整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用開始後最初の 10 時間 |
|
200運転時間ごと |
|
この機械は専門業務に従事するプロのオペレータが運転操作することを前提として製造されています。この機械は、広い芝生の清掃を行うことを主たる目的として製造されています。牽引用トングをずらすことにより、牽引車の斜め後ろで作業を行うことができます。
この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた適切な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用するのはお客様の責任です。
弊社のウェブサイトwww.Toro.comで、製品の安全な取扱いや運転に関する講習資料、アクセサリ情報の閲覧、代理店についての情報閲覧、お買い上げ製品の登録などを行っていただくことができます。
整備について、また純正部品についてなど、分からないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマーサービスにおたずねください。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。図 1 にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメモしておきましょう。
Important: シリアル番号プレートについている QR コード(無い場合もあります)をモバイル機器でスキャンする(またはwww.Toro.comへ行く)と、製品保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。
この説明書では、危険についての注意を促すための警告記号(図 2)を使用しております。これらは死亡事故を含む重大な人身事故を防止するための注意ですから、必ずお守りください。
この他に2つの言葉で注意を促しています。重要「重要」は製品の構造などについての注意点を、注はその他の注意点を表しています。
この製品は、関連するEU規制に適合しています; 詳細については、DOC シート(規格適合証明書)をご覧ください。
電磁波障害について |
米国内: 本製品は FCC規則第 15 章に適合しております。本製品の使用については以下の条件がつけられております: (1)本製品は基本的に危険な電磁傷害を引き起こしません; (2)本製品の性能を阻害するような電磁障害の発生する場合であっても、本製品の使用者はそのような電磁障害を排除する権利を有しません。 |
本製品は高周波を使用する製品であり、使用時には高周波が発生します。このため、不適切な条件、すなわち製造会社の指示を正しく守って設置・使用しないとと、ラジオやテレビの受信障害を起こす可能性があります。本製品は、FCC (米連邦通信委員会) 規則第 15 章に定める試験の結果、クラス B コンピュータ機器の基準に適合しております。しかしながら、これにより障害が発生しないことを保証するものではありません。本製品が受信障害の原因となっているかどうかは、本製品の電源を入切することによって確認することができます; 本製品が原因で障害が発生している場合には、以下のような方法で取り除く努力をしてください:テレビやラジオのアンテナの向きを変えてみる; コントローラとラジオやテレビの位置関係を変えてみる; ラジオやテレビの電源回路とは別のコンセントからコントローラの電源をとる。状況に応じて、ラジオ・テレビの専門業者にご相談ください。なお、受信障害対策のために、FCC から以下のようなパンフレットが出版されています: How to Identify and Resolve Radio-TV Interference Problemsご希望の方は以下にご請求ください: U.S. Government Printing Office, Washington, DC 20402. Stock No. 004-000-00345-4. |
FCC ID: W7OMRF24J40MDME-Base, OA3MRF24J40MA-Hand Held |
IC: 7693A-24J40MDME-Base, 7693A-24J40MA-Hand Held |
本製品の使用については以下の条件がつけられております: (1)本製品は基本的に危険な電磁傷害を引き起こしません; また(2)本製品の性能を阻害するような電磁障害の発生する場所であっても、本製品の使用者は本製品の使用に際してそれらの障害を排除する権利を持ちません。 |
日本の電磁波規制適合証明書 | |
ハンドヘルド: | |
RF2CAN: |
メキシコ国における電磁障害規制適合証明書 | |
ハンドヘルド: | |
RF2CAN: |
韓国における電磁障害規制適合証明書(デカルは別キット) | |
ハンドヘルド: | |
RF2CAN: |
シンガポール国における電磁障害規制適合証明書 | |
ハンドヘルド: | TWM240007_IDA_N4022-15 |
RF2CAN: | TWM-240005_IDA_N4024–15 |
モロッコ国における電磁障害規制適合証明書 | |
AGREE PAR L’ANRT MAROC | |
Numero d’agrement: | MR 14093 ANRT 2017 |
Delivre d’agrement: | 29/05/2017 |
カリフォルニア州
第65号決議による警告
米国カリフォルニア州では、この製品を使用した場合、ガンや先天性異常などを誘発する物質に触れる可能性があるとされております。
