整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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この機械は回転刃を使用するロータリー式乗用芝刈り機であり、そのような業務に従事するプロのオペレータが運転操作することを前提として製造されています。この製品は、集約的で高度な管理を受けているスポーツフィールドや商用目的で使用される芝生に対する刈り込み管理を行うことを主たる目的として製造されております。本機は、雑草地や道路わきの草刈り、農業用地における刈り取りなどを目的とした機械ではありません。
この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に理解し、他人に迷惑の掛からない、適切で安全な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用するのはお客様の責任です。
弊社のウェブサイト www.Toro.com で安全講習や運転講習の狩猟、アクセサリ情報の閲覧、代理店についての情報閲覧、お買い上げ製品の登録などを行っていただくことができます。
整備について、また純正部品についてなど、分からないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマーサービスにおたずねください。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。モデル番号とシリアル番号はフレームの左側、フットレストの下に取り付けた銘板に表示されています。いまのうちに番号をメモしておきましょう。
この説明書では、危険についての注意を促すための警告記号(図 1)を使用しております。これらは死亡事故を含む重大な人身事故を防止するための注意ですから、必ずお守りください。
この他に2つの言葉で注意を促しています。重要 は製品の構造などについての注意点を、注はその他の注意点を表しています。
この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳細については、DOC シート(規格適合証明書)をご覧ください。
カリフォルニア州
第65号決議による警告
カリフォルニア州では、ディーゼルエンジンの排気には発癌性や先天性異常などの原因となる物質が含まれているとされております。
カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレスタが装着されていること、エンジンに対して森林等の火災防止措置をほどこされていることが義務づけられており、これを満たさない機械は、第4442章または4443章違犯となります。
詳細な内容については、マシンに同梱されているエンジンメーカーからの情報をご参照ください。
この機械は、EN ISO 5395:2013 規格およびANSI B71.4-2012 規格に適合しています。
Important: CE 規制適合に必要なデータについては、機械に付属する適合宣誓書をご参照ください。
この機械は手足を切断したり物をはね飛ばしたりする能力があります。重大な人身事故を防ぐため、すべての注意事項を厳守してください。
この機械は本来の目的から外れた使用をすると運転者本人や周囲の人間に危険な場合があります。
エンジンを始動する前に必ずこのオペレーターズマニュアルをお読みになり、内容をよく理解してください。
機械の可動部の近くには絶対に手足を近づけないでください。
ガードなどの安全保護機器が正しく取り付けられていない時は、運転しないでください。
排出口の近くに手足などを近づけないでください。周囲の人や動物を十分に遠ざけてください。
作業場所に子供を近づけないでください。子供に運転させないでください。
整備、燃料補給、詰まりの解除作業などを行う前には、必ずエンジンを停止させてください。
間違った使い方や整備不良は人身事故などの原因となります。事故を防止するため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識のついている遵守事項は必ずお守りください 「注意」、「警告」、および「危険」 の記号は、人身の安全に関わる注意事項を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生する恐れがあります。
このオペレーターズマニュアルの他の場所に書かれている注意事項も必ずお守りください。
危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 |
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
運転しやすいように、コントロールアームの位置を調整することができます。
コントロールアームをリテーナブラケットに固定している2本のボルトをゆるめる(図 2)。
コントロールアームを希望位置に動かし、ボルトを締めて固定する。
カッティングデッキについている出荷用のブロックを取り外して廃棄する。
刈り込みデッキのサスペンションアームについている出荷用のピンを取り外して廃棄する。
Note: 出荷用のピンは輸送中にデッキを安定させ保護するためのものですから、使用前に必ず取り外してください。
後ローラスクレーパ(オプション)は、スクレーパとローラとの間に 0.5-1 mm の平行な隙間があるときに最も効率よく機能するように設計されています。
グリスフィッティングと取り付けねじをゆるめる (図 3)。
スクレーパを上下に移動させてロッドとローラとの隙間が 0.5~1mm になるように調整する。
グリスフィッティングとねじを取り付けて、交互に 41N·m(4.2kg.m = 30ft-lb) にトルク締めする。
チェンバの後壁および左側面の壁についている取り付け穴を十分に清掃して異物を取り除く。
後部の取り付け穴にマルチングバッフルを取り付け、フランジヘッドボルト 5 本で固定する(図 4)。
どのマルチングバッフルもブレードに触れていないこと、また後チェンバ壁面の内側にはみ出ていないことを確認する。
ハイリフトブレードとマルチングバッフルを同時に使うと、ブレードが破損する恐れがあり万一場合には死亡事故となる。
ハイリフトブレードでの刈り込みにマルチングバッフルを使用してはならない。
運転前にタイヤ空気圧を点検する;タイヤ空気圧を点検するを参照。
Important: マシンの性能を適切に発揮させ、また質の高い刈り込みを実現するために、すべてのタイヤの空気圧を正しく維持してください。タイヤ空気圧は規定値以下にしないで下さい。
エンジンを作動させる前エンジンオイルの量を点検する;エンジンオイルの量を点検するを参照。
エンジンを作動させる前に、油圧オイルの量を点検する;油圧システムを点検する を参照。
エンジンを作動させる前に、冷却系統を点検する;冷却系統を点検するを参照。
運転前に機械のグリスアップを行う;ベアリングとブッシュのグリスアップを参照。この作業を怠るとマシンに急激な磨耗が発生しますから十分注意してください。
座席調整レバー(図 5)で、運転席の前後位置の調整を行えます。体重調整ノブで、オペレータの体重に合わせて調整を行えます。適正位置に調整されると体重ゲージインジケータに表示が出ます。高さ調整ノブで、オペレータの慎重に合わせて調整を行えます。
走行ペダル(図 6)は前進走行と後退走行を制御します。ペダル前部を踏み込むと前進、後部を踏み込むと後退です。走行速度はペダルの踏み込み具合で調整します。スロットルが FAST 位置にあり、負荷が掛かっていない状態でペダルを一杯に踏み込むと最高速度となります。
ペダルの踏み込みをやめると、ペダルは中央位置に戻り、走行を停止します。
刈り込み速度リミッタ(図 6)を上位置にセットすると、事前にセットしてある刈り込み速度での走行になり、刈り込みデッキが使用できるようになります。スペーサ1枚で、速度が 0.8km/h 変化します。ボルトの上側のスペーサの数が増えるほど、走行速度が遅くなります。移動走行を行う時は、刈り込み速度リミッタを解除すると全速力での走行が可能になります。
ブレーキペダル(図 6)を踏み込むと車両は停止します。
駐車ブレーキ(図 6)を掛けるには、ブレーキペダルを踏み込み、ペダルの上部についているラッチを踏み込みます。ブレーキを解除するには、ラッチが落ちるまでペダルを踏み込みます。
ハンドルを手前に寄せたい場合には、ペダル(図 6)を踏み込み、ステアリングタワーを手前に引き寄せ、ちょうど良い位置になったら、ペダルから足を離します。
エンジン速度スイッチ(図 7)は、2つのエンジン速度モードを切り換えます。スイッチを軽くたたくと、エンジン速度を100rpmずつ増加または減少させることができます。スイッチを長押しする方向により、エンジンは自動的にハイアイドルまたはローアイドルになります。
キースイッチ(図 7)には3つの位置があります: OFF、ON/PREHEAT、STARTです。
このレバー(図 7)で、カッティングユニットの昇降動作を行うほか、カッティングユニットが刈り込みモードになっているときには、カッティングユニットの回転と停止も行います。PTO と刈り込み速度リミッタが有効な状態で、デッキが下降状態のときにこのレバーをONにすると、デッキは回転を開始します。
ヘッドライトスイッチを下げるとヘッドライトが点灯します(図 7)。
回転許可/禁止スイッチ(図 7)はジョイスティックと連動し、デッキの回転と停止を制御します。カッティングユニット昇降レバーが移動走行位置にセットされているときには、刈り込みデッキを下降させることができません。
インフォセンターLCDディスプレイは、マシンの運転状態、故障診断など)の情報を表示します(図 7)。
エンジン通常の温度で回転中はこのインジケータ(図 8)の表示が緑色の領域にあります。表示が赤色の領域に入ったら、油圧フィルタを交換してください。
電源ソケットから、電動機器用に12 Vの電源をとることができます(図 9)。
インフォセンター LCD は、マシンの運転状態、不具合診断など、マシンに関わる様々な情報を表示します(図 10)。インフォセンターには初期画面(スプラッシュ画面)とメイン画面があります。インフォセンターのどのボタンでも、押せば初期画面とメイン画面とをいつでも切り替えることができ、また、矢印ボタンで選択することによって、希望する項目の内容を確認することができます。
左ボタン, メニューアクセス/バックボタン:このボタンを押すと、インフォセンターのメニューが表示されます。メニュー表示中にこれを押せばメニューを終了します。
中央ボタン:メニューを下向きにスクロールするときに使います。
右ボタン:右向き矢印が表示されたとき、その先にあるメニュー項目を見るために使用します。
ブザー:カッティングユニットを下降させるときや、故障発見時などに音が鳴ります。
Note: 各ボタンの機能はメニューの内容によって、変わります。各ボタンについて、その時の機能がアイコンで表示されます。
SERVICE DUE(定期整備時期です) | 定期整備時期であることを示します |
次の整備までの時間 | |
整備時間をリセット | |
エンジンの回転速度(rpm) | |
Info icon | |
最高移動走行速度の設定 | |
高速 | |
低速 | |
ファンが逆転中 | |
静止再生を実施する必要があります。 | |
エアインテークヒーターが作動中。 | |
左刈り込みデッキを上昇させる | |
中央刈り込みデッキを上昇させる | |
右刈り込みデッキを上昇させる | |
着席してください。 | |
駐車ブレーキが掛かっていることを確認する。 | |
レンジが「高速」 | |
ニュートラル | |
レンジが「低速」 | |
冷却水温度(°C または °F) | |
温度(高温) | |
走行または走行ペダル | |
不許可 | |
エンジンを掛ける。 | |
PTOが ON。 | |
クルーズコントロールが ON。 | |
エンジンを止めてください | |
エンジン | |
キースイッチ | |
カッティングユニット下降中 | |
カッティングユニット上昇中 | |
PIN コード | |
油圧オイルの温度 | |
CAN バス | |
インフォセンター | |
不良または故障 | |
中央 | |
右 | |
左 | |
電球 | |
TEC コントローラまたはコントロールワイヤハーネスからの出力 | |
許容範囲を超えています | |
許容範囲未満です | |
/ | 所定範囲外 |
スイッチ | |
スイッチを解除する必要があります | |
表示されているモードに切り換えてください | |
表示記号を組み合わせた文章が表示されます。以下に文章の例を示します | |
マシンをニュートラルにセットしてください。 | |
エンジンの始動許可がおりません。 | |
