この GeoLink™ スプレーシステムキットは、芝生に液剤を散布する専用装置のための補助装置(アタッチメント)であり、そのような業務に従事するプロのオペレータが運転操作することを前提として製造されています。この製品は、集約的で高度な管理を受けている公園やゴルフ場、スポーツフィールド、商用目的で使用される芝生に対して液剤を散布することを主たる目的として製造されております。
製品の安全や取り扱い講習、アクセサリなどに関する情報、代理店についての情報の入手、お買い上げ製品の登録などをネットで行っていただくことができます:www.Toro.com。
この散布装置で取り扱う農薬は人体や動植物、土壌などに危険を及ぼす可能性があるので取り扱いには十分注意すること。
自分自身の安全を守るために、農薬を取り扱う前に、容器に張ってあるラベルや安全データシート(SDS)など取り扱い上の注意をよく読んで理解し、薬剤メーカーの指示を守ること。たとえば、保護めがね(ゴグル)、手袋など、薬剤との接触を防止し危険から身を守ることのできる適切な保護対策を講じる。
散布する薬剤は一種類とは限らないので、取り扱っているすべての薬剤に関して注意事項を必ず確認する。
上記安全確保に必要な情報が手に入らない場合には、この装置の運転を拒否してください。
散布装置の整備や修理をする時は、その前に必ず洗浄を行う。その装置が薬剤メーカーの指示通りに3回のすすぎ洗いや必要な中和処理を実行済みであること、さらに、すべてのバルブにそれぞれ 3 回の開閉操作洗浄が実施されていることを確認する。
十分な量の水と石鹸を身近に常備し、薬剤が皮膚に直接触れた場合には、直ちに洗い流すこと。
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
平らな場所に駐車する。
駐車ブレーキを掛ける。
左右のブームを散布位置に降下させる。
スプレーヤを洗浄する;オペレーターズマニュアルの「スプレーヤの洗浄」を参照。
Important: このキットの取り付けを行う前に、タンクを完全に空にしてください。
オプションのタンクすすぎキットを搭載している場合には、以下の作業を行う:
すすぎタンクから液剤タンクへ水を移動させる;すすぎキットの取り付け要領書 の「すすぎキットの使用方法」を参照。
液剤タンクを空にする;散布車のオペレーターズマニュアルの「スプレーヤの洗浄」を参照。
すすぎタンクをマニホルドマウントに固定しているボルト(3/8 x 2-¾")2本、フランジロックナット(3/8")2個、ワッシャ(3/8")4枚を取り外す(図 1)。
Note: 外したボルト、ナット、ワッシャは 10バルブ構成用のマニホルドマウントを取り付けるの取り付けに使用します。

ロープを使って、すすぎタンクをメインタンクに固定する。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
配線から出た火花で水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
バッテリーケーブルの接続ルートが不適切であるとケーブルがショートを起こして火花が発生する。
ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス(黒)ケーブルから取り外し、次にプラス(赤)ケーブルを外す。
ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス(赤)ケーブルから取り付け、それからマイナス(黒)ケーブルを取り付ける。
バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部分が触れるとショートを起こして火花が発生する。
バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端子と金属部を接触させないように注意する。
バッテリーの端子と金属を接触させない。
バッテリー押さえは必ず取り付ける。
車体後部で、フローメータ用ハーネスの3ピンコネクタから、車両用ハーネスの3ソケットコネクタを外す(図 4)。

プロコントロール用コンソール前面で、コントロールコンソールの3ソケットコネクタから、車両のワイヤハーネスの3ピンコネクタを外す(図 5)。

コントロールのコンソールの16ソケットコネクタから、16ソケットコネクタを外す(図 5)。
コンソールの両側のノブを外す(図 6)。

コントロールコンソールとゴム製ワッシャ(2枚)を、サポートブラケットから取り外す(図 6)。
ハーネス、3ソケットコネクタ、16ソケットコネクタをダッシュパネルのハトメから入れる(図 6)。
サポートブラケットをダッシュパネルに固定しているキャリッジボルト(5/16 x ¾")2本とフランジロックナット(5/16")2個を外して、サポートブラケットを取り外す(図 7)。
Note: 機体から外したコントロールコンソール、ゴム製ワッシャ、サポートブラケット、キャリッジボルト、ロックナットは廃棄して構いません。

この作業に必要なパーツ
| スイッチのプラグ(電動ホースリールキット:Toro P/N 99-7420) | 2 |
| スイッチのプラグ(収納式ホースリールキット:Toro P/N 99-7420) | 1 |
ホースリール用の圧力制御バルブの右側にある 90° エルボのところに、チューブカップラ用のロッキングカラーを押し入れて、ホースリール用の水圧ゲージ用の水圧検知チューブを取り外す(図 17)。

