整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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この製品は、公道以外の場所で主に人や資材を運搬することを目的として製造されている軽量車両です。
この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた適切な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用するのはお客様の責任です。
弊社のウェブサイトwww.Toro.comで、製品の安全な取扱いや運転に関する講習資料、アクセサリ情報の閲覧、代理店についての情報閲覧、お買い上げ製品の登録などを行っていただくことができます。
整備について、また純正部品についてなど、分からないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマーサービスにおたずねください。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。図 1 にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメモしておきましょう。
Important: シリアル番号デカルについている QR コード(無い場合もあります)をモバイル機器でスキャンすると、製品保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。
この説明書では、危険についての注意を促すための警告記号(図 2)を使用しております。これらは死亡事故を含む重大な人身事故を防止するための注意ですから、必ずお守りください。
この他に2つの言葉で注意を促しています。重要「重要」は製品の構造などについての注意点を、注はその他の注意点を表しています。
この製品は、関連するEU規制に適合しています; 詳細については、DOC シート(規格適合証明書)をご覧ください。
カリフォルニア州
第65号決議による警告
カリフォルニア州では、ディーゼルエンジンの排気には発癌性や先天性異常などの原因となる物質が含まれているとされております。
カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレスタが装着されていること、エンジンに対して森林等の火災防止措置をほどこされていることが義務づけられており、これを満たさない機械は、第4442章または4443章違犯となります。
詳細については、マシンに同梱されているエンジンメーカーからの情報をご参照ください。
不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、人身事故につながります。事故を防止するため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識のついている遵守事項は必ずお守りください(図 2)。注意、警告、および危険 の文字は、人身の安全に関わる注意事項を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生することがあります。
この機械は SAE B2258 - 要求に準拠して設計されています。
この機械は人身事故を引き起こす能力がある。重大な人身事故を防ぐため、すべての注意事項を厳守してください。
この機械は本来の目的から外れた使用をすると運転者本人や周囲の人間に危険な場合があります。
エンジンを始動する前に必ずこのオペレーターズマニュアルをお読みになり、内容をよく理解してください。この製品を使用する人すべてが製品を良く知り、警告の内容を理解してください。
この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってください。運転中は運転操作に集中してください;注意散漫は事故の大きな原因となります。
機械の可動部の近くには絶対に手足を近づけないでください。
ガードなどの安全保護機器が正しく取り付けられていない時は、運転しないでください。
周囲の人や動物を機械から十分に遠ざけてください。
作業場所に子供を近づけないでください。子供に運転させないでください。
整備や給油などを行う前には、必ず車両を停止させ、エンジンを切り、キーを抜き取ってください。
間違った使い方や整備不良は負傷などの人身事故につながります。事故を防止するため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識のついている遵守事項は必ずお守りください:注意、警告、および危険 の文字は、人身の安全に関わる注意事項を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生する恐れがあります。
このマニュアルの他の場所に書かれている注意事項も必ずお守りください。
以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 |
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
バッテリーケーブルの接続手順を間違うとケーブルがショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
必ず、バッテリーのマイナス(黒)ケーブルを外してから、プラス(赤)ケーブルを外すこと。
接続する時は必ずプラス(赤)ケーブルから取り付ける。
初めてエンジンを作動させる前と後に、エンジンオイルの量を点検する;エンジンオイルの量を点検するを参照。
初めてエンジンを作動させる前に、ブレーキオイルの量を点検する;ブレーキオイル量の点検 を参照。
初めてエンジンを作動させる前に、トランスアクスルオイルの量を点検する;トランスアクスルオイルの量を点検する を参照。
タイヤ空気圧を点検する; タイヤ空気圧を点検するを参照。
ブレーキの性能を最大限に発揮させるために、使用前にブレーキの「慣らし掛け」を行ってください。
フルスピードで走行してブレーキを掛け、タイヤをロックさせないで急停車する。
これを10回繰り返す。ブレーキがオーバーヒートしないように停止と停止の間に1分間の間隔を空ける。
Important: 車両に 227kg を積載しておくと最も効果的です。
この作業に必要なパーツ
オペレーターズマニュアル | 1 |
エンジンマニュアル | 1 |
登録カード | 1 |
PDI(納品前検査票) | 1 |
品質検査証明書 | 1 |
キー | 2 |
オペレータズマニュアル やエンジンマニュアルをよくお読みください。
登録カードに記入する。
納品前検査証明書の必要個所にご記入ください。
品質検査証明書をご確認ください。
アクセルペダル(図 7)は、車両の走行速度を調整するペダルです。アクセルペダルを踏み込むと走行を開始します。 ペダルをさらに踏み込むと走行速度が上がります。ペダルから足を離すと走行を停止し、エンジンが停止します。
Note: 最高速度(前進時)は 26 km/h です。
ブレーキペダル(図 7)は、車両を減速させたり停止させるのに使用します。
ブレーキが摩耗したり正しく調整されていなかったりすると人身事故を起こす危険がある。
ブレーキペダルを一杯に踏み込んだ時にペダルと運転台の床との距離が 25 mm 以下となるようなら調整または修理が必要です。
ギアシフトセレクタは左右の座席の間、駐車ブレーキレバーの下にあります。ギアシフトセレクタには3つの位置があります: 前進、後退、ニュートラルです(図 6)。
Note: どの位置でもエンジンの始動が可能です。
Important: ギア位置を変更するときには必ず車両を停車してください。
ホーンボタンはダッシュボードの左下コーナー部にあります(図 8)。押すと警笛が鳴ります。
ライトスイッチ(図 8)ヘッドライトの点灯と消灯を行います。スイッチを上にするとヘッドライトが点灯します。スイッチを下にするとヘッドライトが消灯します。
アワーメータは、左側コントロールパネルにあって本機の稼働時間を積算表示します。図 8アワーメータは始動スイッチをON位置に回すと始動し、エンジンが回転している間作動を続けます。
バッテリー警告灯(図 8)は、エンジンを始動する時に数秒間点灯し、その後、エンジンが回転中は消灯しているのが正常です。エンジンが作動しているのランプが消えない場合は、オルタネータ、バッテリーあるいは電気系統のどこかに異常があります。
エンジンオイル圧警告灯(図 8)は、エンジンオイルの圧力が危険域に低下すると点灯します。このランプが点灯したままのときはエンジンを止め、オイル量を点検してください。そして必要に応じてオイルを補給してください;エンジンオイルの量を点検するを参照。
Note: このランプが点滅する場合がありますが、これは正常な状態ですので処置は不要です。
エンジン温度警告灯(図 8)は、冷却液の温度が高くなりすぎてこれ以上エンジンの運転を続けることができなくなる(エンジンがオーバーヒートしている)時に点灯します。ランプが点灯したらエンジンを停止させて、機体が冷えるのを待ってください。冷却液の量と、ファンベルト、水ポンプベルトを点検してください。冷却液タンクの液量が不足している場合は補充し、ベルトが摩耗、破損、滑りなどしている場合は交換してください。
Important: 以上で問題が解決しない場合には、代理店へご連絡ください。
グロープラグインジケータランプ(図 8)は、グロープラグが作動中に赤く点灯します。
