整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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この機械は乗用型の多目的作業用機械であり、専門業務に従事するプロのオペレータが運転操作することを前提として製造されています。この製品は、集約的で高度な管理を受けているゴルフ場やスポーツフィールド、商用目的で使用される芝生に対する管理を行うことを主たる目的として製造されております。本機は、雑草地の刈り取りを目的とした機械ではありません。この機械は本来の目的から外れた使用をすると運転者本人や周囲の人間に危険な場合があります。
この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に理解し、他人に迷惑の掛からない、適切で安全な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用するのはお客様の責任です。
製品の安全や取り扱い講習、アクセサリなどに関する情報、代理店についての情報の入手、お買い上げ製品の登録などをネットで行っていただくことができます:www.Toro.com
整備について、また純正部品についてなど、分からないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマーサービスにおたずねください。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。図 1にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメモしておきましょう。
Important: シリアル番号デカルについている QR コード(無い場合もあります)をモバイル機器でスキャンすると、製品保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。
この説明書では、危険についての注意を促すための警告記号(図 2)を使用しております。これらは死亡事故を含む重大な人身事故を防止するための注意ですから、必ずお守りください。
この他にさらに2つの言葉で注意を促しています。重要は製品の構造などについての注意点を、注はその他の注意点を表しています。
この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳細については、DOC シート(規格適合証明書)をご覧ください。
カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレスタが装着されていること、エンジンに対して森林等の火災防止措置をほどこされていることが義務づけられており、これを満たさない機械は、第4442章または4443章違犯となります。
エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局(EPA)並びにカリフォルニア州排ガス規制に関連してエンジンマニュアルを同梱しております。エンジンマニュアルはエンジンのメーカーから入手することができます。
カリフォルニア州
第65号決議による警告
カリフォルニア州では、ディーゼルエンジンの排気には発癌性や先天性異常などの原因となる物質が含まれているとされております。
バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含まれており、カリフォルニア州では発ガン性や先天性異常を引き起こす物質とされています。取り扱い後は手をよく洗ってください。
米国カリフォルニア州では、この製品を使用した場合、ガンや先天性異常などを誘発する物質に触れる可能性があるとされております。
各製品の規格適合証明書(DOC)に記載されている CE キットを取り付けることにより、本機は ANSI B71.4-2017 および ENISO 5395 規格に適合する製品となります。
この機械は手足を切断したり物をはね飛ばしたりする能力があります。重大な人身事故を防ぐため、すべての注意事項を厳守してください。
エンジンを始動する前に必ずこのオペレーターズマニュアルをお読みになり、内容をよく理解してください。
この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってください。運転中は運転操作に集中してください;注意散漫は事故の大きな原因となります。
ガードなどの安全保護機器が正しく機能していない時は、運転しないでください。
回転部に手足を近づけないよう注意してください。排出口の近くに手足などを近づけないでください。
作業場所に、無用の大人、子供、ペットなどを近づけないでください。子供に運転させないでください。
運転席を離れる場合はエンジンを止め、(キーが付いている機種では)キーを抜き取り、機械の動きが完全に停止したことを確認してください。調整、整備、格納は機体が十分冷えてから行ってください。
間違った使い方や整備不良は人身事故などの原因となります。事故を防止するため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識 のついている遵守事項は必ずお守りください 「注意」、「警告」、および「危険」 の記号は、人身の安全に関わる注意事項を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生する恐れがあります。
危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 |
この作業に必要なパーツ
PTO駆動シャフト | 1 |
ボルト(5/16 x 1¾") | 4 |
ロックナット(5/16") | 4 |
ロールピン(3/16 x 1½") | 2 |
Note: PTO 駆動シャフトの取り付けは、マシンをホイストで吊り上げて行うと楽に行えます。
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止し、キーを抜き取る。
万一エンジンを始動して PTO シャフトを回転させてしまうと大きな人身事故やマシンの損傷事故につながる恐れがある。
PTO 駆動シャフトがカッティングデッキに接続されていない時にエンジンを始動して PTO スイッチを操作しないこと。
PTO クラッチを誤って作動させることのないよう、PTO 駆動シャフトをデッキから切り離す前に、PTO用ソレノイドバルブ駆動コイル用のコネクタ(ワイヤハーネスについている)を外しておくこと。
ワイヤハーネスについているPTO用ソレノイドバルブ駆動コイル用のコネクタを外す(図 3)。
PTO駆動シャフトを機体前部の下に置く。駆動シャフトのスリップシャフトヨークをトランスミッションの駆動シャフトに向けること(図 4)。
駆動シャフトのヨークのスプラインとロールピンの穴を、トランスミッションの駆動シャフトに合わせる。
PTO駆動シャフトのエンドヨークを、トランスミッションの駆動シャフトに差し込む。
PTO 駆動シャフトの端部にあるヨークを以下の手順で固定する:
ヨークとシャフトにロールピンを取り付ける。
駆動シャフトのヨークにボルトを取り付ける。
ロックナットを取り付け、締め付けて、ヨークとPTO駆動シャフトを固定する。
Note: 残りのボルト、ロックナット、ロールピンは、駆動シャフトの反対側の端部をアタッチメントのギアボックスのシャフトに固定するのに使用するために保管する。
ロックナットを 20-25 N·m(2.0-2.6 kg.m=175-225 in-lb)にトルク締めする。
PTO駆動シャフトのグリス注入部にグリスを注入する。
駆動シャフトの反対側の端部をアタッチメントのギアボックスのシャフトに固定し終わったら、ワイヤハーネスの電気コネクタをPTOソレノイドバルブのコイルのコネクタに接続する(図 3)。
この作業に必要なパーツ
リテーナピン | 2 |
グリスフィッティング | 2 |
ワッシャヘッドねじ (5/16 x ⅞") | 2 |
Note: これらは、リテーナピンを必要とするカッティングユニットをトラクションユニットに搭載するときのみに必要となるものです。取り付け手順については、カッティングユニットのオペレーターズマニュアルを参照してください。
Note: カッティングユニットをトラクションユニットに取り付けない場合は、デッキ昇降チェーン(4本)を昇降サスペンションに縛り付けておくか取り外すかしてください。
タイヤ空気圧を点検する;タイヤ空気圧を点検するを参照。
Important: マシンの性能を適切に発揮させ、また質の高い刈り込みを実現するために、すべてのタイヤの空気圧を正しく維持してください。タイヤ空気圧は規定値以下に下げてはならない。
エンジンを作動させる前に、油圧オイルの量を点検する;油圧システムを点検する を参照。
エンジンを作動させる前エンジンオイルの量を点検する;エンジンオイルの量を点検するを参照。
エンジンを作動させる前に、冷却系統を点検する;冷却系統を点検する を参照。
この作業に必要なパーツ
モデル年デカル | 1 |
モデル年デカルは機体のシリアル番号プレートの隣に貼りつけます(図 6)。
Note: EN ISO 5395 規格に適合させる場合には CE キットの取り付けを行ってください。CE キットの選択については、代理店にご相談ください。
実際にエンジンを始動して作業を始める前に、各部分の操作方法をよく知っておいてください。
走行ペダル(図 7)は前進走行と後退走行を制御します。ペダル前部を踏み込むと前進、後部を踏み込むと後退です。走行速度はペダルの踏み込み具合で調整します。スロットルが FAST 位置にあり、負荷が掛かっていない状態でペダルを一杯に踏み込むと最高速度となります。
ペダルの踏み込みをやめると、ペダルは中央位置に戻り、走行を停止します。
ブレーキペダルはラッチと組み合わせて駐車ブレーキとしても使用します(図 7)。停止する時は走行ペダルから足を離せば、走行ペダルが中央位置に戻って走行を停止します。ブレーキは、マシンを旋回させる時や緊急に停車する時に利用してください。
ハンドルを手前に寄せたい場合には、ペダルを踏み込み、ステアリングタワーを手前に引き寄せ、ちょうど良い位置になったら、ペダルから足を離します(図 7)。ハンドルを手元から遠くへ移動させたい場合には、ペダルを踏み込み、希望位置までハンドルを前に押し出し、ラッチがかかったらペダルから足を離します。
駐車ブレーキを掛けるには、ブレーキペダルを踏み込み、ペダルの上部についているラッチを踏み込みます(図 7)。ブレーキを解除するには、ラッチが落ちるまでペダルを踏み込みます。
キースイッチには 3 つの位置があります: OFF、ON/PREHEAT、STARTです(図 8)。
刈り込みブレードなどアタッチメントを ON/OFF するスイッチです(図 8)。
燃料計(図 9)は、燃料タンクに残っている燃料の量を表示します。
スロットルレバー(図 8)はエンジンの回転速度を制御するレバーです。FAST 側(前方)へ倒すとエンジンの速度が上昇します。レバーを SLOW 方向へ動かすとエンジン速度が遅くなります。スロットルコントロールで PTO の回転速度、エンジンの回転速度、走行速度が変わります。アタッチメントを駆動する場合には、エンジンを必ずスロットルをFAST位置で駆動してください。
