保守
注意
始動スイッチにキーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。
整備作業の前には必ずキーを抜いておくこと。
推奨される定期整備作業
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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40運転時間ごと |
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100運転時間ごと |
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潤滑
シャーシの保守
タイヤ空気圧を点検する
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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タイヤ空気圧を点検してください(図 27)。
4.13 bar(2.1 kg/cm2 = 60 psi) あれば適正。
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必要に応じてエア抜きやエアの追加を行って 4.13 bar に調整する。
メインアームのブッシュの点検
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
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全部で 6 本あるメインアームは、地表面のアンジュレーションに沿って滑らかに上下します。メインアームとフレームの取り付けブラケットとの間にはブロンズ製のブッシュが挿入されています(図 28)。
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エアレータを移動走行位置にセットする;エアレータを使用するを参照。
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メイアーム(6本)がどれも自由に動くことを確認する(図 28)。
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メイアームが自由に動かない場合は以下を行う:
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スプリングのテンションをゆるめる;スプリングの調整を参照。
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メインアームをフレーム取り付けブラケットに固定しているボルト、ナット、ワッシャ、ブッシュを外して、各部の摩耗状態を調べる(図 28)。
Note: 摩耗・破損しているパーツはすべて交換してください。ブロンズ製ブッシュは、メインアームと取り付けブラケットの板厚を足した長さよりも 3 mm 長くしてあります。
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メインアームをフレーム取り付けブラケットに取り付ける;ボルト、ナット、ワッシャ、ブッシュを使用する(図 28)。
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ボルト(⅝ x 2")とナット(⅝")を、ブッシュに対して(アームに対してではなく)締め付けて、アームが自由に動けるようにする。
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スプリングのテンションを調整する;スプリングの調整を参照。
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スプリングの調整
スプリングは、重量負荷を均等に散らしてピボットピンへの衝撃を和らげるためのものです。各スプリングを均等に調節してエアレータを水平にしてください。スプリングの調節は、スプリングロッドの上部にあるナットで行います(図 29)。
Important: スプリングを完全に縮めてしまわないでください。スプリングの巻きの間に少なくとも 1.6 mm のすきまを残してください。
タインの点検
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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いつも最高の性能でお使いいただくために、使用前に必ずタインの点検(摩耗・破損)を行ってください。摩耗が進んだタインは簡単に曲がったり折れたりして、折れた破片が地中に残ります。図 30に摩耗の具体例を示しています。
格納保管前には、タインを洗浄してコアを洗い流してください。コアを付けたままで長期間放置すると、タイン内部に肌荒れが発生してコアがスムーズに出てこなくなります。