Important: 始動スイッチが START位置に戻ってからさらに15秒間、グロープラグインジケータが点灯します。
キースイッチ(図 8)はエンジンの始動と停止を行うスイッチです。
始動キーには3つの位置があります:OFF、ON、STARTです。キーを右に回してON位置にすると、グロープラグが作動を開始します。グロープラグランプが消えたら、キーを右側のSTART 位置まで回す。エンジンが始動したらキーを左側の RUN 位置に回す。
キーを OFF 位置に回せばエンジンは停止します。
電動アクセサリ用に電源ソケット(図 8)から12 Vの電源をとることができます。
燃料計(図 9)は機体左側、燃料タンクのキャップの横にあります。燃料タンクに残っている燃料の量を表示します。
助手席用の手すりと腰部ガードが、ダッシュパネルの右側と各座席の外側についています(図 10)。
Note: 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。
ベース重量 | 乾燥重量 590kg | |
定格容量(平坦路面の場合) | 総重量 749kg(オペレータおよび助手席乗員の体重をそれぞれ 90.7kg とし、積載物、トレーラトング重量、トレーラの総重量、アクセサリの重量を含む) | |
最大車両重量(平坦地で) | 1,341 kg(上記重量を全て含む) | |
最大積載量(平坦路面の場合) | 567kg (トレーラトング重量とトレーラの総重量を含む) | |
牽引能力 | ||
標準ヒッチ | トングの最大重量は 45 kg;トレーラの最大重量は 363 kg | |
ヘビーデューティーヒッチ | トング重量は 45 kg;トレーラの最大重量は 544kg | |
全幅: | 150 cm | |
全長 | 299 cm | |
地上高 | 25.4 cm(車両前部:乗員や荷物を乗せない); 18 cm(車両後部:乗員や荷物を乗せない) | |
ホイールベース | 205.7 cm | |
トレッド(センターライン間) | 124.5 cm(前)、120 cm(後) | |
荷台長さ | 116.8 cm(内法) 132.7 cm(外側寸法) | |
荷台幅 | 124.5 cm(内法) 150 cm(外側寸法:フェンダの外側で計測) | |
荷台高さ | 25.4 cm(内法) | |
最高速度 | 26 km/h | |
エンジン速度(調整不能) | ローアイドル:1,250-1,300rpm;ハイアイドル:3,420-3,520rpm |
トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。詳細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください;弊社のウェブサイト www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとアクセサリをご覧になることができます。
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対に運転や整備をさせないでください。地域によっては機械のオペレータに年齢制限を設けていることがありますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ全員にトレーニングを受講させる責任があります。
各部の操作方法や本機の正しい使用方法、警告表示などに十分慣れ、安全に運転できるようになりましょう。
手すりのついている場所以外に人を乗せないでください。
エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。
車両についている手すりの数を超える人数を乗せないでください。
安全装置やステッカー類が所定の場所あることを確認してください。機能しない安全装置はすべて交換、読めないステッカーはすべて貼り替えてください。これらが正しく機能しない時には機械を使用しないでください。
燃料の取り扱いに際しては安全に特にご注意ください。燃料は引火性が高く、気化すると爆発する可能性があります。
燃料取り扱い前に、引火の原因になり得るタバコ、パイプなど、すべての火気を始末してください。
燃料の保管は必ず認可された容器で行ってください。
エンジン回転中などエンジンが高温の時には、燃料タンクのふたを開けたり給油したりしないでください。
締め切った場所では燃料の補給や抜き取りをしないでください。
ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容器を保管・格納しないでください。
燃料がこぼれたら、エンジンを始動せずにマシンを別の場所に動かし、気化した燃料ガスが十分に拡散するまで引火の原因となるものを近づけないでください。
毎日の運転前に、に記載されている「使用ごと/毎日の点検整備」を行ってください。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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タイヤ空気圧の仕様: 0.55-1.03 bar (0.6-1.5 kg/cm2 = 8-22psi)
Important: ただし、タイヤメーカーが指定している最大値(タイヤ側面に記載されています)を超えないでください。
Note: 適性空気圧は、車両に積載する重量によって変わります。
タイヤ空気圧を点検する。
Note: タイヤ空気圧の適正範囲は、前後のタイヤとも 0.55-1.03 bar (0.56-1.54 kg/cm2=8-22 psi)です。
空気圧が低い ほうが踏圧が低くなり、乗り心地も良く、タイヤ跡も残りにくくなりますが、
積載する重量が大きいときや、高速で走行する場合にはタイヤ空気圧を高めに設定してください。
必要に応じタイヤに空気を入れるか抜くかして適正圧に調整してください。
セタン価 40 以上の、新しいきれいなディーゼル燃料を使用してください。燃料の劣化を防止するため、30日間程度で使いきれる量を購入するようにしてください。
気温が -7°C 以上では夏用燃料(2号軽油)を使用しますが、気温が -7°C 以下の季節には冬用燃料(1号軽油または1号と2号の混合)を使用してください。低温下で冬用ディーゼル燃料を使うと、発火点や流動点が下がってエンジンが始動しやすくなるばかりでなく、燃料の成分分離(ワックス状物質の沈殿)によるフィルタの目詰まりを防止できるなどの利点があります。
気温が -7°C 以上の季節には夏用燃料を使用する方が、燃料ポンプの寿命を延ばします。
Important: 絶対に、灯油やガソリンをディーゼル燃料の代わりに使わないでください。この注意を守らないとエンジンが破損します。
燃料タンク容量:26.5 リットル
燃料タンクのキャップの周囲をきれいに拭く。
燃料タンクのキャップを取る(図 12)。
タンクの天井(給油口の根元)から約 25 mm下まで燃料を入れ、キャップをはめる。
Note: 燃料を入れすぎないでください。
燃料タンクのキャップをしっかりとはめる。
こぼれた燃料はふき取る。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 100 時間 |
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新しい車両の性能がフルに発揮され永くお使いいだけるよう、以下のガイドラインを守ってください。
ブレーキの慣らし掛けができていることを確認する;ブレーキの慣らし掛けを行うを参照。
エンジンオイルその他の液類の量を定期的に点検する。車両そのものや、車両を構成している機器が過熱していないか注意を払う。
エンジンが冷えている時には、始動後 15 秒間程度のウォームアップを行う。
Note: 寒い日に運転する場合には十分にエンジンをウォームアップしてください。
意識的に速度を変えながら走行する。急発進や急停止をしない。
エンジンオイルの初期交換は不要。初期オイルには通常のエンジンオイルを使用している。
初期整備については 始業点検表を参照する。
前サスペンションの位置を定期的に点検し、必要に応じて調整を行う;前輪のトーインとキャンバの調整を参照。
オーナーやオペレータは自分自身や他の安全に責任があり、オペレータやユーザーの注意によって物損事故や人身事故を防止することができます。
座席以外の場所に人を乗せないでください。荷台に人を乗せないでください。作業場所から人や動物を十分に遠ざけてください。
作業にふさわしい服装をし、安全めがね、長ズボン、頑丈で滑りにくい安全な靴、および聴覚保護具を着用してください。長い髪は束ねてください。垂れ下がるような装飾品は身に着けないでください。
疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂取した時は運転しないでください。
屋外または換気のよい場所以外では本機を運転しないこと。
アタッチメントに過負荷を掛けないでください。また、車両総重量(GVW)の範囲内で使用してください。
重い荷を積んで運転するときは、安全に十分注意してください。積載重量が大きいほど停止や旋回が難しくなります。
また、荷台からはみ出すように積載した場合も、車両の安定性が損なわれます。
液体タンクなど、車両に固定するのが難しいものを搭載している時はハンドリング、ブレーキング、車両の安定性に影響が出ます。
エンジンを掛ける前に、トランスミッションがニュートラルであること、駐車ブレーキが掛かっていることを確認し、運転席に着席してください。
