はじめに

このキャブには、横転保護バー(ISO:21299適合品)および全天候キャブが含まれています。キャブ内部の快適性を高めるべく、ヒーター、エアコン、前面風防曇止め装置、および防音システムを搭載しています。

このキットを使用し、さらにオレンジ色のビーコンが必要な場合には、サプレストビーコン・キット(111-7134)を取り付けてください。

この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に理解し、他人に迷惑の掛からない、適切で安全な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用するのはお客様の責任です。

弊社のウェブサイト www.Toro.com で安全講習や運転講習の狩猟、アクセサリ情報の閲覧、代理店についての情報閲覧、お買い上げ製品の登録などを行っていただくことができます。

整備について、また純正部品についてなど、分からないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマーサービスにおたずねください。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。Figure 1にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメモしておきましょう。

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この説明書では、危険についての注意を促すための警告記号(Figure 2)を使用しております。これらは死亡事故を含む重大な人身事故を防止するための注意ですから、必ずお守りください。

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この他に2つの言葉で注意を促しています。重要 は製品の構造などについての注意点を、はその他の注意点を表しています。

この製品は、関連する全ての欧州指令に適合しています。詳細についてはこの冊子の末尾にあるDOI(適合宣誓書)をご覧ください。

安全について

警告

安全な作業手順を守らないと、人身事故を起こす危険があります。

実際の作業に掛かるまえに、以下のことを必ず行ってください:

  • マシンの オペレーターズマニュアルを読むこと。

  • エンジンをOFFにしてキーを抜き取る。

  • 駐車ブレーキを掛ける。

  • 油圧システム内部に圧力が掛かっていない状態にする。

  • カッティングユニットが床に完全に降下しているのを確認する。

警告

適切な保護具を着用せずにこの機械の運転や整備を行うと、けがをするなどの危険が大きくなります。

整備作業を行う際には、必ず適切な防具類を着用してください。

警告

安全サポートブラケットを使用せずにこの機械の整備などを行うと、けがをするなどの危険が大きくなります。

運転台の下、キャブの下で整備作業を行う場合には、必ず安全サポートブラケットを取り付けてください。

警告

機械の電気系統に不用意に触れると感電する危険があります。

電気系統の作業を実際に始める前に、必ず、バッテリー端子からケーブルを外し(マイナスケーブルを先に外すこと)、バッテリーの端子と機械の金属部分が接触していないことを確認してください。

Important: キャブ付き車両を運転するときは、必ずシートベルトを着用してください。

Important: 芝刈り機を法面で使用する場合の注意点などについては、芝刈り機のオペレーターズマニュアルを参照してください。

いつも最高の性能と安全性を維持するために、必ずToroの純正部品をご使用ください。他社の部品やアクセサリを御使用になると危険な場合があり、製品保証を受けられなくなる場合がありますのでおやめください。

キャブ装着機を使用できる法面の最大角度

このキャブは、この文書の表紙に記載されている刈り込み装置に搭載することができます。キャブを取り付けた機械とそうでない機械とでは、作業可能な法面の角度が異なります。これらについては、機体左側にある収納ボックスに貼付されているステッカーをご覧ください。それぞれの芝刈り機にこのキャブを取り付けた場合の最大法面角度については、をご覧ください。

安全ラベルと指示ラベル

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危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。

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製品の概要

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ブロアのコントローラ

キャブの天井右側に取り付けられています。

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ワイパーとウォッシャーのスイッチ

キャブの天井左側に取り付けられています。

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室内ランプスイッチ

スイッチ(Figure 8)の前側を押すとランプが点灯します。後ろ側を押すと消灯します。

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前窓のハンドル(2ヶ所)

前窓を開けて換気することが可能です。ハンドルが2つあります(Figure 9)。

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後窓用のハンドルと支え棒

後窓を開けて換気することが可能です。支え棒を使って、窓を開けた状態に保持することができます(Figure 10)。

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Note: 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。

