はじめに

この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた適切な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用するのはお客様の責任です。

弊社のウェブサイト www.Toro.com で製品やアクセサリ情報の閲覧、代理店についての情報閲覧、お買い上げ製品の登録などを行っていただくことができます。

整備について、また純正部品についてなど、分からないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマーサービスにおたずねください。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。Figure 1にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメモしておきましょう。

g018648

この説明書では、危険についての注意を促すための警告記号Figure 2を使用しております。死亡事故を含む重大な人身事故を防止するための注意ですから必ずお守りください。

g000502

この他に2つの言葉で注意を促しています。重要「重要」は製品の構造などについての注意点を、はその他の注意点を表しています。

この製品に使用されているスパーク式着火装置は、カナダの ICES-002 標準に適合しています。

警告

CALIFORNIA

Proposition 65 Warning

米国カリフォルニア州では、この製品に、ガンや先天性異常などの原因となる化学物質が含まれているとされております。

カリフォルニア州では、この製品に使用されているエンジンの排気には発癌性や先天性異常などの原因となる物質が含まれているとされております。

Important: この製品のエンジンのマフラーにはスパークアレスタが装着されておりません。カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用する場合には、法令によりスパークアレスタの装着が義務づけられています。他の地域においても同様の規制が存在する可能性がありますのでご注意ください。

安全について

不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、人身事故につながります。事故を防止するため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識のついている遵守事項は必ずお守りください 注意警告、および危険 の文字は、人身の安全に関わる注意事項を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生することがあります。

安全な運転のために

トレーニング

  • このオペレーターズマニュアルや関連するトレーニング資料をよくお読みください。オペレータや整備士が日本語を読めない場合には、オーナー の責任において、このオペレーターズマニュアルの内容を十分に説明してください。

  • 各部の操作方法や本機の正しい使用方法、警告表示などに十分慣れ、安全に運転できるようになりましょう。

  • 本機を運転する人、整備する人すべてに適切なトレーニングを行ってください。トレーニングはオーナーの責任です。

  • 子供や正しい運転知識のない方には機械の操作や整備をさせないでください。地域によっては機械のオペレータに年齢制限を設けていることがありますのでご注意ください。

  • オペレータやユーザーは自分自身や他の安全に責任があり、オペレータやユーザーの注意によって事故を防止することができます。

  • この装置は車両で牽引しながら使用する機械であり、その性能を十分に発揮させ、また安全に使用するためには、牽引用のトラクタの選定が極めて重要です。

  • 牽引用のトラクタが、適切なホイールベース、適切なトレッド幅を有していること、そして、法面で使用する場合には、横転保護バーとシートベルトが装備されていることが必要です。通常の作業速度は 9km/h ですが、地表面の状況やごみの拾い上げ状態などにより、必ずしもこの速度がベストとは限りません。最大作業速度は 32km/h ですが、法面などではこれよりも遅い速度で作業してください。安全作業について疑問が生じた場合には、牽引用トラクタのオペレーターズマニュアルをご覧になるか、トラクタの取扱店におたずねください。

  • 牽引用トラクタのブレーキは、満載状態の本装置を最大推奨速度で牽引している状態でこれを確実に静止させるのに十分な制動力を有している必要があります。

  • 本装置を牽引して公道を走行する場合には、その地域の法令等に準拠した装備を搭載し、法令を十分に守ってください。本装置には低速走行車両表示がついています。方向指示器やブレーキランプなどはついておりませんから、地域の法令等に合わせて整備することが必要となります。

運転の前に

  • 作業場所を良く観察し、安全かつ適切に作業するにはどのようなアクセサリやアタッチメントが必要かを判断してください。メーカーが認めた以外のアクセサリやアタッチメントを使用しないでください。

  • 作業にふさわしい服装をし、ヘルメット、安全めがね、および聴覚保護具を着用してください。長い髪、だぶついた衣服、装飾品などは可動部に巻き込まれる危険があります。

  • オペレータコントロールやインタロックスイッチなどの安全装置が正しく機能しているか、また安全カバーなどが外れたり壊れたりしていないか点検してください。これらが正しく機能しない時には芝刈り作業を行わないでください。

  • ガードなどの安全装置やステッカー類は必ず所定の場所に取り付けて使用してください。安全カバーが破損したり、ステッカーの字がよめなくなったりした場合には、機械を使用する前に交換や貼り換えを行ってください。

燃料の安全な取り扱い

  • 人身事故や物損事故を防止するために、ガソリンの取り扱いには細心の注意を払ってください。ガソリンは極めて引火しやすく、またその気化ガスは爆発性があります。

  • 燃料取り扱い前に、引火の原因になり得るタバコ、パイプなど、すべての火気を始末してください。

  • 燃料の保管は必ず認可された容器で行ってください。

  • エンジン回転中やエンジンが熱い間に燃料タンクのふたを開けたり給油しないでください。

  • 給油はエンジンが十分に冷えてから行ってください。

  • 屋内では絶対に給油しないでください。

  • ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、絶対に機械や燃料容器を保管・格納しないでください。

  • トラックの荷台に敷いたカーペットやプラスチックマットなど絶縁体の上で燃料の給油をしないでください。ガソリン容器は車から十分に離し、地面に直接置いて給油してください。

  • 給油は、機械をトラックやトレーラから地面に降ろし、機体を接地させた状態で行ってください。機械を車両に搭載したままで給油を行わなければいけない場合には、大型タンクのノズルからでなく、小型の容器から給油してください。

  • 給油は、給油ノズルを燃料タンクの口に接触させた状態を維持して行ってください。ノズルを開いたままにする器具などを使わないでください。

  • もし燃料を衣服にこぼしてしまった場合には、直ちに着替えてください。

  • 絶対にタンクから燃料をあふれさせないでください。給油後は燃料タンクキャップをしっかりと締めてください。

運転操作

  • 締め切った場所では絶対にエンジンを運転しないでください。

  • 作業は十分な照明のもとで行い、隠れて見えない穴などの障害物に注意してください。

  • エンジンを掛ける前には、全部の駆動装置をニュートラルにし、駐車ブレーキを掛けてください。エンジンを掛ける時は必ず正しい運転位置から操作してください。

  • シールド、カバーその他のガード類は必ず正しく取り付けて使用してください。すべてのインタロック装置が正しく作動する状態でお使いください。

  • トラクタからスイーパを切り離すときは、平らな場所に駐車し、かならず車輪に輪止めをかけてください。

  • エンジンを停止し、全ての動作の停止を確認する。他の機器が完全に停止した後でも、短時間だけインペラが動き続ける場合があります。ブロアハウジングからカバーを取り外す際には、安全に十分注意してください。

