保守
推奨される定期整備作業
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 10 時間 |
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1年ごと |
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ホイールハブの整備
整備間隔 | 整備手順 |
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1年ごと |
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トレーラをジャッキアップする。
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ホイールをハブに固定しているラグナット 4 個を外してホイールを取り外す。
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ホイールハブについているダストキャップを取り外す(図 16)。
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コッターピンとリテーナロックナットを外す(図 16)。
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アクスルから、ハブナット、スピンドルワッシャ、ハブアセンブリを外す(図 16)。
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ハブアセンブリの構成部品全部(ベアリング、ベアリングカップ、オイルシールも含めて)を点検する。破損している部品は交換する。
ホイールハブアセンブリの潤滑
整備間隔 | 整備手順 |
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1年ごと |
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ベアリング、ベアリングカップ、ハブアセンブリについているグリスをウェスできれいに拭きとる。
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ベアリングカップとハブアセンブリの内部空間に高温グリスを詰める。ベアリングのローラが完全にグリスに埋まるようにすること。
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図 16のように、ハブアセンブリにベアリングカップとベアリングを取り付ける。
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ハブアセンブリからはみ出たグリスは全部ふき取る。
ホイールハブアセンブリの取り付け
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ハアセンブリとスピンドルワッシャを図 16のように取り付ける。
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ホイールハブアセンブリを回しながらハブナットを締め付け、ベアリングを着座させて遊びをなくす。
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ホイールハブアセンブリを回しながらハブナットを 8.5-20.3 N⋅m(0.9-2.0 kg/m = 75-180 in-lbs) にトルク締めする。
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ハブナットがワッシャに接触しなくなり、ハブに遊びができるところまでハブナットをゆるめる。
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ホイールハブアセンブリを回しながらスロット付きナットを 1.7-2.3 N·m(0.17-0.23 kg.m = 15-20 in-lb)にトルク締めする。
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ハブナットの上からリテーナロックナットを取り付ける;コッターピンの穴をリテーナロックナットのスロットに合わせること。
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リテーナロックナットのスロットから新しいコッターピンをアクスルに通し、ピンの両足を曲げて固定する。
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ハブキャップを取り付ける。
ホイールナットのトルクを点検する
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 10 時間 |
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ホイールを取り付けた時と、その後の最初の10運転時間経過後にホイールナットの締め付けトルクを点検してください。
警告
適切なトルクを維持しないとホイールが外れて人身事故などにつながる恐れがある。
ホイールナットは108 N·m(11 kg.m = 80 ft-lb)にトルク締めする。