この GeoLink ™ スプレーシステムキットは、芝生に液剤を散布する専用装置のための補助装置(アタッチメント)であり、そのような業務に従事するプロのオペレータが運転操作することを前提として製造されています。この製品は、集約的で高度な管理を受けている公園やゴルフ場、スポーツフィールド、商用目的で使用される芝生に対して液剤を散布することを主たる目的として製造されております。
弊社のウェブサイトwww.Toro.comで、製品の安全な取扱いや運転に関する講習資料、アクセサリ情報の閲覧、代理店についての情報閲覧、お買い上げ製品の登録などを行っていただくことができます。
CALIFORNIA
Proposition 65 Warning
米国カリフォルニア州では、この製品に、ガンや先天性異常などの原因となる化学物質が含まれているとされております。
米国カリフォルニア州では、この製品を使用した場合、ガンや先天性異常などを誘発する物質に触れる可能性があるとされております。
この散布装置で取り扱う農薬は人体や動植物、土壌などに危険を及ぼす可能性があるので取り扱いには十分注意すること。
自分自身の安全を守るために、農薬を取り扱う前に、容器に張ってあるラベルや安全データシート(MSDS)など取り扱い上の注意をよく読んで理解し、薬剤メーカーの指示を守る。たとえば、保護めがね(ゴグル)、手袋など、薬剤との接触を防止し危険から身を守ることのできる適切な保護対策を講じる。
散布する薬剤は一種類とは限らないので、取り扱っているすべての薬剤に関して注意事項を必ず確認する。
上記安全確保に必要な情報が手に入らない場合には、この装置の運転を拒否してください。
散布装置の整備や修理をする時は、その前に必ず洗浄を行う。その装置が薬剤メーカーの指示通りに3回のすすぎ洗いや必要な中和処理を実行済みであること、さらに、すべてのバルブにそれぞれ 3 回の開閉操作洗浄が実施されていることを確認する。
十分な量の水と石鹸を身近に常備し、薬剤が皮膚に直接触れた場合には、直ちに洗い流すこと。
平らな場所に駐車する。
駐車ブレーキを掛ける。
左右のブームを散布位置に降下させる。
スプレーヤを洗浄する;オペレーターズマニュアルの「スプレーヤの洗浄」を参照。
Important: このキットの取り付けを行う前に、タンクを完全に空にする必要があります。
オプションのタンクすすぎキットを搭載している場合には、以下の作業を行う:
すすぎタンクから液剤タンクへ水を移動させる;すすぎキットの取り付け要領書 の「すすぎキットの使用方法」を参照。
液剤タンクを空にする;散布車のオペレーターズマニュアルの「スプレーヤの洗浄」を参照。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
配線から出た火花で水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
バッテリーケーブルの接続ルートが不適切であるとケーブルがショートを起こして火花が発生する。
ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス(黒)ケーブルから取り外し、次にプラス(赤)ケーブルを外す。
ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス(赤)ケーブルから取り付け、それからマイナス(黒)ケーブルを取り付ける。
バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部分が触れるとショートを起こして火花が発生する。
バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端子と金属部を接触させないように注意する。
バッテリーの端子と金属を接触させない。
バッテリー押さえは必ず取り付ける。
バッテリーについているカバーを外し、バッテリーのマイナス(黒)端子からケーブルを外す (Figure 1 と Figure 2)。


バッテリー端子からプラス(赤)ケーブルを外す (Figure 2)。
座席をふたつとも前に倒し、中央コンソールのベース部のスロットの端にあるへこみ部分に支え棒を移動させて座席を支える。
エンジンが完全に冷えるのを待つ。
機体後部にで、液剤タンクの後部にある電動ホースリールキットのワイヤハーネスを探し出す(Figure 3)。

後メインハーネスの2ピンコネクタから、電動ホースリール用ハーネスの2ソケットコネクタを外す(Figure 3)。
後メインハーネスの3ソケットコネクタから、電動ホースリール用ハーネスの3ピンコネクタを外す(Figure 3)。
フォームマーカーのタンクの後部にあるコンプレッサ用ハーネスを探し出す (Figure 4)。

車両用の後ワイヤハーネスの4ソケットコネクタから、コンプレッサ用の4ピンコネクタを外す(Figure 4)。
機体後部で、すすぎ用ポンプのカバーを両側から押し、カバーについているタブがサドルプレートのスロットをかわすまでカバーを上に持ち上げて、カバーを取り外す(Figure 5)。

後メインハーネスの6ソケットコネクタから、すすぎポンプハーネスの6ピンコネクタを外す(Figure 6)。

この作業に必要なパーツ
| スイッチのプラグ(収納式ホースリールキット—Toro P/N 99-7420) | 1 |
コントロールボックスをリール取り付けプレートに固定しているボルト(5/16 x 3/4 インチ) 2本とロックナット (5/16 インチ)2個を取り外す(Figure 7)。

水圧制御スイッチから、コントロールボックス用の8ソケットコネクタを外す(Figure 7)。
8ソケットコネクタをコントロールボックス内部に引き込む(Figure 7)。
水圧制御 スイッチのロックタブをつまんで、スイッチをコントロールボックスの外に押し出す(Figure 7)。
Note: 外したスイッチは廃棄する。
スイッチを外したところ(コントロールボックス開口)に、スイッチプラグを合わせる(Figure 7)。
コントロールボックス内部にスイッチプラグを入れ、プラグがカバーにパチンと音を立ててはまるまで押し込む(Figure 7)。
コントロールボックスをリール取り付けプレート(Figure 7)に固定する;ボルト(5/16 x 3/4 インチ)2本と、ロックナット(5/16 インチ)2個を使用。
ボルトとナットを1978~2542Ncm(2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| チューブアセンブリ(Toro P/N 114–9553) | 2 |
| ケーブルタイ | 8 |
フォームマーカーキット用のコンプレッサの接続パネルで、右側ブーム用の透明チューブと青色チューブをケーブルタイで固定する(Figure 8)。

左および右ブーム部で、泡ノズル用の透明チューブ2本と青色チューブ2本のコンプレッションナットをゆるめる(Figure 8)。
左右のブーム用のコンプレッションフィッティングからチューブ(4本)を外す(Figure 8)。
左ブーム用の泡液剤チューブと空気チューブ、および右ブーム用の液剤チューブと空気チューブを区別できるようにテープなどでマーキングする。
左右のブームで、泡ノズルからチューブを外し、ブームの支点近くにある R クランプから抜き出す(Figure 9)。

センターブーム延長キット が装着されているマシンでは、外したチューブの端部をセンターブームに仮止めし、 機体から液体チューブと空気チューブを取り外すと新しいチューブアセンブリを取りつけるのための作業は飛ばす。
フォームマーカーの透明チューブと青色チューブをブームに固定しているケーブルタイを外す(Figure 10)。

フォームマーカーのノズル部で、ノズルの青色圧縮フィッティングに青色チューブ(水)を固定している圧縮ナットをゆるめる(Figure 11)。

フォームマーカーのノズルの白色圧縮フィッティングに透明チューブ(空気)を固定している圧縮ナットをゆるめる(Figure 11)。
機体から原液チューブと空気チューブを取り外す。
チューブの両端にある圧縮ナットを取り外す(Figure 11)。
Note: 外した圧縮ナットは、ステップ 1(新しいチューブアセンブリを取りつける)で使用します。
古い原液チューブと空気チューブ(Figure 12)を新しいチューブアセンブリ(Toro P/N 114–9553)に合わせて並べる。

古い原液チューブと空気チューブに合わせて新しいチューブアセンブリにテープで印をつける。
ステップ 7で新しいチューブアセンブリに付けたマークから 26cm の所にマーキングを施し、この位置(長さを増やした方のマーク)でチューブアセンブリを切断する(Figure 12)。
古い原液チューブと空気チューブにケーブルタイでマーキングが施されている場合には、新しいチューブアセンブリにも同じようにマーキングするが、マーキングされていない場合には、ステップ 10へ進む。
Note: 古い原液チューブと空気チューブは、これで不要になりました。
チューブアセンブリの各チューブの端部から、外被覆を 77~102mm はぎ取る(Figure 12)。
機体の反対側のチューブについても 1から10 の作業を行う。
青色チューブに青色圧縮ナットを取り付け、透明チューブに白色圧縮ナットを取り付ける (Figure 13)。

フォームマーカーのノズルの白色圧縮フィッティングに透明チューブの白色圧縮ナットを嵌め、ナットを手締めする(Figure 13)。
フォームマーカーのノズルの青色圧縮フィッティングに青色チューブの青色圧縮ナットを嵌め、ナットを手締めする(Figure 13)。
Figure 14に示すように、ブームの上側サポートポールの後ろ側に沿ってチューブアセンブリを配設する。
Important: 間違えてブームの上側サポートポールの前側に沿ってチューブアセンブリを配設してしまうと、ブームを折りたたんだ時にブームとクレードルとの間にチューブが挟まれてしまいます。

Figure 15に示すように、ケーブルタイを使ってチューブアセンブリをノズルサポートの穴に固定する。

Figure 14に示すように、ケーブルタイを使ってチューブアセンブリをブームに固定する。
チューブアセンブリの自由端を、ブームに仮止めする。
マシンの反対側でも、ステップ 1~6 の作業を行う。
昇降シリンダマニホルドの右側シリンダ動作ソレノイドの2ピンコネクタから、ソニックブームのワイヤハーネスの2ピンコネクタを外す(Figure 16)。

昇降シリンダマニホルドの左側シリンダ動作ソレノイドの2ピンコネクタから、ソニックブームのワイヤハーネスの2ピンコネクタを外す(Figure 16)。
昇降シリンダのマニホルドのソレノイドの2ピンコネクタから、ソニックブーム仕上げキットのワイヤハーネスの2ソケットコネクタを外す(Figure 17)。
Note: ソニックブームのワイヤハーネスは機体から外さないでください。
左ブーム上昇
右ブーム上昇
左ブーム下降
右ブーム下降