この機械は人身事故を引き起こす能力がある。重大な人身事故を防ぐため、すべての注意事項を厳守してください。
この機械は本来の目的から外れた使用をすると運転者本人や周囲の人間に危険な場合があります。
本機をご使用になる前に必ずこのマニュアルと、牽引に使用する車両のマニュアルの両方をお読みになり、内容をよく理解してください。この製品を使用する人すべてがこの製品と牽引用の車両について良く知り、警告の内容を理解するようにしてください。
この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってください。運転中は運転操作に集中してください;注意散漫は事故の大きな原因となります。
機械の可動部の近くには絶対に手足を近づけないでください。
ガードなどの安全保護機器が正しく取り付けられていない時は、運転しないでください。
周囲の人や動物を機械から十分に遠ざけてください。
作業場所に子供を近づけないでください。子供に運転させないでください。
マシンを停止させ、エンジンを止め、駐車ブレーキを掛け、キーを抜き取り、各部が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。
間違った使い方や整備不良は負傷などの人身事故につながります。事故を防止するため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識のついている遵守事項は必ずお守りください:注意、警告、および危険 の文字は、人身の安全に関わる注意事項を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生する恐れがあります。
このマニュアルの他の場所に書かれている注意事項も必ずお守りください。
以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 |
本機を使用するためには、流量 26.5-30 リットル毎分(13,790 kPa = 137.9 bar = 140 kg/cm2 = 2000 psi)の油圧装置を装備し、 ゴルフ場グリーン用のターフタイヤを装着している作業車が必要です。また、作業車に、重量 1587 kg を牽引できる牽引装置と 、これに見合った十分なブレーキが搭載されている必要があります。牽引手順や安全対策については、牽引車両のオペレーターズマニュアルをご参照ください。
ワークマンには、ハイフロー油圧キットが搭載されている必要があります。また、シリアル番号が 900000001 よりも小さいワークマン作業車で牽引する場合には、ヘビーデューティー牽引バー(モデル 44212 または 44213)が必要となります。
Note: 傾斜や凹凸のあるアプローチやグリーンで使用する場合には、四輪駆動のワークマンが最も適しています。
Important: 旧型のワークマンの場合、刈りかすを積載した本機を、ワークマンの標準ヒッチで牽引しないでください。標準ヒッチの規格は 680 kg までであり、これでプロセッサを牽引すると、バーが曲がったり、クロスチューブのアクスルサポートや後スプリングシャックルが破損するなどの恐れがあります。必ず、ヘビーデューティワークマン用牽引バーキット(モデル 44212)またはヘビーデューティワークマン用ヒッチフレーム&牽引バーキット(モデル 44213)をお使いください。
Important: 塵芥を積載した状態で、軽作業車や人員移動専用の車両で牽引しないでください。これらの車両は、ブレーキ、サスペンション、フレームなどに十分な余力がないため、本機の重量を扱いきれません。
傾斜地で使用される場合にはトレーラ用ブレーキの装備を強くお奨めします。満載状態では、本機の重量は 1588kg(車両総重量)に達します。この重量は、ほとんどの作業用車両の牽引およびブレーキ能力の限界を上回ります。このため、ワークマンに直接搭載することのできるトレーラ用ブレーキを用意しています。
Note: このキットは、12V のブレーキランプ用電源を使って、ワークマン以外の作業車にも取り付けることが可能です。
Note: ヒッチアセンブリの取り外しは2人で行ってください。
油圧シリンダとホースをヒッチトングに対して留め付けているピンアセンブリ、ボルト、ナットを取り外す。また、ケーブルタイ(結束バンド)を切断する。シリンダとホースをトングから注意深く取り外す。ピンアセンブリとボルトナットは再使用するので捨てずにおいておく。
ヒッチトングを出荷用の上側ブラケットに留め付けているヘアピンコッターとヒッチピンを取り外す。ヒッチトングは非常に重いので、出荷用ブラケットから外すときには十分注意すること。
下側の出荷用ピンの部分でトングを下向きにする。
ヒッチトングを下側出荷用の下側ブラケットに留め付けているピンアセンブリ、ボルト、ナットを取り外す。
Note: 下側の出荷用ブラケットを支点として機体が上向きになります。
出荷用ブラケットをマシンに留め付けている固定具類を取り外す。出荷用ブラケットを外して廃棄する。
この作業に必要なパーツ
ヒッチトング | 1 |
ヒッチピン | 1 |
ボルト(⅜ x 1¼") | 1 |
ナット(⅜"-16) | 1 |
ワッシャ(大) | 1 |
大きいナット | 1 |
角頭固定ねじ | 1 |
Note: 次の作業は2人で行ってください。
ヒッチトングの後端部をマシンの取り付けプレートの間に入れ、取り付け穴を整列させる(図図 3)。
Note: ホースガイドがヒッチトングの上に来ます。
取り付けプレートとヒッチトングにヒッチピンを通す(図 3)。