チューブカップラ用のロッキングカラーを押し入れて、車両のダッシュボードにある水圧ゲージ用の水圧検知チューブを取り外す(図 17)。
90° エルボ(水圧制御バルブ)からT字フィッティングを外す(図 17) 。
Note: T字フィッティングは ホースと検知チューブを取り付けるで使用するので廃棄しないでください。
ホースリール用の給水ホースを水圧制御バルブのバーブ付きフィッティングに固定しているホースクランプを外す(図 18)。
Note: ホースクランプは ホースとフィッティングの組み付けを行うで使用します。

ホースリールのバルブから給水ホースを外す (図 18)。
コントロールボックスの取り付けプレートをスプレーヤのバルブ用のマニホルドマウントに固定しているフランジヘッドボルト(¼ x 5/8") 3本と鋸歯付きフランジナット(¼")3個を取り外す(図 19)。

マニホルドマウントから取り付けプレートを外す(図 19)。
車両からコントロールボックスを外して脇に置く。
Note: 取り外したものは マニホルドマウントにコントロールボックスを取り付けるで再取り付けするので廃棄しないでください。
この作業に必要なパーツ
| スイッチのプラグ(収納式ホースリールキット:Toro P/N 99-7420) | 1 |
コントロールボックスをリール取り付けプレートに固定しているボルト(5/16 x ¾") 2本とロックナット (5/16")2個を取り外す(図 20)。

水圧制御スイッチから、コントロールボックス用の8ソケットコネクタを外す(図 20)。
8ソケットコネクタをコントロールボックス内部に引き込む(図 20)。
水圧制御 スイッチのロックタブをつまんで、スイッチをコントロールボックスの外に押し出す(図 20)。
Note: このスイッチは、もう使用しません。
スイッチを外したところ(コントロールボックス開口)に、スイッチプラグを合わせる(図 20)。
コントロールボックス内部にスイッチプラグを入れ、プラグがカバーにパチンと音を立ててはまるまで押し込む(図 20)。
コントロールボックスをリール取り付けプレート(図 20)に固定する;ボルト(5/16 x ¾")2本と、ロックナット(5/16")2個を使用。
ボルトとナットを1978~2542N·cm(2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
水圧制御バルブの右端で、インレットホースを制御バルブのバーブ付きフィッティングに固定しているホースクランプを外してフィッティングからホースを取り外す (図 21)。
Note: クランプは ホースと検知チューブを取り付けるで使用します。

チューブカップラ用のロッキングカラーを押し入れて、車両のダッシュボードにある水圧ゲージ用の水圧検知チューブを取り外す(図 21)。
チューブカップラ用のロッキングカラーを押し入れて、ホースリール用の水圧ゲージ用の水圧検知チューブを取り外す(図 21)。
水圧制御バルブの 90° エルボからT字フィッティングとチューブカップラを取り外す(図 21)。
Note: T字フィッティングとチューブカップラは ホースと検知チューブを取り付けるで使用ます。
吊り上げ装置に必要な能力: 57kg
所定の能力のあるホイストなどを使って、ホースリールを支える。
車両の右側フレームチャネル部で収納式ホースリールの下部チューブフレームを取り付けブラケットに固定しているフランジヘッドボルト(3/8 x 2-½")2本とフランジロックナット(3/2")4個とを外す(図 22)。

収納式ホースリールのサポートチャネルをスプレーヤバルブ用のマニホルドマウントに固定しているフランジヘッドボルト(3/8 x 3") 4本とフランジナット(½")4個を取り外す(図 22)。
収納式ホースリールを車両から外して脇に置く。
Note: 取り外したものは マニホルドマウントに収納式ホースリールを取り付けるで再取り付けするので廃棄しないでください。
この作業に必要なパーツ
| チューブアセンブリ(Toro P/N 114–9553) | 2 |
| ケーブルタイ | 8 |
フォームマーカーキット用のコンプレッサの接続パネルで、右側ブーム用の透明チューブと青色チューブをケーブルタイで固定する(図 23)。

左および右ブーム部で、泡ノズル用の透明チューブ2本と青色チューブ2本のコンプレッションナットをゆるめる(図 23)。
左右のブーム用のコンプレッションフィッティングからチューブ(4本)を外す(図 23)。
左ブーム用の泡液剤チューブと空気チューブ、および右ブーム用の液剤チューブと空気チューブを区別できるようにテープなどでマーキングする。
左右のブームで、泡ノズルからチューブを外し、ブームの支点近くにある R クランプから抜き出す(図 24)。

センターブーム延長キット が装着されているマシンでは、外したチューブの端部をセンターブームに仮止めし、 フォームマーカーのノズル用の新しいチューブアセンブリの準備を行うと新しいチューブアセンブリを取りつけるのための作業は飛ばす。
フォームマーカーの透明チューブと青色チューブをブームに固定しているケーブルタイを外す(図 25)。