エンジンをシャットダウンします | |
冷却液が過熱しています。 | |
油圧オイルが過熱しています。 | |
DPFの粒子蓄積表示詳細は「保守」の章の「DPF フィルタの整備」を参照してください。 | |
リセットスタンバイ再生要求 | |
駐車またはリカバリ再生要求 | |
駐車またはリカバリ再生進行中 | |
排ガス高温警告 | |
PTO が無効化されました | |
着席するか駐車ブレーキをかけてください. |
アクセスには PIN の入力が必要です
インフォセンターのメニューにアクセスするには、メニュー画面が表示されているときにメニューアクセスボタンを押します。ボタンを押すとメインメニューが表示されます。各メニューにおいてどのような内容が表示されるかは、以下の表をご覧ください。
メインメニュー ー メニュー項目 | 内容 |
Faults(不具合) | 最近に記録された不具合内容を見ることができます。サービスマニュアルに Faults メニューおよびその内容の詳細が解説されています。または弊社ディストリビュータにお問い合わせください。 |
整備作業 | 使用時間積算記録などの情報を見ることができます。 |
Diagnostics(診断機能) | 各スイッチ、センサー、制御出力の状態が表示されます。どのコントロール装置がONになっており、どれがOFFになっているかが表示されますから、故障探究を手早く行うことができます。 |
Settings(設定) | インフォセンターの表示や機械の設定を変更することができます。 |
About(マシンについて) | モデル番号、シリアル番号、ソフトウェアのバージョンなどを確認することができます。 |
整備 ー メニュー項目 | 内容 |
Hours(運転時間) | マシン、エンジン、リール、およびPTOが使用されていた時間およびマシンが移動走行していた時間と定期整備までの時間が記録されており、これらを確認することができます |
Counts(回数) | マシンに発生した様々な事象の回数を表示します。 |
DPF Regeneration(DPF の再生) | DPF 再生の選択肢と DPF のサブメニュー |
Inhibit Regen(再生を行わない) | リセット再生を制御するのに使用します |
Parked Regen(駐車再生) | 駐車再生を実施するのに使用します |
Last Regen(最近の再生) | 最後に行ったリセット再生、駐車再生、リカバリ再生からの経過時間を表示します |
Recover Regen(リカバリ再生) | リカバリ再生を実施するのに使用します |
診断 ー メニュー項目 | 内容 |
カッティングユニット | カッティングユニットを上昇・下降させるための入力、許可、出力の状態を表示します |
Hi/Low レンジ | 移動走行モードで運転を行うための入力、許可、出力の状態を表示します |
PTO | PTO回路を作動させるための入力、許可、出力の状態を表示します |
Engine Run(エンジン作動) | エンジンを始動させるための入力、許可、出力の状態を表示します |
設定 ー メニュー項目 | 内容 |
Units(単位) | インフォセンターで使用する単位(ヤードポンド法またはメートル法)を選択できます。 |
Language(言語) | インフォセンターの表示に使う言語を選択することができます* |
LCD Backlight(バックライト) | LCD 表示の明るさを調整します。 |
LCD Contrast(コントラスト) | LCD 表示のコントラストを調整します。 |
Protected Menus(保護項目) | 許可された人が PIN コードを入力してアクセスできます。 |
保護設定 | 保護設定の内容を変更することができます。 |
Counterbalance(カウンタバランス) | デッキに供給されるカウンタバランスの大きさを設定します |
保護メニューで保護されます ― アクセスには PIN の入力が必要です
概要 ー メニュー項目 | 名称 |
Model | マシンのモデル番号を表示します。 |
SN | マシンのシリアル番号を表示します。 |
Machine Controller Revision(コントローラ改訂番号) | マスターコントローラのソフトウェアの改訂番号を表示します。 |
インフォセンターの改定番号 | インフォセンターのソフトウェアの改訂番号を表示します。 |
CAN Bus | マシン内部の通信状態を表示します。 |
インフォセンターの「設定」メニューで変更可能な項目は2つあります:オートアイドル待ち時間およびカウンタバランスです。これらの設定を保護するには、Protected(パスワード保護)メニューを使います。
Note: 納品時のパスワードは、代理店にて設定しています。
Note: 出荷時に設定されている デフォルト PIN は 0000 または 1234 です。PIN を変更後、PIN を忘れてしまった場合には、弊社ディストリビュータにご相談ください。
MAIN(メイン)メニューから中央ボタンで下へスクロールしていくとSETTINGS(設定)メニューがありますから、ここで右ボタンを押します(図 11)。
SETTINGSメニューから中央ボタンで下へスクロールしていくとPROTECTED (保護)メニューがありますから、ここで右ボタンを押します(図 12A)。
パスワードを入力するには、中央ボタンを何度か押して最初の桁へ入力します。その後に右ボタンを押すと次の桁へ移動します(図 12B と図 12C)。これを繰り返して最後の桁まで入力を終えたら、もう一度右ボタンを押します。
中央ボタンを押して PIN コードを登録します(図 12D)。
インフォセンターの赤ランプが点灯するまで待ちます。
Note: インフォセンターが PIN コードを受け付けて保護メニューが開くと、画面右上の部分に PIN という表示が現れます。
Note: キーを OFF 位置にし、もう一度ONにすると、保護メニューがロックされます。
「保護メニュー」の設定内容を閲覧・変更することができます。「保護メニュー」にアクセスしたら、下へスクロールして「設定を保護」(Protect Settings)へ進みます。右ボタンを使って設定を変更します。Protect Settings(設定を保護)をOFFにすると、PIN コードを入力しなくても、保護メニューの内容を閲覧・変更することができるようになります。「設定を保護」をONにすると、保護されている内容は表示されなくなり、これらを閲覧・変更するには PIN コードの入力が必要となります。PIN コードを入力した時は、キースイッチをOFF にし、もう一度キーを ON にすると、このパスワードが記憶されます。
「保護メニュー」から下へスクロールして「設定を保護」(Protect Settings)へ進みます。
パスワードを入力せずに「パスワード保護メニュー」を閲覧・設定変更できるようにするには、右ボタンで Protect Settings を OFFにします。
パスワードを入力しないと「パスワード保護メニュー」を閲覧・設定変更できないようにするには、左ボタンで設定を ONに変更し、パスワードを設定し、エンジン始動キーをOFF にしてからもう一度 ON にしてください。
「設定メニュー」にて、下へスクロールすると「カウンタバランス(Counterbalance)」があります。
右ボタンで「カウンタバランス」を選択し、低、中、高の3種類から設定を選んでください。
「設定メニュー」にて、下へスクロールすると「オートアイドル(Auto Idle)」があります。
右ボタンを使って、オートアイドル時間を、OFF, 8S, 10S, 15S, 20S, および 30S から選択します。
Note: 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。
内容 | 図 13 記号 | 寸法または重量 |
全高 | A | 217.2cm |
ホイールトレッド(タイヤの中心から中心まで)後輪 | B | 184.5cm |
全幅(移動走行位置) | C | 231cm |
全幅(刈り込み位置) | D | 246.5cm |
ホイールベース | E | 152.4cm |
全長(移動走行位置) | F | 315cm |
全長(刈り込み位置) | G | 315cm |
燃料タンク容量 | 51 リットル | |
移動走行速度 | 0~16km/h | |
刈込速度 | 0~13 km/h | |
純重量(刈り込みデッキと油脂類を含む) | 1492kg |
長さ | 86.4 cm |
幅 | 86.4 cm |
高さ | 24.4cm (キャリアマウントまで)26.7cm (刈高 18mm のとき)34.9cm (刈高 102mm のとき) |
重量 | 88kg |
トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください;弊社のウェブサイト www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとアクセサリをご覧になることができます。
せっかく手に入れた大切な機械を守り、確かな性能を維持するために、交換部品はトロの純正部品をご使用ください。純正パーツは、トロが設計・指定した、完成品に使用されているものと全く同じ、信頼性の高い部品です。確かな安心のために、トロの純正にこだわってください。
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対に運転や整備をさせないでください。地域によっては機械のオペレータに年齢制限を設けていることがありますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ全員にトレーニングを受講させる責任があります。
安全な運転操作、各部の操作方法や安全標識などに十分慣れておきましょう。
エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。
オペレータコントロールやインタロックスイッチなどの安全装置が正しく機能しているか、また安全カバーなどが外れたり壊れたりしていないか点検してください。これらが正しく機能しない時には機械を使用しないでください。
使用前に必ず、ブレード、ブレードボルト、刈り込みアセンブリの点検を行ってください。
バランスを狂わせないようにするため、ブレードを交換するときにはボルトもセットで交換してください。
これから機械で作業する場所をよく確認し、機械に巻き込まれそうなものはすべて取り除きましょう。
急発進、急停止をしないでください。走行時には穴や段差などに注意してください。
ブレーキを掛けるには、走行ペダルをニュートラルにするか、走行ペダルを進行方向と逆方向に踏み込みます。
燃料の取り扱いに際しては安全に特にご注意ください。燃料は引火性が高く、気化すると爆発する可能性があります。
燃料取り扱い前に、引火の原因になり得るタバコ、パイプなど、すべての火気を始末してください。
燃料の保管は必ず認可された容器で行ってください。
エンジン回転中などエンジンが高温の時には、絶対に燃料タンクのふたを開けたり給油したりしないでください。
締め切った場所では絶対に給油しないでください。
ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、絶対に機械や燃料容器を保管・格納しないでください。
燃料がこぼれたら、エンジンを始動せずにマシンを別の場所に動かし、気化した燃料ガスが十分に拡散するまで引火の原因となるものを近づけないでください。
燃料タンク容量:53 リットル
Important: 超低イオウ軽油以外の燃料は使用しないでください。イオウ分の多い燃料は、DOC(排ガス酸化触媒)を劣化させ、運転トラブルを発生させ、エンジンの各機器の寿命を縮めます。以下の注意を守らないと、エンジンを破損させる場合があります。
絶対に、ディーゼル燃料の代わりに灯油やガソリンを使わないでください。
絶対に、灯油やガソリンをディーゼル燃料に混入しないでください。
絶対に、内面に亜鉛メッキされている容器で燃料を保管しないでください。
燃料用添加剤を使用しないでください。
セタン値: 45 以上
イオウ含有率 超低イオウ(<15ppm)
ディーゼル燃料の仕様 | 地域 |
ASTM D975 | USA |
No. 1-D S15 | |
No. 2-D S15 | |
EN 590 | EU 諸国 |
ISO 8217 DMX | 米国外 |
JIS K2204 Grade No. 2 | 日本 |
KSM-2610 | 大韓民国 |
不純物のない新しい軽油またはバイオディーゼル燃料を使用してください。
燃料の劣化を避けるため、180日以内に使いきれる程度の量を購入するようにしてください。
