CALIFORNIA
Proposition 65 Warning
米国カリフォルニア州では、この製品に、ガンや先天性異常などの原因となる化学物質が含まれているとされております。
平らな場所に駐車する。
駐車ブレーキを掛ける。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
エンジンが冷えるのを待つ。
バッテリーの接続を外す; マシンのオペレーターズマニュアルを参照。
この作業に必要なパーツ
ワイヤハーネス | 1 |
ケーブルタイ | 8 |
インジケータランプ | 1 |
音声アラーム | 1 |
補給口 | 1 |
コンソールアームカバーを固定している六角ねじを外してカバーを取り外す。
Note: コンソールアームカバーとねじ類は保管する。
(ディーゼルモデルの場合)ワイヤハーネスの配線を行う:インジケータランプとアラームのリード線をコンソールアームに入れ、運転席下のメインワイヤハーネスに沿って機体の反対側へ延ばし、そこから運転席後部、左側レールに沿って配設し、オイルレベルセンサーとソレノイドバルブのリード線をメインの油圧オイルタンクまで導く。
ワイヤハーネスとコネクタの位置についてはFigure 1を参照。
(ディーゼルモデルの場合)ケーブルタイを使ってこのハーネスをメインのワイヤハーネスおよびフレーム部材に縛り付け、ハーネスが可動部や高音部に触れる危険がないことを確認してください。
コンソールアームパネルについているプラグを打ち抜いてインジケータランプを取り付ける。
インジケータランプのコネクタをメインのワイヤハーネスに接続(ガソリンモデルの場合)またはキットから敷設したハーネスに接続する(ディーゼルモデルの場合)。
音声アラームをコンソールアームのフレームに取り付ける(Figure 2)。
音声アラームのコネクタをメインのワイヤハーネスに接続(ガソリンモデルの場合)またはキットから敷設したハーネスに接続する(ディーゼルモデルの場合)。
オーバーフローホースが付いている場合は、クランプのイモねじをゆるめてオーバーフローホースを外す(Figure 3)。
Note: オーバーフローホースとホースクランプは廃棄します。
タンクカバーをメイン油圧タンクに固定しているボルト(4本)、ワッシャ、スペーサ、ゴムワッシャを外す。
Note: 外したボルト、スペーサ、ワッシャは、リークディテクタをメインタンクに取り付けるのに使用しますから保管してください。
メイン油圧タンクからタンクカバーを取り外す。
油圧オイルタンクにプラグが付いている場合はプラグを取り外す;Figure 4を参照。
ゴム製のハトメにジョウゴを取り付ける(Figure 4)。
この作業に必要なパーツ
リークディテクタタンク | 1 |
オイルレベルセンサー | 1 |
O リング | 1 |
バルブホース | 1 |
タンクバルブのホース | 1 |
六角ヘッドボルト(" x 2") | 2 |
シールドブラケット | 1 |
ホースクランプ | 4 |
ソレノイドバルブ・アセンブリ | 1 |
ストレートフィッティング | 1 |
90° 油圧フィッティング | 2 |
90° 油圧フィッティング(ビード加工) | 1 |
遅延タイマー(ディーゼルモデル用) | 1 |
ねじ(") | 1 |
ロックナット | 1 |
オイルレベルカバー(ディーゼルモデル用) | 1 |
オイルレベルカバー(ガソリンモデルのみ) | 1 |
オーバーフローホース | 1 |
イモねじクランプ | 2 |
付属部品の中から、マシンに合うオイルレベルカバーを探し出す。
オイルレベルカバーは、ガソリンモデル用とディーゼルモデル用の 2 種類があります。ディーゼルモデル用のカバーはガソリンモデル用よりも長く、Dと刻印されている場合もあります。
ディーゼルモデルでは、オイルレベルカバーに遅延タイマーを取り付ける;ねじ(")とロックナットを使用する;Figure 5を参照。
オイルレベルカバーをセットする(まだメイン油圧オイルタンクに固定しない)(Figure 5)。
ソレノイドバルブの前後に油圧フィッティング(90°:2個)を取り付ける(Figure 6)。
Note: ホースを接続したときにホースが地表面と平行になるように、90° 油圧フィッティングの角度調整を行う。
ビード加工されている 90° 油圧フィッティングをメイン油圧タンクに取り付ける(Figure 7)。
ソレノイドバルブの前側に取り付けた 90° 油圧フィッティングにタンク用バルブホースの端部を接続し、ウォームねじクランプで固定する。
タンク用バルブホースのもう一方の端部にもウォームねじクランプを通す。
タンク用バルブホースのフリー側の端部をメインの油圧オイルタンクについている 90° 油圧フィッティング(ビーズ加工付き)に接続する(ソレノイドバルブ・アセンブリをオイルレベルカバーに降ろしながら)。
オイルレベルカバーとソレノイドバルブ・アセンブリを、メインの油圧オイルタンクに取り付ける;六角ヘッドボルト(2本)とシールドブラケットを使用する(Figure 5)。
Note: ボルトを取り付ける前に、ボルトの先端のねじ部の 2 山か 3 山に固着防止コンパウンドを塗布してください。
