この製品は、関連する全ての欧州指令に適合しています。詳細については、別添えの規格適合証明書(DOC)をご覧ください。

この後ローラ用ブラシキットは、乗用型の装置に取り付けて使用する専門業務用の製品であり、そのような業務に従事するプロのオペレータが運転操作することを前提として製造されています。この製品は、集約的で高度な管理を受けている公園、ゴルフ場、スポーツフィールドその他の芝生において、刈り込みユニットの後ローラに刈りかすがたまらないようにすることによって刈り跡の美観を向上させることを主たる目的として製造されております。

組み立て

Important: 前後左右はカッティングユニットを後ろからみた時の方向で表します。

Important: 18" ローラブラシキットは、刈高が 6-25 mm の範囲でのみ使用可能です。刈高が25mmを超える場合には、高刈り用ブラシ(パーツ番号 121–3199)を使用してください。「高刈り用ブラシの取り付け」を参照してください18" 高刈りブラシ(オプション)の取り付け。22" 後ローラ用ブラシキットには、高刈り用ブラシがすでに取り付けられています。

リールマスター 3550 トラクションユニットには、後ローラブラシキット(モデル 03918)を取り付けることができます;

  • 前用 18" カッティングユニット モデル:03911, 03912, 03480, 03481, 03485, 03486

  • 後用 22" カッティングユニット モデル:03913, 03482, 03480, 03483, 03487, 03488

取り付けに必要なもの

取り付け作業にかかる前に、以下の工具類を準備してください:

  • ½" 深穴ソケット

  • 9/16" 深穴ソケット

  • ⅞" 深穴ソケット

  • ½" レンチ

  • 9/16" レンチ

  • 5/16 六角レンチ

  • 12" 直定規(パーツ番号 114-5446)

  • トルクレンチ(20-25 N.m = 2.1-2.6 kg.m = 15-19 ft-lb用)

  • トルクレンチ(36-45 N.m = 3.8-4.5 kg.m = 27-33 ft-lb用)

  • トルクレンチ(47-54 N.m = 4.9-5.5 kg.m = 35-40 ft-lb用)

  • トルクレンチ(115-128 N.m = 12-13 kg.m = 85-95 ft-lb用)

  • トルクレンチ(2-3 N.m = 0.23-0.29 kg.m = 20-25 inch-lb用)

  • ロクタイト 242(青)

  • ねじ山付きインサートツール(Toro P/N TOR4112)

  • 5/16–18 タップ

ローラブラシの取り付け方向を確認する

どのカッティングユニットも、カウンタウェイトをカッティングユニットの左側に取り付けて出荷しています。図 1 を見て後ローラとリールモータの位置を確認してください。

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Note: この説明書では、カッティングユニットの左側にカウンタウェイトを取り付ける場合を例にして、キットの取り付け手順を解説します。

ローラブラシを取り付ける

この作業に必要なパーツ

18" ローラブラシハウジング3
22" ローラブラシハウジング2
六角ソケットボルト(⅜ x 1") 10
18" 右側ローラブラシアセンブリ 1
22" 右側ローラブラシアセンブリ1
18" 左側ローラブラシアセンブリ2
22" 左側ローラブラシアセンブリ1
ショルダボルト 5
18" 右側ベルトカバー/プレートアセンブリ1
22" 右側ベルトカバー/プレートアセンブリ1
18" 左側ベルトカバー/プレートアセンブリ2
22" 左側ベルトカバー/プレートアセンブリ1
ボルト(5/16 x ⅝") 10
スペーサ3
18" 駆動プーリ 3
22" 駆動プーリ 2
フランジヘッドボルト (⅜ x 1¼") 3
フランジヘッドボルト(⅜ x 2") 2
18" ベルト 3
22" ベルト 2
シムワッシャ(必要に応じてベルトの整列に使用) 5
18" 右側駆動シャフト1
22" 右側駆動シャフト1
18" 左側駆動シャフト2
22" 左側駆動シャフト1
90度グリスフィッティング5
バンパアセンブリ1
ボルト(¼ x 2")4
ブラシシャフト用スペーサ2
受動プーリ用スペーサ2
受動プーリ2
フランジナット(⅜")2
22" 直定規1