気温が -7℃ 以上では夏用燃料(2号軽油)を使用しますが、気温が -7℃ 以下の季節には冬用燃料(1号軽油または1号と2号の混合)を使用してください。
Note: 低温下で冬用ディーゼル燃料を使うと、発火点や流動点が下がってエンジンが始動しやすくなるばかりでなく、燃料の成分分離(ワックス状物質の沈殿)によるフィルタの目詰まりを防止できるなどの利点があります。気温が -7° 以上の季節には夏用燃料を使用する方が、燃料ポンプの寿命を延ばします。
この機械はバイオディーゼル燃料を混合したB20燃料(バイオディーゼル燃料が20%、通常軽油が80%)を使用することができます。
イオウ含有率 超低イオウ(<15ppm)
バイオディーゼル燃料の仕様: ASTM D6751 または EN14214
ブレンド燃料の仕様:ASTM D975、EN590 または JIS K2204
Important: ただし、混合されている軽油のイオウ含有量は極低レベルである必要があります。
以下の注意を守ってお使いください。
着色したターフを汚す可能性があります。
寒い地方ではB5(バイオディーゼル燃料が5%)またはそれ以下の製品を使用すること。
時間経過による劣化がありうるので、シール部分、ホース、ガスケットなど燃料に直接接する部分をまめに点検してください。
バイオディーゼル燃料に切り換えた後に燃料フィルタが詰まる場合がある。
バイオディーゼル燃料について、より詳細な情報は弊社正規代理店におたずねください。
タンクの天井よりも約6-13 mm 下の高さまで、2号軽油(2D)を入れる。
Note: 可能であれば、一日の運転が終了したあとに燃料を入れるようにしてください。このようにすると燃料タンク内部に水がたまるのを低減することができます。
エンジンを始動させる前に、エンジンオイルの量を点検してください;手順はエンジンオイルの量を点検するを参照してください。
エンジンを始動させる前に、冷却系統を点検してください;手順は冷却系統を点検するを参照してください。
エンジンを始動させる前に、油圧系統を点検してください;手順は油圧オイルの量を点検するを参照してください。
水セパレータの水抜きと異物の除去を行う;ウォーターセパレータの整備:を参照。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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適正圧は前・後輪とも0.83~1.03bar(0.84~1.05kg/cm2 = 12~15psi)です。
Important: マシンの性能を適切に発揮させ、また質の高い刈り込みを実現するために、すべてのタイヤの空気圧を正しく維持してください。タイヤ空気圧は規定値以下に下げてはならない。運転を行う前に、全部のタイヤの空気圧を調整してください。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 1 時間 |
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使用開始後最初の 10 時間 |
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250運転時間ごと |
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この整備を怠ると車輪の脱落や破損から人身事故につながる恐れがある。
運転開始から 1 時間後に1回と 10 時間後にもう 1 回、そしてその後は 250 運転時間ごとに前輪と後輪のホイールナットのトルク締めを行うこと; トルク値は 94~122N·m(12~14kg.m = 70~90ft-lb)。
Important: この刈り込みデッキは、リール式のカッティングユニットよりも、実際の刈高が 6mm 程度低くなることがあります。したがって、リールモアと同じ刈高で刈り込みたい場合には、リール式のユニットよりも刈高を 6mm 程度高く設定することが必要になる場合があります。
Important: 後デッキに作業を行う場合には、トラクタから外して行う方がずっと簡単です。サイドワインダ(Sidewinder®)を装備している場合には、カッティングデッキを右側にスライドさせ、後カッティングデッキを外し、機体の右側に引き出すのが最も簡単です。
デッキを降下させ、エンジンを止め、スイッチからキーを抜き取る。
図 16のように、各刈り高ブラケットを刈り高プレート(前と右と左)に固定しているボルトをゆるめる。
まず前から調整を始めるので、ボルトを外す。
チェンバを支えておきながらスペーサを取り外す(図 16)。
希望の刈り高にチェンバを合わせ、その刈り高の穴とスロットにスペーサを通す(図 17)。
プレートとスペーサを整列させる。
ボルトを仮止め(指締め)する。
各サイドについて、ステップ ~ の作業を行う。
全部のボルト(3本)を 41 N·m (4.2 kg.m = 30 ft-lb)にトルク締めする。必ず、前のボルトを先に締めること。
Note: 刈高を大きく変更する場合(38 mm 以上、例えば、31 mm から 70 mm に変更する場合)には、一度に変更せずに二段階に分けて変更しないとうまく変更できないことがあります。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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インタロックスイッチは安全装置であり、これを取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。
インタロックスイッチをいたずらしない。
作業前にインタロックスイッチの動作を点検し、不具合があれば作業前に交換修理する。
インタロックスイッチは、オペレータが座席から立ち上がっているのに走行ペダルが踏まれた場合にマシンを停止させます。走行ペダルがニュートラル位置にある時にはオペレータが座席を離れてもエンジンは停止しません。PTOスイッチがOFFになっていて走行ペダルを踏み込んでいなければ、立ち上がってもエンジンは停止しませんが、運転席を離れる場合には、エンジンを停止させる習慣をつけるようにしてください。
平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下させ、エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛ける。
走行ペダルを踏み込む。始動キーを ON 位置に回す。
Note: クランキングする場合はインタロックスイッチが故障している。必ず運転前に修理を済ませるようにする。
始動キーをON位置に回し、エンジンを始動し、運転席から立ち上がり、PTOスイッチをON位置にする。
Note: PTOが回転を開始しなければ正常。PTOが作動する場合はインタロックスイッチが故障している。必ず運転前に修理を済ませるようにする。
駐車ブレーキを掛け、始動キーをON位置に回し、エンジンを始動し、走行ペダルをニュートラル以外の位置に動かす。
Note: インフォセンターに「走行が許可されません」と表示され、マシンが走行を開始しなければ正常。マシンが動き出す場合はインタロックシステムが故障している。必ず運転前に修理を済ませるようにする。
PTO を入れてエンジンの始動動作を行。
Note: クランキングする場合はインタロックスイッチが故障している。必ず運転前に修理を済ませるようにする。
駐車ブレーキの性能を最大限に発揮させるために、実際の使用前にブレーキの「慣らし掛け」をおこなってください。前進走行速度を、6.4km/h (後退速度と同じ) にセットします(8枚のスペーサを全部刈り込み速度コントロールの上側へ移動)。エンジンをハイアイドルにセットし、刈込速度コントロールを入れた状態で、ブレーキを15秒間踏み込みます。同様に、全速力で後退走行した状態でブレーキを15秒間踏み込みます。これを5回繰り返します。前進1回、後退1回の後、1分間の休憩をはさんでください;駐車ブレーキの調整を参照。
草の状態に関係なく、非常に効率よく草を立たせ、刈りかすをきれいに分散させます。立ち上げをより強く(あるいは弱く)、また排出速度をより強く(あるいは弱く)したい場合には、他のブレードの使用を考える。
特徴: ほとんどの条件で効率よく草を立たせ、刈りかすをきれいに分散させる。
低めの刈高(19~64mm)で最もよく性能を発揮する。
特徴:
刈り高を低くしても、刈りかすが均一に散る。
刈りかす左側へ片寄る傾向が抑えられるので、バンカーやフェアウェイの周りがきれいに見える。
密集した芝で刈り高が低い方が小さなパワーで刈れる。
落ち葉のマルチングに最高の性能を発揮するように設計されているブレード。
特徴: 落ち葉のマルチングに最適
このマシンには故障診断用ランプが付いており、電気系統の異常を探知するとそれを知らせます。故障診断ランプはインフォセンター(表示画面の上)についています(図 18)。マシンが適切に作動している場合には、キースイッチをON/RUN位置にすると、コントローラの診断ランプが短時間点灯し、ランプが正常に作動していることを示します。アドバイスメッセージが表示されると、ランプが点灯してメッセージがあることを知らせます。故障メッセージが表示された場合にはランプが点滅し、その故障が解消されるまで点滅を続けます。
ターフのコンディションは場所によって同じでなく、時期によっても変化しますのでカウンタバランスの設定(デッキを持ち上げようとする力)も変更することができるようになっています。
平らな場所に駐車し、刈り込みデッキを下降させ、エンジンを停止させ、駐車ブレーキを掛けてキーを抜き取る。
インフォセンターの「設定メニュー」にて、下へスクロールすると「カウンタバランス(Counterbalance)」があります。
右ボタンで「カウンタバランス」を選択し、低、中、高の3種類から設定を選んでください。
Note: 調整が終わったら試運転を行い、新しい設定で希望通りの刈り込みができていることを確認してください。設定の変更によって刈高が変化する場合があります。
アングルセイルブレード | ハイリフト平行セールブレード(マルチングバッフルと同時に使用しないこと) | マルチングバッフル | ローラスクレーパ | |
芝生の刈り込み:刈高 19~44mm | ほとんどの場合に推奨 | 密度の低いまたはまば らな草地で使用可能 | 寒地型の芝草を少なくとも週 3 回刈る (草丈の1/3 以上を切 り込まない)場合に刈りかすの分散をきれいにする;ハイリフト・パラレルセイルブレードと共に使用しないこと | ローラに刈りかすがこびりつく、刈りかすが広く平らにかたまって残るなどの場合にはいつでも使用してよい;スクレーパを使うとかえってこびりつきがひどくなる場合がある。 |
芝生の刈り込み:刈高 50~64mm | 密度の高いまたはよく 繁茂した草地に推奨 | 密度の低いまたはま ばらな草地に推奨 | ||
芝生の刈り込み:刈高 70~100mm | よく茂った草地で使用 可能 | ほとんどの場合に推奨 | ||
落ち葉のマルチング | マルチングバッフルの使用を推奨 | 使用禁止 | コンビネーションセイルまたはアングルセイルとのみ使用可能 | |
長所 | 低い刈高で均一な排出。 バンカーやフェアウェイまわりでの仕上がりがきれい。パワー消費が少ない | 草をしっかり立たせ、排出力も強い。密度の低いまばらなターフを高い刈高で刈り込むことができる。ぬれてベタつく刈りかすも効率よく排出する。 | 用途により、刈りかすの分散をきれいにし刈り上がりを美しく見せることができる。落ち葉のマルチングに非常に効果がある。 | ローラへの刈りかすのこびりつきを減らす。 |
短所 | 刈高が高いと十分に草を立たせられない;草がぬれているとデッキ裏側にこびりついて刈り上がりが悪くなりパワー消費も増える。 | 用途によってはパワー消費が大きくなる。旺盛に成長した草を低く刈ると刈りかすがうね状にあつまる傾向が出る。マルチングバッフルと一緒に使用しないこと。 | 一度に大量の草を処理しようとするとデッキ内部にたまりを作る。 |
オーナーやオペレータは自分自身や他の安全に責任があり、オペレータやユーザーの注意によって物損事故や人身事故を防止することができます。
適切な服装をしましょう。安全めがね、長ズボン、頑丈で滑りにくい靴、聴覚保護具も忘れずに。長い髪は束ねてください。装飾品は身に着けないでください。
疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂取した時は運転しないでください。
絶対に人を乗せないでください。また、作業中は周囲から人やペットを十分に遠ざけてください。
運転は、穴や障害物を確認できる十分な照明のもとで行ってください。
ぬれた芝の刈り込みは避けてください。接地力が落ちてスリップする危険が高くなります。