  • スイーパの吸い込み部分に手足を近づけないでください。

  • 絶対に人を乗せないでください。ペットや人を近づけないでください。

  • 旋回動作を行う時は、注意深くゆっくりと行ってください。方向を変える前に、機体後方の安全と旋回方向の安全を確認してください。

  • バックする際には必ず機体の後方を確認し、人がいないことを確かめる。

  • 道路や歩道を横切るときは、減速し周囲に十分な注意を払ってください。

  • アルコールや薬物を摂取した状態での運転は避けてください。

  • 機械が落雷を受けると最悪の場合死亡事故となります。稲光が見えたり雷が聞こえたりするような場合には機械を運転しないで安全な場所に避難してください。

  • 見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障害物の近くでは安全に十分注意してください。

  • 特に、溝や小川などの近くでは十二分の注意を払う。

  • 急停止や急発進をしないこと。

  • 機体に異常な振動を感じたら、直ちに運転を中止し、エンジンを止め、本機の全ての動作が停止するのを待ち、それから点検にかかってください。破損部は必ず修理交換してから作業を再開してください。

  • ホッパーにたまったごみをダンプする時には、スイーパのブロアを停止させてください。テールゲートを開くときには、必ずホッパーの一番右端、または一番左端に立ってください。

法面での運転操作

  • 段差や溝、大きく盛り上がった場所、池や川の近くなどでは作業しないでください。車輪が溝などに落ちて機体が転倒すると、死亡事故などの重大な事故となる危険があります。

  • ぬれた芝草に覆われた斜面では本機を使用しないでください。滑りやすくなっているために走行力が十分発揮できず、制御できなくなる危険があります。

  • 急旋回したり不意に速度を変えたりしないでください。

  • 斜面では速度を落とし、より慎重な運転を心がけましょう。

  • 作業場所に岩や木の幹などの障害物がある場合には目に付きやすいマークをつけておきましょう。深い芝生に隠れて障害物が見えないことがあります。

  • 溝、穴、岩、くぼみ、マウンドなどに注意しましょう;不用意に入ると機体が転倒する危険があります。

  • 斜面では急な発進や急な停止は避けてください。坂を上れないと分かったら、タインの作動を止め、ゆっくりとバックで、まっすぐに坂を下りてください。

  • 斜面での安定性を確保するために、メーカーが指示するウェイトやカウンタウェイトを必ず搭載してください。

保守整備と格納保管

  • 調整、洗浄、修理、点検を行うときや、搬送を行うときには、装置への動力供給を切断し、エンジンを止め、可動部分が完全に停止するまで待ってください。

  • 火災防止のため、レーキタインや駆動部、マフラーの周囲に、草や木の葉、ホコリなどが溜まらないようご注意ください。オイルや燃料がこぼれた場合はふきとってください。

  • 機械を格納する際にはエンジンが十分冷えていることを確認し、また裸火の近くを避けて保管してください。

  • 格納保管中やトレーラで輸送中は、燃料バルブを閉じておいてください。裸火の近くに燃料を保管したり、屋内で燃料の抜き取りをしたりしないでください。

  • 修理を行うときには必ずバッテリーの接続と点火プラグの接続を外しておいてください。バッテリーの接続を外すときにはマイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブルを外してください。バッテリーを再接続するときには、プラスケーブルを先につなぎ、次にマイナスケーブルを接続してください。

  • 可動部に手足を近づけないよう注意してください。エンジンを駆動させたままで調整を行うのは可能な限り避けてください。

  • ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を上げないでください。Toro正規代理店でタコメータによるエンジン回転数検査を受け、安全性と精度を確認しておきましょう。

  • オイルの点検や補充は、エンジンが十分に冷えた状態で行ってください。

  • 牽引用トラクタのブレーキや安全装置を定期的に点検してください。

  • バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜いておいてください。また、安全な服装を心がけ、工具は確実に絶縁されたものを使ってください。

  • 各部品が良好な状態にあり、ボルトナット類が十分にしまっているか常に点検してください。擦り切れたり破損したりしたステッカーは貼り替えてください。

  • 弊社が認可していないアタッチメントは使用しないでください。他社の部品やアクセサリを御使用になると製品保証を受けられなくなる場合があります。

搬送する場合

  • トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすときには安全に十分注意してください。

  • 積み込みには、機体と同じ幅のある歩み板を使用してください。

  • 荷台に載せたら、ストラップ、チェーン、ケーブル、ロープなどで機体を確実に固定してください。機体の前後に取り付けた固定ロープは、どちらも、機体を外側に引っ張るように配置してください。.

安全ラベルと指示ラベル

Graphic

以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなくなったものは必ず新しいものに貼り替えてください。

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組み立て

Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。

バッテリー液を入れて充電する

警告

バッテリーの電極部や端子などの部分には鉛や鉛含有物質が含まれており、カリフォルニア州では、これらの物質が癌や先天性異常の原因となるとされている。取り扱い後は手を洗うこと。

  1. ラッチを外し、バッテリーボックスのカバーを開く。

  2. バッテリー搭載部からバッテリーを取り出す。

  3. バッテリーの上部をきれいに洗浄し、通気キャップを外す。

  4. バッテリーの各セルから液注入キャップをはずし、上限ラインまで慎重に液を満たす。

    バッテリーに補給する電解液は必ず比重 1.260 のものを使用してください。

    Important: 機体にバッテリーを載せたままで電解液を入れないでください。電解液がこぼれた場合、機体が激しく腐食します。

    危険

    電解液には触れると火傷を起こす劇薬である硫酸が含まれている。

    • 電解液を飲まないこと。また、電解液を皮膚や目や衣服に付けないよう十分注意すること。安全ゴーグルとゴム手袋で目と手を保護すること。

    • 皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できるよう、必ず十分な量の真水を用意しておくこと。