手順

  1. 平らな場所に停車して駐車ブレーキを掛ける。

  2. カッティングユニットが OFF になっていることを確認する。

  3. エンジンを止め、キーを抜き取る。

  4. 全部のカッティングユニットをトラクションユニットから外す。

    Important: カッティングユニットを希望の刈高および姿勢(下刃角度)にセットする。必要に応じて、後ローラブラシの取り付け前に、オペレーターズマニュアル にしたがってカッティングユニットの再設定を行なってください。

  5. ナットを外して、カッティングユニットからカウンタウェイトを外す(図 2)。

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  6. 22" カッティングユニット用(2番と3番(図 1)ローラブラシ側のみ)。刈高ブラケットを外す(図 3)。

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  7. 22" カッティングユニット用(2番と3番(図 1)ローラブラシ側のみ)。サイドプレートを外す;必要なボルト・ナット類は外し、後ローラのクランプのナットはゆるめる必要がある(図 4)。

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  8. 22" カッティングユニット用(2番と3番(図 1)ローラブラシ側のみ)。サイドプレートからボルトを外す。

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  9. 22" カッティングユニット用(2番と3番(図 1)ローラブラシ側のみ)。カッティングユニットに、サイドプレートと刈高ブラケットを元通りに取り付ける。

  10. 刈り込みリールが回転しないように固定する;ねじ付きインサートを外すためにリールを固定するにはを参照。

  11. カッティングユニットのねじ山付きインサートを外して捨てる(図 6)。

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    Note: 左ねじインサートがついているカッティングユニットは、1番、3番、5番です(図 1)。

  12. 取り付け中に刈り込みリールが回転しないように固定する;ねじ付きインサートの着脱のためにリールを固定するにはを参照。

  13. 駆動シャフトのねじ山(図 6)にロクタイト242(青)を塗り、駆動シャフトを取り付けてトルク締めする;115-128 N·m(15.9-17.7 kg.m = 85–95 ft-lbs)。

    Note: 18" カッティングユニットには 18" の駆動シャフト、22" カッティングユニットには 22" の駆動シャフトを間違いなく取り付けてください。

  14. ローラブラシのハウジングにOリングがついていることを確認する(図 7 と 図 8)。

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  15. 18" カッティングユニットの場合のみ: ローラブラシハウジングの近くにあるグリスフィッティング(ストレート)を外して、代わりに90°フィッティングを取り付ける(図 9)。

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  16. ローラブラシハウジングを、リールベアリングハウジングに取り付ける;六角ソケットボルト(⅜ x 1")2本を使用(図 10 と 図 11)。Oリングがカッティングユニットの方を向くようにローラブラシハウジングをセットする。

    Note: ローラブラシハウジングにOリングが正しい向きで取り付けられていることを確認する。

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  17. 各ローラブラケットをサイドプレートに固定している 2 本のフランジロックナットを外す(図 12)。

    Note: ボルトは外さないでください。また、サイドプレート取り付けフランジの上部についている 6mm スペーサはすべて取り外してください。

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  18. 左(または右)ローラブラシアセンブリ取り付けブラケットを、ローラブラケットボルトにセットする(図 13)。

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  19. 各エクスクルーダシールを外側にずらし、シールのリップがそれぞれのベアリングハウジングに軽く接触するようにする(図 14)。

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  20. ブラシアセンブリ取り付けブラケットを、カッティングユニットのサイドプレートに固定する(先ほど取り外したナットを使用)。

    Important: ローラブラシアセンブリ取り付けブラケットは、カッティングユニットのサイドプレート取り付けフランジの上面に直接固定する必要があります。 ローラブラシ取り付けブラケットとサイドプレート取り付けフランジとの間にスペーサなどを挟まないでください。 後に使う可能性を考え、残っている 6mm スペーサは保管してください。

  21. ベアリングハウジング内部のハトメの内径部分にグリスを塗る(図 15 と 図 16)。

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  22. ローラブラシベアリングハウジングを取り付けブラケットに固定しているボルトをゆるめる(外さないこと)(図 15と図 16)。