エンジンを掛ける前に、全部の駆動装置がニュートラルであること、駐車ブレーキが掛かっていることを確認し、運転席に着席してください。
カッティングユニットに手足を近づけないでください。また排出口の近くにも絶対に人を近づけないでください。
バックするときには、足元と後方の安全に十分な注意を払ってください。
見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障害物の近くでは安全に十分注意してください。
段差や溝、大きく盛り上がった場所の近くなどでは作業しないでください。万一車輪が段差や溝に落ちたり、地面が崩れたりすると、機体が瞬時に転倒し、非常に危険です。
刈り込み中以外は必ずブレードの回転を止めておいてください。
異物をはね飛ばしたときや機体に異常な振動を感じたときには運転を停止してよく点検してください。異常を発見したら、作業を再開する前にすべて修理してください。
旋回するときや道路や歩道を横切るときなどは、減速し周囲に十分な注意を払ってください。常に道を譲る心掛けを。
刈高を変更する時は、必ずカッティングユニットを停止させ、エンジンを止めてください(運転席で刈高を変更できる場合はこの限りでありません)。
排気ガスが充満するような締め切った場所では絶対にエンジンを運転しないでください。
エンジンを掛けたままで絶対に機体から離れないでください。
運転位置を離れる前に(集草バッグを空にする場合や詰まりを除去する場合も):
平らな場所に停車してください。
PTOの接続を解除し、アタッチメントを下降させる。
駐車ブレーキを掛ける。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
すべての動作が停止するのを待つ。
落雷の危険がある時には運転しないでください。
この機械を牽引用車両として使用しないでください。
Toro® カンパニーが認めた以外のアクセサリ、アタッチメント、交換パーツを使用しないでください。
POPSは機体から外さないでください。
必ずシートベルトを着用し、緊急時にはシートベルトを迅速に外せるよう練習しておいてください。
頭上の障害物に注意し、これらに衝突しないように注意してください。
ROPS自体に損傷がないか、また、取り付け金具がゆるんでいないか、定期的に十分に点検を行い、万一の際に確実に役立つようにしておいてください。
ROPSが破損した場合は新しいものに交換してください。修理したり改造しての使用はしないでください。
ROPS(横転保護バー)はマシンと一体で使用する重要な安全装置です。
運転時には必ずシートベルトを着用のこと。
斜面はスリップや転倒などを起こしやすく、これらは重大な人身事故につながります。斜面での安全運転はオペレータの責任です。どんな斜面であっても、通常以上に十分な注意が必要です。
斜面については、実地の測定を含めてオペレータ自身が調査を行い、安全に作業ができるかどうかを判断してください。この調査においては、常識を十分に働かせてください。
この機械を運転する人は、以下に掲載している斜面での運転上の注意点やその場合の天候条件および場所の条件などについて、また、この機械を使用できるかどうかを判断する方法について、オペレーターズマニュアルで確認してください。同じ斜面上であっても、地表面の条件が変われば運転条件が変わります。
斜面での発進・停止・旋回は避けてください。急に方向を変えたり急な加速やブレーキ操作をしないでください。旋回は速度を落としてゆっくりと行ってください。
走行、ステアリング、安定性などに疑問がある場合には運転しないでください。
隠れた穴、わだち、盛り上がり、石などの見えない障害は、取り除く、目印を付けるなどして警戒してください。深い芝生に隠れて障害物が見えないことがあります。不整地では機体が転倒する可能性があります。
ぬれ芝、急斜面など滑りやすい場所で運転すると滑って制御できなくなる危険があります。駆動力を失うと、スリップを起こしたりブレーキや舵取りができなくなる恐れがあります。
段差、溝、盛り土、水などの近では安全に十二分の注意を払ってください。万一車輪が段差や溝に落ちたり、地面が崩れたりすると、機体が瞬時に転倒し、非常に危険です。必ず安全距離を確保してください。
斜面に入る前に、安全の判断をしてください。乗用の刈り込み機械で斜面を刈り込むことに危険が感じられる場合は歩行型の機械をお使いください。
斜面では可能なかぎりカッティングユニットを地表面まで下げておいてください。斜面上でカッティングユニットを上昇させると機体が不安定になる恐れがあります。
集草装置などのアタッチメントを取り付けての作業には十分な注意を払ってください。アタッチメントによってマシンの安定性が変わり、安全限界が変わる場合がありますからご注意ください。
Important: エンジンを始めて始動するとき、燃料切れによってエンジンが停止したとき、燃料系統の整備作業を行った後では、自動的に、燃料系統からのエア抜きが行われます。
着席し、足を走行ペダルから離してペダルをニュートラル位置とし、駐車ブレーキが掛かっていることを確認し、エンジン速度スイッチを 中間位置にセットし、リール回転許可スイッチ(Enable/Disable)が回転禁止になっていることを確認する。
始動キーを RUN 位置に回す。
グローランプが消えたら、キーをSTART位置に回す。エンジンが始動したらすぐにキーから手を放す。キーは RUN 位置に戻る。
エンジンが温まるまで、低速で暖機運転する。
すべてのコントロールをニュートラルに戻し、車ブレーキを掛け、エンジン速度スイッチを低速にセットしてエンジンの回転数が下がるのを待ちます。
Important: 高負荷で運転した後は、エンジンを停止させる前に5 分間程度のアイドリング時間をとってください。これを怠るとターボチャージャ付きのエンジンではトラブルが発生する場合があります。
キーを OFF 位置に回してキーを抜き取る。
Note: エンジンに過大な負荷を掛けるような刈り込みをすると、より多くの DPF 再生が必要になります。
作業現場へ移動する。
可能な場合は必ずエンジンをハイアイドルにする。
PTOを入れる。
走行ペダルをゆっくりと前進方向に踏み込んで刈り込み場所に乗り入れる。
カッティングユニットの前部が芝刈りの境界内に入ったところでカッティングユニットを降下させる。
ブレードが高速回転を維持して刈りかすが連続的に排出され、きれいな切り口で芝草がカットされるように気を付けて走行する。
Note: 刈り込みを急ぎすぎるとカットの質が低下します。刈り込み速度を下げるか、刈り込みの幅を狭くしてエンジンの高回転を維持してください。
カッティングユニットの後部が芝刈りの境界から出たところでカッティングユニットを上昇させる。
雨だれ形に旋回して次の列に入る準備を行う。
DPF は排気系統の一部です。DPF には酸化促進触媒が入っていて有害ガスを減少させ、すすフィルタが排気に含まれているすすを取り除きます。
すすがたまってくると、DPF を高温にして再生を行います。溜っているすすを高温によって燃焼させて灰にし、すすフィルタの詰まりを取り除き、排気ガスが DPF を通り抜けられるようにします。
すすの蓄積具合は、DPF のバック圧をコンピュータで監視することによって行っています。バック圧が高くなりすぎると、通常のエンジンの作動中にすすフィルタの中ですすを燃焼させることができなくなります。すすを DPF にためないようにするには、以下のような注意が必要です:
エンジンが作動している間は常に DPF のパッシブ再生が行われていますので、エンジンは可能な限りフルスロットルで使用して再生を促進するようにしてください。
DPF のバック圧が高すぎたり前回のリセット再生からの経過時間が 100 時間になるとリセット再生が行われ、再生中はエンジンのコンピュータから「再生中」のお知らせがインフォセンターに表示されます。
リセット再生が終了するまで待ち、その後にエンジンを停止するようにしてください。
つねに DPF のことを頭に入れて機械の操作や保守整備を行ってください。通常は、ハイアイドル(フルスロットル)でエンジンを使用していれば、DPF の再生に十分な排気温度が得られます。
Important: エンジンを低速で回している時間が長いと、すすフィルタにすすがたまります。アイドリングや低速回転での使用をできるだけ短くしましょう。
マシンを使用するにつれて、DPF 内部のすすフィルタにすすが蓄積してきます。DPF 内のすすの蓄積具合は、エンジンのコンピュータが監視しています。
蓄積量が一定レベルになると、DPF フィルタの再生が必要であることをコンピュータが知らせてきます。
DPF の再生とは、DPF を高温にして内部のすすを燃焼させて灰にすることを言います。
再生メッセージを表示するとともに、コンピュータは、すすの蓄積レベルに合わせてエンジンの出力を落とします。
表示レベル | 不具合コード | エンジン出力レート | 推奨される対応 |
レベル 1:エンジン警告 |
| コンピュータはエンジンパワーを 85%に下げる | できるだけ早く停車再生を行う;駐車再生とリカバリ再生を参照。 |
レベル 2:エンジン警告 |
| コンピュータはエンジンパワーを 50%に下げる | できるだけ早くリカバリー再生を行う;駐車再生とリカバリ再生を参照。 |
軽い灰は排気管から放出されますが、重い灰はフィルタ内部に残ります。
灰は、再生の結果としてできるものです。よって、機械の稼働時間が長くなるにつれ、放出されない灰が蓄積してきます。
DPF 内のすすの蓄積量は、エンジンのコンピュータが計算しています。
すすの蓄積量が所定量に達すると、エンジンのコンピュータからインフォセンターへ、エンジン不具合情報が送信されます。
この不具合警告は、DPF の整備が必要であることを示しています。
警告などを表示するとともに、コンピュータは、灰の蓄積レベルに合わせてエンジンの出力を落とします。
表示レベル | 不具合コード | エンジン速度を落とす | エンジン出力レート | 推奨される対応 |
---|---|---|---|---|
レベル 1:エンジン警告 |
| なし | コンピュータはエンジンパワーを 85%に下げる. | DPF の整備を行う;ディーゼル酸化触媒(DOC)とすすフィルタの整備を参照。 |
レベル 2:エンジン警告 |
| なし | コンピュータはエンジンパワーを 50%に下げる | DPF の整備を行う;ディーゼル酸化触媒(DOC)とすすフィルタの整備を参照。 |
レベル 3:エンジン警告 |
| エンジン速度が MAX トルク + 200rpm | コンピュータはエンジンパワーを 50%に下げる | DPF の整備を行う;ディーゼル酸化触媒(DOC)とすすフィルタの整備を参照。 |
再生の種類 | DPF 再生の条件 | DPF 再生動作の内容 |
---|---|---|
パッシブ | マシンの通常運転中(エンジン高速回転中または高負荷回転中)に行われる。 | • パッシブ再生はインフォセンターに表示されない。 |
• パッシブ再生中、DPF は高温の排気を利用して有害な排気を酸化させ、すすを燃焼させて灰にする。 | ||
DPF のパッシブ再生を参照。 | ||
アシスト | エンジンを低速運転した、低負荷で運転した、または DPF のバック圧が高いことをコンピュータが検知することが原因で実行される。 | • アシスト再生はインフォセンターに表示されない。 |
• アシスト再生中は、エンジンのコンピュータがエンジンの設定を調整して排気温度を高める。 | ||
DPF のアシスト再生を参照。 | ||
リセット | 100 運転時間ごとに実行される | インフォセンターに排気高温アイコン が表示された場合には、再生が進行中。 |
また、アシスト再生によってもすすの量を十分に減らすことができない時にも実行される。 | ||
• リセット再生中は、エンジンのコンピュータがエンジンの設定を調整して排気温度を高める。 | ||
リセット再生を参照。 |
再生の種類 | DPF 再生の条件 | DPF 再生動作の内容 |
---|---|---|
駐車再生 | すすが蓄積した結果 DPF のバック圧が高くなったことをコンピュータが検知すると実行される。 | インフォセンターに、リセットスタンバイ/駐車再生、リカバリ再生アイコン またはアドバイス番号 188 が表示された場合には、再生実行が必要。 |
オペレータが駐車再生を実施した場合にも実効される。 | ||
リセット再生を「しない」に設定してマシンの使用を続けたために、すすの蓄積量がさらに増加すると必要となる。 | • リカバリ再生が必要にならないように、できるだけ早く停車再生を行う。 | |
不適切な燃料やエンジンオイルを使用した場合にも必要になる。 | • 駐車再生に要する時間は 30-60 分間。 | |
• 燃料タンク内の燃料残量が ¼ 以上であることを確認して行う。 | ||
