この GeoLink ™ スプレーシステムキットは、芝生に液剤を散布する専用装置のための補助装置(アタッチメント)であり、そのような業務に従事するプロのオペレータが運転操作することを前提として製造されています。この製品は、集約的で高度な管理を受けている公園やゴルフ場、スポーツフィールド、商用目的で使用される芝生に対して液剤を散布することを主たる目的として製造されております。
弊社のウェブサイトwww.Toro.comで、製品の安全な取扱いや運転に関する講習資料、アクセサリ情報の閲覧、代理店についての情報閲覧、お買い上げ製品の登録などを行っていただくことができます。
この散布装置で取り扱う農薬は人体や動植物、土壌などに危険を及ぼす可能性があるので取り扱いには十分注意すること。
自分自身の安全を守るために、農薬を取り扱う前に、容器に張ってあるラベルや安全データシート(MSDS)など取り扱い上の注意をよく読んで理解し、薬剤メーカーの指示を守る。たとえば、保護めがね(ゴグル)、手袋など、薬剤との接触を防止し危険から身を守ることのできる適切な保護対策を講じる。
散布する薬剤は一種類とは限らないので、取り扱っているすべての薬剤に関して注意事項を必ず確認する。
上記安全確保に必要な情報が手に入らない場合には、この装置の運転を拒否してください。
散布装置の整備や修理をする時は、その前に必ず、その装置が薬剤メーカーの指示通りに3回のすすぎ洗いや必要な中和処理を実行済みであること、さらに、すべてのバルブにそれぞれ 3 回の開閉操作洗浄が実施されていることを確認する。
十分な量の水と石鹸を身近に常備し、薬剤が皮膚に直接触れた場合には、直ちに洗い流すこと。
スプレーヤを洗浄する;オペレーターズマニュアルの「スプレーヤの洗浄」を参照。
Important: このキットの取り付けを行う前に、タンクを完全に空にしてください。
すすぎキット(オプション)を搭載している場合には、以下の作業を行う:
すすぎタンクから液剤タンクへ水を移動させる;すすぎキットの取り付け要領書 の「すすぎキットの使用方法」を参照。
液剤タンクを空にする;散布車のオペレーターズマニュアルの「スプレーヤの洗浄」を参照。
左右のブームを散布位置に降下させる。
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る; オペレーターズマニュアルを参照。
Important: ジオリンクキットを取り付ける前に、平らな場所に移動する。
キースイッチをOFF 位置にして抜き取る; オペレーターズマニュアルを参照。
座席ラッチのハンドルを後ろに押して座席のラッチを解除する(Figure 1)。

座席と座席プレートを前に倒す;支え棒の端部がブラケットのスロットの一番下までくるように、座席を完全に前に倒す(Figure 1)。
バッテリーのマイナスケーブルをバッテリーのマイナス端子に固定しているボルトとナットを外す。
配線から出た火花で水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
バッテリーケーブルの接続ルートが不適切であるとケーブルがショートを起こして火花が発生する。
ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス(黒)ケーブルから取り外し、次にプラス(赤)ケーブルを外す。
ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス(赤)ケーブルから取り付け、それからマイナス(黒)ケーブルを取り付ける。
バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部分が触れるとショートを起こして火花が発生する。
バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端子と金属部を接触させないように注意する。
バッテリーの端子と金属を接触させない。
バッテリー押さえは必ず取り付ける。
バッテリーのプラスケーブルのカバーを外し、プラスケーブルをバッテリーのプラス端子に固定しているボルトとナットを外す(Figure 2)。
Note: 外したケーブルの端子部分がバッテリー端子に触れないように十分注意してください。

エンジンが完全に冷えるのを待つ。
左前フェンダを ROPS のチャネル部に固定している押し込みファスナー(2本)を外す(Figure 8)。
Note: 取り外した押し込みファスナーは廃棄する。

フェンダを車体フレーム(5/16 x 1 インチ)3本とワッシャ(5/16 インチ)3枚を取り外す(Figure 9)。

機体からフェンダを外す。
Note: 取り外した押し込みファスナーは廃棄する。;外したフェンダ、ねじ、ワッシャは 左右の前フェンダを取り付けるで使用します。
内側フェンダのシュラウドを車体フレームに固定している押し込みファスナー 6 本とワッシャ(9/16 x 1/2 インチ)5 枚を取り外す(Figure 10)。

機体からフェンダを外す(Figure 11)。
Note: 取り外した押し込みファスナーは廃棄する。

機体の反対側のフェンダと内側フェンダ用シュラウドについても 1から5 の作業を行う。
左右のヘッドライトの 2 ピンコネクタから、車両用ワイヤハーネスの 2 個のコネクタ(2 ソケット)を外す(Figure 12)。

フードをダッシュボードと車体フレームに固定している押し込みファスナー(9個)を外す(Figure 13)。
Note: 押し込みファスナーは フードを取り付けるで使用するので廃棄しないでください。

機体からフードを外す(Figure 13)。
Note: 取り外した押し込みファスナーは廃棄する。
この作業に必要なパーツ
| チューブアセンブリ(Toro P/N 114–9553) | 2 |
| ケーブルタイ | 8 |
フォームマーカーキット用の接続パネルで、右側ブーム用の透明チューブと青色チューブをケーブルタイで固定する(Figure 14)。


ロッキングカラーを押し込む(Figure 15)。

フィッティングからチューブを引き出す(Figure 15)。
他のチューブ 3 本についても、ステップ2~3の作業を行う。
フォームマーカーキット用の接続パネルで、右側ブーム用の透明チューブと青色チューブをケーブルタイで固定する(Figure 16)。


左および右ブーム部で、泡ノズル用の透明チューブ2本と青色チューブ2本の圧縮ナットをゆるめる(Figure 16)。
ブーム用の圧縮フィッティングからチューブ(4本)を外す(Figure 16)。
左ブーム用の泡液剤チューブと空気チューブ、および右ブーム用の液剤チューブと空気チューブを区別できるようにテープなどでマーキングする。
左右のブームで、泡ノズルからチューブを外し、ブームの支点近くにある R クランプから抜き出す(Figure 17)。

センターブーム延長キット が装着されているマシンでは、外したチューブの端部を右または左ブームに仮止めし、以下の作業は行わない:フォームマーカーのノズル用の新しいチューブアセンブリの準備を行う および 新しいチューブアセンブリを取りつける。
フォームマーカーの透明チューブと青色チューブを左右のブームに固定しているケーブルタイを外す(Figure 18)。

フォームマーカーのノズル部で、ノズルの青色圧縮フィッティングに青色チューブ(水)を固定している圧縮ナットをゆるめる(Figure 19)。

フォームマーカーのノズルの白色圧縮フィッティングに透明チューブ(空気)を固定している圧縮ナットをゆるめる(Figure 19)。
機体から原液チューブと空気チューブを取り外す。
チューブの両端にある圧縮ナットを取り外す(Figure 19)。
Note: 外した圧縮ナットは、ステップ 1(新しいチューブアセンブリを取りつける)で使用します。
古い原液チューブと空気チューブ(Figure 20)を新しいチューブアセンブリ(Toro P/N 114–9553)に合わせて並べる。

古い原液チューブと空気チューブに合わせて新しいチューブアセンブリにテープで印をつける。
ステップ 7で新しいチューブアセンブリに付けたマークから 26cm の所にマーキングを施し、この位置(長さを増やした方のマーク)でチューブアセンブリを切断する(Figure 20)。
古い原液チューブと空気チューブにケーブルタイでマーキングが施されている場合には、新しいチューブアセンブリにも同じようにマーキングするが、マーキングされていない場合には、ステップ 10へ進む。
Note: 古い原液チューブと空気チューブは、これで不要になりました。
チューブアセンブリの各チューブの端部から、外被覆を 77~102mm はぎ取る(Figure 20)。
機体の反対側のチューブについても 1から10 の作業を行う。
青色チューブに青色圧縮ナットを取り付け、透明チューブに白色圧縮ナットを取り付ける (Figure 21)。

フォームマーカーのノズルの白色圧縮フィッティングに透明チューブの白色圧縮ナットを嵌め、ナットを手締めする(Figure 21)。
フォームマーカーのノズルの青色圧縮フィッティングに青色チューブの青色圧縮ナットを嵌め、ナットを手締めする(Figure 21)。
Figure 22に示すように、ブームの上側サポートポールの後ろ側に沿ってチューブアセンブリを配設する。
Important: 間違えてブームの上側サポートポールの前側に沿ってチューブアセンブリを配設してしまうと、ブームを折りたたんだ時にブームとクレードルとの間にチューブが挟まれてしまいます。

Figure 23に示すように、ケーブルタイを使ってチューブアセンブリをノズルサポートの穴に固定する。

Figure 22に示すように、ケーブルタイを使ってチューブアセンブリをブームに固定する。
チューブアセンブリの自由端を、ブームに仮止めする。
マシンの反対側でも、ステップ 1~6 の作業を行う。
ウルトラソニックブームレベリングキットのワイヤハーネスの 3 ピンコネクタを、車両のワイヤハーネスの 3 ソケットコネクタから外す(Figure 24)。

マシンの反対側のウルトラソニックブームのワイヤハーネスの 3 ピンコネクタにも、ステップ 1の作業を行う。
センターセクションカバー(11ノズル)を支えておいて、このカバーをカバーサポートブラケットに固定しているフランジヘッドボルト(5/16 x 1-1/4 インチ)4本とカバーストラップ2本を外す(Figure 25)。

機体からセンターセクションカバーを外す(Figure 26)。
Note: 外したカバー、カバーストラップ、フランジヘッドボルトは、ステップ 1と2(センターブーム用カバーを取り付ける)で使用します。

Note: スプレーガンキット(オプション)を搭載している車両では、水圧検知チューブと散布ホースを外すを参照してください。
Close section右側ブーム用バルブの90° エルボに、チューブカップラのカラーを押し込む(Figure 28)。

ダッシュボード用の水圧検知チューブを抜き出す(Figure 28)。
Note: 散布ホース用のシャットオフバルブの90° エルボは右側ブーム用バルブのフランジから外さないでください。
3つの散布バルブアクチュエータのそれぞれについている 3 ピンコネクタから、車両用ワイヤハーネスの 3 ソケットコネクタ(それぞれLEFT SPRAY VALVE、CENTER SPRAY VALVE、RIGHT SPRAY VALVEというラベルがついている)を外す(Figure 29)。

車両用ワイヤハーネスのうち、RATE VALVEというラベルのついた 4 ソケットコネクタを、レートバルブのアクチュエータの 4 ピンコネクタから外す(Figure 30)。

車両用ワイヤハーネスのうち、MASTER SPRAY VALVEというラベルのついた 3 ソケットコネクタを、マスター散布バルブのアクチュエータの 3 ピンコネクタから外す(Figure 30)。
この作業に必要なパーツ
| ケーブルタイ | 1 |
| スイッチのプラグ | 1 |
3 スイッチパネルを制御コンソールに固定しているフランジヘッドねじ(1/4 x 1/2 インチ)4 本を外す (Figure 31)。

