整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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この機械はリール式の回転刃を使用する歩行型の芝刈り機であり、そのような業務に従事するプロのオペレータが運転操作することを前提として製造されています。この製品は、適切な管理を受けている芝生の刈り込みに使用することを主たる目的とする機械です。この機械は本来の目的から外れた使用をすると運転者本人や周囲の人間に危険な場合があります。
この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に理解し、他人に迷惑の掛からない、また適切な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用するのはお客様の責任です。
製品の安全や取り扱い講習、アクセサリなどに関する情報、代理店についての情報の入手、お買い上げ製品の登録などをネットで行っていただくことができます:www.Toro.com
整備について、また純正部品についてなど、分からないことはお気軽に弊社正規代理店におたずねください。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。モデル番号とシリアル番号は後フレームに取り付けた銘板に表示されています。いまのうちに番号をメモしておきましょう。
Important: シリアル番号デカルに QR コードがついている場合は、スマートフォンやタブレットでスキャンすると、製品保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。
この説明書では、危険についての注意を促すための警告記号(図 2)を使用しております。これらは死亡事故を含む重大な人身事故を防止するための注意ですから、必ずお守りください。
この他に2つの言葉で注意を促しています。重要は製品の構造などについての注意点を、注はその他の注意点を表しています。
この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳細については、DOC シート(規格適合証明書)をご覧ください。
カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレスタが装着されていること、エンジンに対して森林等の火災防止措置をほどこされていることが義務づけられており、これを満たさない機械は、第4442章または4443章違犯となります。
エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局(EPA)並びにカリフォルニア州排ガス規制に関連してエンジンマニュアル を同梱しております。エンジンマニュアルはエンジンのメーカーから入手することができます。
海抜 1,500 m 以上の高地でこの製品を使用する場合には、高地用ジェットが必要になります。付属のホンダエンジンのマニュアルを参照してください。
カリフォルニア州
第65号決議による警告
カリフォルニア州では、この製品に使用されているエンジンの排気には発癌性や先天性異常などの原因となる物質が含まれているとされております。
米国カリフォルニア州では、この製品を使用した場合、ガンや先天性異常などを誘発する物質に触れる可能性があるとされております。
この機械は、所定のオペレータープレゼンスキットおよび所定のステッカーを追加することにより EN ISO 5395: および ANSI B71.4-2017 規格に適合いたします。
この機械は手足を切断したり物をはね飛ばしたりする能力があります。
本機をご使用になる前に必ずこのオペレーターズマニュアルをお読みになり、内容をよく理解してください。
この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってください。運転中は運転操作に集中してください;注意散漫は事故の大きな原因となります。
機械の可動部の近くには絶対に手足を近づけないでください。
ガードなどの安全保護機器が正しく機能していない時は、運転しないでください。
作業場所に、無用の大人、子供、ペットなどを近づけないでください。子供に運転させないでください。
エンジンを停止させ、(キー付きの機種では)キーを抜き取り、各部の動作が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。調整、整備、洗浄、格納などは、機体が十分に冷えてから行う。
間違った使い方や整備不良は人身事故などの原因となります。事故を防止するため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識 のついている遵守事項は必ずお守りください
「注意」、「警告」、および「危険」 の記号は、人身の安全に関わる注意事項を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生する恐れがあります。
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以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 |
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
この作業に必要なパーツ
取っ手 | 1 |
ケーブルタイ | 4 |
ハンドルアームの下部を機体両側に固定しているボルト(5/16")、ロックナット、リングピン、ヘアピンコッターを取り外す(図 3)。
機体両側の取り付けピンから、ボルト(⅜")、ワッシャ、ロックワッシャを取り外す(図 3)。
ハンドルの各端をハンドルアームの穴に差し込み、取り付けピンとハンドルの穴を整列させる(図 3)。
ハンドルの端を内側にたわめながら、取り付けピンに通す(図 4)。
先ほど外したボルト(⅜")とワッシャとロックワッシャを使って、ハンドルの端部を取り付けピンに固定する(図 4)。
先ほど外したボルト(5/16")、ロックナット、ヘアピンコッターを使って、ハンドルアームをフレーム後部に固定する(図 3)。
ケーブルタイを使って、ケーブルとワイヤハーネスをハンドルに固定する(図 5)。
手順については図 6を参照してください。
機体左右のリングピンからヘアピンコッターを抜き取る。
ハンドルを支えながら、左右のリングピンを抜き、ハンドルを希望の高さにセットする。
リングピンとヘアピンコッターを元通りに取り付ける。
この作業に必要なパーツ
右側ホイールシャフト | 1 |
左側ホイールシャフト | 1 |
キックスタンドに足をかけ、ハンドルを引き上げてキックスタンドを立て、機体をスタンドで支える。
ホイールシャフトのねじ山部分にねじ用接着剤を塗りつける。
機体右側にある駆動プーリのねじ穴に、右側ホイールシャフトを取り付ける(図 7)。
Note: 右側ホイールシャフトは左ねじです。
シャフトを 88-101 N·m(9.0-10.1 kg.m = 65-75 ft-lb)にトルク締めする。
機体左側の反対側の左側ホイールシャフトについても 2から4 の作業を行う。
この作業に必要なパーツ
移動走行用タイヤ | 2 |
キックスタンドに足をかけ、ハンドルを引き上げてキックスタンドを立て、機体をスタンドで支える。
車軸に車輪を取り付ける。
ロッキングクリップを開き、タイヤを更に奥に押し込む(図 8)。
車輪を前後に回転させながら車軸の奥まで押し込み、ロッククリップを溝に嵌めて固定する。
機体の反対側のタイヤについても同じ作業を行う。
タイヤに空気を入れる(0.83-1.03 bar = 12-15 psi = 0.8-1.0 kg/cm2)。