• 駐車再生は、駐車して行うことが必要。 | ||
駐車再生とリカバリ再生を参照。 | ||
リカバリ | 駐車再生の警告を無視してマシンの使用を続けたために、すすの蓄積量がさらに増加すると必要となる。 | • インフォセンターに、リセットスタンバイ/駐車再生、リカバリ再生アイコン またはアドバイス番号 190 が表示された場合には、リカバリ再生が必要。 |
• 駐車再生に要する時間は 3 時間。 | ||
• 燃料タンク内の燃料残量が ½ 以上であることを確認して行う。 | ||
• この再生は、駐車して行うことが必要。 | ||
駐車再生とリカバリ再生を参照。 |
DPF Regeneration メニューから、中央ボタンで下へスクロールして LAST REGENに入る(図 25)。
LAST REGEN で、最後の再生(リセット、駐車、リカバリ)後に何時間エンジンを使用したかを確認する。
Important: 日常の刈り込みをスムーズに進めるために、すすの蓄積が 100% になる前に再生をしておきたい場合があると思われます。前回の再生(リセット、駐車、またはリカバリ)終了から 50 運転時間以上が経過していればこれが可能です。
これには、整備士(Technician)メニューで現在までの経過時間と現時点でのすすの蓄積レベルを確認を確認します。
DPF Regeneration メニューで、中央ボタンを押して整備士 TECHNICIAN オプションに移動し、右ボタンで中に入る(図 26)。
DPF 稼働記録表で、現在の DPF の状態を確認する図 27)。
.
状態 | 内容 | |
---|---|---|
Normal | DPF は通常稼働状態(パッシブ再生) | |
Assist Regen | エンジンコンピュータがアシスト再生を実行中 | |
Reset Stby | エンジンコンピュータがアシスト再生を試みているが以下の内のひとつが原因で実行できない状態: | 再生禁止設定が ONになっている |
排気温度が低すぎて再生できない | ||
Reset Regen | エンジンコンピュータがリセット再生を実行中 | |
Parked Stby | エンジンコンピュータからオペレータに対して駐車再生を要求中 | |
Parked Regen | オペレータから駐車再生の要求があり、その処理中 | |
Recov. Stby | エンジンコンピュータからオペレータに対してリカバリ再生を要求中 | |
Recov. Regen | オペレータからリカバリ再生の要求があり、その処理中 |
すすの蓄積レベル(DPF の%で表示される(図 28))を確認する;すす蓄積表を参照
Note: すすの蓄積レベルは、マシンの稼働と DPF の再生に伴って変動します。
すすの蓄積に関する重要な数値 | 再生との関連 |
---|---|
0%-5% | すすの蓄積は最低レベル |
78% | エンジンコンピュータがアシスト再生を実行 |
100% | エンジンコンピュータが自動的に駐車再生を要求 |
122% | エンジンコンピュータが自動的にリカバリ再生を要求 |
パッシブ再生は、エンジンの通常運転の一部として行われます。
DPF 再生を促進させるために、エンジンは可能な限りフルスロットルで、かつ高負荷で使用してください。
エンジンのコンピュータがエンジンの設定を調整して排気温度を高めます。
DPF 再生を促進させるために、エンジンは可能な限りフルスロットルで、かつ高負荷で使用してください。
DPF 再生中の排気は高温(およそ 600°C)になる。高温の排気は人体に悪影響を及ぼす恐れがある。
絶対に締め切った場所でエンジンを運転しないこと。
排気系統の周囲に可燃物を放置しないこと。
高温になっている排気系統各部に触れないこと。
排気管の近くに立たないこと。
インフォセンターには、排気高温アイコンが表示されます 図 29。
エンジンのコンピュータがエンジンの設定を調整して排気温度を高めます。
Important: 排気高温アイコンがが表示される時には、マシンからの排気の温度が通常よりも高くなります。
DPF 再生を促進させるために、エンジンは可能な限りフルスロットルで、かつ高負荷で使用してください。
リセット再生中は、インフォセンターにアイコンが表示されます。
リセット再生中は、出来うる限りエンジンを止めたりエンジンの速度を落としたりしないでください。
Important: 可能な限り、リセット再生が終了するまで待ち、その後にエンジンを停止するようにしてください。
過去 100 運転時間以内に、再生(リセット、駐車、リカバリ)が終了できなかった場合、エンジンコンピュータはリセット再生を試みます。
Note: リセット再生が必要な状態になったのに、リセット再生を「しない」に設定した状態になっている場合、15 分ごとにインフォセンター上にADVISORY #185 が表示されます(図 30)。
リセット再生では、エンジンからの排気温度が高くなります。立ち木の周囲、背の高い草地、植込みの内部など、排気が高温になると問題が発生しやすい場所を刈り込む時には再生禁止設定を行っておくことができます。
Important: エンジンを一度停止すると、エンジン再起動時には、再生禁止設定は解除されて OFF になります。
駐車再生やリカバリ再生が必要になると、インフォセンターに再生要求アイコン(図 35)が表示されます。
駐車再生やリカバリ再生は自動的には実行されませんので、インフォセンターを操作して手動で行う必要があります。
駐車再生が必要になると、インフォセンターに以下のメッセージが表示されます。
エンジン警告 SPN 3720, FMI 16(図 36)
駐車再生が必要です アドバイス番号188(図 37)
Note: このアドバイス(188)は 15 分毎に繰り返し表示されます。
2時間以内に駐車再生を行わないと、インフォセンターに駐車再生要求が表示され、PTO が無効化され、アドバイス NO.189 が表示されます(図 38)。
Important: PTO を使用するには、駐車再生を行う必要があります;駐車再生やリカバリ再生の準備と駐車再生やリカバリ再生の実施を参照。
Note: ホーム画面に PTO 無効アイコンが表示されます(図 39)。
リカバリ再生が必要になると、エンジンコンピュータからインフォセンターに以下のメッセージが表示されます:
Important: PTO を使用するには、リカバリ再生を行う必要があります;駐車再生やリカバリ再生の準備と駐車再生やリカバリ再生の実施を参照。
Note: ホーム画面に PTO 無効アイコンが表示されます;図 39(駐車再生のメッセージ)を参照。
再生に必要な量の燃料が燃料タンクにあることを確認する:
駐車再生:燃料タンク内の燃料残量が 1/4 以上であることを確認する。
リカバリ再生:燃料タンク内の燃料残量が 1/2 以上であることを確認する。
車両を屋外の、可燃物から離れた場所に移動させる。
平らな場所に駐車する。
走行コントロールや走行コントロールレバーがニュートラル位置にあることを確認する。
PTO が作動していた場合は PTO を停止させ、カッティングユニットやアクセサリを下降させる。
駐車ブレーキを掛ける。
スロットルを低速アイドル位置にセットする。
DPF 再生中の排気は高温(およそ 600°C)になる。高温の排気は人体に悪影響を及ぼす恐れがある。
絶対に締め切った場所でエンジンを運転しないこと。
排気系統の周囲に可燃物を放置しないこと。
高温になっている排気系統各部に触れないこと。
排気管の近くに立たないこと。
Important: エンジンの速度設定を上げたり、駐車ブレーキを解除したりすると、DPF 再生はキャンセルされます。
DPF Regeneration メニューで、中央ボタンを押して駐車再生開始 PARKED REGEN START またはリカバリ再生開始RECOVERY REGEN START オプションに移動し(図 44)、右ボタンで再生を開始する(図 44)。
燃料レベル確認 VERIFY FUEL LEVEL 画面で、燃料タンクの残量が ¼ 以上(駐車再生の場合)または ½ 以上(リカバリ再生の場合)あることを確認し、燃料残量に問題がなければ右ボタンで続行する(図 45)。
チェックリスト(DPF checklist)画面で、駐車ブレーキが掛かっていること、エンジン速度が低速アイドルセットされていることを確認する(図 46)。
再生開始 INITIATE DPF REGEN 画面で、右ボタンを長押して続行する(図 47)。
インフォセンターの画面に、再生開始中INITIATING DPF REGENと表示される(図 48)。
インフォセンターの画面には、終了までの時間を表すメッセージが表示される(図 49)。
エンジンコンピュータがエンジンの状態と不具合情報をチェックする。インフォセンターに、以下の表にあるようなメッセージが表示される場合がある:
修正操作:再生メニューを中止し、マシンを通常通りに運転する。前回の再生から 50 運転時間以上経過すれば再生が実施可能;最後の再生からの経過時間を参照。 | |
修正操作:エンジンの不具合を修正してから DPF 再生を行う。 | |
修正操作:エンジンを始動する。 | |
修正操作:冷却液の温度が 60°C (140°F) になるまでエンジンを運転する。 | |
修正操作:エンジンをローアイドル速度にする。 | |
修正操作:エンジンコンピュータの不具合を修正してから DPF 再生を行う。 |
インフォセンターはホーム画面となり、再生実施中は画面右下に再生実施中アイコン(図 50)が表示される。
Note: DPF 再生中は、インフォセンターに高温排気アイコンが表示されます。
駐車再生やリカバリ再生が終了すると、インフォセンターにアトバイスNO. 183 が表示される(図 51)。左ボタンを押してホーム画面に戻る。
Note: 再生に失敗した場合は、インフォセンターに アドバイス No. 184(図 51)が表示される。左ボタンを押してホーム画面に戻る。
実際に芝刈りを始める前に、安全な場所で運転操作に十分慣れておいてください。エンジンの始動と停止、前進走行と後退走行、カッティングデッキの回転、停止、昇降動作などを十分に練習してください。操作に慣れてきたら、斜面の上り下りや速度を変えての運転も練習しましょう。
始動キーをON位置に回し、エンジンを始動し、運転席から立ち上がり、スロットルをFAST位置にします。リール回転スイッチを回転許可にし、ジョイスティックでカッティングデッキを降ろせば刈り込みが始まります。走行ペダルを前進側に踏み込めば刈り込みが始まります。
Note: 高負荷で運転した後は、エンジンを停止させる前に5 分間程度のアイドリング時間をとってください。これを怠るとターボチャージャにトラブルが発生する場合があります。
刈り込みは、朝露を避けて遅めの午前中か、直射日光を避けて午後遅くに行いましょう。露があると草がかたまりになりやすく、また刈りたての草は強い直射日光に当たるとダメージを受けます。
一度に切り取る長さは 25mm までに抑えましょう。草丈の1/3 以上は刈り取らないのが原則です。成長期の密生している芝生では刈り高設定をさらに一目盛り上げる必要があるかもしれません。
刃先が鋭利であれば、芝草の切り口もきれいです。切れ味の悪い刃先は芝草を引きちぎるので、切り口が茶色に変色し、芝草の成長を悪くし、また病気にもかかりやすくなります。ブレードが適切な状態であり、セールの形状が完全であることを必ず確認してください。
デッキのチェンバ(ブレードのある空間)を良いコンディションに維持してください。チェンバの内部が曲がっていたりしたら、元通りに修正し、ブレードとチェンバの壁との間に十分なすきまを確保してください。
きれいな刈りあがりを維持するために、刈り込みデッキの裏側をきれいに洗浄してください。刈りかすがこびりつくと、刈り込みの性能が十分に発揮されなくなります。
芝刈りが終ったらリール回転スイッチを「停止」とし、カッティングデッキを上昇させてから移動を開始します。刈り込み/移動走行切り替えレバーを移動走行にセットしてください。狭い場所を通り抜ける時、カッティングデッキをぶつけて損傷しないよう十分注意してください。斜面の通行には最大の注意を払ってください。また、転倒事故を防止するために、速度の出しすぎや急旋回に十分注意してください。下り坂ではハンドリングを安定させるためにカッティングデッキを下降させてください。
火災防止のため、カッティングユニット、マフラー、エンジンの周囲に、草や木の葉、ホコリなどが溜まらないようご注意ください。オイルや燃料がこぼれた場合はふき取ってください。
カッティングユニットを上昇位置にして機械から離れる場合、ロック装置がある場合には、必ずユニットをロックしてください。
閉めきった場所に本機を保管する場合は、エンジンが十分冷えていることを確認してください。
格納保管中やトレーラで輸送中は、燃料バルブを閉じておいてください。
ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、絶対に機械や燃料容器を保管・格納しないでください。
各部品が良好な状態にあること、ボルトナット類、特にブレード取り付け用のボルト類に問題がないか常に点検してください。
読めなくなったステッカーは貼り替えてください。
緊急時には、油圧ポンプについているバイパスバルブを開いて本機を前進方向に牽引または押して移動することができます。
Important: トランスミッションを保護するために、牽引または押して移動する時の速度は、3-4.8 km/h 未満としてください。本機を押して或いは引いて移動させる場合には、必ずバイパスバルブを開く必要があります。
バイパスバルブはハイドロスタットの左側にある(図 57)。バイパスバルブを右または左に 1.5 回転させると内部でバイパスが形成される。これにより、トランスミッションを破損することなく、機械を押して低速で移動できるようになる。
エンジンを掛ける時にはバルブを元通りに閉める。ただし、バルブの締め付けトルクが 7~11N·m(0.7~1.1kg.m = 5~8ft-lb)を超えないようにすること。
Important: バイパスバルブを開いたままでエンジンを回転させるとトランスミッションがオーバーヒートします。
トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすときには安全に十分注意してください。
積み込みには、機体と同じ幅のある歩み板を使用してください。
荷台に載せたら、ストラップ、チェーン、ケーブル、ロープなどで機体を確実に固定してください。機体の前後に取り付けた固定ロープは、どちらも、機体を外側に引っ張るように配置してください。
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
Important: 保守整備のためにエンジンに排気ダクトを取り付けてを運転する場合には、再生禁止(inhibit regen) 設定を ONにしてください;再生禁止の設定を参照。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用開始後最初の 1 時間 |
|
使用開始後最初の 10 時間 |
|
使用開始後最初の 50 時間 |
|
使用するごとまたは毎日 |
|
50運転時間ごと |
|
100運転時間ごと |
|
250運転時間ごと |
|
400運転時間ごと |
|
800運転時間ごと |
|
6000運転時間ごと |
|
長期保管前 |
|
2年ごと |
|
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点検項目 | 第 週 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
インタロックの動作を点検する。 | |||||||
ブレーキの動作を確認する。 | |||||||
エンジンオイルの量を点検 | |||||||
燃料・水セパレータの水抜き | |||||||
エアフィルタの状態インジケータの表示を確認する | |||||||
ラジエターとスクリーンの汚れ | |||||||
エンジンからの異常音がないか点検する。1 | |||||||
運転操作時の異常音 | |||||||
油圧オイルの量を点検する。 | |||||||
油圧フィルタ整備インジケータを点検する。2 | |||||||
油圧ホースの磨耗損傷を点検 | |||||||
オイル漏れなど | |||||||
タイヤ空気圧を点検する | |||||||
計器類の動作を確認する. | |||||||
刈高の調整具合を点検する。 | |||||||
バッテリーの状態を点検する。 | |||||||
グリスアップ個所の点検3 | |||||||
塗装傷のタッチアップ修理を行う。 | |||||||
1. 始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2. エンジンを始動し、オイルが通常の作動温度に達した状態で点検する。 3. 車体を水洗いしたときは整備間隔に関係なく直ちにグリスアップする。 |
点検担当者名: | ||
内容 | 日付 | 記事 |
1 | ||
2 | ||
3 | ||
4 | ||
5 | ||
6 | ||
7 | ||
8 |
Important: エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。
Note: www.Toro.com から、この機械に関する配線図と油圧回路図をダウンロードすることができます。弊社ホームページからマニュアルへのリンクをご活用ください。
始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。
整備・調整作業の前には必ず始動キーを抜いてください。
調整、清掃、修理、車両を離れる前に以下を行ってください:
平らな場所に駐車する。
スロットルスイッチを低速アイドル位置にセットする。
カッティングユニットを停止させる。
カッティングユニットを下降させる。
走行ペダルがニュートラルになっていることを確認する。
駐車ブレーキを掛ける。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
すべての動作が停止するのを待つ。
保守作業は、各部が十分冷えてから行う。
カッティングユニットを上昇位置にして機械から離れる場合、ロック装置がある場合には、必ずユニットをロックしてください。
可能な限り、エンジンを回転させながらの整備はしないでください。可動部に近づかないでください。
必要に応じ、ジャッキスタンドなどで機体を確実に支えてください。
機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が掛かっている場合があります。取り外しには十分注意してください。
ジャッキアップ用のポイント:
機体の前側:各前輪の内側のアクスルチューブの下にある四角いパッド(図 59)。
機体の後側:後アクスルの四角いアクスルチューブ。
整備間隔 | 整備手順 |
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50運転時間ごと |
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通常の使用では50運転時間ごとに一般用2号リチウム系グリスによる潤滑を行います。車体を水洗いしたときは整備間隔に関係なく直ちにグリスアップしてください。
グリスアップ箇所は以下の通りです:
ポンプ駆動シャフトのUジョイント(3ヶ所)ー 図 60
昇降アームのシリンダ(各カッティングユニットの2ヶ所)ー 図 61
昇降アームのピボット(各アームに1ヶ所)ー 図 61
カッティングユニットのキャリアフレームのピボット(各1)ー 図 62
昇降アームのピボットシャフト(各アームに1ヶ所)ー 図 63
後アクスルのタイロッド(2ヶ所)ー 図 64
アクスルステアリングのピボット(1ヶ所)ー 図 65
ステアリングシリンダのボールジョイント(2ヶ所)と後アクスル(1ヶ所)ー 図 66
ブレーキペダル(1ヵ所) — 図 67
カッティングユニットのスピンドルシャフトのベアリング(ユニット2台に1ヶ所)ー 図 68
Note: どちらでも使いやすい方のフィッティングを使って構いません。スピンドルハウジングの底(デッキの下にあります)から少量のグリスがはみ出てくるまでポンプでグリスを注入してください。
後ローラのベアリング(各ユニットに2ヶ所)ー 図 69
Note: 角ローラマウントにあるグリス溝と、角ローラシャフトのグリス穴とを合わせてください。溝と穴をあわせやすいように、ローラシャフトの片側の端部に合印がついています。
エンジンオイルの点検や補充は、エンジンを止めて行ってください。
エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回転数を上げすぎたりしないでください。
整備間隔 | 整備手順 |
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400運転時間ごと |
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吸気部全体について、リーク、破損、ホースのゆるみなどを点検してください。破損しているエアフィルタは使用しないでください。
エアクリーナのフィルタの整備は、インジケータが赤色になってから行ってください。早めに整備を行っても意味がありません。むしろフィルタを外したときにエンジン内部に異物を入れてしまう危険が大きくなります。
Important: 本体とカバーが正しく、しっかりと密着しているのを確認してください。
以下の条件を満たす、低灰分(low-ash)の高品質エンジンオイルを使用してください:
API 規格: CJ-4 またはそれ以上
ACEA 規格: E6
JASO 規格:DH-2
Important: API CJ-4 以上、ACEA E6 または JASO DH-2 のオイルを使用しないと DPF が詰まってエンジンを破損します。
以下の粘度のエンジンオイルを使用してください:
推奨オイル:SAE 15W-40(-18℃(0°F)
他に使用可能なオイル:SAE 10W-30 または 5W-30(全温度帯)
Toro のプレミアムエンジンオイル(15W-40 または 10W-30)を代理店にてお求めいただくことができます。パーツカタログでパーツ番号をご確認ください。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認してください。
Important: エンジンオイルの量は毎日点検してください。油量がディップスティックの FULL マークより上にある場合は、オイルが燃料で薄められている可能性があります。油量がFULL マークより上にある場合は、エンジンオイルを交換してください。
エンジンオイルを点検する最もよいタイミングは、その日の仕事を始める直前、エンジンがまだ冷えているうちです。既にエンジンを始動してしまった場合には、一旦エンジンを停止し、オイルが戻ってくるまで約 10 分間程度待ってください。油量がディップスティックのADDマークにある場合は、FULLマークまで補給してください。オイルを入れすぎないように注意してください。
Important: エンジンオイルの量がディップスティックの上限マークと下限マークの間にあるように管理してください。多すぎても少なすぎてもエンジンに悪影響が出ます。
平らな場所に駐車する。
エンジンオイルの量を確認する(図 71)。
Note: 種類の異なるオイルを使うときには、古いオイルを全部抜き取ってから新しいオイルを入れること。
約 5.2 リットル(フィルタ含む)。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 50 時間 |
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250運転時間ごと |
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エンジンを始動し、約5分間のウォームアップを行ってオイルを温める。
平らな場所に駐車し、エンジンを停止し、キーを抜き取り、可動部が完全に停止したのを確認する。
エンジンオイルとフィルタを交換する(図 72)。
クランクケースにオイルを入れる。
整備間隔 | 整備手順 |
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6000運転時間ごと |
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エンジンの不具合として 、 または)、各表示の指示に従ってすすフィルタを清掃してください:
DPF のディーゼル酸化触媒(DOC)とすすフィルタの分解手順は、サービスマニュアル を参照のこと。
DPF のディーゼル酸化触媒(DOC)とすすフィルタの交換用パーツや整備については、サービスマニュアルを参照するか、弊社ディストリビュータに問い合わせる。
きれいな DPF に交換した後には、弊社ディストリビュータに依頼してエンジンのECUをリセットする。
燃料タンク内部にある燃料供給チューブには、燃料系統に異物が入るのを防止するスクリーンがついています。必要に応じて、このチューブを外してスクリーンを清掃してください。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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400運転時間ごと |