レート制御スイッチのロックタブをつまんで、スイッチを 3 スイッチパネルから押し出す(Figure 32)。

車両用ワイヤハーネスのうち、Rate Switchというラベルのついた 8 ソケットコネクタを、スイッチの 8 ピンコネクタから外す(Figure 31)。
Note: 機体から外したレートスイッチは、もう使用しません。
前ハーネスの、レートスイッチ用の枝線を、3 スイッチパネルの穴に通し、電気コードをケーブルタイで近くの電気コードに縛り付ける。
3 スイッチパネルを制御コンソールに組み付ける(Figure 32);ステップ 1で取り外したフランジヘッドねじ(1/4 x 1/2 インチ)4本を使用する。
3 スイッチパネルの穴に、スイッチプラグを合わせる(Figure 31)。
3 スイッチパネルにスイッチプラグを押し込む。プラグがパチンと音を立てて嵌るまで押し込む(Figure 31)。
左右のブームで、給液ホースをバーブ付き T 字フィッティングに固定しているホースクランプを外す(Figure 33)。

T字フィッティングからホースを取り外す(Figure 33)。
ホース端部をRクランプから外す (Figure 33)。
機体の反対側のブームでも、ステップ 1~3 の作業を行う。
センターブームの下で、センターブームに給液しているホースをバーブ付き T 字フィッティングに固定しているクランプを外す(Figure 34)。

左、中央、右ブームバルブでそれぞれクイックカップラ固定しているリテーナを外す(Figure 35)。
Note: リテーナは 各ホースをノズルバルブ7~10 番に取り付ける。で使用します。

各ブームバルブのクイックカップラから、左、中央、右の各ブーム給液ホースを外し、車両からホースを外す(Figure 35)。
Note: 左、中央、右ブーム用の給液ホースは廃棄して構いません。
左右の昇降シリンダの伸長ポートと引き込みポートからホースを外す(Figure 37)。


昇降シリンダマニホルドのC2ポートとC4ポートからホースを外す(Figure 37)。
左右の昇降シリンダの引き込みポートからホースを外す(Figure 37)。
昇降シリンダマニホルドのC1ポートとC3ポートからホースを外す(Figure 37)。
Note: 外したホースは不要です。
吊り上げ装置に必要な能力: 91kg
Note: 廃棄するように明記されていない限り、外したボルト・ナット類はすべて延長キットの取り付けに利用しますから捨てないでください。
所定の能力のあるホイストなどを使って、左または右のブームを支える。
昇降シリンダをピボットブラケットに固定しているヘアピンとクレビスピンを取り外す(Figure 38)。
Note: ヘアピンとクレビスピン昇降シリンダを組み立てるで取り付けに使用します。

ピボットピンをシリンダマウントに固定しているフランジロックナット(5/16 インチ)とフランジヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ)を取り外す(Figure 39)。

機体から、ピボットピンと昇降シリンダを外す(Figure 39)。
ステップ左右のブームを取り外すの手順を行う。
吊り上げ装置に必要な能力: 91kg
Note: 飛散防止カバーを搭載している車両では、左右のブームから飛散防止カバーを取り外す必要はありません。
重量物の吊り上げは危険を伴う作業であり、最悪の場合は死亡事故を招く。
重量のある装置やアタッチメントを吊り上げる(持ち上げる)場合には、必ずそれに適した装置を用い、チェーンなどで確実に吊ること。
Note: 廃棄するように明記されていない限り、外したボルト・ナット類はすべて延長キットの取り付けに利用しますから捨てないでください。
ピボットピンをピボットブラケットに固定しているフランジボルト(5/16 x 1 インチ) とフランジロックナット(5/16 インチ)を取り外す(Figure 40)。

センターブーム用のピボットブラケット、および、左右ブーム用のピボットフィッティングからピボットピンを抜き取る(Figure 40)。
Note: フランジボルト、フランジナット、ピボットピンは左右のブームを取り付けるで使用します。
センターブームから外側(左または右)ブームを切り離し、外側ブームを機体から外す(Figure 40)。
外側ブームのピボットフィッティングからナイロン製フランジブッシュ(2個)を外す(Figure 40)。
Note: ブッシュは廃棄してください。
マシンの反対側の外側(左または右)ブームにも、ステップ 1~3(昇降シリンダを取り外す) の作業を行う。
マシンの反対側の外側(左または右)ブームにも、この項のステップ 1~4の作業を行う。
以下の手順で、シリンダマウントからブームマニホルドを取り外す:
オプションのウルトラソニックブームレベリングキットを搭載していない車両:ブーム昇降マニホルド用サポートブラケットをシリンダマウントに固定しているフランジロックナット(5/16 インチ)2個とフランジヘッドボルト(5/16 x 1 インチ)2本を外して、マウントからマニホルドとブラケット外す(Figure 41)。

オプションのウルトラソニックブームレベリングキットを搭載している車両:ブーム昇降マニホルド用サポートブラケットととTECコントロール用ブラケットをシリンダマウントに固定しているフランジロックナット(5/16 インチ)2個とフランジヘッドボルト(5/16 x 1 インチ)2本を外して、マウントからマニホルドとブラケット外す(Figure 42)。

ロープを使って、ブーム昇降マニホルドを散布バルブマニホルドに縛り付けて固定する。
Note: サポートブラケット、昇降マニホルド、ボルト、ナットは、ステップ昇降シリンダマニホルドをシリンダマウントに取り付けるで使用します。
吊り上げ装置に必要な能力: 41kg
飛散防止カバーを搭載している車両では、センターブームから飛散防止カバーを取り外してください。
所定の能力のあるホイストなどを使って、センターブームを支える(Figure 43)。

フランジヘッドボルト(1/2 x 1-1/4 インチ)4本とフランジロックナット(1/2 インチ)4個でセンターブームのサポートブラケットを機体の取り付けプレートに固定している穴の位置を、テープなどでマーキングする(Figure 44)。

センターブーム用サポートブラケットを機体フレームの取り付けプレートに固定しているフランジヘッドボルト(1/2 x 1-1/4 インチ)とフランジロックナット(1/2 インチ)4個とを外して、センターブームを機体から外す (Figure 45)。
Note: ボルトとロックナットは、新しいセンターブームの取り付けに再使用します。

この作業に必要なパーツ
| フランジヘッド・ボルト(3/8 x 1 インチ) | 2 |
| フランジロックナット(3/8 インチ) | 2 |
| センターブームエクステンション | 1 |
| シリンダマウント(ワイド) | 1 |
| タイプレート(ワイド) | 1 |
| キャリッジボルト(1/2 x 1-1/4 インチ) | 4 |
| フランジロックナット(1/2 インチ) | 4 |
センターブーム部で、ノズルをノズルマウントに固定しているフランジロックナット外す(Figure 46とFigure 47)。
Note: 外したロックナットは、ステップ 6とノズルとホースをセンターブームに取り付けるで使用します。


片側(または両側)バーブ付きホースシャンク(3/4 インチ)とそのクランプの上半分とをスプレーノズルのボディに固定しているステンレスねじ(#12 x 1-1/4 インチ)を外してバーブ付きホースシャンクとホースをノズルから外す(Figure 48)。
Note: クランプを分離する時に上側クランプから外れてくる六角ヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ—ステンレス)は再利用しますから捨てないでください。

他の2個のノズルについても、上記の手順1と2を行う。
Note: 外したノズル、ステンレスねじ、六角ヘッドボルトは、ステップ 6と7(センターブーム用のノズルとホースを組み立てる)で使用します。
センターブームから、ホース(内径 3/4 インチ)、バーブ付きホースシャンク、クランプ、バーブ付きT字フィッティングを外す(Figure 46)。
Note: ホース、ホースシャンク、クランプ、T字フィッティングは、もう使用しません。
吊り上げ装置に必要な能力: 41kg
所定の能力のあるホイストなどを使って、センターブームを支える。
サポートブラケットをセンターブームに固定しているフランジヘッドボルト(3/8 x 1 インチ)2本とフランジロックナット(3/8 インチ)2個を外して、ブラケットを取り外す(Figure 49)。

もうひとつのサポートブラケットをセンターブームに固定しているフランジヘッドボルト(3/8 x 1 インチ)2本とフランジロックナット(3/8 インチ)2個を外して、ブラケットを取り外す(Figure 49)。
Note: サポートブラケット、ボルト、ロックナットは、ステップ3と4(サポートブラケットをセンターブームに取り付ける)で使用します。
左右のトラスフレームの垂直フランジを固定しているフランジヘッドボルト(3/8 x 1 インチ) 2本とロックナット(3/8 インチ)2個を取り外す(Figure 50)。

幅狭のシリンダマウント、左右のトラスフレーム、幅狭のタイプレートを固定しているキャリッジボルト(1/2 x 1-1/4 インチ) 2本とロックナット(1/2 インチ) 2個を取り外す(Figure 51)。

Note: フランジヘッドボルト、キャリッジボルト、ロックナットは、ステップ2と7(センターブームエクステンションを取り付ける)で使用します。幅狭シリンダマウントと幅狭のタイプレートは、もう使用しません。
左右のトラスフレームを分離する。
センターブームエクステンションの垂直フランジについている穴を、トラスフレームの穴に合わせる(Figure 52)。

センターブームエクステンションをトラスフレームに仮組み付けする(Figure 52);ステップ 1(センターブームのトラスを取り外す)で取り外したフランジヘッドボルト (3/8 x 1 インチ) 2本とフランジロックナット(3/8 インチ)を使用する。
センターブームエクステンションの垂直フランジについている穴を、もうひとつのトラスフレームについている穴に合わせる(Figure 52)。
センターブームエクステンションをこのトラスフレームに仮組み付けする(Figure 52);ジオリンクスプレーシステム仕上げキットに入っているフランジヘッドボルト(3/8 x 1 インチ)2本とフランジロックナット(3/8 インチ)2個を使用する(Figure 52)。
シリンダマウントの穴を、トラスフレームのセンターラインの穴とセンターブームエクステンションの穴に合わせる(Figure 53)。

タイプレートを、トラスフレームとセンターブームエクステンションの中に入れ、タイプレートの穴を、トラスフレームのセンターラインの穴とセンターブームエクステンションの穴に合わせる(Figure 53)。
シリンダマウント、トラス、センターブームエクステンション、タイプレートの組み付けを行う;ステップ2(センターブームのトラスを取り外す)で外したキャリッジボルト(1/2 x 1-1/4 インチ)2本とフランジロックナット(1/2 インチ)2個と、ジオリンクスプレーシステム仕上げキットに入っているキャリッジボルト(1/2 x 1-1/4 インチ)4本とフランジロックナット (1/2 インチ) 4個を使用する(Figure 53)。
フランジヘッドボルトとフランジロックナット(3/8 インチ)を37~45Nm (3.7~4.6kg.m = 27~33ft-lb) にトルク締めする。
フランジロックナット(1/2 インチ)を、91~113Nm (9.3~11.5kg.m = 67~83ft-lb)にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| スプレーノズル | 2 |
| ホースアセンブリ(スプレーバルブ5または6) | 2 |
| フランジロックナット(5/16 インチ) | 2 |
吊り上げ装置に必要な能力: 55kg
所定の能力のあるホイストなどを使って、センターブームを支える。
Figure 54に示すように、右サポートブラケットの穴を右トラスフレームの穴に合わせる。

右側サポートブラケットを右側トラスフレームに取り付ける(Figure 54);ステップ 2と3(センターブームからサポートブラケットを外す)で取り外したフランジヘッドボルト (3/8 x 1 インチ) 2本とフランジロックナット(3/8 インチ)2個を使用する。
左トラスフレームの左サポートブラケットにも、ステップ 2と3 の作業を行う(Figure 54)。
フランジヘッドボルトとフランジロックナットを37~45Nm (3.7~4.6kg.m = 27~33ft-lb) にトルク締めする。
適当な吊り上げ装置を使って、新しいセンターブームを作業しやすい高さまで吊り上げる。
ジオリンクスプレーシステム仕上げキットに入っているノズル(2本)の、クランプの上半分をサドルに固定しているステンレスねじを外す(Figure 55)。