右側ウルトラソニックセンサー用のケーブルの3ピンコネクタから、ソニックブームのワイヤハーネスの3ソケットコネクタを外す(Figure 18)。

左側ウルトラソニックセンサー用のケーブルの3ピンコネクタから、ソニックブームのワイヤハーネスの3ソケットコネクタを外す(Figure 18)。
ウルトラソニックセンサー用のケーブルを、左右それぞれのブームに固定する。
Note: ソニックブームのワイヤハーネスは機体から外さないでください。
センターセクションカバー(11ノズル)を支えておいて、このカバーをカバーサポートブラケットに固定しているフランジヘッドボルト(5/16 x 1-1/4 インチ)4本とカバーストラップ2本を外す(Figure 19)。

機体から中央ブームのカバーを外す(Figure 20)。
Note: 外したカバー、カバーストラップ、フランジヘッドボルトは、ステップ 1と2(センターブーム用カバーを取り付ける)で使用します。


キャリッジ下シュラウドをシャーシに固定しているフランジヘッドボルト(5/16 x 7/8 インチ) 7本とワッシャ(5/16 インチ)7枚を取り外す(Figure 22)。
Note: 外したフランジヘッドボルトとワッシャは、ステップ 5(キャリッジ下シュラウドを取り付ける)で使用します。

キャリッジ下シュラウドのサポートストラップをエンジン搭載ブラケットに固定しているボルトおよびキャリッジボルトのフランジロックナット(5/16インチ)4個を取り外す(Figure 23)。
Note: ボルトは機体から外さないでください。外したフランジロックナットは、ステップ 3(キャリッジ下シュラウドを取り付ける)で使用します。

キャリッジ下シュラウドをエンジン搭載ブラケットに固定しているボルトに沿ってサポートストラップを持ち上げる。
エンジン制御モジュール用のブラケットをエンジンのサポートブラケットとエンジンのアクセサリケースに固定しているフランジヘッドボルト(3本)とフランジナット(1個)を外す (Figure 24)。
Note: 外したフランジヘッドボルトとフランジナットは、ステップ 2(エンジン制御モジュールと取り付けブラケットを取り付ける(ガソリンエンジン搭載車のみ))で使用します。


エンジン制御モジュールと取り付けブラケットを下げて後方に移動して車両の前および後のワイヤハーネス用のコネクタにアクセスできるようにする。
Note: エンジン制御モジュールはエンジンから外さないでください。
Note: スプレーガンキット(オプション)を搭載している車両では、水圧検知チューブと散布ホースを外すを参照してください。
Close section右側ブーム用バルブの90° エルボにあるチューブカップラ用のカラーを押し込む(Figure 26またはFigure 27)。


チューブカップラからダッシュボード用の水圧検知チューブを抜き出す(Figure 26またはFigure 27)。
Note: 散布ホース用のシャットオフバルブの90° エルボは右側ブーム用バルブのフランジから外さないでください。
この作業に必要なパーツ
| 後方ワイヤハーネス | 1 |
Note: 前ハーネスと後ろハーネスの接続を外す時は、ホイストで機体を持ち上げてください。

機体の下の右フレームチューブに沿って配設されている前後のワイヤハーネスの相互コネクタを探し出す(Figure 28)。
図Figure 29~Figure 34に示すように、前後のワイヤハーネスを接続している6組のコネクタの接続を外す。






後ワイヤハーネスを機体の右側フレーム固定しているモミの木形のアンカー(3個)を外す(Figure 35)。

機体後部(右側フレームチューブと右側フェンダとの間)で、後メインハーネスの3ソケットコネクタから、速度センサーハーネス(右側油圧走行モータにある)の3ピンコネクタを外す(Figure 36)。

マニホルドマウント後部で、攪拌バルブから3ソケットコネクタを外し、ブームバルブ(全部で3つ)から、それぞれ3ソケットコネクタを外す(Figure 37)。

後ワイヤハーネスをマニホルドマウントの前側および下部プレートに固定しているモミの木形のアンカーを外す(Figure 38)。

機体後部で、昇降シリンダマニホルド用の2ソケットコネクタ(Figure 39)を、以下のように外す:
Note: ウルトラソニックブームキット搭載車両;昇降シリンダのマニホルドからワイヤハーネスを外すを参照。
右—上昇ソレノイド
左—上昇ソレノイド
作動許可ソレノイド
右—下降ソレノイド
左—下降ソレノイド

機体後部、スプレーヤポンプの車軸側で、ポンプ用リレーの2ピンコネクタから、後メインハーネスの2ソケットコネクタを外す(Figure 40)。

後ワイヤハーネス(Figure 41)を後クロスチューブ(油圧走行モータの後方)に固定しているモミの木形のアンカーを外す。

車両の後部ワイヤハーネスから、ダッシュボードの水圧計用の水圧検知チューブを抜き出す(Figure 42)。

後ワイヤハーネスを機体から外す。
Note: 機体から外した後メインハーネスは廃棄して構いません。
この作業に必要なパーツ
| ケーブルタイ | 1 |
| スイッチのプラグ | 1 |
機体のダッシュパネルの下で、散布レートスイッチをロックしているタブをつまんで、スイッチをダッシュパネルから押し出す(Figure 43)。

機体の前ハーネスの8ソケットコネクタ(RATE SWITCHというラベルがついている)を、スイッチの8ピンコネクタから外す(Figure 43)。
Note: 機体から外したレートスイッチは、もう使用しません。
前ハーネスの、レートスイッチ用の枝線を、ダッシュボードの穴から出して、ケーブルタイで前ハーネスに縛り付ける。
ダッシュパネルの穴(レートスイッチを外したところ)に、スイッチプラグを合わせる(Figure 43)。
ダッシュパネルにスイッチプラグを押し込む。プラグがパチンと音を立ててはまるまで押し込む(Figure 43)。
この作業に必要なパーツ
| キャップ(クイックカップラ) | 3 |
| リテーナ | 3 |
3つのバルブマニホルドマウントに固定しているフランジヘッドボルト(1/4 x 3/4 インチ) 4本とフランジロックナット(1/4 インチ)4個を取り外す(Figure 44)。

攪拌バルブと左ブームバルブのところでストレートカップラをアダプタカップラに固定しているフランジクランプ(2個)を外す(Figure 45)。

機体から、ストレートカップラとガスケット(2枚)を外す(Figure 45)。
Note: 外したクランプとガスケットは、ステップ 2(フローメータと水圧トランスデューサを組み立てる)とステップ1および2(フローメータと水圧トランスデューサを機体に取り付ける)で使用します。
縮径アダプタとガスケット(2-1/4 インチ)を左ブームバルブのフランジに固定しているフランジクランプ(76mm)を外して、アダプタとクランプとガスケットを機体から外す(Figure 46)。
Note: 外した縮径アダプタ、フランジクランプ、ガスケットは、ステップ 4と3(フローメータと水圧トランスデューサを組み立てる)で使用します。

ブームの外端部で、給液ホースをバーブ付き T 字フィッティングに固定しているホースクランプを外す(Figure 47)。

T字フィッティングからホースを取り外す(Figure 47)。
ホース端部をRクランプから外す (Figure 47)。
反対側のブームでも、ステップ 1~3 の作業を行う。
センターブームの下で、センターブームに給液しているホースをバーブ付き T 字フィッティングに固定しているクランプを外す(Figure 48)。

左ブームバルブ、中央ブームバルブ、右ブームバルブでそれぞれバーブ付きストレートフィッティングを固定しているリテーナを外す(Figure 49)。
Note: リテーナは 各ホースをノズルバルブ7~10 番に取り付ける。で使用します。

左ブームバルブ、中央ブームバルブ、右ブームバルブ用のホースを機体から外す(Figure 49)。
Note: 左ブームバルブ、中央ブームバルブ、右ブームバルブ用のホースは廃棄して構いません。
上側バイパスホースの低い方の端部で、上側バイパスホースを機体の後サドルプレートに固定しているフランジヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ)、ワッシャ(5/16 インチ)、Rクランプを取り外す(Figure 50とFigure 51)。


上側バイパスホースと下側バイパスホースをバーブ付き 90° フィッティングに固定しているホースクランプ(2個)を外す(Figure 51)。
バーブ付き 90° フィッティングをホースから外す(Figure 51)。
Note: 外した 90° フィッティングとクランプ(2個)は、ステップ 8 と 9で使用します。
ドレンバルブのホースとタンク後部ドレンホースをバーブ付き T字フィッティングに固定しているホースクランプを外す(Figure 52)。

ドレンバルブのホースとタンク後部ドレンホースから、T字フィッティングを外す(Figure 51)。
右ブームバルブ用のバイパスバルブの外側にあるカップラフィッティングにシャットオフバルブを固定しているリテーナを外す(Figure 53)。

機体から、上下のバイパスホースを外す(Figure 54)。
Note: 取り外したシャットオフバルブ、T字フィッティング、および上下のバイパスホースは不要です。

バーブ付き90° フィッティング(ステップ 3 で外したもの)を、ドレンバルブホースとタンク後部ドレンホースに取り付ける(Figure 55)。

バーブ付き90° フィッティングとドレンホース2本を固定する;ホースクランプ(ステップ2(Figure 55)で外したものを使用する。
アクチュエータを個別ブームバルブアセンブリのマニホルドに固定しているリテーナを外す(Figure 56)。
Note: リテーナの2本の足を寄せながら下へ押すと外れます。
Note: アクチュエータとリテーナは、ステップ6と7(バイパスバルブを外して代わりにキャップを取り付ける)で使用します。

マニホルドバルブからアクチュエータを取り外す(Figure 56)。
残り2つのバルブアクチュエータについても、1 と 2 を行う。
3つのマニホルドバルブに付いているバイパスバルブ(3個)を固定しているリテーナ(3本)を外す(Figure 57)。

マニホルドバルブのクイックカップラ(3個)に付いているバイパスバルブ(3個)を抜き出す(Figure 57)。
Note: 外したバイパスバルブは廃棄して構いません。
マニホルドバルブのクイックカップラの上下のOリングに、クイックカップラのキャップに付いているグリスを塗る(Figure 58).