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整備間隔 | 整備手順 |
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800運転時間ごと |
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長期保管前 |
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燃料システムが汚染された時や、長期にわたって格納する場合、タンクを空にして内部を清掃してください。タンクの清掃にはきれいな燃料を使用してください。
整備間隔 | 整備手順 |
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400運転時間ごと |
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劣化・破損状況やゆるみが発生していないかを調べてください。
マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続を外してください。バッテリーの接続を外すときにはマイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブルを外してください。接続するときにはプラスを先に接続し、次にマイナスを接続してください。
バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜いておいてください。また、安全な服装を心がけ、工具は確実に絶縁されたものを使ってください。
バッテリーの電極部や端子などの部分には鉛や鉛含有物質が含まれており、カリフォルニア州では、これらの物質が癌や先天性異常の原因となるとされている。取り扱い後は手を洗うこと。
整備間隔 | 整備手順 |
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50運転時間ごと |
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Important: 電気系統を保護するため、本機に溶接作業を行う時には、コントローラとバッテリーのマイナスケーブルの接続を外してください。また、エンジン、インフォセンター、およびコントローラの接続を外してください。
Note: 端子や周囲が汚れていると自然放電しますので、バッテリーが汚れないようにしてください。洗浄する場合は、まず重曹と水で全体を洗います。次に真水ですすぎ、。腐食防止のために両方の端子部にワセリン(Grafo 112X: P/N 505-47)を薄く塗ってください。
充電中は爆発性のガスが発生する。
充電中は禁煙を厳守。バッテリーに火気を近づけない。
Important: バッテリーは常時フル充電状態に維持する。特に氷点下で保管する場合にはこのことを守ってください。
走行ペダルから足をはなしても本機が動きだすようでしたら調整が必要です。調整が必要な場合は、以下の要領で行います:
平らな場所に駐車し、刈り込みデッキを下降させ、エンジンキーをOFF 位置にして抜き取る。
機体をジャッキアップして全部の車輪を床から浮かす。落下事故防止のために、ジャッキスタンドや支持ブロックなどを使って機体をサポートする。
ハイドロスタットの右側にあるトラクション調整カムのロックナットをゆるめる(図 79)。
カムの最終調整は、エンジンを回転させながら行う必要がある。危険を伴う作業であるから、
マフラーなどの高温部分や回転部、可動部に顔や手足を近づけぬよう十分注意すること。
始動キーをON位置に回し、エンジンを始動し、車輪の回転が止まるところまで六角カムを回す。
ロックナットを締めて調整を固定する。
キーを OFF 位置に回し、ジャッキスタンドを外して機体を床面に降ろす。
試験運転で調整(クリーピングがなくなっていること)を確認する。
整備間隔 | 整備手順 |
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800運転時間ごと |
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ハンドルを操作して後輪を真っ直ぐ前に向ける。
各タイロッド(図 80)の端についているジャムナットをゆるめる。
Note: タイロッド外側に溝が切ってあるところのねじは左ねじですから注意してください。
レンチ用スロットを利用して、タイロッドを回転させる。
後輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間距離を測る(アクスルの高さ位置で計測)。
Note: 後ホイールの前側で測定した距離が、後側での測定よりも 6mm 小さければ適正である。
必要に応じてこの調整操作を繰り返す。
冷却液を飲み込むと中毒を起こす;冷却液は子供やペットが触れない場所に保管すること。
高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。
エンジン停止後、少なくとも15分間程度待って、エンジンが冷えてからキャップを開けること。
キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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冷却液は水とエチレングリコール不凍液の 50/50 混合液です。容量は 9.5 リットルです。
回転中のファンや駆動ベルトは人身事故の原因となる。
マシンを運転するときには、必ず所定のカバーを取り付けておくこと。
手、指、衣服などを、ファンやベルトに近づけないように注意すること。
保守作業を行う前にエンジンを停止し、始動キーを抜き取っておくこと。
エンジン停止直後にラジエターのキャップを開けると、高温高圧の冷却液が吹き出してやけどを負う恐れがある。
エンジン回転中はラジエターのふたを開けないこと。
キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。
液量の点検は補助タンクで行う(図 81)。
Note: タンク側面についている2本のマークの間にあれば適正である。
冷却液が不足している場合には、補助タンクに補給する。入れすぎないこと。
補助タンクのキャップを取り付けて終了。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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100運転時間ごと |
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2年ごと |
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スクリーンとラジエター・オイルクーラを毎日清掃してください(ほこりの多い場所で使用するときはさらに間隔を詰めて清掃してください)。
ブレーキペダルの「遊び」(図 84)が 2.5cm以上となったり、強く踏み込まないとブレーキの効きが悪いと感じられるようになったら、調整を行ってください。遊びとは、ブレーキペダルを踏み込んでから抵抗を感じるまでのペダルの行きしろを言います。
Note: 調整の前と後に、ホイールモータのバックラッシュ(ギアのガタ)を利用してドラムを前後にゆすり、ドラムが何にも接触していないことを確認してください。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 10 時間 |
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100運転時間ごと |
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プーリとプーリとの中間部を 40N(約4.5kg) の力で押した時に、10 mm 程度のたわみがあれば適正です。
たわみが10mmでない場合には、オルタネータ取り付けボルトをゆるめる(図 87)。適当な張りに調整してボルトを締める。ベルトのたわみが適切に調整されたことを確認する。
油圧装置を作動させる前に、全部のラインコネクタが適切に接続されていること、およびラインやホースの状態が良好であることを確認すること。
油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけない。
リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。
油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実に解放する。
万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専門医の治療を受けてください。万一、油圧オイルが体内に入った場合には、この種の労働災害に経験のある施設で数時間以内に外科手術を受ける必要がある。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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油圧オイルタンクに約 37.8 リットルの高品質油圧オイルを満たして出荷しています。初めての運転の前に必ず油量を確認し、その後は毎日点検してください。推奨オイルの銘柄を以下に示します:
Toro プレミアムオールシーズン油圧作動液 (18.9 リットル缶または208 リットル缶)。パーツカタログまたは Toro 代理店でパーツ番号をご確認ください。) |
代替製品: Toro のオイルが入手できない場合は、以下に挙げる特性条件および産業規格を満たすオイルを使用することができます。合成オイルの使用はお奨めできません。オイルの専門業者と相談の上、適切なオイルを選択してください:
Note: 不適切なオイルの使用による損害については弊社は責任を持ちかねますので、品質の確かな製品をお使い下さる様お願いいたします。
物性: | |||
粘度, ASTM D445 | cSt @ 40°C 44 - 50cSt @ 100°C 7.9 - 8.5 | ||
粘性インデックス ASTM D2270 | 140-160 | ||
流動点, ASTM D97 | -37°C~-45°C | ||
産業規格: | ヴィッカース I-286-S (品質レベル), ヴィッカース M-2950-S(品質レベル), デニソン HF-0 |
Important: ISO VG 46 マルチグレードオイルは、広い温度範囲で優れた性能を発揮します。通常の外気温が高い(18 ℃- 49 ℃) 熱帯地方では、ISO VG 68 オイルのほうが適切と思われます。
プレミアム生分解油圧オイル — Mobil EAL EnviroSyn 46H
Important: Mobil EAL EnviroSyn 46H は、トロ社がこの製品への使用を認めた唯一の合成生分解オイルです。このオイルは、トロ社の油圧装置で使用しているエラストマーに悪影響を与えず、また広範囲な温度帯での使用が可能です。このオイルは通常の鉱物性オイルと互換性がありますが、十分な生分解性を確保し、オイルそのものの性能を十分に発揮させるためには、通常オイルと混合せず、完全に入れ替えて使用することが望まれます。この生分解オイルは、モービル代理店にて 19 リットル缶または208リットル缶でお求めになれます。
Note: 多くの油圧オイルはほとんど無色透明であり、そのためオイル洩れの発見が遅れがちです。油圧オイル用の着色剤(20 ml 瓶)をお使いいただくと便利です。1瓶で 15~22 リットルのオイルに使用できます。パーツ番号は 44-2500。ご注文は Toro 代理店へ。
平らな場所に駐車し、刈り込みデッキを下降させ、エンジンキーをOFF 位置にする。
油圧オイルの量を点検する(図 88)。
整備間隔 | 整備手順 |
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800運転時間ごと |
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2年ごと |
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オイルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体を洗浄する必要がありますので、Toro の正規代理店にご連絡ください。汚染されたオイルは乳液状になったり黒ずんだ色になったりします。