フォームマーカーのノズル部で、ノズルの青色圧縮フィッティングに青色チューブ(水)を固定している圧縮ナットをゆるめる(図 26)。

フォームマーカーのノズルの白色コンプレッションフィッティングに透明チューブ(空気)を固定しているコンプレッションナットをゆるめる(図 26)。
機体から原液チューブと空気チューブを取り外す。
チューブの両端にある圧縮ナットを取り外す(図 26)。
Note: 外した圧縮ナットは、ステップ 1(新しいチューブアセンブリを取りつける)で使用します。
古い原液チューブと空気チューブ(図 27)を新しいチューブアセンブリ(Toro P/N 114–9553)に合わせて並べる。

古い原液チューブと空気チューブに合わせて新しいチューブアセンブリにテープで印をつける。
ステップ 7で新しいチューブアセンブリに付けたマークから 26cm の所にマーキングを施し、この位置(長さを増やした方のマーク)でチューブアセンブリを切断する(図 27)。
古い原液チューブと空気チューブにケーブルタイでマーキングが施されている場合には、新しいチューブアセンブリにも同じようにマーキングするが、マーキングされていない場合には、ステップ 10へ進む。
Note: 古い原液チューブと空気チューブは、これで不要になりました。
チューブアセンブリの各チューブの端部から、外被覆を 77-102 mm はぎ取る(図 27)。
機体の反対側のチューブについても 1から10 の作業を行う。
青色チューブに青色圧縮ナットを取り付け、透明チューブに白色圧縮ナットを取り付ける (図 28)。

フォームマーカーのノズルの白色圧縮フィッティングに透明チューブの白色圧縮ナットを嵌め、ナットを手締めする(図 28)。
フォームマーカーのノズルの青色圧縮フィッティングに青色チューブの青色圧縮ナットを嵌め、ナットを手締めする(図 28)。
図 29に示すように、ブームの上側サポートポールの後ろ側に沿ってチューブアセンブリを配設する。
Important: 間違えてブームの上側サポートポールの前側に沿ってチューブアセンブリを配設してしまうと、ブームを折りたたんだ時にブームとクレードルとの間にチューブが挟まれてしまいます。

図 30に示すように、ケーブルタイを使ってチューブアセンブリをノズルサポートの穴に固定する。

図 29に示すように、ケーブルタイを使ってチューブアセンブリをブームに固定する。
チューブアセンブリの自由端を、ブームに仮止めする。
マシンの反対側でも、ステップ 1~6 の作業を行う。
圧力解放ホースのバーブ付きストレートフィッティングをスプレーヤの水圧解放バルブに固定しているリテーナを取り外す (図 34)。
Note: 外したリテーナは、ステップ 2(圧力解放ホースアセンブリを取り付ける)で使用します。

圧力解放ホースのバーブ付き 90° フィッティングを液剤ポンプの給液回路のT字フィッティングに固定しているリテーナを取り外す (図 34)。
Note: 外したリテーナは、ステップ 4(圧力解放ホースアセンブリを取り付ける)で使用しますが、90° フィッティング、圧力解放ホース、ストレートフランジフィッティングは廃棄して構いません。
機体から、圧力解放ホースとフィッティングを外す(図 34)。
Note: 機体から外したホースとフィッティングは廃棄して構いません。
バイパスホースのバーブ付きストレートフィッティングをスプレーヤポンプのT字フィッティングに固定しているリテーナを取り外す(図 35)。

バイパスホースの機体中央よりの端部をバイパスバルブのアダプタフィッティングに止めているアダプタナットをゆるめる(図 35)。
機体からホースを取り外す(図 35)。
Note: 外したリテーナは、エダクタの給水ホースを接続するで使用しますが、ホースとフィッティングは廃棄して構いません。
エダクタの給水ホースをエダクタ制御バルブのバーブ付きフィッティングに固定しているホースクランプを外す(図 36)。
Note: 外したフランジロックナットは、ステップ 2(エダクタの給水ホースを接続する)でエダクタの給水ホースの取り付けに使用します。

エダクタ制御バルブからホースを外す (図 36)。
Note: エダクタのバーブ付きフィッティングからはホース(エダクタ給水用)を外さないでください。
すすぎタンクを空にする;51 と 52(液剤タンクとオプションのすすぎタンクの準備を行う)を参照。
すすぎタンクの固定ベルト2本を外す;ステップ 53(液剤タンクとオプションのすすぎタンクの準備を行う)を参照。
ボールバルブをボールバルブ用ブラケットに固定しているフランジヘッドボルト(5/16 x 5/8") を取り外す(図 37)。
Note: 外したボルトはステップ 5(ボールバルブとブラケットを取り付ける)で使用します。

ボールバルブ用の取り付けブラケットをマニホルドマウントに固定しているフランジヘッドボルト(5/16 x ¾") 2本、フランジロックナット(3/8")2個を取り外し、ブラケットをマウントを分離する(図 38)。
Note: 外したボルトとナットはステップ 2(ボールバルブとブラケットを取り付ける)で使用します。

センターセクションカバー(11ノズル)を支えておいて、このカバーをカバーサポートブラケットに固定しているフランジヘッドボルト(5/16 x 1-¼")4本とカバーストラップ2本を外す(図 39)。