キックスタンドから、機体を慎重に降ろす。
ご使用になる前に、必ず以下の調整を行ってください:
この作業に必要なパーツ
オペレーターキット(別売;弊社代理店にご相談ください) | 1 |
EN ISO 5395 および ANSI B71.4-2017 規格に適合するためには、オペレーターキット(Model No. 112-9282)の取り付けが必要です;キットの取り付け要領書をご参照ください。
キットは弊社代理店でお求めになれます。
この作業に必要なパーツ
製造年表示ステッカー | 1 |
CE マークステッカー | 1 |
CE 地域内でこのマシンを使用する場合には、シリアル番号の銘板の近くに製造年表示ステッカーとCE用ステッカーを貼り付けてください:図 9を参照。
運転開始直後 8 時間の刈り込み期間を試運転期間とします。
運転開始後の数時間の取り扱いがその機械の信頼性に大きな影響を与えます。各機能や動作を入念に観察し、小さな異常でも早期に発見・解決しておいてください。また、慣らし運転期間中はオイル漏れや部品のゆるみの点検を頻繁におこなってください。
慣らし運転期間中のオイル交換や初期整備作業については、エンジンのオーナーズマニュアルを参照してください。
走行レバー(図 12)はコントロールパネルの右前側にあります。ニュートラルと前進の2 つの操作位置があります。レバーを前に倒すと前進します。
ON/OFF スイッチ(図 12)はコントロールパネルの上面にあります。エンジン始動時にはON とし、停止する時にはOFFとします。
常用ブレーキ(図 13)は、コントロールパネルの左側にあります。速度を下げたり停止するのに使用します。
駐車ブレーキ(図 14)は、常用ブレーキのベース部にあります。使い方は、常用ブレーキを十分に掛けた状態で、駐車ブレーキのノブを押し込んで常用ブレーキをロックします。常用ブレーキの操作を行うと、駐車ブレーキは解除されます。走行するときには必ずブレーキを解除してください。
オペレータプレゼンスコントロール(図 12)装着機では、ハンドルの後ろ側に装着されています。運転時には、このバーをハンドルに押し付けておく必要があります。走行レバーを入れる前に、このオペレータコントロールを「入」にしておく必要があります。運転中にオペレータプレゼンスコントロールから手を離すと、エンジンが停止します。
チョークレバー(図 16)は、エンジンの左前側にあります。気温の低い時にエンジンの始動をしやすくします;チョークレバーの使用方法を参照。
燃料バルブはエンジンの側面、チョークコントロールの下にあります(図 16)。
Note: マシンを数日間使用しない時、現場への行き帰りの搬送中、室内で駐車している時は、燃料バルブを閉じておいてください;燃料バルブの開閉方法を参照。
スタータのハンドル(図 16)を引くとエンジンが始動します。
モデル番号と主な仕様 | Model 04055 |
幅 | 91 cm |
高さ | 114 cm |
全長(集草バスケットを含む) | 122 cm |
乾燥重量(集草バスケットと溝付きローラを装備し、車輪とグルーマを装備しない) | 98 kg |
刈幅 | 53 cm |
刈高 | 1.6-31.8 mm |
クリップ | 4.3 mm |
エンジン速度 | ローアイドル:1,800-2,000 rpm;ハイアイドル:3,350-3,550 rpm |
トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください;弊社のウェブサイト www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとアクセサリをご覧になることができます。
いつも最高の性能と安全性を維持するために、必ずToroの純正部品をご使用ください。他社の部品やアクセサリを御使用になると危険な場合があり、製品保証を受けられなくなる場合がありますのでおやめください。
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対に運転や整備をさせないでください。地域によっては機械のオペレータに年齢制限を設けていることがありますのでご注意ください。オペレーターや整備士全員に適切なトレーニングを実施するのはオーナーの責任です。
各部の操作方法や本機の正しい使用方法、警告表示などに十分慣れ、安全に運転できるようになりましょう。
エンジンを停止させ、(キー付きの機種では)キーを抜き取り、各部の動作が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。調整、整備、洗浄、格納などは、機体が十分に冷えてから行う。
緊急停止方法に慣れておきましょう。
オペレータコントロールやインタロックスイッチなどの安全装置が正しく機能しているか、またガードなどの安全保護具が外れたり壊れたりしていないか点検してください。これらが正しく機能しない時には機械を使用しないでください。
これから機械で作業する場所をよく確認し、機械に巻き込まれそうなものはすべて取り除きましょう。
燃料の取り扱いに際しては安全に特にご注意ください。燃料は引火性が高く、気化すると爆発する可能性があります。.
燃料取り扱い前に、引火の原因になり得るタバコ、パイプなど、すべての火気を始末してください。
燃料の保管は必ず認可された容器で行ってください。
エンジン回転中などエンジンが高温の時に燃料タンクのふたを開けたり給油したりしな。
締め切った場所では燃料の補給や抜き取りをしないでください。
ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容器を保管・格納しないでください。
燃料がこぼれたら、エンジンを始動せずにマシンを別の場所に動かし、気化した燃料ガスが十分に拡散するまで引火の原因となるものを近づけないでください。
トラックの荷台に敷いたカーペットやプラスチックマットなど絶縁体の上で燃料の給油をしないでください。燃料容器は車から十分に離し、地面に直接置いて給油してください。
給油は、機械をトラックやトレーラから地面に降ろし、機体を接地させた状態で行ってください。機械を車両に搭載したままで給油を行わなければいけない場合には、大型タンクのノズルからでなく、小型の容器から給油してください。
給油は、給油ノズルを燃料タンクの口に接触させた状態を維持して行ってください。
日常整備を行う;始業点検表を参照。
使用ごと或いは8運転時間ごとにエンジンオイルの量を点検してください;エンジンオイルの量を点検するを参照。
燃料タンク容量:2.0 リットル
推奨燃料:オクタン価 87 以上の無鉛ガソリンを使ってください(オクタン価評価法は(R+M)/2 を採用)。
エタノール: エタノールを添加(10% まで)したガソリン、MTBE(メチル第3ブチルエーテル)添加ガソリン(15% まで)を使用することが可能です。エタノールとMTBEとは別々の物質です。エタノール添加ガソリン(15% 添加=E15)は使用できません。
エタノール含有率が 10% を超えるガソリンは絶対に使用してはなりません:たとえば E15(含有率 15%)、E20(含有率 20%)、E85(含有率 85%がこれにあたります。
メタノールを含有するガソリンは使用できません。
燃料タンクや保管容器でガソリンを冬越しさせないでください。 冬越しさせる場合には必ずスタビライザ(品質安定剤)を添加してください。
ガソリンにオイルを混合しないでください。
機械の性能を十分発揮させるために、きれいで新しい(購入後30日以内)燃料を使ってください。
これらの燃料を使用した場合には性能が十分に発揮されず、エンジンに損傷が発生する恐れがあり、仮にそのようなトラブルが発生しても製品保証の対象とはなりません。
