保守
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
リールの分解
リール刃はリールベアリングを交換する場合には、リールを分解する必要があります。
Important: リールにベアリングを取り付ける前には、シャフトリテーナ(2本)とスペーサを忘れずに所定位置に入れください(図 6)。インサートナットを 136 N∙m (13.8 kg.m = 100 ft-lb)にトルク締めする。
このサッチングユニットは、トラクションユニットに取り付けて使用する専門業務用の製品であり、そのような業務に従事するプロのオペレータが運転操作することを前提として製造されています。この製品は、集約的で高度な管理を受けているゴルフ場やスポーツ・フィールド、商用目的で使用される芝生に対してサッチ除去作業を行うことを主たる目的として製造されております。この機械は本来の目的から外れた使用をすると運転者本人や周囲の人間に危険な場合があります。
この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に理解し、他人に迷惑の掛からない、適切で安全な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用するのはお客様の責任です。
製品の安全や取り扱い講習、アクセサリなどに関する情報、代理店についての情報の入手、お買い上げ製品の登録などをネットで行っていただくことができます:www.Toro.com
整備について、また純正部品についてなど、分からないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマーサービスにおたずねください。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。図 1にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメモしておきましょう。
Important: シリアル番号プレートに QR コードがついている場合は、スマートフォンやタブレットでスキャンすると、製品保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。
この説明書では、危険についての注意を促すための警告記号(図 2)を使用しております。これらは死亡事故を含む重大な人身事故を防止するための注意ですから、必ずお守りください。
この他に2つの言葉で注意を促しています。重要 は製品の構造などについての注意点を、注はその他の注意点を表しています。
この製品は、関連する全ての欧州指令に適合しています。詳細についてはこの冊子の末尾にあるDOI(適合宣誓書)をご覧ください。
この機械は、EN ISO 5395 規格およびANSI B71.42017 規格に適合しています。
このカッティングユニットをお使いになる前に、トラクションユニットのマニュアルと、サッチングユニットのオペレーターズマニュアルとをよくお読みになり、内容を十分に理解し、適切な方法でお使いください。
子供には絶対にトラクションユニットの運転やサッチングユニットの使用をさせないでください。大人であっても適切な訓練を受けていない人には、トラクションユニットの運転やサッチングユニットの操作をさせないでください。このマニュアルを読み、内容をきちんと理解した人のみがトラクションユニットやサッチングユニットを取り扱ってください。
疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂取した時は取扱いを控えてください。
ガードなどの安全装置は必ず所定の場所に取り付けて使用してください。 安全カバーが破損したり、ステッカーの字が読めなくなったりした場合には、機械を使用する前に修理し、ステッカーは新しいものに貼り換えてください。また、常にサッチングユニット全体の安全を心掛け、ボルト、ナット、ねじ類が十分に締まっているかを確認してください。
作業には必ず、すべりにくい頑丈な靴をはいてください。長い髪はまとめてください。だぶついた衣服やアクセサリを身に着けないでください。安全メガネ、安全靴、およびヘルメットの着用をおすすめします。地域によってはこれらの着用が義務付けられています。
作業場所をよく確認し、はね飛ばされる危険のあるものはすべて取り除いてください。 作業場所から人を十分に遠ざけてください。
サッチングユニットが硬いものに当たったり、異常な振動をしたりした場合は、すぐに作業を停止し、エンジンを止めてください。機体や部品に損傷が発生していないか点検してください。損傷や異常があれば修理を行い、修理と点検が終わるまでは作業を再開しないでください。
機械から離れる前に、必ずユニットを地面に降下させ、キーを抜き取ってください。
ボルト、ナット、ねじ類などすべてを十分に締めつけ、常にサッチングユニットの安全を心掛けてください。
整備・調整・格納作業の前には、エンジンが不意に作動することのないよう、必ずキーを抜き取っておいてください。
このマニュアルに記載されている以外の保守整備作業は行わないでください。大がかりな修理が必要になった時や補助が必要な時は、Toro 正規代理店にご相談ください。
いつも最高の性能と安全性を維持するために、必ずToroの純正部品をご使用ください。他社の部品やアクセサリを御使用になると危険な場合があり、製品保証を受けられなくなる場合がありますのでおやめください。
この製品は手足を切断する能力がある。重大な人身事故を防ぐため、すべての注意事項を厳守してください。
本機をご使用になる前に必ずこのオペレーターズマニュアルをお読みになり、内容をよく理解してください。
この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってください。運転中は運転操作に集中してください;注意散漫は事故の大きな原因となります。
機械の可動部の近くには絶対に手足を近づけないでください。
ガードなどの安全保護機器が正しく機能していない時は、運転しないでください。
排出口の近くに手足などを近づけないでください。
作業場所に、無用の大人、子供、ペットなどを近づけないでください。子供に運転させないでください。
