保守
警告
保守整備作業中や調整中に、誰かが牽引車両をエンジンを掛ける可能性がある。万一エンジンが突然始動すると、大きな人身事故になる危険が高い。
エアレータの整備・調整作業の前には必ず牽引車両のキーを抜きとり、駐車ブレーキを掛け、念のために点火プラグのコードを外しておくこと。点火コードは、点火プラグと触れることのないよう、確実に隔離すること。
推奨される定期整備作業
整備間隔 | 整備手順 |
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Before each use or daily |
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Every 100 hours |
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潤滑
ベアリングの潤滑
全部で 6 本あるメインアームは、地表面のアンジュレーションに沿って滑らかに上下します。メインアームとメインフレームとの間にはブロンズ製のブッシュが挿入されています。ブロンズ製ブッシュは 2 枚のプレートの厚みの合計よりも 3mm 長くなっています。ボルト( x 2 インチ)をブッシュに対して(アームに対してではなく)締め付けて、アームが自由に動けるようにしてください(Figure 12)。
スプリングは、重量負荷を均等に散らしてピボットピンへの衝撃を和らげるためのものです。ユニットが水平になるように、全部のスプリングを均等に調整してください。調整は、スプリングロッドの上部にあるナットで行います(Figure 12)。
Important: スプリングが完全につぶれるほど締め付けないでください。スプリングの巻きの間に少なくとも 1.6mm のすきまを残してください。
いつも最高の性能でお使いいただくために、使用前に必ずタインの点検を行ってください。摩耗が進んだタインは簡単に曲がったり折れたりして、折れた破片が地中に残ります。Figure 13に摩耗の具体例を示しています。
格納保管前には、タインを洗浄してコアを洗い流してください。コアを付けたままで長期間放置すると、タイン内部に肌荒れが発生してコアがスムーズに出てこなくなります。
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