整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 10 時間 |
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この清掃用ブロアは、乗用型の装置で牽引使用する専門業務用の製品であり、そのような業務に従事するプロのオペレータが運転操作することを前提として製造されています。この製品は、集約的で高度な管理を受けている公園、ゴルフ場、スポーツフィールドその他の芝生において、風でごみを吹き飛ばす方法によって清掃を行うことを主たる目的として製造されております。
この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた適切な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用するのはお客様の責任です。
弊社のウェブサイト www.Toro.com で製品やアクセサリ情報の閲覧、代理店についての情報閲覧、お買い上げ製品の登録などを行っていただくことができます。
整備について、また純正部品についてなど、分からないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマーサービスにおたずねください。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。図 1 にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメモしておきましょう。
この説明書では、危険についての注意を促すための警告記号(図 2)を使用しております。これらは死亡事故を含む重大な人身事故を防止するための注意ですから、必ずお守りください。
この他に2つの言葉で注意を促しています。重要「重要」は製品の構造などについての注意点を、注はその他の注意点を表しています。
この製品は、関連するEU規制に適合しています; 詳細については、DOC シート(規格適合証明書)をご覧ください。
Important: この製品のエンジンのマフラーにはスパークアレスタが装着されておりません。カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用する場合には、法令によりスパークアレスタの装着が義務づけられています。他の地域においても同様の規制が存在する可能性がありますのでご注意ください。
カリフォルニア州
第65号決議による警告
カリフォルニア州では、この製品に使用されているエンジンの排気には発癌性や先天性異常などの原因となる物質が含まれているとされております。
電磁波障害について |
米国内: 本製品は FCC規則第 15 章に適合しております。本製品の使用については以下の条件がつけられております: (1)本製品は基本的に危険な電磁傷害を引き起こしません; (2)本製品の性能を阻害するような電磁障害の発生する場合であっても、本製品の使用者はそのような電磁障害を排除する権利を有しません。 |
本製品は高周波を使用する製品であり、使用時には高周波が発生します。このため、不適切な条件、すなわち製造会社の指示を正しく守って設置・使用しないとと、ラジオやテレビの受信障害を起こす可能性があります。本製品は、FCC (米連邦通信委員会) 規則第 15 章に定める試験の結果、クラス B コンピュータ機器の基準に適合しております。しかしながら、これにより障害が発生しないことを保証するものではありません。本製品が受信障害の原因となっているかどうかは、本製品の電源を入切することによって確認することができます; 本製品が原因で障害が発生している場合には、以下のような方法で取り除く努力をしてください:テレビやラジオのアンテナの向きを変えてみる; コントローラとラジオやテレビの位置関係を変えてみる; ラジオやテレビの電源回路とは別のコンセントからコントローラの電源をとる。状況に応じて、ラジオ・テレビの専門業者にご相談ください。なお、受信障害対策のために、FCC から以下のようなパンフレットが出版されています: How to Identify and Resolve Radio-TV Interference Problemsご希望の方は以下にご請求ください: U.S. Government Printing Office, Washington, DC 20402. Stock No. 004-000-00345-4. |
FCC ID: W7OMRF24J40MDME-Base, OA3MRF24J40MA-Hand Held |
IC: 7693A-24J40MDME-Base, 7693A-24J40MA-Hand Held |
本製品の使用については以下の条件がつけられております: (1)本製品は基本的に危険な電磁傷害を引き起こしません; また(2)本製品の性能を阻害するような電磁障害の発生する場所であっても、本製品の使用者は本製品の使用に際してそれらの障害を排除する権利を持ちません。 |
日本の電磁波規制適合証明書 | |
ハンドヘルド: | |
RF2CAN: |
メキシコ国における電磁障害規制適合証明書 | |
ハンドヘルド: | |
RF2CAN: |
韓国における電磁障害規制適合証明書(デカルは別キット) | |
ハンドヘルド: | |
RF2CAN: |
シンガポール国における電磁障害規制適合証明書 | |
ハンドヘルド: | TWM240007_IDA_N4021–15 |
RF2CAN: | TWM-240005_IDA_N4024–15 |
モロッコ国における電磁障害規制適合証明書 | |
AGREE PAR L’ANRT MAROC | |
Numero d’agrement: | MR 14092 ANRT 2017 |
Delivre d’agrement: | 29/05/2017 |
本装置は本装置の製造者が適合認証を取得したものであり、製造者が明示的に認める業者以外の者が本製品の改変などを行った場合、本製品の所有者は製品を使用する法律的権利を失う場合があります。
この製品に使用されているスパーク式着火装置は、カナダの ICES-002 標準に適合しています。
安全な御使用のためには、機械の運転、移動や搬送、保守整備、保管などに係わる人々の日常の意識や心がけ、また適切な訓練などが極めて重要です。間違った使い方や整備不良は人身事故や死亡事故などの原因となります。事故を防止するため、以下に示す安全上の注意を必ずお守りください
以下の注意事項は ANSI規格B71-4-2012 から抜粋したものです。
エンジンを始動する前に必ずこのオペレーターズマニュアルをお読みになり、内容をよく理解してください。
