警告

カリフォルニア州

第65号決議による警告

米国カリフォルニア州では、この製品を使用した場合、ガンや先天性異常などを誘発する物質に触れる可能性があるとされております。

安全について

安全ラベルと指示ラベル

Graphic

危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。

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取り付け

マシンの準備を行う

注意

始動スイッチにキーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。

整備作業の前には必ずキーを抜いておくこと。

  1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、カッティングユニットを降下させ、エンジンを停止し、キーを抜き取り、可動部が完全に停止したのを確認して運転席を離れる。

  2. ラッチを外してフードを開ける。

  3. エンジンとラジエターが完全に冷えるのを待つ。

整備のためのアクセス

フードの外しかた

  1. フードを閉じる。ただしラッチは掛けない(図 1)。

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  2. フードの右側ピボットブラケットのピンからヘアピンを抜き取る(図 1)。

  3. フードを右にずらして左側のサポートから外し、左側ピボットブラケットを持ち上げる(図 1)。

  4. フードを左にずらして右側のサポートから外し、右側ピボットブラケットを持ち上げる(図 1)。

  5. 機体からフードを外す(図 1)。

運転席を外す

  1. 運転席の後ろで、防熱シールドと座席ストラップ用クロスチューブを固定しているフランジヘッドキャップスクリュ(2 本)を外して、防熱シールドを外す(図 2)。

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  2. 座席ストラップをサポート用チャネル部材に固定しているフランジヘッドキャップスクリュ(2 本)を外す(図 3)。

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  3. 運転席を前に倒して運転席下にアクセスできるようにする。

  4. 座席スイッチの端子についている 2 ソケットコネクタを外す(図 4

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  5. 機体から運転席を外す。

コンソールのカバーを取り外す

コンソールコントロールカバーからコンソールカバーを外す(図 5)。

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冷却液と油圧オイルを抜き取る

ラジエターから冷却液を抜き取る

受け容器に必要な容量: 7 リットル以上

  1. ラジエターの補給口からキャップを取る(図 6)。

    外したキャップは廃棄してよい。

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  2. ラジエターのドレンバルブの下に所定容量以上の容器を置いてバルブを開ける(図 7)。

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  3. ラジエターから冷却液が完全に抜けるのを待つ。

  4. ドレンバルブを閉じる(図 7)。

  5. 回収した冷却液は、リサイクリング業者に委託するなど、各地域の法令に従って適切に処分する。

冷却液補助タンクを外す。

  1. ラジエターのオーバーフローフィッティングに接続されているホースのクランプを外して、フィッティングからホースを外す(図 8)。

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  2. タンクブラケットからタンクを持ち上げて、機体からタンクを外す(図 8)。

  3. 冷却液補助タンクを空にする。

  4. 冷却液補助タンクのキャップのフィッティングに接続されているホースのクランプを外してホースを外す。

    冷却液補助タンクは後に元通りに取り付けるので保管する。ホースとホースクランプは廃棄する。

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オイルクーラからオイルを抜き取る

受け容器に必要な容量: 4 リットル以上

  1. タンクへの戻りホースを油圧フィルタヘッドのバーブ付きフィッティングに固定しているホースクランプを外す(図 10)。

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  2. タンクへの戻りホース外して、油圧フィルタヘッドとホースからオイルが完全に排出されるのを待つ(図 10)。

  3. タンクへの戻りホースをバーブ付きフィッティングに接続してクランプを締め付ける(図 10)。

油圧オイルクーラを取り外す

  1. グロープラグリレーから、ワイヤハーネスの 4 ブレードコネクタを外す(図 11)。

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  2. 油圧オイルクーラへの供給ホースをクーラの入り口チューブに固定しているクランプを外してチューブからホースを外す(図 12)。

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  3. オイルフィルタヘッドの上部についているフィッティングから、クーラの出口側チューブを外す(図 13)。

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  4. オイルクーラの上部を後方に引き出し、グリッパクリップ(2個)を外す(図 14)。

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  5. 油圧オイルクーラ下部にあるバーブ付きフィッティングに接続されているホースのクランプ(2 個)を外す(図 14)。

  6. クーラからホースを外してクーラを機体から外す(図 14)。

ラジエターのホースを外す

  1. ラジエターの出口にラジエター下側ホースを固定しているクランプを外してラジエターからホースを外す(図 15)。

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  2. ラジエター下側ホースをエンジンの入口に固定しているクランプを外してエンジンからホースを外す(図 15)。