図 3のように、ヒッチピンの上部を取り付けプレートに固定する;ボルト(⅜ x 1¼")とロックナット(⅜")を使用する。
ヒッチピンの下部を固定する;大きいワッシャ、大きいナット、角頭の固定ねじを使う(図 3)。
近接スイッチをフレームに固定しているジャムナットをゆるめ、スイッチを下げて、ヒッチトングの検知プレートとスイッチとの距離が 2.6-4.0 mm となるように調整する(図 4)。ジャムナットを締めて調整を固定する。
この作業に必要なパーツ
後アクチュエータ・タブ | 1 |
ボルト(½ x 2") | 4 |
平ワッシャ(0.531 x 0.063") | 8 |
ロックナット(½") | 4 |
ボルト(⅜ x 1¼") | 2 |
ピンアセンブリ | 2 |
フランジナット(⅜") | 2 |
この作業に必要なパーツ
パワーワイヤのハーネス | 1 |
ケーブルタイ | 2 |
ヒューズ | 1 |
車両からバッテリーを外す。
パワー・ワイヤ・ハーネスのリング状の端子を牽引車両のヒューズ・ブロックの近くにあるアース用ボルトに取り付ける。
ハーネスのワイヤをヒューズ・ブロックの裏側にある赤いワイヤに接続する。
Note: ワークマンのヒューズブロックに空きがない場合には、トロ社のアクセサリヒューズブロック(P/N 92–2641)を購入して取り付ける。
ヒューズブロックの空いているスロットに 20 A ヒューズを取り付ける(図 7)。
スイーパのワイヤ・ハーネスを、ワークマンのメイン・ワイヤ・ハーネスに沿って車両後部へ配線する(図 8)。
ケーブルタイを使って、ワイヤハーネスを車両の数ヶ所に固定する。ハーネスは高温部や回転部から確実に離して配線してください。
Note: ハーネスには、オプションのブレーキコントロールキットを接続するためのコネクタがついています。
バッテリーを接続する; 牽引車両のオペレーターズマニュアルを参照。
この作業に必要なパーツ
ヒッチピン | 1 |
ヘアピンコッター | 1 |
ごみを確実に拾い上げられるように、本機のフレームが地表面に対して並行になっていることを確認してください。
水平な場所に駐車する。
牽引車両を後退させて本機の正面に停車させる。
スプリングピンを外し、ジャッキを下げてもう一度スプリングを取り付ける(図 9)。
ヒッチトングをジャッキで持ち上げて床面と平行にする。
本機のヒッチの高さを牽引車両の牽引ヒッチと同じ高さに調整する。
ヒッチクレビス(図 10)をヒッチトングに固定しているボルトとロックナットを外す。
牽引車両のヒッチと大体同じ高さになるように、ヒッチクレビスの高さを調整する。
先ほど取り外したボルトとロックナットを使って、クレビスをヒッチに固定する。
Note: 本機が床面と平行になっていることを確認する。
ヒッチピンとヘアピンコッターを使って、本機のクレビスヒッチを牽引車両のヒッチに接続する。
スプリングピンを外し、ジャッキを格納位置まで上げてもう一度スプリングを取り付ける。
本機からのハーネスを牽引車両のハーネスに接続します(図 14)。
Note: ハーネスがヒッチピンの上や周囲にないこと、ハーネスがヒッチにはさみこまれる恐れがないことを確認してください。
この作業に必要なパーツ
ブレード取り付けアセンブリ | 1 |
ボルト(7/16 x 3¼") | 2 |
ロックワッシャ(½") | 4 |
ワッシャ(大) | 1 |
スペーサ | 1 |
ロックナット(7/16") | 2 |
チェーン | 1 |
ボルト(⅜ x 1¼") | 1 |
フランジナット(⅜") | 1 |
スナップリンク | 1 |
ブレード取り付けアセンブリを本機のフレームの左端に取り付ける;ボルト(7/16 x 3¼")、小さいワッシャ(2枚)、大きいワッシャ(1枚)、ロックナット(7/16")を使う。
Note: 各コンポーネントは 図 16 のように組み付ける。
畝寄せブレードを、取り付けアセンブリに取り付ける;ボルト(7/16 x 3¼")、平ワッシャ(2枚)、スペーサ、ロックナット(7/16")を使用する。各部材は図 16のように組み付ける。
Note: ブレードの長い側が本機から遠くなるように取り付けてください。
ブレード取り付けアセンブリにチェーンを固定ける;ボルト(⅜ x 1¼")とフランジナット(⅜")を使用する(図 16)。
スナップリンクを使って、チェーンのもう一方の端をフレームのスロットに固定する(図 16)。
Note: チェーンに幾らかのたるみを持たせてください。
ブレード取り付けアセンブリのフィッティングとブレードのハブに2号リチウム系グリスを塗布する。
Note: ブレードを使わないで作業する場合には、スナップリンクからチェーンを外し、アセンブリ全体を上に跳ね上げてチェーンで固定しておいてください。
この作業に必要なパーツ
ハンドヘルドリモート | 1 |
バッテリー(単四) | 4 |
小さいねじ | 6 |
リモートを束ねているゴムバンドを外し、バックカバーを取る。
新しい電池を入れる; 向きに注意すること(図 17)。
Note: 電池の向きを間違うと、本機が損傷することはありませんが、リモコン操作はできません。電池を入れる箇所にはプラス・マイナスの表示がついています。
スチール製のガスケットとゴム製のシールをリモートの溝にきちんとはめ、バックカバーを取り付ける (図 17)。
ねじ(6本)を使ってカバーを固定し(図 17)、各ねじを 1.5 - 1.7N·m(0.15-0.17 kg.m = 13 - 15 in-lb)にトルク締めする。
Note: ねじを締めすぎないように注意してください。