各部の操作方法や本機の正しい使用方法、警告表示などに十分慣れ、安全に運転できるようになりましょう。
本機を運転する人、整備する人すべてに適切なトレーニングを行ってください。トレーニングはオーナーの責任です。
子供や正しい運転知識のない方には機械の操作や整備をさせないでください。地域によっては機械のオペレータに年齢制限を設けていることがありますのでご注意ください。
オペレータやユーザーは自分自身や他の安全に責任があり、オペレータやユーザーの注意によって事故を防止することができます。
作業場所を良く観察し、安全かつ適切に作業するにはどのようなアクセサリやアタッチメントが必要かを判断してください。メーカーが認めた以外のアクセサリやアタッチメントを使用しないでください。
作業にふさわしい服装をする;安全めがね、すべりにくく安全な靴、聴覚保護具を着用してください。長い髪は束ね、服のだぶついている部分はまとめるなどし、装飾品は身に着けないでください。
機械にはね飛ばされて危険なものが落ちていないか、作業場所を確認しましょう。
作業場所から人を十分に遠ざけてください。
ガードなどの安全装置は必ず所定の場所に取り付けて使用してください。安全カバーや安全装置が破損したり、ステッカーの字がよめなくなったりした場合には、機械を使用する前に修理や交換を行ってください。また、常に機械全体の安全を心掛け、ボルト、ナット、ねじ類が十分に締まっているかを確認してください。
安全装置が正しく機能しているか、また安全カバーなどが外れたり壊れたりしていないか点検してください。これらが正しく機能しない時には機械を使用しないでください。
人身事故や物損事故を防止するために、燃料の取り扱いには細心の注意を払ってください。燃料は極めて引火しやすく、またその気化ガスは爆発性があります。
燃料取り扱い前に、引火の原因になり得るタバコ、パイプなど、すべての火気を始末してください。
燃料の保管は必ず認可された容器で行ってください。
エンジン回転中やエンジンが熱い間に燃料タンクのフタを開けたり給油したりしない。
給油はエンジンが十分に冷えてから行ってください。
屋内では絶対に給油しないでください。
ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、絶対に機械や燃料容器を保管・格納しないでください。
トラックの荷台に敷いたカーペットやプラスチックマットなど絶縁体の上で燃料の給油をしないでください。燃料容器は車から十分に離し、地面に直接置いて給油してください。
給油は、機械をトラックやトレーラから地面に降ろし、機体を接地させた状態で行ってください。機械を車両に搭載したままで給油を行わなければいけない場合には、大型タンクのノズルからでなく、小型の容器から給油してください。
給油は、給油ノズルを燃料タンクの口に接触させた状態を維持して行ってください。ノズルを開いたままにする器具などを使わないでください。
絶対にタンクから燃料をあふれさせないでください。給油後は燃料タンクキャップをしっかりと締めてください。
絶対に、牽引車両に接続しない状態でブロアを作動させないでください。
トレーラやトラックに本機の積み降ろしを行うときには安全に十分注意してください。
見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障害物の近くでは安全に十分注意してください。
締め切った場所でエンジンをかけたり、風の逃げ道のない場所へ吹き出し口を向けたりしないでください。エンジンからの排気は有毒であり、場合によっては死亡事故につながります。
この製品は運転席に着席した状態でオペレータの耳の位置での音量が85 dB(A)を超える可能性があります。長時間にわたって使用される場合には、聴覚保護具を着用するようにしてください。
運転には十分な注意が必要です。転倒や暴走事故を防止するために以下の点にご注意ください:
作業は日中または十分な照明のもとで行う。
ゆっくりとした走行速度で運転し、隠れた穴などの見えない障害に警戒を怠らない。
サンドトラップや、溝・小川など危険な場所の近くを通らない。
小さな旋回をするときや法面で旋回するときは、走行速度を十分に落とす。
急停止や急発進をさける。
バックするときには、後方の安全に注意し、マシンの後部に人がいないことを十分に確認する。
道路付近で作業するときや道路を横断するときは周囲の交通に注意する。常に道を譲る心掛けを。
清掃作業中は、吹き出し口に人を近づけないでください。周囲の人間が吹き出し口に近づかないように注意し、また吹き出し口を人に向けないように注意してください。
疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂取した時は運転しないでください。
機械が落雷を受けると最悪の場合死亡事故となります。稲光が見えた場合には機械を運転しないで安全な場所に避難してください。
斜面でエンストしたり、坂を登りきれなくなったりした時は、絶対にUターンしないでください。必ずバックで、ゆっくりと、まっすぐに下がって下さい。
大丈夫だろう、は非常に危険!人や動物が突然目の前に現れたらすぐに作業を停止しましょう。 注意力の分散、アップダウン、機械から飛びだす異物など思わぬ危険があります。周囲に人がいなくなるまで作業を再開しないでください。
エンジン作動中や停止直後は、エンジン本体やマフラーが熱くなっていますから手を触れないでください。触れると火傷を負う危険があります。
説明をよく読んで注意事項を守ってください。
安全上の注意を守らないと、機器の損傷、使用資格の喪失、人身事故などを起こす危険があります。
正しい配線で使用してください。メーカーの指示を守ってください。不適切な配線、配線のゆるみ、傷みなどがあると、機器の不作動、損傷、動作不安定などのトラブルにつながります。
メーカーが明示的に認めた以外の改造などを行うと、本製品についての保証が適用されなくなります。
機器の取り付けや使用に際しては、その地域や国でそれぞれに定められている法律や条令を遵守してください。法律等の遵守を怠ると、製品を使用する法律的権利を失う場合があります。
操作を開始する前に、マシンの周囲に障害物などがないことを確認してください。リモコン操作を行っても安全であるという確信が得られるまでは、リモコンを動作させないでください。
RF2CAN と TEC2403コントローラの電源を遮断するには、主電源を切断します。
機器の清掃は、軽く湿した布で拭いてください。使用後に、泥やコンクリート、ほこり等をきれいにふき取ってください。ボタンやレバー、配線、スイッチなどにごみが詰まるとトラブルの原因となります。
リモコンやベースユニットに水などの液体が入らないように注意してください。リモコンやベースユニットにの洗浄には高圧洗浄器を使用しないでください。