  23. 22" カッティングユニットの場合のみ: ブラシシャフト用スペーサを所定位置にスライドさせる(図 16)。

  24. 左(または右)ローラブラシ・ピボットプレートを取り付ける(図 15 と 図 16)。

    Note: ピボットプレートの突き出し部をベアリングハウジングのグロメットに挿入するときに、グロメットがハウジングに正しく着座しているのを確認すること。

    Note: ローラブラシ・ピボットプレートを動作させたときにグロメット(ゴム)からの抵抗がまったくなく、自由にピボット動作できれば、取り付けは適切です。

    Note: 底部に、アイドラプーリ・アセンブリが 図 15 および 図 16のように取り付けられていることを確認してください。

  25. ボルト(5/16 x ⅝")2本に、242 ロクタイト(青)を塗り、この2本のボルトでブラシプレートをローラブラシベアリングハウジングに取り付ける(図 15 と 図 16)。ボルトを 20-25 N∙m(2.1-2.6 kg.m = 15-19 ft-lb)にトルク締めする。

  26. ローラブラシプレートがカッティングユニットのサイドプレートに平行になっているかどうか点検する。平行でない場合は、以下の作業を行う:

    • ローラブラシ取り付けブラケットをカッティングユニットのサイドプレートに固定しているフランジロックナット(2個)をゆるめる(図 15と図 16)。

    • ローラブラシベアリングハウジングを回転させて、ブラシプレートがカッティングユニットのサイドプレートと平行になるようにする(図 15 と 図 16)。

    • ローラブラシ取り付けブラケットをカッティングユニットのサイドプレートに固定しているフランジロックナット(2個)を本締めする(図 15と図 16)。

  27. 各ローラブラシベアリングハウジングをローラブラシ取り付けブラケットに固定しているボルト(2本)をゆるめる(図 17)。

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  28. ローラブラシが、後ローラに軽く接触する(ローラに軽く載った状態になる)ようにローラブラシの位置を決める(図 18)。

    Important: ローラブラシのシャフトがカッティングユニットのサイドプレートに接触してはいけません。

    Important: ローラとブラシが強く接触しすぎると、ブラシが早く磨耗してしまいます。

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    Note: ローラブラシのシャフトが後ローラに対して平行でなければいけません。

    Note: 非駆動側のローラブラシベアリングハウジングの取り付け向きは、駆動側ハウジングと同じ向きでなければいけません。

  29. 各ローラブラシベアリングハウジングをローラブラシ取り付けブラケットに固定しているボルト各 2 本を締め付ける。

  30. カッティングユニットにショルダボルトを入れる前に、5/16-18 タップを使ってねじ山をきれいに掃除する(図 15と図 16)。

    Important: ねじ山が汚れたままでショルダボルトを締め込むと、ボルトがねじ山のところで折れる可能性がある。

  31. ショルダボルトに 242 ロクタイト(青)を塗る(図 15 と 図 16)。

  32. ショルダボルトを使って、ブラシプレートをローラブラシ・ハウジングに取り付ける。(図 15 と 図 16)。

    Note: ボルトを 20-25 N∙m(2.1-2.6 kg.m = 15-19 ft-lb)にトルク締めする。

    Note: ショルダボルトがプレートをハウジングに対して締め付けてはいけません。

  33. ベアリングハウジングのシャフトにスペーサを挿入する(図 19)。

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  34. スペーサに駆動プーリを挿入し、駆動シャフトにはめる(図 19 と 図 20)。

    Note: プーリのタブが駆動シャフトのスロットにきっちりと嵌まるように取り付けること。

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  35. プーリとスペーサを駆動シャフトに固定する;フランジヘッドボルト(⅜ x 2")1本を使用する(図 19 と 図 20)。

    Note: ボルトを 47-54 N∙m(4.9-5.5 kg.m = 35-40 ft-lb)にトルク締めする。

    Important: ボルトが正しくトルク締めされて いない と、ボルトがゆるんできます。

  36. 22" カッティングユニットの場合のみ: スペーサと受動プーリをロックナットで取り付ける(図 20)。

  37. 以下の手順で、プーリにベルトを取り付ける:

    • 駆動 プーリにベルトを掛け、次に、アイドラプーリの上部に掛ける(図 21 と 図 22)。

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    • 受動 プーリにベルトを掛ける(図 21 と 図 22)。

    • 9/16" 深穴ソケットを使ってブラシアセンブリを回転させながら、ベルトを受動プーリに掛けまわす(図 23)。

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    Important: ベルトのリブが、各プーリの溝にきちんとはまるように取り付けること。また、ベルトがアイドラプーリの中心を通るようにすること。