  5. 充電器に接続し、充電電流を 3~4 A にセットする。3~4 Aで4~8時間充電する。

  6. 各補給口のキャップを外し、補給口に表示されているラインの高さまで、各セルにバッテリー液を補給する。キャップを取り付ける。

    Important: バッテリー液を入れすぎないようにしてください。バッテリー液があふれ出て他の部分に触れると激しい腐食を起こします。

    警告

    充電中は爆発性のガスが発生する。

    充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに火気を近づけないこと。

  7. 充電が終わったらチャージャをコンセントから抜き、バッテリー端子からはずす。5~10分ほど待ってから、次の手順に移る。

    Note: 最初の充電以後は、バッテリー液が不足した場合には蒸留水以外補給しないでください。この機械に使用しているバッテリーはメンテナンスフリーですので、通常は水の補給もほとんど必要ありません。

  8. バッテリーを収納部のトレーに戻す。端子が内側を向くようにバッテリーの位置を調整する。

    警告

    バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部分が触れるとショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。

    • バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端子と金属を接触させないように注意する。

    • バッテリーの端子と金属を接触させない。

    警告

    バッテリーの端子に金属製品やトラクタの金属部分が触れるとショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。

    • バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端子と金属を接触させないように注意する。

    • バッテリーの端子と金属を接触させない。

  9. プラスケーブル(イグニッションスイッチからきている赤いケーブル)をバッテリーのプラス(+)端子に取り付ける。

  10. マイナス(-)ケーブル(エンジンからきている黒いケーブル)をバッテリーの(-)端子に取り付ける。

    Important: バッテリーケーブルと速度セレクタレバーとの間に隙間を確保してください。速度セレクタレバーをレンジ一杯に動かしても、バッテリーケーブルから 2.5cm 以上はなれていることを確認してください。バッテリーのプラスケーブルとマイナスケーブルを束ねないでください。

    警告

    バッテリーケーブルの接続手順が不適切であるとケーブルがショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。

    • ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス(黒)ケーブルから取り外し、次にプラス(赤)ケーブルを外す。

    • ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス(赤)ケーブルから取り付け、それからマイナス(黒)ケーブルを取り付ける。

  11. 腐食防止のため、端子と固定金具にワセリンなどを塗布する。

  12. バッテリーカバーを取り付け、スプリングで固定する。

牽引用車両に接続する

この作業に必要なパーツ

ヒッチピン1
リンチピン1

ごみを確実に拾い上げられるように、スイーパのフレームが地表面に対して並行になっていることを確認してください。

  1. 水平な場所に駐車する。

  2. ジャッキスタンドをはずして機体を床に下ろす。穴を整列させてピンを通す。

  3. ジャッキを操作して、フレーム上部から床面までの高さがおよそ59.7cm になるように調整する(Figure 3)。

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  4. スイーパの前部に牽引用トラクタをバックで寄せる。

  5. 以下の手順でスイーパの牽引トングの高さをトラクタの牽引トングと同じ高さに調整する:

    • ヒッチトングをヒッチプレートに固定しているボルトとロックナット(複数)を外す(Figure 3)。

    • ヒッチトングを上下させてトラクタのヒッチとほぼ同じ高さにし、ボルトとロックナットで高さを固定する。

      Note: もっと高さが必要であれば、ヒッチプレートを外す、高くする、下げる、反転させる、などしてください。

  6. ヒッチピンとリンチピンを使って、ヒッチトングをトラクタのヒッチに接続する(Figure 3)。

  7. ジャッキを上げ、ピンを外し、ジャッキを保管位置にセットしてピンで固定する。

牽引用車両から切り離すには

警告

トラクタからスイーパを切り離す場合には、必ずホッパーを空にすること:ホッパーに物が残っていると、切り離したときにスイーパが後ろに倒れて人身事故になる危険がある。

  1. 平らな場所に駐車し、タイヤに輪止めを掛ける。

  2. ピンを抜いてジャッキスタンドをフリーにする。穴を整列させてピンを通す。

  3. ジャッキを床面に降ろして、機体を支える。

  4. ヒッチからリンチピンとヒッチピンを抜くことができるようになるまで、スイーパを徐々に上昇させる。

  5. トラクタを前進させてスイーパから離れる。

  6. リンチピンとヒッチピンは、スイーパのヒッチトングに差し込んで保管する。

製品の概要

フラップレバー

このレバーを下げると「入」、上げると「解除」になります。移動時には上位置(解除)とします。

Note: 落ち葉の量が非常に多い場合などは、フラップを上昇位置にセットした状態で使用してかまいません。

リールレバー

前に倒すとフレックスチップリールが上昇します。フレックスリールを下降させるには、まずレバーを前に倒してキャッチを開放し、次にレバーを後ろに引いて、「ストップ」に当たるまで倒します。格納保管時や移動走行時など機械を使用していない時には、「上昇」位置にしておいてください(Figure 4)。

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チョークコントロール

低温時にエンジンを始動する場合には、チョークコントロールをON 位置とし、チョークを閉じます。エンジンが始動したら、エンジンがスムーズに回転を続けられるように調整してください。レバーを OFF 位置とするとチョークが開きます(通常位置)。エンジンが温かい時にはチョークは不要です(Figure 5)。

始動スイッチ

始動スイッチはエンジンの始動と停止を行うスイッチで、3 つの位置があります:OFF 、RUN 、STARTの3位置です。キーを右に回して START 位置にすると、スタータモータが作動します。エンジンが始動したら、キーから手を離してください(Figure 5)。キーは自動的にRUN位置に動きます。キーを OFF 位置に回せばエンジンは停止します。

スロットルコントロール

スロットル(Figure 5)はエンジンの回転速度を制御します。Fast 側へ倒すとエンジンの速度が上昇します。Slow 側へ倒すとエンジンの速度が低下します。

Note: スイーパを使用する時、エンジンは常に全開で使用してください。エンジン速度を落として使用すると、クラッチが破損する可能性があります。

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テールゲートラッチのロープ

ホッパーを空にする時に、このロープを引くとテールゲートが開放されます(Figure 6)。使用しない時は、ロープをハーネスマウントに巻きつけておいてください。

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テールゲートのラッチ

ホッパーを空にする時に、このラッチを外してテールゲートを開放するようにします(Figure 7)。

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Note: 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。

226cm(89 インチ)
長さ419cm(165 インチ)
高さ234cm(92 インチ)
空車時の重量1322kg

運転操作

Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。

燃料を補給する

  • 燃料タンクの容量: 37.8 リットル

  • 使用推奨燃料:

    • 機械の性能を最も良く発揮させるために、オクタン価87以上の、きれいで新しい(購入後30日以内)無鉛ガソリンを使ってください(オクタン価評価法は(R+M)/2 を採用)。

    • エタノール:エタノールを添加(10% まで)したガソリン、MTBE(メチル第3ブチルエーテル)添加ガソリン(15% まで)を使用することが可能です。エタノールとMTBEとは別々の物質です。エタノール添加ガソリン(15% 添加=E15)は使用できません。エタノール含有率が 10% を超えるガソリン(たとえば E15(含有率 15%)、E20(含有率 20%)、E85(含有率 85%)は絶対に使用してはなりません。これらの燃料を使用した場合には性能が十分に発揮されず、エンジンに損傷が発生する恐れがあり、仮にそのようなトラブルが発生しても製品保証の対象とはなりません。

    • メタノールを含有するガソリンは使用できません

    • 燃料タンクや保管容器でガソリンを冬越しさせないでください。 冬越しさせる場合には必ずスタビライザ(品質安定剤)を添加してください。

    • ガソリンにオイルを混合しないでください

    Important: エタノール系、メタノール系のスタビライザはご使用にならないでください。アルコール系のスタビライザ(エタノールまたはメタノールを基材としたもの)は使わないでください。

危険

ガソリンは非常に引火・爆発しやすい物質である。発火したり爆発したりすると、やけどや火災などを引き起こす。

  • 燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた状態で行う。こぼれたガソリンはふき取る。

  • 燃料タンク一杯に入れないこと。燃料を補給する時は、タンク上面から約 25 mm下のレベルを超えて給油しない。 これは、温度が上昇して燃料は膨張したときにあふれないように空間を確保するためである。

  • ガソリン取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を絶対に近づけない。

  • 燃料は安全で汚れのない認可された容器に入れ、子供の手の届かない場所で保管する。30 日分以上の買い置きは避ける。

  • 運転時には必ず適切な排気システムを取り付け正常な状態で使用すること。

危険

燃料を補給中、静電気による火花がガソリンに引火する危険がある。発火したり爆発したりすると、やけどや火災などを引き起こす。

  • ガソリン容器は車から十分に離し、地面に直接置いて給油する。

  • 車に乗せたままの容器にガソリンを補給しない。車両のカーペットやプラスチック製の床材などが絶縁体となって静電気の逃げ場がなくなるので危険である。

  • 可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪を地面に接触させた状態で給油を行う。

  • 機械を車に搭載したままで給油を行わなければいけない場合には大型タンクのノズルからでなく、小型の容器から給油する。

  • 大型タンクのノズルから直接給油しなければならない場合には、ノズルを燃料タンクの口に常時接触させた状態で給油を行う。

警告

ガソリンの誤飲は非常に危険で、生命に関わる。ガソリン蒸気を長時間吸い続けると身体に重大な障害を引き起こす。

  • ガソリンのガスを長時間吸い込むのは避けること。

  • ノズルやタンク、コンディショナー注入口には顔を近づけないこと。

  • 目や皮膚にガソリンが付かないようにすること。

燃料を補給する

  1. 燃料キャップの周囲をきれいに拭いてキャップを外す。

  2. タンクの天井(給油口の根元)から約 25mm下まで燃料を入れる。

    Important: これは、温度が上昇して燃料は膨張したときにあふれないように空間を確保するためである。燃料タンク一杯に入れないこと。

  3. 燃料タンクのキャップをしっかりとはめる。

  4. こぼれたガソリンはふき取る。

エンジンオイルの量を点検する

エンジンには高品質のオイルを入れて出荷していますが、初回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認してください。

油量は約 1.9 リットル(フィルタ共)です。

Note: エンジンオイルの点検は、毎日始動前のエンジンの冷えている時に行うのがベストです。既にエンジンを始動してしまった場合には、一旦エンジンを停止し、オイルが戻ってくるまで約 10 分間程度待ってください。油量がディップスティックのADDマークにある場合は、FULLマークまで補給してください。入れすぎないこと。油量がADDマークとFULLマークの間であれば補給の必要はありません。

  1. 平らな場所に駐車し、運転位置を離れる前にエンジンを停止し、キーを抜き取り、可動部が完全に停止したのを確認する。

  2. 給油口からゴミが入ってエンジンを傷つけないように、ディップスティックの周囲をウェスできれいに拭く(Figure 8)。

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  3. ディップスティックを抜き、ウェスできれいに拭って、首の根元までもう一度しっかりと差し込む。

  4. 引き抜いてディップスティックの目盛りで油量を点検する。

    オイルの量がディップスティックの FULL 位置まであればよい。

  5. オイルの量が FULL 位置より下の場合は、補給口のキャップを取り、FULL 位置まで補給する(Figure 9)。入れすぎないこと。

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    Important: オイルを入れすぎるとエンジンに不具合が起きる恐れがありますから、入れすぎないよう注意してください。オイルの量が多すぎても少なすぎてもエンジンを破損する恐れがあります。

  6. オイル・キャップとディップスティックを取り付ける。

エンジンの始動と停止

エンジンの始動手順

  1. すべての操作装置を OFF または「解除」位置にセットする。

  2. スロットルレバーを SLOW と FAST の中間位置にセットする。

  3. チョークレバーを ON 位置とする。

    Note: エンジンが暖まっているときは、チョークの操作は不要です。

  4. キーを差し込んで START 位置に回してエンジンを始動する。エンジンが始動したら、キーから手を離してください。エンジンがスムーズに回転を続けられるようにチョークを調節する。

    Important: スタータモータを10秒間以上連続で使用するとオーバーヒートする危険があります。 10秒間連続で使用したら、60秒間の休止時間をとってください。

  5. 必要なエンジン速度に合わせてスロットルレバーを適当な位置にセットする。

  6. フラップレバーを一番前まで倒せるだけ倒す。

  7. リールレバーを前に倒し、キャッチが開放したら、レバーを後ろに引いて、「ストップ」に当たるまで倒す。

    Note: レーキが作動中にターフ上で走行を停止しないでください;ターフを破損する恐れがあります。

エンジンの停止手順

  1. スロットルを SLOW 位置にする。

  2. エンジンをアイドル回転させた状態で 60 秒間待つ。

  3. 始動キーを OFF 位置にして抜き取る。.