マシンに溶接作業を行う場合には、RF2CAN と TEC2403コントローラを機体から外してください。これらを電源につないだままで溶接を行うと、これらの機器が破損する恐れがあります。
この文書の「仕様」の項に記載されている使用温度範囲および保管温度範囲を守って使用および保管を行ってください。
エンジンが十分冷えてから、裸火の近くを避けて格納保管してください。
格納保管中やトレーラで輸送中は、燃料バルブを閉じておいてください。裸火の近くに燃料を保管したり、屋内で燃料の抜き取りをしたりしないでください。
平らな場所に停車してください。適切な訓練を受けていない人には絶対に機械の整備をさせないでください。
必要に応じ、ジャッキなどを利用して機体を確実に支えてください。
修理を行うときには必ずバッテリーの接続と点火プラグの接続を外しておいてください。バッテリーの接続を外すときにはマイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブルを外してください。取り付けるときにはプラスケーブルを先に接続してください。
整備調整・格納作業の前には、エンジンが不意に作動することのないよう、必ずキーを抜き取っておいてください。
このマニュアルに記載されている以外の保守整備作業は行わないでください。大がかりな修理が必要になった時や補助が必要な時は、Toro 正規代理店にご相談ください。
火災防止のため、エンジンの周囲に、余分なグリス、草や木の葉、ホコリなどが溜まらないようご注意ください。高温のエンジンに水をかけたり、電装部に水を掛けたりしないでください。
ボルト、ナット、ねじ類は十分に締めつけ、常に機械全体の安全を心掛けてください。ファンシャフトのベアリングの取り付けボルトやナットが所定のトルクで締め付けられているか、頻繁に点検してください。
エンジンを回転させながら調整を行わなければならない時は、手足や頭や衣服をファンやその他の可動部に近づけないように十分ご注意ください。
ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を上げないでください。トロ正規代理店でタコメータによるエンジン回転数検査を受け、安全性と精度を確認しておきましょう。
オイルの点検や補充は、必ずエンジンを停止した状態で行ってください。
可動部に手足を近づけないよう注意してください。エンジンを駆動させたままで調整を行うのは可能な限り避けてください。
バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜いておいてください。また、安全な服装を心がけ、工具は確実に絶縁されたものを使ってください。
各部品が良好な状態にあり、ボルトナット類が十分にしまっているか常に点検してください。擦り切れたり破損したりしたステッカーは貼り替えてください。
弊社が認可していないアタッチメントは使用しないでください。認可していないアクセサリを御使用になると製品保証を受けられなくなる場合があります。
トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすときには安全に十分注意してください。
積み込みには、機体と同じ幅のある歩み板を使用してください。
荷台に載せたら、ストラップ、チェーン、ケーブル、ロープなどで機体を確実に固定してください。機体の前後に取り付けた固定ロープは、どちらも、機体を外側に引っ張るように配置してください。.
以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。 破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 |
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
この作業に必要なパーツ
ワセリン(別途入手) | 必要に応じて |
バッテリーカバーをバッテリーボックスに固定しているクリップを外す(図 3)。
電解液には硫酸が含まれており、触れると火傷を起こし、飲んだ場合には死亡する可能性がある。
電解液を飲まないこと。また、電解液を皮膚や目や衣服に付けないよう十分注意すること。安全ゴーグルとゴム手袋で目と手を保護すること。
皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できるよう、必ず十分な量の真水を用意しておくこと。
プラスケーブル(赤いケーブル)をバッテリーのプラス(+)端子に取り付ける。
バッテリーの電極部や端子などの部分には鉛や鉛含有物質が含まれており、カリフォルニア州では、これらの物質が癌や先天性異常の原因となるとされている。取り扱い後は手を洗うこと。
黒いケーブル(-)をバッテリーの(-)端子に取り付ける。
腐食防止のため、端子と固定金具にワセリンなどを塗布する。
バッテリーカバーを取り付け、クリップで固定する。
この作業に必要なパーツ
ブロアアセンブリ | 1 |
ヒッチ | 1 |
ボルト(⅜" x 3") | 2 |
フランジナット(⅜") | 2 |
ヒッチ・クレビス | 1 |
ボルト(⅝" x 4½") | 2 |
ロックナット(⅝") | 2 |
ブロアを平らな床の上におく。
フレームブラケットにヒッチチューブに差し込む(図 4)。ボルト(⅜" x 3")2本とフランジナット(⅜")を使用して、チューブをフレームに固定し、ボルトを4.14 kg/m²(30 ft-lb)にトルク締めする。
Note: ヒッチは180度回転させて高さを変えることが可能です。
この作業に必要なパーツ
ヒッチピン | 1 |
クレビス | 1 |
牽引車両を後退させてブロアの正面に停車させる。
プロアのヒッチの高さを牽引車両の牽引ヒッチと同じ高さに調整する。
ヒッチチューブを床と平行にし、ジャッキスタンドで支える。
ヒッチクレビス(図 4)をヒッチチューブに固定しているボルトとロックナットを外す。
牽引車両のヒッチと大体同じ高さになるように、ヒッチクレビスの高さを調整する。
先ほど取り外してボルトとロックナットを使って、クレビスをヒッチに固定し、203 N·m(20.8 kg.m = 150 ft-lb)にトルク締めする。ブロアのフレームが地表面に対して平行になっていることを確認する。
旋回したときにブロアと牽引車両が接触しないように、ヒッチチューブの長さを、以下のように調整する:
ヒッチチューブをフレームブラケットに固定しているボルトとナットを外す(図 4)。
ボルトとフランジナットを使用して、ヒッチ・チューブをフレームに固定する。
ヒッチピンとクレビスを使って、ブロアのクレビス・ヒッチを牽引車両のヒッチに接続する(図 5)。