エアコンディショナ 
冷却性能4.2 kW
冷媒R134A
冷媒の推奨量850g (1.87kg)
蒸発器:ブロアの風量660m3/h (23,307ft3/h)
電気系統 
作動電圧12 V
ラジアルブロア/コンプレッサ用ヒューズ15 A
アキシャルブロア用ヒューズ25 A
コンプレッサ 
名称TM-08 HS
回転方向(プーリを見て) 右回り
動作速度700-6000 rpm
ピストンの排気量82 cm3/rev(5 inch3/rev)
圧力側の接続" の Oリング
吸入側の接続" の Oリング
電磁クラッチの作動電圧12 V
電磁クラッチの消費電力0.45 W
冷媒オイルZXL 100 PAG
コンプレッサ内部の冷媒オイルの量150 cm3(9.15 inch3
冷媒オイル:エアコンディショナシステム分として追加が必要な分25 cm3(1.53 inch3
エアコンディショナシステムの消費電力2.5 kW

アタッチメントとアクセサリ

トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください;弊社のウェブサイト www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとアクセサリをご覧になることができます。

いつも最高の性能と安全性を維持するために、必ずToroの純正部品をご使用ください。他社の部品やアクセサリを御使用になると危険な場合があり、製品保証を受けられなくなる場合がありますのでおやめください。

運転操作

Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。

暖房システムの操作

  1. エアコンのスイッチを OFF にします。

  2. ファンの速度スイッチを適当な位置にセットします。

  3. 温度調整スイッチを適当な位置にセットします。

  4. 屋根の2ヶ所にある吹き出し口の角度を調整します。

初めて運転する前に

  1. エンジンを掛ける。

  2. ブロアスイッチを ON にする(Figure 6)。

  3. エアコンスイッチを ON にする(Figure 6)。

  4. 温度コントローラ(Figure 6)を強冷にセット(左一杯まで回す)。

    Note: 3分後に、ローバーから冷気が吹き出してくる。

  5. ファンの速度および温度を調整する。

エアコンシステムの操作

エンジンを停止したままで使用しないでください:エアコンが機能しないばかりか、バッテリーが消耗します。

エアコンを使用しない時期でも、コンプレッサのシャフトのシールを保護するために、14日ごとにエアコンを15分間程度運転してください。

  1. ポンプ・スイッチを ON 位置にする。

  2. ファンの速度スイッチを適当な位置にセットします。

  3. 温度調整スイッチを適当な位置にセットします。

    Note: システム内部にサーモスタットが内蔵されており、設定温度に自動的に維持します。

ワイパーとウォッシャーの使用方法

  1. スイッチの右側を押すとワイパーが作動を開始します。

  2. スイッチを押し続けるとウォッシャーが作動します。

  3. スイッチの左側を押すとワイパーの作動が停止します。

ウオッシャー液ボトルへの洗浄液の補充

ボトルには、きれいな真水と、真水の量にふさわしい、適切なウインドウォッシャー液を入れてください(Figure 11)。

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警告

低温環境下で不凍仕様でない通常のウォッシャー液を使用すると、ウォッシャー液を拭きつけたときに液が凍結して前方の視界がさえぎられ、重大な事故を誘発する危険があります。

低温環境下(気温5℃未満)でマシンを使用する場合には、不凍仕様のウォッシャー液をご使用ください。

ウインドウの使用方法

前窓の操作方法

  1. 各ハンドルを左に回転させると、窓を押して開けることができます。

  2. その位置で各ハンドルを右に回転させると、窓は開けた状態でロックされます。

  3. 窓を閉じるには、ハンドルを左に回し、窓を引き寄せるようにして閉じて、ハンドルを右に回してロックしてください。

後窓の操作方法

  1. 窓についているハンドルを左に回してロックを解除すれば窓を開けることができます。

    Note: ガス式のスプリングで窓は全開します。

  2. 窓を開けたら、支え棒で保持してください。

  3. 後窓を閉じるには、支え棒を外し、窓を引き寄せて閉じ、ハンドルを右に回してロックしてください。

ドアの操作方法

キャブの外側からドアを開けるには、ドアのラッチハンドルについているノブを押し込み、その状態のままでドアを開きます(Figure 12)。

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キャブの家側からドアを開けるには、ドアラッチの解放レバーを引き、そのままドアを開きます(Figure 13)。