ホッパーを下降させるには、スイーパ下降ボタンを押します(図 18)。ホッパーは、以下の位置にあるときに下降させることができます:
ダンプ高さ
移動走行高さ
旋回高さ
Note: ダンプ位置から下降中にホッパー下降ボタンから手を離すとその時点で下降動作は停止します。
Note: 移動走行・旋回位置では、スイーパ上昇ボタンを押すとその時点でホッパー下降動作が停止します。
標準モードで本機を上昇させるには、スイーパ上昇ボタンを押します。ホッパーは事前に設定されている高さで停止します(図 18)。
移動走行高さ(ホーム位置)は 35-40 cm 程度です。
旋回高さ(オフセット位置)は 22-26 cm 程度です。
スイーパ上昇ボタンを押した時、停止位置が事前設定されているとその位置で停止します。
Note: オプションモードへの切り替え方法についてはスイーパを上昇モードにするにはを参照してください。
オプションモードで本機を上昇させるには、スイーパ上昇ボタンを押して保持し希望の高さになったらボタンから手を離します; 停止位置が事前設定されているとその位置で停止します(図 18)。
移動走行高さ(ホーム位置)は 35-40 cm 程度です。
旋回高さ(オフセット位置)は 22-26 cm 程度です。
スイーパを左にオフセットするには、左オフセットボタンを長押しします(図 18)。ボタンから手を離すとオフセット動作が停止します。
スイーパを右にオフセットするには、右オフセットボタンを長押しします(図 18)。ボタンから手を離すとオフセット動作が停止します。
ストップボタンを押すと、現在作動中の動作が停止します。
Note: ただし、3秒程度の遅れがあります。
故障診断ランプ(図 19)は前カバーにあり、故障を知らせます。エンジンキーをRUN位置に回すと、故障診断ランプ が5秒間点灯した後、5秒間消灯し、その後に点滅(1秒間に3回点滅)を開始し、ハンドヘルドリモートのボタンを押すまでこの状態が続きます。点灯状態が 5 秒間続いたあとで急速な点滅(1秒間に10回、5 秒間の停止が入る場合も入らない場合もあります)が続く場合はマシンに何らかの異常があることを示しています;故障コードの確認を参照してください。
Note: ハンドヘルドリモートのボタンを押すと故障診断ランプが点灯します。
Note: マシンを始動した時にすでにハンドヘルドリモートのボタンが押されていた場合には、LED が消灯してから5秒後にLEDの点滅(1秒間に3回)は始まりません。
Note: 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。
幅 | 221 cm |
高さ | 202 cm |
ダンプ時の高さ(クリアランス) | 173 cm |
長さ | ホッパーを下げた状態:173 cm ホッパーを上げた状態:229-249 cm |
空車時の重量 | 680kg |
車両総重量(GVW) | 1588kg |
周波数 | 2.4 GHz |
最大出力 | 19.59dBm |
トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。詳細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください;弊社のウェブサイト www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとアクセサリをご覧になることができます。
いつも最高の性能と安全性を維持するために、必ずToroの純正部品をご使用ください。他社の部品やアクセサリを御使用になると危険な場合があり、製品保証を受けられなくなる場合がありますのでおやめください。
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対に運転や整備をさせないでください。地域によっては機械のオペレータに年齢制限を設けていることがありますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ全員にトレーニングを受講させる責任があります。
各部の操作方法や本機の正しい使用方法、警告表示などに十分慣れ、安全に運転できるようになりましょう。
牽引車両の緊急停止方法に慣れておきましょう。
オペレータコントロールやインタロックスイッチなどの安全装置が正しく機能しているか、また安全カバーなどが外れたり壊れたりしていないか点検してください。これらが正しく機能しない時には機械を使用しないでください。
これから機械で作業する場所をよく確認し、エアレーションの障害になりそうなものはすべて取り除きましょう。
ワークマンで牽引してスイーパを斜面で使用する場合には、ワークマンの荷台に250 kg 程度のウェイトを搭載することをお奨めします。
使用するトラクションユニットの能力をトラクションユニットのメーカーや販売店などに確認してください: この重量のエアレータを確実に搭載操作できる能力があることが必要です。
機器の調整を行う時は必ず牽引車両のエンジンを停止させてキーを抜き取り、すべての部分が完全に停止するのを待ってください。
この機械は、広い芝生の清掃を行うことを主たる目的として製造されています。
本機はリモコンで操作します。操作ボタンの使用方法については 各部の名称と操作 を参照してください。
移動時および旋回時には、本機を以下の高さにしてください:
移動走行高さ(ホーム位置)は 34-39 cm 程度です。
旋回高さ(オフセット位置)は 22-27 cm 程度です。
回転部に巻き込まれると重大な人身事故となります。
事故防止のため、可動部に手足や衣服などを近づけないよう十分に注意してください。