この作業に必要なパーツ
ハンドヘルドリモート | 1 |
単四電池 | 4 |
ねじ(小) | 6 |
エンジン停止ボタンを押すとエンジンが停止します(図 7)。
右回転ボタンまたは左回転ボタンは、吹き出し方向を調整するボタンです(図 7)。
エンジンの回転速度はエンジン速度上昇(ウサギ)ボタンとエンジン速度降下(カメ)ボタンで調整します(図 7)。エンジン速度上昇ボタンとエンジン速度降下ボタンを同時に押すとエンジンはアイドル速度になります。
始動スイッチ(図 8)はエンジンの始動と停止を行うスイッチで、3 つの位置があります:OFF、RUN、STARTの3位置です。キーを右に回して START 位置にすると、スタータモータが作動します。エンジンが始動したら、キーから手を離してください。キーは自動的にRUN位置に動きます。キーを OFF 位置に回せばエンジンは停止します。
エンジンが冷えている場合には、チョークレバー(図 8)をON 位置にセットします。
アワーメータ(図 8)は、本機の積算運転時間を表示します。
故障診断ランプ(図 9)はアワーメータの下にあり、故障時にそれを知らせます。エンジンキーをRUN位置に回すと、故障診断ランプ が5秒間点灯した後、5秒間消灯し、その後に点滅(1秒間に3回点滅)となり、ハンドヘルドリモートのボタンを押すまでこの状態が続きます。点灯状態が 5 秒間連続したあとで急速な点滅(1秒間に10回、5 秒間の停止が入る場合も入らない場合もあります)が続く場合はマシンに何らかの異常があることを示しています;故障コードの確認を参照してください。
Note: マシンを始動した時にすでにハンドヘルドリモートのボタンが押されていた場合には、LED が消灯してから5秒後にLEDの点滅(1秒間に3回)は始まりません。
周波数 | 2.4 GHz |
最大出力 | 19.59 dBm |
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
燃料タンク容量:18.9 リットル
使用推奨燃料
機械の性能を最も良く発揮させるために、オクタン価87以上の、きれいで新しい(購入後30日以内)無鉛の燃料を使ってください(オクタン価評価法は(R+M)/2 を採用)。
エタノール:エタノールを添加(10% まで)した燃料、MTBE(メチル第3ブチルエーテル)添加燃料(15% まで)を使用することが可能です。エタノールとMTBEとは別々の物質です。エタノール添加燃料(15% 添加=E15)は使用できません。エタノール含有率が 10% を超える燃料は絶対に使用してはなりません:たとえば E15(含有率 15%)、E20(含有率 20%)、E85(含有率 85%がこれにあたります。これらの燃料を使用した場合には性能が十分に発揮されず、エンジンに損傷が発生する恐れがあり、仮にそのようなトラブルが発生しても製品保証の対象とはなりません。
燃料含有メタノールは使用できません。
燃料タンクや保管容器で燃料を冬越しさせないでください。 冬越しさせる場合には必ずスタビライザ(品質安定剤)を添加してください。
燃料にオイルを混合しないでください。
Important: エタノール系、メタノール系のスタビライザはご使用にならないでください。アルコール系のスタビライザ(エタノールまたはメタノールを基材としたもの)は使わないでください。
燃料は非常に引火・爆発しやすい物質である。発火したり爆発したりすると、やけどや火災などを引き起こす。
燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。
箱型トレーラに本機を搭載した状態では、絶対に本機への燃料補給をしてはならない。
燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃料タンクの首の根元から 6-13 mm 程度下までとする。これは、温度が上昇して燃料は膨張したときにあふれないように空間を確保するためである。
燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を絶対に近づけない。
燃料は安全で汚れのない認可された容器に入れ、子供の手の届かない場所で保管する。30 日分以上の買い置きは避ける。
運転時には必ず適切な排気システムを取り付け正常な状態で使用すること。
燃料を補給中、静電気による火花が燃料に引火する危険がある。発火したり爆発したりすると、やけどや火災などを引き起こす。
燃料容器は車から十分に離し、地面に直接置いて給油する。
車に乗せたままの容器に燃料を補給しない。車両のカーペットやプラスチック製の床材などが絶縁体となって静電気の逃げ場がなくなるので危険である。
可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪を地面に接触させた状態で給油を行う。
機械を車に搭載したままで給油を行わなければいけない場合には大型タンクのノズルからでなく、小型の容器から給油する。
大型タンクのノズルから直接給油しなければならない場合には、ノズルを燃料タンクの口に常時接触させた状態で給油を行う。
燃料を飲み込むと非常に危険で生命に関わる。また、気化した燃料に長期間ふれると身体に重篤な症状や疾病を引き起こす。
燃料ガスを長時間吸い込むのは避けること。
ノズルや燃料タンク、コンディショナー注入口には顔を近づけないこと。
目や皮膚に燃料が付着しないようにすること。
添加剤としてスタビライザー/コンディショナーを使用してください。この添加剤には以下のような働きがあります。
保管中の燃料の劣化を防止する。ただし90日間。以上の保管を行う場合は燃料タンクを空にしておくほうが望ましい。
運転中のエンジンのクリーニングを行う。
ゴム状やニス状の物質の発生を抑え、エンジンの始動をスムーズにする。
Important: エタノール、メタノールを含んだ添加剤は絶対に使用しないでください。
燃料に対して適量のスタビライザー/コンディショナーを添加してください。
Note: 燃料スタビライザー/コンディショナーは燃料が新しいうちに添加するのが一番効果的です。燃料系にワニス状の付着物が発生するのを防ぐため、燃料スタビライザーは必ず使用してください。
エンジンを停止する。
燃料タンクのキャップの周囲をきれいに拭いてからキャップを取る(図 10)。
Note: 燃料タンクのキャップについているゲージで燃料残量を確認する。
給油は燃料タンクの首の根元から 6-13 mm 程度下までとする。
Note: これは、温度が上昇して燃料は膨張したときにあふれないように空間を確保するためである。燃料タンク一杯に入れないこと。
燃料タンクのキャップをしっかりとはめる。
こぼれた燃料はふき取る。