センターブーム(スプレーバルブ5または6)用のホースアセンブリ(25cm)の端部についている片側バーブ付きホースシャンクの側面にある穴を探し出す(Figure 55 と Figure 56)。

ノズルのサドルに付いているトランスファチューブ(Figure 55)を、片側バーブ付きホースシャンク(1/2 インチ)の穴に合わせる。
バーブ付きホースシャンクにホースクランプの上半分をセットし、クランプとノズルボディ(Figure 55)を、ステンレスねじ(#12 x 1-1/4 インチ)で固定し、14~18N∙m(0.25~0.3kg.m = 20~25in-lb)にトルク締めする。
Important: ステンレスねじは、ステップ 5に示されている以上の力で締め付けないでください。
Note: クランプの上半分のくぼみに六角ヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ)がきちんとはまっていることを確認してください。
ステップ 1 と 2(スプレーヤのノズルを取り外す)で外したノズル、六角ボルト、ステンレスねじを使って、ステップ 3 ~ 5 を、もう一方のホース(25cm)の片側バーブ付きホースシャンク(Figure 55 と Figure 56)に対しても行う。
ステップ 4(スプレーヤのノズルを取り外す)で外した2つのノズルについて、もう一方のホースアセンブリ(スプレーバルブ5または6)の片側バーブ付きホースシャンクに対してステップ 3 ~ 5 を、行う(Figure 55 と Figure 56)。
ホース(13 mm)(長さ25cm)とノズルのアセンブリを、外側トラスのブレースの間に通す(Figure 57)。

ホースとノズルをトラスのブレースの上側に沿って、ブーム先端側のノズルマウントへ導く(Figure 57)。
ノズルの六角ヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ)をノズルマウントの穴に通してノズルをマウントに仮止めする;ジオリンクスプレーシステム仕上げキットにあるフランジロックナット(5/16 インチ)を使用する(Figure 58)。

もう一方のホース(13 mm)(長さ25cm)とノズルのアセンブリを、外側トラスのブレースの間に通す(Figure 57)。
ホースとノズルをトラスのブレースの上側に沿って、ブーム根元側のノズルマウントへ導く(Figure 57)。
ノズルの六角ヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ)をノズルマウント(Figure 58)の穴に通してノズルをマウントに仮止めする;ステップ1と4(スプレーヤのノズルを取り外す)で外したフランジロックナット(5/16 インチ)を使用する。
フランジロックナットを、19.78~25.42Nm (2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
ホースとバーブ付きカップラ 13 x 810mm(1/2 x 32 インチ)を、センターブームの左右のサポートブラケットのある側へ導く(Figure 57)。
もう一方の外側トラスのホース&ノズルアセンブリについても、ステップ 1~8 の作業を行う(Figure 57 と Figure 58)。
この作業に必要なパーツ
| キャップ(クイックカップラ) | 3 |
| リテーナ | 3 |
以下の手順で、バイパスホースの上端部を外す:
オプションのスプレースティックキットや電動ホースリールを搭載していない車両:バイパスホースのクイックディスコネクトフィッティングを右ブーム用バイパスバルブのクイックティスコネクトフィッティングに固定している小さいリテーナを外す(Figure 59)。

オプションのスプレースティックキットや電動ホースリールを搭載している車両:シャットオフバルブのクイックディスコネクトフィッティングを右ブーム用バイパスバルブのクイックディスコネクトソケットに固定しているリテーナを外す。

バイパスホースの下端にあるバーブ付き90°フィッティングを液剤タンクのバルクヘッドフィッティングに固定している大きいリテーナを取り外す (Figure 61)。
Note: 大きいリテーナは バイパスホースをタンクに組み付けるで使用します。

機体からバイパスホースを取り外す。
Note: パイパスホースと小さいリテーナは廃棄して構いません。
左ブームバルブ、中央ブームバルブ、右ブームバルブにある全部で 3 つのバルブアクチュエータを固定しているリテーナ(3個)を外す(Figure 62)。

左ブームバルブ、中央ブームバルブ、右ブームバルブから、バルブアクチュエータを外す(Figure 62)。
バイパスマニホルドのクイックディスコネクトフィッティングにキャップを固定しているリテーナを外す(Figure 63)。
Note: キャップは不要です。バイパスバルブの位置替えをする:オプションのスプレースティックキットや電動ホースリールキットを搭載している車両

左ブームバルブ、中央ブームバルブ、右ブームバルブにある全部で 3 つのバイパスバルブを固定しているリテーナ(3個)を外す(Figure 64)。

各ブームバルブからバイパスバルブを一旦外し(Figure 64)、
バイパスバルブを180°回転させてブームバルブのクイックディスコネクトフィッティングに組み付ける(Figure 64)。
ステップ 4 (Figure 64) で外したリテーナ(3個)を使用して、バイパスバルブ(3個)をそれぞれのブームバルブに固定する。
バイパスバルブのクイックコネクトソケットに、プラグを組み付ける(Figure 65)。

ステップ 3 (Figure 65) で外したリテーナを使用して、プラグをクイックコネクトソケットに固定する。
左ブーム、中央ブーム、右ブームのそれぞれのバルブに、バルブアクチュエータ(全部で 3 個)を取り付ける (Figure 62);ステップ 1で外したリテーナを使用する。
Note: 取り外したブームバルブは、 ブームバルブ 3 個をバルブマウントに取り付けるでジオリンクの10バルブシステムに取り付けます。
左側ブームバルブをマニホルドマウントに固定しているフランジヘッドボルト(1/4 x 3/4 インチ) 2本とロックナット(1/4 インチ)2個を取り外す(Figure 66)。
Note: 外したフランジヘッドボルト(2本)とロックナットは不要です。

右側ブームバルブをマニホルドマウントに固定しているフランジヘッドボルト(1/4 x 3/4 インチ) 2本とロックナット(1/4 インチ)2個を取り外す(Figure 66)。
左側ブームバルブのフランジ部をアダプタに固定しているフランジクランプ(40~64mm)とガスケット(25 x 35mm)を取り外す(Figure 66)。
Note: 外したフランジヘッドボルト(2本)、ロックナット(2個)、フランジクランプとガスケットはブームバルブ 3 個をバルブマウントに取り付けるで使用します。

機体からブームバルブ(3個)を外す(Figure 67)。
各ブームバルブ(3個)についているデカルを取り外す(Figure 68)。

アダプタのフランジ部をフローメータのフランジに固定しているフランジクランプ(51mm)とガスケット(38mm)を取り外す(Figure 69)。
Note: 外したフランジクランプとガスケットはマニホルドをフローメータに取り付けるで取り付けに使用します。

この作業に必要なパーツ
| フローメータのマウント | 1 |
| サポートクランプハーフ | 4 |
| ボルト(4/2 x 1-1/4 インチ) | 4 |
| フランジロックナット(1/4 インチ) | 4 |
フローメータの 3 ピンコネクタから、車両用ワイヤハーネスの中のFLOW METERというラベルのついた 3 ソケットコネクタを外す(Figure 70)。

ブームバルブ用ブラケットの下側フランジから、車両用ワイヤハーネス固定している押し込みファスナー(2個)を外す(Figure 70)。
ブームバルブブラケットをバルブマウントに固定しているフランジヘッドねじ(5/16 x 3/4 インチ)4本を取り外して、バルブブラケットを外す(Figure 71)。
Note: 外したフランジヘッドねじはステップ フローメータのマウントとクランプを取り付けるで使用しますが、バルブブラケットは廃棄して構いません。

フローメータのブラケットについている穴を、バルブマウントに合わせる(Figure 72)。

バルブマウントにフローメータのブラケットを取り付ける;ステップ 3(ブームバルブブラケットを取り外す)で取り外したフランジヘッドボルト(4本)を使用し、19.78~25.42Nm(2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
フローメータとフローメータブラケットとの間にサポートクランプ(2個)を入れ、ブラケットの穴に合わせる(Figure 73)。

フローメータの裏側部分で、サポートクランプハーフを、ステップ3(Figure 73)で組み付けたクランプハーフに合わせる。
クランプハーフ(2個で1組)をフローメータのブラケットに固定する(Figure 73);ボルト(1/4 x 4-1/2 インチ)2本とフランジロックナット(1/4 インチ)2個を使用する。
ステップ4 ~ 5 を、もう1個のハーフ(ステップ3で組み付けたもの)に対しても行う。
ボルトとナットを10.17~12.43Nm(2.0~2.6kg.m = 90~110in-lb)にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| 後方ワイヤハーネス | 1 |
| ケーブルタイ | 7 |


キットのワイヤハーネスから 84cm の枝線、60cm の枝線、66cm の枝線を探し出す(Figure 74とFigure 75)。
84cm の枝線、60cm の枝線、66cm の枝線を、車両左側にある車両用ワイヤハーネスに沿って配設する(Figure 76とFigure 77)。


84cm の枝線、60cm の枝線、66cm の枝線を、車両左側のチャネル部材に沿って車両前方に導く(Figure 79とFigure 80)。



84cm の枝線、60cm の枝線、66cm の枝線を、車両用ワイヤハーネスに沿って車体外方、駐車ブレーキの外側へ導く(Figure 81)。

84cm の枝線、60cm の枝線、66cm の枝線を、Figure 82に示すように、ショックサポートチューブに交差させる。

車両後部で、89cm の枝線を、Figure 83に示すように昇降マニホルドの前方かつフローメータの右側に配設する。

102cm の枝線を、Figure 83に示すように昇降マニホルドの後方かつ右側に配設する。
89cm の枝線についている 3 ピンコネクタ(LEFT SPRAYというラベルがついているもの)を車両のワイヤハーネスのLEFT SPRAY VALVEというラベルがついている 3 ソケットコネクタに接続する(Figure 84)。

キットの枝線についている 3 ピンコネクタ(CENTER SPRAYというラベルがついているもの)を車両のワイヤハーネスのCENTER SPRAY VALVEというラベルがついている 3 ソケットコネクタに接続する(Figure 84)。
キットの枝線についている 3 ピンコネクタ(RIGHT SPRAYというラベルがついているもの)を車両のワイヤハーネスのRIGHT SPRAY VALVEというラベルがついている 3 ソケットコネクタに接続する(Figure 84)。
キットの枝線の押し込み型ファスナを、フローメータのブラケットのフランジについている穴に差し込む(Figure 84)。
89cm の枝線の 3 ソケットコネクタ(FLOW METERというラベルのついたもの)をフローメータの 3 ピンコネクタに接続する(Figure 85)。

89cm の枝線についている 3 ピンコネクタ(MASTER VALVEというラベルがついているもの)を車両のワイヤハーネスのMASTER SPRAY VALVEというラベルがついている 3 ソケットコネクタに接続する(Figure 86)。

マスター散布バルブ用アクチュエータの 3 ピンコネクタを、89cm の枝線のMASTER VALVEというラベルの付いた 3 ソケットコネクタに接続する(Figure 86)。
レートバルブ用アクチュエータの 4 ピンコネクタを、89cm の枝線のRATE VALVEというラベルの付いた 4 ソケットコネクタに接続する(Figure 87)。

この作業に必要なパーツ
| ストレートバーブ (1 x 2 インチ) | 1 |
| ホースクランプ (3/4~1-1/2 インチ) | 3 |
| ホース(3 x 5-1/4 インチ) | 1 |
| マニホルド | 1 |
| ホース(1 x 16 インチ) | 1 |
ホース(1 x 5-3/4 インチ = 15cm)を、ストレートバーブ (1 x 2 インチ)に組み付け、ホースクランプ(3/4~1-1/2 インチ)を取り付けて手締めする(Figure 88)。