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ミラーの調整

運転席に座り、もう一人に手伝ってもらって、側方ミラーの調整を行ってください(Figure 14)。

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保守

Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。どんな整備を行う時でも、平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止し、キーを抜き取ること。

推奨される定期整備作業

整備間隔整備手順
After the first 100 operating hours
  • 接続部に漏れがないかを点検してください。
  • Every 50 hours
  • 冷媒の量の点検.
  • Every 250 hours
  • コンプレッサの電磁クラッチが正常に作動することを確認してください。.
  • 排水経路に詰まりが発生していないか点検し、必要に応じて清掃してください。
  • 必要に応じて、コンデンサのフィンを清掃してください。
  • 電気ケーブルの点検
  • 電気ケーブルの劣化状態と接続状態を点検してください。
  • Every 500 hours
  • コンプレッサベルトの状態と張りを点検し必要に応じて調整してください。
  • ホースに磨耗が発生していないか、全体の状態を点検してください。
  • 接続部に漏れがないかを点検してください。.
  • キャブの屋根についている全天候ユニットに劣化やゆるみが出ていないか点検してください。
  • コンプレッサのブラケットがしっかりと取り付けられていることを確認してください。
  • Every 2 years
  • ドライヤ/フィルタの交換.
  • 警告

    安全サポートブラケットを使用せずにこの機械の整備などを行うと、けがをするなどの危険が大きくなります。

    運転台の下、キャブの下で整備作業を行う場合には、必ず安全サポートブラケットを取り付けてください。

    注意

    始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。

    整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜いておくこと。

    Important: ヒーター関係の保守整備作業や修理作業は、トロ社代理店または、暖房システムメーカーの専門員に依頼してください。

    Important: エアコンシステムのうち、冷媒に関わる作業はすべて、正式な資格を有する人が行ってください。

    • エアコンシステムは、刈り込みシーズンを通じてずっとご使用いただけます。システムを正常に効率よく作動させ、寿命を十分に伸ばすために、本書に記載されている整備作業を必ず実施してください。本書に指示・記載されている保守整備作業を怠ると、製品保証が適用されなくなる場合がありますからご注意ください。

    • エアコンシステムを時々しか使用しない場合であっても、経年劣化や冷媒の抜けが発生する可能性がありますから定期整備を行うことが必要です。

    • コンデンサと蒸発器のフィンは、圧縮空気で通常の空気の流れと逆の方向に吹いて清掃してください。グリス状の付着物が発見された場合には、研磨剤を含まない普通の洗剤で拭きとってください。

    • 冷媒の量が不足していると、冷房効率が低下します。

    • 冷媒の量が極端に少なくなると、低圧スイッチが働いてシステムを自動的に停止させます。

    • 冷媒の量は、回収タンクについている点検窓で確認することができます。冷媒を追加した場合には、システムを5分間ほど運転し、冷媒回路に入っている空気をパージしてください。エアパージが終了したら、冷媒の量を点検してください。時々泡が見えるのは問題ありません。

      Important: コンプレッサのオイルを車両に落とさないでください。 万一車両に触れると、車両のペイントの脱色や、アクリル、ABS樹脂部分などを劣化させます。