エンジンを始動させる前に、エンジンオイルの量を点検してください;手順はエンジンオイルの量を点検するを参照してください。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用開始後最初の 10 時間 |
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使用開始前と最初の10運転時間経過後にホイールナットの締め付けトルクを点検してください。
この整備を怠ると車輪の脱落や破損から人身事故につながる恐れがある。
ラグナットを 95-122 N·m(6.2-7.6 kg.m = 70-90 ft-lb)にトルク締めする。
回転部に巻き込まれると重大な人身事故となります。
事故防止のため、可動部に手足や衣服などを近づけないよう十分に注意してください。
カバーやシュラウドやガードは必ず取り付けて使用してください。
ブロアを始動する前に、必ず本装置が牽引車両に接続されていることを確認してください。
エンジンが冷えている場合にはチョークをON 位置にする。
Note: エンジンが温まっている時はチョーク操作は 不要 です。エンジンが始動した後は、チョークを OFF 位置に戻す。
始動キーを START 位置に回す(図 12)。
Note: キーをRUN位置にしたまま時間が経ちすぎた場合には、キーを一旦 OFF 位置に戻してから始動操作をやり直す。
エンジンは、エンジン始動許可条件が整った状態で始動操作を行ったときのみ、始動できます。エンジン始動許可条件は、以下に述べる「エンジン始動許可手順」を実行したときのみ成立します(図 13):
START ボタンを押す。
次に 左回転ボタン を押す。
次に 右回転ボタン を押す。
最後に、START ボタンを押し続けてエンジンを始動させる。
Note: ボタン操作から次のボタン操作は、3秒以内に行わなければいけません。次のボタン操作が3秒以内に行われなかった場合には、その手順全体が無効となり、最初からやり直す必要があります。
Note: また、間違えたボタンを押した場合にも、その手順全体が無効となります。
Note: START ボタンは、右回転ボタンを押した後、10 秒以内にが押さなければなりません。押さなかった場合や、別のボタンを押した場合には、エンジン始動許可条件が無効となります。
Note: エンジン始動許可条件は、右回転ボタンが押されてから 10 秒間有効であり、この時間内に START ボタンを押した場合のみ、エンジンが始動します。この有効時間を、START ボタンを押すことによって延長することはできません。エンジン始動リレーコントロールの有効期間は、右回転ボタンが押されてから 10 秒間で、これを変えることはできません。エンジン始動許可有効期間が切れてしまったあとで、エンジンを始動させたい場合には、もう一度最初からエンジン始動許可手順を実行してSTARTボタンを押す必要があります。STARTボタンから手を離した後、10秒間は再始動操作はできません。
Note: 手順を途中でやめたり、エンジン始動許可有効期間が切れた後は、右回転ボタンと左回転ボタンは通常の機能(噴出し口の回転)に戻ります。
Important: スタータは 1 度に 10 秒間以上連続で使用しないでください。5秒以内にエンジンが始動しなかった場合は、10秒間待って、それからもう一度始動を試みてください。この手順を守らないとスタータモータを焼損する恐れがあります。
エンジンが始動した後は、チョークを OFF 位置に戻す。それでエンジンの回転が悪くなるようであれば、チョークを ON 位置に戻して数秒間待ち、その後にもう一度戻してスロットルでエンジン速度を調整する。必要に応じてこの操作を繰り返す。
スロットルを 3/4 に落とす。
リモコンのSTOPボタンを押す。
機械から離れる場合には、キーを OFF 位置に回してエンジンから抜き取る(図 12)。
どの押しボタンでも、押せばリモコンが覚醒(電源ON)になります。リモコンのボタン操作を行ってから3秒以内に次の操作をしてください。無操作状態が3秒間以上続くと、バッテリーを節約するために、リモコンは自動的に休眠モードに入ります。タイムアウトとなってリモコンが休眠状態に入ると、リモコンのすべてのコントロール LED の動作が停止します(図 14)。しかし、どのボタンでも押されれば、リモコンは覚醒状態に戻ります。
リモコンによる操作が何も行われない状態となって2.5時間が経過すると、RF2CAN と TEC2403 コントローラは、自動的にパワーセーブモードに入ります。パワーセーブモードでは、ベースユニットは低電力消費状態となります。このモードでは、ベースユニットはリモコンからの通信を受け付けず、ブロアのコントロールを行わず、ベースユニットとしての通常動作は行われなくなります。
タイムアウトモードになると、エンジンは作動せず(作動していたエンジンは停止し)、リモコンによる操作はできなくなります。
コントローラを覚醒させるには、キースイッチを一旦 OFF にしたあとで、もう一度 RUN 位置に回してください。
タイムアウトにならないようにしたい場合には、2.5時間よりも短い間隔でときどきリモコンでシュートを回転させたりエンジン速度を変えたりしてください。
吹き出し口の向きはリモコンで変えることができます(図 15)。
排出口から噴出す風は非常に強く、まともに吹かれるとケガをする危険があります。
清掃作業中は、吹き出し口に人を近づけないでください。
ブロア作動中は、排出口の周囲に人を近づけない。
転倒は重大な人身事故に直結する。
急斜面に乗り入れないこと。
斜面は上り下りしながら作業するようにし、横断しながらの作業は絶対にしないこと。
斜面では急停止・急発進しないこと。
隠れて見えない穴や障害物に常に警戒を怠らないこと。転倒などの危険を回避するために、溝や小川、切り立った場所から十分離れて作業してください。
作業中に斜面を登りきれなくなった場合には、バックでゆっくりと坂を下りてください。Uターンしないこと。
絶対に、牽引車両に接続しない状態でブロアを作動させないでください。
ブロアの使い方を練習しましょう。風下側に飛ばしてやると、ゴミが吹き戻されずにうまくいきます。
風の吹き出し方向に常に留意し、絶対に人に向けないようにしてください。
見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障害物の近くでは安全に十分注意してください。
小さな旋回をするときや法面で旋回するときは、走行速度を十分に落とす。
バックするときには、後方の安全に注意し、マシンの後部に人がいないことを十分に確認する。
締め切った場所でエンジンをかけたり、風の逃げ道のない場所へ吹き出し口を向けたりしないでください。エンジンからの排気は有毒であり、場合によっては死亡事故につながります。
