平らな場所に駐車する。
駐車ブレーキを掛ける。
始動キーを OFF 位置にして抜き取る。
荷台を上昇させる; オペレーターズマニュアルを参照。
マシンのバッテリーチャージャがコンセントに接続されていないことを確認する。
バッテリーパックとマシンの機器をつないでいるコンダクタを外してバッテリー回路を遮断する。
Important: モータの端子(U, V, W)からケーブルを外す際には、下側ナットをレンチで押さえながら上側ナットをゆるめるようにしてください(図 1)。上側ナットをゆるめる際に端子(スタッド)を回転させてしまうと、モータ内部に破損が生ずる可能性があります。
Note: 再組立時に間違わないように、外した電気コードはすべてラベルを付けておいてください。
走行モータに接続されている電気コネクタを外し、モータに接触しないように処置する:
接続を外したケーブルやワイヤハーネスがモータに触れないように処置する。
走行モータを吊り上げられるように、モータハウジングの中央部に適当な吊り下げ用のストラップを取り付ける。この時、エンコーダ(速度センサー)やサーミスタの電気コードをモータと共にストラップで縛り付けないこと。吊り上げ中に暴れないようにモータをストラップで支える。
モータの吊り上げ取り外しは、モータを確実に支持して、人身事故やモータの破損事故を起こさないように十分注意しながら行うこと。モータの重量はおよそ 30 kg である。
ケーブルブラケットをトランスアクスルと走行モータに固定しているフランジヘッドねじ(2 本)を外す(図 3)。
ケーブルブラケットについている電気コードがモータやトランスアクスルに触れないように処置する。
モータをトランスアクスルに固定している残りのフランジヘッドねじ(4 本)を外す(図 3)。
トランスアクスルからモータを抜き出す(モータのシャフトをトランスアクスルの入力シャフトから抜き取る;図 3)。
モータのセンサーや車両の機器を破損させないように十分に注意しながらモータを吊り上げて車両から外す。
必要であれば、アイソレータリテーナとアイソレータをアイソレータブラケットに固定しているワッシャヘッドねじを外す(図 3)。
アイソレータとモータケーブルをブラケットから外す。
この作業に必要なパーツ
走行モータ | 1 |
アイソレータとケーブルがブラケットから外されている場合には、ケーブルをアイソレータに挿入する(図 3)。
アイソレータとケーブルをブラケットに固定する;アイソレータブラケットとワッシャヘッドねじを使用する(図 3)。
ワッシャヘッドねじを 10.2-12.4 N·m(1.1-1.2 kg.m = 90-110 in-lb)にトルク締めする。
トランスアクスルと走行モータのシャフトに固着防止コンパウンドを塗る(図 3)。
走行モータを吊り上げられるように、モータハウジングに適当な吊り下げ用のストラップを取り付ける。この時、エンコーダ(速度センサー)やサーミスタの電気コードをモータと共にストラップで縛り付けないこと。
モータの吊り上げ取り外しは、モータを確実に支持して、人身事故やモータの破損事故を起こさないように十分注意しながら行うこと。モータの重量はおよそ 30 kg である。
十分に注意しながら、走行モータを車両に降ろす。モータのシャフトをトランスアクスルのシャフトに合わせて、走行モータとトランスアクスルを接続する。
この時、エンコーダ(速度センサー)を傷つけないように十分注意すること。
以下の手順でトランスアクスルに走行モータを固定する:
モータの取り付け穴とトランスアクスルの穴を整列させる(図 3)。
トランスアクスルの穴からモータの取り付け穴へフランジヘッドねじ(4 本)を取り付ける(図 3)。
上側の 2 つの穴はケーブルブラケット用に空けておく。
ケーブルブラケットとそれについている電気コードを、モータとトランスアクスル上に位置決めする(図 3)。
残りのフランジヘッドねじ(2 本)を取り付ける(図 3)。
フランジヘッドねじ(6 本)を 10.2-12.4 N∙m(1.1-1.2 kg.m = 90-110 in-lb)にトルク締めしてモータをトランスアクスルに固定する。
走行モータに取り付けていた吊り下げようストラップを外す。
モータの端子やケーブルが、汚れや腐食のない良好な状態であることを確認する。
Important: モータの端子(U, V, W)にケーブルを接続する際には、下側ナットをレンチで押さえながら上側ナットを締め付けるようにしてください(図 1)。上側ナットを取り付ける際に端子(スタッド)を回転させてしまうと、モータ内部に破損が生ずる可能性があります。
モータを取り外すときに各コードに付けておいたタグを参考にして、各コードの接続を行う:
走行モータおよびモータのエンコーダ(速度センサー)とサーミスタ(温度センサー)からのコネクタを、車両のワイヤハーネスに接続する(図 2)。
モータ端子に下側ナットを取り付けて、 5.5-7.0 N∙m(0.6-0.7 kg.m = 49-61 in-lb)にトルク締めする。
各モータ端子(U, V, W)にケーブル、ロックワッシャ、ナットを正しく取り付ける。
下側ナットが回転しないように押さえながら、上側ナットを 5.5-7.0 N∙m(0.6-0.7 kg.m = 49-61 in-lb)にトルク締めする。
マシンのバッテリーチャージャが、まだコンセントに接続されていないことを確認する。
バッテリーパックとマシンの機器をつないでいるコンダクタを外してバッテリー回路を遮断する。
Note: 再組立時に間違わないように、外した電気コードはすべてラベルを付けておいてください(図 4)。
この作業に必要なパーツ
コントローラ | 1 |
アイソレータとコントローラケーブルがコントローラブラケットから取り外されている場合は、ケーブルをアイソレータに取り付ける(図 6)。
アイソレータとケーブルをブラケットに固定する;アイソレータブラケットとワッシャヘッドねじを使用する(図 6)。
ワッシャヘッドねじを 10.2-12.4 N·m(1.1-1.2 kg.m = 90-110 in-lb)にトルク締めする。
コントローラブラケットにコントローラを固定する;ワッシャヘッドねじ(4 本)を使用する(図 6)。
コントローラの端子やケーブルが、汚れや腐食のない良好な状態であることを確認する。
以下の手順でコントローラに電導性金具を取り付ける:
コントローラにワイヤハーネスを注意深く取り付ける。
コネクタがコントローラのソケットに完全に嵌っていることを確認する。
コントローラの端子 B+、 B-、M1、M2、M3 にケーブルを接続する;キャップスクリュ、ロックワッシャ、平ワッシャを使用する(図 5)。
キャップスクリュを 10-1.7 N·m (1.1-1.2 kg.m = 89-106 in-lb) にトルク締めする。
バッテリーパックと車両との回路接続コンダクタを取り付ける。
バッテリー端子の六角ナットを 10.8-11.8 N·m(1.1-1.2 kg.m = 95-105 in-lb)にトルク締めする。
全てのケーブルの接続が終了したら、バッテリーのすべての端子およびコントローラのケーブルのコネクタに Toro バッテリー端子プロテクタを塗りつける。
全てのケーブル端子にゴム製保護ブーツを取り付ける。
荷台を降ろして固定する。
車両を運転する前に、バッテリーをオンボードバッテリーチャージャに接続し、チャージャを適切なコンセントに接続して完全充電する。