ホース(1 x 5-3/4 インチ = 15cm)のもう一方の端部を、マニホルドのバーブ付きフィッティングに組み付け、ホースクランプを手締めする(Figure 88)。
ホース(1 x 16 インチ = 40cm)を、マニホルドのもう一方のバーブ付きフィッティングに組み付け、クランプを手締めする(Figure 88)。
ストレートバーブ(1 x 2 インチ)を、フローメータのフランジに取り付ける;ステップ 6(マニホルドマウントからブームバルブを外す)で取り外したガスケット(38mm)とフランジクランプ(51mm)を使用する。

フランジクランプを手締めする(Figure 89)。
この作業に必要なパーツ
| バーブ付き 90°フィッティング&ホースアセンブリ | 1 |
| T 字フィッティング(1 x 1 x 1 インチ) | 1 |
| ホースクランプ(3/4 x 1-1/5 インチ) | 5 |
| ホース(1 x 26 インチ = 66cm) | 2 |
| バーブ付き 90° フィッティング (1 x 3/8 インチ、NPT) | 2 |
| クイックコネクトフィッティング(ソケット:3/4 インチ) | 2 |
| 燃料バルブ | 2 |
PTFE シーラント(別途入手のこと)
バーブ付き 90° フィッティング(1 x 3/4 インチ)のねじ山に PTFE シーラントテープを巻く。

バーブ付き 90° フィッティング(1 x 3/4 インチ、NPT)に、クイックコネクトフィッティング(ソケット、3/4 インチ)をFigure 90のように組み付ける。
バーブ付き 90°フィッティング(1 x 3/4 インチ、NPT)を、ホース(1 x 26 インチ = 66cm)に接続し、ホースクランプで固定する(Figure 90)。
ホースの自由端を、Figure 90のように T 字フィッティングに接続し、ホースクランプで固定する。
ステップ 2~4 の作業を、もう一方のバーブ付き90°フィッティングに対しても行う。
バーブ付き 90°フィッティングとホースのアセンブリを、T 字フィッティングに取り付け、ホースをクランプで固定する(Figure 90)。
クイックディスコネクトのフィッティング(Figure 91)(バイパスホースを組み付けるで組み付けたもの)からリテーナ(2個)を外す。

クイックディスコネクトフィッティングのソケットに、シャットオフバルブを取り付ける(Figure 91)。
ステップ 1 で取り外したリテーナを使って、バルブをフィッティングに固定する。
他のクイックディスコネクトフィッティングのソケットにも、ステップ 2と3 の作業を行う。
バイパスホースアセンブリを液剤タンクにセットする(Figure 92)。


バーブ付き90°フィッティングを、液剤タンクの側面に取り付け、ステップ 2(ブームバイパスホースを取り外す)で取り外したリテーナで固定する。
吊り上げ装置に必要な能力: 55kg
所定の能力のある吊り上げ装置を使ってセンターブームを吊り上げ、サポートブラケットについているブーム用の穴(Figure 93)を、車両のフレームの取り付けプレートの穴(ステップ3(センターブームを取り外す)で探しておいたもの)に合わせる。

センターブームを取り付け用チャネル部材に組み付ける(Figure 93);ステップ 4(センターブームを取り外す)で取り外したフランジヘッドボルト(1/2 x 1-1/4 インチ)4本とフランジロックナット(1/2 インチ)4個を使用する。
ボルトとナットを91~113Nm (9.3~11.5kg.m = 67~83ft-lb) にトルク締めする。
バルブ取り付けブラケットから昇降マニホルドを外す。
以下の手順で、ブームマニホルドをシリンダマウントに取り付ける:
オプションのウルトラソニックブームレベリングキットを搭載していない車両:
サポートブラケットにあるブーム昇降マニホルド用の穴を、シリンダマウントの穴に合わせる(Figure 94)。

サポートブラケットをシリンダマウントに取り付ける(Figure 94);ステップ 1(センターブームからブーム昇降マニホルドを外す)で取り外したフランジヘッドボルト(5/16 x 1 インチ)2本とフランジロックナット(5/16 インチ)を使用する。
オプションのウルトラソニックブームレベリングキットを搭載している車両:
サポートブラケットにあるブーム昇降マニホルド用とTECコントローラブラケット用の穴を、シリンダマウントの穴に合わせる。

サポートブラケットとTECブラケットをシリンダマウントに取り付ける(Figure 95);ステップ 1(センターブームからブーム昇降マニホルドを外す)で取り外したフランジヘッドボルト(5/16 x 1 インチ)2本とフランジロックナット(5/16 インチ)を使用する。
ボルトとナットを19.78~25.42Nm(2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| バルブマウント&スプレーバルブアセンブリ | 1 |
| ボルト(4 x 10mm) | 3 |
| ASC10 スプレーヤコントローラ | 1 |
| フランジロックナット(4mm) | 3 |
| キャップ(クイックディスコネクトフィッティング) | 2 |
| フランジヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ) | 8 |
| フランジロックナット(5/16 インチ) | 8 |
| ホースクランプ | 1 |
| プッシュインファスナー(ケーブルタイ) | 1 |
| プッシュインファスナー(コネクタアンカー) | 3 |
ASC10 スプレーヤコントローラを、バルブマウントの前側に合わせる。4ピンコネクタが外側を向くようにすること(Figure 96)。

散布コントローラをバルブマウントに取り付ける(Figure 96); ボルト(3 x 10mm)3本とフランジロックナット(4mm)4個を使用する。
Note: ASC10 スプレーヤコントローラの上外側の穴を使用しないでください。
ボルトとナットを234~286Ncm(0.24~0.29kg.m = 21~25in-lb)にトルク締めする。
ノズルバルブ 1 ~ 7 用のバルブアクチュエータを固定しているリテーナを外す(Figure 97)。

ノズルバルブ 1 ~ 7 からバルブアクチュエータを外す(Figure 97)。
ノズルバルブ 5 番と 6 番のところのクイックディスコネクトフィッティングのソケットにプラグを固定しているリテーナを外して、プラグを外す(Figure 98)。
Note: プラグは廃棄します。リテーナは ブームバイパスホースを取り付ける(オプションのスプレースティックキットまたは電動ホースリールキットを搭載している車両)で使用します。

ノズルバルブ 1 ~ 7 にバイパスバルブを固定しているリテーナを外す(Figure 99)。

ノズルバルブ 1 ~ 5 からのバイパスバルブを一旦外し(Figure 99)、
バイパスバルブを180°回転させてブームバルブのクイックディスコネクトフィッティングに組み付ける(Figure 100)。

バイパスバルブをそれぞれのブームバルブに固定する;リテーナ(Figure 100;ステップ4で外したもの)を使用
ノズルバルブ 6 番と 7 番のバイパスバルブについてもステップ 5~7 の作業を行う(Figure 101)。

ノズルバルブ 6 番と 7 番のバイパスバルブのクイックディスコネクトフィッティングにキャップを取り付ける;キャップに付属しているリテーナを使用する(Figure 100)。

ノズルバルブ 1 ~ 7 にバルブアクチュエータを取り付ける (Figure 97);ステップ 1で外したリテーナを使用する。
ブームバルブ 3 個(Figure 103; ステップS8(マニホルドマウントからブームバルブを外す)で外したもの)を、バルブ 7 番のフランジに取り付ける;ステップ4(ブームバルブを取り外す)で取り外したフランジクランプとガスケットを使用する。
Important: ジオリンク散布システムの左ブーム、センターブーム、右ブームは以下のように識別されます:左ブームのバルブ - ノズルバルブ 8 番;センターブームのバルブ - ノズルバルブ 9 番;右ブームのバルブ - ノズルバルブ 10 番。

ノズルバルブ 8 番のクイックディスコネクトカップリングのソケットを、ノズルバルブ 7 番のバイパスバルブのクイックディスコネクトカップリングに固定する;ステップ8(マニホルドマウントからブームバルブを外す)で外したリテーナを使う。

ノズルバルブ10番をバルブマウントに取り付ける(Figure 105またはFigure 106);ステップ 2 (マニホルドマウントからブームバルブを外す)で取り外したフランジヘッドボルト(1/4 x 3/4 インチ)2本とロックナット(1/4 インチ)2個を使用する。


フランジヘッドボルトとロックナットを10.17~12.43 Nm (1.0~1.4kg.m = 90~120in-lb) にトルク締めする。
吊り上げ装置に必要な能力: 23kg
所定の能力のある昇降装置を使ってバルブマウント&スプレーバルブアセンブリを吊り上げ、センターブームに合わせる(Figure 107)。

バルブマウントの取り付けブラケットの穴を、センターブームのトラスフレームの穴に合わせる(Figure 108)。

バルブマウントをトラスフレームに固定する(Figure 108 と Figure 109);ボルト(5/16x 3/4 インチ)4本とフランジロックナット(5/16インチ)4個を使用する。

もう一方のトラスフレームの取り付けブラケットにも、ステップ 2~3 の作業を行う。
フランジヘッドボルトとフランジロックナットを1978~2542Ncm (2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb) にトルク締めする。
Figure 110に示すように、ホース(1 x 16 インチ = 40cm)を 90 度フランジフィッティングに組み付ける。

ホースクランプを使ってホースをフランジフィッティングに固定する (Figure 110)。
Figure 110 に示すように、ケーブルタイ(押し込みファスナー)をバルブマウント上部の穴に取り付ける。
ケーブルタイ(押し込みファスナー)(Figure 110)をホース(1 x 16 インチ = 40cm)に巻き付ける。
ステップ2(バイパスホースを組み付ける)でバイパスホースに組み付けたクイックコネクトフィッティングのソケットからリテーナを外す。
バイパスホースのクイックコネクトフィッティングを、ノズルバルブ 10 番のところにあるバイパスバルブにあるクイックディスコネクトフィッティングに取り付ける(Figure 111)。

バイパスホースおよびバイパスバルブ用のクイックディスコネクトフィッティングを、リテーナで固定する(Figure 111)。
ノズルバルブ 1 番のクイックディスコネクトフィッティングについてもステップ 1~3 の作業を行う。
バイパスシャットオフバルブのクイックディスコネクトフィッティングを、バイパスバルブのクイックディスコネクトフィッティングに取り付ける(Figure 112)。

バイパスシャットオフバルブおよびバイパスバルブ用のクイックディスコネクトフィッティングを、リテーナで固定する(Figure 112);ステップ 3(バイパスバルブの位置替えをする:オプションのスプレースティックキットや電動ホースリールキットを搭載している車両)で外したリテーナを使用する。
車体の反対側のバイパスシャットオフバルブおよびバイパスバルブにも、ステップ 1~2の作業を行う。
コネクタアンカー用押し込みファスナーをバルブマウント穴に取り付ける(Figure 113)。


