Important: 2016 年度以降のワークマン MD/MDE/MDX/MDXD にこのキャブキットを取り付ける場合には、キットに入っているヘビーデューティスプリングを取り付ける必要があります。 2015 年以前のマシンでは、このキットに入っているスプリングを廃棄し、弊社代理店からスプリング(Toro P/N 117-4847)を2本購入してください。 スプリングキットの取り付けは、必ず、所定の資格を持つトロの整備士が所定の特殊工具を用いて行ってください。不適切な取り外し、分解、取り付け作業は、人身事故の原因となります。このキットの取り付けや特殊工具について分からない点があればお近くの正規ディーラにお尋ねください。
平らな場所に駐車する。
駐車ブレーキを掛ける。
荷台を上昇させ、支え棒で確実に固定する;車両の オペレーターズマニュアル を参照。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
バッテリーを取り外す;車両の オペレーターズマニュアル を参照。
前輪を取り外す。
スピンドルから、六角ヘッドボルト(3/8 x 4-3/4 インチ)とフランジナット(3/8 インチ)を外す(Figure 1)。
コントロールアームから、六角ヘッドボルト(3/8 x 3-1/2 インチ)とフランジナット(3/8 インチ)を外す(Figure 1)。
ストラットアセンブリを上フレームに固定している六角ヘッドボルト(1/2 x 2-1/4 インチ) とロックナット(1/2 インチ)を取り外す(Figure 1)。
ストラットセンブリを外す(Figure 1)。
Note: 車体の反対側でも同じ作業を行う。

この作業に必要なパーツ
| スプリング | 2 |
ストラットアセンブリのスプリングの取り外しと取り付けには、必ず、トロのスプリング圧縮ツールを使用してください。代理店にご相談ください。
ストラットアセンブリにスプリング圧縮ツールを取り付けてスプリングを圧縮する。
スプリングを圧縮した状態でカラーを取り外す。
ストラットアセンブリからスプリングを取り外す(Figure 1)。
既存のストラットアセンブリに新しいスプリングを取り付ける(Figure 1)。
スプリング圧縮ツールでスプリングを圧縮する。
スプリングを圧縮した状態でカラーを取り付ける。
注意深くスプリングの力を解放してスプリングをカラーに着座させる。
スプリング圧縮ツールをストラットアセンブリから外す。
Note: 車体の反対側でも同じ作業を行う。
Close sectionストラットアセンブリを車体に取り付ける。
ストラットアセンブリの上部をフレームに固定する;上用六角ヘッドボルト(1/2 x 2-1/4 インチ)とロックナット(1/2 インチ)を使用してFigure 1のように取り付ける。
六角ヘッドボルト(1/2 x 2-1/4 インチ)を91~113Nm (9.3~11.5kg.m = 67~83ft-lb)にトルク締めする。
六角ヘッドボルト(3/8 x 4-3/4 インチ)とフランジナット(3/8 インチ)をスピンドルに取り付ける(Figure 1)。
六角ヘッドボルト (3/8 x 4-3/4 インチ)を37~45Nm (9.3~11.5kg.m = 27~33ft-lb)にトルク締めする。
ストラットアセンブリの下部をコントロールアームに固定する;六角ヘッドボルト(3/8 x 3-1/2 インチ)とフランジナット(3/8 インチ)を使用してFigure 1のように取り付ける。
六角ヘッドボルト (3/8 x 3-1/2 インチ)を37~45Nm (3.7~4.6kg.m = 27~33ft-lb)にトルク締めする。
前輪を取り付ける。
Note: 車体の反対側でも同じ作業を行う。
Close sectionこの作業に必要なパーツ
| 圧縮スプリング | 2 |
ストラットアセンブリのスプリングの取り外しと取り付けには、必ず、トロのスプリング圧縮ツールを使用してください。代理店にご相談ください。
Important: 2015 年以前のマシンでは、このキットに入っているスプリングを廃棄し、弊社代理店からスプリング(Toro P/N 117-4847)を2本購入してください。
機体の前側を床から浮かせてジャッキスタンドで支える。
Figure 2 のように、既存のショックアセンブリを取り外す。

スプリング圧縮器を使って、既存のスプリングを外し、このキットに入っているスプリングを取り付ける。
ショックアセンブリを取り付け、一番長い状態から3クリック締める。
Note: スプリングの取り付けと前輪のトーインの点検方法については サービスマニュアルを参照してください。
ボルトを95~122Nm(3.7~4.6kg.m = 70~90 ft-lb)にトルク締めする。
支え棒が付いていないワークマンの場合には フロアマウントを取り付けるへ進んでください。
Figure 3に示されているように、ROPSアセンブリを車体フレームに取り付けているボルトとナットを外し、ROPSアセンブリを取り外します。
Note: フレームに取り付けられているシートベルトのアンカーは外さないでください。

この作業に必要なパーツ
| フロアマウント | 2 |
| ナット(3/8 インチ) | 6 |
| ボルト(3/8 x 1インチ) | 4 |
| ボルト(5/16 インチ) | 2 |
| ナット(5/16 インチ) | 2 |
| ボルト(7/8 x 3/8 インチ) | 2 |
| ワッシャ | 2 |
Figure 4 に示すように、フレームにフロアパネルを固定します。