作業中、エンジンは常に全開で使用してください。
吹き出し口は、ごみの下からすくうように吹き飛ばすようにセットしてください。
貼り芝をした直後などは、芝を傷める可能性がありますから注意してください。
公道では使わないでください。
清掃作業中は、吹き出し口に人を近づけないでください。周囲の人間が吹き出し口に近づかないように注意し、また吹き出し口を人に向けないように注意してください。
斜面でエンストしたり、坂を登りきれなくなったりした時は、絶対にUターンしないでください。必ずバックで、ゆっくりと、まっすぐに下がって下さい。
人や動物が突然目の前に現れたらすぐに作業を停止しましょう。 注意力の分散、アップダウン、機械から飛びだす異物など思わぬ危険があります。周囲に人がいなくなるまで作業を再開しないでください。
現場から移動するときの走行速度は時速 32km までとしてください。
エンジン作動中や停止直後は、エンジン本体やマフラーが熱くなっていますから手を触れないでください。触れると火傷を負う危険があります。
Important: 移動走行に移る前に、吹き出し口を上向きにしてください。吹き出し口を下向きにしたままで走行すると、路面に当たって破損する可能性があります。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 8 時間 |
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使用開始後最初の 10 時間 |
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使用するごとまたは毎日 |
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25運転時間ごと |
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50運転時間ごと |
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100運転時間ごと |
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200運転時間ごと |
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500運転時間ごと |
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点検項目 | 第 週 | ||||||
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
計器類の動作を確認する。 | |||||||
燃料残量。 | |||||||
エンジンオイルの量。 | |||||||
冷却フィンの汚れを落とす。 | |||||||
エンジンのエアフィルタとプレクリーナを点検する。 | |||||||
エンジンからの異常音がないか点検する。 | |||||||
オイル漏れなど。 | |||||||
タイヤ空気圧を点検する。 | |||||||
吹き出し口のクランプのトルクを点検する。 | |||||||
塗装傷のタッチアップ修理を行う。 |
要注意個所の記録 | ||
点検担当者名: | ||
内容 | 日付 | 記事 |
整備間隔 | 整備手順 |
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25運転時間ごと |
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100運転時間ごと |
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エアクリーナ本体にリーク原因となりそうな傷がないか点検する。本体とカバーがシールでしっかり密着しているのを確認してください(図 16)。
Note: ボディーが破損している場合は交換してください。
エアフィルタのカバーをエアフィルタのハウジングに固定しているラッチを外す(図 16)。
ボディーからカバーを外し、カバーの内部を清掃する(図 16)。
フィルタハウジングからエレメントを丁寧に抜き出す。
Note: フィルタをハウジングにぶつけると汚れが飛び散ります。ぶつけないように注意してください。
エアフィルタのエレメントを点検する。
エレメントがきれいな場合は、元通りに取り付ける; エアフィルタを取り付けるを参照。
エレメントが破損している場合は、新しいものに交換する; エアフィルタの交換を参照。
エアフィルタのエレメントを取り外す;エアフィルタの点検を参照。
新しいフィルタの場合は出荷中の傷がないか点検する。
Note: 特にフィルタの密着部に注意する。
Important: 破損しているフィルタを使用しないでください。
新しいエアフィルタを取り付ける;エアフィルタを取り付けるを参照。
Important: エンジンを保護するため、エンジンは必ずエアクリーナアセンブリ全体を取り付けて使ってください。
Important: 破損しているフィルタは使用しない。
Note: エレメントを洗って再使用しないでください。フィルタの濾紙が破損する可能性があります。
整備間隔 | 整備手順 |
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200運転時間ごと |
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エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。
カーボンキャニスタフィルタを取り外して廃棄する(図 17)。
新しいエアフィルタを取り付ける。
整備間隔 | 整備手順 |
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200運転時間ごと |
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Note: パージラインフィルタにほこりが溜まっていないか時々点検してください。フィルタが汚れてきたら、交換してください。
Note: ホコリのひどい場所で使用する場合は、より頻繁なオイル交換が必要です。
オイルのタイプ: 洗浄性オイル(API 規格 SG, SH, SJ またはそれ以上)
クランクケースの容量:2 リットル