キットのワイヤハーネスの 89cm の枝線についている 3 ピンコネクタ(Figure 114;NOZZLE VALVE 1というラベルがついているもの)を一番左のバルブアクチュエータ(ポジション 1)の 3 ピンコネクタに接続する。
Note: バルブアクチュエータのポジション 1 ~ 10 は、車両の後ろから見たときに左から右へ順に数えた位置です。
キットのワイヤハーネスの 89cm の枝線についている 3 ピンコネクタ(Figure 114;NOZZLE VALVE 2というラベルがついているもの)をバルブアクチュエータ(ポジション 2)の 3 ピンコネクタに接続する。
キットのワイヤハーネスの 89cm の枝線に残っている 3 ソケットコネクタを、バルブアクチュエータの 3 ピンコネクタに接続する(Figure 114)。
Note: 各 3 ソケットコネクタとバルブアクチュエータが正しく対応していることを確認してください。
この作業に必要なパーツ
| 油圧ホース (1/4 x 24-3/4 インチ) | 4 |
ステップ 3(昇降シリンダを取り外す)で取り外した昇降シリンダの固定側端部を、シリンダマウントの 16mm の穴にセットする(Figure 115)。
Note: 延びる側のポートと縮む側のポートを間違えないように整列させてください。

シリンダをマウントに組み付ける;ピボットピン、フランジヘッドボルト、フランジナットを使用する(Figure 115)。
ボルトとナットを1978~2542Ncm(2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
機体の反対側の昇降シリンダについても 1~3 の作業を行う。
左側ブーム昇降シリンダの延長動作用ポートとブーム昇降マニホルドのポート C3 との間に、新しい油圧ホース(1/4 x 24-3/4 インチ)を仮止めする(Figure 116)。

左側ブーム昇降シリンダの収縮動作用ポートとブーム昇降マニホルドのポート C4 との間に、新しい油圧ホース(1/4 x 24-3/4 インチ)を仮止めする(Figure 116)。
右側ブーム昇降シリンダの延長動作用ポートとブーム昇降マニホルドのポート C1 との間に、新しい油圧ホース(1/4 x 24-3/4 インチ)を仮止めする (Figure 117)。

右側ブーム昇降シリンダの収縮動作用ポートとブーム昇降マニホルドのポート C2 との間に、新しい油圧ホース(1/4 x 24-3/4 インチ)を仮止めする(Figure 117)。
昇降シリンダの延長動作用および収縮動作用のポートのホースフィッティング(Figure 116 と Figure 117)を 21~26Nm(2.1~2.6kg.m = 15~19ft-lb) にトルク締めする。
昇降マニホルドのホースのスイベルナット(Figure 116 と Figure 117)を24~30Nm(2.4~3.0kg.m = 17~22 ft-lb)にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| ナイロン製フランジブッシュ | 4 |
| ケーブルタイ | 1 |
| 給液ホースアセンブリ(188cm) | 1 |
| 給液ホースアセンブリ(234cm) | 1 |
| 給液ホースアセンブリ(279cm) | 1 |
ふたつのノズルの間でホースを切断する(Figure 118)。

ノズルをノズルサポートに固定しているフランジロックナット(5/16 インチ)を外す(Figure 118)。
他の3個のノズルについても、上記の手順2と1を行う。
Note: 外したフランジロックナットとノズルは左右のブームの散布ノズルを取り付けるで使用しますので捨てないでください。
Note: 機体から外したホース、クランプ、T字フィッティングは廃棄してください。
反対側のブームについても、2~3の作業を行う。
ステップ1で取り外した8個のノズル全部について:片側(または両側)バーブ付きホースシャンク(3/4 インチ)とそのクランプの上半分とを各ノズルのボディに固定しているステンレスねじ(#12 x 1-1/4 インチ)を外してバーブ付きホースシャンクをから外す(Figure 119)。
Note: クランプを分離する時に上側クランプから外れてくる六角ヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ—ステンレス)は再利用しますから捨てないでください。

吊り上げ装置に必要な能力: 91kg
所定の能力のあるホイストなどを使って、左または右のブームを吊り上げる。
ピボットフィッティングの両側にある 31.8mm の穴に、ナイロン製のフランジブッシュを入れる(Figure 120)。

ピボットフィッティングのブッシュを、センターブームの端部にあるピボットブラケットのフランジについている穴に合わせる(Figure 121)。

ピボットフィッティングをピボットブラケットに取り付ける;ステップ 2(左右のブームを取り外す)で取り外したピボットピン、フランジボルト(5/16 x 1 インチ)とフランジロックナット(5/16 インチ)を使用する。
ボルトとナットを19.78~25.42 Nm(2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
昇降シリンダのロッドの先端を、ピボットフィッティングのホーン(ツノ)の穴(25mm)に合わせる(Figure 122)。

昇降シリンダをピボットフィッティングに固定する; クレビスピンとヘアピン(Figure 122)(ステップ2;昇降シリンダを取り外すで外したもの)を使用する。
機体の反対側のブームにも、ステップ 1~7 の作業を行う。
この作業に必要なパーツ
| 給液ホース(279cm) | 2 |
| 給液ホース(234cm) | 2 |
| 給液ホース(188cm) | 4 |
| 給液ホース(81cm) | 2 |
各ホースの取り付け位置をホースの長さで確認する(Figure 123):
| ノズルの位置:左ブーム | ノズルの位置:センターブーム | ノズルの位置:右ブーム |
|---|---|---|
| 散布ノズル 1(ノズルバルブ 1):給液ホース 279cm | 散布ノズル 5と6(ノズルバルブ 5):給液ホース 81cm(枝ホース2本付き) | 散布ノズル 9(ノズルバルブ 7):給液ホース 188cm |
| 散布ノズル 2(ノズルバルブ 2):給液ホース 234cm | 散布ノズル 7と8(ノズルバルブ 6):給液ホース 81cm(枝ホース2本付き) | 散布ノズル 10(ノズルバルブ 8):給液ホース 188cm |
| 散布ノズル 3(ノズルバルブ 3):給液ホース 188cm | 散布ノズル 11(ノズルバルブ 9):給液ホース 234cm | |
| 散布ノズル 4(ノズルバルブ 4):給液ホース 188cm | 散布ノズル 12(ノズルバルブ 10):給液ホース 279cm |
Note: ノズルバルブの位置については Figure 124(各ホースをノズルバルブ1~4 番に取り付ける。)、Figure 125(ホースをノズルバルブ5および6 番に取り付ける。)、およびFigure 126(各ホースをノズルバルブ7~10 番に取り付ける。) を参照してください。

給液ホース(279cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ1番のカップラに組み付ける(Figure 124)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。

リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 124)。
給液ホース(234cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ2番のカップイラに組み付ける(Figure 124)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 124)。
給液ホース(188cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ3番のカップラに組み付ける(Figure 124)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 124)。
給液ホース(188cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ4番のカップラに組み付ける(Figure 124)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 124)。
Note: 給液ホースアセンブリ(81cm)には T字フィッティング、枝ホース2本、バーブ付きホースシャンク2本が付きます。
給液ホース(81cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ5番のカップラに組み付ける(Figure 125)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。

リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 125)。
給液ホース(81cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ6番のカップラに組み付ける(Figure 125)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 125)。
給液ホース(188cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ7番のカップラに組み付ける(Figure 126)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。

リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 126)。
給液ホース(188cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ8番のカップラに組み付ける(Figure 126)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 126)。
給液ホース(234cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ9番のカップイラに組み付ける(Figure 126)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 126)。
給液ホース(279cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ10番のカップラに組み付ける(Figure 126)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 126)。
散布ノズル1、2、3、4番用のホースを、センターブームの左端にあるR クランプに通す(Figure 127とFigure 128)。


散布ノズル7、8、9、10番用のホースを、センターブームの右端にあるR クランプに通す(Figure 127とFigure 128)。
Figure 127とFigure 128のように、給液ホース(279cm)とバーブ付きホースシャンク(3/4 インチ)をブームに沿って散布ノズル1~10番へ配設する。
Figure 127とFigure 128のように、給液ホース(234cm)とバーブ付きホースシャンク(3/2 インチ)をブームに沿って散布ノズル4~9番へ配設する。
Figure 127とFigure 128のように、給液ホース(188cm)とバーブ付きホースシャンク(3/4 インチ)をブームに沿って散布ノズル3~8番へ配設する。
Note: 各ホースを、チューブフレームブラケットの下側後部のグロメットに通す。
Figure 127とFigure 128のように、給液ホース(188cm)とバーブ付きホースシャンク(3/4 インチ)をブームに沿って散布ノズル4~7番へ配設する。
Note: 各ホースを、チューブフレームブラケットの下側後部のグロメットに通す。
散布ノズル用のホース(4本)をケーブルタイで Figure 128のようにまとめる。
ノズルのサドルに付いているトランスファチューブ(Figure 129)を、片側バーブ付きホースシャンク(1/2 インチ)の側面の穴に合わせる。

バーブ付きホースシャンクにホースクランプの上半分をセットし、クランプとノズルボディ(Figure 129)を、ステンレスねじ(#12 x 1-1/4 インチ)で固定し、14~18N∙m(0.25~0.3kg.m = 20~25in-lb)にトルク締めする。
Note: クランプの上半分のくぼみに六角ヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ)がきちんとはまっていることを確認してください。
以下の要領で、左右のブームにスプレーノズルを取り付ける:
ノズル位置1番と4番で、ノズルマウントにノズルを組み付ける(Figure 130のA);ステップ2(左右のブームからスプレーノズルを外す)で外したフランジロックナット(5/16 インチ)を使用する。
ノズル位置2番と3番で、ノズルマウントにノズルを組み付ける(Figure 130のAとB);ステップ2(左右のブームからスプレーノズルを外す)で外したフランジロックナット(5/16 インチ)を使用する。

フランジロックナットを、19.78~25.42Nm (2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
このブームの他のノズルについても、1~4の手順を行う。
機体の反対側のブームにも、ステップ 1~5 の作業を行う。
キットのワイヤハーネスの 61cm の枝線のPRESSURE TRANSDUCER GREEN WEDGE というラベル付きの3ソケットコネクタを、水圧トランスデューサの3ピンコネクタに接続する(Figure 131)。

キットのワイヤハーネスの 40 ソケットコネクタを、ASC10 散布コントローラの 40 ピンコネクタに接続する(Figure 132)。

40 ソケットコネクタについているねじを、ASC10 コントローラに取り付ける(Figure 132)。
TO ASC 10というラベルの付いた 4 ソケットコネクタを、ASC10 散布コントローラの 4 ピンコネクタに接続する(Figure 133)。

ダッシュボードの水圧計用の水圧検知チューブ(樹脂チューブ)の口を、チューブカップラのロッキングカラーに合わせる(Figure 134)。

検知チューブをロッキングカラーに挿入して一番奥まで押し込む(Figure 134)。
ノズルバルブ 10 番のフランジにプレーンキャップを固定しているフランジクランプとガスケットを取り外す (Figure 135)。

フローメータマニホルドのフランジにキャップを固定しているフランジクランプとガスケットを取り外す (Figure 135)。

プレーンクランプをフローメータマニホルドのフランジに組み付ける;ステップ 2で外したフランジクランプとガスケットを使用する。クランプは手締めする(Figure 136)。
オプションのスプレースティックキットまたは電動ホースリールキット用のシャットオフバルブの 90°フィッティングを、ノズルバルブ 10 番のフランジに組み付ける;ステップ 1で外したフランジクランプとガスケットを使用する。クランプは手締めする(Figure 137)。

ダッシュボードの水圧計用の水圧検知チューブ(樹脂チューブ)の口を、スプレースティックキットまたは電動ホースリールキット用のシャットオフバルブの 90° フィッティングのチューブカップラ用ロッキングカラーに合わせる(Figure 138)。

検知チューブをロッキングカラーに挿入して一番奥まで押し込む(Figure 138)。
この作業に必要なパーツ
| ケーブルタイ | 6 |
左右のブーム用の泡ノズル用チューブを、車両中心に向かって配設し、各ブームの支点近くにある R クランプに通す(Figure 140)。