    Note: 緊急停止する場合には、イグニッションスイッチを OFF 位置にしてください。

レーキの深さを調整する

フレックスチップリールは、レーキの先端がターフの表面にごく軽く触れるが、ターフの中に入らない程度に調整してください。レーキの先端がターフ内部に入り込むような設定をすると、ごみを適切に拾い上げられなくなります。

  1. 平らな場所に駐車する。

  2. レーキが芝草の上部にわずかに接触するように、深さ調整ボルトを回転させて調整する。ブルームの場合には、レーキの場合よりも少しだけ深い調整(ブラシの先端がターフにややはっきりと接触する程度)に調整する。具体的には、ブルームを回転させたときにブルームを横から見て、ブルームとターフとの接触幅が25mm程度になっているようにする(Figure 10)。

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  3. 同様の方法で機体の反対側でも作業を行う。

作業後の洗浄と点検

清掃作業が終了したら、機体を十分に清掃・洗浄してください。ホッパーは自然乾燥させます。清掃が終わったら、機体各部やブロア部分に損傷などが発生していないか、点検してください。これらをきちんと行えば、次回もまた良い状態で使用することができます。

Important: スイーパを長距離にわたって搬送する場合には、移動走行用フックを使ってゲージホイールアームをスイーパのフレームにしっかり固定してください。万一ゲージホイールアームが落下すると、スイーパ本体に破損が発生する恐れがあります。

ヒント

全般

  • まず現場の下見を行い、どの方向へ走行するのが最も良いかを判断する。

    Note: 一直線に走らせるためには、前方に目標を定めて、それに向かって走行させるのが良いでしょう。

  • 長く真っ直ぐに進み、Uターン後も一定のオーバーラップで同じように長く真っ直ぐに戻ってくるようにする。

  • ターフ上で使用すると、フレックスチップリールは、小枝、刈かす、落ち葉、松葉、松ぼっくり、小さいごみ(飲料缶、ビン、紙製の皿など)を拾い上げます。

  • レーキの歯は、柔軟性のあるナイロン製で、簡単に交換することができます。また、硬い障害物に当たってレーキが破損しないように、各歯はスプリングで保護されています。したがって、このナイロン歯でブロンズや石でできたマーカーを傷つけたり、舗装面が傷ついたりすることはありません。

  • また、上記のような構造を持っているために、ターフ面をかるくグルーミングする効果があります。つまり、清掃作業によって芝草が真っ直ぐ均一に立たされるので、その後の刈り込みをきれいに行うことができます。清掃しながら軽い掻き切り動作が行われるので水や栄養分の浸透が良くなり修復作業を減らすことができる。

    Important: ターフを傷つける恐れがありますから、サッチングリールを使用しているときには急旋回をしないでください。

    Important: リールを上昇させたままで回転させ続けないでください。歯がタイヤなどに接触した場合、レーキやタイヤに傷がつく恐れがあります。

  • ホッパーを空にする(ダンプ動作)場合には、テールゲートロープを引きます。

    注意

    この製品は運転席に着席した状態でオペレータの耳の位置での音量が85 dB(A)を超える可能性があります。長時間にわたって使用される場合には、聴覚保護のために、聴覚保護具を着用すること。

保守

Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。

Important: エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンオペレーターズマニュアルを参照してください。

推奨される定期整備作業

整備間隔整備手順
After the first 50 operating hours
  • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。
  • Before each use or daily
  • エンジンオイルを点検する(エンジンが冷えている状態で点検してください。)
  • タイヤ空気圧を点検する。
  • Every 25 hours
  • ベアリングの潤滑を行う。
  • エアクリーナの整備を行う。
  • バッテリー液の量を点検し、バッテリーを清掃します。
  • バッテリーケーブルの接続状態を点検する。
  • Every 100 hours
  • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。(ほこりや砂のひどい場所で使用する場合は、より頻繁に)
  • エンジン外部を清掃する。
  • Every 200 hours
  • エアクリーナのフィルタの整備を行う。
  • 点火プラグを点検する。
  • Every 600 hours
  • エアクリーナのフィルタの整備を行う。
  • 燃料フィルタを交換する。
  • Before storage
  • 30 日間以上にわたって保管するときは、「格納保管」の章の説明にしたがって必要な整備を行なってください。
  • 潤滑

    潤滑

    定期的に、全部のベア リングとブッシュにNo.2汎用リチウム系グリスを注入します。整備時期は、30運転時間ごとですが、機体の洗浄を行った場合には必ずその直後に行ってください。悪条件下(ホコリの多い環境)では毎回グリスアップしてください。ベアリングやブッシュの内部に異物が入ると急激に磨耗が進行します。グリスアップ必要ヶ所は:ゲージホイールのベアリング;リールシャフトのベアリング;インペラシャフトのベアリング;ジャッキシャフトのベアリング;左右のトレーリングアーム
です。

    1. 異物を入れてしまわないよう、グリスフィッティングをきれいに拭く。

    2. グリスガンでグリスを注入する(Figure 11Figure 12Figure 13)。

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      g015269
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    3. はみ出したグリスはふき取る。

    エンジンの整備

    エアクリーナの整備

    エアクリーナのハウジングにリーク原因となる傷がないか点検してください。破損していれば交換してください。吸気部全体について、リーク、破損、ホースのゆるみなどを点検してください。

    エアフィルタの取り外し

    1. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。

    2. エアクリーナのカバーをボディーに固定しているラッチを外す。カバーと容器を分離する(Figure 14)。

      g015273
    3. カバーの内部を圧縮空気できれいに清掃する。

    4. 1次フィルタをゆっくり引き抜くようにしてエアクリーナのハウジングから外す(Figure 14)。

      Note: ハウジングの側面にフィルタをぶつけないように注意すること。

    5. 安全フィルタは、交換するとき以外は外さない。

      Important: 安全フィルタは絶対に洗わないでください。安全フィルタが汚れている場合には、1次フィルタが破損しています。その場合には両方のフィルタを交換してください。

    6. フィルタの外側から照明を当てて1次フィルタの内側を点検し、傷などがないか確認する。フィルタに穴があいているとその部分が明るく見える。破損しているフィルタは捨てる。