クイックカップラ用キャップ(3個)をクイックカップラ(3個)に取り付ける(Figure 58)。
リテーナ(3本)を使ってキャップ(3個)をクイックカップラ(3個)に固定する(Figure 58)。
ステップ 2 (バルブアクチュエータを取り外す) で外したブームバルブ用カップラを、マニホルドバルブのステムポートに合わせる (Figure 59)。

リテーナ(Figure 59;ステップ 1 (バルブアクチュエータを取り外す) で外したもの)を使用して、ブームバルブアクチュエータをマニホルドバルブに固定する。
Note: 取り外したブームバルブは、 スプレーバルブ 8、9、10 をバルブマウントに取り付けるで10バルブシステムに取り付けます。
右側ブームバルブをマニホルドマウントに固定しているフランジヘッドボルト(1/4 x 3/4 インチ) 2本とロックナット(1/4 インチ)2個を取り外す(Figure 60)。

左側ブームバルブをマニホルドマウントに固定しているフランジヘッドボルト(1/4 x 3/4 インチ) 2本とロックナット(1/4 インチ)2個を取り外す(Figure 60)。
マニホルドマウントからブームバルブを外し、再使用に備えて脇に置く(Figure 60)。
Note: 外したブームバルブ、フランジヘッドボルト、ロックナットは、ステップ 1(スプレーバルブ 8、9、10 をバルブマウントに取り付ける)で使用します。
ブーム用のステッカー3枚とバイパス調整用のスタッカー3枚を除去する(Figure 61)。

この作業に必要なパーツ
| ケーブルタイ | 1 |
吊り上げ装置に必要な能力: 91kg
Note: 廃棄するように明記されていない限り、外したボルト・ナット類はすべて延長キットの取り付けに利用しますから捨てないでください。
所定の能力のあるホイストなどを使って、左または右のブームを支える。
機体後方で、ブーム昇降マニホルドと油圧シリンダから油圧ホースを外す(Figure 62)。
Note: ブーム昇降マニホルドと油圧シリンダに異物が侵入しないように、接続部にプラグなどをはめて保護してください。
Note: 油圧ホースは廃棄してください。

昇降シリンダをピボットブラケットに固定しているヘアピンとクレビスピンを取り外す(Figure 63)。
Note: ヘアピンとクレビスピン左右のブームを機体に取り付けるで取り付けに使用します。

ピボットピンをシリンダマウントに固定しているフランジロックナット(5/16 インチ)とフランジヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ)を取り外す(Figure 64)。

機体から、ピボットピンと昇降シリンダを外す(Figure 64)。
マシンの反対側の昇降シリンダにも、ステップ 3と4 の作業を行う。
吊り上げ装置に必要な能力: 91kg
Note: 飛散防止カバーがを搭載している車両では、左右のブームから飛散防止カバーを取り外す必要はありません。
重量物の吊り上げは危険を伴う作業であり、最悪の場合は死亡事故を招く。
重量のある装置やアタッチメントを吊り上げる(持ち上げる)場合には、必ずそれに適した装置を用い、チェーンなどで確実に吊ること。
Note: 廃棄するように明記されていない限り、外したボルト・ナット類はすべて延長キットの取り付けに利用しますから捨てないでください。
ピボットピンをピボットブラケットに固定しているフランジボルト(5/16 x 1 インチ) とフランジロックナット(5/16 インチ)を取り外す(Figure 65)。

センターブーム用のピボットブラケット、および、外側ブーム用のピボットフィッティングからピボットピンを抜き取る(Figure 65)。
Note: フランジボルト、フランジナット、ピボットピンは左右のブームを機体に取り付けるで使用します。
センターブームと外側ブームを切り離し、外側ブームを機体から外す(Figure 65)。
外側ブームのピボットフィッティングからナイロン製フランジブッシュ(2個)を外す(Figure 65)。
Note: ブッシュは廃棄してください。
マシンの反対側の外側ブームにも、ステップ 1~4(昇降シリンダを取り外す) の作業を行う。
マシンの反対側の外側ブームにも、この項のステップ 1~4の作業を行う。
ブーム昇降マニホルドのポートPに接続されている高圧側ホースに、ケーブルタイでマーキングする(Figure 66)。

ブーム昇降マニホルドから、高圧側と戻り側のホースを外す(Figure 66)。
Important: 油圧タンクのオイルが排出されないように、リターン側および押圧側油圧ホースのそれぞれの自由端を高い位置にもちあげておく。
ブーム昇降マニホルド用サポートブラケットをシリンダマウントに固定しているフランジロックナット(5/16 インチ)2個とフランジヘッドボルト(5/16 x 1 インチ)2本を外して、機体からマニホルドとブラケットを取り外す (Figure 67)。
Note: サポートブラケット、昇降マニホルド、ボルト、ナットは、ステップ1と2(ブーム昇降マニホルドを取り付ける)で使用します。

吊り上げ装置に必要な能力: 41kg
飛散防止カバーがを搭載している車両では、センターブームから飛散防止カバーを取り外してください。
所定の能力のあるホイストなどを使って、センターブームを支える。
フランジヘッドボルト(1/2 x 1-1/4 インチ)4本とフランジロックナット(1/2 インチ)4個でセンターブームのサポートブラケットを機体のチャネル部材に固定している穴の位置を、テープなどでマーキングする(Figure 68)。

センターブーム用サポートブラケットを機体フレームの取り付け用チャネル部材に固定しているフランジヘッドボルト(1/2 x 1-1/4 インチ)とフランジロックナット(1/2 インチ)4個とを外して、センターブームを機体から外す (Figure 69)。
Note: ボルトとロックナットは、新しいセンターブームの取り付けに再使用します。

この作業に必要なパーツ
| フランジヘッドボルト(3/8 x 1 インチ) | 2 |
| フランジロックナット(3/8 インチ) | 2 |
| センターブームエクステンション | 1 |
| シリンダマウント(ワイド) | 1 |
| タイプレート(ワイド) | 1 |
| キャリッジボルト(1/2 x 1-1/4 インチ) | 4 |
| フランジロックナット(1/2 インチ) | 4 |
センターブーム部で、ノズルをノズルマウントに固定しているフランジロックナット外す(Figure 70とFigure 71)。
Note: 外したロックナットは、ステップ 6とノズルとホースをセンターブームに取り付けるで使用します。


片側(または両側)バーブ付きホースシャンク(3/4 インチ)とそのクランプの上半分とをスプレーノズルのボディに固定しているステンレスねじ(#12 x 1-1/4 インチ)を外してバーブ付きホースシャンクとホースをノズルから外す(Figure 72)。
Note: クランプを分離する時に上側クランプから外れてくる六角ヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ—ステンレス)は再利用しますから捨てないでください。

他の2個のノズルについても、上記の手順1と2を行う。
Note: 外したノズル、ステンレスねじ、六角ヘッドボルトは、ステップ 6と7(センターブーム用のノズルとホースを組み立てる)で使用します。
センターブームから、ホース(内径 3/4 インチ)、バーブ付きホースシャンク、クランプ、バーブ付きT字フィッティングを外す(Figure 70)。
Note: ホース、ホースシャンク、クランプ、T字フィッティングは廃棄して構いません。
吊り上げ装置に必要な能力: 41kg
所定の能力のあるホイストなどを使って、センターブームを支える。
サポートブラケットをセンターブームに固定しているフランジヘッドボルト(3/8 x 1 インチ)2本とフランジロックナット(3/8 インチ)2個を外して、ブラケットを取り外す(Figure 73)。

もうひとつのサポートブラケットをセンターブームに固定しているフランジヘッドボルト(3/8 x 1 インチ)2本とフランジロックナット(3/8 インチ)2個を外し、このブラケットも取り外す(Figure 73)。
Note: サポートブラケット、ボルト、ロックナットは、ステップ3と4(サポートブラケットをセンターブームに取り付ける)で使用します。
左右のトラスフレームの垂直フランジを固定しているフランジヘッドボルト(3/8 x 1 インチ) 2本とロックナット(3/8 インチ)2個を取り外す(Figure 74)。

幅狭のシリンダマウント、左右のトラスフレーム、幅狭のタイプレートを固定しているキャリッジボルト(1/2 x 1-1/4 インチ) 2本とロックナット(1/2 インチ) 2個を取り外す(Figure 75)。

Note: フランジヘッドボルト、キャリッジボルト、ロックナットは、ステップ2と7(センターブームエクステンションを取り付ける)で使用します。幅狭シリンダマウントと幅狭のタイプレートは、もう使用しません。
左右のトラスフレームを分離する。
センターブームエクステンションの垂直フランジについている穴を、トラスフレームの穴に合わせる(Figure 76)。

センターブームエクステンションをトラスフレームに仮組み付けする(Figure 76);ステップ 1(センターブームのトラスを取り外す)で取り外したフランジヘッドボルト (3/8 x 1 インチ) 2本とフランジロックナット(3/8 インチ)を使用する。
センターブームエクステンションの垂直フランジについている穴を、もうひとつのトラスフレームについている穴に合わせる(Figure 76)。
センターブームエクステンションをこのトラスフレームに仮組み付けする(Figure 76);ジオリンクスプレーシステム仕上げキットに入っているフランジヘッドボルト(3/8 x 1 インチ)2本とフランジロックナット(3/8 インチ)2個を使用する(Figure 76)。
シリンダマウントの穴を、トラスフレームのセンターラインの穴とセンターブームエクステンションの穴に合わせる(Figure 77)。

タイプレートを、トラスフレームとセンターブームエクステンションの中に入れ、タイプレートの穴を、トラスフレームのセンターラインの穴とセンターブームエクステンションの穴に合わせる(Figure 77)。
シリンダマウント、トラス、センターブームエクステンション、タイプレートの組み付けを行う;ステップ2(センターブームのトラスを取り外す)で外したキャリッジボルト(1/2 x 1-1/4 インチ)2本とフランジロックナット(1/2 インチ)2個と、ジオリンクスプレーシステム仕上げキットに入っているキャリッジボルト(1/2 x 1-1/4 インチ)4本とフランジロックナット (1/2 インチ) 4個を使用する(Figure 77)。
フランジロックナット(3/8 インチ)を37~45Nm(4.7~5.7kg∙m = 27~33ft-lb)にトルク締めする。
フランジロックナット(1/2 インチ)を91~113Nm(4.7~5.7kg∙m = 67~83ft-lb)にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| スプレーノズル | 2 |
| ホースアセンブリ(スプレーバルブ5または6) | 2 |
| フランジロックナット(5/16 インチ) | 2 |
吊り上げ装置に必要な能力: 55kg
所定の能力のあるホイストなどを使って、センターブームを支える。
Figure 78に示すように、右サポートブラケットの穴を右トラスフレームの穴に合わせる。