キーを OFF 位置に回し、フードを開く。
タンク(図 89)の下についているフィッティングの下に、オイルを受ける大型の容器を置く。
フィッティングからホースを外し、流れ出すオイルを容器に受ける。
オイルが全部流れ出たらホースを元通りに接続する。
油圧オイルタンクに約 45 リットルの油圧オイルを入れる;油圧オイルの交換を参照。
Important: 指定された銘柄のオイル以外は使用しないでください。他のオイルを使用するとシステムを損傷する可能性があります。
タンクにキャップを取り付ける。
キーを ON 位置にしてエンジンを始動し、すべての油圧機器を操作して油圧オイルをシステム全体に循環させ、オイル漏れがないか点検する。
始動キーを OFF 位置に回す。
油量を点検し、足りなければディップスティックの FULLマークまで補給する。
Important: 入れすぎないこと。
整備間隔 | 整備手順 |
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800運転時間ごと |
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インジケータに油圧オイルフィルタの交換時期が表示されます(図 90)。エンジン回転中にこのインジケータを点検したとき、表示が緑色の領域にあれば交換は不要です。表示が赤色の領域に入ったら、油圧フィルタを交換してください。
Important: 純正品以外のフィルタを使用すると関連機器の保証が適用されなくなる場合があります。
平らな場所に駐車し、刈り込みデッキを下降させ、エンジンキーをOFF 位置にし、駐車ブレーキを掛け、キーを抜き取る。
油圧フィルタをふたつとも交換する(図 91)。
キーを ON 位置に回し、エンジンを始動し、約2分間運転して内部のエアをパージする。
キーを OFF 位置に回し、オイル漏れがないか点検する。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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異常を発見したら必ず運転を行う前に修理してください。
高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に重大な損傷を引き起こす。
油圧を掛ける前に、油圧ラインやホースに傷や変形がないか接続部が確実に締まっているかを確認する。
油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけない。
リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。
油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実に解放する。
万一、噴射液が体内に入ったら、直ちに専門医の治療を受ける。
油圧回路試験実施用にテストポートがあります必要に応じToro代理店にご相談ください。
以下に油圧マニホルドにあるソレノイドの機能を示します。各機能ともソレノイドに通電したときに行われます。
ソレノイド | 機能 |
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PRV2 | 刈り込み回路(前) |
PRV1 | 刈り込み回路(後) |
PRV | カッティングデッキの昇降 |
S1 | カッティングデッキ下降 |
S2 | カッティングデッキ下降 |
磨耗の進んだブレードや破損したブレードは、回転中にちぎれて飛び出す場合があり、これが起こるとオペレータや周囲の人間に多大の危険を及ぼし、最悪の場合には死亡事故となる。また、破損したブレードを修理すると安全規格を満たさなくなる恐れがある。
ブレードが磨耗や破損していないか定期的に点検すること。
曲がったブレードを元に戻そうとしたり、欠けや割れの出たブレードを溶接で修理したりしないこと。
磨耗したり破損したりしたブレードは交換すること。
ブレードを点検する時には安全に十分注意してください。ブレードをウェスでくるむか、安全手袋をはめ、十分に注意して取り扱ってください。ブレードは修復したりせず、必ず新品に交換してください。
複数のブレードを持つ機械では、1つのブレードを回転させると他も回転する場合がありますから注意してください。
刈り込みデッキは、刈高 50mm、ブレードのレーキ設定 7.9mm に設定して出荷されています。また、左右の刈高の差が、± 0.7mm の範囲になるように設定されています。
刈り込みデッキは、ブレードが当たってもチェンバに変形が発生しない強度を持っています。しかし、硬いものがぶつかった後には、ブレードに破損が発生していないか、また、ブレードの回転面に狂いが発生していないか、必ず点検してください。
デッキから油圧モータを外し、カッティングデッキをトラクタから外す。
ホイストを使うか、2人がかりで、デッキを平らなテーブルの上に載せる。.
ブレードの片方の端にマジックなどで印をつける。以後、高さの点検はすべてこの印のついた側で行う。
ブレードの印の付いているほうの端部を12時の位置(車両進行方向)に向け(図 94)、作業台の表面からブレードの切っ先までの高さを測定する。
印の付いている端部を3時の位置と9時の位置に向けて(図 94)それぞれ高さを測定する。
12時位置での測定値を、刈り高の設定値と比較する。差が 0.7 mm 以内であれば適正とする。3 時および9 時位置での高さが、12時位置での高さよりも 1.6~6.0mm 高く、3 時および9 時位置での相互の高さの差が 1.6~6.0mm 以内であれば適正である。
Note: 上記の範囲から外れている場合には、ブレード回転面の調整へ進む。
まず前を調整する(1度に1つのブラケットを調整する)。
刈り高ブラケット(前、左、右のうち1つ)をデッキのフレームから外す(図 95)。
デッキフレームとブラケットとの間に厚さ 1.5mm または 0.7mm のシム、場合によってはこれらの両方を挿入して、希望する刈高を達成する (図 95)。
余ったシムを刈り高ブラケットの下に入れ、刈り高ブラケットをデッキのフレームに取り付ける。
ソケットヘッドボルト/スペーサとフランジナットを固定する。
Note: ソケットヘッドボルトとスペーサとは、デッキフレームの内側に落ちないようにねじ山用の接着剤で接着しています。
12時位置での高さを測定し、必要に応じて調整を行う。
左右の刈り高ブラケットの両方ともに調整が必要か、片方のみの調整でよいか判断する。3 時位置または 9 時位置が、新しい前位置の高さよりも 1.6~6.0mm 高い場合には、その側での調整は不要である。反対側の高さを調整して、正しい側の高さ(1.6~6.0mm)の範囲になるようにする。
ステップ1~3を繰り返して、左右の刈高ブラケットを調整する。
キャリッジボルトとフランジナットを固定する。
もう一度、12時、3時、9時位置で高さの測定を行って確認する。
ブレードが堅いものに当たった、バランスが取れていない、磨耗した、曲がったなどの場合には新しいものと交換する必要があります。安全を確保し、適切な刈りを行うために、ブレードは必ず Toro 社の純正品をお使いください。他社のブレードを使用すると危険な場合がありますから絶対にやめてください。
刈り込みデッキを一番高い位置まで上昇させ、キーを OFF 位置にし、駐車ブレーキを掛ける。
刈り込みデッキが落下しないように支持ブロックでサポートする。
ブレードの切っ先を注意深く観察、特に、直線部と曲線部が交わる部分をよく観察する(図 97)。
Note: この、直線部と曲線部の交差域は、砂などによる磨耗が進みやすい部分なので、機械を使用する前によく点検することが必要である。
磨耗が進んでいる場合(図 97)には、ブレードを交換する;ブレード回転面の管理を参照。
ブレードの磨耗を放置すると、ブレードのセール部と平坦部との間に割れ目が発生する(図 96)。この割れ目が拡大すると、最終的にはブレードがちぎれてハウジングの下から飛び出し、これがオペレータや周囲の人に重大な人身事故となる。
ブレードが磨耗や破損していないか定期的に点検すること。
磨耗したり破損したりしたブレードは必ず交換する。
全部のブレードの切っ先を丁寧に点検する。切っ先が鈍くなっていたり欠けていたりした場合には研磨する。研磨は刃先の上面だけに行い、刃の元々の角度を変えずに刃先を鋭利にする(図 98)。
刃先に摩耗や欠けがある場合には研磨するが、研磨は刃先の上面だけに行い、刃の元々の角度を変えないように十分注意する(図 98)。
Note: ブレードの左右を均等に削れば、バランスを狂わすことなく研磨を行うことができる。
ブレードが真っ直ぐか曲がっているかを点検するには、平らな面において端部を観察する。
Note: ブレードを平面に置いたとき、両端部が中心部よりもわずかに下がっており、刃部がブレードのヒール部(かかと、後部)よりも下がっているのが正しい形状である。このような形状であれば、切り口がきれいな刈り上がりとなり、エンジンのパワー消費も最小限ですむ。逆に、両端部が中央部よりも高くなっていたり、刃部がヒール部よりも高くなっている場合、そのブレードは変形しているので交換すること。
ブレードを取り付ける時は、セイル(立ち上がっている部分)がカッティングデッキの天井を向くように取り付け、芝削り防止カップをつけてブレードボルトで固定する。各ブレードボルトを 115~149N·m(11.8~15.2kg.m = 85-110ft-lb)にトルク締めする。
前ローラに磨耗や過剰なガタ、固着などが発生していないか点検してください。これらの症状が見られたら、ローラの整備を行うか、必要部材の交換を行ってください。
第一のベアリングをローラハウジングに押し込む(図 99)。アウターレースのみを押すか、インナーレースとアウターレースを均等に押すかする。
スペーサを入れる(図 99)。
第二のベアリングをローラハウジングに入れる(図 99);このときは、インナーレースがスペーサに接触するまで、インナーレースとアウターレースを均等に押す。
ローラアセンブリをデッキフレームに組み付ける。
Important: ローラアセンブリ取り付け時に 1.5mm を超える隙間を残すと、ベアリングの側面に負荷がかかってベアリングが早期に破損する可能性があります。.
ローラアセンブリとローラ取り付けブラケットとの間の隙間が 1.5mm 未満となっていることを確認する。隙間が 1.5mm を超えている場合には、直径 5/8 インチのワッシャを必要なだけはさんで隙間を埋める。
取り付けボルトを 108N·m(11kg.m = 80ft-lb) にトルク締めする。
トラクションユニット、カッティングデッキ、エンジンをていねいに洗浄する。
タイヤ空気圧を点検する。全部のタイヤ空気圧を0.83~1.03bar に調整する。
ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必要な締め付けを行う。
グリス注入部やピボット部全部をグリスアップする。余分のグリスやオイルはふき取る。
塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、タッチアップする。金属部の変形を修理する。
バッテリーとケーブルに以下の作業を行う:
バッテリー端子からケーブルを外す。
Note: バッテリーの接続を外すときには、必ずマイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブルを外してください。接続するときにはいつでも、プラス側を先に接続し、次にマイナス側を接続してください。
バッテリー本体、端子、ケーブル端部を重曹水とブラシで洗浄する。
腐食防止のために両方の端子部にGrafo 112X スキンオーバーグリス(P/N 505-47)またはワセリンを塗る。
電極板の劣化を防止するため、60日ごとに24時間かけてゆっくりと充電する。
エンジンオイルを抜き取り、ドレンプラグをはめる。
オイルフィルタを外して捨てる。新しいオイルフィルタを取り付ける。
新しいエンジンオイルを所定量入れる。
キーを ON 位置に回し、エンジンを始動し、アイドル速度で約2分間運転する。
始動キーを OFF 位置に回す。
燃料タンク,パイプ,フィルタ/水セパレータから燃料をすべて抜きとる。
燃料タンクの内部をきれいな燃料で洗浄する。
燃料系統の接続状態を点検し必要な締め付けを行う。
エアクリーナをきれいに清掃する。
エアクリーナの吸気口とエンジンの排気口を防水テープでふさぐ。
不凍液の量を確認し必要に応じ補給する(保管場所の最低気温を考慮すること)。
カッティングデッキをトラクションユニットから外した場合は、必ずスピンドルの上部にスピンドルプラグを取り付けて、ほこりや水の浸入を防止してください。