運転中は必ず全員が着席してください。可能な限り両手でハンドルを握り、助手席の人は必ず手すりを握ってください。また、手足を車外に出さないようにしてください。
運転は良好な視界のもとで行ってください。隠れた穴、わだち、盛り上がり、石などの見えない障害に警戒を怠らないでください。不整地では機体が転倒する可能性があります。深い芝生に隠れて障害物が見えないことがあります。見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障害物の近くでは安全に十分注意してください。
頭上の危険物に注意し、低く垂れ下がった木の枝、門、歩道橋などの下を通り抜けるときは安全を必ず確認してください。
バックするときには、足元と後方の安全に十分な注意を払ってください。
段差や溝、大きく盛り上がった場所の近くなどで運転しないでください。万一車輪が段差や溝に落ちたり、地面が崩れたりすると、機体が瞬時に転倒し、非常に危険です。
この車両で公道上を走行する場合には、各地域の法令などに従い、また、ヘッドライド、方向指示器、低速走行車両表示など、定められたアクセサリを必ず装備してください。
万一、機体に異常な振動を感じたら、直ちに運転を中止し、エンジンを止め、本機の全ての動作が停止するのを待ち、それから点検にかかってください。破損部は必ず修理・交換してから運転するようにしてください。
不整地、ラフ、凹凸のある場所、縁石の近く、穴の近くなど路面が一定でない場所では必ず減速してください。また、そのような場所を走行する場合には、積荷を減らしてください。車体が揺れると重心が移動し、運転が不安定になります。
路面がぬれているときは、車両の停止距離が長くなります。ブレーキが濡れて利かなくなった、平らな場所で、ブレーキペダルを軽く踏み込んだまましばらく低速で運転しましょう。
路面の状態が急に変化するとハンドルが突然回転し、手や腕にけがをする場合があります。走行速度を落とし、ハンドルは円周部をやわらかく握り、両親指をスポークに引っ掛けないようにハンドルを保持しましょう。
荷台を外して運転する時にも、走行速度を落としてください。車両後部が軽いとブレーキを掛けたときに後輪がロックしやすくなり、ロックすると車両を制御できなくなって危険です。
エンジン回転中や停止直後は、エンジン本体、トランスミッション、マフラー、排気管などに触れると火傷の危険がありますから手を触れないでください。
エンジンの掛かっているマシンからは離れないでください。
運転位置を離れる前に:
平らな場所に停車してください。
駐車ブレーキを掛ける。
荷台を降下させる。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
落雷の危険がある時には運転しないでください。
弊社(Toro® カンパニー)が認めた以外のアクセサリやアタッチメントを使用しないでください。
Note: この車両用のアクセサリとして、2 柱式 ROPS (横転保護バー)があります。段差や小川、池、の近くを走行したり、ラフや法面、不整地に乗り入れることが多い場合には、ROPS を取り付けてください。詳細については弊社代理店におたずねください。
斜面はスリップや転倒などを起こしやすく、これらは重大な人身事故につながります。
各斜面の実地調査を行い、乗り入れて良い斜面、乗り入れてはいけない斜面を決めておくようにしましょう。この調査においては、常識を十分に働かせてください。
斜面での作業に自信が持てない時は、作業を行わないでください。
斜面では動作も運転操作もゆっくりと行うことが原則です。走行速度や走行方向を突然変えないでください。
ぬれた場所での運転は避けてください。走行できなくなる可能性があります。タイヤが走行力を維持していても転倒する場合があります。
斜面ではまっすぐに上るか下るかしてください。。
坂を登りきれないと感じた時は、ゆっくりとブレーキを踏み、バックで、まっすぐに ゆっくりと下がってください。
斜面を登りながらや下りながらの旋回は危険です。斜面で旋回しなければいけないときは、十分に減速し、慎重に操作してください。
車両重量が大きいときは斜面での安定が悪くなります。斜面で運転する時や重心の高いものを積んで走る時には重量をなるべく軽くし、速度を落として運転してください。荷台に資材を積む場合には、荷崩れを起こさないようにしっかりと固定してください。荷崩れしやすいもの(液体、石、砂など)は十分に注意してください。
斜面での発進・停止・旋回は避けてください。特に荷を積んでいる場合はこの注意を守ってください。下り坂では平地に比べて停止に長い距離が必要になります。斜面で停止しなければならない場合には、転倒の危険を避けるために急停止や急な速度変更をしないでください。バックで斜面を下っているときに急ブレーキを掛けないでください。後方に転倒する危険があります。
荷台に荷物を積んで運転するときや、トレーラなどの牽引を行う場合、またこれらを同時に行う場合には、定格総積載重量(GWV)を守ってください;仕様を参照。
また、荷物は荷台に均等に積んで、車両の安定性を確保してください。
ダンプする時には、後方に人がいないことを確認してください。
斜面を横切るように駐車した状態では、ダンプ操作をしないでください。重心の急変により車両が転倒する危険があります。
上昇させた荷台が万一落下すると、荷台の下にいる人に非常に危険である。
荷台の下で作業する時は、必ず支持棒で荷台を支えておく。
荷台の下で作業するときは荷台を空にしておく。
荷台を上昇させたままで走行すると転倒の危険が増大する。また、荷台を上昇させたままで走行すると荷台が破損させる可能性もある。
運転する時は必ず荷台を下げておく。
ダンプ操作を終えたら必ず荷台を下げるようにする。
荷台の後部に積荷が集中していると、ラッチを開けた際に荷台が急に開いて周囲の人間がけがをする恐れがある。
積荷はできる限り荷台の中央に載せる。
ラッチを開放する際には、荷台を手でしっかりと押さえ、荷台に寄りかかっている人間や荷台のすぐ後ろに人がいないことを確認する。
整備のために荷台を上昇させる際には、荷台から積荷をすべて降ろす。
テールゲートを開いて砂、砂利、木材チップなどの資材を降ろした後は、テールゲートの蝶番部分にこれらの資材が残っている場合があります。テールゲートを閉める前に、以下のことを行ってください。
蝶番部分に残っている砂などを手で除去する。
テールゲートを 45°程度の角度にする(図 16)。
この位置から、テールゲートを小刻みに前後に振るように数回往復させる(図 16)。
Note: この動作によって蝶番部分からさらに砂などが除去されます。
テールゲートを元のように開いて、蝶番部分に砂などが残っていないかチェックする。
蝶番部分に残っている砂などが完全になくなるまで、ステップ 1 - 4 を繰り返す。
テールゲートを立てて閉じ、ロックフランジ(テールゲート側)がテールゲートポケット(荷台側)と面一になるようにする(図 15)。
Note: テールゲートを前後に動かして、ロックフランジ(テールゲート側)をテールゲートフランジの間にある縦溝に合わせる。
荷台の背部まで、テールゲートを下げる(図 15)。
Note: この状態で、テールゲートのロックフランジは、荷台のテールゲートフランジによって完全に固定される。
Important: エンジンの押しがけや引きがけをしないでください。
運転席に座り、キースイッチにキーを差し込み、ブレーキを踏み、キーを右回しに ON 位置まで回す。
Note: この時、後退アラームを装備している車両で、ギアが後退にセットされている場合には、ブザーがなってそれを知らせます。
グロープラグランプが消えたら、キーを右側のSTART 位置まで回す。
エンジンが始動したらキーを左側の RUN 位置に回す。
駐車ブレーキを解除する。
Important: 斜面で停止するときは、ブレーキで完全停止後、駐車ブレーキを掛けて車両を固定してください。アクセルペダルで車両を斜面に停止させておくと車両が破損する恐れがあります。
アクセルペダルから足を離す。
ゆっくりとブレーキペダルを踏み込んでブレーキを掛けて車両を完全に停止させる。
Note: 停止距離は積荷や走行速度などの条件によって異なります。
平らな場所に駐車する。
駐車ブレーキを掛ける。
キーを OFF 位置にして抜き取る。
荷台に資材を積み込んだ状態で運転する場合には、以下の注意点を守ってください:
荷台に資材を積み込みや資材の搬送運転には、以下の注意点を守ってください:
荷台に積むことのできる重量を守ってください。これらについては、仕様に記載してあります。また、車両最大定格総重量は機体の銘板に表示してあります。
Note: 積荷などの定格値は、平地での使用についての数字ですからご注意ください。
傾斜地や不整地で資材の運搬を行う場合には、通常よりも積荷を減らしてください。
また、背の高い資材を運ぶとき(および袋入りの肥料を荷台に積み上げて運ぶときなどのように車両全体の重心が高くなるような積荷を積んでいる場合)にも、積荷を減らしてください。積荷はできるだけ低く積んでください。積荷によって後方の視界がさえぎられないようにしてください。
荷の重心が荷台の中央にくるように荷台は以下のように使用してください:
荷重を荷台の左右にバランスよく配分してください。
Important: どちらかに片寄った積み方をすると転倒事故を起こす危険が高くなります。
荷台の前後方向にも重量をバランスよく配分してください。
Important: 後輪の車軸よりも後ろに荷物を積みすぎると前輪に掛かる荷重が小さくなり、ハンドルの効きが悪くなるだけでなく、最悪の場合後ろのめりに転倒します。