燃料は非常に引火・爆発しやすい物質である。発火したり爆発したりすると、やけどや火災などを引き起こす。
燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。
箱型トレーラに本機を搭載した状態では、絶対に本機への燃料補給をしてはならない。
燃料タンク一杯に入れないこと。給油は燃料タンクの首の根元から 6-13 mm 程度下までとする。これは、温度が上昇して燃料が膨張したときにあふれないように空間を確保するためである。
燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を絶対に近づけない。
燃料は安全で汚れのない認可された容器に入れ、子供の手の届かない場所で保管する。30 日分以上の買い置きは避ける。
運転時には必ず適切な排気システムを取り付け正常な状態で使用すること。
燃料を補給中、静電気による火花が燃料に引火する危険がある。発火したり爆発したりすると、やけどや火災などを引き起こす。
燃料容器は車から十分に離し、地面に直接置いて給油する。
車に乗せたままの容器に燃料を補給しない。車両のカーペットやプラスチック製の床材などが絶縁体となって静電気の逃げ場がなくなるので危険である。
できれば、給油は、機械をトラックやトレーラから地面に降ろし、機体を接地させた状態で行う。機械を車両に搭載したままで給油しなければいけない場合には、大型タンクのノズルからでなく、小型の容器から給油する。
大型タンクのノズルから直接給油しなければならない場合には、ノズルを燃料タンクの口に常時接触させた状態で給油を行う。
燃料を飲み込むと非常に危険で生命に関わる。また気化した燃料に長期間ふれると身体に重篤な症状や疾病を引き起こす。
ガソリン蒸気を長時間吸わないようにする。
ノズルや燃料タンク、コンディショナーのボトルの口などに顔を近づけないこと。
皮膚についた場合には、石鹸と水で十分に洗い流す。
燃料キャップ(図 17)の周囲をきれいに拭いてからキャップを外す。燃料タンクの首の根元まで燃料を入れる。
Important: 燃料を入れすぎないでください。
タンクにキャップをはめ、こぼれた燃料は必ず拭き取る。
下の表を参考にして、ターフの状態に適した設定を行ってください。
パーツ番号 | 名称 | 食い込み度 | 参考意見 |
112-9281-01 | 標準 | 弱い | 標準 グリーンズマスター 1000 |
112-9279-03 | きつい | 強い |
パーツ番号 | 名称 | 刈高調整範囲 | 参考意見 |
93-4262 | マイクロカット | 1.57-3.1 mm | |
115-1880 | エッジマックス・マイクロカット | 1.57-3.1 mm | 標準 グリーンズマスター 1000 |
93-4263 | トーナメント | 3.1-6 mm | |
115-1881 | エッジマックス・トーナメント | 3.1-6 mm | 磨耗しにくい |
93-4264 | ローカット | 6.0 mm 以上 | |
108-4303 | 先長マイクロカット | 1.57-3.1 mm | 食い込みを弱くする場合 |
パーツ番号 | 名称 | 直径と素材 | 参考意見 |
99-6241 | 細溝付き | 50.8 mm(2.0"), アルミ | 標準, 5 mm 間隔 |
88-6790 | 広溝付き | 50.8 mm(2.0"), アルミ | より強い食い込み, 11 mm 間隔 |
104-2642 | フルローラ | 50.8 mm(2.0"), スチール | 沈み込みが一番少ない |
71-1550 | 溝付きローラ | 50.8 mm(2.0")鋳鉄 | より強い食い込み, 11 mm 間隔 |
93-9045 | 溝付きローラ | 63.5 mm(2.5") アルミ | 幅610 mm (24")、 エッジサポート用 |
52-3590 | スエージローラ | 63.5 mm(2.5") アルミ |
モデル | 標準装備 | クリップキット (65-9000) | 走行キット (115-1886) | クリップと走行キット | ||||||||
標準リール | オプションリール | 標準リール | オプションリール | 標準リール | オプションリール | 標準リール | オプションリール | |||||
04810 | 11 枚刃 4.1 mm | 14 枚刃 3.3 mm | 8 枚刃 5.8 mm | 11 枚刃 6.4 mm | 14 枚刃 4.8 mm | 8 枚刃 8.6 mm | 11 枚刃 3.8 mm | 14 枚刃 3.0 mm | 8 枚刃 5.1 mm | 11 枚刃 5.6 mm | 14 枚刃 4.3 mm | 8 枚刃 7.6 mm |
走行速度: | 5.39km/h | 4.80km/h |
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用するごとまたは毎日 |
|
インタロックスイッチは安全装置であり、これを取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。
インタロックスイッチをいたずらしない。
作業前にインタロックスイッチの動作を点検し、不具合があれば作業前に交換修理する。
キックスタンドに足をかけ、ハンドルを引き上げてキックスタンドを立てて移動走行用タイヤを浮かせる。
走行レバーを走行(ENGAGE)側に、エンジンコントロールを「始動」側にする。
エンジンの始動を試みる。
クランキングしなければ正常。エンジンが掛かるのはスイッチの異常であるから修理する。必ず修理してから使用すること。走行インタロックスイッチの整備 を参照。
キックスタンドを注意深く外す。
短距離を移動する場合には移動走行タイヤを使用してください。
移動走行用タイヤを取り付ける;移動走行用車輪を取り付けるを参照。
走行コントロールとリール回転コントロールがニュートラル位置にあることを確認する。
エンジンを始動する;エンジンの始動手順を参照。
スロットルをSLOWとし、機体前部を浮かせた状態で徐々に走行位置につなぎ、ゆっくりとエンジン速度を上げる。
スロットルで適当な走行速度に調整し、目的地に移動する。
長距離を移動する場合にはトレーラを使用してください。トレーラへの積み降ろしは十分に注意して行ってください。
機体を注意深くトレーラに搭載する。
エンジンを止め、駐車ブレーキを掛け、燃料バルブを OFF 位置にセットする。
積み込みには、機体と同じ幅のある歩み板を使用してください。
機体をトレーラに確実に固定する。
Note: マシンの搬送にはトロのトランスプロをご利用することができます。トランスプロへの積み下ろしについては、トランスプロのオペレーターズマニュアルを参照してください。。
Important: トレーラで搬送中は、芝刈り機のエンジンを停止してください。芝刈り機を傷つける恐れがあります。
走行レバーをニュートラルとし、スロットルを 低速にして、エンジンを一旦停止する。
キックスタンドを立てる(スタンドを足で下げながらハンドルで機体を持ち上げて機体をスタンドで支える。
ホイールロッククリップを押して移動走行用タイヤをシャフトから外す。
キックスタンドから、注意深く機体を床に下ろす(機体を前方へ押すか、機体下部についているハンドルを持ち上げてスタンドを収納位置に跳ね上げるかする)。
冷えているエンジンを始動を補助する装置です。エンジンが冷えた状態で始動する時はCHOKE位置に、始動後はRUN位置とします。
オーナーやオペレータは自分自身や他の安全に責任があり、オペレータやユーザーの注意によって物損事故や人身事故を防止することができます。
作業にふさわしい服装をし、安全めがね、長ズボン、頑丈で滑りにくい安全な靴、および聴覚保護具を着用してください。長い髪は束ねてください。ゆるい装飾品やだぶついた服は身に着けないでください。
疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂取した時は運転しないでください。
この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってください。運転中は運転操作に集中してください;注意散漫は事故の大きな原因となります。
エンジンを掛ける前に、全部の駆動装置がニュートラルであること、駐車ブレーキが掛かっていることを確認し、正しい運転位置に立ってください。
作業場所に、無用の大人、子供、ペットなどを近づけないでください。周囲が無人でない場合は、集草バスケットを取り付けた上で、安全に十分注意してください。
運転は、穴や障害物を確認できる十分な照明のもとで行ってください。
落雷の危険がある時には運転しないでください。
ぬれた芝の刈り込みは避けてください。足元が不十分な場所ではスリップや転倒を起こしやすくなります。
カッティングユニットに手足を近づけないでください。
バックするときには、足元と後方の安全に十分な注意を払ってください。
見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障害物の近くでは安全に十分注意してください。
刈り込み中以外は必ずカッティングユニットを止めておいてください。
刈高を変更する場合には必ずカッティングユニットを止め、エンジンも止めてください。
排気ガスが充満するような締め切った場所では絶対にエンジンを運転しないでください。
マシンを作動させたままで絶対に機体から離れないでください。
運転席を離れる前に以下を行ってください:
平らな場所に駐車する。
カッティングユニットを停止させる。
駐車ブレーキを掛ける。
車両を止め、(キーのある機種では)キーを抜き取る。
全ての動きが停止するのを待つ。
また、溜まった刈りかすを捨てる時は必ずマシンを停止させてください。
エンジン回転中や停止直後は、エンジン本体、マフラー、排気管などに触れると火傷の危険がありますから手を触れないでください。
以下の場合は、カッティングユニットの駆動を止め、エンジンを止めてください:
燃料を補給するとき;
詰まりを取り除くとき
集草バスケットを取り外す時
カッティングユニットの点検・清掃・整備作業などを行うとき;
異物をはね飛ばしたときや機体に異常な振動を感じたときカッティングユニットに損傷がないか点検し、必要があれば修理を行ってください。点検修理が終わるまでは機械を使用しないでください。
運転位置を離れる前に
弊社(Toro® カンパニー)が認めた以外のアクセサリやアタッチメントを使用しないでください。
斜面はスリップや転倒などを起こしやすく、これらは重大な人身事故につながります。斜面での安全運転はオペレータの責任です。どんな斜面であっても、通常以上に十分な注意が必要です。斜面で運転する前に、必ず以下を行ってください:
マニュアルや機体に描かれている斜面に関する注意事項を読んで内容をよく理解する。
作業当日に現場の実地調査を行い、安全に作業ができるか判断する。以上の調査においては、常識を十分に働かせてください。同じ斜面上であっても、水分など地表面の条件が変われば運転条件が大きく変わります。
斜面の刈り込みは、上り下り方向でなく、横断方向に行ってください。急斜面や濡れた斜面での運転はしないでください。足元が不十分な場所ではスリップや転倒を起こしやすくなります。
斜面に入る前に、安全の判断をしてください。段差、溝、盛り土、水などの近くに乗り入れないでください。万一車輪が段差や溝に落ちたり、足元の地面が崩れたりすると、機体が瞬時に転倒し、非常に危険です。危険な場所から十分に離れて運転してください。危険な場所での刈り込みには手刈りで対応してください。
斜面での発進・停止・旋回は避けてください。急旋回したり不意に速度や方向を変えたりしないでください;旋回はゆっくり行ってください。
走行、ステアリング、安定性などに疑問がある場合には運転しないでください。ぬれ芝、急斜面など滑りやすい場所で運転すると滑って制御できなくなる危険があります。駆動力を失うと、スリップを起こしたりブレーキや舵取りができなくなる恐れがあります。駆動輪をロックしてもマシンが滑り続ける場合があります。
隠れた穴、わだち、盛り上がり、石などの見えない障害は、取り除く、目印を付けるなどして警戒してください。深い芝生に隠れて障害物が見えないことがあります。不整地では機体が転倒する可能性があります。
マシンをコントロールすることができなくなったら、マシンの走行方向と反対側に飛び降りてください。
下り坂では必ずマシンをギアに入れておいてください。下り坂をニュートラルで走行しないでください(ギア駆動式のマシン)。
Note: 操作に必要な各部の名称や位置については各部の名称と操作を参照してください。
Note: 点火プラグに高圧ケーブルが取り付けられているのを確認してください。
走行レバーとリール回転レバーが解除位置にあることを確認する。
Note: 走行レバーが走行位置にあるとエンジンは始動できません。
燃料バルブが開いていることを確認する。
ON/OFFスイッチをONにセットする。
スロットルコントロールをFAST位置とする。
エンジンが冷えた状態で始動する時はチョークを CHOKEとRUN位置の中間にセットする。
Note: エンジンが暖まっているときはこの操作は不要。
スタータのハンドルをゆっくり引く。抵抗を感じたらそこから力強く引っ張る。
Important: 引き出しきったスタータロープを無理に引っ張ったり、引き終わったロープの握りを放さないでください。どちらもロープやスタータ内部の破損の原因となります。
エンジンが始動したらウォームアップが進むにつれてチョークレバーを RUN 側に移動する。
走行コントロールとリールコントロールを解除位置にセットする。
スロットルコントロールを低速位置にする。
ON/OFFスイッチをOFFにセットする。
格納保管時やトレーラで運搬する時には燃料バルブを閉じておいてください。
Important: 芝刈り運転中、刈りカスは潤滑剤の役割を果たします。刈りかすが出ない場所で長時間カッティングユニットを回転させるとカッティングユニットを損傷します。
グリーンは直線往復刈りで刈ります。
円状や渦巻き状に刈ると芝を傷つけますから避けてください。
ターンをする時はグリーンの外で、リールを浮かせて(ハンドルを押し下げて)行います。
芝刈りの速度は普通に歩く速さが適当です。早く歩いても時間の節約にはなりません。むしろ仕事が粗くなります。
真っ直ぐに刈るコツの一つは、集草バスケットについている線(図 20)を目安にして、となりの刈り跡と平行に、常に一定の距離をおいて歩くことです。
夜明け前や日没後に運転する場合には LED ライトキットをご使用ください;代理店で入手することができます。
Important: エンジンのAC出力系のトラブルを防止するため、これ以外のヘッドライトをご使用にならないでください。
マシンを適切に使用することが最高の仕上がりを作り出す秘訣です。芝刈り機の性能を十分に発揮させるために 運転操作のヒント も参照してください。
Important: 刈りかす(=潤滑物質)が出ない場所で長時間カッティングユニットを回転させるとカッティングユニットを損傷します。
エンジンを始動、スロットルを下げ、カッティングユニットを上げる(ハンドルを下げる)。走行レバーを走行に入れ、グリーンのカラー(縁)に入る。
走行レバーを解除とし、リール回転レバーを回転にセットする。
走行レバーを走行に入れ、スロットルで希望の走行速度に調整し、グリーン入ってリールを下ろして刈り込みを開始する。
刈り込みが終了したらグリーンから出て、走行レバーを解除位置とし、エンジンを停止させ、リール回転レバーを解除位置にセットする。