機体から中央ブームのカバーを外す(図 40)。
Note: 外したカバーはオプションのブームカバーキットの取り付けを行うで使用します。カバーストラップとフランジヘッドボルトは、ステップ 2と1(センターブーム用カバーを取り付ける)で使用します。

左側カバーサポートブラケットをセンターブームの左側サポートブラケットに固定しているフランジロックナット(3/8")2個を外し、カバーサポートブラケットを取り外す(図 41)。

センターブームの左側サポートブラケットのフランジヘッドボルト(3/8 x 1")2本に、フランジロックナット(3/8")を取り付けて(図 41)、 37~45N·m(3.7~4.6kg.m = 27~33ft-lb)にトルク締めする。
センターブームの右側にあるカバーサポートブラケットとサポートブラケットについてもステップ 3~4の作業を行う(図 41)。
左右のカバーサポートブラケットから、クリップナットを取り外す(図 41)。
Note: 外したクリップナットは、ステップ 1(センターブーム用カバーのサポートブラケットを取り付ける)で使用します。カバーサポートブラケットは2つとも廃棄して構いません。
Note: オプション機器であるハンドスプレーキット、電動ホースリールキット、収納式ホールリールキットが搭載されている場合は、オプションのハンドスプレーキットや電動ホースリールキットの接続を外す または 収納式ホースリールキット(オプション)の接続を外すを参照。

キャリッジ下シュラウドをシャーシに固定しているフランジヘッドボルト(5/16 x 7/8") 7本とワッシャ(5/16")7枚を取り外す(図 44)。
Note: 外したフランジヘッドボルトとワッシャは、ステップ 5(キャリッジ下シュラウドキット(オプション)を取り付ける)で使用します。

キャリッジ下シュラウドのサポートストラップをエンジン搭載ブラケットに固定しているボルトおよびキャリッジボルトのフランジロックナット(5/16")4個を取り外す(図 45)。
Note: ボルトは機体から外さないでください。外したフランジロックナットは、ステップ 3(キャリッジ下シュラウドキット(オプション)を取り付ける)で使用します。

キャリッジ下シュラウドをエンジン搭載ブラケットに固定しているボルトに沿ってサポートストラップを持ち上げる。
この作業に必要なパーツ
| 後方ワイヤハーネス | 1 |
機体後部(右側フレームチューブと右側フェンダとの間)で、後メインハーネスの3ソケットコネクタから、速度センサーハーネス(右側油圧走行モータにある)の3ピンコネクタを外す(図 54)。

マニホルドマウント後部で、攪拌バルブから3ソケットコネクタを外し、ブームバルブ(全部で3つ)から、それぞれ3ソケットコネクタを外す(図 55)。

後ワイヤハーネスをマニホルドマウントの前側および下部プレートに固定しているお押し込み型ファスナを外す(図 56)。

機体後部で、昇降シリンダマニホルド用の2ソケットコネクタ(図 57)を、以下のように外す:
Note: ウルトラソニックブームキット搭載車両;昇降シリンダのマニホルドからワイヤハーネスを外すを参照。
右—上昇ソレノイド
左—上昇ソレノイド
作動許可ソレノイド
右—下降ソレノイド
左—下降ソレノイド

機体後部、スプレーヤポンプの車体中心線側で、ポンプ用リレーの2ピンコネクタから、メインハーネスの2ソケットコネクタを外す(図 58)。

後ワイヤハーネス()を後クロスチューブ(油圧走行モータの後方)に固定している押し込み型ファスナを外す。図 59

後ワイヤハーネスを機体から外す。
Note: 機体から外した後メインハーネスは廃棄して構いません。
この作業に必要なパーツ
| ケーブルタイ | 1 |
| スイッチのプラグ | 1 |
機体のダッシュパネルの下で、散布レートスイッチをロックしているタブをつまんで、スイッチをダッシュパネルから押し出す(図 60)。

機体の前ハーネスの8ソケットコネクタ(RATE SWITCHというラベルがついている)を、スイッチの8ピンコネクタから外す(図 60)。
Note: 機体から外したレートスイッチは、もう使用しません。
前ハーネスの、レートスイッチ用の枝線を、ダッシュボードの穴から出して、ケーブルタイで前ハーネスに縛り付ける。
ダッシュパネルの穴(レートスイッチを外したところ)に、スイッチプラグを合わせる(図 60)。
ダッシュパネルにスイッチプラグを押し込む。プラグがパチンと音を立ててはまるまで押し込む(図 60)。
散布ブームの前側で、ブームホースをセンターブーム用フレームに固定しているRクランプ、ショルダボルト(5/16")、ワッシャ(5/16")、フランジロックナット(5/16")を外す(図 61)。

バーブ付きT字フィッティングからホースクランプとブームホースを取り外す(図 61)。
車体の反対側でも、ステップ 1~2の作業(ブームのクランプをホースを外す)を行う。
中央の散布ノズルの近くにあるバーブ付きT字フィッティングから、ホースクランプとブームホースを取り外す(図 62)。