    1次エアフィルタの整備

    • 1次エアフィルタが汚れている、曲がっている、または破損している場合には交換する。

    • 1次フィルタは清掃しないこと。

    安全エアフィルタの整備

    Important: 安全エアフィルタは絶対に洗わないでください。安全エアフィルタが汚れている場合には、1次フィルタが破損しています。その場合には両方のフィルタを交換してください。

    フィルタの取り付け

    Important: エンジンを保護するため、必ず両方のエアフィルタを取り付け、カバーをつけて運転してください。

    1. 新しいフィルタの場合は出荷時に破損するなどの傷がついていないか点検する。破損しているフィルタを使用しないこと。

    2. 安全フィルタを交換する場合には、十分に注意しながら、フィルタのボディに挿入する(Figure 14)。

    3. 1次フィルタをゆっくり押し込むようにして安全フィルタの上から取り付ける(Figure 14)。

      Note: 1次フィルタの外側リムをしっかり押さえて確実に装着してください。

      Important: フィルタの真ん中(柔らかい部分)を持たない。

    4. カバーについている異物逃がしポートを清掃する。カバーについているゴム製のアウトレットバルブを外し、内部を清掃して元通りに取り付ける。

    5. 上下方向を確認、upと書いてある方を上に向けてエアクリーナカバーを正しく取り付け、ラッチを掛ける(Figure 14)。

    エンジンオイルとフィルタの交換

    Note: ほこりのひどい場所で使用する場合は、オイルもフィルタもより頻繁な交換が必要です。

    オイルのタイプ:洗浄性オイル(API 規格 SJ, SK, SL, またはそれ以上)

    クランクケースの容量:フィルタを含めて 1.9 リットル

    1. エンジンを始動し、5 分間程度運転する。これによりオイルが温まって排出しやすくなる。

    2. オイルが完全に抜けるように、排出口側がやや低くなるように駐車する。

    3. 駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止し、キーを抜き取る。

    4. オイルドレンの下に廃油受けを置く。ドレンプラグを外して排出されるオイルを回収する(Figure 15)。

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    5. オイルが完全に抜けたら、プラグを取り付ける。

      Note: 廃油はリサイクルセンターに持ち込むなど適切な方法で処分する。

    6. フィルタの下に容器かウェスを置き、オイルを受けられるようにする。

    7. オイルフィルタを外し、フィルタのアダプタガスケットの表面をきれいに拭く。

    8. フィルタの中央の穴から新しいオイルを入れる。オイルがねじ山部分にきたら一旦停止する。

    9. フィルタがオイルを吸収するまで1~2 分間まち、吸収されなかった余分なオイルを出す。

    10. 新しいフィルタのガスケットにオイルを薄く塗る。

    11. アダプタに新しいフィルタを取り付ける。ガスケットがアダプタに当たるまで手でねじ込み、そこから更に 1/2 回転増し締めする。締め付けすぎないように注意すること。

    12. オイルの量を点検する。

    13. ディップスティックのFULLマークに達するまで補給口から残りのオイルをゆっくりと補給する。

    14. キャップを元通りに取り付ける。

    点火プラグの整備

    取り付ける時には電極間のエアギャップを正しく調整しておいてください。取り付け、取り外しには必ず専用のレンチを使い、エアギャップの点検調整にはすきまゲージやギャップ調整工具などを使ってください。必要に応じて新しい点火プラグと交換してください。

    タイプ:Champion RC12YC または同等品エアギャップ:0.76mm

    点火プラグの取り外し

    1. エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛け、キーを抜き取る。

    2. 点火プラグのコードが抜けているのを確認する。

    3. 点火プラグの周囲をきれいにする。

    4. プラグとワッシャを取り外す。

    点火プラグの点検

    1. 中央の電極部を観察する(Figure 16)。絶縁体部がうす茶色や灰色なら適正、碍子が黒くなっているのは不完全燃焼である(エアクリーナの汚れが原因であることが多い)。

      Important: 点火プラグ自身を清掃しないこと。黒い汚れ、電極の磨耗、油膜、亀裂などがある場合は、新しいものと交換する。

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    2. プラグの電極間のエアギャップ(Figure 16)を点検し、

    3. 適正値から外れていれば外側の電極(Figure 16)を曲げて調整する。

    点火プラグの取り付け

    1. 点火プラグを取り付け穴に取り付ける。

    2. 点火プラグを 27 N.m(20 ft-lb = 2.21 kg.m)にトルク締めする。

    3. 点火コードを取り付ける。

    エンジン外部の清掃

    エンジンを適切に冷却できるように、吸気スクリーン、冷却フィンなど、エンジンの外部は常にきれいにしておいてください。

    100運転時間ごとに(非常にほこりの多い悪条件下で運転している場合にはさらに短い間隔で)、ブロアハウジングや冷却シュラウドを取り外して清掃してください。冷却フィンを清掃し、必要に応じて外部の洗浄も行ってください。清掃後は、忘れずに冷却シュラウドを取り付けてください。

    Note: スクリーンが詰まったままの状態や冷却フィンが汚れた状態、冷却シュラウドが汚れた状態などでエンジンを運転すると、オーバーヒートによってエンジンが破損する恐れがあります。

    燃料系統の整備

    燃料フィルタの交換

    Important: 汚れているフィルタを再取り付けするのは絶対にやめてください。

    1. エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。

    2. マシンが冷えるのを待つ。

    3. 燃料フィルタの下に汚れのない容器をおく(Figure 17)。

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    4. 燃料フィルタを燃料ラインに固定しているクランプをゆるめる。

    5. ホースからフィルタを抜き取る。

    6. 燃料ラインに新しいフィルタを取り付け、先ほど外したクランプで固定する。フィルタは、矢印をキャブレター側に向けて取り付けること。

    7. こぼれた燃料はふき取ってください。

    電気系統の整備

    バッテリーの整備

    警告

    バッテリーの電極部や端子などの部分には鉛や鉛含有物質が含まれており、カリフォルニア州では、これらの物質が癌や先天性異常の原因となるとされている。取り扱い後は手を洗うこと。

    危険

    電解液には触れると火傷を起こす劇薬である硫酸が含まれている。

    • 電解液を飲まないこと。また、電解液を皮膚や目や衣服に付けないよう十分注意すること。安全ゴーグルとゴム手袋で目と手を保護すること。

    • 皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できるよう、必ず十分な量の真水を用意しておくこと。

