量確認窓の一番下のふちまで入れればよい。
Important: タンクに入れすぎないように注意してください。油圧オイルの量を点検するを参照。
Note: それぞれの油圧トランスミッションの上部についているプラグ(図 72)を外すと、オイルが速く入ります。穴からオイルがあふれてきたらプラグを取り付け、その後はタンクが所定量になるまでオイルの補給を続けます。
Important: エンジンを始動する前に、プラグが元通りに確実についていることを確認してください。
エンジンを始動する。昇降シリンダを操作して、何度か伸縮動作をさせる。
前進および後退走行を行って走行機能を確認する。
エンジンを停止し、タンクの油量を点検し、必要に応じて補給する。
オイル漏れを起こしていないか、各接続部を点検し、油圧機能を再度確認する;油圧システムを点検するを参照。
使用済みオイルは適切に処分する。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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油圧ライン・油圧ホースにオイル漏れ、ねじれ、支持部のゆるみ、磨耗、フィッティングのゆるみ、風雨や薬品による劣化などがないか毎日点検してください。異常を発見したら必ず運転を行う前に修理してください。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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一日の作業が終了したら、平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取り、
水で洗車してください。洗車には普通のホースを使用します。ノズルや圧力洗浄器は、シール部分やベアリングに浸水させる恐れがありますので使用しないでください。
冷却フィンや吸気口の周辺にホコリがたまらないようていねいに洗車してください。洗車が終わったら、各部の磨耗・損傷、油圧機器や可動部の状態などの点検を行ってください。
平らな場所に駐車し、コントロールハンドルをニュートラルロック位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
車体、アタッチメント、エンジンをていねいに洗浄する。
タイヤ空気圧を点検する。タイヤ空気圧を 0.48 bar(0.49 kg/cm2=7 psi)に調整する。
ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必要な締め付けを行う。
グリス注入部やピボット部全部をグリスアップする。にじみ出たグリスはふき取る。
塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、タッチアップする。
エンジンオイルとフィルタの交換を行う;エンジンオイルとフィルタの整備を参照。
以下の要領で燃料システムの整備を行う:
燃料タンクの燃料に石油系スタビライザー/コンディショナーを添加する。混合手順は、スタビライザの説明書に従うこと。アルコール系のスタビライザ(エタノール系やメタノール系)は使用しないこと。
Toro の燃料スタビライザを弊社正規代理店にてお求めいただくことができます。
Important: コンディショナ入りの燃料でも90日間以上の保存はしないでください。
Note: スタビライザやコンディショナは、新しい燃料に添加して常時使うのが最も効果的です。
エンジンをかけて、コンディショナ入りの燃料を各部に循環させる(5分間)。
エンジンを停止し、温度が下がるのを待ってサイホン式の手動ポンプなどでガソリンを抜き取る。抜き取った燃料は法令などに則って適切に処分する。
エンジンを再度始動して自然に停止するまで運転する。
チョークを引く。
始動できなくなるまでエンジンの始動・運転を続ける。
エアクリーナをきれいに清掃する。エアクリーナの整備を参照。
エアクリーナの吸気口とエンジンの排気口を防水性のマスキングテープでふさぐ。
ディップスティックと燃料タンクのふたが適切に締まっていることを確認する。
バッテリーとケーブルに以下の作業を行う:
バッテリー端子からケーブルを外す。
バッテリー本体、端子、ケーブル端部を重曹水とブラシで洗浄する。
腐食防止のために両方の端子部にワセリン(Grafo 112X: P/N 505-47)を薄く塗る。
電極板の劣化を防止するため、60日ごとに24時間かけてゆっくりと充電する。
Note: 完全充電すると、バッテリー液の比重は 1.250 となります。
Note: 温度が高いとバッテリーは早く放電しますので、涼しい場所を選んで保管してください。バッテリーを凍結させないためには、完全充電しておくことが大切です。
Problem | Possible Cause | Corrective Action |
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スタータがクランキングしない。 |
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エンジンが始動しない、始動しにくい、すぐ止まる |
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エンジンのパワーが出ない。 |
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エンジンがオーバーヒートしている。 |
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車体が左または右に振られる(コントロールハンドルは全速前進) |
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走行できない。 |
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機体が異常に振動する。 |
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