ブームバルブ3個の両側で取り付けブラケットをマニホルドマウントに固定しているフランジヘッドボルト(5/16 x 1") 4本とフランジナット(5/16")4個を取り外す(図 63)。

ホース(内径 25mm)をバーブ付きエルボフィッティングに固定しているホースクランプを外してフィッティングからホースを外す(図 64)。

フランジアダプタを攪拌バルブへ、また、フランジアダプタを左ブームバルブに固定しているフランジクランプとガスケットを外す(図 64)。
ブームホース 3 本を対応する3つのブームバルブに取り付けた状態で、注意深く、バルブをホース保持ループから抜き取り、バルブとホースを車体から外す(図 65)。
Note: ホース保持ループ(ゴム製)からホースが抜けにくい時は、ホースに石油系のオイルを塗ると楽に抜けるようになります。
Note: 機体から外したホース、クランプ、ボルト、ロックナット、スペーサバルブは廃棄して構いません。

ホースなどに残っている薬液が皮膚に付いたり目に入ったりすると危険である。
薬剤散布システムを分解する時には、必ず安全ゴーグルと薬品に対して耐性のあるゴム製手袋などを着用すること。
車体が吊り上げられた状態のときや、車体の下に潜り込んで作業をする時は、ホースや機器の取り外しは特に慎重に行うこと。
液剤散布システムのドレンが開いていて内部に薬液がないことを確認する。
薬剤タンクの左側で(後フェンダの近く)で、一番後ろの攪拌ノズルのT字フィッティングのところでホース(内径 25mm)を保持しているクランプを外す(図 66)。
Note: ホースクランプはステップ 2(攪拌ノズル用の給液ホースを取り付ける)で使用します。

液剤散布ポンプの出口ポート部分で、図 66のように縦に取り付けられているT字フィッティングから、リテーナを外してストレートハブフィッティングを外す。
Note: T字フィッティングから取り外したリテーナは 給液ホースとバイパスホースを取り付けるで使用します。
マニホルドブラケットの左側で、図 66のように縦に取り付けられている上側のT字フィッティングから、リテーナと 90° ハブフィッティングを外す。
Note: T字フィッティングから取り外したリテーナは 給液ホースとバイパスホースを取り付けるで使用します。
液剤散布ポンプの上部で、ボールバルブをバルブブラケットに固定しているフランジヘッドボルト(5/16 x ¾")2本を取り外す(図 67)。

バルブブラケットをポンプ上部の取り付けブラケットに固定しているフランジヘッドボルト(¼ x ¾")2本を取り外す(図 67)。
攪拌用のサポートブラケットをマニホルドマウントに固定しているフランジロックナット(5/16")2個とフランジヘッドボルト(5/16 x 1")2本を外す (図 68)。

車体からのバルブに取り付けられている攪拌バルブ(とバイパスバルブ)、ボールバルブ、ホースを外す(図 69)。

ボールバルブを攪拌バルブの底部に接続しているホースのクランプを外す(図 70)。

ホースをボールバルブのもう一方の端に固定しているクランプを外す(図 70)。
バイパスバルブからのホースにバーブ付き 90°フィッティングを固定しているクランプを外す(図 70)。
Note: バーブ付きフィッティングはホースに付けたままにしておいてください。
バーブ付きストレートフィッティングと攪拌バルブをつないでいるホースのクランプを外す(図 70)。
Note: バーブ付きフィッティングはホースに付けたままにしておいてください。
Note: ホースクランプは 攪拌ノズル用の給液ホースを取り付ける と 給液ホースとバイパスホースを取り付ける で使用します。
Note: 機体から外した攪拌バルブ、ボールバルブ、バーブ付き90° フィッティング、バーブ付きストレートフィッティング、ホースは廃棄して構いません。
この作業に必要なパーツ
| ケーブルタイ | 1 |
Note: 以下、特に記述がない場合は、外した金具類をすべて保管してください。
所定の能力のあるホイストなどを使って、左または右のブームを支える。
機体後方で、ブーム昇降マニホルドと油圧シリンダから油圧ホースを外す(図 71)。
Note: ブーム昇降マニホルドと油圧シリンダに異物が侵入しないように、接続部にプラグなどをはめて保護してください。
Note: 油圧ホースは廃棄してください。

昇降シリンダをピボットブラケットに固定しているヘアピンとクレビスピンを取り外す(図 72)。
Note: ヘアピンとクレビスピン左右のブームを機体に取り付けるで取り付けに使用します。