粘度: 下の表を参照してください。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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Note: エンジンオイルを点検する最もよいタイミングは、その日の仕事を始める直前、エンジンがまだ冷えているうちです。既にエンジンを始動してしまった場合には、一旦エンジンを停止し、オイルが戻ってくるまで約 10 分間程度待ってください。油量がディップスティックのADDマークにある場合は、FULLマークまで補給してください。入れすぎないこと。 油量がADDマークとFULLマークの間であれば補給の必要はありません。
平らな場所に駐車する。
エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。
給油口からゴミが入ってエンジンを傷つけないように、ディップスティック(図 20)の周囲をウェスできれいに拭く。
ディップスティック(図 20)を抜き取り、付いているオイルをウェスで拭きとる。
ディップスティックを補給管一杯に差し込む(図 20)。ただしねじ込まないこと。
ディップスティックを抜き取り、オイルの量を見る。油量が足りなければディップスティックの FULLマークまで補給管からゆっくり補給する。
Important: オイルを入れすぎないでください。入れすぎは、かえってエンジンを傷めます。
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
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エンジンを始動し、5 分間程度運転する。これによりオイルが温まって排出しやすくなる。
オイルが完全に抜けるように、排出口側がやや低くなるように駐車する。
エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。
ドレンの下に廃油受けを置く。ドレンバルブを回して開き、オイルを排出する(図 21)。
Note: オイルの排出方向を変えたい場合には、ドレンバルブの中にホースを入れると良いでしょう。ホースは付属品ではありません。
オイルが完全に抜けたらドレンプラグを閉じる。
Note: 廃油はリサイクルセンターに持ち込むなど適切な方法で処分してください。
補給管(図 20)から、必要量の80% 程度のオイルをゆっくり入れる。
オイルの量を点検する;エンジンオイルの量を点検する を参照。
残りのオイルをゆっくり足してFULLマークまで入れる。
整備間隔 | 整備手順 |
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200運転時間ごと |
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Note: ホコリのひどい場所で使用する場合は、より頻繁なオイルフィルタの交換が必要です。
エンジンからオイルを抜く;エンジンオイルの交換を参照。
オイルフィルタを外し、フィルタのアダプタガスケットの表面をきれいに拭く(図 22)。
フィルタのガスケットにきれいなオイルを薄く塗る(図 22)。
アダプタにフィルタを取り付け、ガスケットがアダプタに当たるまでフィルタを右に回し、そこから更に 2/3~1 回転増し締めする(図 22)。
適切な種類の新しいオイルをエンジンに入れる;エンジンオイルの量を点検するを参照。
エンジンを3分間程度運転して、エンジンを停止し、オイルフィルタの周囲にオイル漏れがないか点検する。
エンジンオイルの量を点検し、足りなければ注ぎ足す。
Important: 連携開始手順を行う前に、手順全体をよく読んでください。
システムを動作させるためには、リモコンとベースユニットとの連携を確立する必要があります。リモコンとベースユニットとは連携済みで工場から出荷されます。連携は、連携(Associate)手順を実行することによって確立されます。何らかの理由で、リモコンとベースユニットの連携をもう一度確立する必要が生じた場合(たとえば、ベースユニットはそのままで、リモコンのみを買い換えた場合)には、以下の手順を実施してください。
Note: ベースユニットと連携しているリモコンを、別のベースユニットに連携させると、もとのベースユニットとの連携は解除されます。
ベースユニットの電源を切る。
リモコンを手に持って、ベースユニットの近くに立つ(リモコンとベースユニットとの間に障害物がないようにする)。
右回転ボタンと左回転ボタンを同時に押して保持するLED が1秒間に1回程度の割合で点滅する。
両方のボタンを押し続けると、LED の点滅が1秒間に2回程度に変わる。
ボタンから手を離す。
左回転 ボタンを長押しする。LED が1秒間に2回程度の割合で点滅する。
左回転 ボタンをおしたままでエンジンキーを RUN 位置にする。LED が点滅から点灯に変れば連携は成功。
Note: 連携確立まで20秒程度の時間が必要。
左回転ボタンから手を離す。
以上でシステムの連携は確立された。
取り付ける時には電極間のエアギャップを正しく調整しておいてください。取り付け、取り外しには必ず専用のレンチを使い、エアギャップの点検調整にはすきまゲージやギャップ調整工具などを使ってください。必要に応じて新しい点火プラグと交換してください。
タイプ: Champion® RC12YC, Champion® プラチナ 3071 または同等品
エアギャップ:0.76 mm
エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。
点火コードを取り外す(図 25)。
プラグを取り外した時に燃焼室内に異物が落ちないように、プラグの周囲をきれいに清掃する。
点火プラグと金属ワッシャを外す。
点火プラグと金属ワッシャを取り付ける。取り付け前にもう一度エアギャップを確認する。
点火プラグを24.4-29.8 N·m(2.5-3.0 kg.m)にトルク締めする。
点火コードを接続する(図 24)。
燃料は非常に引火・爆発しやすい物質である。発火したり爆発したりすると、やけどや火災などを引き起こす。
燃料タンクからの燃料の抜き取りはエンジンが冷えてから行う。この作業は必ず屋外の広い場所で行う。こぼれた燃料はふき取る。
燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を絶対に近づけない。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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使用前に必ず、エンジンのスクリーンとオイルクーラを点検・清掃してください。オイルクーラのスクリーンとエンジンのスクリーンにたまった刈りかすや汚れ、ごみを取り除いてください(図 27)。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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吹き出し口のクランプ(図 28)が確実にしまっていることを毎日確認してください。運転中に吹き出し口を何かにぶつけたり、地面を引きずったりした場合には、クランプがゆるんでいる危険があります。クランプの締め具を 5.1-5.7 N·m (0.4-0.6 kg.m = 45-50 in-lb) にトルク締めする。
噴出し口の周囲や内部、およびガイドとガイドの間についている刈りかす、ほこり、ごみなどを除去する(図 29)ガイドに汚れをためると、噴出し口が自由に回転できなくなり、モータに無理な負荷が掛かる。
Important: 電気系統を保護するため、本機に溶接作業を行う時には、コントローラへの配線を外し、バッテリーのマイナスケーブルをバッテリーから外してください。
ハンドヘルドリモートは、単四電池4本を電源としています。電池を取り付ける時には、極性を良く確認してください(極性は電池ケースの内側にマーキングしてあります)。リモコンの電池の取り付け(交換)方法:
リモートの裏側にあるねじ(6本)を外してカバーを取る(図 31)。
Note: 可能であれば、ゴム製シールとスチール製のガスケットを外さずにカバーと電池を外してください。
古い電池を取り出し、地域の条例等に従って処分する。
新しい電池を入れる; 向きに注意すること。
Note: 電池の向きを間違うと、機械が損傷することはありませんが、リモコン操作はできません。
ゴム製シールとスチール製のガスケットを外してしまった場合は、これらを注意深く溝にセットする。
カバーを元通りに取り付け、先に取り外したねじ(6本)を使って固定し(図 31)、各ねじを 1.5~1.7N·m(0.15-0.17 kg.m = 13~15 in-lb)にトルク締めする。
エンジンを停止して、点火プラグのコードを外し、イグニッションスイッチからキーを抜き取る。
機体各部に付着している泥や刈りかすをきれいに落とす。特にエンジンのシリンダヘッドや冷却フィン部分やブロアハウジングを丁寧に清掃する。
Important: 機体は中性洗剤と水で洗うことができます。ただし高圧洗浄器は使用しないでください。大量の水をかけないでください。
エアクリーナの整備を行う;エアクリーナの整備を参照。
エンジンオイルを交換する;エンジンオイルの交換を参照。
タイヤ空気圧を点検する;タイヤ空気圧を点検するを参照。
長期間(30 日以上)にわたって保管する場合には。以下の手順で格納準備を行う:
石油系のスタビライザ/コンディショナ(燃料品質安定剤)を燃料タンクの燃料に添加する。混合の方法はスタビライザーのメーカーの指示に従う。アルコール系のスタビライザ(エタノール系やメタノール系)は使用しないこと。
Note: スタビライザは、新しい燃料に添加して常時使うのが最も効果的です。
エンジンをかけて、コンディショナ入りの燃料を各部に循環させる(5分間)。
エンジンを停止し、温度が下がるのを待って燃料を抜き取る;燃料タンクの整備を参照。
エンジンを再度始動する;チョークを引いて始動し自然に停止するまで運転する。
チョークを引く。始動できなくなるまでエンジンの始動・運転を続ける。
抜き取った燃料は地域の法律などに従って適切に処分する。それぞれの地域の法律などに従って適正にリサイクルなどする。
Important: コンディショナ入りの燃料でも90日間以上の保存はしないでください。
点火プラグを外し、点検を行う;点火プラグの点検を参照。プラグの取り付け穴からエンジンオイルをスプーン2杯程度入れ、スタータを回してエンジンをクランクさせ、オイルをシリンダ内部に行き渡らせる。 点火プラグを取り付ける。点火コードは取り付けないでください。
機体各部のゆるみを点検し、必要な締め付けや交換、修理を行う。破損個所や故障個所はすべて修理する。
機体の塗装がはげていればタッチアップ修理をする。ペイントは代理店で入手することができる。
汚れていない乾燥した場所で保管する。始動スイッチのキーは必ず抜き取って子供などの手の届かない場所に保管する。機体にはカバーを掛けておく。
エンジンオイル、エンジン、リモコンのバッテリーなどは、環境汚染物質とされています。これらものを処分する場合には、地域の法令などにしたがって行ってください。
故障診断ランプが故障ありの表示をしている場合には、故障診断ランプを参照してください。
エンジンキーをOFF 位置に回してエンジンを停止させる。
故障診断コネクタ(2個)についているキャップを外す(図 34A)。
故障診断コネクタ同士を接続する (図 34; B)。
エンジンキーをRUN 位置に回してエンジンに通電する。
故障コードはLEDの点滅回数で示されるので、回数を数えて表で確認する:
Note: 2つ以上の故障がある場合には、2つのコードが点滅で表示された後、長い休止があり、その後に再び表示が繰り返される。
コード | LEDの点滅パターン | 内容 | 詳細 |
マシンの動作不良 | |||
11 | 点灯・休止・点灯・長い休止、の繰り返し | ベースとの通信遮断 | コネクタが外れた:点検して外れていれば適切に接続する。 |
配線不良;代理店に連絡する。 | |||
ベースが不良;代理店に連絡する。 | |||
12 | 点灯・休止・2回点灯・長い休止、の繰り返し | ベースとハンドヘルドとのバージョン不一致 | ソフトウェアの不一致。TORODIAG で正しいソフトウェアをインストール;代理店に連絡する。 |
13 | 点灯・休止・3回点灯・長い休止、の繰り返し | ハンドヘルドの不良(RevAで対処不能) | 製品同士の連携が不能(プロパスのハンドヘルドでMH400のソフトウェア更新をしようとしている) |
14 | 点灯・休止・4回点灯・長い休止、の繰り返し | オイル圧が低いのでETRが落ちた。 | オイル圧が低い。オイルを点検。これが続く場合はオイル圧力スイッチの不良の可能性。 |
15 | 点灯・休止・5回点灯・長い休止、の繰り返し | 電圧が低いのでETRが落ちた。 | 電圧レギュレータまたはオルタネータが不良;代理店に連絡する。 |
問題が解消したら、診断コネクタを外してからもう一度接続すると故障コードがリセットされます。そして故障診断ランプは1秒間に1回の点滅を開始します。
エンジンキーをOFF 位置に回してエンジンを停止させる。
故障診断コネクタ同士の接続を外す。
故障診断コネクタにキャップを元通りに取り付ける。
エンジンキーをRUN 位置に回してエンジンに通電する。