荷台からはみ出るような積み方しかできない場合には、運転に十二分に注意してください。特に、そのような荷物を積んだ結果として車両全体の重心が車両の中心にない場合には非常に慎重な運転が必要です。
可能な限り、積荷はロープで縛るなどして荷台に確実に固定してください。
大きなタンクに液体を入れて運ぶとき(例えば薬剤散布の場合など)は、上り坂や下り坂に特にご注意ください。また走行速度を急に変えない、急発進・急ブレーキをしないでください。
荷台の容量は 0.37 m3です。荷物の種類によっては荷台に一杯に積むと積載オーバーになりますから注意が必要です。
積荷の種類と重量との関係については以下の表を参照してください:
資材名 | 密度 | 荷台の最大積載量(平坦路面の場合) |
砂利, 乾燥 | 1,522 kg/m3 (43.09 kg/ft3) | 満載 |
砂利, ぬれた状態 | 1,922 kg/m3 (54.43 kg/ft3) | 荷台に3/4 |
砂, 乾燥 | 1,442 kg/m3 (40.82 kg/ft3) | 満載 |
砂, ぬれた状態 | 1,922 kg/m3 (54.43 kg/ft3) | 荷台に3/4 |
木材 | 721 kg/m3 (20.41 kg/ft3) | 満載 |
バーク | <721 kg/m3 (<45 lb/ft3) | 満載 |
土嚢 | 1,602 kg/m3 (100 lb/ft3) | 荷台に3/4(おおよそ) |
閉めきった場所に本機を保管する場合は、エンジンが十分冷えていることを確認してください。
ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容器を保管・格納しないでください。
マシン各部が良好な状態にあり、ボルトナット類が十分にしまっているか常に点検してください。
摩耗、破損したり読めなくなったステッカーは交換してください。
トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすときには安全に十分注意してください。
機械をトレーラやトラックに積み込む際には、機体と同じ幅のある歩み板を使用してください。
車体が落下しないように確実に固定してください。
ロープがけポイントについては図 17 と 図 18 を参照してください。
Note: トレーラに載せる場合は前進方向に向けて積み込んでください。前向きに載せられない場合、搬送中にフードが外れる危険がありますので、ワークマンのフードをロープなどでフレームにしっかりと固定するか、フードを外して別送するかしてください。
トレーラで移送中、ワークマンの座席がゆるいと、座席が落下する可能性があり、道路交通上非常に危険である。
車両を搬送する時は、座席を外すか、座席シュラウドにあるカップリングにしっかりと固定しておくこと。
緊急時には、短距離に限り、マシンを牽引または押して移動することができますが、この方法は緊急用以外には使用しないでください。
牽引時の速度が速すぎると、ハンドル操作ができなくなって人身事故となる危険がある。
牽引速度は時速 8 km/h 以下を厳守すること。
Note: パワーステアリングが効きませんのでハンドル操作は重くなります。
牽引作業は二人で行います。 移動距離が長くなる場合は、トラックやトレーラに積んで移送してください;トレーラを牽引する場合を参照。
ワークマンでトレーラやアタッチメントを牽引することができます。 この車両用の牽引ヒッチを販売しています。くわしくはトロ社代理店にご相談ください。
ワークマン自体やトレーラ自体が過積載にならないように注意してください。 どちらかひとつでも過積載状態では、車両の性能が十分発揮できないばかりか、ブレーキ、車軸、トランスアクスル、モータ、ハンドル機構、サスペンション、ボディー構造、タイヤ等を破損する場合もあります。
必ず積載重量の60%をトレーラの前側に振り分けてください。 これにより、ヒッチプレートに掛かる負荷がトレーラの総重量(グロス)の約10%となります。
牽引するときには、ある程度の重量物を必ず荷台に積載してブレーキ性能を確保してください。但し車両総重量やトング総重量を超えないでください。
トレーラを牽引した状態で斜面に駐車しないでください。 どうしても斜面に駐車する必要がある場合には、駐車ブレーキを掛け、トレーラに車止めをかけてください。
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
Note: www.Toro.com から、この機械に関する配線図と油圧回路図をダウンロードすることができます。弊社ホームページからマニュアルへのリンクをご活用ください。
Important: エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。
適切な保守整備を行わないと車両が故障・破損したり、搭乗者や周囲の人間まで巻き込む人身事故を起こす恐れがある。
マニュアルに記載された作業を行って、マシンをいつも適切な状態に維持することが重要である。
許可を受けた有資格者以外には保守、修理、調整、点検などの作業をさせないでください。
作業場には危険物を置かぬようにし、また、防火機 器を備えること。燃料やバッテリー液、オイルなどの点検に裸火を使用しないこと。
ガソリンや溶剤を使ってパーツ(部品)を洗浄する時には必ず密閉型の洗浄容器を使うこと。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用開始後最初の 8 時間 |
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使用開始後最初の 50 時間 |
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使用開始後最初の 100 時間 |
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使用するごとまたは毎日 |
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100運転時間ごと |
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150運転時間ごと |
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200運転時間ごと |
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300運転時間ごと |
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400運転時間ごと |
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800運転時間ごと |
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1000運転時間ごと |
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1年ごと |
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点検項目 | 第週 | ||||||
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
ブレーキと駐車ブレーキの作動状態。 | |||||||
ギアシフト/ニュートラルの操作。 | |||||||
燃料残量を確認する。 | |||||||
エンジンオイルの量を点検する。 | |||||||
トランスアクスルオイルの量を点検する。 | |||||||
エアフィルタを点検する。 | |||||||
エンジンの冷却フィンを点検する。 | |||||||
エンジンから異常音がないか. | |||||||
運転操作時の異常音 | |||||||
タイヤ空気圧を点検する。 | |||||||
オイル漏れがないか点検する。 | |||||||
計器類の動作。 | |||||||
アクセルの作動状態を点検する。 | |||||||
各グリス注入部のグリスアップを行う。 | |||||||
塗装傷のタッチアップを行う。 |
Important: 以下のような条件で使用する場合には、保守間隔を通常の半分に短縮し、より頻繁な整備を行ってください:
砂漠、荒れ地での使用
酷寒地(気温10℃以下)での使用
トレーラ作業
非常にほこりの多い条件下での頻繁な使用
建設現場での使用
泥、砂、水などの悪条件下で長時間使用した場合は、直後にブレーキの洗浄と点検を行う。これにより無用な摩耗を防止することができる。
適切な訓練を受けていない人には機械の整備をさせないでください。
車両の整備や調整を行う時には、まず平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させ、車両が不用意に作動できないように、キーを抜き取ってください。
荷台の下で作業するときは荷台を空にしておくこと。
荷台の下で作業する時は、必ず支持棒で荷台を支えておくこと。
必要に応じ、ジャッキスタンドなどで機体を確実に支えてください。
機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が掛かっている場合があります。取り外しには十分注意してください。
整備中に、車両搭載のバッテリーを充電しないでください。
ボルト、ナット、ねじ類は十分に締めつけ、常に機械全体の安全を心掛けてください。