散布液剤タンクの左側に沿ってチューブを前方に延ばす(Figure 140)。
ケーブルタイを使って、左右のブーム用のフォームマーカーのノズルをスプレーヤの液剤ホースに Figure 140 のように固定する。
ケーブルタイ(2本)を使って、左右のフォームマーカーのノズルを攪拌用のチューブに Figure 140 のように固定する。
Figure 141のように、右側ブーム用泡チューブを配設する。


コンプレッサのサイドプレートのエア用フィッティングに透明チューブを入れる(Figure 141とFigure 142)。

サイドコンプレッサプレートで、原液用フィッティングに青いチューブを入れる(Figure 141とFigure 142)。
Figure 141のように、左側ブーム用泡チューブを配設する。
コンプレッサのサイドプレートのエア用フィッティングに透明チューブを入れる(Figure 141とFigure 142)。
サイドコンプレッサプレートで、原液用フィッティングに青いチューブを入れる(Figure 141とFigure 142)。
ステップ 9(フォームマーカーのノズル用の新しいチューブアセンブリの準備を行う)でケーブルタイを使ってマーキングしたチューブのうち、右側ブーム用の青色チューブを右側ブーム用給水部の圧縮フィッティングに取り付ける(Figure 143)。

チューブの圧縮ナットをフィッティングに嵌め、ナットを手締めする(Figure 143)。
右側ブーム用の透明チューブを右側ブーム用エア供給部の圧縮フィッティングに取り付ける(Figure 143)。
チューブの圧縮ナットをフィッティングに嵌め、ナットを手締めする(Figure 143)。
マークの付いていない(ケーブルタイの付いていない)チューブ束で、左側ブーム用の青色チューブを左側ブーム用給水部の圧縮フィッティングに取り付ける(Figure 144)。

チューブの圧縮ナットをフィッティングに嵌め、ナットを手締めする(Figure 144)。
左側ブーム用の透明チューブを左側ブーム用エア供給部の圧縮フィッティングに取り付ける(Figure 144)。
チューブの圧縮ナットをフィッティングに嵌め、ナットを手締めする(Figure 144)。
ケーブルタイ2本を使って、フォームマーカーのチューブを液剤ホースに固定する(Figure 140)。
右側ウルトラソニックセンサー用のケーブルの3ピンコネクタに、ソニックブームのワイヤハーネスの3ソケットコネクタを接続する(Figure 145のA)。

左側ウルトラソニックセンサー用のケーブルの3ピンコネクタに、ソニックブームのワイヤハーネスの3ソケットコネクタを接続する(Figure 145のB)。
この作業に必要なパーツ
| カバーエクステンションアセンブリ(12ノズル用:Toro P/N 120-0621) | 1 |
| ポップリベット(Toro P/N 114439) | 22 |
| サポートブラケット(センターブーム用カバー:Toro P/N 13-3703-03) | 4 |
| クリップナット(Toro P/N 94-2413) | 4 |
| フランジヘッドボルト(3/8 x 1-1/4 インチ:Toro P/N 110-5050) | 16 |
| フランジロックナット(3/8 インチ:Toro P/N 104-8301) | 16 |
| カバーストラップ(Toro P/N 120-0629) | 2 |
| フランジヘッドボルト(5/16 x 1-1/4 インチ:Toro P/N 323-36) | 4 |
補強プレート(リベット1列)とゴム製カバーを11ノズル用センターブームのカバーに固定している11本のポップリベット(Figure 146)(ステップ 2(カバー付きブームキット(オプション)のセンターセクションカバー(11ノズル)を外す)で外しておいたカバーについているリベット) を、直径 5mm のドリルビットを使って取り外す。


11 ノズルブーム用カバーから、補強版、ワッシャ(3/16 インチ)11枚、ゴム製カバーを取り外す(Figure 146)。
Note: 外した補強版、ワッシャ、ゴム製カバーは、ステップ 5 と 6で使用します。
カバーエクステンションに取り付けられている補強プレート(2列穴)の穴に、11 ノズルブーム用カバーの穴を合わせる(Figure 147)。

ポップリベット(11本:Toro P/N 114439)を使って、カバーエクステンションを11 ノズルブーム用カバーに固定する(Figure 148)。

ステップ2で取り外したゴム製カバーと補強版(1列穴)の穴を、カバーエクステンションの穴に合わせる(Figure 149)。

補強版とゴムカバーを、カバーエクステンションに固定する;ポップリベット(Toro P/N 114439)11本と、ステップ5で外したワッシャ(3/16 インチ)11枚を使用する。
Note: ワッシャ(3/16 インチ)は、カバーエクステンションの内面に当たるように取り付けてください。
Figure 150 のように、センターカバー(Toro P/N 131–3703–03)用のサポートブラケット(2個)に、クリップナット(Toro P/N 94-2413)4個を取り付ける。

センターブームエクステンションにある 2 組の穴(トラスフレームの垂直面に 25mm 間隔で開いている穴)を探し出す(Figure 151)。


サポートブラケット(Toro P/N 131–3703–03)の穴を、センターブームエクステンションの穴(ステップ 2 で探し出した穴)に合わせる;ブラケットの広いフランジが左側になるように合わせること;Figure 151を参照。
サポートブラケットをトラスフレームに固定する(Figure 151);フランジヘッドボルト(3/8 x 1-1/4 インチ, Toro P/N 110-5050)4本、フランジロックナット(3/8 インチ, Toro P/N 104-8301)4個を使用する。
残りの2組の穴についても、ステップ 2 ~ 4 を行い、さらに、もう一方のサポートブラケット、フランジヘッドボルト、フランジロックナットについても同様に作業を行う。
ボルトとナットを37~45Nm (9.3~11.5kg.m = 27~33ft-lb) にトルク締めする。
センターブームカバーの穴を、サポートブラケットにある取り付け用の穴に合わせる(Figure 152)。

ステップ1(カバー付きブームキット(オプション)のセンターセクションカバー(11ノズル)を外す)で取り外した2本のカバーストラップの穴を、ゴム製カバーと補強版(1列穴)の穴を、カバーエクステンションの穴に合わせる(Figure 152)。
カバーストラップとカバーを、サポートブラケットに取り付ける;ステップ 1(カバー付きブームキット(オプション)のセンターセクションカバー(11ノズル)を外す)で取り外したフランジヘッドボルト(5/16 x 1-1/4 インチ)4本を使用する。
2本のカバーストラップ(Toro P/N 120–0629)の穴を、カバーにある残り4つの穴とサポートブラケットにある残り4つの穴に合わせる(Figure 152)。
カバーストラップとカバーを、サポートブラケットに取り付ける(Figure 152);フランジヘッドボルト(5/16 x 1-1/4 インチ, Toro P/N 323-36)4本を使用する。
ボルト本を 1978~2542Ncm(3.1~3.8kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| 受けプレート | 1 |
| スペーサ(3/8 x 1 インチ) | 1 |
| 受信機用マウント | 1 |
| ボルト(3/8 x 3-1/4 インチ) | 1 |
| ロックワッシャ(3/8 インチ) | 1 |
| ワッシャ(3/8 x 13/16in) | 1 |
| フランジロックナット(3/8 インチ) | 1 |
| フランジヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ) | 1 |
| フランジロックナット(5/16 インチ) | 1 |
| フランジヘッドボルト (3/8 x 1-1/2 インチ) | 2 |
| スペーサ(3/8 x 7/16 インチ) | 2 |
| ナビゲーション受信機:X25 ジオリンク高精度散布システムキット、ベース、WAAS(モデル 41630) | 1 |
| 六角ヘッドボルト(5 x 16mm) | 3 |
| ワッシャ(5mm) | 3 |
| バルクヘッドアダプタ(オプションの CDMA RTK 修正モデムキットまたは GSM RTK 修正モデムキット) | 1 |
| 携帯電話アンテナ(オプションの CDMA RTK 修正モデムキットまたは GSM RTK 修正モデムキット) | 1 |
| 同軸ケーブル(オプションの CDMA RTK 修正モデムキットまたは GSM RTK 修正モデムキット) | 1 |
ナビゲーション受信機プレートの穴、スペーサ(3/8 x 1 インチ)、受信機マウントの穴を揃える(Figure 153)。

Figure 153のように、受信機プレートとスペーサをマウントに取り付ける;ボルト (3/8 x 3-1/4 インチ)、ロックワッシャ(3/8 インチ)ワッシャ((3/8 x 13/16 インチ)、フランジナット (3/8 インチ)を使用する。
受信機マウントの小さい方の穴と受信機プレートのスロットに、フランジヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ)を通し、フランジロックナットを取り付ける(Figure 153)。
受信機プレートを少し抵抗があるが回せる程度にボルトとナットを締め付ける。
受信機マウントとスペーサ(3/8 x 7/16 インチ)を ROPS に取り付ける;フランジヘッドボルト(3/8 x 1-1/2 インチ)でFigure 154のように取り付ける。

受信機プレートを少し抵抗があるが回せる程度にボルトを締め付ける。
受信機プレートを左右水平にする(Figure 155)。

フランジヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ)とフランジロックナット(5/16 インチ)を19.78~25.42Nm (2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb) にトルク締めする。
受信機プレートを前後水平にする(Figure 155)。
ボルト(3/8 x 3-1/4 インチ)とフランジロックナット(3/8 インチ)を37~45Nm (3.7~4.6kg.m = 27~33ft-lb)にトルク締めする。
受信機底部の3本のねじ部を、マウントの3つの穴に合わせる(Figure 156)。

受信機をマウント荷台に固定する(Figure 156);六角ヘッドボルト(5 x 16mm)3本と、ワッシャ(5 x 16mm)3枚を使用する。
ボルト3本を 576~712Ncm (0.6~0.7kg.m = 51~63in-lb)にトルク締めする。
Note: CDMA RTK または GSM RTK 修正モデムを搭載している車両では、RTKを取り付けます。
同軸カップラのねじ部分を下に向けて RTK アンテナ用フランジの開口部に通す(Figure 157)。
Note: 同軸ケーブルコネクタのねじの平たい部分をフランジの開口部の平たい部分に合わせて入れてください。

ロックワッシャとジャムナットで同軸カップラを受信機プレートのフランジに組み付け、ジャムナットを手締めする(Figure 157)。
同軸カップラの上側フィッティングに RTK アンテナを組み付け、アンテナに付いているナットを手締めする(Figure 158)。

同軸カップラの下側フィッティングにアンテナ線を仮留めする(Figure 158)。
ケーブルを、ナビゲーション受信機の後ろを通して、CDMA または GSM 携帯電話用モデムの同軸コネクタまで導く(Figure 158)。
アンテナ線を、同軸コネクタ(CDMA または GSM 携帯電話用モデム)に接続する(Figure 158)。
アンテナ線のナットを手締めする。
この作業に必要なパーツ
| モニタマウント | 1 |
| フランジヘッドボルト (6 x 12 mm) | 3 |
| Uボルト(5/16 インチ) | 2 |
| フランジロックナット(5/16 インチ) | 8 |
| ボールマウント | 1 |
| フランジヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ) | 4 |
| モニタ:X25 ジオリンク高精度散布システムキット、ベース、WAAS(モデル 41630) | 1 |
| モニタアーム:X25 ジオリンク高精度散布システムキット、ベース、WAAS(モデル 41630) | 1 |
ハンドル軸上のハンドルの位置にテープでマーキングする(Figure 159)。