    • 全天候ホースを取り付ける際には、シールリングに冷媒オイルを塗布してください。

    • エアコンシステムから全天候ホースを外した時には、必ずOリング(冷媒134A用の特殊製品です)を新しいものに交換してください。

    • フィッティングを締め付けたり緩めたりする場合には、必ずレンチを2本使用し、チューブをねじらないように十分注意してください。

    冷媒の圧力を点検する

    エアコンシステムが作動中は、吸い込み側と圧力側とでは作動圧が異なっています。

    この圧力差は、コンプレッサの運転速度、車両の車内温度、外気温、相対湿度などによって変化します。

    しかし、以下の表に示した値から外れている場合には、システムが故障している可能性があります。

    圧力測定方法:コンプレッサの作動速度を 2000 rpm に設定する(気温は 20-40 ℃)ブロアを設定3(最高速度)で作動させる

    システム内の冷媒圧力
    外気温低圧側高圧側
    20° C 1.7-2.1 Bar(1.7-2.1 kg/cm2 = 24.7-30.5 psi)10-14 Bar(10.2-14.2 kg/cm2 = 145-203 psi)
    25° C1.8-2.2 Bar(1.8-2.2 kg/cm2 = 26.1-31.9 psi)12-16 Bar(12.2-16.2 kg/cm2 = 174-232 psi)
    30° C1.9-2.3 Bar(1.9-2.3 kg/cm2 = 27.6-33.4 psi)14-18 Bar(12.2-16.2 kg/cm2 = 203-261 psi)

    圧力正常でない場合の判断

    圧力試験中に、表の数値から外れた値が表示される場合があります。その原因を突き止めることで、パーツの交換や修理が必要かどうかを判断することができます。

    以下に、異常値の例とその原因をまとめます。

    • 高圧側の圧力計の読みが高すぎる

      • コンデンサの内部の空気の量が少ない。

      • 冷媒の量が多すぎる。

      • ドライヤ/フィルタが詰まっている。

    • 高圧側の圧力計の読みが低すぎる

      • 冷媒の量が少なすぎる(点検窓で確認)

      • コンプレッサの運転速度が低すぎる(駆動ベルトを点検)。

      • コンプレッサ自体のトラブル。

    • 低圧側の圧力計の読みが高すぎる

      • 膨張バルブの調整不良。

      • コンプレッサの運転速度が低すぎる(駆動ベルトを点検)。

      • コンプレッサ自体のトラブル。

    • 低圧側の圧力計の読みが低すぎる

      • 吸い込み側または圧力側ホースの詰まり。

      • 膨張バルブの調整不良。

      • 冷媒の量が少なすぎる(沈殿物回収容器を確認)。

      • 蒸発器の内部の空気の量が少ない。

      専門家に依頼して各部の圧力が正常になるように修理調整してもらう。

    Important: 冷媒を外気中に放出しないでください。冷媒回路の接続部を開いたり外したりする前に、必ず冷媒を所定のリサイクル容器に回収し、回収した冷媒は適切な方法で処分してください。

    エアコンシステムの整備や修理は、必ずトロの純正部品を使用して行ってください。

    冷媒の量の点検

    冷媒の量が運転のために適切な量となっていることを確認してください。冷媒の量が減ってくるにつれて、点検窓から見える泡の量が増えてきます。冷媒の量が不足していると、冷房効率が低下します。冷媒の量が極端に少なくなると、低圧スイッチが働いてシステムを自動的に停止させます。

    1. 回収タンクについている点検窓で、冷媒の量を確認してください(Figure 15)。

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    2. 冷媒を追加した場合には、システムを5分間ほど運転し、冷媒回路に入っている空気をパージしてください。

    3. エアパージが終了したら、冷媒の量を点検してください。

      Note: 時々泡が見えるのは問題ありません。

    コンプレッサの電磁クラッチの点検

    コンプレッサのスイッチをONにしたときに、カチッという音が聞こえれば、電磁クラッチは正常に作動しています(Figure 16)。

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    ドレンチューブの点検

    排水チューブは、コンデンサから出ている透明な樹脂性のチューブです。このチューブは、コンデンサからキャブの柱沿いにキャブのフロント部の下まで続いています(Figure 17)。排水に詰まりが発生していないか点検、必要に応じて清掃してください。

    チューブが詰まっていたら、パイプクリーナのような道具を使うか、チューブを外して圧縮空気で吹くかして清掃してください。

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    Note: パイプクリーナなどの道具が詰まっている部分までとどかない場合には、チューブの接続部分でチューブを外し、圧縮空気で内部を清掃してください(Figure 18)。