火災防止のため、エンジンの周囲に、余分なグリス、草や木の葉、ほこりなどが溜まらないようご注意ください。
可能な限り、エンジンを回転させながらの整備はしないでください。可動部に近づかないでください。
エンジンを回転させながら調整を行わなければならない時は、手足や頭や衣服をローラや可動部に近づけないように十分ご注意ください。周囲に人を近づけないこと。
オイルや燃料がこぼれた場合はふき取ってください。
駐車ブレーキは、頻繁に動作点検を行ってください。必要に応じて調整や整備を行ってください。
各部品が良好な状態にあり、ボルトナット類が十分にしまっているか常に点検してください。擦り切れたり破損したりしたステッカーは貼り替えてください。
安全装置の作動を妨げるようなことや、安全装置による保護を弱めるようなことは絶対にしないでください。安全装置が適切に作動するかを定期的に点検してください。
ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を上げないでください。Toro正規代理店でタコメータによるエンジン回転数検査を受け、安全性と精度を確認しておきましょう。
大がかりな修理が必要になった時や補助が必要な時は、Toro 正規代理店にご相談ください。
いつも最高の性能を維持するために、必ずトロの純正部品をご使用ください。他社の部品やアクセサリを使用すると危険な場合があります。機体の改造を行うと、機械の挙動や性能、耐久性などが変化し、そのために事故が起きる可能性があります。このような使い方をすると Toro® の製品保証が適用されなくなります。
平らな場所に駐車する。
駐車ブレーキを掛ける。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
荷台を空にして上昇させる;荷台の操作を参照。
ジャッキアップされている車体は不安定である。 万一ジャッキが外れると、下にいる人間に大怪我を負わせる危険が大きい。
ジャッキアップした状態では車両を始動しない。
車両から降りる時は必ずスイッチからキーを抜いておく。
ジャッキなどで浮かせた車両には輪止めを掛ける。
床から車両を浮かせたら必ずジャッキスタンドで支える。
Important: 保守整備のためにエンジンを掛ける場合には、車両後部をジャッキアップする必要があります;後アクスルにジャッキを掛け、25 mm 程度ジャッキアップしてください。
整備間隔 | 整備手順 |
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300運転時間ごと |
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グリスの仕様: Mobilgrease XHP™-222
機体の前部を持ち上げてジャッキスタンドで支える。
ホイールをハブに固定しているラグナット(4個)を外す(図 24)。
ブレーキアセンブリ用のブラケットをスピンドルに固定しているフランジヘッドボルト(⅜" x ¾")を外してスピンドルからブレーキを取り外す (図 25)。
Note: ブレーキアセンブリを確実に支持してから次の工程に進んでください。
ハブからダストキャップを取る(図 26)。
スピンドルとスピンドルナットから、コッターピンとナットリテーナを外す(図 26)。
スピンドルからスピンドルナットを外し、スピンドルからハブ&ローラアセンブリを取り出す (図 26 と 図 27)。
スピンドルをウェスできれいに拭く。
マシンの反対側のハブとロータについても 1から7 の作業を行う。
ハブから外側のベアリングとベアリングレースを取る(図 28)。
ハブから、シール、内側のベアリングを外す(図 28)。
シールをきれいに拭いて摩耗や破損がないか点検する。
Note: シールの洗浄には溶剤を使用しないでください。過度な磨耗や破損が見られた場合はシールを交換する。
ベアリングとレースをきれいに拭いて摩耗や破損がないか点検する。
Note: 摩耗・破損しているパーツはすべて交換してください。ベアリングとレースの水気や汚れを完全に取り除いてください。
ハブについているグリス、ごみなどをきれいに取り除く(図 28)。
ベアリングに所定のグリスを詰める。
キャビティの50-80 %程度にグリスを詰める(図 28)。
ハブの内側に内側ベアリングを取り付け、シールをはめる(図 28)。
もう一方のハブにも、ステップ1-8の作業を行う。
スピンドルに所定のグリスを薄く塗る(図 29)。
ハブとロータをスピンドルに取り付ける。ロータを内側にすること(図 29)。
スピンドルに外側ベアリングを取り付けてレースにはめる(図 29)。
スピンドルにタブワッシャを取り付ける(図 29)。
スピンドルにスピンドルナットを取り付け、ハブを回しながらナットを締めつける(図 29)。
Note: ナットを締め付け、ベアリングが完全に着座してハブのガタが完全になくなるまでスピンドルを回す。
ハブが自由に回転できるところまでスピンドルをゆるめる。
そして、ハブを回転させながら、スピンドルナットを 1.7N·m (0.17kg.m = 15in-lb)にトルク締めする。
ナットの上からリテーナを取り付け、リテーナのスロットとスピンドルのスロットが整列しているかどうか確かめる(図 30)。
Note: スロット同士が整列していない場合は、スピンドルナットを締めて整列させてください。ただし、その時の最大トルクが 2.26N·m (0.23kg.m = 20in-lb)を超えないようにしてください。
コッターピンを取り付け、ピンの足をリテーナに巻き付けるように曲げる(図 30)。
ハブにダストキャップを取り付ける(図 30)。
マシンの反対側のハブとロータについても 1から10 の作業を行う。
フランジヘッドボルト(⅜" x ¾")2本をきれいに拭き、ねじ山に固着防止剤を塗る。
ブレーキパッドをロータのそれぞれの側に合わせ(図 25)、キャリパブラケットの穴と、スピンドルフレームのブレーキ取り付け部の穴を整列させる(図 29)。
キャリパブラケットをスピンドルに組み付ける(図 25);フランジヘッドボルト(⅜" x ¾") 2本を使用し、47-54 N·m (0.40-0.46 kg.m = 35-40 ft-lb) にトルク締めする。
ホイールをハブに取りつける。空気バルブを外側に向けて取り付けること(図 24)。
Note: ホイールがハブと面一になるように取り付けてください。
ホイールをハブに固定し(図 24)、ラグナットを108-122 N·m (11.0-12.5 kg.m = 80-90 ft-lb) にトルク締めする。
マシンの反対側のブレーキとホイールについても 1-5 の作業を行う。
オイル量の点検やオイルの補給を行う時は必ずエンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が完全に停止したのを確認してから作業に移る。
手足や顔や衣服を回転部やマフラなどの高温部に近づけないよう十分注意すること。
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
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Note: ほこりのひどい場所で使用している場合は整備間隔を短くする。
荷台を上げ、支持棒で支える。
エアフィルタのボディにリーク原因となりそうな傷がないか点検する(図 31)。
Note: フィルタのハウジングとカバーがシールでしっかり密着していることを確認する。
Note: フィルタやハウジングが破損している場合は交換する。
ラッチを引いて外し、カバーを左にひねってボディーからはずす(図 31)。
ボディーからカバーを外す。
汚れを落とさないように注意しながら、ハウジング(図 31)内部からエレメントを静かに引き出す。
Note: ハウジングにフィルタをぶつけないように注意。
エアフィルタのエレメントを点検する。
エレメントがきれいな場合は、元通りに取り付ける。
エレメントが破損している場合は、新しいものに交換する; エアフィルタの交換を参照。
エアフィルタのエレメントを外す。
新しいフィルタの場合は出荷中の傷がないか点検する。
Note: 特にフィルタの密着部に注意する。
Important: 破損しているフィルタを使用しないでください。
新しいエアフィルタを取り付ける;エアフィルタを取り付けるを参照。
Important: エンジンを保護するため、エンジンは必ず完全なエアフィルタアセンブリを取り付けて使ってください。
Note: 破損しているフィルタは使用しない。
Note: エレメントを洗って再使用しないでください。フィルタの濾紙が破損する可能性があります。
エアフィルタのカバーについている異物逃がしポートを清掃する(図 31)。
カバーについているゴム製のアウトレットバルブを外し、内部を清掃して元通りに取り付ける (図 31)。
エレメントをハウジング内部にしっかり取り付ける。エレメントの外側のリムを軽く押さえて確実にハウジングに密着させる(図 31)。
Note: 取り付け時には、エアクリーナの外側リムをしっかり押さえて確実にボディに密着させる。フィルタの真ん中(柔らかい部分)を持たない。
アウトレットバルブが下向き(後ろから見たとき、だいたい時計の5時と7時の間になるように)、図 31のようにカバーを取り付ける。
カバーをハウジングにラッチで固定する(図 31)。
荷台を降下させる。
Note: ほこりのひどい場所で使用する場合は、より頻繁なオイル交換が必要です。