カバーやシュラウドやガードは必ず取り付けて使用してください。
ブラシがターフの表面にわずかに触れるがターフに食い込まないように本機の調整を行います。
推奨設定値については下の表をご覧ください。
作業内容 | ローラ/ブラシの調整 | 前フラップの調整 | 注 |
グリーン/ティー | 1番下から 2-4 ノッチ | 床から 6-13 mm | ブラシがわずかにターフにかかる |
フェアウェイ | 1番下から 3-5 ノッチ | 床から 13-25 mm | ブラシがターフの 1/3 まで入り込む |
スポーツフィールド | 1番下から 5-7 ノッチ | 床から 25-76 mm | ブラシがターフの 1/3 まで入り込む |
落ち葉清掃 | 1番下から 5-9 ノッチ | 前パネルを外す | ブラシがターフの 1/3 まで入り込む |
A | B | C | |
ノッチ位置 | キータブ 上位置 | キータブ 下位置 | |
0 | 5.500 | 6.000 | |
5.625 | 6.125 | ||
1 | 5.750 | 6.250 | |
5.875 | 6.375 | ||
2 | 6.000 | 6.500 | |
6.125 | 6.625 | ||
3 | 6.250 | 6.750 | |
6.375 | 6.875 | ||
4 | 6.500 | 7.000 | |
6.625 | 7.125 | ||
5 | 6.750 | 7.250 | |
6.875 | 7.375 | ||
6 | 7.000 | 7.500 | |
7.125 | 7.625 | ||
7 | 7.250 | 7.750 | |
7.375 | 7.875 | ||
8 | 7.500 | 8.000 | |
7.625 | 8.125 | ||
9 | 7.750 | 8.250 | |
7.875 | 8.375 | ||
10 | 8.000 | 8.500 | |
8.125 | 8.625 | ||
11 | 8.250 | 8.750 | |
8.375 | 8.875 | ||
12 | 8.500 | 9.000 | |
8.625 | 9.125 | ||
13 | 8.750 | 9.250 | |
8.875 | 9.375 |
平らな場所に駐車する。
ホッパーを上げ、安全サポートで支える。ホッパーの安全サポートの使い方を参照。
高さ調整キー(図 21)についているロックナットをゆるめて、キーを 13 mm 程度引き出せるようにする。
ローラの高さ調整用ロックナットをゆるめる(図 21)。
高さ調整キーを引き出し、ローラの高さ調整プレートを動かして後ローラを適当な高さに調整する(図 21)。
ロックナットを締めて調整を固定する。
同様の方法でブラシの反対側でも作業を行う。両方を同じに調整すること。
ローラスクレーパ(図 21)とローラとの間に 2 mm の隙間ができるように調整してください。ローラスクレーパの高さ調整ナットをゆるめ、ローラの高さを決めてナットで固定します。
タイヤ空気圧は毎日点検して適正に維持してください。
タイヤ空気圧の適正値:0.862 bar(0.88 kg/cm = 12.5 psi)。
タイヤ空気圧の最大値:1.24 bar(1.26 kg/cm2 = 18 psi)。
Note: 空気バルブはリムの裏側にあります。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用開始後最初の 10 時間 |
|
200運転時間ごと |
|
この整備を怠ると車輪の脱落や破損から人身事故につながる恐れがある。
ホイールラグナットを適切な値にトルク締めしてください。
ホイールラグナットを点検して 95-122 N·m(9.7-12.5 kg.m=70-90 ft-lb)にトルク締めする。
コントローラ(図 25)は、本機のハーネスを牽引車両側のハーネス(パワー供給側)に接続した時点で電源が入ります。
シリアル番号が 899999999 以前のワークマンでは、ハーネスに常時電圧が来ています。
シリアル番号が 900000001 以降のワークマンでは、運転キーを RUN 位置に回すとハーネスに電圧が供給されます。
スイーパには、コントローラのタイムアウト機能があります。リモコン操作を何も行わない状態が 2 時間 30 分続くとタイムアウトとなります。
タイムアウト状態では、リモコンは機能しません。
リモコンをタイムアウト状態から覚醒させるには
シリアル番号が 899999999 以前のワークマンでは、本機のハーネスをワークマンのハーネスから一度抜き取ってもう一度接続します。
シリアル番号が 900000001 以降のワークマンでは、運転キーを一度 OFF 位置にした後、再び RUN 位置に回します。
タイムアウトにならないようにしたい場合には、2時間30分よりも短い間隔でときどきリモコンでオフセット操作を行ってください。
ホッパーを上昇させた状態で作業を行う必要があるときには、必ず、昇降シリンダに安全サポートを取り付けてください。
昇降シリンダが完全に伸びるまでホッパーを上げる。
本機のフレームについている格納ブラケットに安全サポートを固定しているヘアピンコッターとピンを抜き取る(図 26)。安全サポートを外す。
安全サポートの一端がシリンダの胴に載り、もう一端がロッドの先端に当たるようにして安全サポートをロッドに嵌める(図 27)。
Note: ヘアピンコッターとピンを使って、安全サポートをシリンダに固定する。
使い終わったら、シリンダから外して格納ブラケットに保管する。
安全サポートの取り付けや取り外しは、必ずホッパーの後ろ側から行う。
