組み立て

Note: 白熱灯タイプのヘッドライトを取り付けているマシンの場合は、新しいキットを購入していただく必要があります;弊社代理店にご相談ください。

ギアボックスベントを取り付ける

現在のマシンに Figure 1にあるような背の高いベント(通気口)がついていない場合は、エンジンを交換する前に弊社代理店からギアボックスベント・キットを購入して取り付けてください。

g027876

古いエンジンの取り外し

Important: 取り外したボルト・ナット類はすべて再使用しますから捨てないでください。

  1. ギアボックスからオイルを抜く。

  2. エンジンをギアボックスに取り付けているナットを外して廃棄する。

  3. エンジンを外したときにギアボックスが落下しないように、ギアボックスを下から支える。

  4. ワイヤハーネスを外して廃棄する。

  5. ワイヤハーネスブラケット、インタロックモジュール、および取り付け金具を外して保管する (Figure 2)。

    Note: 2008 年度以前のモデルの場合は、モジュール取り付けブラケットを保管してください。2009年度のモデルの場合は、代わりのブラケット (120-2705-03) を購入してください。

    g027878
  6. ブレーキと走行レバーのグリップを取り外す (Figure 3)。

  7. コンソールカバーを取り外して廃棄する (Figure 3)。

    g029049
  8. スロットルコントロールケーブルを外して廃棄する (Figure 4)。

  9. スロットルレバーを外し、取り付け用の金具以外は廃棄する (Figure 4)。

    g029154
  10. 既存の走行ブラケットから、走行レバーと走行ケーブルを外す (Figure 5)。金具類はすべて保管すること。

    g029155
  11. ハンドルアセンブリを外す。

  12. 既存の走行ブラケットを外し、近接スイッチと取り付け用の金具以外は廃棄する (Figure 6)。

    g029158
  13. 既存のエンジン取り付けボルトとナットを外して保管する。

  14. エンジンの出力シャフト関係の金具を全部外して保管する (Figure 7)。

    g027877
  15. フレームを清掃し、破損や磨耗がないか点検する。

  16. ギアボックスのガスケットを点検し、破損や摩耗があれば交換する。

新しいエンジンの取り付け

この作業に必要なパーツ

エンジン1
固定ねじ4
ナット4
  1. 先ほど外して保管してある出力シャフト関係部品をエンジンに取り付ける (Figure 8)。

    Note: キーとエンジンの駆動シャフトに固結防止剤を塗って取り付けてください。

  2. エンジンに固定ねじを取り付ける (Figure 8)。

  3. 燃料タンクに、ワイヤハーネスブラケットを取り付ける;タンクをエンジンに固定している後部フランジナットを利用する (Figure 8)。

  4. ワイヤハーネスブラケットにインタロックモジュールを取り付ける;先ほど外した固定具を再利用する (Figure 8)。

  5. 既存のボルトとナットを再利用してエンジンをフレームに取り付ける (Figure 8)。

    Note: ボルトを 90% 程度にの締め付けるようにするとエンジンをフレームに取り付ける作業が楽にできます。

    g036121

制御機器と配線を取り付ける

この作業に必要なパーツ

走行ブラケット1
スロットルレバー1
スロットルケーブル1
コンソールカバー1
ケーブルクリップ1
ワイヤハーネス1
エンジンスイッチ1
ケーブルタイ4
スプリング1
  1. 新しい走行ブラケットをハンドルに取り付ける;先ほど外したねじ類を使用する (Figure 11)。

    Note: 元の走行ブラケットが、ハンドルについている2つの穴を使って機体に取り付けられていた場合には、以下のパーツを購入してこの作業を行ってください:112-9318 および 110-2415。

  2. 先ほど外したハンドルアセンブリを取り付ける。

  3. 外してあった走行レバーとケーブルを取り付ける;取り付け具は再利用する (Figure 11)。

  4. オペレーターズマニュアルにしたがってインタロックスイッチの取り付けおよび調整を行う。

  5. 新しいスロットルレバーとケーブルを取り付ける;先ほど外したねじ類を使用する (Figure 11)。

  6. スロットルスプリングが完全につぶれるまでテンションナットを締め、そこから半回転戻してください。ハイアイドルにセットしたときにスロットルレバーが動かないことが必要。もし動く場合には、スロットルスプリングのナットを軽く締める (Figure 9)。

    g029050
  7. 先に取り外しておいたコンソールカバーとハンドルグリップとを取りつける (Figure 11)。

  8. エンジンの右後ろの取り付け箇所に、新しいスロットルケーブルを取り付ける;ケーブルクリップと既存のボルト、ワッシャ、ナットを使用する (Figure 10)。

    g027879
  9. エンジンをギアボックスに接続する;保管してあるナットを使用する (Figure 8)。

  10. エンジン取り付けボルトとナットを全部本締めする。

  11. ワイヤハーネスをインタロックモジュールに取り付け、ハーネスをハンドルの左側まで配線する (Figure 11)。

  12. コンソールにエンジンスイッチを取り付け、ワイヤハーネスに接続する (Figure 11)。

    Note: アワーメータが取り付けられているマシンの場合は、ワイヤハーネスをアワーメータに接続する。

  13. ワイヤハーネスをコンソールカバーの裏側に収納する。

  14. アース線(緑色)を取り付ける;燃料タンク下のカウリングボルトを使用し、赤い線をエンジンに取り付ける。

    Note: ボルトとアース端子部分にワセリンを塗る。

  15. 新しいモジュールブラケットを使用する場合には、ワイヤハーネスを新しいモジュールブラケットにクリップ止めする。

  16. ケーブルとワイヤハーネスをハンドルに固定する;新しいケーブルタイ(4本)を使用する (Figure 11)。

    g027881

マシンの潤滑を調整を行う

  1. オペレーターズマニュアルにしたがって、機体全体の潤滑を行う。

  2. オペレーターズマニュアルにしたがって、ギアケースにオイルを入れる。

  3. オペレーターズマニュアルにしたがって、エンジンオイルを入れる。

  4. バッテリーを接続します。

  5. エンジン速度を以下の数値に調整する:

    ハイアイドル(無負荷)3275-3475 rpm
    ローアイドル(無負荷)1465-1715 rpm