集草バスケットにたまった刈りかすを捨て、空になった集草バスケットを取り付けて再び作業を開始する。
グリーンを出てリール回転と走行を解除位置にし、エンジンを止める。
集草バスケットにたまった刈りかすを捨て、空になった集草バスケットを取り付けて保管庫へ移動する。
エンジンを停止させ、(キー付きの機種では)キーを抜き取り、各部の動作が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。調整、整備、洗浄、格納などは、機体が十分に冷えてから行う。
火災防止のため、機械に刈りかすなどが溜まらないように注意する。オイルや燃料がこぼれた場合はふき取る。
閉めきった場所に本機を格納する場合は、機械が十分冷えていることを確認してください。
ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容器を保管・格納しない。
スロットルでエンジン速度を落としてからエンジンスイッチを切り、燃料バルブ(が付いている場合)を閉じる。
刈り込みが終了したら現場から引き上げる;移動走行用タイヤを使っての移動またはトレーラを使っての移動を参照。
適切な保守整備を行わないと車両が故障・破損したり、搭乗者や周囲の人間まで巻き込む人身事故を起こす恐れがある。
マニュアルに記載された作業を行って、マシンをいつも適切な状態に維持することが重要である。
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
Important: 機体を 25° 以上傾けないでください。機体を 25° 以上傾けると オイルが燃焼室内に入り込んだり、燃料タンクから燃料が漏れたりします。
Important: エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。
運転席を離れる前に:
平らな場所に駐車する。
スロットルスイッチを低速アイドル位置にセットする。
カッティングユニットを停止させる。
走行ペダルがニュートラルになっていることを確認する。
駐車ブレーキを掛ける。
車両を止め、(キーのある機種では)キーを抜き取る。
全ての動きが停止するのを待つ。
保守作業は、各部が十分冷えてから行ってください。
可能な限り、エンジンを回転させながらの整備はしない。可動部に近づかない。
エンジンを回転させながら調整を行わなければならない時は、手足や頭や衣服をカッティングユニットや可動部に近づけないように十分注意してください。人を近づけないでください。
火災防止のため、カッティングユニットや駆動部、マフラー、冷却スクリーンの周囲に、草や木の葉、ほこりなどが溜まらないようご注意ください。オイルや燃料がこぼれた場合はふき取ってください。
すべてのパーツを良好な作動状態に維持しましょう。摩耗、破損したり読めなくなったパーツやステッカーは交換してください。常に機械全体の安全を心掛け、ボルト類が十分に締まっているのを確認してください。
集草装置は頻繁に点検し、必要に応じてパーツなどを交換してください。
機械の性能を完全に引き出し、かつ安全にお使いいただくために、交換部品は純正品をお使いください。他社の部品を御使用になると危険な場合があり、製品保証を受けられなくなる場合がありますのでおやめください。
大がかりな修理が必要になった時、補助が必要な時Toro 正規代理店にご相談ください。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 20 時間 |
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使用するごとまたは毎日 |
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25運転時間ごと |
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50運転時間ごと |
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100運転時間ごと |
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300運転時間ごと |
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1000運転時間ごと |
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点検項目 | 第 週 | ||||||
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
インタロックの動作 | |||||||
駐車ブレーキの動作 | |||||||
燃料残量 | |||||||
エンジンオイルの量を点検する。 | |||||||
エアフィルタの汚れ | |||||||
冷却フィンを清掃する。 | |||||||
エンジンからの異常音 | |||||||
運転操作時の異常音 | |||||||
リールとベッドナイフの摺り合わせ | |||||||
刈高 | |||||||
必要な個所全部へのグリスアップを行う。 | |||||||
塗装傷のタッチアップ修理を行う。 |
点検担当者名: | ||
内容 | 日付 | 記事 |
整備中や調整中に誰かが不用意にエンジンを作動させることがあり得る。エンジンが突然始動すると、大きな人身事故になる危険が高い。
整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、駐車ブレーキを掛け、念のために点火プラグのコードを外しておくこと。また、点火コードは、点火プラグと触れることのないよう、確実に隔離すること。
マシンの整備、洗浄、調整などを行う前には必ず以下を行う。
平らな場所に駐車する。
エンジンを止め、(キーの付いているマシンでは)キーを抜き取る。
駐車ブレーキを掛ける。
機械各部の動きが完全に停止し、機体の温度が十分に下がったのを確認してから、調整、洗浄、格納、修理などの作業に掛かる。
点火コードを外す(図 21)。
整備間隔 | 整備手順 |
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25運転時間ごと |
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全部で 12 ヶ所あるグリス注入個所すべてに、No. 2 リチウム系一般用グリスを注入する。ハンドガンを使って手作業でグリスアップするのがベストです。
グリスアップ箇所は以下の通りです:
前ローラ(2ヶ所)(図 22)
リールベアリング(2ヶ所)(図 22)
ドラムのアクスル(2ヶ所)(図 23)
デファレンシャル(3ヶ所)(図 23)
リールのカウンタシャフトのベアリング(2ヶ所)(図 24)
ベルトアイドラのピボット(1ヶ所)(図 25)。
グリスニップルの周囲をウェスできれいに拭く。
各フィッティングにグリスを注入する。
Important: 圧力を掛けすぎるとグリスシールを破損しますから注意してください。
はみ出したグリスはふき取る。
エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回転数を上げすぎたりしないでください。
燃料を口で吸い出さないでください。ポンプで抜きとるかタンクが空になるまで運転してください。燃料タンクからの燃料の抜き取り作業は屋外で行う。
エンジンを始動する前に、適切な粘度のエンジンオイルを 560 cc ほどクランクケースに入れてください。オイルは、API(米国石油協会)の SJ またはそれ以上のグレードの高品質オイルを使用します。外気温度に合った適切なタイプのオイルを選んでください。図 26図に、外気温と粘度の関係を示します。