Important: 安全サポートをシリンダに取り付けたままでホッパーを下げようとしないこと。
オーナーやオペレータは自分自身や他の安全に責任があり、オペレータやユーザーの注意によって物損事故や人身事故を防止することができます。
作業にふさわしい服装をする;目の保護具、すべりにくく頑丈な靴、長ズボン、聴覚保護具を着用してください。長い髪は束ねてください。垂れ下がるような装飾品は身に着けないでください。
疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂取した時は運転しないでください。
絶対に人を乗せないでください。また、作業中は周囲から人やペットを十分に遠ざけてください。
運転は、穴や障害物を確認できる十分な照明のもとで行ってください。
可動部に手足を近づけないよう注意してください。
バックするときには、足元と後方の安全に十分な注意を払ってください。
異物をはね飛ばしたときや機体に異常な振動を感じたときにはまずエンジンを停止してキーを抜き、各部の動きが完全に止まるのを待って、よく点検してください。異常を発見したら、作業を再開する前にすべて修理してください。
タイヤ空気圧を常に正しく調整して使ってください。
公道を走行する時には、必ず法令などで定められた装備を行ってください。リフレクタ、照明灯火など定められているものがすべて所定の位置に取り付けられ、正常に作動することを確認してください。
悪路では走行速度を落としてください。
ダンプする場合には、必ず、移動走行モード(牽引車両の真後ろで引かれている状態)としてください。
ダンプ作業には大きな危険が伴います。後退中やダンプ中はホッパーから十分に離れてください。
まれにですが、ぬれたごみや落ち葉などが 発熱することがあります。ホッパーにごみを入れたままでマシンを格納しないように注意してください。
ホッパーのドアを上げ下げするとき、近くにいる人や動物に当たると危険です。ホッパーを動作させる時は、周囲の人や動物を十分に遠ざけてください。
予期せぬ感電事故などを防止するために、ダンプを行う際には必ず頭上の安全を確認してください。
絶対に、斜面でダンプしないこと。ダンプ作業は必ず平らな場所で行うこと。
スイーパと牽引車両の切り離しを行う時は、まず平らな場所に停車し、ホッパーを空にし、ローラが地面に接触するまでホッパーを下降させ、車輪に輪止めを掛けてから切り離し作業にかかってください。
牽引車両がどのていどの法面まで走行可能なのかを必ず確認しましょう。
斜面はスリップや転倒などを起こしやすく、これらは重大な人身事故につながります。斜面での安全運転はオペレータの責任です。どんな斜面であっても、通常以上に十分な注意が必要です。
斜面については、実地の測定を含めてオペレータ自身が調査を行い、安全に作業ができるかどうかを判断してください。この調査においては、常識を十分に働かせてください。
以下に掲載している斜面での運転上の注意点やその場合の天候条件および場所の条件などを良く読み、作業日当日の現場のコンディションが作業に不適当な状態でないかどうか判断してください。同じ斜面上であっても、地表面の条件が変われば運転条件が変わります。
斜面での発進・停止・旋回は避けてください。急に方向を変えたり急な加速やブレーキ操作をしないでください。旋回は速度を落としてゆっくりと行ってください。
走行、ステアリング、安定性などに疑問がある場合には運転しないでください。
隠れた穴、わだち、盛り上がり、石などの見えない障害は、取り除く、目印を付けるなどして警戒してください。深い芝生に隠れて障害物が見えないことがあります。不整地では機体が転倒する可能性があります。
ぬれ芝、急斜面など滑りやすい場所で運転すると滑って制御できなくなる危険があります。駆動力を失うと、スリップを起こしたりブレーキや舵取りができなくなる恐れがあります。
段差、溝、盛り土、水などの近では安全に十二分の注意を払ってください。万一車輪が段差や溝に落ちたり、地面が崩れたりすると、機体が瞬時に転倒し、非常に危険です。必ず安全距離を確保してください。
インタロックスイッチはオペレータを守る安全装置です。インタロックスイッチを外したり故障したまま放置しておくと危険回避のための自動停止機能が働かず人身事故などに結びつく可能性が高くなります。
インタロックスイッチを取り外さないこと。
インタロックスイッチの動作を毎日確認すること。
動作不良があれば必ず運転前に交換すること。
安全インタロックシステムには以下の機能があります:
ホッパーが上昇位置にあるときにはブラシの回転を許可しない。
オフセット位置では、ホッパーからのダンプを許可しない。
ホッパーからダンプする時には警告音が鳴ります。走行中にダンプしないこと。
実際に作業を始める前に、作業の方向や旋回場所などについて検討しておきましょう。
Note: 遠方の物を目印にすると、楽に直進することができます。
長いカーペットの上を行くつもりで運転し、隣りのカーペットに少しオーバーラップさせるようにしてください。
ターフの清掃では、コア、小枝、刈りかす、落ち葉、松かさ、松葉、ちいさなゴミなどを拾い上げることができます。
また、本機はターフをグルーミングします。ブラシによって芝草がよく立ち、直後に芝刈りを行うと揃ったカットになります。清掃しながら軽い掻き切り動作が行われるので水や栄養分の浸透が良くなり修復作業を減らすことができます。
Important: 本機を使用している最中は小さな旋回をしないでください。ターフを傷つける場合があります。
ホッパーが一杯になってしまうと、ごみを収納できないために、後ろに向かって跳ね飛ばすだけになります。
転倒や感電は重大な人身事故になる危険が高い。
