このシート(モデル No. 04508)を、2018 年度以前のトラクションユニットに取り付ける場合には、先にキット(モデル No. 139-6479)を取り付ける必要があります。
まだ運転席が取り付けられていない、ディーゼル仕様または eTriFlex の新車にこのキットを取り付ける場合には、出荷用ブラケットをシートパンとアームレストに固定しているキャリッジボルト 2 本、フランジボルト 2 本、ナット4個を外してください(図 1)。ブラケットとシートパン側のボルト類は廃棄してください。アームレスト側のボルト・ナットは捨てないでください。
Important: ブラケットを外した後は、ケーブルなどの重みでアームレストが垂れ下がらないように、何かで支えておいてください。
トラクションユニットからスタンダードシートを外してプレミアムシートを取り付ける場合には、以下の準備作業を行ってください。:
この作業に必要なパーツ
シート・アセンブリ | 1 |
フランジナット | 4 |
短いワイヤハーネス | 1 |
ケーブルタイ | 2 |
シートレールについているスタッド 4 本をシートパンにセットし、フランジナット4個で固定する(図 4)。
Note: シートパンには、2種類の取り付け穴が用意されています。背の高いオペレータには、後ろ側の取り付け穴を使用してください。背の低いオペレータには、前側の取り付け穴を使用してください。
Note: eTriflex のシートパンには穴がありません;座席を調整したい場合は、図 5のようにして、シートマウントブラケット上でシートの位置を変更してください。
Important: シートマウンティングの調整後、シートにフルにクリアランスがあることを確認してください。
シートスライドからシートブラケットの右側を外して、シートスライドとシートブラケットとの間にコンソールのワイヤハーネスを通す隙間を作る(図 6)。
Note: すきまが十分でない場合はシートブラケットの両方の金具をゆるめてください。
シートスライドとシートブラケットとの間にコンソールのワイヤハーネスを通す(図 6)。
ワイヤハーネスをコンソールアームに固定する;eTriFlex 以外ではケーブルタイを使用。eTriFlex ではワイヤハーネスに付いているツリー形クリップをコンソールアームに差し込んで固定する。
メインワイヤハーネス(運転席の右後ろにある)のコネクタを、運転席側から出ている短いワイヤハーネスに接続する(図 7)。
先ほど取り外したフランジボルトとフランジナット(各2)を使って、アームレストを座席に取り付ける(図 8)。
シートにワイヤハーネスを接続する。
標準シートの場合:短いワイヤハーネスのコネクタをシート底面のポートに接続する。
プレミアムシートの場合:
シートのワイヤハーネスをシートに固定しているケーブルタイを切断する。
シートを一番後ろの位置にセットし、シートのハーネスを短いハーネスに接続する。
ワイヤハーネスをシートの角部(最初に縛り付けてあった場所)にケーブルタイで固定する。
トリフレックスの場合:ケーブルタイを使用して、ワイヤハーネスをチョーク/スロットルケーブルに固定する。
体重に合わせた調整を行うことにより、滑らかで心地の良い乗り心地を実現できます。
Important: 調整は、運転席に座った状態で行う必要があります。
レバーを引き出して、ポンプ動作を行うことにより、サスペンションを強くしたり弱くしたりすることができます(図 10)。
窓の中央の透明部分に矢印が表示されたら適切に調整されています。
調整の上限や下限に到達すると、ポンプの音が変わり、それ以上の調整はできなくなります。
Important: オペレータの怪我やマシンの破損を防止するために、使用前に体重調整を点検し、必要に応じて調整するようにしてください。
自分の腰部に合うように、運転席後部を調整してください。
調整ノブを上に回すと背もたれクッションの上側部分の湾曲が変化します。調整ノブを下に回すと背もたれクッションの下側部分の湾曲が変化します(図 11)。
0 = 湾曲なし
1 = 上部の湾曲が最大
2 = 下部の湾曲が最大
運転席の背当て部分を調整して乗り心地をさらに改善することができます。
ロックレバーを引いてバックレストキャッチを外します(図 11)。この時、バックレストにもたれかかるなどして力を掛けないようにしてください。
背もたれを前または後ろに押して、適当な位置に調整してください。ロックレバーから手を離しすと背もたれはロックされます。
Note: バックレストをロックした後は、バックレストが動かないのが正常です。