右側サポートブラケットを右側トラスフレームに取り付ける(Figure 78);ステップ 2と3(センターブームからサポートブラケットを外す)で取り外したフランジヘッドボルト (3/8 x 1 インチ) 2本とフランジロックナット(3/8 インチ)2個を使用する。
左トラスフレームの左サポートブラケットにも、ステップ 2と3 の作業を行う(Figure 78)。
フランジヘッドボルトとフランジロックナットを37~45Nm (3.7~4.6kg.m = 27~33ft-lb) にトルク締めする。
適当な吊り上げ装置を使って、新しいセンターブームを作業しやすい高さまで吊り上げる。
ジオリンクスプレーシステム仕上げキットに入っているノズル(2本)の、クランプの上半分をサドルに固定しているステンレスねじを外す(Figure 79)。

センターブーム(スプレーバルブ5または6)用のホースアセンブリ(25cm)の端部についている片側バーブ付きホースシャンクの側面にある穴を探し出す(Figure 79 と Figure 80)。

ノズルのサドルに付いているトランスファチューブ(Figure 79)を、片側バーブ付きホースシャンク(1/2 インチ)の穴に合わせる。
バーブ付きホースシャンクにホースクランプの上半分をセットし、クランプとノズルボディ(Figure 79)を、ステンレスねじ(#12 x 1-1/4 インチ)で固定し、14~18N∙m(0.25~0.3kg.m = 20~25in-lb)にトルク締めする。
Important: ステンレスねじは、ステップ 5に示されている以上の力で締め付けないでください。
Note: クランプの上半分のくぼみに六角ヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ)がきちんとはまっていることを確認してください。
ステップ 1 と 2(スプレーヤのノズルを取り外す)で外したノズル、六角ボルト、ステンレスねじを使って、ステップ 3 ~ 5 を、もう一方のホース(25cm)の片側バーブ付きホースシャンク(Figure 79 と Figure 80)に対しても行う。
ステップ 4(スプレーヤのノズルを取り外す)で外した2つのノズルについて、もう一方のホースアセンブリ(スプレーバルブ5または6)の片側バーブ付きホースシャンクに対してステップ 3 ~ 5 を、行う(Figure 79 と Figure 80)。
ホース(13 mm)(長さ25cm)とノズルのアセンブリを、外側トラスのブレースの間に通す(Figure 81)。

ホースとノズルをトラスのブレースの上側に沿って、ブーム先端側のノズルマウントへ導く(Figure 81)。
ノズルの六角ヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ)をノズルマウントの穴に通してノズルをマウントに仮止めする;ジオリンクスプレーシステム仕上げキットにあるフランジロックナット(5/16 インチ)を使用する(Figure 82)。

もう一方のホース(13 mm)(長さ25cm)とノズルのアセンブリを、外側トラスのブレースの間に通す(Figure 81)。
ホースとノズルをトラスのブレースの上側に沿って、ブーム根元側のノズルマウントへ導く(Figure 81)。
ノズルの六角ヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ)をノズルマウント(Figure 82)の穴に通してノズルをマウントに仮止めする;ステップ1と4(スプレーヤのノズルを取り外す)で外したフランジロックナット(5/16 インチ)を使用する。
フランジロックナットを、19.78~25.42Nm (2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
ホースとバーブ付きカップラ 13 x 810mm(1/2 x 32 インチ)を、センターブームの左右のサポートブラケットのある側へ導く(Figure 81)。
もう一方の外側トラスのホース&ノズルアセンブリについても、ステップ 1~8 の作業を行う(Figure 81 と Figure 82)。
この作業に必要なパーツ
| フローメータ | 1 |
| フランジクランプ 76mm(3インチ) | 2 |
| ガスケット(外径 2-1/4 インチ) | 2 |
| 縮径アダプタ | 2 |
| フランジクランプ 51mm(2インチ) | 1 |
| ガスケット(外径 1-5/16 インチ) | 1 |
| バーブ付きフランジフィッティング(1 インチ) | 1 |
| ホース(1 x 7-1/4 インチ) | 1 |
| ホースクランプ | 3 |
| 水圧トランスデューサとマニホルド | 1 |
| ホース(1 x 8-1/2 インチ) | 1 |
| R クランプ | 1 |
| フランジヘッドボルト(1/4 x 3/4 インチ) | 1 |
| フランジロックナット(1/4 インチ) | 1 |
ステップ 4(コネクタチューブと縮径アダプタを外す)で取り外したガスケット(2-1/4 インチ)と縮径アダプタを、フローメータの矢印の先端側に取り付ける(Figure 83)。

フローメータとガスケット (外径 2-1/4 インチ) をアダプタ(Figure 83)に取り付ける;ステップ 2 と 3 (コネクタチューブと縮径アダプタを外す)で取り外したフランジクランプ(76mm)を使用する。
ガスケット(2-1/4 インチ)とバーブ付きのホースフィッティングを、縮径アダプタにセットする(Figure 83)。
フランジクランプ(51mm = 2インチ)を使って、バーブ付きフランジフィッティング、ガスケット、縮径アダプタ(Figure 83)を固定する。
Figure 83に示すように、水圧トランスデューサとマニホルドのバーブ付きエルボフィッティングに組み付ける。
ホースクランプ2個を使って、ホースとバーブ付きフィッティングを固定する(Figure 83)。
Figure 83に示すように、水圧トランスデューサとマニホルドのもう一方のバーブ付きエルボフィッティングに、ホース(1 x 8-1/2 インチ)を組み付ける。
ホースとバーブ付きフィッティングをホースクランプで固定する(Figure 83)。
ステップ 3(コネクタチューブと縮径アダプタを外す)で取り外したガスケット(2-1/4 インチ)を、フローメータと縮径アダプタ(マスターコントロールバルブの右側に取り付けられている)に取り付ける(Figure 84)。

ガスケット、フローメータ、縮径アダプタ(Figure 84)を、ステップ 2 (コネクタチューブと縮径アダプタを外す)で取り外したフランジクランプ(76mm)で仮組みする。
水圧トランスデューサとマニホルドをマニホルドマウントのスロットに固定する;Rクランプ、フランジヘッドボルト(1/4 x 3/4 インチ)とフランジロックナット(1/4 インチ)を使用してFigure 84のように取り付ける。
ステップ 2 で仮組みしたフランジクランプ本締めする。
吊り上げ装置に必要な能力: 55kg
所定の能力のある吊り上げ装置を使ってセンターブームを吊り上げ、サポートブラケットについているブーム用の穴を、車両のフレームの取り付けチャネル部材の3番目と6番目の穴に合わせる(Figure 85)。

センターブームを取り付け用チャネル部材に組み付ける(Figure 85);ステップ 4(センターブームを取り外す)で取り外したフランジヘッドボルト(1/2 x 1-1/4 インチ)4本とフランジロックナット(1/2 インチ)4個を使用する。
ボルトとナットを91~113Nm (9.3~11.5kg.m = 67~83ft-lb) にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| バルブマウント&スプレーバルブアセンブリ | 1 |
| ボルト (4 x 10mm) | 4 |
| 散布コントローラ | 1 |
| フランジロックナット(4mm) | 4 |
| フランジヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ) | 8 |
| フランジロックナット(5/16 インチ) | 8 |
| ホースクランプ | 1 |
バルブマウントの前側に散布コントローラを取り付ける。40ピンコネクタが外側を向くように取り付けること(Figure 86)。

散布コントローラをバルブマウントに取り付ける(Figure 86); ボルト(4 x 10mm)4本とフランジロックナット(4mm)4個を使用する。
ボルトとナットを234~286Ncm(0.24~0.29kg.m = 21~25in-lb)にトルク締めする。
吊り上げ装置に必要な能力: 23kg
所定の能力のある昇降装置を使ってバルブマウント&スプレーバルブアセンブリを吊り上げ、センターブームに合わせる(Figure 87)。

バルブマウントの取り付けブラケットの穴を、センターブームのトラスフレームの穴に合わせる(Figure 88)。

バルブマウントをトラスフレームに固定する(Figure 88 と Figure 89);ボルト(5/16x 3/4 インチ)4本とフランジロックナット(5/16インチ)4個を使用する。

もう一方のトラスフレームの取り付けブラケットにも、ステップ 2~3 の作業を行う。
フランジヘッドボルトとフランジロックナットを1978~2542Ncm (2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb) にトルク締めする。
Figure 90に示すように、ホース(1 x 8-1/2 インチ)を 90 度フランジフィッティングに組み付ける。

ホースクランプを使ってホースをフランジフィッティングに固定する (Figure 90)。
Important: ステップ 3(マニホルドマウントからブームバルブを外す)で外した左ブーム用バルブはノズルバルブ 8 番となり、センターブーム用バルブはノズルバルブ 9番となり、右ブーム用バルブはノズルバルブ 10番として利用されます。以降の説明ではそのように取り扱います。
左ブームバルブ(ノズルバルブ 8番)を、ノズルバルブ 7 番のフランジに合わせる(Figure 91)。

フランジ付きクランプ使って、ガスケットとノズルバルブ8番を、ノズルバルブ7番に仮止めする(Figure 91)。
ノズルバルブ10番をバルブマウントに取り付ける(Figure 92);ステップ 2(マニホルドマウントからブームバルブを外す)で取り外したフランジヘッドボルト(1/4 x 3/4 インチ)2本とフランジロックナット(1/4 インチ)2個を使用する。

フランジヘッドボルトとロックナットを10.17~12.43Nm (1.0~1.4kg.m = 90~120in-lb) にトルク締めする。
フランジクランプを手締めする。
この作業に必要なパーツ
| 油圧ホース (1/4 x 24-3/4 インチ) | 4 |
ステップ 3(センターブームからブーム昇降マニホルドを外す)で取り外したブーム昇降マニホルド用サポートブラケットを、新しいセンターブームの幅広のシリンダマウントに合わせる(Figure 93)。

サポートブラケットをシリンダマウントに取り付ける(Figure 93);ステップ 3(センターブームからブーム昇降マニホルドを外す)で取り外したフランジヘッドボルト(5/16 x 1 インチ)2本とフランジロックナット(5/16 インチ)を使用する。
ボルトとナットを1978~2542Ncm(2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
高圧側油圧ホース(ケーブルタイでマーキングしたもの)を、ブーム昇降マニホルドのポートPに接続する(Figure 93)。
戻り側油圧ホースを、ブーム昇降マニホルドのポートTに接続する(Figure 93)。
各ホースのスイベルナットを37~45Nm(3.7~4.6kg.m = 27~33ft-lb) にトルク締めする。
ステップ 4(昇降シリンダを取り外す)で取り外した昇降シリンダの固定側端部を、シリンダマウントの 16mm の穴にセットする(Figure 94)。
Note: 延びる側のポートと縮む側のポートを間違えないように整列させてください。