Note: 使用済みのオイルやフィルタはリサイクルセンターに持ち込むなど適切な方法で処分してください。。
オイルのタイプ: 洗浄性オイル(API 規格 CH-4, CI-4, CJ-4 またはそれ以上)
クランクケースのオイル量: 1.4 リットル(フィルタ交換時)
粘度: 下の表を参照してください。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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平らな場所に駐車する。
駐車ブレーキを掛ける。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
荷台を上げる。
ディップスティックや給油口からごみが入ってエンジンを傷つけないように、ディップスティックと補給キャップ(図 33)の周囲をウェスできれいに拭く。
ディップスティックを抜いて、付いているオイルをふき取る。
ディップスティックを、チューブの根元までもう一度完全に差し込む(図 33)。
ディップスティックを引き抜いて油量を点検する。
Note: 補給するときは、ディップスティックで確認しながら少量ずつ入れてください。入れすぎないように注意してください。
ディップスティックを取り付ける。奥まで完全に差し込むこと(図 33)。
荷台を降下させる。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 50 時間 |
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150運転時間ごと |
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平らな場所に駐車する。
駐車ブレーキを掛ける。
エンジンを始動し、数分間程度運転する。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
荷台を上げ、支持棒で支える。
バッテリーのマイナスケーブルの接続を外す; バッテリーの接続を外すを参照。
ドレンプラグの下にオイルを受ける容器をおく(図 34)。
ドレンプラグを抜く(図 34)。
Note: オイルが完全に抜けるのを待つ。
ドレンプラグとシール(図 34)を元通りに取り付け、45-53 N·m(4.6-5.4 kg.m = 33-39 ft-lb)にトルク締めする。
給油口からディップスティックのFull 位置まで補給する。
補給するときは、ディップスティックで確認しながら少量ずつ入れる。
Note: 入れすぎないように注意してください。
キャップとディップスティックをしっかりと取り付ける。
バッテリーを元通りに接続し、荷台を降ろす。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 50 時間 |
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150運転時間ごと |
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整備間隔 | 整備手順 |
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400運転時間ごと |
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燃料ライン、フィッティング、クランプなどに、漏れ、劣化、破損、ゆるみなどが出ていないか点検を行ってください。
Note: 燃料系統の部品にこうした症状が見られた場合には、それらの部品を交換してください。
整備間隔 | 整備手順 |
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800運転時間ごと |
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荷台を上げ、支持棒で支える。
燃料フィルタの下に汚れのない容器をおく。
ブラケットからフィルタ(ねじ式)を外す(図 35)。
新しいフィルタをねじ込む;フィルタの先端がブラケットに当たったら、そこから更に 3/4 回転締め付ける。
バッテリーの電極部や端子などの部分には鉛や鉛含有物質が含まれており、カリフォルニア州では、これらの物質が癌や先天性異常の原因となるとされている。取り扱い後は手を洗うこと。
マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続を外してください。バッテリーの接続を外すときにはマイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブルを外してください。接続するときにはプラスを先に接続し、次にマイナスを接続してください。
バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜いておいてください。また、安全な服装を心がけ、工具は確実に絶縁されたものを使ってください。
バッテリーの電圧: 12 V、冷間クランキング電流 300 A @ (-18 °C)。
バッテリーはいつもきれいに、またフル充電状態に保持してください。
端子部に腐食が発生した場合には、重曹水(水4:重曹1)で清掃します。
清掃後は、腐食防止のためにバッテリー端子にワセリンなどを塗布してください。
バッテリーケーブルの接続手順が不適切であるとケーブルがショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス(黒)ケーブルから取り外し、次にプラス(赤)ケーブルを外す。
ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス(赤)ケーブルから取り付け、それからマイナス(黒)ケーブルを取り付ける。
バッテリー押さえは必ず取り付ける。
バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部分が触れるとショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端子と金属を接触させないように注意する。
バッテリーの端子と金属を接触させない。
バッテリーケーブルの接続を外す;バッテリーの接続を外すを参照。
バッテリーをバッテリートレイに固定しているロックナット、キャリッジボルト、バッテリークランプを外す(図 36)。
バッテリートレイからバッテリーを取り出す(図 36)。
バッテリートレイにバッテリー載せる(図 36)。
Note: バッテリーのプラス端子とマイナス端子が図 36のように整列するように取り付けること。
バッテリークランプ、キャリッジボルト、ロックナットを使って、バッテリーをバッテリートレイに固定する(図 36)。
バッテリーケーブルを接続する;バッテリーを接続するを参照。
充電中は爆発性のガスが発生する。
充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに火気を近づけない。
Important: バッテリーは常時フル充電状態に維持してください(このとき電解液の比重は1.260 になります)。特に氷点下で保管する場合にはこのことを守ってください。
車体からバッテリーを取り外す;バッテリーの接続を外すを参照。
充電器に接続し、充電電流を 3-4 A にセットする。3-4 Aで4-8時間充電する。
Note: 充電しすぎないように注意すること。
シャーシにバッテリーを取りつける;バッテリーの取り付けを参照。
格納期間が30日間以上になる場合には、バッテリーを機体から外して満充電してください。充電終了後は、機体に取り付けて保存しても、機体から外したままで保存しても構いません。機体に取り付けて保存する場合は、ケーブルを外しておいてください。温度が高いとバッテリーは早く放電しますので、涼しい場所を選んで保管してください。 バッテリーを凍結させないためには、完全充電しておくことが大切です。
全部で7本のヒューズを使用しています。ヒューズはフードの下に取り付けてあります(図 37)。
アラーム/電源ソケット | 10 A |
エンジン | 10 A |
ヘッドライト | 10 A |
本体用ヒューズ | 15 A |
昇降用 | 15 A |
後部リフト | 15 A |
ホーン(警笛) | 30 A |
所定よりも高ワットの電球を使用すると、12V 電装システムが破損するか、最低でもヒューズが飛ぶ。
所定の Toro LED 電球以外は使用しないこと。
電球は使用中に高温となる。高温の電球に触れると手などに火傷を負う危険がある。
電球を交換する際には、必ず電球が十分に冷えてから作業に掛かること。電球の取り扱いには十分注意すること。
仕様: パーツカタログ を参照。
バッテリーの接続を外す;バッテリーの接続を外すを参照。
フードを開ける。
ヘッドライトハウジングの裏側からきているランプアセンブリ用ハーネスコネクタを外す(図 38)。
ランプアセンブリを左に1/4回転させて後ろに引き抜いてヘッドライトハウジングから取り出す(図 38)。
新しいランプアセンブリとヘッドライトハウジングを入れ、ランプアセンブリについているタブをヘッドライトハウジングのスロットに合わせる(図 38)。
ランプアセンブリを右方向に 1/4 回転させて取り付ける(図 38)。
ハーネス用のコネクタを、新しいランプアセンブリのコネクタに接続する(図 38)。