ハンドルのカバーを外す(Figure 159)。
ハンドルをステアリングバルブに固定しているナット(5/8 インチ)とワッシャ(5/8 インチ)を外してハンドルを取り外す(Figure 159)。
Figure 160に示すようにモニタマウントを配置する。

モニタマウントをステアリングバルブのハウジングに取り付ける(Figure 161);フランジヘッドボルト(6 x 12mm)3本を使用する。

モニタマウントのプレートを車両のシャーシのサポートチューブに取り付ける(Figure 162);Uボルト(2本)とフランジロックナット(5/16 インチ)2個を使用する。

ステアリングバルブの所のフランジヘッドボルト(6 x 12mm)3本を 9.72~11.98N∙m ( 1.0~1.2 kg.m = 86~106 in-lb)にトルク締め、サポートチューブのところのフランジロックナットを19.78~25.42Nm (2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb) にトルク締めする。
ハンドルに付けておいたテープマークを、ステアリングバルブのハウジングについているテールマークに合わせる(Figure 163)。

ハンドルを、ステアリングバルブのシャフトに取り付ける(Figure 163);ステップ 3 (ハンドルを取り外す)で取り外したワッシャ(5/8 インチ)とナット(5/8 インチ)を使用する。
ナットを206~254 Nm(9.3~11.5 kg.m=152~188 ft-lb)にトルク締めする。
ステップ 2 (ハンドルを取り外す) で外したカバーを、ハンドルに取り付ける (Figure 169)。
ボールマウントをモニタマウント用ブラケットに組み付ける (Figure 164);フランジヘッドボルト (5/16 x 3/4 インチ) 4本とフランジロックナット (5/16 インチ)4個を使用する。

ボルトとナットを19.78~25.42Nm(2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
モニタのボールフィッティングと車体のボールマウントを、モニタアームにセットする(Figure 165)。

オペレータが着席した状態でモニタを見ることができるようにモニタの角度を調整し、モニターアームのノブを手締めする(Figure 165)。
車両用ワイヤハーネスのうち、SPRAY PUMP COILというラベルのついた 2 ソケットコネクタを、オルタネータの 2 ピンコネクタから外す(Figure 166)。

キットのハーネスの枝線についている 2 ピンコネクタ(84cm の長さでPUMP CLUTCHというラベルがついているもの)を車両のワイヤハーネスのSPRAY PUMP COILというラベルがついている 2 ソケットコネクタに接続する(Figure 167)。

キットのワイヤハーネスのうち、PUMP CLUTCHというラベルのついた 2 ソケットコネクタを、オルタネータの 2 ピンコネクタに接続する(Figure 167)。
ワイヤハーネスの枝線(84cm)を、エンジンと散布用ポンプに向けて配線する。オルタネータベルトから十分に離して配設すること(Figure 168)。

この作業に必要なパーツ
| バッテリー用ブラケット | 1 |
| ボルト(5/16 x 1-3/4 インチ) | 1 |
| ワッシャ(5/16 インチ) | 1 |
| バッテリー (540A) | 1 |
| バッテリー・リテーナ | 1 |
| フランジロックナット(5/16 インチ) | 1 |
| オルタネータ用ブラケット | 1 |
| 駆動プーリ(279mm) | 1 |
| ボルト(1/4 x 2-1/4 インチ) | 4 |
| ロックワッシャ(1/4 インチ) | 4 |
| オルタネータ(60A) | 1 |
| フランジヘッドボルト (8 x 25 mm) | 1 |
| フランジヘッドボルト (3/8 x 1-1/2 インチ) | 1 |
| V ベルト | 1 |
バッテリーを車体のバッテリーブラケットに固定している J ボルトから、フランジロックナットと押さえ棒を取り外す(Figure 169)。

機体からバッテリーを外す(Figure 169)。
Note: 外したフランジナット、押さえ棒、バッテリー(300A)は廃棄して構いません。
ヒューズブロックをバッテリーブラケットに固定しているボルト(10-24 x 3/4 インチ)とナット (10-24 インチ)を取り外す(Figure 170)。
Note: 外したボルト(10-24 x 3/4 インチ)とナット (10-24 インチ)は バッテリーブラケットとバッテリー(540A)を取り付けるで使用します。

バッテリーブラケットを車体のショックサポートチューブに固定しているフランジヘッドボルト(3/8 x 3/4 インチ)2本を取り外す(Figure 170)。
Note: フランジヘッドボルト(3/8 x 3/4 インチ)はバッテリーブラケットとバッテリー(540A)を取り付けるで使用します。
バッテリーブラケットから、J ボルト(2本)とバッテリートレイを取り出す(Figure 171)。

車体からバッテリーブラケットを外す(Figure 172)。
Note: J ボルト、バッテリートレイ、バッテリーブラケットは廃棄して構いません。

新しいバッテリーブラケットを、車両のショックサポートチューブに合わせる(Figure 173)。

バッテリーブラケットをショックサポートチューブに組み付ける(Figure 174);ステップ 4 (バッテリー(300A)とバッテリーブラケットを取り外す)で外したフランジヘッドボルト(3/8 x 3/4 インチ)2本を使用する。

フランジヘッドボルトを 37~45Nm (4.6~6.2kg.m = 27~33ft-lb)にトルク締めする。
ヒューズブロックをバッテリーブラケットに取り付ける(Figure 174);ステップ 3(バッテリー(300A)とバッテリーブラケットを取り外す)で取り外したボルト(10–24 x 3/4 インチ)とナット(10-24)を使用する。
バッテリーをバッテリーブラケットに固定する;ボルト(5/16 x 1-3/4 インチ)ワッシャ(5/16 インチ)、バッテリーリテーナ、フランジロックナット(5/16 インチ)を使用してFigure 175のように取り付ける。

ボルトとナットを19.78~25.42Nm(2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
ポンプヘッドの 11 時の位置のところで、ボルト 2 本をFigure 176のようにゆるめて、ボルトの頭とポンプとの間に 7~10mm の隙間を作る。
Note: ボルトをポンプから外す必要はありません。

ステップ1でゆるめたボルトとポンプヘッドとの間に、オルタネータブラケットを配置する Figure 177。

ボルトを61~75Nm(6.2~7.6kg.m = 45~55ft-lb)にトルク締めする。
アイドラプーリのシャフトのナットをゆるめる(Figure 178)。
Note: ベルトに張力がかかっていないことを確認してください。

ベルトテンションボルトをゆるめてポンプベルトの張りを完全になくす(Figure 178)。
プーリを散布用ポンプに固定しているボルト(1/4 x 1 インチ)4本とロックワッシャ(1/4 インチ)4枚を取り外す(Figure 179)。
Important: プーリは外さないでください。
Note: 外したボルトとロックワッシャは廃棄して構いません。

オルタネータブラケットを用プーリ(キット)の穴を、ポンプ用プーリの穴に合わせる(Figure 180)。

オルタネータブラケットを用プーリをポンプ用プーリに組み付ける;ボルト (1/4 x 2-1/4 インチ)4本とロックワッシャ(1/4 インチ)4個を使用する。
ボルトを 1017~1243Nm(1.0~1.4 kg.m = 90~110 in-lb)にトルク締めする。
ベルトテンションボルトを回してベルトに張りを出す;エンジンスプロケットとポンプスプロケットとの間を 4.5kg の力で押したときに 9.5mm のたわみが出るように調整する。

アイドラプーリのシャフトのナットを 37~44Nm(5.3~6.6kg.m=27~33ft-lb)にトルク締めする。
オルタネータ(60A)を、オルタネータブラケットのねじ山付きボスに取り付ける(Figure 182);フランジヘッドボルト(3/8 x 1-1/2 インチ)を使用する。

オルタネータのねじ山付きフランジを、オルタネータブラケットスロット付きフランジに取り付ける(Figure 182);フランジヘッドボルト(8 x 25mm)を使用する。
駆動 プーリとオルタネータのプーリにベルトを掛ける(Figure 183)。

オルタネータ(Figure 184)をずらしてベルトに張りを出す;オルタネータのプーリと駆動プーリ(279mm)との間を 4.5kg の力で押したときに 9.5mm のたわみが出るように調整する。

フランジヘッドボルト(8 x 25mm)を 23~29Nm (2.4~2.9kg.m = 17~21ft-lb)にトルク締めする。
フランジヘッドボルト(3/8 x 1-1/2 インチ)を37~45Nm (3.7~4.6kg.m = 27~33ft-lb)にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| リレー | 1 |
| プッシュインファスナー | 1 |
| ヒューズ (15A) | 1 |
| ヒューズ (50A) | 1 |
キットのワイヤハーネスのうち、57cm のピンク線の端についている 2 ソケットコネクタ(Figure 185)を、オルタネータ(50A)の 2 ピンコネクタに接続する。

ピンクの検知線を、オルタネータベルトから十分に離して、ケーブルタイで固定する。
オルタネータの端子(Figure 186)からナットを外す。

オルタネータのワイヤ(赤、6ゲージ)を、オルタネータ(50 A)の端子に、ナットで接続する(Figure 186)。
オルタネータの赤線を、バッテリー端子に導く;プーリやオルタネータから十分に離して配設すること。
ナットを47~57 Nm(9.3~11.5 kg.m=34~42 ft-lb)にトルク締めする。
オルタネータの端子(Figure 186)に絶縁カバーを取り付ける。
リレーの 5 ピンコネクタを、5 ソケットコネクタ(Figure 187;キットのワイヤハーネスのうちASC 10 ENABLE RELAYというラベルのついているもの)に接続する。

リレーの取り付けタブについている穴を、ショックサポートチューブの穴に合わせ、押し込みファスナーを使ってリレーをチューブに固定する(Figure 187)。
マルチメータを、導通試験用にセットする。
車両のヒューズブロック 3 で、ヒューズソケット 2 のコンタクト 4 (右列)にFigure 188のようにマルチメータの検針を差し込む。

ヒューズブロックの表側で、マルチメータのもう一本の検針を使って、ソケット 2 のコンタクト 4 に導通している赤い 10 ゲージワイヤのブレードコネクタを探し出す。

ステップ 3(Figure 189)で探し出したコネクタとその導線に、テープでマーキングする。
ステップ4でマーキングしたブレードコネクタを、キットのワイヤハーネスの 51mm ピンク線のソケットコネクタに接続する(Figure 190)。

ヒューズブロック 3 で、ヒューズソケット 2 に、ヒューズ(15A)を挿入して一番奥まで押し込む(Figure 191)。

インラインヒューズブロックに、ヒューズ(50A)を挿入して一番奥まで押し込む(Figure 192)。

この作業に必要なパーツ
| データ用ハーネス(ナビゲーションシステム):ジオリンク高精度散布システムキット(モデル 41630) | 1 |
| バッテリー用ハーネス(ナビゲーションシステム):ジオリンク高精度散布システムキット(モデル 41630) | 1 |
| ケーブルタイ | 8 |
| クイックコネクトクランプ(赤いハンドル) | 1 |
| クイックコネクトクランプ(黒いハンドル) | 1 |

Important: データ用ハーネスには使用しないコネクタも含まれています。使用しないコネクタにはキャップやプラグを確実に嵌めておいてください。
ナビ用電装ハーネスの3ソケットコネクタ(電源インタフェース)を、データ用ハーネスの3ピンコネクタ(電源インタフェース)に接続する(Figure 193)。


データハーネスの 390cm の枝線を、ROPS の左側の縦柱の裏側に沿って配設する。

データ用ハーネスの 390cm の枝線を、ROPS 右側に沿って配設し、12 ソケットコネクタ (灰色) と 12 ソケットコネクタ (黒色) をナビゲーション受信機まで導く(Figure 197)。