ボルト (3/8 x 7/8 インチ) 2本とボルト(3/8 x 1 インチ)4本を、37~45Nm (3.7~4.6kg.m = 27~33ft-lb) にトルク締めする。
ボルト(5/16 インチ)2本を 1978~2543Ncm (0.6~0.7kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| キャブフレーム | 1 |
| ボルト(3/8 x 7/8 インチ) | 4 |
| ボルト(3/8 x 3/4 インチ) | 10 |
| ナット(3/8 インチ) | 10 |
吊り上げポイント部分でキャブフレームを吊り上げ、機体の上に降ろします (Figure 5)。

フレームを機体に固定します;ボルト(3/8 x 3/4 インチ)10本と、ナット(3/8 インチ)10個、ボルト(3/8 x 7/8 インチ)4本を使用し、Figure 6のように取り付けます。

ボルトを37~45Nm(3.7~4.6kg.m = 27~33 ft-lb)にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| サイドプレート・パネル | 2 |
| ボルト(1/4 インチ) | 4 |
| サイドプレートの発泡樹脂パネル | 2 |
キャブに取り付けプレートを固定する;ボルト (1/4 インチ) 4本を使い、 Figure 7に示すように取り付ける。
ボルト本を 1017~1243Ncm (0.6~0.7kg.m = 90~110in-lb)にトルク締めする。
取り付けプレートに張り付けてある両面テープの裏紙をはがす (Figure 7)。

発泡樹脂パネルをアセンブリに貼り付ける(Figure 7)。
この作業に必要なパーツ
| シートベルトのアンカー | 2 |
| ボルト(3/8 x 3/4 インチ) | 4 |
| ナット(3/8 インチ) | 4 |
| シートベルトの受け側端部 | 2 |
| ボルト(7/16 インチ) | 4 |
| ナット(7/16 インチ) | 4 |
| シートベルトブラケット | 2 |
| シートベルト | 2 |
| ボルト(7/8 x 3/8 インチ) | 2 |
シートベルト用ブラケットを ROPS についている各タブに取り付ける;ボルト (3/8 インチ) 2本を使用しFigure 8に示すように取り付ける。

ボルト(3/8 インチ)4本を37~45Nm(3.7~4.6kg.m=27~33ft-lb)にトルク締めする。
各シートベルトの引き込み側を、それぞれのアンカーブラケットに取り付ける;各々についてボルト (7/16 インチ) とナット (7/16 インチ) を使用し、Figure 8に示すように取り付ける。
Note: すでに ROPS アセンブリが搭載されている車両には、シートベルトアンカーもついているはずですので、ワイヤハーネスを配設するへ進んでください。
ボルト(7/16 インチ)2本を67~83Nm(3.7~4.6kg.m=49~61ft-lb)にトルク締めする。
前フレームに左右のシートベルトアンカーを固定する;ボルト(3/8 x 3/4 インチ)4本とナット(3/8 インチ)4個を使用しFigure 9のように取り付ける。

ボルト (3/8 x 13/4 インチ)4本を37~45Nm (9.3~11.5kg.m = 27~33ft-lb)にトルク締めする。
Figure 10 に示された寸法で、座席シュラウド上面に穴を 2 ヶ所あける。
Important: 座席シュラウドの下には各種の電気機器や経書ケーブルがありますから、穴あけ作業は注意深く行ってください。

各シートベルトのロックアセンブリの受け側を、座席ベースに開けた穴の1つに通す (Figure 11)。

各シートベルトの受け側をそれぞれのアンカーに取り付ける;各々についてボルト (7/16 インチ) とナット (7/16 インチ) を使用し、Figure 11に示すように取り付ける。
ボルトを67~83Nm(3.7~4.6kg.m = 49~61 ft-lb)にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| ワイヤハーネス | 1 |
| クリップタイ | 1 |
| プラグ | 1 |
| ヒューズ (30A) | 1 |
| アースブロック(MDE のみ) | 1 |
| ジャンパストリップ(MDE のみ) | 1 |
| ボルト(#10 x 3/4 インチ、MDE のみ) | 2 |
| ボルト(#10、MDE のみ) | 2 |
| アースアダプタハーネス(MDE のみ) | 1 |
| パワーアダプタハーネス(MDE のみ) | 1 |
Note: ワークマン MDE では、12V プラグアダプタ(別売)を取り付けてください;キットの取り付け要領書を参照。
以下のどちらかの方法でワイヤハーネスの配線を行う:
ワークマン MD/MDX/MDXD:ハーネスのリング端子をアースブロックに接続し、ヒューズブロックのコネクタを空いているヒューズブロック用のコネクタに接続する(Figure 13)。
Note: ヒューズブロックの接続に空きがない場合には、ヒューズブロックを追加してください。詳細について分からないことがありましたら弊社代理店におたずねください。

2015年以前のワークマン MDE では以下の作業を行う:
Note: 12V プラグアダプタキット(別売)が、すでに搭載されている必要があります。
バッテリーを接続し、荷台を降ろす;オペレーターズマニュアルを参照。