バッテリーを元通りに接続し、フード降ろす; バッテリーを接続するを参照。
バッテリーの接続を外す;バッテリーの接続を外すを参照。
フードを開ける;フードへのアクセスを参照。
ランプアセンブリのコネクタから、ハーネス用のコネクタを外す(図 39)。
ヘッドライトをヘッドライトブラケットに固定しているスピードクリップを外す(図 39)。
Note: 取り外した部品はすべて新しいヘッドライトの取り付けに使用する。
ヘッドライトアセンブリ全体を前に押出して、前バンパーから外す(図 39)。
取り付け穴に新しいヘッドライトを取り付ける(図 39)。
Note: 柱状の合いマーク突起がバンパー後部の取り付けブラケットの穴にそろうように取り付けること。
先ほどステップ4で外したスピードクリップを使って、ヘッドライトアセンブリを固定する。
ハーネス用のコネクタを、新しいランプアセンブリのコネクタに接続する(図 39)。
ヘッドライトの向きの調整を行う;ヘッドライトの調整を参照。
ヘッドライトアセンブリの交換や取り外しを行った場合には、以下の手順でヘッドライトの向きの調整を行ってください。
キーを ON 位置に回してヘッドライトを点灯させる。
ヘッドライトアセンブリの裏側部分にある調整ねじ(図 39)を回してヘッドライトアセンブリの角度を変えてビームの方向を調整する。
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
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タイヤとリムの劣化・磨耗状態を点検する。
Note: 運転中に縁石にぶつけるなどした場合、リムが破損したり、トーインが狂ったりする可能性がありますから、このような事故の後では必ず点検してください。
ホイールナットを 108-122 N·m(6.2-9.0 kg.m = 80-90 ft-lb)にトルク締めする。
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
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Important: トロ社代理店から特殊工具(TORO 132-5069)を購入してください。
トーインの適正値は 0-6 mm です。
タイヤの空気圧を点検し、前輪の空気圧が0.83bar(0.84kg/cm2)に調整されていることを確認する。
運転席に人を着席させるか、運転士の平均的な体重と同じ重さのおもりを運転席に載せるかする。運転席に着席した人または運転士代わりのおもりは、以下の調整作業中、ずっと運転席にいる必要がある。
水平な床の上で、車両を 2-3 m まっすぐにバックさせた後、まっすぐ前に押して元の位置に戻す。これにより、サスペンションが通常の作動状態にセットされる。
前輪をまっすぐ前に向けた状態でトーインを測定する。
特殊工具(TORO132-5069)を使って、ショックアブソーバのカラーを回転させてスプリングの長さを変更する(図 40)。
Note: キャンバの調整は、車両前部にアタッチメントを付けて使用する時、またはタイヤの摩耗が不均一な時以外は行わないでください。
水平な床の上で、車両を 2-3 m まっすぐにバックさせた後、まっすぐ前に押して元の位置に戻す。
前輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間距離を測る;計測はアクスルの高さで行う(図 41)。
前後の測定値の差が所定範囲(0-6 mm)にならない場合は、タイロッドの外側端部にあるジャムナットをゆるめて調整を行う(図 42)。
両方のタイロッドを回して前タイヤを内向きまたは外向きに調整する。
正しく調整できたら、タイロッドのジャムナットを締める。
ハンドルで右旋回と左旋回操作を行って、左右一杯までハンドルが切れることを確認する。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
100運転時間ごと |
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オイルのタイプ: SAE 10W30 (API 規格 SJ またはそれ以上)
平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、駐車ブレーキを掛けてキーを抜き取る。
点検穴についているボルトを外す (図 43)。
Note: トランスアクスルのオイル量は、点検穴の下の縁まであるのが適正です。
トランスアクスルのオイル量が点検穴の下の縁までない場合には、適切なオイルを補給する; トランスアクスルオイルの交換を参照。
整備間隔 | 整備手順 |
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800運転時間ごと |
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オイルのタイプ: SAE 10W30 (API 規格 SJ またはそれ以上)
オイルの量: 1.4 リットル
平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、駐車ブレーキを掛けてキーを抜き取る。
補給口および排出口の周囲をウェスできれいにふき取る(図 44)。
ドレンプラグの下に、容量2リットル以上の大きさのオイル受け容器をおく。
補給プラグを左に回して抜きとる(図 44)。
Note: 外した補給プラグとガスケットは、ステップ 8で取り付けるので捨てないこと。
ドレンプラグを左に回して抜きとる(図 44)。
Note: 外したドレンプラグとガスケットは、ステップ 6で取り付けるので捨てないこと。
Note: トランスアクスルからオイルが完全に抜けるのを待つ。
ガスケットとドレンプラグを元通りに取り付ける(図 44)。
Note: 廃油はリサイクルセンターに持ち込むなど適切な方法で処分する。
補給プラグ穴から、オイル溜め(図 45)に、所定のトランスミッションオイル約 1.4 リットルを入れる。これで補給口のねじ山の下位置までオイルが入る(図 44)。
ガスケットと補給プラグを元通りに取り付ける(図 44)。
エンジンを始動しウォームアップする。
オイルの量を点検し、ねじ山の下位置よりも下がっている場合には適宜追加する(図 44)。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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100運転時間ごと |
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定期整備を行う時やエンジンの故障診断を行う時には、トランスアクスルをニュートラルにシフトしておく必要があります(図 46)。トランスアクスルをニュートラル位置にするにはシフトレバーをニュートラル位置にします。以下の操作を行って、ニュートラルでシフトレバーが正常に機能することを確認してください:
シフトレバーをニュートラル位置にする。
ニュートラルブラケットがニュートラル位置(シフトブラケットの下にあるケーブル取り付けブラケットと面一になっている)ことを確認する(図 46)。
Note: この位置で、機体が前にも後ろにも動き出さないことを確認する。動き出す場合、ニュートラルブラケットをニュートラル位置まで手で動かして修正する。
ロックナットのひとつ(図 46)を回して、ナット(ワッシャ)の底面とニュートラルブラケットとの間のすきまが 0.76-1.52 mm になるように調整する。
Note: ブラケット上部のロックナットを締め付ける時、ブラケット下のシャフトを手で押さえておく必要があります。
もうひとつのロックナットを回して、ナット(ワッシャ)の底面とニュートラルブラケットとの間のすきまが 0.76-1.52 mm になるように調整する。
それぞれのシフトケーブルを引っ張って、ナット(ワッシャ)とニュートラルブラケットとの間に 0.76-1.52 mm のすきまがあることを確認する(図 47)。
Note: すきまがない場合には、ナットを調整して 0.76-1.52 mm のすきまを作る。
エンジンを始動し、前進、後退、ニュートラルにそれぞれシフトを何回か繰り返し、ニュートラルブラケットが適切に作動していることを確認する。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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クラッチの操作具合は毎日点検してください。万一、接続しにくくなったり、アイドル時にニュートラルに完全に戻りにくくなったりした場合には、クラッチの簡単な掃除が必要です。
Note: 可動部分およびその付近のごみの除去のみ行うようにしてください。
駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止し、キースイッチからキーを抜き取る。
荷台を上昇・固定する。
たまっているごみや泥を水で洗い落とし、洗浄後はすぐにコンプレッサで吹いて乾かす。
Note: 残っているごみは、速乾性のクリーナなどで取り除くようにしてください。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
200運転時間ごと |