アワーメータは始動スイッチをON位置にすると作動を開始し、機械の稼働時間を積算します。表示時間を目安にして定期整備の計画を立ててください。
グロープラグランプ(図 8)は始動スイッチを ON にすると点灯します。6秒間点灯しつづけます。このランプが消えたら、エンジンの始動準備終了です。
充電が正常範囲で行われていない場合に点灯します(図 8)。充電系統を点検・修理してください。
エンジンオイルの圧力が危険域まで下がると点灯します(図 8)。万一点灯した場合は、エンジンを停止し油圧低下の原因を調べてください。必ず、必要な修理を終えてからマシンを使用するようにしてください。
スイッチの後部を押すと 4 輪操舵となり、前部を押すと 2 輪操舵になります(図 8)。
異常を検知すると点灯します(図 8)。
このマシンには故障診断用ランプが付いており、電子コントローラが電気系統の異常を探知するとそれを知らせます。故障診断ランプはコントロールパネルの下についています(図 10)。電子コントローラが適切に作動している場合には、キースイッチをON位置にすると、コントローラの診断ランプが 3 秒間点灯し、その後に消灯します。マシンの作動が停止すると、ランプが点灯し、キーを他の位置に回すまでこの状態が続きます。電子コントローラが電気系に異常を発見すると、診断ランプは点滅します。故障状態が解消し、キーを OFF 位置に戻すと、ランプは消灯してシステムは自動的にリセットされます。
ランプの点滅は以下のどちらかを知らせています:
電気出力系のショート。
電気出力系の断線。
出力系の異常を特定するには、故障診断 ACE ディスプレイを使用します。
始動スイッチをON位置にしても診断ランプが点灯しない時は、電子コントローラが作動していないことを示しています。考えられる原因としては:
ランプが切れている。
ヒューズが飛んでいる。
電子コントローラが正常に作動していない。
結線部、ヒューズ、ランプを点検してください。ループバックコネクタがワイヤハーネスのコネクタに確実に接続されているか確認してください。
このマシンでは、電子コントローラが機械のほとんどの機能を制御しています。コントローラは、入力側のスイッチ(シートスイッチや始動スイッチなど)が果たすべき機能をチェックし、それに基づいて出力回路を操作し、機械の運転に必要なソレノイドやリレーを作動させます。
コントローラが機械を制御するためには、各入力・出力スイッチが正しく接続・機能している必要があります。
故障診断用 ACE ディスプレイ(オーバーレイと共に使用)は、この機能(電気系)をチェックする装置です。必要に応じToro代理店にご相談ください。
室内空気循環モードと外気導入モードの切り替えを行うスイッチです (図 11)。
エアコンを使用する場合は室内空気循環にセットしてください。
ヒーターやファンを使用する場合は外気導入にセットしてください。
ノブを回してファンの回転速度を調整します(図 11)。
ノブを回してキャブ内の温度を調整します(図 11)。
ワイパーのON/OFFを行います (図 11)。
エアコンのON/OFFを行います (図 11)。
ラッチを上に開くと前窓を開けることができます(図 12)。ラッチを押し込むように開くと窓を開いた状態で固定できます。閉じる時にはラッチを引き出して下げてください。
このラッチを上に開くと後の窓を開けることができます。ラッチを押し込むように開くと窓を開けた状態で固定できます。閉じる時にはラッチを引き出して下げてください(図 12)。
Important: フードを開ける時には、後窓を閉めてください。フードが後窓にぶつかると破損する恐れがあります。
Note: 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。
内容 | 図 13 記号 | 寸法または重量 | |
高さ(ROPS を立てた状態) | C | 201 cm | |
高さ(ROPS を下げた状態) | G | 137 cm | |
高さ(キャブ搭載) | D | 225 cm | |
全長 | F | 276 cm | |
全幅 | B | 147 cm | |
ホイールベース | E | 155 cm | |
ホイールトレッド(タイヤの中心から中心まで)後輪 | A | 112 cm | |
地上高 | 15 cm |
ROPS 付き 4 輪駆動モデル | キャブ付きモデル | ROPS 付き 2 輪駆動モデル | |
カッティングユニットなし | 1,134kg | 1,361kg | 1,088kg |
72" 側方排出カッティングユニット | 1,344kg | 1,571kg | 1,298kg |
72" ベースカッティングユニット | 1,323kg | 1,549kg | 1,276kg |
62" ベースカッティングユニット | 1,305kg | 1,532kg | 1259kg |
100" 後方排出カッティングユニット | 1,492kg | 1,719kg | 1,446kg |
トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください;弊社のウェブサイト www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとアクセサリをご覧になることができます。
いつも最高の性能と安全性を維持するために、必ずToroの純正部品をご使用ください。他社の部品やアクセサリを御使用になると危険な場合があり、製品保証を受けられなくなる場合がありますのでおやめください。
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対に運転や整備をさせないでください。地域によっては機械のオペレータに年齢制限を設けていることがありますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ全員にトレーニングを受講させる責任があります。
安全な運転操作、各部の操作方法や安全標識などに十分慣れておきましょう。
運転席を離れる場合はエンジンを止め、(キーが付いている機種では)キーを抜き取り、機械の動きが完全に停止したことを確認してください。調整、整備、格納は機体が十分冷えてから行ってください。
エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。
オペレータコントロールやインタロックスイッチなどの安全装置が正しく機能しているか、また安全ガードなどが外れたり壊れたりしていないか点検してください。これらが正しく機能しない時には機械を使用しないでください。
使用前に必ず、ブレード、ブレードボルト、刈り込みアセンブリの点検を行ってください。バランスを狂わせないようにするため、ブレードを交換するときにはボルトもセットで交換してください。
これから機械で作業する場所をよく確認し、機械に巻き込まれそうなものはすべて取り除きましょう。
燃料の取り扱いに際しては安全に特にご注意ください。燃料は引火性が高く、気化すると爆発する可能性があります。
燃料取り扱い前に、引火の原因になり得るタバコ、パイプなど、すべての火気を始末してください。
燃料の保管は必ず認可された容器で行ってください。
エンジン回転中などエンジンが高温の時には、燃料タンクのふたを開けたり給油したりしないでください。
締め切った場所では燃料の補給や抜き取りをしないでください。
ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容器を保管・格納しないでください。
燃料がこぼれたら、エンジンを始動せずにマシンを別の場所に動かし、気化した燃料ガスが十分に拡散するまで引火の原因となるものを近づけないでください。
絶対に、ディーゼル燃料の代わりに灯油やガソリンを使わないでください。
絶対に、灯油やガソリンをディーゼル燃料に混入しないでください。
絶対に、内面に亜鉛メッキされている容器で燃料を保管しないでください。
燃料用添加剤を使用しないでください。
セタン値: 40 以上
イオウ含有量:低イオウ(<500 ppm)または超低イオウ(<15 ppm)
ディーゼル燃料の仕様 | 地域 |
ASTM D975 | USA |
No. 1-D S15 | |
No. 2-D S15 | |
EN 590 | EU 諸国 |
ISO 8217 DMX | 米国外 |
JIS K2204 Grade No. 2 | 日本 |
KSM-2610 | 大韓民国 |
不純物のない新しい軽油またはバイオディーゼル燃料を使用してください。
燃料の劣化を避けるため、180日以内に使いきれる程度の量を購入するようにしてください。
気温が -7℃ 以上では夏用燃料(2号軽油)を使用しますが、気温が -7℃ 以下の季節には冬用燃料(1号軽油または1号と2号の混合)を使用してください。
Note: 低温下で冬用ディーゼル燃料を使うと、発火点や流動点が下がってエンジンが始動しやすくなるばかりでなく、燃料の成分分離(ワックス状物質の沈殿)によるフィルタの目詰まりを防止できるなどの利点があります。気温が -7° 以上の季節には夏用燃料を使用する方が、燃料ポンプの寿命を延ばします。
この機械はバイオディーゼル燃料を混合したB20燃料(バイオディーゼル燃料が20%、通常軽油が80%)を使用することができます。
イオウ含有率 超低イオウ(<15ppm)
バイオディーゼル燃料の仕様: ASTM D6751 または EN14214
ブレンド燃料の仕様:ASTM D975、EN590 または JIS K2204
Important: ただし、混合されている軽油のイオウ含有量は極低レベルである必要があります。
以下の注意を守ってお使いください。
着色したターフを汚す可能性があります。
寒い地方ではB5(バイオディーゼル燃料が5%)またはそれ以下の製品を使用すること。
時間経過による劣化がありうるので、シール部分、ホース、ガスケットなど燃料に直接接する部分をまめに点検してください。
バイオディーゼル混合燃料に切り替えてからしばらくの間は燃料フィルタが目詰まりを起こす可能性があります。
バイオディーゼルの詳細については、代理店におたずねください。
51 リットル
Note: 可能であれば、作業後に毎回燃料を補給しておくようにしてください。これにより燃料タンク内の結露を少なくすることができます。
燃料タンクに、給油管の底部まで燃料を補給する。燃料を入れすぎないでください。
エンジンを始動させる前に、エンジンオイルの量を点検してください;手順はエンジンオイルの量を点検するを参照してください。
エンジンを始動させる前に、冷却系統を点検してください;手順は冷却系統を点検するを参照してください。
エンジンを始動させる前に、油圧系統を点検してください;手順は冷却系統を点検する を参照してください。
インタロックスイッチは安全装置であり、これを取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。
インタロックスイッチをいたずらしない。
作業前にインタロックスイッチの動作を点検し、不具合があれば作業前に交換修理する。
安全のために、以下の条件がそろわないとエンジンを始動できないようになっています:
運転席に座っているか駐車ブレーキが掛かっている。
PTOが解除されている。
走行ペダルがニュートラル位置にある。.