Note: マルチグレードオイル(5W-20, 10W-30, 10W-40)を使用する場合は、消耗が早くなります。これらのオイルを使用する場合は、ご注意ください。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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エンジンオイルの点検は、毎日始動前のエンジンの冷えている時に行うのがベストです。運転後に行う場合は、オイルがオイル溜めに戻るまで最低10分間待って点検するようにしてください。
エンジンを止め、各部が完全に停止するのを待つ;整備作業のための準備を参照。
エンジンが水平になるように駐車し、オイル補給口の周囲をきれいに拭く(図 27)。
ディップスティックを左に回して抜きとる。
ディップスティックを抜き取ってウェスでオイルを拭き取る。
ディップスティックを補給管に完全に差し込む が、ねじ込まない。
ディップスティックを抜いてエンジンオイルの量を点検する(図 28)。
エンジンオイルの量が不適切な場合には、適量まで補給または減らす;エンジンオイルの交換を参照。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 20 時間 |
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100運転時間ごと |
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エンジン運転直後にはオイルが非常に高温になっている可能性がある。高温のオイルに触れると大変危険である。
オイルを抜き取るときに、高温のエンジンに触れないように注意すること。
エンジンを止め、各部が完全に停止するのを待つ;整備作業のための準備を参照。
ドレンプラグの下に廃油受け容器を置く。
ドレンプラグ、ワッシャ、ディップスティックを外す(図 27)。
オイルが抜けやすいようにエンジンを傾ける。
オイルが完全に抜けたら、エンジンを水平位置に戻し、ドレンプラグと新しいワッシャを取り付ける。
Note: 廃油はリサイクルセンターに持ち込むなど適切な方法で処分してください。
オイル補給口から、オイルをゆっくりと所定レベルまで入れる。
オイルの量が適切であることをディップスティックで確認する;エンジンオイルの量を点検するを参照。
ディップスティックを根元までねじ込む。
こぼれたオイルはふき取る。
点火コードを接続する。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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50運転時間ごと |
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300運転時間ごと |
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Important: エアフィルタアセンブリを外したままでエンジンを運転しないでください。エンジンに大きな損傷が起きる恐れがあります。
エンジンを止め、各部が完全に停止するのを待つ;整備作業のための準備を参照。
エアクリーナカバーを固定している蝶ナットを外す(図 29)。
エアクリーナカバーを外す。
Note: エアクリーナカバーからベースにごみやほこりが落ちていないか点検する。
ベースからスポンジエレメントとペーパーエレメントを外す。
ペーパフィルタからスポンジエレメントを外す。
スポンジエレメントとペーパーエレメントを点検する;汚れがひどかったり破損している場合は交換する。
ペーパーエレメントを軽くたたいて、たまっているごみを落とす。
Note: ペーパーエレメントの汚れ落としにはブラシを使わないでください。繊維の中に汚れを押しこんでしまいます。ペーパーエレメントを軽くたたいて、たまっているごみを落とす。
スポンジはぬるま湯と石鹸で洗うか、非引火性の溶剤で洗浄する。
Note: スポンジエレメントの洗浄にはガソリンを使わないでください。爆発炎上する危険があります。
スポンジエレメントを十分にすすいで完全に乾燥させる。
ベースとカバーについている汚れをぬらしたウェスでふき取る。
Note: ごみやほこりがダクトから侵入してキャブレターに入らないことを確認する。
エアクリーナに各エレメントを確実に取り付ける。下側の蝶ナットを取り付ける。
カバーを取り付け、上側の蝶ナットを取り付けて固定する。
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
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300運転時間ごと |
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点火プラグはNGK BPR 6ES又は同等品を使用します。
エンジンを止め、各部が完全に停止するのを待つ;整備作業のための準備を参照。
点火プラグの周囲をきれいにする。
シリンダヘッドから点火プラグを外す。
Important: 汚れその他の不具合のある点火プラグは交換してください。点火プラグにサンドブラストをかけたり、ナイフ状のもので削ったり、ワイヤブラシで清掃したりしないでください。破片がシリンダ内に落ちてエンジンを損傷します。
プラグのすきまを 0.7-0.8 mm に調整する
点火プラグを注意深く(ねじ山をナメらないように)、手で出来るだけ固く取り付ける。
新しい点火プラグの場合はそこから ½ 回転だけ増し締めする;使用中のプラグの場合は ⅛-¼ 回転だけ増し締めする。
Important: 点火プラグの締め付けがゆるいと非常に高温となりエンジンを損傷します;締め付けすぎはエンジンのねじ溝を損傷します。
点火コードを接続する。
常用・駐車ブレーキがスリップするようになったら調整してください。
常用ブレーキを十分に掛けた状態で、駐車ブレーキのノブを押し込んで常用ブレーキが駐車ブレーキピンに載った状態にする(図 32)。
バネばかりで、常用ブレーキレバーを後ろから押す(図 33)。約13.5-18 kg の力でブレーキが解除されれば適正である。約13.5-18 kg の力よりも小さい力でブレーキが解除される場合にはブレーキケーブルの調整を行う。
V ベルトカバーを固定しているリテーナをゆるめて、カバーを開ける(図 34)。
調整は以下の手順で行う:
ケーブルの張りをゆるくするには、ケーブルの前ジャムナットをゆるめて後ジャムナットを締める(図 35)。必要に応じて上記ステップ 1 と 2 を繰り返して再調整する。
ケーブルの張りを強くするには、後ジャムナットをゆるめて前ジャムナットを締める(図 35)。必要に応じて上記ステップ 1 と 2 を繰り返して再調整する。
Note: この調整は、コントロールパネル近くのジャムナットブラケット部分のケーブルでも、エンジンのベース部のブラケット部分ででも行えます。
カバーを閉じ、リテーナを掛ける。
機械を正しく動作させ、無用の磨耗を防止するために、ベルト類は正しく調整してください。また、頻繁に点検してください。
ベルトカバー取り付けねじを外してカバーを取り、ベルトを露出させる(図 36)。
プーリ間の中央部で(図 37)、18-22 N (1.8 - 2.3 kg) 程度の力でベルトを指で押して張りを点検する。ベルトのたわみが 6 mm あれば適正とする。
ベルトの張りの調整を行うには以下のステップをすべて行う:
アイドラプーリ固定ナットをゆるめ、プーリを右に回してベルトの背に押しつけて、適当な張りを出す(図 37)。