シリンダをマウントに組み付ける;ピボットピン、フランジヘッドボルト、フランジナットを使用する(Figure 94)。
ボルトとナットを1978~2542Ncm(2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
機体の反対側の昇降シリンダについても 1~3 の作業を行う。
左側ブーム昇降シリンダの延長動作用ポートとブーム昇降マニホルドのポート C3 との間に、新しい油圧ホース(1/4 x 24-3/4 インチ)を仮止めする(Figure 95)。

左側ブーム昇降シリンダの収縮動作用ポートとブーム昇降マニホルドのポート C4 との間に、新しい油圧ホース(1/4 x 24-3/4 インチ)を仮止めする(Figure 95)。
右側ブーム昇降シリンダの延長動作用ポートとブーム昇降マニホルドのポート C1 との間に、新しい油圧ホース(1/4 x 24-3/4 インチ)を仮止めする (Figure 96)。

右側ブーム昇降シリンダの収縮動作用ポートとブーム昇降マニホルドのポート C2 との間に、新しい油圧ホース(1/4 x 24-3/4 インチ)を仮止めする(Figure 96)。
昇降シリンダの延長動作用および収縮動作用のポートのホースフィッティング(Figure 95 と Figure 96)を 21~26Nm(2.1~2.6kg.m = 15~19ft-lb) にトルク締めする。
昇降マニホルドのホースのスイベルナット(Figure 95 と Figure 96)を24~30Nm(2.4~3.0kg.m = 17~22ft-lb)にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| ナイロン製フランジブッシュ | 4 |
| ケーブルタイ | 1 |
| 給液ホースアセンブリ:188cm | 1 |
| 給液ホースアセンブリ:234cm | 1 |
| 給液ホースアセンブリ:279cm | 1 |
ふたつのノズルの間でホースを切断する(Figure 97)。

ノズルをノズルサポートに固定しているフランジロックナット(5/16 インチ)を外す(Figure 97)。
他の3個のノズルについても、上記の手順2と1を行う。
Note: 外したフランジロックナットとノズルは左右ブームの散布ノズルを取り付けるで使用しますので捨てないでください。
Note: 機体から外したホース、クランプ、T字フィッティングは廃棄してください。
反対側のブームについても、2~3の作業を行う。
ステップ1で取り外した8個のノズル全部について:片側(または両側)バーブ付きホースシャンク(3/4 インチ)とそのクランプの上半分とを各ノズルのボディに固定しているステンレスねじ(#12 x 1-1/4 インチ)を外してバーブ付きホースシャンクをから外す(Figure 98)。
Note: クランプを分離する時に上側クランプから外れてくる六角ヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ—ステンレス)は再利用しますから捨てないでください。

吊り上げ装置に必要な能力: 91kg
所定の能力のあるホイストなどを使って、左または右のブームを吊り上げる。
ピボットフィッティングの両側にある 31.8mm の穴に、ナイロン製のフランジブッシュを入れる(Figure 99)。

ブッシュを、センターブームの端部にあるピボットブラケットのフランジについている穴に合わせる(Figure 100)。

ピボットフィッティングをピボットブラケットに取り付ける;ステップ 1と2(左右のブームを取り外す)で取り外したピボットピン、フランジボルト(5/16 x 1 インチ)とフランジロックナット(5/16 インチ)を使用する。
ボルトとナットを19.78~25.42 Nm(2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
昇降シリンダのロッドの先端を、ピボットフィッティングのホーン(ツノ)の穴(25mm)に合わせる(Figure 101)。

昇降シリンダをピボットフィッティングに固定する; クレビスピンとヘアピン(Figure 101)(ステップ3;昇降シリンダを取り外すで外したもの)を使用する。
機体の反対側の外側ブームにも、ステップ 1~7 の作業を行う。
この作業に必要なパーツ
| 給液ホースアセンブリ:279cm | 2 |
| 給液ホースアセンブリ:234cm | 2 |
| 給液ホースアセンブリ:188cm | 4 |
| 給液ホースアセンブリ:81cm | 2 |
各ホースの取り付け位置をホースの長さで確認する(Figure 102):
| ノズルの位置:左ブーム | ノズルの位置:センターブーム | ノズルの位置:右ブーム |
|---|---|---|
| 散布ノズル 1(ノズルバルブ 1):給液ホース 279cm | 散布ノズル 5と6(ノズルバルブ 5):給液ホース 81cm(枝ホース2本付き) | 散布ノズル 9(ノズルバルブ 7):給液ホース 188cm |
| 散布ノズル 2(ノズルバルブ 2):給液ホース 234cm | 散布ノズル 7と8(ノズルバルブ 6):給液ホース 81cm(枝ホース2本付き) | 散布ノズル 10(ノズルバルブ 8):給液ホース 188cm |
| 散布ノズル 3(ノズルバルブ 3):給液ホース 188cm | 散布ノズル 11(ノズルバルブ 9):給液ホース 234cm | |
| 散布ノズル 4(ノズルバルブ 4):給液ホース 188cm | 散布ノズル 12(ノズルバルブ 10):給液ホース 279cm |
Note: ノズルバルブの位置については Figure 103(各ホースをノズルバルブ1~4 番に取り付ける。)、Figure 104(ホースをノズルバルブ5および6 番に取り付ける。)、およびFigure 105(各ホースをノズルバルブ7~10 番に取り付ける。) を参照してください。

給液ホース(279cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ1番のカップラに組み付ける(Figure 103)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。

リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 103)。
給液ホース(234cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ2番のカップラに組み付ける(Figure 103)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 103)。
給液ホース(188cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ3番のカップラに組み付ける(Figure 103)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 103)。
給液ホース(188cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ4番のカップラに組み付ける(Figure 103)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 103)。
Note: 給液ホースアセンブリ(81cm)には T字フィッティング、枝ホース2本、バーブ付きホースシャンク2本が付きます。
給液ホース(81cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ5番のカップラに組み付ける(Figure 104)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。

リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 104)。
給液ホース(81cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ6番のカップラに組み付ける(Figure 104)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 104)。
給液ホース(188cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ7番のカップラに組み付ける(Figure 105)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。

リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 105)。
給液ホース(188cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ8番のカップラに組み付ける(Figure 105)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 105)。
給液ホース(234cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ9番のカップラに組み付ける(Figure 105)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 105)。
給液ホース(279cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ10番のカップラに組み付ける(Figure 105)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(Figure 105)。
散布ノズル1、2、3、4番用のホースを、センターブームの左端にあるR クランプに通す(Figure 106とFigure 107)。


散布ノズル7、8、9、10番用のホースを、センターブームの右端にあるR クランプに通す(Figure 106とFigure 107)。
Figure 106とFigure 107のように、給液ホース(279cm)とバーブ付きホースシャンク(3/4 インチ)をブームに沿って散布ノズル1~10番へ配設する。
Figure 106とFigure 107のように、給液ホース(234cm)とバーブ付きホースシャンク(3/4 インチ)をブームに沿って散布ノズル2~9番へ配設する。
Figure 106とFigure 107のように、給液ホース(188cm)とバーブ付きホースシャンク(3/4 インチ)をブームに沿って散布ノズル3番と8番へ配設する。
Note: 各ホースを、チューブフレームブラケットの下側後部のグロメットに通す。
Figure 106とFigure 107のように、給液ホース(188cm)とバーブ付きホースシャンク(3/4 インチ)をブームに沿って散布ノズル4番と7番へ配設する。
Note: 各ホースを、チューブフレームブラケットの下側後部のグロメットに通す。
散布ノズル用のホース(4本)をケーブルタイで Figure 107のようにまとめる。
ノズルのサドルに付いているトランスファチューブ(Figure 108)を、片側バーブ付きホースシャンク(1/2 インチ)の側面の穴に合わせる。

バーブ付きホースシャンクにホースクランプの上半分をセットし、クランプとノズルボディ(Figure 108)を、ステンレスねじ(#12 x 1-1/4 インチ)で固定し、14~18N∙m(0.25~0.3kg.m = 20~25in-lb)にトルク締めする。
Note: クランプの上半分のくぼみに六角ヘッドボルト(5/16 x 3/4 インチ)がきちんとはまっていることを確認してください。
以下の要領で、左右のブームにスプレーノズルを取り付ける:
ノズル位置1番と4番で、ノズルマウントにノズルを組み付ける(Figure 109のA);ステップ2(左右のブームからスプレーノズルを外す)で外したフランジロックナット(5/16 インチ)を使用する。
ノズル位置2番と3番で、ノズルマウントにノズルを組み付ける(Figure 109のAとB);ステップ2(左右のブームからスプレーノズルを外す)で外したフランジロックナット(5/16 インチ)を使用する。

フランジロックナットを、19.78~25.42Nm (2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
他のノズルについても、1~4の手順を行う。
機体の反対側の外側ブームについても、1~5 の作業を行う。
この作業に必要なパーツ
| 後方ワイヤハーネス | 1 |
| ケーブルタイ | 3 |
新しい電気ハーネスから、165cm の枝線と 203cm の枝線を探し出す(Figure 110)。

新しいハーネスの165cm の枝線と 203cm の枝線を、バルブマウント(10個の散布バルブ用)とマニホルドマウント用の右側サポートとの間に通す(Figure 111)。

165cm の枝線と 203cm の枝線を、右側フレームチューブに沿って前方へ延ばす(Figure 112)。

後方ワイヤハーネスの 203cm の枝線のモミの木形アンカーを、見知側フレームチューブの穴に差し込む(Figure 112);この穴は、古いモミの木形アンカーがあった穴 ;ステップ 3(前ハーネスと後ろハーネスの接続を外す)を参照。
Note: 前ハーネスと後ろハーネスの接続を行う時は、ホイストで機体を持ち上げて行ってください。
機体の下の右フレームチューブに沿って配設されている前後のワイヤハーネスの相互コネクタを探し出す(Figure 113)。