  38. アイドラプーリを手で押し下げて、アイドラプーリアセンブリが自由にピボット動作することを確認する。

  39. ベルトとプーリの整列を以下の要領で点検する:

    • ベルトの整列は、ベルトが適切な張りに調整(取り付け)られた状態で行なう。

    • 駆動 プーリの外側面に直定規を当てる(図 24 と 図 25)。駆動プーリと受動プーリの両方に直定規を当て ない こと。

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    • 駆動プーリと受動プーリの外側面が面一であること(誤差 0.76mm以内)。

    • プーリが整列していない場合には整列させる;プーリの整列の点検と調整を参照。

    • 整列している場合には、取り付けを続ける。

    • アイドラプーリで調整を行ってはならない

      Important: プーリが正しく整列していないと、ベルトが早期に破損する恐れがある。

  40. ベルトカバーを取り付けボルトにセットし、フランジナット(2個)で固定する(図 26 と 図 27)。

    Important: ナットを締め付けすぎるとカバーが破損するので注意すること。

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  41. 左右のローラブラシベアリングハウジングのグリス注入部から、No.2汎用リチウム系グリスを注入する(図 28)。

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  42. はみ出したグリスはふき取る。特にエクスクルーダ・シールの周囲に残さないこと。

  43. 22" カッティングユニットの場合のみ: バンパアセンブリを機体に取り付ける;ボルト2本とロックナットを使用(図 29)。

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18" 高刈りブラシ(オプション)の取り付け

刈高設定が 25mm を超える場合(サイドプレートのパッドの下のスペーサが5枚以上になる場合)には、高刈りブラシ(パーツ番号 121-3199)を取り付けてください。

  1. カッティングユニットにローラブラシが取り付けられている場合には、非駆動側ベアリングハウジングをベアリングハウジング取り付けブラケットに固定しているボルト(2 本)を外す(図 30)と(図 31)。

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  2. 非駆動側ベアリングハウジングとエクスクルーダシールをシャフトから取り外す(図 31)。

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  3. Jボルトとナット(各 2 )を外す(図 32)。

  4. ブラシシャフトについている既存のブラシを抜き取る(図 32)。

  5. 駆動側ベアリングハウジングをベアリングハウジング取り付けブラケットに固定しているボルト各 2 本とワッシャおよびナットをゆるめる図 32)。

  6. ブラシシャフトに、高刈り用ブラシを取り付ける(図 32)。

  7. 先ほど外した J ボルトとナット(各 2 )を使って、ブラシをシャフトに固定する(図 32)。

    Important: ボルトのねじ切りされている側を、ブラシシャフトの外側の穴に通し、J字に曲がっている側を内側の穴に引っ掛ける。

  8. J ボルトのロックナットを 2–3 N·m(0.23-0.29 kg.m = 20–25 in-lb)にトルク締めする。

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  9. 非駆動側ベアリングハウジングとエクスクルーダ・シールをブラシシャフトに取り付ける(図 31)。

  10. 先ほど外したボルト 2 本とワッシャおよびナットを使って、非駆動側ベアリングハウジングをベアリングハウジング取り付けブラケットに固定する。シールスプリングを落とさないように注意すること。

  11. 駆動側ベアリングハウジングをベアリングハウジング取り付けブラケットに固定しているボルト各 2 本とワッシャおよびナットを締め付ける。

保守

  1. ブラシがローラと平行になっていること、ローラとの間のすき間が1.50 mm で軽い接触があることを確認する。

  2. 50 運転時間ごと、また、機体を洗浄したときはその直後にグリスアップを行なう。

  3. ローラブラシを交換した場合には、J ボルトを 2-3 N·m(0.23-0.29 kg.m = 20-25 in-lb)にトルク締めする。

  4. ブラシシャフトの受動プーリを交換した場合には、ナットを 36ー45 N·m(3.7-4.7 kg.m= 27-33 ft-lb)にトルク締めする。

  5. ブラシの駆動プーリを交換した場合には、ボルトを 47-54 N·m(4.8-5.5 kg.m = 35-40 ft-lb)にトルク締めする。

    Important: バックラップをするときの回転速度が不適切であると駆動プーリをゆるめてしまう恐れがあります。バックラップ手順の詳細についてはカッティングユニットのオペレーターズマニュアル を参照してください。