    ホースクランプは取り付けに使用する。ラジエター下側ホースは廃棄してよい。

  3. エアインテークホースをラジエターブラケット丈夫に固定しているホースクランプを外す(図 16)。

    クランプは後に取り付けに使用する。エアインテークホースをエアクリーナから外す必要はない。

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  4. ラジエターの入口にラジエター上側ホースを固定しているクランプを外してラジエターからホースを外す(図 17)。

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  5. ラジエター上側ホースをエンジンのサーモスタットハウジングに固定しているクランプを外してエンジンからホースを外す(図 17)。

    外したホースクランプ 2 個は後に取り付けに使用する。ラジエター上側ホースは廃棄してよい。

ラジエターを外す

ラジエターのシュラウドを外す

  1. 上側ファンシュラウドをラジエターのフランジに固定しているフランジヘッドねじ(¼ x ½")4 本を取り外して、シュラウドを外す(図 18)。

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  2. 下側ファンシュラウドをラジエターのフランジに固定しているフランジヘッドねじ(¼ x ½")4 本を取り外して、シュラウドを外す(図 19)。

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機体からラジエターを外す

  1. ラジエターの前下角部で、ラジエターのブラケットを機体の後部キャスティングに固定しているフランジキャップスクリュ(⅜ x ¾")2 本を外す(図 20)。

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  2. ラジエターの前下角部のもう一ヶ所で、ラジエターのブラケットを機体の後部キャスティングに固定しているフランジキャップスクリュ(⅜ x ¾")2 本を外す(図 20)。

    フランジキャップスクリュは後に取り付けに使用する。

  3. ラジエターを吊り上げて機体から外す(図 21)。

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ラジエター側の準備

この作業に必要なパーツ

ラジエター・オイルクーラのスクリーン1
ウレタンシール2
フランジヘッドねじ(¼ x ¾")2
キャリッジボルト(5/16 x ¾")4
鋸歯付きフランジナット(5/16")4

ラジエターを分解する

  1. ラジエター取り付けフレームを固定しているフランジヘッドねじを外す(図 22)。

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  2. 取り付けフレームをラジエターに固定しているキャリッジボルト(4 本)と鋸歯付きフランジナット(4 個)を外す(図 22)。

    フランジヘッドねじ、キャリッジボルト、鋸歯付きフランジナットは廃棄して良い。

  3. ラジエターから取り付けフレームを外す(図 23)。

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  4. ラジエターにグロープラグリレーを固定しているフランジヘッドねじ(#10 x ¾")とロックナット(#10)を外してリレーを外す(図 24)。

    取り付けフレーム、ねじ、ロックナット、リレーは後に再取付する。ラジエターおよびラジエターに取り付けられたホース、チューブ、クランプは廃棄する。

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ウレタンシールを取り替える

  1. 取り付けフレームの下内側についているウレタンシール 2 枚を剥がす(図 25)。

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  2. シールを剥がした部分をきれいに清掃する(図 25)。

  3. 新しいウレタンシールの裏紙を剥がす(図 25)。

  4. 25のようにウレタンシールを取り付ける。

取り付けフレームをラジエター/オイルクーラに取り付ける

  1. 取り付けフレームの穴をラジエター/オイルクーラの穴に合わせる(図 26)。

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  2. 取り付けフレームをラジエター/オイルクーラに仮止めする(図 27)フランジヘッドねじ(¼ x ¾")2 本を使用する。

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  3. 取り付けフレームをラジエター/オイルクーラに組み付ける(図 27)仮止めする;キャリッジボルト(5/16 x ¾")4本と鋸歯付きフランジナット(5/16")4 個を使用する。

    鋸歯付きフランジナットとフランジヘッドねじを本締めする。

ラジエター/オイルクーラを機体に取り付ける

この作業に必要なパーツ

ストレートフィッティング(-8 O リングフェースシール / ¾" SAE)1
90° フィッティング(-8 O リングフェースシール / ¾" SAE)1
ストレートフィッティング(-8 O リングフェースシール / 1-1/16" SAE)1
ホース:30 cm 1

ラジエターブラケットを後部キャスティングに取り付ける

  1. ラジエターの前下角部で、機体の後部キャスティングにラジエターブラケットを仮止めする(図 28);機体からラジエターを外すで取り外したフランジキャップスクリュ(⅜ x ¾")2 本を使用する。

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  2. 機体の反対側のラジエター前下角部で、機体の後部キャスティングにラジエターブラケットを仮止めする(図 28);フランジキャップスクリュ(⅜ x ¾")2 本を使用する。