Note: 前ハーネスの3ソケットコネクタは使用しません (Figure 114)。

前方ハーネスのスプレーヤ用ハーネスインターコネクトの10ソケットコネクタを、後方ハーネスのスプレーヤ用ハーネスインターコネクトの10ピンコネクタに接続する(Figure 115)。

前方ハーネスのスプレーヤ用ハーネスインターコネクトの8ピンコネクタを、後方ハーネスのレートスイッチ用8ソケットコネクタに接続する(Figure 116)。

前方ハーネスのすすぎポンプ用2ピンコネクタを、後方ハーネスのすすぎポンプ用2ソケットコネクタに接続する(Figure 117)。

前方ハーネスのホースリール電源用2ピンコネクタを、後方ハーネスのホースリール電源用用2ソケットコネクタに接続する(Figure 118)。

前方ハーネスのスプレーヤ用ハーネスインターコネクトの10ピンコネクタを、後方ハーネスのスプレーヤ用ハーネスインターコネクトの10ソケットコネクタに接続する(Figure 119)。

ナビゲーション用とデータ用ハーネスの接続を容易にするために、後方ワイヤハーネスの1ソケットコネクタと、後方ワイヤハーネスの4ソケットコネクタをハーネスの先端部にそろえておく(Figure 120)。

ダッシュボードの水圧計用の水圧検知チューブを、車体の後方ワイヤハーネスに沿って配設する(Figure 121)。

水圧検知チューブを後方ワイヤハーネスに固定する;ケーブルタイ3本を使い、後方ワイヤハーネスのシャーシ上のアンカーポイントの近くに固定する(Figure 121)。
Important: 水圧検知チューブを縛ってつぶさないように注意してください。ケーブルタイはチューブを固定できる程度の力で締め付けてください。
エンジン制御モジュール用取り付けブラケットの穴を、エンジンのサポートブラケットの穴とエンジンのアクセサリケースの穴に合わせる(Figure 122)。


取り付けブラケットをエンジンに組み付ける;ステップ 1 (エンジン制御モジュールと取り付けブラケットを外す(ガソリンエンジン搭載車のみ))で外したフランジヘッドボルト3本とフランジナット1個を使用する。
キャリッジ下シュラウドを車体の下シャーシに合わせる(Figure 123)。


エンジン搭載ブラケットのところで、ボルトとキャリッジボルトの上からキャリッジ下シュラウドのサポートストラップを入れる(Figure 123)。
キャリッジ下シュラウドを、エンジン搭載ブラケットとボルトに組み付ける(Figure 123);ステップ2(キャリッジ下シュラウドを取り外す)で外したフランジロックナット (5/16 インチ) 4個を使用する。
キャリッジ下シュラウドの後部にある穴を、シャーシの穴に合わせる(Figure 124)。

キャリッジ下シュラウドの後部をシャーシにに取り付ける;ステップ 1(キャリッジ下シュラウドを取り外す)で取り外したフランジヘッドボルト(5/16 x 7/8 インチ)7本とワッシャ(5/16 インチ)7枚を使用する(Figure 124)。
ボルトとナットを1129~1582N∙cm(2.0~2.6kg.m = 100~140in-lb)にトルク締めする。
Figure 125に示すように、ワイヤハーネスの 203cm の枝線を、バルブマウントのサポートストラットよりも車体内側を通し、車体後方のバルブマウント(10バルブ用)まで導く。

フローメータと攪拌バルブ用のワイヤハーネスの 81cm の枝線を、マニホルドマウントの正面を横断するように配設する(Figure 125)。
81cm の枝線のモミの木形のアンカーを、マニホルドマウントの下側フランジに差し込む(Figure 125)。
203 cm の枝線を、10バルブマウントの裏面を横断するように配設する;ノズルバルブ用の10個のコネクタが後方へ向き、バルブの下に来るようにすること(Figure 126)。

203cm の枝線のモミの木形のアンカーを、10バルブマウントの下側フランジの穴に差し込む(Figure 126)。
スプレーポンプのソレノイド用の 86cm の枝線を、機体のフレーム(チャネル部材)の上を横断させ、そこから下がってポンプソレノイドへ配設する(Figure 127)。

86cm の枝線のモミの木形のアンカーを、機体フレームのチャネル部材の穴に差し込む(Figure 127)。
203cm の枝線の、Flow Meter というラベルと Pressure Transducerというラベルの付いたコネクタを、マニホルドマウントの後方へ導く(Figure 128)。

203cm の枝線のフローメータ用の3ソケットコネクタ(ラベルなし)を、フローメータ用ハーネスの3ピンコネクタに接続する(Figure 128)。
203cm の枝線のフローメータ用のPressure Transducer ラベル付きの3ソケットコネクタを、水圧トランスデューサテライトの3ピンコネクタに接続する(Figure 128)。
フローメータと水圧トランスデューサ用のワイヤハーネスの磁石式アンカーを、マニホルドマウントの表面に取り付ける(Figure 128)。
攪拌バルブ用ハーネスのの3ピンコネクタを、マニホルドマウントの前方に配設する(Figure 129)。

攪拌バルブ用ハーネスの3ピンコネクタを、203cm の枝線のAgitation Valveというラベルの付いた3ソケットコネクタに接続する(Figure 130)。

昇降シリンダ用マニホルドの下部で、後方ワイヤハーネスのEnable Solenoidというラベルのついた2ソケットコネクタを、「イネーブル」ソレノイドの2ピンコネクタに接続する(Figure 131とFigure 132)。


右下のソレノイドで、後方ワイヤハーネスのRight Downというラベルのついた2ソケットコネクタを、右下ソレノイドの2ピンコネクタに接続する(Figure 131とFigure 132)。
右上のソレノイドで、後方ワイヤハーネスのRight Upというラベルのついた2ソケットコネクタを、右上ソレノイドの2ピンコネクタに接続する(Figure 131とFigure 132)。
左下のソレノイドで、後方ワイヤハーネスのLeft Downというラベルのついた2ソケットコネクタを、左下ソレノイドの2ピンコネクタに接続する(Figure 131とFigure 132)。
左上のソレノイドで、後方ワイヤハーネスのLeft Upというラベルのついた2ソケットコネクタを、左上ソレノイドの2ピンコネクタに接続する。
203cm の枝線の、Nozzle Valve 1 ~ Nozzle Valve 5というラベルの付いた3ソケットコネクタを、10バルブマウントの後方からノズルバルブ1~5の下へ導く(Figure 133)。

203cm の枝線の、Nozzle Valve 6 ~ Nozzle Valve 10というラベルの付いた3ソケットコネクタを、10バルブマウントの後方からノズルバルブ6~10の下へ導く(Figure 133)。
後方ワイヤハーネスの Nozzle 1というラベルのついている3ピンソケットコネクタを、ノズルバルブ1番用の3ピンコネクタに接続する(Figure 133)。
Important: 後方ワイヤハーネスのそれぞれの3ピンソケットコネクタについているラベルのバルブ番号と、実際に接続されるノズルバルブの番号を必ず一致させてください。
ノズルバルブ2番~10番についても、ステップ 3 を行う(Figure 133)。
機体後部、スプレーヤポンプの車体中心線側で、86cm の枝線にあるSpray Pump Solenoidというラベルのついた2ソケットコネクタを、ポンプのリレーの2ピンコネクタに接続する(Figure 134)。

機体後部(右側フレームチューブと右側フェンダとの間)で、速度センサーハーネス(右側油圧走行モータにある)の3ピンコネクタを、後方メインハーネスの3ソケットコネクタ(ラベルなし)に接続する(Figure 135)。

ワイヤハーネスの 165cm の枝を、エンジンルームの上から内部へ入れ、エンジンシュラウドの右側サポートに沿って前方へ進め、エアフィルタとエンジンをつないでいるダクトまで導く(Figure 136)。
Note: この 165cm の枝線の最終的な固定は ナビゲーション用電装ハーネスをバッテリーへ導くで行います。

ワイヤハーネスの 165cm の枝線を、シートボックスのアングル部材を横断して下へ、エンジンシュラウドの左側サポートに沿って導く(Figure 137)。
Note: この 165cm の枝線の最終的な固定は ナビゲーション用電装ハーネスをバッテリーへ導くで行います。

ワイヤハーネスの 165cm の枝線を、エンジンシュラウドの左側サポートに沿って下へ進め、左側フレームチューブの下まで導く(Figure 138)。
Note: この 165cm の枝線の最終的な固定は ナビゲーション用電装ハーネスをバッテリーへ導くで行います。

ワイヤハーネスの 165cm の枝線についている 50 A ヒューズ、プラス端子、マイナス端子を、バッテリー上部まで導く(Figure 138)。
Note: リング端子の最終的な接続は 後方ハーネスとナビゲーション用電装ハーネスをバッテリーケーブルに接続するで行います。
ダッシュボードの水圧計用の水圧検知チューブ(樹脂チューブ)の口を、チューブカップラのロッキングカラーに合わせる(Figure 139)。

検知チューブをロッキングカラーに挿入して一番奥まで押し込む(Figure 139)。
ダッシュボードの水圧計用の水圧検知チューブ(樹脂チューブ)の口を、チューブカップラのロッキングカラーに合わせる(Figure 140とFigure 141)。


検知チューブをロッキングカラーに挿入して一番奥まで押し込む(Figure 140とFigure 141)。
この作業に必要なパーツ
| ナビゲーション受信機:ジオリンク高精度散布システムキット(モデル 41623) | 1 |
| 受信機用マウント | 1 |
| Uボルト | 2 |
| RTK アンテナ用ブラケット(IMU:オプションの CDMA RTK 修正モデムキットまたは GSM RTK 修正モデムキット) | 1 |
| フランジロックナット(3/8 インチ) | 4 |
| 六角ヘッドボルト(5 x 16mm) | 3 |
| ワッシャ(5mm) | 3 |
| 携帯電話アンテナ(オプションの CDMA RTK 修正モデムキットまたは GSM RTK 修正モデムキット) | 1 |
| 同軸ケーブル(オプションの CDMA RTK 修正モデムキットまたは GSM RTK 修正モデムキット) | 1 |
| シリアル番号ラベル(X25 および X30 GeoLink® 高精度散布システム仕上げキット付属品) | 1 |
受信機用マウントの中央部にあるスロットを、ROPSのセンターライン(溶接跡)に合わせる(Figure 142)。
Note: 穴が2つあいている大きいフランジを ROPS の後方に向け、穴が1つの小さいフランジを前方に向けてください。