ピボットピンをシリンダマウントに固定しているフランジロックナット(5/16")とフランジヘッドボルト(5/16 x ¾")を取り外す(図 73)。

機体から、ピボットピンと昇降シリンダを外す(図 73)。
マシンの反対側の昇降シリンダにも、ステップ 3と4 の作業を行う。
吊り上げ装置に必要な能力: 91kg
Note: 飛散防止カバーがを搭載している車両では、左右のブームから飛散防止カバーを取り外す必要はありません。
重量物の吊り上げは危険を伴う作業であり、最悪の場合は死亡事故を招く。
重量のある装置やアタッチメントを吊り上げる(持ち上げる)場合には、必ずそれに適した装置を用い、チェーンなどで確実に吊ること。
Note: 廃棄するように明記されていない限り、外したボルト・ナット類はすべて延長キットの取り付けに利用しますから捨てないでください。
ピボットピンをピボットブラケットに固定しているフランジボルト(5/16 x 1") とフランジロックナット(5/16")を取り外す(図 74)。

センターブーム用のピボットブラケット、および、外側ブーム用のピボットフィッティングからピボットピンを抜き取る(図 74)。
Note: フランジボルト、フランジナット、ピボットピンは左右のブームを機体に取り付けるで使用します。
センターブームと外側ブームを切り離し、外側ブームを機体から外す(図 74)。
外側ブームのピボットフィッティングからナイロン製フランジブッシュ(2個)を外す(図 74)。
Note: ブッシュは廃棄してください。
マシンの反対側の外側ブームにも、ステップ 1~4(昇降シリンダを取り外す) の作業を行う。
マシンの反対側の外側ブームにも、この項のステップ 1~4の作業を行う。
左側ブームクレードルで、左上クレードルアセンブリを下部クレードルアセンブリに固定しているフランジヘッドボルト(3/8 x 2")とフランジロックナット(3/8")を取り外す(図 77)。
Note: 外した上部クレードル、ボルト、ナットは センターブームにクレードルを取り付けるで使用します。

左下部ブームクレードルをセンターブームのフレームに固定しているフランジヘッドボルト(3/8 x 1")3本とフランジロックナット(3/8")3個を外してクレードルを取り外す(図 77)。
Note: 外したフランジヘッドボルト(3/8 x 2")3本とフランジロックナット(3/8")3個は、センターブームにクレードルを取り付けるで新しいセンターブームに新しい左下部ブームクレードルを取り付ける時に使用します。
Note: 左下部ブームクレードルは廃棄して構いません。
右クレードルで、右側ブームクレードルアセンブリをセンターブームのフレームに固定しているフランジヘッドボルト(3/8 x 1-¼";水平ボルト1本と垂直ボルト2本)とフランジロックナット(3/8")3個を外す(図 77)。
Note: 外した右側クレードルアセンブリ、フランジヘッドボルト、フランジロックナットはセンターブームにクレードルを取り付けるで使用します。
左右のバンパーをセンターブームのフレーム端部に固定しているフランジロックナット(5/16")を外す(図 78)。
Note: バンパーとロックナットは再利用します。

薬剤散布ノズル3個をホース(内径18mm)に固定している4個のホースクランプを外す(図 78)。
薬剤散布ノズル3個をセンターブームのノズルマウントに固定しているフランジロックナット(5/16")を外してノズルを取り外す(図 78)。
Note: ノズルとフランジロックナットは新しいセンターブームにノズルを取り付けるで使用します。

シリンダマウントをセンターブームに固定しているキャリッジボルト(1/2 x 1-1/4")2本とフランジロックナット(1/2")を外して、マウントを取り外す(図 80)。
Note: 機体から外したシリンダマウントは廃棄して構いません。
Note: フランジボルト、フランジロックナット、クランプはセンターブームのトラスを取り付けるで取り付けに使用します。

飛散防止カバーを搭載している車両では、センターブームから飛散防止カバーを取り外してください。
ホイストなどを使ってセンターブームを支える。
センターブーム用サポートブラケットを機体フレームの取り付け用チャネル部材に固定しているフランジヘッドボルト(½ x 1-¼")とフランジロックナット(½")4個とを外して、センターブームを機体から外す (図 81)。
Note: ボルト(½ x 1-¼")とロックナット(1/2”)は、新しいセンターブームの取り付けに再使用します。

サポートブラケットをセンターブームに固定しているフランジヘッドボルト(3/8 x 1")2本とフランジロックナット(3/8")2個を外して、ブラケットを取り外す(図 82)。

反対側のサポートブラケットにもステップ4の作業を行う(図 82)。
Note: フランジヘッドキャップスクリュ(3/8 x 1")とフランジロックナット(3/8")はセンターブームのトラスを取り付けるで使用します。センターブームとサポートブラケットは廃棄して構いません。
この作業に必要なパーツ
| 後方ワイヤハーネス | 1 |
| ケーブルタイ | 5 |
新しい電気ハーネスから、165cm の枝線と 203cm の枝線を探し出す(図 83)。