エンジン温度が規定最高温度未満である。
インタロックシステムはまた、駐車ブレーキを掛けたままで走行ペダルをニュートラル以外の場所へ動かすとエンジンを停止させます。PTOを動作させたままで運転席から立ち上がった場合にも1秒後にエンジンを停止させます。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用するごとまたは毎日 |
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機械を使用する前には、必ずインタロックシステムのテストをしてください。安全装置が正しく動作しない場合には直ちに修理が必要です。弊社代理店に連絡してください。
着席し、駐車ブレーキを掛け、PTOをON位置にする。エンジンを始動させてみる;クランキングしなければ正常。
着席し、駐車ブレーキを掛け、PTOをOFF位置にする。走行ペダルを踏み込む。エンジンを始動させてみる;クランキングしなければ正常。
着席し、駐車ブレーキを掛け、PTO スイッチを OFF にセットし、走行ペダルから足を離してニュートラル位置に戻す。エンジンが始動できれば正常。エンジンが作動している状態で駐車ブレーキを解除し、PTO)を「入」にセットし、運転席から少し立ち上がる。2 輪駆動モデルでは、2 秒以内にエンジンが停止するのが正常。4 輪駆動モデルでは、カッティングユニットは停止するがエンジンは作動を続けるのが正常。
運転席に座らず、駐車ブレーキを掛け、PTO スイッチを OFF にセットし、走行ペダルはニュートラル位置にする。エンジンが始動できれば正常。エンジンがかかった状態で走行ペダルを踏み込む;2秒以内にエンジンが停止すれば正常。
運転席に着席せず、駐車ブレーキを解除し、PTO を OFF にセットし、走行ペダルをニュートラル位置にする。エンジンを始動させてみる;クランキングしなければ正常。
運転席は前後にスライド調整することができます。体格に合わせて運転しやすい位置を選んでセットしてください。
調整は、レバーを横に動かしてシートのロックを解除して行います(図 15)。
希望の位置に座席をスライドさせ、レバーから手をはなせばその位置に固定する。
座席が確実に固定されているのを確認するため、前後にゆすってみる。
運転席のアームレストを調整して乗り心地をさらに改善することができます。一番運転しやすい位置にセットしてください。
運転席に座らずに、座席前部にあるノブを、オペレータの体重に合わせてセットします(図 15)。
運転席の背当て部分を調整して乗り心地をさらに改善することができます。すわり心地の一番よい位置に調整してください。
調整は、右側のアームレストの下にあるノブを回して最も乗り心地が良い位置にセットします(図 15)。
自分の腰部に合うように、運転席後部を調整することができます。
調整は、左側のアームレストの下にあるノブを回して最も乗り心地が良い位置にセットします(図 15)。
油圧システムなど、座席下に配置されている機器へアクセスするには、運転席を前に倒す必要があります。
運転席の左側に配置されている座席固定ラッチを後ろに倒すと、運転席全体を前に倒せるようになる(図 17)。
座席を定位置に戻すには、座席固定ラッチ解放バー引き上げて、座席を起こす。
刈高の調整範囲は、25-152 mm で、ストップピンの取り付け穴を変更することにより、6 mm 刻みで調整することができます。
エンジンが回転している状態で、カッティングユニット昇降スイッチの後側を押し、ユニットが完全に上昇したら 直ちにスイッチから手を離す(図 19)。
刈高ピンを回して刈高設定穴のスロットとが整列したところでピンを抜き取る(図 19)。
刈高ブラケットについている穴から、希望する刈高に対応する穴を見つけ、その穴にピンを通し、ピンを回してロックする (図 19)。
Note: 穴は全部で4列あります(図 19)。外周側の列は、外周部に刻印されている通りの刈高の穴です。2 列目の穴は、それぞれ 1 列目プラス 6 mmの刈り高となります。3 列目の穴は、それぞれ 1 列目プラス 12 mmの刈り高となります。一番下の列の穴は、それぞれ 3 列目プラス 18 mmの刈り高となります。刈高 158 mm だけは例外で、2列目のはずれにあります。この穴にセットすると 刈高 158 mm となります (6 mm アップにはなりません)。
必要に応じて芝削り防止ローラとスキッドの調整を行う。
オーナーやオペレータは自分自身や他の安全に責任があり、オペレータやユーザーの注意によって物損事故や人身事故を防止することができます。
作業にふさわしい服装をし、安全めがね、長ズボン、頑丈で滑りにくい安全な靴、および聴覚保護具を着用してください。長い髪は束ねてください。ゆるい装飾品やだぶついた服は身に着けないでください。
疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂取した時は運転しないでください。
この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってください。運転中は運転操作に集中してください;注意散漫は事故の大きな原因となります。
エンジンを掛ける前に、全部の駆動装置がニュートラルであること、駐車ブレーキが掛かっていることを確認し、運転席に着席してください。
人を乗せないでください。また、作業中は周囲から人、特に子供を十分に遠ざけてください。
運転は、穴や障害物を確認できる十分な照明のもとで行ってください。
ぬれた芝の刈り込みは避けてください。接地力が落ちてスリップする危険が高くなります。
回転部に手足を近づけないよう注意してください。排出口の近くに手足などを近づけないでください。
バックするときには、足元と後方の安全に十分な注意を払ってください。
見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障害物の近くでは安全に十分注意してください。
刈り込み中以外は必ずブレードの回転を止めておいてください。
異物をはね飛ばしたときや機体に異常な振動を感じたときにはまずマシンを停止し、キーを抜き取り、各部の動きが完全に止まってからよく点検してください。異常を発見したら、作業を再開する前にすべて修理してください。
旋回するときや道路や歩道を横切るときなどは、減速し周囲に十分な注意を払ってください。常に道を譲る心掛けを。
刈高を変更する時は、必ずカッティングユニットを停止させ、エンジンを止め、キーを抜き取り、可動部が完全に停止するまで待ってください(運転席で刈高を変更できる場合はこの限りでありません)。
エンジンは換気の十分確保された場所で運転してください。排気ガスには致死性ガスである一酸化炭素が含まれています。
マシンを作動させたままで絶対に機体から離れないでください。
運転席を離れる前に:
平らな場所に駐車する。
PTOの接続を解除し、アタッチメントを下降させる。
駐車ブレーキを掛ける。
エンジンを止め、(キーのある機種では)キーを抜き取る。
全ての動きが停止するのを待つ。
機械の運転は十分な視界の確保ができる適切な天候条件のもとで行ってください。落雷の危険がある時には運転しないでください。
この機械を牽引用車両として使用しないでください。
アクセサリ、アタッチメント、交換部品は、必ずトロの純正品をお使いください。
POPS 構成物は一切機体から外さないでください。
必ずシートベルトを着用し、緊急時にはシートベルトを迅速に外せるよう練習しておいてください。
頭上の障害物に注意し、これらに衝突しないように注意してください。
ROPS自体に損傷がないか、また、取り付け金具がゆるんでいないか、定期的に十分に点検を行い、万一の際に確実に役立つようにしておいてください。
ROPS が破損した場合は新しいものに交換してください。修理したり改造しての使用はしないでください。
ROPSは立てた状態にセットし、必ずシートベルトと共にお使いください。
ROPS(横転保護バー)はマシンと一体で使用する重要な安全装置です。運転するときには必ずROPS(横転保護バー)を運転位置に立て、シートベルトを着用してください。
どうしても必要なわずかの時間以外には ROPS を降ろさないでください。。ROPS を下げた状態で乗車する時にはシートベルトをしないでください。
ROPS を折りたたんでしまうと、転倒時に安全保護ができなくなることを十分認識してください。
作業場所を必ず事前に確認してください。法面、段差、水などがある現場では、必ず ROPS を立てて運転してください。
ROPS(横転保護バー)は効果の高い重要な安全装置です。
トロが取り付けたキャブは ROPS を兼ねています。
運転時には必ずシートベルトを着用してください。
斜面はスリップや転倒などを起こしやすく、これらは重大な人身事故につながります。斜面での安全運転はオペレータの責任です。どんな斜面であっても、通常以上に十分な注意が必要です。
斜面については、実地の測定を含めてオペレータ自身が調査を行い、安全に作業ができるかどうかを判断してください。この調査においては、常識を十分に働かせてください。
以下に掲載している斜面での運転上の注意点やその場合の天候条件および場所の条件などを良く読み、作業日当日の現場のコンディションが作業に適当かどうか判断してください。同じ斜面上であっても、地表面の条件が変われば運転条件が変わります。
斜面での発進・停止・旋回は避けてください。急に方向を変えたり急な加速やブレーキ操作をしないでください。旋回は速度を落としてゆっくりと行ってください。
走行、ステアリング、安定性などに疑問がある場合には運転しないでください。
隠れた穴、わだち、盛り上がり、石などの見えない障害は、取り除く、目印を付けるなどして警戒してください。深い芝生に隠れて障害物が見えないことがあります。不整地では機体が転倒する可能性があります。
ぬれ芝、急斜面など滑りやすい場所で運転すると滑って制御できなくなる危険があります。駆動力を失うと、スリップを起こしたりブレーキや舵取りができなくなる恐れがあります。
段差、溝、盛り土、水などの近では安全に十二分の注意を払ってください。万一車輪が段差や溝に落ちたり、地面が崩れたりすると、機体が瞬時に転倒し、非常に危険です。必ず安全距離を確保してください。
斜面に入る前に、安全の判断をしてください。乗用の刈り込み機械で斜面を刈り込むことに危険が感じられる場合は歩行型の機械をお使いください。
斜面では可能なかぎりカッティングユニットを地表面まで下げておいてください。斜面上でカッティングユニットを上昇させると機体が不安定になる恐れがあります。