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    コンプレッサのファンベルトの点検

    1. プーリとプーリとの中間部を 40 N(約4.5 kg) の力で押した時に、10 mm 程度のたわみがあれば適正です。

    2. たわみがこの値でない場合には、上下のコンプレッサ取り付けボルトをゆるめて調整します。

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    3. コンプレッサベルトの張りを調整し、ボルトを締め付ける。

    4. もう一度ベルトのたわみを点検し、適切に調整されたことを確認してください。

    キャブを倒すには

    運転台の下の清掃や整備作業を実施しやすくするためにキャブを倒すことができます。

    キャブと運転台とは一体で倒れます。運転台を倒した際の傾斜角度は、キャブをつけていない場合よりも小さくなります。これは、キャブを倒した場合であってもマシンが十分に安定した駐車姿勢を保持できるように設計しているためです。

    キャブを倒すには

    1. Rクリップを外して、キャブの後部についているロッキングレバー(2本)を上向きにする(Figure 20)。

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    2. 両方のレバーを内側にスライドさせてブラケットから外す。

      Note: レバーが動かしにくい時には、ロッキングペグをブラケットのスロットに合わせてレバーを外してください。

    3. キャブの左右両側の後コーナー柱には、キャブを持ち上げるための握りハンドルがついている。どちらかのハンドルを持ち上げる。

      Note: ガス充填補助スプリングの働きによりキャブはゆっくりと持ち上がり、最高位置にて自動的に停止する。

    4. キャブを完全に上昇させたら、安全サポートブラケットを以下の手順で取り付ける:

      1. 格納ポッドから安全サポートブラケットを取り出す。

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      2. 2つのクロスビームブラケットのうちの一方のブラケットに安全サポートブラケットを入れ、対応するロッキングレバーを両方のブラケットに通し、下向きに回す。

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      3. 安全サポートブラケットが固定されたら、クロスビームブラケットをキャブ側へ回転させて、キャブの後部にあるブラケットにセットする(Figure 22)。

      4. 安全ブラケットが外れないように、残っているロッキングレバーを上側のブラケットに入れる(Figure 22)。

    キャブを下降させるには

    1. サポートブラケットを取り外す手順:

      1. 安全サポートブラケットをクロスビームブラケットに固定している2本のロッキングレバーを外す。

      2. クロスビームブラケットから安全サポートブラケットを取り出す。

      3. 安全サポートブラケットを格納ポッドに収納する(Figure 21)。

    2. どちらかのハンドルを持ってキャブを引き降ろす。キャブ後部のブラケットがクロスビームのブラケットに嵌ればよい。

    3. 縦位置になっているレバー(Figure 20)を、ブラケットにセットする。

      Note: レバーを前後に動かしてロッキングペグをスロットに整列させてください。

    4. レバーが奥まで入ったら、レバーを後方に回してロックします(Figure 23)。

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    5. Rクリップを取り付ける。

    ヒューズの搭載位置

    キャブ用のヒューズは、キャブのヘッドライナについているヒューズボックスの中にあります(Figure 24)。

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    マシンとキャブの洗浄

    機体やキャブの洗浄を行うとき、ルーフ部分に水を向けないでください。

    保管

    車両の格納についての詳細は、トラクションユニットのオペレーターズマニュアル を参照してください。

    1ラジアルブロア
    2エクスパンションバルブ
    3蒸発器(暖房用熱交換器と一体)
    4コンデンサ(凝縮器)ー水
    5コンプレッサ
    6コンデンサ(凝縮器)
    7アキシャルファン
    8ドライヤ/フィルタ
    9点検窓
    10ドレン
    1ヒーターバルブ
    2コンプレッサ(電磁クラッチ付き)
    3ツインアキシャルファン
    4温度センサー
    5電子レギュレータ
    6ラジアルブロアファン
    7ブロアの速度スイッチ
    8圧力スイッチ
    9メインヒューズ(エンジンルーム内)
    10リレー