    バッテリーの電解液は常に正しいレベルに維持し、バッテリー上部を常にきれいにしておいてください。高温環境下で保管すると、涼しい場所で保管した場合に比べてバッテリーは早く放電します。

    電解液の量は25 運転時間ごとに点検します。格納中は30 日ごとに点検します。

    各セルへは、蒸留水またはミネラルを含まない水を適正レベルまで補給してください。水を補給するときは上限を超えないように注意してください。

    バッテリー上部はアンモニア水または重曹水に浸したブラシで定期的に清掃してください。 清掃後は表面を水で流して下さい。清掃中はセルキャップを外さないでください。

    バッテリーのケーブルは、接触不良にならぬよう、端子にしっかりと固定してください。

    警告

    バッテリーケーブルの接続手順が不適切であるとケーブルがショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。

    • ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス(黒)ケーブルから取り外し、次にプラス(赤)ケーブルを外す。

    • ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス(赤)ケーブルから取り付け、それからマイナス(黒)ケーブルを取り付ける。

    端子が腐食した場合は、 ケーブルを外し(マイナスケーブルから先に外すこと)、クランプと端子とを別々に磨いてください。磨き終わったらケーブルをバッテリーに接続し(プラスケーブルから先に接続すること)、端子にはワセリンを塗布してください。

    警告

    バッテリーの端子に金属製品やトラクタの金属部分が触れるとショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。

    • バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端子と金属を接触させないように注意する。

    • バッテリーの端子と金属を接触させない。

    走行系統の整備

    タイヤの保守

    タイヤ空気圧を点検する

    前後のタイヤは 1.93bar (0.91kg/cm2 = 28psi)に調整して運転してください。使用前ごとに、空気注入バルブ部(Figure 18)で空気圧を点検してください。

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    タイヤの交換

    1. 水平な場所に駐車する。事故防止のために、交換しない側のタイヤに輪止めを掛ける。

    2. タイヤの後方にあるフレームまたはアクスルシャフト部にジャッキをかけ、タイヤが床面にかろうじて接触している程度までジャッキアップする。

      警告

      タイヤ交換用に使用するジャッキは、少なくとも100kgを持ち上げられるものを使用すること。

    3. タイヤの全部のラグボルトをゆるめ、タイヤを抜き取れる高さまでさらにジャッキアップする。

    4. タイヤの取り付けは、上記と逆の手順で行う。ホイールナットを95~122Nm(9.7~12.4kg.m = 70~90ft-lb.)にトルク締めする。

    ベルトの整備

    ベルトの点検

    Note: ベルトの張りの点検は、上部ベルトガード(Figure 19)を外さずに行えます。何らかの理由でこのベルトガードを取り外す必要がある場合には、ガードをフレームに固定しているボルト、ワッシャ、ナット(各4)を外してください。マシンを運転するときには、必ずカバーを元通りに取り付けてください。

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    インペラ駆動ベルトの点検

    インペラプーリとクラッチプーリ間の中ほど部分で、ベルトを18~22N (1.8~2.3kg = 4~5lbs)程度の力で指で押して点検します。ベルトのたわみが 13mm 程度あれば適正です。たわみが適正でない場合には、「インペラ駆動ベルトの調整」の作業を行ってください。たわみが適正である場合には、そのまま使用を継続できます(Figure 19)。

    ジャッキシャフトベルトの点検

    ジャッキシャフトとクラッチプーリ間の中ほど部分で、ベルトを18~22N (1.8~2.3kg = 4~5lbs)程度の力で指で押して点検します。ベルトのたわみが 6.35mm 程度あれば適正です。たわみが適正でない場合には、「ジャッキシャフトベルトの調整」の作業を行ってください。たわみが適正である場合には、そのまま使用を継続できます(Figure 19)。

    リール駆動ベルトの点検

    リール駆動プーリとアイドラプーリ間の中ほど部分で、ベルトを111~129N (11~13kg = 25~29lbs) 程度の力で指で押して点検します。ベルトのたわみが 6.35mm 程度あれば適正です。たわみが適正でない場合には、「リール駆動ベルトの調整」の作業を行ってください。たわみが適正である場合には、そのまま使用を継続できます。

    ベルトの調整

    インペラ駆動ベルトの調整

    1. エンジン取り付けボルトをゆるめる(Figure 21)。

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    2. ベルト調整ボルトを回して、適切な張りを出す。エンジン固定ボルトを少しだけ締め付ける。エンジンがフレームと並行になるように調整する。エンジン取り付けボルトをさらに、最後まで締め付ける(Figure 22)。

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    3. インペラベルトの調整を行った後は、必ず、ジャッキシャフトベルト(エンジン駆動モデルの場合)またはチェーン(PTO駆動モデルの場合)の調整が必要になります。

    ジャッキシャフトベルトの調整

    1. 上部シュラウドをフレームに固定しているボルト、ワッシャ、ナット(各4)を外す(Figure 19)。

    2. アイドラプーリのブラケットをテンション調整ブラケットに固定しているナットとボルトを外す(Figure 23)。

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    3. アイドラプーリを下に押して適当な張りを出し、アイドラプーリブラケットの穴とテンション調整ブラケットの穴を整列させる。

    4. ボルトとナットを取り付けて調整を固定する。

    5. 上部シュラウドを元通りに取り付ける。

    リール駆動ベルトの調整

    1. アイドラプーリのブラケットをテンション調整ブラケットに固定しているナットとボルト(ブラケットのスロットに入っているボルト)を外す(Figure 24)。

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    2. アイドラプーリを下に押して適当な張りを出し、アイドラプーリブラケットの穴とテンション調整ブラケットの穴を整列させる。

    3. ボルトとナットを取り付けて調整を固定する。

    ゴム製フラップが磨耗したり破損したりしたら交換してください。

    注意

    ゴム製フラップの交換は、平らな床面で、各タイヤに輪止めをかけて行うこと。これを怠ると、人身事故が発生する危険がある。

    1. フラップおよびフラップリテーナ固定しているボルト、ワッシャ、ナット(各10)を外す(Figure 25)。

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    2. 新しいゴム製フラップを取り付けてしっかりと締め付ける。

    1. ボルトとロックワッシャをひとつずつ、取り外しては隣の穴に移す作業を繰り返す(Figure 26)。

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    2. 各ボルトを同じ回転数ずつ回し、ロックが外れるまでこれを繰り返す。ロックが外れたら、プーリをシャフトから抜くことができる。