以下の要領で、受信機用マウントをROPSに取り付ける:
WAAS(wide area augmentation system)付き GNSS を搭載している機体では、U ボルト2本とフランジロックナット4個(3/8 inch)を使用する(Figure 143) 。

GNSS と CDMA または GSM RTK 修正モデムキットを搭載している機体では、U ボルト2本とフランジロックナット4個(3/8 inch)を使用して、受信機用マウントと共に RTK 用のアンテナブラケットを取り付ける(Figure 144)。

ナットを37~45Nm(3.7~4.6kg.m=27~33ft-lb)にトルク締めする。
受信機底部の3本のねじ部を、マウントの3つの穴に合わせる(Figure 145)。

受信機をマウント荷台に固定する(Figure 145);六角ヘッドボルト(5 x 16mm)3本と、ワッシャ(5 x 16mm)3枚を使用する。
ボルト3本を 576~712Ncm (0.6~0.7kg.m = 51~63in-lb)にトルク締めする。
受信機のマウントにシリアル番号ラベルを貼り付ける(Figure 146)。
Note: ラベルは、X25 および X30 GeoLink® 高精度散布システム仕上げキット付属品です。

Note: CDMA RTK または GSM RTK 修正モデムを搭載している車両では、RTKを取り付けます。
同軸カップラのねじ部分を下に向けて RTK アンテナ用ブラケットの開口部に通す(Figure 147)。
Note: 同軸ケーブルコネクタのねじの平たい部分をブラケットの開口部の平たい部分に合わせて入れてください。

ロックワッシャとジャムナットで同軸カップラをアンテナブラケットに組み付け、ジャムナットを手締めする(Figure 147)。
同軸カップラの上側フィッティングに RTK アンテナを組み付け、アンテナに付いているナットを手締めする(Figure 148)。

同軸カップラの下側フィッティングにアンテナ線を仮留めする(Figure 148)。
ケーブルを、ナビゲーション受信機の後ろを通して、CDMA または GSM 携帯電話用モデムの同軸コネクタまで導く(Figure 148)。
アンテナ線を、同軸コネクタ(CDMA または GSM 携帯電話用モデム)に接続する(Figure 148)。
アンテナ線のナットを手締めする。
この作業に必要なパーツ
| 散布モニタ:ジオリンク高精度散布システムキット(モデル 41623) | 1 |
| ディスプレイ用フード | 1 |
| ボールマウント:ジオリンク高精度散布システムキット(モデル 41623) | 1 |
| モニタ用アーム:ジオリンク高精度散布システムキット(モデル 41623) | 1 |
| 補強プレート | 1 |
| フランジヘッドボルト (1/4 x 1-1/2 インチ) | 4 |
| フランジロックナット(1/4 インチ) | 4 |
スプレーヤ用モニタの裏側で、2つのコネクタ(26 ピン)を下側に向けた時に上側になる 5mm のロックナット(ボールピボットフィッティング用のスタッドについている)を外す(Figure 149)。

ねじ山付きスタンドオフのナットのねじ溝部分にロッキングコンパウンド(浸潤性(ウィッキングタイプ)、保持力は中~強)を塗る(Figure 150)。

ボールピボットのフィッティングにスタンドオフを取り付け(Figure 149)、スタンドオフを 250N∙cm(0.25kg.m = 22in-lb)にトルク締めする。
ねじ山付きスタンドオフのスタッドのねじ山部分にロッキングコンパウンド(浸潤性(ウィッキングタイプ)、保持力は中~強)を塗る(Figure 150)。
ねじ山付きスタンドオフのスタッド部分に、フードの穴を合わせる(Figure 149)。
フードを固定する(Figure 149);ステップ 1で外したロックナット(5mm)を使用する。
ナットを250Ncm(0.25kg.m = 22in-lb)にトルク締めする。
機体のダッシュボード部の、ハトメ穴の右側にあるダッシュパネル固定ねじを探し出す(Figure 151)。

ねじの中心から右に 33.3mm の位置に、鉛筆で縦線を引く(Figure 151)。
ダッシュパネルの上端から下へ 21mm の位置に、鉛筆で横線を引く。
縦線と横線の交点にポンチを打つ。
ポンチマークに、ドリルで直径 8mm の穴を開ける(Figure 151)。
スティフナプレートの平らな側を、ダッシュパネルに仮止めする;フランジボルト(5/16 x 3/4 インチ)を使用する。
ダッシュパネルの上側エッジにスティフナプレートを水平に合わせ、スティフナプレートを型紙にして、残り 3 つの穴を開ける(Figure 151)。
ダッシュパネルからスティフナプレートを外す。
Figure 152 のように、ダッシュボードにボールピボット用マウントを取り付ける;ボルト(1/4 x 1-1/2 インチ)4本、スティフナプレート、フランジナット(1/4 インチ)を使用する。

ボルトとナットを1017~1243Ncm(2.0~2.6kg.m = 90~110in-lb)にトルク締めする。
モニタアームのノブをゆるめて、モニタ裏側のフィッティング用のボールピボットとダッシュボード側のボールピボットの両方をモニタアームのソケットに入れる(Figure 153)。

運転席(左側座席)に座り、モニタが見やすいようにモニタの位置と向きを調整する(Figure 153)。
モニタアームのノブを手で締めつける(Figure 153)。
この作業に必要なパーツ
| データ用ハーネス(ナビゲーションシステム):ジオリンク高精度散布システムキット(モデル 41623) | 1 |
| 電装用ハーネス(ナビゲーションシステム):ジオリンク高精度散布システムキット(モデル 41623) | 1 |
| ケーブルタイ | 5 |

Important: データ用ハーネスには使用しないコネクタも含まれています。使用しないコネクタにはキャップやプラグを確実に嵌めておいてください。
ナビ用電装ハーネスの3ソケットコネクタ(電源インタフェース)を、データ用ハーネスの3ピンコネクタ(電源インタフェース)に接続する(Figure 154とFigure 155)。


データ用ハーネスの 390cm の枝線を、エンジンルームの右側から内部(エンジン用のエアフィルタの隣)へ入れ、エンジン後部シュラウドの右下エリアの下側に沿って後方へ進める(Figure 157)。

データ用ハーネスの 390cm の枝線を、ROPS 右側に沿って配設し、12 ソケットコネクタ (灰色) と 12 ソケットコネクタ (黒色) をナビゲーション受信機まで導く(Figure 158)。

灰色と黒色の 12 ソケットコネクタの長い方の側にある2本のキーを、ナビゲーション受信機の左側(灰色) 12 ピンコネクタの底部の水平面にある2本のスロットに合わせて接続する(Figure 159)。
Note: ワイヤハーネスのコネクタに付いている整列キーは、特殊な形状をしており、ナビゲーション受信機のピンコネクタ以外には形状が一致しませんから、注意してください。

データ用ハーネスの灰色と黒色の12 ソケットコネクタを、ナビゲーション受信機の左側(灰色)12ピンコネクタに接続する。カチッと音がしてロックするまで押し込むこと(Figure 159)。
データ用ハーネスの黒色の 12 ソケットコネクタの短い方の側にある2本の整列キーを、ナビゲーション受信機の右側(黒色) 12 ピンコネクタにある2本のスロットに合わせて接続する(Figure 159)。
Note: ワイヤハーネスのコネクタに付いている整列キーは、特殊な形状をしており、ナビゲーション受信機のピンコネクタ以外には形状が一致しませんから、注意してください。
データ用ハーネスの灰色と黒色の12 ソケットコネクタを、ナビゲーション受信機の左側(灰色)12ピンコネクタに接続する。カチッと音がしてロックするまで確実に押し込むこと(Figure 159)。
Figure 158 のように、ケーブルタイ2本を使って、データ用ハーネスの 390cm 枝線を右側 ROPS チューブに固定する。
Note: 12 ソケットとケーブルタイとの間のケーブルに少したるみを持たせてください。
電装ハーネスの 100cm の枝線(Figure 160)についている1ピンコネクタを、車両本体の前方ハーネスと後方ハーネスが相互接続しているところへ導く;Figure 120(前ハーネスと後ろハーネスを相互に接続する)を参照

データ用ハーネスの 100cm の枝線(Figure 160)についている4ピンコネクタ(CAN 2 / スプレーヤコントローラ用)を、車両本体の前方ハーネスと後方ハーネスが相互接続しているところへ導く;Figure 120(前ハーネスと後ろハーネスを相互に接続する)を参照。
4ピンコネクタ(CAN 2 / スプレーヤコントローラ用)を、後方ハーネスの4ピンコネクタ(CAN 2 / スプレーヤコントローラ回路用)4ソケットコネクタに接続する(Figure 161)。

電装用うハーネスの1ピンコネクタを、後方ハーネスの1ソケットコネクタに接続する(Figure 161)。
ナビゲーションシステム用の電装ハーネスの 220cm の枝線を、シートボックスのアングル部材を横断して下へ、エンジンシュラウドの左側サポートに沿って導く(Figure 162)。

ワイヤハーネスをエンジンシュラウドのサポートにケーブルタイで固定する(Figure 162)。
ナビゲーションシステム用の電装ハーネスの 220cm の枝線を、エンジンシュラウドの左側サポートに沿って下へ進め、左側フレームチューブの下に導く(Figure 163)。

ケーブルタイ3本を使用して、ハーネスをシートボックス用アングル部材の穴とエンジンシュラウドのサポートに固定する(Figure 163とFigure 164)。

ナビゲーションシステム用の電装ハーネスの 220cm の枝線についている 10 A ヒューズ、プラス端子、マイナス端子を、バッテリー上部まで導く(Figure 164)。
Note: リング端子の最終的な接続は ナビゲーション用電装ハーネスをバッテリーへ導くで行います。

エンジンルームの右側で、データ用ハーネスの 220cm の枝線を、エンジン用エアフィルタの前方へ導き、ラジエターの右下コーナーまで導く (Figure 166)。

データ用ハーネスの 220cm の枝線を前方へ延ばして、機体下部にある2つのRクランプに通す(Figure 166)。
データ用ハーネスの 220cm の枝線を前方上方向へ延ばして、フロアパネルの穴についているハトメに通す(Figure 167)。