集草装置などのアタッチメントを取り付けての作業には十分な注意を払ってください。アタッチメントによってマシンの安定性が変わり、安全限界が変わる場合がありますからご注意ください。
転倒は死亡を含む重大な人身事故になる可能性がある。
ROPS は常時立てた位置にロックしておくこと。
シートベルトを着用すること。
また、シートプレート(運転席)がラッチで固定されていることを確認すること。
ROPS を下げると横転に対する保護効果はなくなる。
どうしても必要な場合以外にはROPSを降ろさないこと。
ROPS を下げて乗車しているときにはシートベルトを着用しないこと。
運転はゆっくり慎重におこなうこと。
頭上の障害物がなくなったら直ちに ROPS を立てること。
頭上の安全(木の枝、門、電線など)に注意し、これらに機械や頭をぶつけないように注意すること。
ROPS 装着車では ROPS を立ててロックし、運転席に座ってシートベルトを締める。
走行ペダルがニュートラル位置にあるを必ず確認してください。
駐車ブレーキを掛ける。
PTO スイッチをOFF 位置にする(図 21)。
スロットルレバーを FAST と SLOW の中間にセットする(図 21)。
キーを RUN 位置に回す(図 22)。
グロープラグランプが6秒間点灯する。
グロープラグランプが消えたら、キーを START 位置に回す。エンジンが始動したら、キーから手を離す。
Important: スタータモータを 15 秒間以上連続で使用するとオーバーヒートする危険があります。
Note: 燃料タンクが完全に空になっていた状態から給油してエンジンを始動する場合には、1回の始動動作で始動できない場合があります。
エンジンと油圧系統が十分に暖まるまで、スロットルレバーを FAST と SLOW の中間にセットしたままで待つ。
Important: エンジンを初めて始動する時、オイルを交換した後、エンジン、トランスミッションまたはホイールモータのオーバーホールを行った後は、スロットルレバーを SLOW 位置にセットしてエンジンを低速で回転させた状態で、前進および後退走行をそれぞれ 1-2 分間行ってください。また、昇降レバーやPTOレバーを操作して各部の作動状態を確認してください。以上の点検の後、エンジンを停止させ、オイルの量、漏れや各部のゆるみや不具合などがないか、さらに点検してください。
平らな場所に駐車する。
PTO スイッチを切り、走行ペダルがニュートラル位置にあることを確認し、駐車ブレーキを掛け、エンジン速度スイッチをアイドル位置にセットする。
エンジンをアイドル回転させた状態で 60 秒間待つ。
キーを OFF 位置に回す。
搬送・格納作業の前には、エンジンが不意に作動することのないよう、必ずキーを抜き取っておいてください。
Note: キーをつけたままで放置すると、燃料ポンプやアクセサリが作動してバッテリー上がりを起こす恐れがあります。
子供や外部者が本機を操作しようとして思わぬけがや事故に発展する恐れがある。
機械から離れる時には、たとえわずかな間であっても必ず駐車ブレーキを掛け、キーを抜き取る。
エンジンの速度(1分間の回転数)はスロットルコントロールによって制御されています。スロットルコントロールをFAST位置にすると最も良い性能が得られます。芝刈り作業を行う時は、必ずスロットルを FAST 位置にセットしてください。
走行を停止するには、走行ペダルから足を離します(ペダルはニュートラルに戻ります)。
マシンから離れる時は必ず駐車ブレーキを掛け、キーを抜き取る。
ターフへのダメージを最小限にしつつトリミング性能を最大限に発揮するために、刈り込みは 4 輪操舵モードで行ってください。そして、道路を走行するときや現場から現場へ移動する場合には、2 輪操舵モードに切り替えます。
切り換えスイッチ(図 23)の前側を押します。この時、4 輪が直進状態に揃っていない場合には、緑色のランプが点滅して、4 輪操舵状態が維持されたままとなり、4 輪が直進状態に揃った時点で切り換えが行われます。ランプが点滅した場合には、ハンドルをゆっくりと操作して直進走行状態にすれば、ランプは点滅状態から点灯状態に変ります。緑色のランプが点灯状態になれば、2 輪操舵状態です。
Note: 車輪を整列させる時のハンドル操作が急激すぎると正しく整列できない可能性があります。
切り換えスイッチ(図 23)の後側を押します。この時、前輪が直進状態に揃っていない場合には、緑色のランプが点滅して、4 輪操舵状態が維持されたままとなり、4 輪が直進状態に揃った時点で切り換えが行われます。ランプが点滅した場合には、ハンドルをゆっくりと操作して直進走行状態にすれば、ランプは点滅状態から消灯状態に変ります。スイッチのランプが消灯状態(OFF)になれば、4 輪操舵状態です。
Note: 車輪を整列させる時のハンドル操作が急激すぎると正しく整列できない可能性があります。
Note: 2 輪駆動から 4 輪駆動への切り換えを何度も行っているうちに正しい整列が得られなくなった場合には、ステアリングの整列の修正を参照してください。
デッキ昇降スイッチ(図 24)は、カッティングユニット(アタッチメント)の上昇と下降を行うスイッチです。このスイッチは、エンジンが掛かっていないと使用できません。
カッティングユニット(アタッチメント)を下降させるには、スイッチを前に押します。
カッティングユニット(アタッチメント)を下降させるには、スイッチを前に押します。
Important: デッキ(アタッチメント)が完全に上昇したら、スイッチから手を離してください。スイッチを押しつづけると油圧系統が破損します。
Note: カッティングユニット(アタッチメント)を上昇位置にロックするには、上昇位置からさらに 15 cm 上昇させ、刈高ストップピンを抜いて、ピンを刈高 15 cm の穴に通します;刈り高の調整を参照。
PTOスイッチは刈り込み刃(ブレード)または他のアタッチメントの作動と停止を行います。
エンジンが冷えている場合には、PTO の操作を行う前に 5-10分間程度のウォームアップを行う。
運転席に座り、走行ペダルがニュートラル位置にあること、および、エンジンがフルスロットルで回転していることを確認する。
PTO スイッチを引くと PTO が作動を開始する(図 25)。
PTO を解除するには、PTO スイッチを OFF 位置にします。
芝刈り作業に必要なパワーを十分に引き出すために、エンジンは常にスロットル全開で使用し、コンディションに合わせて走行速度を調整してください。
遅めの速度で刈り込むとカットの質が向上します。カッティングユニットへの負荷が大きくなったら走行ペダルの踏み込みを浅くして走行速度を遅くし、走行に掛かる負荷を下げてください。
刈り込みの方向を変えるようにしましょう;同じルートで長期間刈り込むとターフにタイヤマークがついてしまいます。また、刈りかすの飛散方向も変わるので自然分解が促進され、栄養的にも有利です。
いままで使っていた芝刈り機よりも本機の刈り幅が広い場合には、以前の刈り高より少し高目の設定で刈って、凹凸面を削らないかどうか、確認してください。
一度に切り取る長さは25 mm以内に抑えましょう。草丈の1/3 以上は刈り取らないのが原則です。成長期の密生している芝生では、刈り込み速度を遅くしたり、刈り高設定をさらに一目盛り上げる必要があるかもしれません。
Important: 草丈の 1/3 以上を刈り取る場合や、長く伸びたまばらな草地を刈る場合、あるいは乾燥した草地を刈る場合には、空中に舞うほこりを減らしたり駆動部への負荷を減らす効果のあるフラットセイルブレードの使用をお奨めします。
草がやや伸びすぎてしまった場合や、芝生がぬれている場合には、通常よりも高い刈高で刈り込みを行ってください。その後に通常の刈り高に下げてもう一度刈るときれいに仕上がります。
芝刈り作業が終わったらホースと水道水で刈り込みデッキの裏側を洗浄してください。ここに刈りかすやごみが溜まると切れ味が落ち、仕上がりが悪くなります。
火災防止のため、エンジンやマフラー、バッテリー、駐車ブレーキ、カッティングユニット、燃料タンクなどの周囲に、余分なグリス、草や木の葉、ほこりなどが溜まらないようご注意ください。 こぼれたオイルや燃料はふきとってください。
シーズンを通じて鋭利な刈り込みブレードを維持するようにしましょう。刃先が鋭利であれば、芝草をむしるような刈りにならず、切り口がきれいです。切れ味の悪い刃先は芝草を引きちぎるので、切り口が茶色に変色し、芝草の成長を悪くし、また病気にもかかりやすくなります。
刈り込みブレードに磨耗や破損が発生していないか毎回点検してください。必要に応じてブレードを研磨してください。
ブレードが破損したり磨耗したりした場合には、直ちに交換してください;トロの純正ブレードを使ってください。調整の詳細については、カッティングユニットのオペレーターズマニュアルを参照してください。
運転席を離れる場合はエンジンを止め、(キーが付いている機種では)キーを抜き取り、機械の動きが完全に停止したことを確認してください。調整、整備、格納は機体が十分冷えてから行ってください。
火災防止のため、カッティングユニット、マフラー、エンジンの周囲に、草や木の葉、ホコリなどが溜まらないようご注意ください。オイルや燃料がこぼれた場合はふき取ってください。
カッティングユニットを上昇位置にして機械から離れる場合、ロック装置がある場合には、必ずユニットをロックしてください。
閉めきった場所に本機を保管する場合は、エンジンが十分冷えていることを確認してください。
格納保管中やトレーラでの輸送中は、燃料バルブ装着車ではバルブを閉じておいてください。
ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、絶対に機械や燃料容器を保管・格納しないでください。
必要に応じてシートベルトの清掃と整備を行ってください。
故障、燃料切れなどの際には、機体を手で押して移動することができます。この操作の前に必ず、2つの油圧バイパスバルブを両方とも開いてください。
Important: 機体は必ず手で押すようにし、距離はできるだけ短くしてください。牽引すると油圧回路が損傷する恐れがあります。
PTOをOFFにし、キーを OFF 位置にして抜き取り、駐車ブレーキを掛ける。
運転席を倒す。
各バイパスバルブを左回りに1回転させる(図 26)。
Note: これにより油圧ポンプがバイパスされ、車輪が自由に回るようになります。
Important: バイパスバルブは1回転以上させないでください。これはバルブそのものがボディからゆるんでオイルが漏れるのを防止するためです。
駐車ブレーキを解除し、車両を手で押して移動する。
格納保管中やトレーラで輸送中は、燃料バルブ装着車ではバルブを閉じておいてください。
トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすときには安全に十分注意してください。
積み込みには、機体と同じ幅のある歩み板を使用してください。
車体が落下しないように確実に固定してください。
機体前部と側部と後部とにロープ掛けポイントがあります(図 27)。
Note: 国家規格などに適合しているベルトなどで機体の四隅を固定するようにしてください。。
機体前部:運転台の前(2ヶ所)
後タイヤ
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
www.Toro.com から、この機械に関する配線図と油圧回路図をダウンロードすることができます。弊社ホームページからマニュアルへのリンクをご活用ください。
運転席を離れる前に:
平らな場所に駐車する。
PTOの接続を解除し、アタッチメントを下降させる。
駐車ブレーキを掛ける。
エンジンを止め、(キーのある機種では)キーを抜き取る。
全ての動きが停止するのを待つ。
保守作業は、各部が十分冷えてから行う。
カッティングユニットを上昇位置にして機械から離れる場合、ロック装置がある場合には、必ずユニットをロックしてください。
可能な限り、エンジンを回転させながらの整備はしないでください。可動部に近づかないでください。
機体の下で作業する場合には、必ずジャッキスタンドで機体を確実に支えてください。
機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が掛かっている場合がある。
各部品が良好な状態にあること、ボルトナット類、特にブレード取り付け用のボルト類に問題がないか常に点検してください。
読めなくなったステッカーは貼り替えてください。
機械の性能を完全に引き出し、かつ安全にお使いいただくために、交換部品は純正品をお使いください。他社の部品を御使用になると危険な場合があり、製品保証を受けられなくなる場合がありますのでおやめください。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 10 時間 |
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使用開始後最初の 50 時間 |
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使用開始後最初の 200 時間 |
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使用するごとまたは毎日 |
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50運転時間ごと |
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100運転時間ごと |
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150運転時間ごと |
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200運転時間ごと |
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250運転時間ごと |
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400運転時間ごと |
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800運転時間ごと |
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1500運転時間ごと |
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2年ごと |
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Important: エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。
このページをコピーして使ってください。
点検項目 | 第 週 | ||||||
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
インタロックの動作を点検する。 | |||||||
ブレーキの動作を確認する。 | |||||||
エンジンオイルの量を点検する。 | |||||||
冷却液の量を点検する。 | |||||||
燃料・水セパレータの水を抜く。 | |||||||
エアフィルタ、ダストカップ、バルブを点検する。 | |||||||
エンジンから異常音がないか点検する。1 | |||||||
ラジエターとスクリーンを点検する。 | |||||||
運転操作時に異常音がないか点検する。 | |||||||
油圧オイルの量を点検する。 | |||||||
油圧ホースの磨耗損傷を点検する。 | |||||||
オイル漏れがないか点検する。 | |||||||
燃料残量を点検する。 | |||||||
タイヤ空気圧を点検する | |||||||
計器類の動作を確認する。 | |||||||
刈高の調整の点検 | |||||||
グリスアップを行なう。2 | |||||||
塗装傷のタッチアップを行う。 | |||||||
エアフィルタの状態インジケータの表示を確認する3 | |||||||
1始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。 2車体を水洗いした時は整備間隔に関係なく直後に行う。 3インジケータが赤になっていないかどうかを見る。 |
点検担当者名: | ||
内容 | 日付 | 記事 |
始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。
整備・調整作業の前には必ず始動スイッチからキーを抜いておくこと。
フードラッチを外す。
フレームチューブの下に支え棒が入る高さまでフードを持ち上げる(図 28)。
フードを静かに下げながら、フレームチューブの下に支え棒をセットする。
フードを元に戻すには、まずフードを少し持ち上げ、フレームチューブから支え棒を外し、その後、フードを静かに下ろす。
ラッチをしっかりと掛ける。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
50運転時間ごと |
|
定期的に、全部の潤滑個所にNo.2汎用リチウム系グリスを注入します。車体を水洗いしたときは整備間隔に関係なく直ちにグリスアップしてください。
異物を入れてしまわないよう、グリスフィッティングをきれいに拭く(図 29)。
グリスガンでグリスを注入する。
はみ出したグリスはふき取る。
Note: 後部ステアリングリンクのグリスフィッティングにアクセスするには、物入れを外してください。
Note: ジャッキで機体を床から浮かせてスタンドで保持すると、上下のキングピンにグリスがより良く回るようになります。4箇所のキングピンアセンブリのすべてにおいて、アクスルケース/ブッシュアセンブリの上下両方からグリスがはみ出てくるまで注入を続けてください(図 30)。
Note: ベアリングの寿命は、機体を水洗いすの仕方で長くも短くもなります。機体が熱いうちの水洗いは避けてください。また、高圧の水をベアリングやシールに当てないでください。
エンジンオイルの点検や補充は、エンジンを止めキーを抜き取った状態で行ってください。
エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回転数を上げすぎたりしないでください。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
400運転時間ごと |
|
エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点検してください。ボディーが破損している場合は交換してください。吸気部全体について、リーク、破損、ホースのゆるみなどを点検してください。
エアクリーナのフィルタの整備は、インジケータ(図 31)が赤色になってから行ってください。早めに整備を行っても意味がありません。むしろフィルタを外したときにエンジン内部に異物を入れてしまう危険が大きくなります。
Important: 本体とカバーが正しく、しっかりと密着しているのを確認してください。
エアクリーナのカバーをボディーに固定しているラッチを外す(図 31)。
ボディーからカバーを外す。フィルタを外す前に、低圧のエア(2.76 bar、異物を含まない乾燥した空気)で、1次フィルタの外側とキャニスタとの間に溜まっている大きなゴミを取り除く。高圧のエアは使用しないこと。異物がフィルタを通ってエンジン部へ吹き込まれる恐れがある。
Note: このエア洗浄により、フィルタを外した時にほこりが舞い上がってエンジン部へ入り込むのを防止することができます。
フィルタを取り外して交換する。
Important: エレメントを清掃すると破損させる危険が大きいので、掃除して再使用しないでください。新しいフィルタに傷がついていないかを点検する。特にフィルタとボディーの密着部に注意する。破損しているフィルタは使用しない。フィルタをボディー内部にしっかり取り付ける。エレメントの外側のリムをしっかり押さえて確実にボ ディーに密着させる。フィルタの真ん中の柔らかい部分を持たないこと。
カバーについている異物逃がしポートを清掃する。
カバーについているゴム製のアウトレットバルブを外し、内部を清掃して元通りに取り付ける。
アウトレットバルブが下向き(後ろから見たとき、時計の5時と7時の間)になるようにカバーを取り付ける。
ラッチをしっかりと掛ける。
Toro プレミアムエンジンオイルまたは以下の条件を満たす、低灰分(low-ash)の高品質エンジンオイルを使用してください:
API 規格: CJ-4 またはそれ以上
ACEA 規格: E6
JASO 規格:DH-2
以下の粘度のエンジンオイルを使用してください:
推奨オイル:SAE 15W-40(-18℃(0°F)
他に使用可能なオイル:SAE 10W-30 または 5W-30(全温度帯)
Toro のプレミアムエンジンオイル(15W-40 または 10W-30)を代理店にてお求めいただくことができます。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