新しいハーネスの180 cm の枝線、108 cm の枝線、127 cm の枝線を、フレームチャネルの下に通す(図 84)。

ハーネスの180 cm の枝線、108 cm の枝線、127 cm の枝線を、右側フレームチューブに沿って前方へ延ばす(図 85)。

後方ワイヤハーネスの 127cm の枝線の押し込みアンカーを、右側フレームチューブの穴に差し込む(図 85);この穴は、古いモミの木形アンカーが入っていた穴 ;ステップ 3(前ハーネスと後ろハーネスの接続を外す)を参照。
Note: 前方ハーネスと後方ハーネスの接続を行う時は、ホイストで機体を持ち上げて行ってください。
機体の下の右フレームチューブに沿って配設されている前後のワイヤハーネスの相互コネクタを探し出す(図 86)。

Note: 前ハーネスの3ソケットコネクタと後ハーネスの2ソケットコネクタは使用しません(図 87)。

前方ハーネスのスプレーヤ用ハーネスインターコネクトの10ソケットコネクタを、後方ハーネスのスプレーヤ用ハーネスインターコネクトの10ピンコネクタに接続する(図 88)。

前方ハーネスのスプレーヤ用ハーネスインターコネクトの8ピンコネクタを、後方ハーネスのレートスイッチ用8ソケットコネクタに接続する(図 89)。

前方ハーネスのすすぎポンプ用2ピンコネクタを、後方ハーネスのすすぎポンプ用2ソケットコネクタに接続する(図 90)。

前方ハーネスのスプレーヤ用ハーネスインターコネクトの10ピンコネクタを、後方ハーネスのスプレーヤ用ハーネスインターコネクトの10ソケットコネクタに接続する(図 91)。

ナビゲーション用とデータ用ハーネスの接続を容易にするために、後方ワイヤハーネスの1ソケットコネクタと、後方ワイヤハーネスの4ソケットコネクタをハーネスの先端部にそろえておく(図 92)。

ダッシュボードの水圧計用の水圧検知チューブを後方ワイヤハーネスに沿って配設する (図 93)。

ケーブルタイ 5 本でチューブをハーネスに固定する。
マニホルドマウントの左側にT字フィッティングを固定しているパンヘッドスクリュ(#10 x 5/8") 2本とワッシャ(#10)2枚を取り外す(図 97)。
Note: ねじとワッシャは 10バルブ構成用のマニホルドマウントを取り付けるで使用します。

オプションのタンクすすぎキットを搭載している場合には、以下の作業を行う:
すすぎタンクの固定ベルトをマニホルドマウントに固定しているボルト(3/8 x 2-3/4")、フランジロックナット(3/8")、ワッシャ(3/8")を取り外す(図 98)。
Note: 外したボルト、ナット、ワッシャは 10バルブ構成用のマニホルドマウントを取り付けるの取り付けに使用します。

ロープを使って、すすぎタンクをメインタンクに固定する。
マニホルドマウントのフランジを車体のシャーシのフレームに固定しているフランジヘッドボルト(3/8 x 1")4本とフランジロックナット(3/8")4個を外してマニホルドマウントを取り外す(図 99)。
Note: ボルトとロックナットは10バルブ構成用のマニホルドマウントを取り付けるで使用します。
Note: 機体から外したマニホルドマウントは廃棄して構いません。

この作業に必要なパーツ
| マニホルドマウント(10バルブ構成) | 1 |
10バルブ構成用のマニホルドマウントのフランジの穴を、車体のシャーシのフレームの穴に合わせる(図 100)。

マニホルドマウント車体のチャーシに組み付ける(図 100);ステップ 3(3ブーム用のマニホルドマウントを取り外す)で取り外したフランジヘッドボルト(3/8 x 1")4本とフランジロックナット(3/8")4個を使用する。
ボルトとナットを 37~45N·m(3.7~4.6kg.m = 27~33ft-lb)にトルク締めする。
マニホルドマウントの左側で、T字フィッティングの穴をマニホルドマウントのスロットに合わせる(図 101)。

T字フィッティングをマニホルドマウントに固定する(図 101);ステップ 1(3ブーム用のマニホルドマウントを取り外す)で取り外したパンヘッドスクリュ(#10 x 5/8")2本とワッシャ(#10)2枚を使用する。
オプションのタンクすすぎキットを搭載している場合には、以下の作業を行う:
すすぎタンクの固定ベルトの穴を、マニホルドマウントの穴に合わせる(図 102)。

固定ベルトをマウントに取り付ける(図 102);ステップ 53(液剤タンクとオプションのすすぎタンクの準備を行う)で取り外したボルト(3/8 x 2-¾")2本、ワッシャ(3/8")4枚と、フランジロックナット(3/8")2本を使用する。
ボルトとロックナットを手締めする(図 102)。
Note: すすぎタンクに水を一杯に入れると、水の重量のためにタンクがさらに沈む場合がありますので、タンク固定ベルトの状態をもう一度点検し、必要に応じて増し締めを行ってください。
車両の反対側のすすぎタンク固定ベルトについてもステップ 1~3 の作業を行う。
この作業に必要なパーツ
| ホース(1 x 104cm) | 1 |
| 給液ホース(1 x 59cm) | 1 |
| 攪拌バイパスホース(1 x 25cm)とバーブ付き90° フィッティング | 1 |
液剤タンクの後ろ側の攪拌ノズルのバーブ付きT字フィッティングに、ホース(1 x 104cm)を組み付ける(図 103)。

