保守
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
推奨される定期整備作業
整備間隔 | 整備手順 |
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After the first 5 operating hours |
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Before each use or daily |
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Every 100 hours |
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Before storage |
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Yearly |
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整備作業にかかる前に
警告
機体を傾けると燃料が漏れ出す可能性があります。燃料は非常に引火・爆発しやすく、人身事故の原因となりうる。
燃料タンクが空になるまで運転するか、ポンプを使ってタンクから燃料を抜く;サイホンでくみ出さないこと。
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エンジンを止め、各部が完全に停止するのを待つ。
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整備などの前には、必ず点火プラグコードを外す(Figure 17)。
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整備作業が終了したら、点火プラグコードを元通りに取り付ける。
Important: 機体を傾けるときには、必ずディップスティックが下になるように横に傾けてください。反対側に傾けると、バルブ内部にオイルが入って、オイルが抜けるまで最低30分間が必要となります。
エアクリーナの交換
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エアクリーナカバーの上部についているラッチのタブを押す(Figure 18)。
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カバーを開く(Figure 18)。
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フィルタを外す(Figure 18)。
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エアクリーナのフィルタ。
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フィルタが破損している場合や、オイルや燃料でぬれている場合は交換する。
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フィルタが単に汚れているだけの場合は、硬い表面に打ちつけるようにしてほこりを叩き落すか、圧縮空気(207 kPa = 2.1 kg/cm2)でエンジン側から吹いて清掃する。
Note: ブラシでほこりを落とさないでください;フィルタ繊維の中にほこりが詰まってしまいます。
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エアクリーナボディとカバーについている汚れはぬれたウェスで取り除く。エアダクトの中にほこりを落としてしまわないようにすること。
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フィルタをエアクリーナボディーに取り付ける(Figure 18)。
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カバーを取り付ける(Figure 18)。
エンジンオイルの交換
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エンジンを始動し、数分間回転させて内部のオイルを温める。
Note: オイルを温めると汚れがよく落ちます。
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燃料タンク内部に燃料が残っていない、あるいはほとんど残っていないこと(機体を倒しても燃料が漏れる心配がないこと)を確認する。
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点火コードを取り外す。整備作業にかかる前にを参照。
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ディップスティックを外す。
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ディップスティックが下になるように機体を横倒しにして、エンジンオイル補給口からエンジンオイルを抜く。
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オイルが抜けたら機体を元通りに立てる。
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ゆっくりと 補給穴からオイルを入れ、3分間待ってからきれいに拭いたディップスティックを差し込み、但しねじ込まないようにして穴の奥まで入れる。
Note: エンジンオイルの最大量: 0.59 リットル;タイプ;マルチグレードミネラル 10W-30オイル(全米石油製品規格(API規格)SF, SG, SH, SJ, SL またはそれ以上)。
Note: ディップスティックで量を確認しながら Figure 19 に示される適正量までオイルを入れる。オイルを入れすぎてしまった場合には、5の項に従って余分なオイルを抜き取ってください。
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ディップスティックを元通りに取り付け手で十分に締め付ける。
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廃油は地域のリサイクルセンターに持ち込むなど適切な方法で処分する。
点火プラグの整備
点火プラグは Champion RN9YC 又は同等品を使用してください。
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エンジンを止め、各部が完全に停止するのを待つ。
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点火コードを取り外す。
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点火プラグの周囲をきれいにする。
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シリンダヘッドから点火プラグを外す。
Important: 汚れその他の不具合のある点火プラグは交換してください。電極部を磨かないでください。細かいかけらなどがエンジン内部に落ち込んでエンジンを破損させる恐れがあります。
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Figure 20に示すように、電極間のすき間を 0.76mm に調整する。
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プラグとガスケットシールを取り付ける。
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プラグを 20Nm(2kg.m = 15ft-lb)にトルク締めする。
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点火コードを接続する。
刈り込みライン(ナイロンストリング)の交換
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燃料バルブをOFF位置にして通気口を閉じる。
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点火コードを取り外す。
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機体を傾けるときには、ディップスティック側が下になるように傾ける。
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保護用のグローブをはめた手で、刈り込みライン(ナイロン線)を外す。
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希望の刈高位置に、刈り込みライン(ナイロン線)を取り付ける。もう 1 本を、刈り込みディスクの反対側の同じ刈高位置に取り付ける。
Note: スペアのナイロンリールから切り取る場合は、200 mm の長さに切断して使用する。
Close section機体の清掃
警告
機体のハウジングの下側には刈かすなどがこびりつきます。
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保護メガネ等着用のこと。
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正規の運転位置であるハンドルの後ろに立つこと。
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近くに人を寄せないこと。
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ディップスティック側が下になるようにして機体を傾ける。
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ブラシまたは圧縮空気で、排気ガード、上部カウル、デッキ周囲部分についているよごれを取り除く。