絶対に、斜面でダンプしないこと。ダンプ作業は必ず平らな場所で行うこと。
ダンプ作業の前に、頭上に電線や他の障害物がないか必ず確認すること。
Important: ダンプ作業に際しては、本機と牽引車両のヒッチとが、ヒッチピンとクレビスピンで確実に接続されていることを確認してください。
Important: ダンプする場合には、必ず、本機が牽引車両の真後ろにあって移動走行高さになっていることを確認してください。
ダンプする場所が平らであること、また、スイーパが移動走行位置にセットされていることを確認する。
ホッパーのダンプボタンを一秒間押し、ボタンから手を離して一秒間待ち、もう一度ボタンを押す(図 28)。
Note: ホッパーのダンプボタンを 2 回連続で押した場合は何も起こりません。
ダンプ操作は、周囲の人間や動物に危険な作業である。
ダンプする時は、周囲の人や動物を十分に遠ざけること。
ホッパーを下降させるには、スイーパ下降ボタンを押します。
Note: 本機で清掃作業を始める前に、ホッパーが下降位置にあることを確認してください。
清掃作業が終了したら、 機体をていねいに洗ってください。ホッパーは自然乾燥させます。清掃が終わったら、機体各部に損傷などが発生していないか、点検してください。これらをきちんと行えば、次回もまた良い状態で使用することができます。
ワークマンの油圧装置の作動温度は82 °C(180°F)です; この温度まで上昇しないと、本機のヘッドが正常に作動しません。
スイーパ上昇ボタンには標準モードとオプションモードの2つの位置があります。
標準モードでは、ボタンを1回押すだけで、事前設定されている高さまで本機を上昇させます。スイーパ上昇ボタン(標準モード)を参照。
オプションモードでは、スイーパ上昇ボタンを押した時、停止位置が事前設定されているとその位置で停止します。スイーパ上昇ボタン(オプションモード)を参照。
コントロールモジュールからカバーを外す。
図 32に示すように、ピグテールコネクタから2本の接続を外す。
この2本を、ワイヤハーネスに付属している既存のピグテールコネクタに接続する。
コントロールモジュールにカバーを取り付ける。
Note: 標準モードに戻すには、元のピグテールコネクタに接続してください。
閉めきった場所に本機を格納する場合は、機械が十分冷えていることを確認してください。
マシン各部が良好な状態にあり、ボルトナット類が十分にしまっているか常に点検してください。
摩耗、破損したり読めなくなったステッカーは交換してください。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用開始後最初の 10 時間 |
|
25運転時間ごと |
|
50運転時間ごと |
|
100運転時間ごと |
|
200運転時間ごと |
|
600運転時間ごと |
|
このページをコピーして使ってください。
点検項目 | 第 週 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
インタロックの動作を点検する。 | |||||||
運転操作時に異常音がないか点検する。 | |||||||
タイヤ空気圧を点検する。 | |||||||
油圧ホースの磨耗損傷状態を点検する。 | |||||||
オイル漏れがないか点検する。 | |||||||
各運転装置の動作を確認する。 | |||||||
ホッパーを点検する。 | |||||||
ブラシに絡みついている異物を除去する。 | |||||||
ブラシの磨耗状態を点検する。1 | |||||||
グリスアップを行なう。2 | |||||||
塗装傷のタッチアップを行う。 | |||||||
1破損などしている場合には新しいものを取り付ける。 2 車体を水洗いしたあとは整備間隔に関係なく直ちにグリスアップする。 |
点検担当者名: | ||
内容 | 日付 | 記事 |
整備や調整を行う場合は必ず牽引車両を停止させてエンジンを止め、駐車ブレーキを掛け、キーを抜き取り、各部が完全に停止したのを確認してください。
このマニュアルに記載されている以外の保守整備作業は行わないでください。大がかりな修理が必要になった時や補助が必要な時は、Toro 正規代理店にご相談ください。
ボルト、ナット、ねじ類は十分に締めつけ、常に機械全体の安全を心掛けてください。
可能な限り、エンジンを回転させながらの整備はしないでください。可動部に近づかないでください。
機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が掛かっている場合があります。取り外しには十分注意してください。
機体の下で作業をするときには、機体をブロックや格納保管用スタンドで確実に支えてください。油圧昇降装置だけでエアレータを支えて整備を行うことは絶対にしないでください。
タインの取り付けボルトやナットが所定のトルクで締め付けられているか、毎回点検してください。
整備作業終了後は、必ずすべてのガード類を正しく取り付け、フードを確実に閉めてください。
万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専門医の治療を受ける。万一、油圧オイルが体内に入った場合には、数時間以内に手術を受ける必要がある。
油圧装置を作動させる前に、全部のラインコネクタが適切に接続されていること、およびラインやホースの状態が良好であることを確認すること。
油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけない。
リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。
油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実に解放する。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
50運転時間ごと |
|
全部で11ヶ所にNo.2汎用リチウム系グリスを注入します。
Important: 連携開始手順を行う前に、手順全体を通してよく読んでください。
システムを動作させるためには、リモコンとベースユニットとの連携を確立する必要があります。リモコンとベースユニットとは連携された状態で工場から出荷されます。何らかの理由で、リモコンとベースユニットの連携をもう一度確立する必要が生じた場合(たとえば、ベースユニットはそのままで、リモコンのみを買い換えた場合)には、以下の手順を実施してください。
Note: ベースユニットと連携しているリモコンを、別のベースユニットに連携させると、もとのベースユニットとの連携は解除されます。
ベースユニットの電源を切る。
リモコンを手に持って、ベースユニットの近くに立つ(リモコンとベースユニットとの間に障害物がないようにする)。
左オフセットボタンと右オフセットボタンを同時に長押しする。LED が1秒間に1回程度の割合で点滅する。
両方のボタンを押し続けると、LED の点滅が1秒間に2回程度に変わる。
ボタンから手を離す。
左オフセット ボタンを長押しする。LED が1秒間に2回程度の割合で点滅する。
左回転 ボタンをおしたままでエンジンキーを RUN 位置にする。LED が点滅から点灯に変れば連携は成功。
Note: 連携確立まで20秒程度の時間が必要。
左オフセットボタンから手を離す。
以上でシステムの連携は確立された。
ハンドヘルドリモートは、単四電池4本を電源としています。電池を取り付ける時には、極性を確認してください(極性は電池ケースの内側にマーキングしてあります)。
リモートの裏側にあるねじ(6本)を外してカバーを取る(図 40)。
Note: 可能であれば、ゴム製シールとスチール製のガスケットを外さずにカバーと電池を外してください。
古い電池を取り出し、地域の条例等に従って処分する。
新しい電池を入れる; 向きに注意すること。
Note: 電池の向きを間違うと、機械が損傷することはありませんが、リモコン操作はできません。
ゴム製シールとスチール製のガスケットを外してしまった場合は、これらを注意深く溝にセットする。
カバーを元通りに取り付け、先に取り外したねじ(6本)を使って固定し(図 40)、各ねじを 1.5~1.7N·m(0.15-0.17 kg.m = 13~15 in-lb)にトルク締めする。
Note: ねじを締めすぎないように注意してください。
機体にごみやほこりや木の葉などがついていないようにきれいに清掃する。
タイヤ空気圧を点検する。 タイヤ空気圧を点検するを参照してください。
ボルトナット類のゆるみを点検し、必要に応じて締め付ける。
グリスアップを行なう。余分なグリスはふき取る。
ブラショの状態を点検し、必要に応じて交換する。
作業内容 | 考えられる原因 | 対策 |
ごみを拾わない。 |
ブラシが破損している。 ブラシの位置が高すぎる。 前フラップの位置が高すぎまたは低すぎる |
ブラシを交換する。 ブラシ高さを調節する;ブラシの高さの調整を参照。 前フラップの高さを調節する;前フラップの高さを調整するを参照。 |
異常に振動する。 |
ブラシシャフトのベアリングを点検異常に熱い場合には破損している可能性が高い。 ブラシに異物が絡み付いている |
破損しているベアリングは交換する。 異物をすべて取り除く。 |
リモコンのボタンを押した時に故障診断ランプが点灯しない。 |
通信できていない。 |
リモコンとベースユニットの連携を行う;リモコンとベースユニットの連携を行う を参照。 |
故障診断 LED が故障ありの表示をしている場合(故障診断ランプを参照)には、故障コードで故障内容を確認してください。
キーを RUN 位置に回す。
牽引車両との油圧接続と電気接続(ハーネス)を外す。
前カバーを取り外す。
故障診断コネクタ(2個)についているひも付きキャップを外す(図 41;A)。
故障診断コネクタ同士を接続する (図 41; B)。
車両用と本機用のハーネスを接続して本機に通電する。
故障コードはLEDの点滅回数で示されるので、回数を数えて表で確認する:
Note: 2つ以上の故障がある場合には、2つのコードが点滅で表示された後、長い休止があり、その後に再び表示が繰り返される。
コード | LEDの点滅パターン | 内容 | 詳細 |
マシンの動作不良 | |||
11 | 点灯・休止・点灯・長い休止、の繰り返し | ベースとの通信遮断 | コネクタが外れた:点検して外れていれば適切に接続する。 |
配線不良;代理店に連絡する。 | |||
ベースが不良;代理店に連絡する。 | |||
12 | 点灯・休止・2回点灯・長い休止、の繰り返し | ベースとハンドヘルドとのバージョン不一致 | ソフトウェア不一致(TORODIAGで正しいソフトウェアをインストール);代理店に連絡する。 |
13 | 点灯・休止・3回点灯・長い休止、の繰り返し | ハンドヘルドの不良(RevAで対処不能) | 製品同士の連携が不能(例えば、プロパスのハンドヘルドでMH400のソフトウェア更新をしようとしている) |
前カバーを取り付ける。
問題が解消したら、診断コネクタを外してからもう一度接続すると故障コードがリセットされます。そして故障診断ランプは1秒間に1回の点滅を開始します。