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Note: クラッチを汚れたままにして運転を続けると内部部品が早く消耗してしまいます。
エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛け、イグニッションスイッチからキーを抜き取る。
荷台を上昇・固定する。
クラッチカバーを固定しているフランジヘッドボルト 6本 を外す。
カバー、スペーサ、スプリングは脇において置く(図 48)。
たまっているごみや泥を水で洗い落とし、洗浄後はすぐにコンプレッサで吹いて乾かす。
残っているごみは、速乾性のクリーナかブレーキクリーナで完全に取り除く。
Note: 可動部分およびその付近のごみを除去する。
もし、ベルトやクラッチシャフトにもごみや泥がたまっている場合には、目の細かい研磨用パッドなどで取り除く。
スプリングとクラッチカバーを取り付け、フランジヘッドボルトを入れる
ボルトを 12-13.5 N·m(1.0-1.4 kg.m = 105-120 in-lb)にトルク締めする。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
100運転時間ごと |
|
Important: 回転スクリーンや冷却フィン詰まった状態、あるいは冷却シュラウドを外して運転するとオーバーヒートしてエンジンが損傷します。
Important: エンジンの清掃に圧力洗浄器を使うと燃料系統に水が混入する恐れがありますから、絶対に使用しないでください。
エンジンの外面をきれいに拭く。
Note: ほこりのひどい場所で使用する場合は、エンジンの冷却関連部分の清掃をよりひんぱんに行ってください。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用するごとまたは毎日 |
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Note: 冷却水には、エチレングリコールと水の 50/50 混合液をご使用ください。
平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、駐車ブレーキを掛けてキーを抜き取る。
ラジエターの補助タンクのキャップを取る(図 49)。
不足であれば、補給管の首の根元部分まで冷却液を補充する。
Note: 入れすぎないこと。
補助タンクのキャップを元通りに取り付け、こぼれた液をふき取る。
整備間隔 | 整備手順 |
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1000運転時間ごと |
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エンジン停止直後にラジエターのキャップを開けると、高温高圧の冷却液が吹き出してやけどを負う恐れがある。
エンジン回転中はラジエターのふたを開けないこと。
ラジエターが十分に冷えるまで15分ぐらい待ってからキャップを開けるようにすること。
キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。
Note: 冷却水には、エチレングリコールと水の 50/50 混合液をご使用ください。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
100運転時間ごと |
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ブレーキは極めて重要な安全装置です。他の安全装置と同様、定期的に入念に点検してください。100 運転時間ごとに以下の点検を行ってください。
ブレーキライニングが磨耗や破損していないか点検する。ライニング(パッド)の厚みが 1.6 mm以下となっている場合には、ライニングを交換する。
ブレーキプレートなどに磨耗や変形が発生していないか点検する。変形を発見した場合は、該当部品を交換する。
ブレーキオイルの量を点検する;ブレーキオイル量の点検を参照。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
200運転時間ごと |
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駐車ブレーキレバーのゴム製グリップを外す(図 52)。
駐車ブレーキレバーに調整ノブを固定している固定ねじをゆるめる(図 52)。
ブレーキを掛けるのに必要な力が 40.67-47.45 N∙m(4.2-4.8 kg.m = 30-35 ft-lb)となるようにノブを回して調整する(図 52)。
Note: ノブを一杯まで回してもブレーキを掛けるのに必要な力が 40.67-47.45 N∙m(4.2-4.8 kg.m = 30-35 ft-lb)にならない場合は、ブレーキケーブルの調整を行ってください;ブレーキケーブルの調整を参照。
固定ねじを締め、ゴム製グリップを取り付ける(図 52)。
駐車ブレーキのゴム製グリップを外す(図 52)。
駐車ブレーキレバーに調整ノブを固定している固定ねじをゆるめ(図 52)、駐車ブレーキを解除して、ブレーキ調整ノブをゆるめる。
機体の下側で、駐車ブレーキケーブルのねじ山付きアジャスタの後ジャムナッ トを4回転ゆるめる(図 53)。
前側ジャムナットを締める(図 53)。
ブレーキを掛けるのに必要な力が 40.67-47.45 N∙m(4.2-4.8 kg.m = 30-35 ft-lb)となるようにノブ(図 52)を回して調整する。
ノブをゆるめて ブレーキに必要な力を40.67-47.45 N∙m (4.2-4.8kg.m = 30-35ft-lb)となるように調整することができない場合には、以下を行う:
ノブを締め付けて ブレーキに必要な力を40.67-47.45 N∙m (4.2-4.8 kg.m = 30-35 ft-lb)となるように調整することができない場合には、以下を行う:
ブレーキケーブルのねじ山付きアジャスタの後ナッ ト(図 53)を1回転ゆるめる。
前側ジャムナットを締める(図 53)。
ブレーキを掛けるのに必要な力が 40.67-47.45 N∙m(4.2-4.8 kg.m = 30-35 ft-lb)となるようにノブ(図 52)を回して調整する。
ステップ1-3を最大あと3回まで繰り返して、ブレーキに必要な力を40.67-47.45 N·m(4.2-4.8 kg.m = 30-35 ft-lb)に調整する。
Note: 上記のいずれの方法でも駐車ブレーキケーブルの調整を適切にできない場合には、ブレーキパッドが摩耗していないか点検してください。
固定ねじを締め、ゴム製グリップを取り付ける(図 52)。
整備間隔 | 整備手順 |
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1000運転時間ごと |
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代理店に連絡する。
新しいベルトに交換した場合には、しばらくの間ならし期間が必要です。これは、通常通りの運転を行うことで2運転時間以内で終了します。
Note: ベルトプルバンバーは、通常は点検の必要はなく、振動トラブル、リビルト、エンジンマウントの破損などがあった場合に点検します。
ベルトプルバンバー(図 55)に 2.3 mm の隙間があいている必要があります。
バンバーとエンジンブラケットとの隙間が小さすぎると異常な振動を起こします。
遠すぎるとベルトがエンジンに対して危険なストレスとなります。
隙間の調整は、ブラケットをフレームに固定しているフランジヘッドボルト(3本)をゆるめてブラケットをずらして行う。
隙間が正しく調整できたら、フランジヘッドボルト(3本を締め付ける)
必要に応じてマシンを洗浄する。水または水と洗剤で洗浄します。 ウェスを使用することができます。
Important: 圧力洗浄機を使っての清掃は避けてください。電装部や潤滑部に水が浸入すると、問題が起こりやすくなります。 また、コントロールパネル、エンジン、バッテリー付近に大量の水をかけないようにしてください。
平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、駐車ブレーキを掛けてキーを抜き取る。
エンジンのシリンダヘッドや冷却フィン、ブロアハウジングをふくめた車両全体を洗浄する。
ブレーキを点検する;ブレーキの点検を参照。
エアフィルタの整備を行う;エアフィルタの整備を参照。
機体のグリスアップを行う;潤滑を参照。
エンジンオイルとフィルタの交換を行う;エンジンオイルの交換とエンジンオイルフィルタの交換を参照。
タイヤ空気圧を点検する;タイヤ空気圧を点検するを参照。
燃料タンクの内部をきれいな燃料で洗浄する。
シャーシからバッテリーを取り外す。
Note: 保管期間中は、バッテリーケーブルを外しておいてください。
Important: 氷点下での凍結破損を防止するため、バッテリーは必ずフル充電してください。フル充電したバッテリーは周囲温度約 4°C でほぼ 50 日間電圧を保持します。保管場所の気温がそれよりも高い場合には 30 日ごとに再充電してください。
機体各部のゆるみを点検し、必要な締め付けや交換、修理を行う。破損個所はすべて修理する。
機体の塗装がはげていればタッチアップ修理をする。
ペイントは代理店で入手することができる。
汚れていない乾燥した場所で保管する。
保管中はキーを抜き取り、子どもなどの手の届かない場所で保管する。
機体にはカバーを掛けておく。