運転席を離れる前に:
平らな場所に駐車する。
カッティングユニット下降
駆動系統をOFFにする。
駐車ブレーキを掛ける(装備車の場合)。
エンジンを止め、(キーのある機種では)キーを抜き取る。
全ての動きが停止するのを待つ。
間違った使い方や整備不良は人身事故などの原因となります。事故を防止するため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識 のついている遵守事項は必ずお守りください 「注意」、「警告」、および「危険」 の記号は、人身の安全に関わる注意事項を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生する恐れがあります。
トラクションユニットに取り付けたカッティングユニットは、機械の一部となります。ですから、トラクションユニットのオペレーターズマニュアルもお読みになって、機械全体を安全に取り扱う方法を良く学んでください。
異物をはね飛ばしたときや機体に異常な振動を感じたときにはまずマシンを停止し、キー付きのマシンではキーを抜き取り、各部の動きが止まってからよく点検してください。異常を発見したら、作業を再開する前にすべて修理してください。
各部品が良好な状態にあり、ボルトナット類が十分にしまっているか常に点検してください。読めなくなったステッカーは貼り替えてください。
アクセサリ、アタッチメント、交換部品は、必ずトロの純正品をお使いください。
磨耗の進んだブレードや破損したブレードは、回転中にちぎれて飛び出す場合があり、これが起こるとオペレータや周囲の人間に多大の危険を及ぼし、最悪の場合には死亡事故となる。
ブレードが磨耗や破損していないか定期的に点検すること。
ブレードを点検する時には安全に十分注意してください。ブレードをウェスでくるむか、安全手袋をはめ、十分に注意して取り扱ってください。ブレードは研磨または交換のみ行い、たたいて修復したり溶接したりしないでください。
複数のブレードを持つ機械では、1つのブレードを回転させると他も回転する場合がありますから注意してください。
危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 |
サッチングユニットには、前ローラがまだ搭載されていません。サッチングユニットの付属部品を使い、ローラの取り付け説明書にしたがって、サッチングユニットにローラを取り付ける。
サッチングユニットを平らなテーブルの上に置く。
希望する設定高さ(地表面からの高さ)にゲージバーを設定し、このゲージバーをサッチングユニットの左右の端部に当てる(図 3)。
後ローラを平らな面に接触させた状態で、左右の刈高ナットをゆるめる。
前ローラの端部が左右共にテーブル面に接触するように、刈高設定の調整を行う。
ローラと水平面との間に紙を差し入れて、ローラが面に密着していることを確認する。
左右の刈高設定ノブのロックナットを締め付ける。
Note: 推奨最大マイナス設定(地表面よりも下への刃の食い込み深さ)は、5 mm です。
サッチングユニットを平らなテーブルの上に置く。
希望する設定高さ(地表面からの高さ)に、4本のゲージバーを設定し、これらのゲージバーをサッチングユニットの前後のローラの下に当てる(図 4)。
後ローラを平らな面に接触させた状態で、左右の刈高ナットをゆるめる。
前ローラの端部が左右共にテーブル面に接触するように、刈高設定の調整を行う。
ローラと水平面との間に紙を差し入れて、ローラが面に密着していることを確認する。
左右の刈高設定ノブのロックナットを締め付ける。
ダッチングユニットをトラクションユニットに取り付ける手順については、トラクションユニットのオペレーターズマニュアルを参照してください。
Important: サッチング刃をローラよりも低く設定している場合にはコンクリートや舗装された場所にサッチングユニットを置かないように注意してください。サッチング刃が損傷します。
Note: モデル 04530 や 04540 にサッチングユニットを取り付ける場合には、既存のカウンタウェイトに追加して電動機用カウンタウェイトが必要になります。
図 5 のように、キャップスクリュ2本を使用して既存のカウンタウェイトに電動用ウェイトを取り付ける。
搭載可能なトラクションユニット | このサッチングユニットは、グリーンズマスター 3300 および 3400 シリーズのトラクションユニットに搭載可能です。 |
刈高 | ユニット左右にある垂直ねじ2本によって前ローラを上下させてサッチング深さを調整し、固定キャップスクリュで固定する。 |
刈高調整範囲 | 名目範囲(作業台上での設定範囲)は、マイナス(地表下)4.78 mm からプラス(地表上) 6.35 mm です。 |
リールベアリング | ステンレス製シールド深溝ボールベアリング 2 個。 |
ローラ | 後ローラは、フルローラで、直径は 5.1 cm、材質はスチール。. |
グラスシールド | 固定式シールドに可変式カットオフバーを組み合わせ、ぬれた刈りかすの排出効率を高めている。 |
カウンタウェイト | サッチングユニットのバランス調整のため、駆動モータの向かい側に鋳鉄製のウェイトを搭載する。 |
純重量 | 33kg |
トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください;弊社のウェブサイト www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとアクセサリをご覧になることができます。
いつも最高の性能と安全性を維持するために、必ずToroの純正部品をご使用ください。他社の部品やアクセサリを御使用になると危険な場合があり、製品保証を受けられなくなる場合がありますのでおやめください。
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
リール刃はリールベアリングを交換する場合には、リールを分解する必要があります。
Important: リールにベアリングを取り付ける前には、シャフトリテーナ(2本)とスペーサを忘れずに所定位置に入れください(図 6)。インサートナットを 136 N∙m (13.8 kg.m = 100 ft-lb)にトルク締めする。