Important: ベルトを強く張りすぎないように注意すること。
ナットを締めて調整を固定する。
ベルトカバーを元通りに取り付ける。
この時、カバーシールとサイドプレートの間にすきまを開けておいてボルトをねじ込む。
Note: このすき間から、ボルトとインサートの整列を目で確認することができる。
全部のボルトを入れ終わったら、カバー内部のツメがサイドプレートに当たるまで締めつける。
Note: ボルトを締めつけすぎないように注意してください。
ベルトカバー取り付けねじを外してカバーを取り、ベルトを露出させる(図 38)。
プーリ間の中央部で(図 39)、18-22 N (1.8-2.3 kg) 程度の力でベルトを指で押して張りを点検する。
Note: ベルトのたわみが 6 mm あれば適正とする。
ベルトの張りの調整を行うには以下の手順をすべて行う:
アイドラプーリ固定ナットをゆるめ、プーリをベルトの背に押しつけて、適当な張りを出す(図 39)。
Important: ベルトを強く張りすぎないように注意すること。
ナットを締めて調整を固定する。
ベルトカバーを元通りに取り付ける。
この時、カバーシールとサイドプレートの間にすきまを開けておいてボルトをねじ込む。
Note: このすき間から、ボルトとインサートの整列を目で確認することができる。
全部のボルトを入れ終わったら、カバー内部のツメがサイドプレートに当たるまで締めつける。
Note: ボルトを締めつけすぎないように注意してください。
デファレンシャルカバー(前半分と後半分)のボルトを取り、カバーを外してベルトが見えるようにする。
プーリ間の中央部で(図 40)、2.3-2.7 kg程度の力でベルトを指で押して張りを点検する。
Note: ベルトのたわみが 6 mm あれば適正とする。
ベルトの張りの調整を行うには以下の手順をすべて行う:
アイドラプーリ固定ナットをゆるめ、プーリをベルトの背に押しつけて、適当な張りを出す(図 40)。
Important: ベルトを強く張りすぎないように注意すること。
ナットを締めて調整を固定する。
ベルトカバーを元通りに取り付ける。
この時、カバーシールとサイドプレートの間にすきまを開けておいてボルトをねじ込む。このすき間から、ボルトとインサートの整列を目で確認することができる。
全部のボルトを入れ終わったら、カバー内部のツメがサイドプレートに当たるまで締めつける。ボルトを締めつけすぎないように注意してください。
ベルトの張りの調整の前に、まず、走行コントロールの調整を確認する; 走行コントロールの調整を参照。
走行コントロールを調整してもベルトがスリップする場合には、以下を行う。
V ベルトカバーを固定しているリテーナをゆるめて、カバーを開ける(図 41)。
張りを強くするには、エンジン固定ボルトをゆるめてエンジンを後ろにずらす。
Important: ベルトを強く張りすぎないように注意すること。
取り付けボルトを締め付ける。
Note: 新しい V ベルトを取り付けた時、駆動プーリと受動プーリの軸間距離は約 12.7 cm となります。
一次 V ベルトに張りを与えた後、エンジンの出力シャフトプーリとカウンタシャフトプーリが正しく整列しているかどうか確認してください。
ずれている場合には、エンジンベースをフレームに固定しているねじをゆるめ、エンジンを横にずらして、ずれが 0.7 mm 以内となるように調整する。
ねじを締めて整列状態を再確認する。
エンジンを使わずに、楽に機体を押したり引いたりすることができるように、ベルトガイド(図 42; 挿入図)を以下のように調整しておきます:
クラッチを入れる。
アイドラプーリとベルトガイドをアイドラアームに固定しているロックナットをゆるめる。
ベルトガイドを右に回して、ガイドのフィンガーと駆動ベルトとの間に約 1.5 mm の隙間を作る。
アイドラプーリとベルトガイドをアイドラアームに固定しているロックナットを締め付ける。
カバーを閉じ、リテーナを掛ける。
走行ベルトのカバーとリール回転ベルトのカバーを右サイドプレートに固定しているボルトを取り、各カバーを外す。
各アイドラプーリのナットをゆるめ、それぞれのプーリを左に押してベルトの張りをなくす。
各ベルトを取り外す。
デファレンシャルカバー(前半分と後半分)のボルトを取り、カバーを外してベルトが見えるようにする(図 43)。
デファレンシャルアイドラプーリのナットをゆるめ、プーリを左に押してベルトの張りをなくす。
前クラッチハウジングをサイドプレートに固定しているボルト 2 本を外す(図 43)。
ハウジングを半回転させて上下を逆さにする。
右後ベアリングハウジングをサイドプレートに固定しているボルト(2 本)とロックナット(2 個)を外す(図 43)。
ハウジングを半回転させて上下を逆さにする。
ベルトを取り外す。
反転させたハウジングカバーとデファレンシャルの各カバーを跨ぐようにして新しいベルトをデファレンシャルプーリに取り付ける。
ベルトの背にアイドラベルトがきちんと当たっていることを確認する。
反転させた各ハウジングを戻し、先に外したボルトとナットとで元通りに固定する。
デファレンシャルベルトの張りを調整する;デファレンシャルベルトの調整を参照。
走行ベルトとリールベルトの張りを調整する;走行ベルトの調整とリール駆動ベルトの調整を参照。
各カバーを取り付けて終了。
カッティングユニットのリールを点検する時には安全に十分注意してください。リールに触れる時は必ず手袋を着用してください。
磨耗したり破損したりしたリール刃や下刃は使用中に割れて破片が飛び出す場合があり、これが起こるとオペレータや周囲の人間に多大の危険を及ぼし、最悪の場合には死亡事故となる。
リール刃や下刃が磨耗や破損していないか定期的に点検すること。
ブレードの点検を行うときには安全に十分注意してください。必ず手袋を着用してください。リールと下刃は研磨するか交換するかのみ行い、たたいて修復したり溶接したりしないでください。
マシンを平らな面(できれば定盤)の上に置く。
リール刃の下に、厚さ6 mm ×幅25 mm ×長さ736 mm 程度の大きさの鋼板を差し入れ、下刃の縁に密着させてベッドバーを定盤から浮かせる。
前ローラを上げ、後ドラムとリールのみを定盤に接触させる。
リール刃の全体が鋼板と接触するよう、機体を上からしっかり押しつける。
リールを押しつけた状態で、ドラムの左右の端部でと盤面との隙間を隙間ゲージで調べる。
Note: 隙間が0.25 mm 以上ある場合はドラムを調整する(手順 6に進む)。それ以下(0.25 mm 以下)であれば調整は不要である。
機体右側から後ベルトカバーを取る(図 45)。
受動プーリを回して、4つの穴をローラベアリングのフランジねじに整列させる(図 46)。
ローラベアリングねじ(4個)とアイドラプーリ固定ねじをゆるめる。
隙間が0.25 mm 以下になるように、ローラアセンブリの右側を上下させて調整する。
ローラベアリングねじを締める。
ベルトの張りを調整し、アイドラプーリねじを締める(図 46)。
カッティングユニットの研磨、バックラップ㏍、分解を行った後は、ベッドナイフとリールの刃あわせを行ってください。これは毎日行う作業ではありません。
本機を平らな作業面の上に置く。
ベッドナイフとリールが見えるように、ハンドルで機体を後ろに傾ける。
Important: 機体を 25° 以上傾けないでください。機体を 25° 以上傾けると オイルが燃焼室内に入り込んだり、燃料タンクから燃料が漏れたりします。
カッティングユニットの右端から数えて1番目と2番目の下刃ねじの間でリール刃と下刃とを交差させる(図 47)。
カッティングユニットの右端から数えて1番目と2番目の下刃ねじの間でリール刃と下刃とを交差させる。
マークを付けたリール刃が下刃と交差しているところで、リール刃と下刃の間に、シム(0.05 mm = 0.002")を挿入する。