  6. ローラブラシ、アイドラベアリング、ベルトは消耗部品です。

プーリの整列の点検と調整

  1. 受動プーリ(ローラのシャフト位置)は内外に動かすことができます(図 33)。

    Note: プーリをどちらに動かす必要があるのか確認する。

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  2. リールを回しながら(つまり駆動プーリを回しながら)、駆動プーリからベルトをはずす(図 33)。

    Note: リールを回すときにはパッドのついている手袋や厚いウェスなどを使用してください。

  3. 受動プーリをブラシシャフトに固定しているロックナットを取り外す(図 33または図 34)。

    Note: シャフトが回転しないように、ローラブラシシャフトの平面に ½" レンチを差し込んでください。

  4. シャフトから受動プーリを取り外す(図 34)。

    Note: プーリを外側に出したい場合には、0.8mm(0.032")厚のスペーサを1枚入れる(図 34)。プーリを内側に入れたい場合には、0.8mm(0.032")厚のスペーサを1枚抜き取る。

  5. プーリを取り付ける。

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  6. ローラブラシのシャフトの平面を押さえながら、先ほど外したフランジナット(3/8–16)を使って、プーリをシャフトに固定する。

    Note: ロックナットをセットし、36-45 N·m(3.8-4.5 kg.m = 27-33 ft-lb)にトルク締めする。

  7. 以下の手順で、プーリにベルトを取り付ける:

    • 駆動 プーリにベルトを掛け、次に、アイドラプーリの上部に掛ける(図 21)。

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    • 受動 プーリからベルトを掛け始める(図 21)。

    • 9/16" 深穴ソケットを使ってブラシアセンブリを回転させながら、ベルトを受動プーリに掛けまわす(図 36)。

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    Important: ベルトのリブが、各プーリの溝にきちんとはまるように取り付けること。また、ベルトがアイドラプーリの中心を通るようにすること。

  8. プーリの整列をもう一度点検する;必要に応じて点検を繰り返す。

リール固定手順

警告

リール刃は非常に鋭利で、手足を切断できるほどである。

  • リールの軌道内に手足を入れないこと。

  • リールに作業を行う場合には、リールが回転しないよう確実に固定すること。

ねじ付きインサートを外すためにリールを固定するには

  1. カッティングユニット左側のシールドボルトをゆるめて後シールドを上げる(図 37)。

  2. 長い柄のバール(9 mm x 30 cm 程度のドライバータイプのもの。握りのついているものがよい)を用意する。バールは、トルク作業を行う側に近い側で、リールの後ろから差し込むようにする(図 37)。

  3. リールサポートプレートの溶接されている側からバールを入れ(図 37)、

    Note: リールのシャフトの上側と2枚のリール刃の背中側にバールを差し込むと、リールが回転できなくなる。

    Important: リールの刃先にバールを触れると刃こぼれなどを起こす;バールを当てないように十分注意すること。

    Important: カッティングユニット左側のインサートは左ねじです。カッティングユニット右側のインサートは右ねじです。

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  4. バールの握り部分を後ローラに載せる。

  5. バールでリールが確実に止まっていることを確認しながらインサートを外す。作業が終わったらバールを外す。

  6. 後シールドを降ろしてシールドボルトを締め付ける。

ねじ付きインサートの着脱のためにリールを固定するには

  1. 長い柄のバール(9 mm x 30 cm 程度のドライバータイプのもの。握りのついているものがよい)を用意する。バールは、トルク作業を行う側に近い側で、リールの前から差し込むようにする(図 38)。

  2. リール補強版の溶接側からバールを入れる(図 38)と、

    Note: カッティングユニットの前側で、バールがリール刃、リールシャフト、リールの背面に当たってリールをロックする状態になる。

    Important: リールの刃先にバールを触れると刃こぼれなどを起こす;バールを当てないように十分注意すること。

    Important: カッティングユニット左側のインサートは左ねじです。カッティングユニット右側のインサートは右ねじです。

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  3. バールの握り部分をローラに載せる。

  4. インサートに付属している取り付け要領書に従って取り付けとトルク締めを行い、リールがバールで確実に固定されていることを確認して取り付けを終了し、最後にバールを外す。