  3. フランジキャップスクリュ(4 本)を本締めする。

オイルクーラのフィッティングと出口ホースを取り付ける

  1. ラジエターの前下角部で、90° フィッティング(-8 O リングフェースシール / ¾" SAE)を、図 29に示すようにオイルクーラの出口に取り付ける。

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  2. ラジエター/オイルクーラのオイルクーラ出口にストレートフィッティング(-8 O リングフェースシール/ ¾" SAE)を取り付けてフィッティングを締め付ける(図 30)。

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  3. フィルタヘッドの丈夫からフィッティングを外す(図 31)。

    外したフィッティングは廃棄する。

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  4. ストレートフィッティング(-8 O リングフェースシール / 1-1/16" SAE)を取り付ける(図 31)。

  5. ホース(30 cm)のストレートフィッティング(図 32を、ステップ4で取り付けたストレートフィッティングに取り付ける。

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  6. ホースの 90 度フィッティング(図 32)を、 ステップ2で取り付けたストレートフィッティング(-8 O リングフェースシール / ¾" SAE)に取り付ける。

  7. ホースのフィッティングを締め付ける。

ファンシュラウド、ラジエターホース、オイルクーラチューブを取り付ける。

この作業に必要なパーツ

下側ファンシュラウド1
サポートクランプ2
オイル入口側チューブ1
タッピングねじ(¼ x ¾")6
上側ファンシュラウド1
フランジヘッドねじ(¼ x ½")4
鋸歯付きフランジナット(¼")4
ラジエターの下ホース1
ホースクランプ2
タンクのブラケット1
ホース:8 x 254 mm1
小さいホースクランプ1
ラジエターの上ホース1

ファンシュラウドをラジエター/オイルクーラに取り付ける

  1. 33に示すように下側ファンシュラウドを機体に配置する。

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  2. オイル入口チューブにサポートクランプ(2 個)を取り付ける(図 34)。

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  3. チューブのスイベルナットを 90° フィッティングにねじ込む(図 34)。

  4. クランプ、チューブ、下側シュラウドをラジエター/オイルクーラに固定する(図 34)タップねじ(¼ x ¾")3 本を使用する。

  5. オイル入口チューブのスイベルナットを 締め付ける。

  6. 35に示すように上側ファンシュラウドを機体に配置する。

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  7. 上側シュラウドをラジエター/オイルクーラに固定する(図 36)タップねじ(¼ x ¾")3 本を使用する。

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  8. 機体左側で、上下のファンシュラウドを組み付ける(図 37):フランジヘッドねじ(¼ x ½")2 本と鋸歯付きフランジナット(¼")2 個を使用する。

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下側ラジエターホースを取り付ける

  1. ラジエター出口に、下側ラジエターホースを仮止めする;ホースクランプを使用して図 38のように取り付ける。

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  2. 下側ラジエターホースのもう一方の端部をエンジンの入口にホースクランプで取り付ける(図 38)。

  3. 両方のホースクランプを締め付ける。

冷却液オーバフローホースを取り付ける

ホース(8 x 254 mm)をレジエターのオーバーフローフィッティングに取り付けて小さいホースクランプで固定する(図 39)。

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エアインテークホースを取り付ける

  1. エアインテークホースをラジエター上部の出口に取り付ける(図 40)。

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  2. ホースを出口に固定する(図 40ラジエターのホースを外すで外したホースクランプを使用する。

冷却液補助タンクブラケットをファンシュラウドに取り付ける

  1. 機体右側で、エンジンマウントをフレームのエンジンブラケットに固定しているフランジヘッドねじ(5/16 x 1")2 本と鋸歯付きナット(5/16")2 個を外す(図 41)。

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  2. 冷却液補助タンクの穴を、上下のファンシュラウドの穴とエンジンマウントの穴に合わせる(図 42)。

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  3. 冷却液補助タンクブラケットを、エンジンマウントに取り付ける(図 42);ステップ 1で取り外したフランジヘッドねじ(5/16 x 1")2本と鋸歯付きフランジナット(5/16")2 個を使用する。

  4. 上下のファンシュラウドと冷却液補助タンクブラケットを取り付ける(図 43);フランジヘッドねじ(¼ x ½")2 本と鋸歯付きフランジナット(¼")2 個を使用する。

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  5. フランジヘッドねじ(¼ x ½")と(5/16 x 1")、鋸歯付きフランジナット(¼")と(5/16")を締め付ける。

上側ラジエターホースを取り付ける

  1. ラジエター入口に、上側ラジエターホースを仮止めする(図 44);ラジエターのホースを外すで取り外したホースクランプを使用する。

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  2. 上側ラジエターホースのもう一方の端をエンジンのサーモスタットハウジングに取り付ける(図 44);ラジエターのホースを外すで取り外したもう1個のホースクランプを使用する。