シムを左右に滑らせながら、シムに 軽い 圧迫(シムが挟まれる感じ)を感じるまで、右側のベッドバー調整ねじを回す(図 47)。
シムを抜き取る。
カッティングユニットの左端で、ベッドナイフに一番近いリール刃を、左端から数えて1番目と2番目の下刃ねじの間で下刃と交差させる。
カッティングユニットの左側で、左側ベッドバー調整ねじを使って上記4-7の作業を行う。
カッティングユニットの左右それぞれの、先ほどと同じ交差部で上記5 - 7の作業を行う。
この状態から、ベッドバー調整ねじを右に3クリック回転させると、下刃とリール刃とが軽く接触するようになる。
Note: 1回のクリックで、下刃が 0.018 mm 移動します。調整ねじを右(時計まわり)に回すとリールと下刃の距離が狭くなり、左(反時計まわり)に回すとリールと下刃の距離が広くなります。
切れ味確認用のペーパーを一枚、リールと下刃との間に、下刃に対して直角になるように差し入れて、カッティングユニットの切れ味をテストする(図 48)。ゆっくりと リールを回転させる;これで紙が切れれば合格である。
Note: 接触を強くしないと切れない場合には、鋭利な刃先を取り戻して精密なカットができるようにバックラップ、ベッドナイフのフェーシング、または研磨を行うことが必要です。
後ローラの水平と、リールと下刃のすり合わせを確認する。ハンドルを持って機体を後ろにそらし、前後のローラと下刃が見えるようにする。
Important: 機体を 25° 以上傾けないでください。機体を 25° 以上傾けると オイルが燃焼室内に入り込んだり、燃料タンクから燃料が漏れたりします。
刈り高アームを刈り高ブラケットに固定しているロックナットをゆるめる(図 49)。
ゲージバー(図 50)のナットをゆるめ、調整ネジを希望の刈り高に合わせる。ねじ頭の下からバーの表面までの距離が刈り高となる。
ゲージバーのねじの頭を下刃の先端に引っかけ、バーの後端を後ローラに当てる(図 51)。
バーの前端がローラに当たるように、調整ねじで調整する。
ローラ全体が下刃と平行になるように、ローラの両側を均等に調節する。
Important: 前後のローラにゲージが当たり、ねじの頭がリールにぴったりと掛かっているのが正しい調整状態です。下刃の左右端でこの状態となるように調整してください。
ナットを締めて調整を固定する。
Important: アンジュレーションの大きな芝面を刈る場合には、ローラサポートを後ろ向き(ローラがリールに近くなるよう)に取り付けてください。
Note: 芝刈り作業の種類や好みにより、前ローラの取り付け方は、以下の3種類から選択します(図 52)。
前位置:グルーマを取り付けた時の位置
中位置:グルーマを取り付けない時の位置
後位置:アンジュレーションの非常にきつい芝面用
刈りかすがきれいに集草箱に入っていくように調整します。
前サポートロッドの上面からシールドの前リップまでの距離をカッティングユニットの両端で測定する(図 53)。
通常の刈り込み条件では、上記の距離を100 mm に調整する。カッティングユニットの各端で、シールドをサイドプレートに固定しているボルトとナットをゆるめて、シールドを適当な高さに調整する。
ナットを締めつけて調整を固定する。
Note: 乾燥した(刈りかすが集草箱に落ちにくい)時期にはシールドを下げ、逆に、芝がぬれている(刈りかすが集草箱の後ろにへばりつく)時はシールドを上げると効果的です。
刈りカスがリールからスムーズに出るように調整します。
バー(図 54)をカッティングユニットに固定しているねじをゆるめる。
隙間ゲージを使って、リール上面とバーの間を 1.5 mm に調整し、ねじを締めてバーを固定する。
リールの全幅にわたって隙間の幅が一定となるように注意する。
Note: この調整はターフの状態変化に合わせて行ってください。芝面が非常にぬれている時にはバーをリールに近づけます。逆に、芝が乾燥している時にはバーとリールの隙間を大きくします。バーとリールが平行になっていることが重要です。研磨機でリールを研磨した後やシールドの高さを調整した後には、このバーの調整を行ってください。
標準ベッドバーか、きつい刈り込み用のベッドバーかを見分けるには、ベッドバーの左側取り付け耳を見てください。耳が丸く仕上げてあるのは、標準ベッドバーです。耳にノッチが刻んであるのは、きつい刈り込み用のベッドバーです(図 55)。
ベッドバーアジャスタとスラストワッシャとの間にベッドバーの固定用「耳」を入れる。
ベッドバーボルト(とジャムナット)とワッシャ8枚で、ベッドバーを各サイドプレートに固定する。
Note: サイドプレートのボスの両側にナイロンワッシャを入れる。その外側からスチール製ワッシャを取り付ける。
ボルトを27-36 N·m (3.7-4.6 kg.m = 20-27 ft-lb)にトルク締めする。
外側のスラストワッシャが自由に回る程度にジャムナットを締め付ける。
スプリングがつぶれるまでテンションナットを締め、そこから半回転戻す。
ベッドバーの調整を行う;リールと下刃の調整を行うを参照。
右側リールドライブカバーのプラグを取る(図 58)。
延長ソケット(½")を差し込み、バックラップ装置に接続し、リールプーリ中央の四角い穴に差し込む。
「Toro リール/ロータリー・モアのための研磨マニュアル(Form No. 80-300 PT)」に従ってバックラップを行う。
回転しているリールに触れると大けがをする。
バックラップ中のリールには、絶対に手や足を近づけないこと。
柄の短いブラシはバックラップに使用しないこと。柄の長いブラシ(P/N 29-9110)を使用する。このブラシは完成品でも部品でも入手可能である。
Note: バックラップが終わったら、ベッドナイフの前端に軽くヤスリ掛けを行ってください。これによりベッドナイフ前端に形成されたバリが除去されます。
この作業が終了したらカバーにプラグを取り付ける。
エンジンを停止させ、(キー付きの機種では)キーを抜き取り、各部の動作が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。調整、整備、洗浄、格納などは、機体が十分に冷えてから行う。
ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容器を保管・格納しないでください。
機体各部に付着している泥や刈りかすをきれいに落とす。特にエンジンのシリンダヘッドや冷却フィン部分やブロアハウジングを丁寧に清掃する。
Important: 機体は中性洗剤と水で洗うことができます。ただし高圧洗浄器は使用しないでください。また、シフトレバーのプレートやエンジン部に大量の水を掛けないように注意してください。
長期間(30日間以上)にわたって保管する場合には燃料タンクのガソリンにスタビライザ/コンディショナを添加する。
エンジンをかけ、5 分間ほどかけてコンディショナ入りの燃料を各部に循環させる。
エンジンを停止してガソリンを抜き取る。または燃料切れで停止するまで運転する。
エンジンを再度始動して自然に停止するまで運転する。チョークを引いて再始動する。まったく始動できなくなるまでこれを続ける。
点火プラグのコードを外す。
抜き取った燃料は地域の法律などに従って適切に処分する。廃油などはそれぞれの地域の法律などに従って適正に処分する。
Note: スタビライザ(品質安定剤)を添加した燃料であっても、スタビライザメーカーが推奨する保管期間を越えて保管しないでください。
機体各部のゆるみを点検し、必要な締め付けや交換、修理を行う。摩耗した部品や破損した部品はすべて修理または交換する。
機体の塗装がはげていればタッチアップ修理をする。ペイントはトロの正規代理店から入手することができる。
汚れていない乾燥した場所で保管する。機体にはカバーを掛けておく。