|
エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認してください。
Important: エンジンオイルの量は毎日点検してください。油量がディップスティックの FULL マークより上にある場合は、オイルが燃料で薄められている可能性があります。油量がFULL マークより上にある場合は、エンジンオイルを交換してください。
エンジンオイルを点検する最もよいタイミングは、その日の仕事を始める直前、エンジンがまだ冷えているうちです。既にエンジンを始動してしまった場合には、一旦エンジンを停止し、オイルが戻ってくるまで約 10 分間程度待ってください。油量がディップスティックのADDマークにある場合は、FULLマークまで補給してください。オイルを入れすぎないように注意してください。
Important: エンジンオイルの量がディップスティックの上限マークと下限マークの間にあるように管理してください。多すぎても少なすぎてもエンジンに悪影響が出ます。
整備前の準備を行う;保守作業時の安全確保を参照。
フードを開ける。
ディップスティックを抜き取り、付いているオイルをウェスで拭きとってもう一度差し込む(図 32)。
引き抜いてディップスティックの目盛りで油量を点検する。FULL マークまであればよい。
オイルの量がFULLマークよりも下である場合は、補給キャップ(図 32)を取り、FULL 位置までオイルを補給する。
オイルキャップとディップスティックを取り付け、フードを閉じる。
5.2 リットル(フィルタ含む)
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用開始後最初の 50 時間 |
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150運転時間ごと |
|
ドレンプラグ(図 33)を外してオイルを容器に受ける。
オイルが抜けたらドレンプラグを取り付ける。
オイルフィルタ(図 33)を外す。
新しいフィルタのシールにきれいなエンジンオイルを薄く塗る。
アダプタに新しいフィルタを取り付ける。ガスケットがアダプタに当たるまで手でねじ込み、そこから更に 1/2 回転増し締めする。
Important: フィルタを締めつけすぎないように注意してください。
クランクケースにオイルを入れる;エンジンオイルの量を点検するを参照。
スロットルレバーを、一番前の位置まで倒し、そこから引き戻して、高速側から約 3 mm ほど手前にある高速アイドル位置にセットする。
燃料噴射ポンプについている速度コントロールレバーの位置を確認する。スロットルコントロールレバーをFAST位置(ディテント位置)にセットした状態で、速度コントロールレバーが高速ねじに接触していれば適正である(図 34)。
必要であれば、スロットルコントロールケーブルのジャムナットの位置を調整して、スロットルコントロールレバーがFAST(ディテント)位置にきた時に速度コントロールレバーが高速ねじに接触するようにする(図 34)。
調整後は、ケーブルのジャムナットを十分に締め付けること。
Note: 適切な燃料の選択については 燃料についての仕様 を参照のこと。
軽油は条件次第で簡単に引火爆発する。発火したり爆発したりすると、やけどや火災などを引き起こす。
燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。
燃料タンク一杯に入れないこと。燃料を補給する時は、補給管の下までとする。
燃料の取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を絶対に近づけない。
安全で汚れのない認可された容器で保存し、容器には必ずキャップをはめること。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用するごとまたは毎日 |
|
400運転時間ごと |
|
図 35 のように水セパレータの整備を行う。
以下の場合には、燃料システムからのエア抜きを実施する必要があります:
新車を初めて始動する時
燃料切れでエンジンが停止した時
燃料系統の整備作業(例えばフィルタ交換、セパレータの洗浄)などを行った後
整備前の準備(保守作業時の安全確保を参照)を行い、燃料タンクに半分以上の燃料が残っていることを確認する。
フードを上げ、支持棒で支える。
燃料噴射ポンプ(図 36)についているエア抜きねじを、12mmのレンチを使って開く。
始動キーを ON 位置に回す。電動燃料ポンプが作動を開始し、エア抜きねじの周囲からエアが漏れ出てくるのが確認される。ねじから燃料が連続的に流れるのが見えるまでキーを ON 位置に保持します。
エア抜きねじを締め付け、始動キーを OFF 位置に戻す。
Note: 通常はこれでエンジンが始動するようになります。始動できない時は、噴射ポンプとインジェクタの間にエアが入っている可能性があります;燃料インジェクタからのエア抜きを参照してください。
Note: この手順は、燃料システムからの通常のエア抜きを行ってもエンジンが始動できないときに行うものです;通常のエア抜きについては、燃料系統からのエア抜きを参照してください。
燃料噴射ポンプの No.1インジェクタノズル(図 37)へのパイプ接続部をゆるめる。
始動キーを ON 位置に回し、接続部から流れ出る燃料が泡立たなくなるのを待つ。エアが抜けて燃料のみが流れ出てくるようになったらキーをOFFに戻す。
パイプをしっかり締め付ける。
残りのノズルについても上記のステップ1-3を行う。
整備間隔 | 整備手順 |
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2年ごと |
|
燃料タンクは 2 年ごとにタンクを空にして内部を清掃してください。また、タンクを空にした場合には、インラインストレーナを取り外して洗浄してください。タンクの清掃にはきれいな燃料を使用してください。
Important: 燃料系統が汚染された時や、マシンを長期にわたって格納する場合には燃料タンクの内部を清掃してください。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
400運転時間ごと |
|
劣化・破損状況やゆるみが発生していないかを調べてください。
マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続を外してください。バッテリーの接続を外すときにはマイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブルを外してください。接続するときにはプラスを先に接続し、次にマイナスを接続してください。
バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜いておいてください。また、安全な服装を心がけ、工具は確実に絶縁されたものを使ってください。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
50運転時間ごと |
|
バッテリーの上面をきれいに保持してください。高温環境下で保管すると、涼しい場所で保管するよりもバッテリーは早く放電します。
バッテリー上部はアンモニア水または重曹水に浸したブラシで定期的に清掃してください。 清掃後は表面を水で流して下さい。 清掃中はセルキャップを外さないでください。
バッテリーのケーブルは、接触不良にならぬよう、端子にしっかりと固定してください。
端子が腐食した場合は、 ケーブルを外し(マイナスケーブルから先に外すこと)、クランプと端子とを別々に磨いてください。磨き終わったらケーブルをバッテリーに接続し(プラス・ケーブルから先に接続すること)、端子にはワセリンを塗布してください。
バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部分が触れるとショートを起こして火花が発生する。 それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端子と金属を接触させないように注意する。
バッテリーの端子と金属を接触させない。
バッテリーケーブルの接続手順が不適切であるとケーブルがショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス(黒)ケーブルから取り外す。
ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス(赤)ケーブルから取り付け、それからマイナス(黒)ケーブルを取り付ける。
格納期間が30日間以上になる場合には、バッテリーを機体から外して満充電してください。充電終了後は、機体に取り付けて保管しても、機体から外したままで保管しても構いません。機体に取り付けて保存する場合は、ケーブルを外しておいてください。温度が高いとバッテリーは早く放電しますので、涼しい場所を選んで保管してください。バッテリーを凍結させないためには、完全充電しておくことが大切です。完全充電したバッテリー液の比重は 1.265-1.299 になる。
このマシンでは、電子コントローラが機械のほとんどの機能を制御しています。コントローラは、入力側のスイッチ(シートスイッチや始動スイッチなど)が果たすべき機能をチェックし、それに基づいて出力回路を操作し、機械の運転に必要なソレノイドやリレーを作動させます。
コントローラが機械を制御するためには、各入力・出力スイッチが正しく接続・機能している必要があります。
故障診断用ACEディスプレイ(オーバーレイと共に使用)は、この機能(電気系)をチェックする装置です。必要に応じToro代理店にご相談ください。
インタロックスイッチは、走行ペダルがニュートラル位置、およびPTOが「解除」状態でない限りエンジンが始動(クランキングも)できないようにする安全装置です。また、着席せずに、あるいは駐車ブレーキを掛けたままで走行ペダルが踏まれ場合にはエンジンを停止させます。
インタロックスイッチは安全装置であり、これを取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。
インタロックスイッチをいたずらしない。
作業前にインタロックスイッチの動作を点検し、不具合があれば作業前に交換修理する。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛ける。
運転席を倒す。
コントローラの近くにあるワイヤハーネスとそのコネクタを探し出す(図 40)。