  3. ホースクランプを締め付ける。

オイルクーラの戻りホースを取り付ける

この作業に必要なパーツ

ホース:90 cm1
バーブ付きストレートフィッティング1
ホースクランプ2

オイルクーラの戻りホースを取り外す

  1. リール駆動マニホルドでのポート T に付いているオイルクーラの戻りホースのストレートフィッティングを外す(図 45)。

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  2. 機体からオイルクーラの戻りホースを取り外す(図 46)。

    外した戻りホースは廃棄する。

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オイルクーラの戻りホースの準備を行う

ホース(90 cm)を、バーブ付きストレートフィッティングに取り付けてホースクランプで固定する(図 47)。

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オイルクーラの戻りホースを取り付ける

  1. 機体下部において、オイルクーラの戻りホースを図 48のように右側フレームチャネルに合わせる。

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  2. フレームチャネルに沿って、ホースをコントロールコンソールの方へ導く(図 49)。

    Important: フレームチャネルに溶接されているホースガードに沿って、ホースを配設してください。

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  3. ホースについているバーブ付きストレートフィッティングTを、リール駆動マニホルドのポート T に取り付ける(図 50)。

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  4. オイルクーラの戻りホースの未接続の端部を、オイル入口チューブに取り付けてホースクランプで固定する(図 51)。

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グロープラグリレーを取り付ける

グロープラグリレーをラジエターに取り付ける;ラジエターを分解するで取り外したフランジヘッドねじ(#10 x ¾")とっロックナット(#10)を使用する。

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冷却液補助タンクを取り付ける

この作業に必要なパーツ

小さいホースクランプ1
  1. 冷却液補助タンクブラケットに図 53のように冷却液補助タンクを取り付ける。

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  2. 冷却液補助タンクをのキャップについている長い方のホースバーブに、ホース(8 x 254 mm)を取り付けて、小さいホースクランプで固定する(図 54)。

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コンソールカバーと運転席を取り付ける

コンソールカバーの取り付け

  1. コンソールにコンソールカバーを取り付ける(図 54)。

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  2. コンソールについている磁石でカバーが固定されたことを確認する。

運転席を取り付ける

  1. 燃料タンクの上から運転席を取り付け、運転席を倒して座席下にアクセスできるようにする。

  2. 座席スイッチの端子に、2 ソケットコネクタを接続する(図 56

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  3. 運転席を倒してシートストラップの前穴をサポートチャネルに合わせる(図 57)。

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  4. シートストラップをサポートチャネルに取り付ける(図 57);運転席を外すで外したフランジヘッドキャップスクリュ 2 本を使用する。

  5. 運転席の後ろで、防熱シールドのスロットとシートストラップの穴を、クロスチューブの取り付け部に合わせる(図 58)。

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  6. 防熱シールドとシートストラップをクロスチューブに固定する;運転席を外すで外したフランジヘッドキャップスクリュ 2 本を使用する。

冷却液と油圧オイルを入れる

冷却液の仕様:水とエチレングリコール系永久不凍液の 50/50 混合液

冷却液の量: 6.2 リットル

油圧オイルの仕様: マシンのオペレーターズマニュアルを参照。

油圧オイルの量: 最大 3.78 リットル

  1. ラジエターのキャップを外し、所定の冷却液をゆっくりと、一杯になるまで入れる(図 59)。

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  2. ラジエターのキャップを取り付ける(図 59)。

  3. 冷却液補助タンクのキャップを外して、所定の冷却液をタンクの半分まで入れる(図 59)。

  4. 冷却液補助タンクのキャップを取り付ける(図 59)。

  5. 油圧オイルタンクのオイル量を点検し、必要に応じて補給する;マシンの図 60オペレーターズマニュアルの「油圧系統を点検する」を参照。

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  6. エンジンを始動して暖機運転を行い、冷却液と油圧オイルの系統に漏れがないか点検する。

    リーク箇所はすべて修正する。

  7. エンジンを止め、キーを抜き取る。

フードを取り付ける

  1. エンジンにフードを取り付ける(図 61)。

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  2. フードの右側ピボットブラケットのピンを右側フードサポートに取り付け、フードを右にずらす(図 61)。

  3. フードの左側ピボットブラケットのピンを左側フードサポートに取り付け、フードを左にずらす(図 61)。

  4. 右側ピボットブラケットのピンにヘアピンを取り付ける(図 61)。

  5. ラッチ 2 個でフードを固定する(図 61)。