    1. 固くて平らな場所に駐車する。

    2. ジャッキを下げて、スイーパの前部をできるだけ低くする。

    3. リールを一番高い位置まで上昇させる。

    4. 下部ベルトガードとリール駆動ベルトを外す(Figure 24)。

    5. リールシャフトベアリングをスイーパ左右のリールサポートアームに固定しているボルト、ロックワッシャ、ナット(各2)を外す。フレックスチップリールを地表面まで降下させる。

    6. リールサポートアームを一番高い位置まで上昇させる。

    7. レーキの後部を後ろに引っ張って、機体後部へ引き出す。

    1. リールの一端側から、ボルトとロックナットを外す(Figure 27)。

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    2. リールの反対側の端部からは、ロックナットのみを外す。

    3. エンドプレートからロッドをたたき出す。タブが溶接されていない側の端部から抜き出すこと。

    4. 必要に応じてフィンガープレート(またはロッド)を外して交換する。

    5. フィンガープレートとロッドを整列させ、ロッドをエンドプレートに戻す。

    6. ボルトとロックナットを取り付け、スプリングを取り付ける。

    1. タインリテーナを外し、交換したいタイン(破損しているタイン)を取り外す(Figure 28)。

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    2. 新しいタインを半分に曲げて取り付ける。

    3. タインの曲げ部分にタインブラケットをはめ、ボルトとロックワッシャでしっかりと固定する。

    1. 機体からブラシを取り外す。

    2. ブラシハーフのクランプを、六角レンチでゆるめて外す(Figure 29)。

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    3. ブラシハーフを半分に割り、破損している部分を廃棄する(Figure 30)。

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    4. 新しい部分を取り付け、元通りに左右の端部をクランプで固定する。両端の固定ができたら、残りのクランプを取り付けて締め付けを行う。

    ブロアハウジングの洗浄

    警告

    ブロアハウジングからごみなどを取り出す場合には、人身事故防止のために必ずエンジンを停止し(PTOを解除し)、すべての部分が完全に停止したのを確認してから取り出し作業に移ること。

    1. 特に、アクセスパネルの取り外しは、インペラが完全に停止していることを確認して行うこと。

    2. アクセスプレートを固定している蝶ナット2本をゆるめる(Figure 31)。

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    3. アクセスプレートを開いてごみを除去できるようにする。

    4. ごみの除去がすんだら、アクセスパネルを降ろして蝶ナットで固定する。他のアクセスパネルについても同じ作業を行う。

    保管

    1. 駐車ブレーキを掛け、キーを OFF 位置にして抜き取る。点火プラグとキーを外す。

    2. 機体全体のよごれ落しを行い、特にエンジンなどにたまっている刈りかすやごみを取り除く。特にエンジンのシリンダヘッドや冷却フィン部分やブロアハウジングを丁寧に清掃する。

    3. エアクリーナの整備を行う。

    4. エンジンオイルを交換する。

    5. タイヤ空気圧を点検する。

    6. タインの状態を点検する。

    7. 本機を30 日以上にわたって使用しない場合は、以下の要領で格納前整備を行ってください:

      1. バッテリー端子からケーブルを外し、車体からバッテリーを取り出す。

      2. バッテリー本体、端子、ケーブル端部を重曹水とブラシで洗浄する。

      3. 腐食防止のために両方の端子部にワセリン(Grafo 112X: P/N 505-47)を薄く塗る。

      4. 電極板の劣化を防止するため、60日ごとに24時間かけてゆっくりと充電する。バッテリーの凍結を防止するため、フル充電状態で保管するようにしてください。完全充電したバッテリー液の比重は1.265~1.299 になる。

        警告

        充電中は爆発性のガスが発生する。

        充電中は絶対禁煙を厳守しバッテリーにいかなる火気も近づけない。

      5. 充電終了後は、機体に取り付けて保存しても、機体から外したままで保存してもよい。機体に取り付けて保存する場合は、ケーブルを外しておく。温度が高いとバッテリーは早く放電するので、涼しい場所を選んで保管する。

      6. 石油系のスタビライザ/コンディショナ(燃料品質安定剤)を燃料タンクの燃料に添加する。混合の方法はスタビライザーのメーカーの指示に従う。アルコール系のスタビライザ(エタノール系やメタノール系)は使用しないこと。

        Note: スタビライザは、新しい燃料に添加して常時使うのが最も効果的です。

      7. エンジンをかけて、コンディショナ入りのガソリンを各部に循環させる(5分間)。

      8. エンジンを止め、エンジンが冷えるのを待って、燃料タンクから燃料を抜き取る。

      9. エンジンを再度始動する。チョークを引いて始動し自然停止まで運転する。

      10. チョークを引く。エンジンが掛からなくなるまで、エンジンの掛けっぱなしを繰り返す。

      11. 抜いた燃料は、適切に廃棄処理する。適切なリサイクル処置を講ずる。

        Important: コンディショナ入りのガソリンでも90日間以上の保存はしないでください。

    8. 点火プラグを外して点検する。点火プラグの各取り付け穴から、エンジンオイルをシリンダ内にスプーン2杯程度流し込む。スタータを回してエンジンをクランクさせ、オイルをシリンダ内部に行き渡らせる。点火プラグを取り付ける。ただし点火プラグのコードは外しておく。

    9. 機体各部のゆるみを点検し、必要な締め付けや交換、修理を行う。破損個所や故障個所はすべて修理する。

    10. 機体全体に水を掛けて洗い、乾燥させる。タインを外し、洗ってオイルを塗る。コアリングヘッドのベアリング(クランクとダンパリンク)にはオイルを薄く吹き付ける。

      Important: 機体は中性洗剤と水で洗うことができます。ただし高圧洗浄器は使用しないでください。また、エンジンに大量の水が掛からないように注意してください。

      Note: 機体の洗浄がおわったらエンジンを掛けて2~5分間程度運転してください。

    11. 機体の塗装がはげていればタッチアップ修理をする。ペイントは代理店で入手することができる。

    12. マシンを 2 日間以上にわたって保管する場合には整備用ラッチを取り付けてください。

    13. 汚れていない乾燥した場所で保管する。始動スイッチのキーは必ず抜き取って子供などの手の届かない場所に保管する。

    14. 機体にはカバーを掛けておく。