灰色と黒色の 12 ソケットコネクタの長い方の側にある2本のキーを、ナビゲーション受信機の左側(灰色) 12 ピンコネクタの底部の水平面にある2本のスロットに合わせて接続する(Figure 198)。
Note: ワイヤハーネスのコネクタに付いている整列キーは、特殊な形状をしており、ナビゲーション受信機のピンコネクタ以外には形状が一致しませんから、注意してください。

データ用ハーネスの灰色と黒色の12 ソケットコネクタを、ナビゲーション受信機の左側(灰色)12ピンコネクタに接続する。カチッと音がしてロックするまで押し込むこと(Figure 198)。
データ用ハーネスの黒色の 12 ソケットコネクタの短い方の側にある2本の整列キーを、ナビゲーション受信機の右側(黒色) 12 ピンコネクタにある2本のスロットに合わせて接続する(Figure 198)。
Note: ワイヤハーネスのコネクタに付いている整列キーは、特殊な形状をしており、ナビゲーション受信機のピンコネクタ以外には形状が一致しませんから、注意してください。
データ用ハーネスの灰色と黒色の12 ソケットコネクタを、ナビゲーション受信機の左側(灰色)12ピンコネクタに接続する。カチッと音がしてロックするまで確実に押し込むこと(Figure 198)。
Figure 197 のように、ケーブルタイ2本を使って、データ用ハーネスの 390cm 枝線を右側 ROPS チューブに固定する。
Note: 12 ソケットとケーブルタイとの間のケーブルに少したるみを持たせてください。


このデータハーネスとバッテリーハーネスを、ROPS の左側の柱に沿っておろし、座席サポートのクロス部材へ配設する(Figure 201)。

Figure 201に示すように、ナビゲーション受信機用の 390 cm のデータハーネスを、ROPS に固定する。
バッテリーハーネスのうち、***IMPORTANT*** ONLY CONNECT THIS WIRE TO SWITCHED 12V POWER SOURCEというラベルの付いた 1 ソケットコネクタを、キットのワイヤハーネスの 66cm 枝線(Figure 202)(SW’D PWR FOR GEN 2 TOPCONというラベル)の 1 ソケットコネクタに接続する。

キットのワイヤハーネスの 66cm の枝線についている 4 ピンコネクタ(ASC 10 PWR & CAN FROM X30というラベルがついているもの)を、データハーネスの、CAN 2/ASC10 BUSというラベルがついている 4 ソケットコネクタに接続する(Figure 202)。
データハーネスとバッテリーハーネスを、座席サポートのクロス部材を横切って配線し、データハーネスの 390cm の枝線をクロス部材にケーブルタイ(2本)で固定する(Figure 201 と Figure 203)。

バッテリーハーネスの 220cm の枝線を、右上フレームチューブに沿って配設する(Figure 203)。
バッテリーハーネスの 220cm の枝線を、ソケットサポートチューブを横切ってバッテリーに向けて配設する(Figure 203)。
Note: 相互接続用の 100cm の枝線(スイッチ付き電源)は、そのままの位置において置いてください。
データ用ハーネスの 220cm の枝線(26ソケットのついている枝線)を、コントローラコンソールの下を通って配設し、ダッシュパネルに向かって前方へ導く(Figure 203)。

データ用ハーネスの 220 cm の枝線(26ソケットのついている枝線)を、ダッシュパネルに導く(Figure 205)。

データ用ハーネスの 220cm の枝線を、モニタ用のサポートチューブに沿って配設する(Figure 205)。
データ用ハーネスの 26 ソケットコネクタを、スプレーヤのモニタディスプレイの 26 ピンコネクタに接続する。コネクタ同士をしっかり押し込んで確実にロックさせること(Figure 206)。

データ用ハーネスの 220cm の枝線に十分なたるみがあること、モニタの位置調整ができるだけの余裕があることを確認し、Figure 205のようにハーネスをサポートチューブにケーブルタイで固定する。
赤色と黒色のハンドル式クイックコネクトクランプから、六角ナットとワッシャを外す(Figure 207)。

黒色ハンドル付きクイックコネクトクランプのラッチハンドルを開ける(Figure 208)。

クイックコネクトクランプを、バッテリーのマイナス端子に接続する;Figure 207のように、クランプのねじ山付きポストをバッテリーの内側に向ける
クイックコネクトクランプのラッチハンドルを閉じる(Figure 208)。
Note: クイックコネクトクランプの強さを調整する必要がある場合には、ハンドルを開き、網目模様付きナットを回して締め付け力を増減してください。
赤色ハンドル付きクイックコネクトクランプにも、ステップ 2~4 の作業を行う。
配線から出た火花で水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
バッテリーケーブルの接続ルートが不適切であるとケーブルがショートを起こして火花が発生する。
ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス(黒)ケーブルから取り外し、次にプラス(赤)ケーブルを外す。
ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス(赤)ケーブルから取り付け、それからマイナス(黒)ケーブルを取り付ける。
バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部分が触れるとショートを起こして火花が発生する。
バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端子と金属部を接触させないように注意する。
バッテリーの端子と金属を接触させない。
バッテリー押さえは必ず取り付ける。

バッテリーのプラスケーブルに、Figure 210のように絶縁カバーを取り付ける。

以下のワイヤおよびケーブル端子を、バッテリーのプラス端子のねじ山付きポストに、以下の順序で取り付ける(Figure 211):
Note: エンジンスタータに向かうバッテリーケーブルの端子(プラス)がねじ山付きポストの一番上の端子になるようにしてください。
リング端子:車両用ワイヤハーネスのうち BATTERY (+) というラベルの付いた 22 cm の枝線
リング端子:バッテリー用ハーネスの 220cm の枝線(***IMPORTANT*** CONNECT THIS WIRE TO POSITIVE ON BATTERYというラベル)
リング端子:キットのワイヤハーネスの 60cm の枝線(TO BATTERY POSITIVE というラベル)
バッテリーケーブルの端子(プラス):オルタネータ(50A)へ
バッテリーケーブルの端子(プラス):エンジンスタータへ

ねじ山付きポストにワッシャ(1/4 インチ)と六角ナット(1/4 インチ)を組み付け、ナットを、10.17~12.34Nm (1.0~1.3kg.m = 90~110in-lb) にトルク締めする。
バッテリーのスタータ向けプラスケーブルの絶縁カバーをねじ山付きポストに取り付ける(Figure 211)。
以下のワイヤおよびケーブル端子を、バッテリーのマイナス端子のねじ山付きポストに、以下の順序で取り付ける(Figure 212):
Note: エンジンとシャーシのアースに向かうバッテリーケーブルの端子(マイナス)がねじ山付きポストの一番上の端子になるようにしてください。
リング端子:バッテリー用ハーネスの 220 cm の枝線(***IMPORTANT*** CONNECT THIS WIRE TO – VE TERMINAL OF BATTERY WHICH IS CONNECTED TO TRACTOR FRAMEというラベル)
リング端子:キットのワイヤハーネスの 60cm の枝線(マイナス線)
バッテリーケーブルの端子(マイナス):エンジンとシャーシのアースへ

データ用ハーネスの余っている部分を、右上フレームチューブの上に集める(Figure 213)。

データハーネスとショックサポートチューブをそろえて、ケーブルタイでチューブに固定する(Figure 213)。
データハーネスの束を右上フレームチューブにそろえて、ケーブルタイでフレームチューブに固定する(Figure 213)。
データハーネス、バッテリーハーネス、キットのワイヤハーネス、バッテリーケーブルが、プーリやベルトに近すぎないように十分配慮してください。
ワイヤハーネスをケーブルタイで固定する。ハーネスがベルトやプーリなどの近くを通らないようにする。
この作業に必要なパーツ
| 押し込みファスナー | 13 |
フードの穴を、機体のダッシュパネルの穴およびフレームについている穴に合わせる(Figure 214)。

押し込みファスナー(9個)を使って、フードをダッシュパネルとフレームに固定する(Figure 214)。
車両用ワイヤハーネスの 2 個のコネクタ(2 ソケットコネクタ)を、左右のヘッドライトの 2 ピンコネクタに接続する(Figure 215)。

内側フェンダシュラウドを、左上および左下のフレームチューブに合わせる(Figure 215)。

押し込みファスナー(6個)を使って、内側フェンダ用シュラウドをフレームチューブに固定する(Figure 216)。
Figure 216に示すように、フェンダの穴を、車体フレームの穴に合わせる。

フェンダをフレームに仮止めする(Figure 217);ステップ 2(左右の前フェンダを取り外す)で取り外したボルト(5/16 x 1 インチ)3本とワッシャ(5/16 インチ)3枚を使用する。
押し込みファスナー(2個)を使って、フェンダをフレームチャネルに固定する(Figure 218)。

ボルト(5/16 x 1 インチ)を 19.78~25.42Nm (2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
機体の反対側のフェンダと内側フェンダ用シュラウドについても 1から6 の作業を行う。
エンジンアクセスパネルのラッチを、ROPSバーのパネルサポートブラケットのブッシュに合わせる(Figure 219)。

パネルをブラケットに取り付ける(Figure 219)。
ハンドルラッチを下に回してパネルをブラケットに固定する(Figure 219)。
座席と座席プレートを車体シャーシに合わせる(Figure 220)。

シートパンのピボットフィッティングにある穴を、シャーシブラケットの穴に合わせる(Figure 221)。


シートパンをシャーシブラケットに取り付ける;ピボットピン2本を使用する(Figure 221)。
ピボットピンをヘアピン(2本)で固定する(Figure 221)。
座席のブラケットに支え棒を取り付け、ワッシャとヘアピンで固定する(Figure 222)。

車両用ハーネスの 2 ソケットコネクタを、座席スイッチ用のコネクタに接続する。ゆるみなく完全にはめ込むこと(Figure 223)。

運転席を前にすこし倒して、座席についている支え棒をはずし、座席を正規位置におろす。ラッチが掛かったのを確認する。
スタータスイッチにキーを差し込んで ON 位置に回す。
インフォセンターに初期画面が現れ、各種の表示が短時間おこなわれる(Figure 224)。
Note: エンジンは始動させないでください。

インフォセンターのホーム画面で、中央ボタンを押して、ナビゲーション画面に入る(Figure 225)。

中央ボタンをもう一度押してメインメニューを表示させる(Figure 225)。
メインメニューMAIN MENU画面で、中央ボタンを押して設定SETTING画面へ移動し、右ボタンで選択する(Figure 226)。

設定メニューSETTING画面で、中央ボタンを押して保護設定PROTECTED SETTINGS画面へ移動し、右ボタンで選択する。

PIN(暗証番号)を以下の手順で入力する:
必要に応じて中央ボタンを何度か押して PIN コード画面の左端のケタに数字を入れる(Figure 228)。

右ボタンを押して PIN コード画面の左から2番目のケタに移る(Figure 228)。
1 と 2 を繰り返して、残りの3ケタ全部に PIN の数字を入れる。
全部の数字を入れ終ったら、右ボタン(Figure 228)を押し、さらに中央ボタンを押して PIN コード画面に入る(Figure 229)。
インジケータが短時間点灯する。

中央ボタンを押してジオリンクGEOLINKオプションへ移動し、右ボタンで選択する(Figure 230)。

インフォセンターにジオリンク確認画面が表示される (Figure 231)。

キーを OFF 位置にし、もう一度ONにする。
GEOLINK 初期画面が、キースイッチをONにすると最初に表示される。