データ用ハーネスの 220cm の枝線を上方へ、機体の前方ワイヤハーネスに沿って延ばす(Figure 167)。
データ用ハーネスの 220cm の枝線をダッシュパネルの穴のハトメに通す(Figure 168)。

データ用ハーネスの 26 ソケットコネクタを、スプレーヤのディスプレイの 26 ピンコネクタに接続する。コネクタ同士をしっかり押し込んで確実にロックさせること(Figure 168)。

後方ハーネスのプラス端子(赤ワイヤ)、マイナス端子(黒ワイヤ)、50A ヒューズブロックを、バッテリーボックスと車両のシャーシとの間から上へ出す(Figure 170)。

ナビゲーション用電装ハーネスのプラス端子(赤ワイヤ)、マイナス端子(黒ワイヤ)、10A ヒューズブロックを、バッテリーボックスと車両のシャーシとの間から上へ出す。
バッテリーの両端子に固定されているTボルトと六角ナットを外す(Figure 170)。
Tボルトを、後方ワイヤハーネスのプラス端子(赤ワイヤ)、ナビゲーション用電装ハーネスのプラス端子、バッテリーのプラスケーブルの端子に通す(Figure 170)。
端子とTボルトを、六角ナットで仮止めする(Figure 170)。
Note: ケーブルとバッテリーとの接続は、まだ行わないでください。
Tボルトを、後方ワイヤハーネスのマイナス端子(黒ワイヤ)、ナビゲーション用電装ハーネスのマイナス端子、バッテリーのマイナスケーブルの端子に通す(Figure 170)。
端子とTボルトを、六角ナットで仮止めする(Figure 170)。
Note: ケーブルとバッテリーとの接続は、まだ行わないでください。
機体後部にで、液剤タンクの後部にある電動ホースリールキットのワイヤハーネスを探し出す(Figure 171)。

ホースリールの電源用の後メインハーネスの 2 ピンコネクタについているプラグを外す(Figure 171)。
電動ホースリール用ハーネスの2ソケットコネクタを、後メインハーネスの2ピンコネクタに接続する(Figure 171)。
スプレー用ハーネスインターコネクト用の後メインハーネスの 3 ソケットピンコネクタについているキャップを外す(Figure 171)。
電動ホースリール用ハーネスの3ピンコネクタを、後メインハーネスの3ピンソケットに接続する(Figure 171)。
この作業に必要なパーツ
| ケーブルタイ | 4 |
ワイヤハーネスの 236cm の枝線の端部についている4ソケットコネクタ(仕上げキット)を、コンプレッサから来ているハーネスの4ピンコネクタに接続する(Figure 172)。

4口コネクタに4ピンコネクタを接続する(Figure 172)。
Note: コネクタどうしが相互ロックするまで完全に押し込んでください。
左右のブーム用の泡ノズル用チューブを、車両中心に向かって配設し、各ブームの支点近くにある R クランプに通す(Figure 173)。

コンプレッサから見て内側を通るようにして、タンクに向かってチューブを前方に延ばす(Figure 173)。
ステップ 9(機体から液体チューブと空気チューブを取り外す)でケーブルタイを使ってマーキングしたチューブのうち、右側ブーム用の青色チューブを右側ブーム用給水部のコンプレッションフィッティングに取り付ける(Figure 174)。

チューブの圧縮ナットをフィッティングに嵌め、ナットを手締めする(Figure 174)。
右側ブーム用の透明チューブを右側ブーム用エア供給部のコンプレッションフィッティングに取り付ける(Figure 174)。
チューブの圧縮ナットをフィッティングに嵌め、ナットを手締めする(Figure 174)。
マークの付いていない(ケーブルタイの付いていない)チューブ束で、左側ブーム用の青色チューブを左側ブーム用給水部のコンプレッションフィッティングに取り付ける(Figure 175)。

チューブの圧縮ナットをフィッティングに嵌め、ナットを手締めする(Figure 175)。
左側ブーム用の透明チューブを左側ブーム用エア供給部のコンプレッションフィッティングに取り付ける(Figure 175)。
チューブの圧縮ナットをフィッティングに嵌め、ナットを手締めする(Figure 175)。
ケーブルタイ2本を使って、フォームマーカーのチューブを液剤ホースに固定する(Figure 173)。
昇降シリンダマニホルドの右側シリンダ動作ソレノイドの2ピンコネクタに、ソニックブームのワイヤハーネスの2ピンコネクタを接続する(Figure 176)。

昇降シリンダマニホルドの左側シリンダ動作ソレノイドの2ピンコネクタに、ソニックブームのワイヤハーネスの2ピンコネクタを接続する(Figure 176)。
昇降シリンダのマニホルドのソレノイドの2ピンコネクタから、ソニックブーム仕上げキットのワイヤハーネスの2ソケットコネクタを外す(Figure 177)。
左ブーム上昇
右ブーム上昇
左ブーム下降
右ブーム下降

右側ウルトラソニックセンサー用のケーブルの3ピンコネクタに、ソニックブームのワイヤハーネスの3ソケットコネクタを接続する(Figure 178)。

左側ウルトラソニックセンサー用のケーブルの3ピンコネクタから、ソニックブームのワイヤハーネスの3ソケットコネクタを取り付ける(Figure 178)。
この作業に必要なパーツ
| カバーエクステンションアセンブリ(12ノズル用:Toro P/N 120-0621) | 1 |
| ポップリベット(Toro P/N 114439) | 22 |
| サポートブラケット(センターブーム用カバー:Toro P/N 13-3703-03) | 4 |
| クリップナット(Toro P/N 94-2413) | 4 |
| フランジヘッドボルト(3/8 x 1-1/4 インチ:Toro P/N 110-5050) | 16 |
| フランジロックナット(3/8 インチ:Toro P/N 104-8301) | 16 |
| カバーストラップ(Toro P/N 120-0629) | 2 |
| フランジヘッドボルト(5/16 x 1-1/4 インチ:Toro P/N 323-36) | 4 |
補強プレート(1列)とゴム製カバーを11ノズル用センターブームのカバーに固定している11本のポップリベット(Figure 179)(ステップ 2(カバー付きブームキット(オプション)のセンターセクションカバー(11ノズル)を外す)で外しておいたカバーについているリベット) を、直径 5mm のドリルビットを使って取り外す。


11 ノズルブーム用カバーから、補強版、ワッシャ(3/16 インチ)11枚、ゴム製カバーを取り外す(Figure 179)。
Note: 外した補強版、ワッシャ、ゴム製カバーは、ステップ 5 と 6で使用します。
カバーエクステンションに取り付けられている補強プレート(2列穴)の穴に、11 ノズルブーム用カバーの穴を合わせる(Figure 180)。

ポップリベット(11本:Toro P/N 114439)を使って、カバーエクステンションを11 ノズルブーム用カバーに固定する(Figure 181)。

ステップ2で取り外したゴム製カバーと補強版(1列穴)の穴を、カバーエクステンションの穴に合わせる(Figure 182)。

補強版とゴムカバーを、カバーエクステンションに固定する;ポップリベット(Toro P/N 114439)11本と、ステップ5で外したワッシャ(3/16 インチ)11枚を使用する。
Note: ワッシャ(3/16 インチ)は、カバーエクステンションの内面に当たるように取り付けてください。
Figure 183 のように、センターカバー(Toro P/N 131–3703–03)用のサポートブラケット(2個)に、クリップナット(Toro P/N 94-2413)4個を取り付ける。

センターブームエクステンションにある 2 組の穴(トラスフレームの垂直面に 25mm 間隔で開いている穴)を探し出す(Figure 184)。


サポートブラケット(Toro P/N 131–3703–03)の穴を、センターブームエクステンションの穴(ステップ 2 で探し出した穴)に合わせる;ブラケットの広いフランジが左側になるように合わせること;Figure 184を参照。
サポートブラケットをトラスフレームに固定する(Figure 184);フランジヘッドボルト(3/8 x 1-1/4 インチ, Toro P/N 110-5050)4本、フランジロックナット(3/8 インチ, Toro P/N 104-8301)4個を使用する。
残りの2組の穴についても、ステップ 2 ~ 4 を行い、さらに、もう一方のサポートブラケット、フランジヘッドボルト、フランジロックナットについても同様に作業を行う。
ボルトとナットを37~45Nm (9.3~11.5kg.m = 27~33ft-lb) にトルク締めする。
センターブームカバーの穴を、サポートブラケットにある取り付け用の穴に合わせる(Figure 185)。

ステップ1(カバー付きブームキット(オプション)のセンターセクションカバー(11ノズル)を外す)で取り外した2本のカバーストラップの穴を、ゴム製カバーと補強版(1列穴)の穴を、カバーエクステンションの穴に合わせる(Figure 185)。
カバーストラップとカバーを、サポートブラケットに取り付ける;ステップ 1(カバー付きブームキット(オプション)のセンターセクションカバー(11ノズル)を外す)で取り外したフランジヘッドボルト(5/16 x 1-1/4 インチ)4本を使用する。
2本のカバーストラップ(Toro P/N 120–0629)の穴を、カバーにある残り4つの穴とサポートブラケットにある残り4つの穴に合わせる(Figure 185)。
カバーストラップとカバーを、サポートブラケットに取り付ける(Figure 185);フランジヘッドボルト(5/16 x 1-1/4 インチ, Toro P/N 323-36)4本を使用する。
ボルト本を 1978~2542Ncm(3.1~3.8kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
すすぎポンプのハーネスの6ピンコネクタを、後メインハーネスの6ソケットコネクタに接続する(Figure 186)。

すすぎポンプのカバーを、すすぎポンプ用サドルプレートに合わせる(Figure 187)。

すすぎポンプのカバーを両側から同時に押して、カバーについているタブをサドルプレートに合わせる(Figure 187)。
スロットにタブを差し込み、カバーを両側から押していた力をゆるめる(Figure 187)。
座席を押さえていたロッドを外して座席をもとに戻す。
バッテリーのプラス(赤)ケーブルをバッテリーの(+)端子に、マイナス(黒)ケーブルをバッテリーの(-)端子に取り付け、ボルトと蝶ナットで固定する;Figure 2(バッテリーの接続を外す)を参照。
両方の端子に絶縁ゴムカバーを取り付ける;Figure 2(バッテリーの接続を外す)を参照。
バッテリーカバーを取り付け、ストラップで固定する;Figure 1(バッテリーの接続を外す)を参照。