故障診断 ACE ディスプレイを打ちのコネクタを診断用コネクタに接続する(図 41)。
Note: 診断する機械の種類にあった正しいオーバーレイを、ACEディスプレイにセットしてください。
始動キーをON位置に回すが、エンジンは始動させない。
Note: オーバーレイの赤文字は、対応する入力スイッチを示し、緑文字は出力を示します。
ACEの右下すみの“inputs displayed”(入力表示中)LEDが点灯すればよい。“outputs displayed” というLEDが点灯している場合には、切り替えボタンを押して入力表示(inputs displayed)に切り換える。
ACE は入力スイッチが閉じられると、 対応する LED を点灯させて表示する。
それぞれのスイッチを一つずつ閉じて(例:運転席に座る、走行ペダルを踏む)、ACE上で対応するLEDの点灯・消灯を確認する。これで各スイッチが正常に ON/OFF しているかどうかを調べることができる。各スイッチについて操作を何度か繰り返し、動作不良がないことを確認する。
スイッチが閉じているのにそれに対応する LED が点灯しない場合は、そのスイッチに関わる配線とスイッチ自身に異常がないかをテスターで調べる。正常に機能していないスイッチを発見したら、それらをすべて修理・交換する。
Note: ACEは、出力のチェック(ソレノイドやリレーに通電があるかどうか)を行うこともできます。この方法を使うと、不具合の原因を早く突き止めることができます。
平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、エンジンを停止し、駐車ブレーキを掛ける。
運転席を倒す。
コントローラ付近にあるワイヤハーネスと、コネクタを探し出す。
ワイヤハーネスのコネクタからループバックコネクタを注意深く外す。
故障診断ACEディスプレイのコネクタを、ハーネスの対応するコネクタに接続する。マシン前部にアタッチメントを取り付けている場合には、コントローラが2台ついている。
Note: 診断する機械の種類にあった正しいオーバーレイを、ACEディスプレイにセットしてください。
始動キーをON位置に回すが、エンジンは始動させない。
Note: オーバーレイの赤文字は、対応する入力スイッチを示し、緑文字は出力を示します。
ACEの右下すみの“inputs displayed”(入力表示中)LEDが点灯すればよい。“outputs displayed” というLEDが点灯している場合には、切り替えボタンを押して入力表示(inputs displayed)に切り換える。
Note: 以下の点検では、 入力表示と出力表示を何度か切り換える場合がでてきます。切替えにはボタンを1回押します。必要に応じて切り替えを行ってください。ボタンは長押ししないでください。
運転席に座り、点検したい機能の操作を実際に行ってみる。操作に従って対応するLEDが点灯すれば、コントローラが正常に機能している。
Note: 対応する出力 LED が点灯しない場合は、点灯に必要な入力スイッチがすべて適切な位置(ONまたはOFF)になっているかどうかを点検してください。さらに、そのスイッチが正常に機能しているかを点検してください。
電気出力に異常がないのに機械が正常に作動しない場合は電気系統以外の部分に原因があります;適宜修理を行ってください。
Note: 各出力スイッチが正しい位置にあって正常に機能しているのにLEDが正しく点灯しないのはコントローラ(ECM)の不良です。この場合はToro代理店にご連絡ください。
Important: 使用後は、ACE をマシンから外してください。ACEは芝刈り機が毎日使用されるような条件下では保管できません。故障診断ディスプレイ(ACE)の使用が終わったら、マシンから外し、ループバックコネクタを元通りにハーネスに接続してください。ワイヤハーネスにループバックコネクタを接続しないと、マシンは作動しません。ACEはマシンに積んだままにせず、湿気のない屋内に保管してください。
整備間隔 | 整備手順 |
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50運転時間ごと |
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前後のタイヤとも規定値に調整して運転してください。前タイヤの適正空気圧は 1.03 bar(1.05 kg/cm2 = 15 psi)、後タイヤは 1.72 bar(1.75 kg/cm2 = 15 psi) に統一する。キャブを搭載している場合は、前後のタイヤとも 1.72 bar(1.75 kg/cm2 = 15 psi) に統一する。空気圧そろっていないと均一な刈高になりません。測定はタイヤが冷えている状態で行うのがベストです。
切り換えスイッチの後側を押して 4 輪操舵にセットする(図 43)。
舗装路面、または土の路面上で、4輪全部が回転動作をしなくなるまでハンドルを右または左に切り続ける。この操作により、各車輪が自動的に同調整列します。
Important: 芝生の上でこの修正を行うと各タイヤの下の芝生がダメージを受けますから注意してください。
冷却液を飲み込むと中毒を起こす;冷却液は子供やペットが触れない場所に保管すること。
高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。
エンジン停止後、少なくとも15分間程度待って、エンジンが冷えてからキャップを開けること。
キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。
マシンを運転するときには、必ず所定のカバーを取り付けておくこと。
手、指、衣服などを、ファンやベルトに近づけないように注意すること。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用するごとまたは毎日 |
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冷却液は、水とエチレングリコール不凍液の50/50 混合液で、出荷時に補給済みです。毎日の作業前に、補助タンクで冷却液の量を点検してください。容量は 7.5 リットルです。
液量の点検は補助タンクで行う(図 44)。タンク側面についている2本のマークの間にあれば適正である。
液量が不足している場合には補助タンクに補給する。入れすぎないこと。
補助タンクのキャップを取り付けて終了。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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200運転時間ごと |
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1500運転時間ごと |
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2年ごと |
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エンジンをオーバーヒートさせないよう、ラジエターは常にきれいに維持してください。
Note: オーバーヒートのためにデッキ(アタッチメント)やエンジンが停止した場合には、まずラジエター部分にごみがたまっていないかを点検してください。
フードを上げ、支持棒で支える。
クリーンアウトカバーを後フレームの下側に固定しているフランジナットをゆるめる(図 45)。カバーをめくると、フレームのクリーンアウトホール(清掃穴)が露出する。
ラジエターのファン側から低圧(3.45 bar程度)の圧縮空気を吹き付けてごみを吹き飛ばす(水洗いしないこと)。次に、機体前側から吹き、さらにもう一度ファン側から吹いて清掃する。
ラジエター本体がきれいになったらベース部とフレーム部を清掃し、溝にたまっているごみを除去する。
エンジンルームとブレーキリンクを清掃する
クリーンアウトカバーを閉じ、フランジナットで固定する。
フードを閉じる。
ブレーキペダルの遊びが 25 mm以上となったり、ブレーキの効きが悪いと感じられるようになったら、調整を行ってください。遊びとは、ブレーキペダルを踏み込んでから抵抗を感じるまでのペダルの行きしろを言います。
Note: 調整の前と後に、ホイールモータのバックラッシュ(ギアのガタ)を利用してドラムを前後にゆすり、ドラムが何にも接触していないことを確認してください。
遊びを減らす(ブレーキを締める)には、ブレーキケーブルのねじ山の前ナットをゆるめ、後ろのナットを締める(図 46)。
後ナットを締めてケーブルを後方に移動させて、ホイールがロックする前のブレーキペダルの遊びが 13-19 mm なるように調整する。
前ナットを締め、左右のケーブルが同じように動作することを確認する。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 10 時間 |
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100運転時間ごと |
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Note: 最近に油圧オイルの交換や走行モータ、ホースの交換などを行った場合には、この調整作業を行う前に、油圧システム内部に入り込んでいるエアをパージする必要があります。パージ作業は、マシンを前進方向および後退方向に数分間運転すれば完了します。パージ作業後、必要に応じて油圧オイルを補給してください。
Note: 本機が体が平らな床面にあるときに、走行ペダルから足をはなしても機体が動きだすようでしたら調整が必要です。
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、刈り込みデッキを床面まで降下させ、エンジンを停止する。
機体の後部をジャッキアップして両方の後輪を床から浮かす。落下事故防止のために、ジャッキスタンドや支持ブロックなどを使って機体をサポートする。
Note: 4 WD モデルでは前輪も同様に浮かせる必要があります(ジャッキスタンドで支えてください)。
この調整はエンジンを作動させて行う必要がある。危険を伴う作業であるから、
高温部分や回転部、可動部に顔や手足を近づけぬよう十分注意すること。
エンジンを始動し、スロットルを低速位置にセットし、後タイヤが回転する方向を確認する。
Important: 走行ペダルがニュートラル位置にあるを必ず確認してください。