ボルトを 3-7 Nm(0.5-0.7 kg.m = 30-60 in-lb)にトルク締めする。
タンクバルブホースの端部を、90° 油圧フィッティング(ビード加工付き)に接続し、イモねじクランプで固定する。
リークディテクタタンクの底部にある開口部にストレート油圧フィッティングを取り付ける(Figure 8)。
バルブホースの端部を、ソレノイドバルブの後側に取り付けた 90° 油圧フィッティングに接続し、イモねじクランプで固定する。
バルブホースのもう一方の端部にもウォームねじクランプを通し、リークディテクタタンクのストレート油圧フィッティングに取り付け固定する。
イモねじクランプ 2 個を使用して、オーバーフローホースをリークディテクタタンクと油圧オイルタンクに取り付ける(Figure 3)。
(ディーゼルモデルの場合)遅延タイマーのコネクタをワイヤハーネスのコネクタに接続する。
ソレノイドバルブのコネクタを、ワイヤハーネスのコネクタ(Leak Detector Solenoid という表示がある)に接続する。
メイン油圧タンクからプラグを取り外す(Figure 9)。
油圧オイルレベルセンサーに O リングを取り付けて油圧オイルタンクに取り付ける(Figure 9)。
Important: 油圧オイルレベルセンサーを取り付けている各ナットについている矢印が下向きになっていることを確認してください(Figure 9)。
オイルレベルセンサーのコネクタを、ワイヤハーネスのコネクタ(Leak Detector Switch という表示がある)に接続する。
リークディテクタタンクをメイン油圧オイルタンクに固定する;先のステップ で外して保管していたボルト(4 本)、ワッシャ、スペーサ、ゴム製ワッシャを使用する。
ボルトを 3.4-6.7 Nm(0.5-0.7 kg.m = 30-60 in-lb)にトルク締めする。
すべてのフィッティングがゆるみなく締まっていることを確認する。
この作業に必要なパーツ
プラグ | 1 |
ディップスティック | 1 |
ブリーザを外して捨て、メイン油圧オイルタンクの一番上まで油圧オイルを入れる(Figure 10)。
ブリーザに代えてプラグを取り付ける(Figure 10)。
Figure 11 に示す位置でディップスティックを切断する。切断面は必要に応じてバリを除去してなめらかにする。
リークディテクタタンクの特徴に合わせて、以下の手順でオイルを入れる:
点検窓がついているリークディテクタタンク:
点検窓の中央位置まで油圧オイルを入れる。
点検窓がついていないリークディテクタタンク:
ディップスティックについている適正量マークまで油圧オイルを入れる;Figure 11を参照。
リークディテクタタンクにディップスティックを取り付ける(Figure 12)。
先ほど外した六角ねじを使ってコンソールアームカバーを取り付ける。
バッテリーを接続する; マシンのオペレーターズマニュアルを参照。
リークディテクタシステムは、油圧オイルのリークを早期に発見し、オペレータに知らせます。メインタンクの中のオイルの量が 118-177 ml 少なくなると、タンク内部にあるフロートスイッチが作動します。1秒後にアラームが作動してオペレータに異常の発生を知らせます(Figure 15)。油圧オイルは運転中の温度上昇によって膨張しますが、この膨張分は補助タンクに逃がされ、主タンク内のオイルレベルは常に一定に保持されます。そして、エンジンを停止させると、逃がされていたオイルがメインタンクに戻されます。
始動スイッチをON 位置とし、リークディテクタスイッチを後ろに倒して保持する。1秒後にアラームが鳴れば正常である。
リークディテクタスイッチから手を離す。
始動キーをON 位置にセットする。エンジンは始動させない。
油圧オイルタンクの首からキャップを取り外す。
汚れのついていない鉄の棒やねじ回しなどをタンクの首から差し込んで、フロートスイッチ(Figure 16)を押し下げる:1 秒後にアラームがなれば正常。
押さえていたフロートを離す:アラームが停止すれば正常。
油圧オイルタンクにキャップを取り付ける。
始動キーをOFF 位置にもどして終了。
リークディテクタのアラームが鳴るのは:
118-177 ml のオイル漏れが発生した。
メインタンクの中のオイルの温度が下がったために、メインタンク内部のオイルの体積が 118-177 ml 少なくなった。
アラームがなったら作業をできるだけ早く中止してオイル漏れがないか点検してください。グリーンで作業中にアラームが鳴った場合には、まずグリーンから退避してください。リークを放置したまま作業を続行しないでください。
オイル漏れが発見されず、誤報が疑われる場合には、車両のスイッチを一度 OFF にしてください。1-2 分すればオイル量が安定します。そして安全な場所でもう一度リークのないのを確認してから作業を再開してください。
オイル体積の減少による誤警報は、作業後に長時間のアイドリングをしているときに起こりやすいのです。また、油圧系に大きな負担を掛けた後に軽い作業に切り換えた場合にも、誤警報が起こりやすくなります。誤警報を避けるには、一度エンジンを停止させてしまうのが確実です。