左後タイヤが回転している場合には、左側トランスミッション・コントロールロッドのジャムナットをゆるめる(図 49)。
Note: コントロールロッドの前端部のねじは左ねじです。ロッドの後端部(トランスミッションに接続されている方)は、右ねじです。
左後輪が逆転している場合は、ロッドをゆっくりと左に回し(前から見て)、左後輪の回転が止まるかあるいは最小限になるまでロッドを長くしていく。
左後タイヤが前進回転している場合には、回転が止まるところまで、ロッドをゆっくり右回転(前から見て)させる(ロッドを短くする)。
スロットルをFAST位置とする。タイヤが回転しない、あるいはごくわずかだけバック回転していることを確認する。必要に応じて調整する。
ジャムナットを締めつける。
右後タイヤについても同じ作業を行う;調整は右側トランスミッション・コントロールロッドで行う。
エンジンを止め、ジャッキスタンドを外し、機体を床に下ろす。
試験運転で調整(クリーピングがなくなっていること)を確認する。
平らな場所に駐車し、PTO を解除し、走行ペダルをニュートラル位置にセットし、駐車ブレーキを掛ける。
スロットルレバーを 低速 にセットし、エンジンを停止し、キーを抜き取り、各部が完全に停止したのを確認してから運転席を降りる。
走行ペダルのストップボルトについているジャムナットをゆるめる(図 50)。
ストップボルトを一番内側位置に(走行ペダルから一番遠くに)セットする。
手を使って走行ペダルを軽く押し、前進一杯位置に止まるまで押し下げる。
Note: できるだけ軽い力で、走行ペダルを前進一杯位置に保持する。
運転席を倒した状態でトランスミッションを観察し、走行ペダルが一杯に踏まれてストップに当たっていてもリンクに過度な負荷がかかっていない(トランスミッションが動かない)ことを確認する。
ストップボルトを走行ペダルに近づけるように調整して、ストップボルトの頭部と走行ペダルの底部との間に 1.5 mm の隙間を作る。
ジャムナットを締めて調整を固定する。
後退速度を変更する場合には、後退用のストップボルトを調整する。後退速度を大きくするには、ストップボルトを締め込み、後退速度を小さくするにはストップボルトがもっと突き出るようにする。
万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専門医の治療を受けてください。万一、油圧オイルが体内に入った場合には、この種の労働災害に経験のある施設で数時間以内に外科手術を受ける必要がある。
油圧装置を作動させる前に、全部のラインコネクタが適切に接続されていること、およびラインやホースの状態が良好であることを確認すること。
油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけない。
リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。
油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実に解放する。
油圧オイル溜めに高品質のトラクタ用トランスミッションオイルを満たして出荷しています。推奨オイルの銘柄を以下に示します:
Toro プレミアム・トランスミッション/油圧機器用トラクタ作動液 (19 リットル缶または208 リットル缶)。パーツカタログまたは Toro 代理店でパーツ番号をご確認ください。
他に使用可能なオイル:トロのオイルが入手できない場合は、Mobil® 424 油圧作動液を使用することができます。
Note: 不適切なオイルの使用による損害については弊社は責任を持ちかねます。
多くの油圧オイルはほとんど無色透明であり、そのためオイル洩れの発見が遅れがちです。油圧オイル用の着色剤(20ml 瓶)をお使いいただくと便利です。1瓶で 15-22 リットルのオイルに使用できます。パーツ番号は P/N 44-2500; ご注文は Toro 代理店へ。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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平らな場所に駐車し、PTO を解除し、走行ペダルをニュートラル位置にセットし、エンジンを始動する。
エンジンをできるだけ低速で回してシステム内のエアをパージする。
Important: PTO は作動させないこと。
デッキを上昇させて昇降シリンダが伸びた状態とし、エンジンを停止し、キーを抜き取る。
油圧オイル給油口からキャップ(図 51)を取る。
ディップスティックを抜き、ウェスで一度きれいに拭く(図 51)。
もう一度首まで完全にねじ込んでから抜き、オイルの量を点検する(図 51)。
オイルの量がディップスティックのノッチ範囲より少なければ、適切な高品質油圧オイルを補給する。タンクに入れすぎないように注意してください。
ディップスティックを元に戻し、キャップを取り付けて手で軽く締め付ける。
オイル洩れがないかホース部と接続部をすべて点検する。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 200 時間 |
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800運転時間ごと |
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油圧オイルタンクの量:約 17 リットル
PTOを解除し、走行ペダルから足を離してニュートラル位置とし、駐車ブレーキを掛ける。
スロットルレバーを 低速 にセットし、エンジンを停止し、キーを抜き取り、各部が完全に停止したのを確認してから運転席を降りる。
油圧オイルタンクとトランスミッションケースの下にオイルを受ける大型の容器を置き、それぞれのドレンプラグを外してタンク内のオイルを完全に排出、回収する(図 52)。
油圧オイルフィルタ取り付け部の周辺をウェスできれいに拭き、フィルタを外す (図 52)。
すぐに新しいオイルフィルタを取り付ける。
タンクとトランスミッションケースにドレンプラグを取り付ける。
オイルを適正レベルまで補給する;油圧システムを点検するを参照。
エンジンを始動し、オイル漏れがないか点検する。エンジンを約5分間運転した後、エンジンを停止する。
2分後、油圧オイルの量を点検する;油圧システムを点検するを参照。
Important: 塩分を含んだ水や処理水は機体の洗浄に使用しないでください。
整備前の準備を行う;保守作業時の安全確保を参照。
フードを上げ、支持棒で支える(図 53)。
必要に応じてウォッシャー液をボトルに補充する。
フードを閉じる。
整備間隔 | 整備手順 |
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50運転時間ごと |
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整備前の準備を行う;保守作業時の安全確保を参照。
エアコン用スクリーンのタブ(4個;図 56)を外してスクリーンを取り外す。
ファン用のプラグとコードをソケットから外す(図 57)。
ファンパネルアセンブリとファンをキャブの上部に固定しているノブ(2個)ボルトを外してアセンブリを外す(図 57)。
低圧のエア 2.76 bar(2.7 kg/cm2 = 40 psi)で吹いて、スクリーン、エアコンダクト、ファン、ファンパネルを清掃する。
Important: 水で洗わないでください。機器を水でぬらすとほこりなどがこびりついて清掃しても汚れがとれなくなります。
ファンパネルアセンブリとファンをキャブ上部に取り付ける;ステップ 4 で外したノブ 2 個を使う。
ステップ3で外したコードを元通りに接続する。
エアコンスクリーンをキャブ上部の開口部に元通りにに取り付け、タブ(4個)で固定する。
Important: キャブのシール部分とライト部分に注意してください(図 58)。圧力洗浄機を使用する場合は、洗浄機のノズルをキャブから少なくとも 60cm 離して洗浄してください。キャブのシール部分、ライト、後部のオーバーハングに高圧洗浄機の水を直接吹き付けないでください。
エンジンオイル、バッテリー、油圧オイル、冷却液は環境汚染物質です。これらの物質は、それぞれの地区の法律などに従って適切に処分してください。
エンジンを停止させ、(キー付きの機種では)キーを抜き取り、各部の動作が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。調整、整備、洗浄、格納などは、機体が十分に冷えてから行う。
ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容器を保管・格納しないでください。
カッティングデッキやエンジンを含めた機体全体をていねいに洗浄する。特に以下の部分を重点的に洗浄する:
ラジエターとラジエタースクリーン
カウンタバランススプリング
PTOシャフトアセンブリ
グリス注入部やピボット部
コントロールボックスの内部(パネルを外した状態)
運転席プレートの下とトランスミッションの上面
タイヤ空気圧を点検調整する;タイヤ空気圧を点検するを参照。
ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必要な締め付けを行う。
グリス注入部やピボット部全部とトランスミッションのバイパスバルブのピンをグリスアップする。にじみ出たグリスはふき取る。
塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、タッチアップする。金属部の変形を修理する。
バッテリーとケーブルに以下の作業を行う:
バッテリー端子からケーブルを外す。
バッテリー本体、端子、ケーブル端部を重曹水とブラシで洗浄する。
腐食防止のために両方の端子部にワセリン(Grafo 112X: P/N 505-47)を薄く塗る。
電極板の劣化を防止するため、60日ごとに24時間かけてゆっくりと充電する。
エンジンオイルを抜き取り、ドレンプラグをはめる。
エンジンオイルとフィルタの交換を行う;エンジンオイルとフィルタの交換を参照。
所定品質の新しいエンジンオイルを入れる;オイルの仕様を参照。
エンジンを始動し、約2分間のアイドル運転を行う。
燃料タンク、燃料ライン、ポンプ、セパレータから燃料を抜き取る。 燃料タンクの内部をきれいな燃料で洗浄し、ラインを元通りに接続する。
エアクリーナをきれいに清掃する。
エアクリーナの吸気口とエンジンの排気口を防水性のマスキングテープでふさぐ。
オイルタンクと燃料タンクのフタが締まっているのを確認する。