ホースをT字フィッティングに固定する(図 103):ステップ2(攪拌バルブ、ボールバルブ、ホースを取り外す)で外したクランプを使用する。
ホース(1 x 104cm)のもう一方の端を、バイパスバルブの底部にあるバーブ付きストレートフィッティングに取り付ける(図 103)。
ホースをストレートフィッティングに固定する(図 103):攪拌バルブとバイパスバルブを分解するで外したクランプを使用する。
ホース(1 x 104cm)の上から渦巻きチューブ(図 103)を取り付ける。
Note: 薬剤プレミックスキットを搭載している場合には、この作業を飛ばして 給液ホースアセンブリを取り付ける と攪拌バルブ用のバイパスホースを交換するの作業を行ってください。
バーブ付きストレートフィッティングに接続した給液ホース(1 x 59cm)の先端部のハブを、液剤散布ポンプの出口ポートにある T 字フィッティング(図 104)に取り付ける;ステップ 3(攪拌バルブ、ボールバルブ、ホースを取り外す)で取り外したリテーナを使用する。

給液ホース(1 x 59cm)の反対側の先端部を、フィルタヘッドのバーブ付きストレートフィッティングに取り付ける(図 104)。
攪拌バルブとバイパスバルブを分解するで外したクランプを使ってホースをフィッティングに固定する。
図 105のように、マニホルドブラケットの左ある上側のT字フィッティングを左に90°回転させる。

攪拌バイパスホース(1 x 25cm)を、攪拌バイパスバルブのバーブ付きストレートフィッティングに取り付ける(図 105)。
バーブ付き90°フィッティングに接続した給液ホース(1 x 25cm)の先端部のハブを、マニホルドブラケットの左の上側の T 字フィッティング(図 105) に取り付ける;ステップ 4(攪拌バルブ、ボールバルブ、ホースを取り外す)で取り外したリテーナを使用する。
攪拌バイパスホース(1 x 25cm)を、攪拌バイパスバルブのバーブ付きストレートフィッティングに取り付ける;攪拌バルブとバイパスバルブを分解するで取り外したクランプを使う。
218.4cm の枝線と 75.5cm の枝線の、Flow Meter というラベルと Pressure Transducerというラベルの付いたコネクタを、マニホルドマウントの後方へ導く(図 108)。

75.5cm の枝線のフローメータ用の3ソケットコネクタ(ラベルなし)を、フローメータ用ハーネスの3ピンコネクタに接続する(図 108)。
218.4cm の枝線のフローメータ用のPressure Transducer ラベル付きの3ソケットコネクタを、水圧トランスデューサテライトの3ピンコネクタに接続する(図 108)。
フローメータと水圧トランスデューサ用のワイヤハーネスの磁石式アンカーを、マニホルドマウントの表面に取り付ける(図 108)。
攪拌バルブ用ハーネスのの3ピンコネクタを、マニホルドマウントの前方に配設する(図 109)。

攪拌バルブ用ハーネスの3ピンコネクタを、203cm の枝線のAgitation Valveというラベルの付いた3ソケットコネクタに接続する(図 110)。

昇降シリンダ用マニホルドの下部で、後方ワイヤハーネスのEnable Solenoidというラベルのついた2ソケットコネクタを、「イネーブル」ソレノイドの2ピンコネクタに接続する(図 111と図 112)。


右下のソレノイドで、後方ワイヤハーネスのRight Downというラベルのついた2ソケットコネクタを、右下ソレノイドの2ピンコネクタに接続する(図 111と図 112)。
右上のソレノイドで、後方ワイヤハーネスのRight Upというラベルのついた2ソケットコネクタを、右上ソレノイドの2ピンコネクタに接続する(図 111と図 112)。
左下のソレノイドで、後方ワイヤハーネスのLeft Downというラベルのついた2ソケットコネクタを、左下ソレノイドの2ピンコネクタに接続する(図 111と図 112)。
左上のソレノイドで、後方ワイヤハーネスのLeft Upというラベルのついた2ソケットコネクタを、左上ソレノイドの2ピンコネクタに接続する。
218.4cm の枝線の、Nozzle Valve 1-Nozzle Valve 5というラベルの付いた3ソケットコネクタを、10バルブマウントの後方からノズルバルブ1-5の下へ導く(図 113)。

218.4cm の枝線の、Nozzle Valve 6-Nozzle Valve 10というラベルの付いた3ソケットコネクタを、10バルブマウントの後方からノズルバルブ6-10の下へ導く(図 113)。
後方ワイヤハーネスの Nozzle 1というラベルのついている3ピンソケットコネクタを、ノズルバルブ1番用の3ピンコネクタに接続する(図 113)。
Important: 後方ワイヤハーネスのそれぞれの3ピンソケットコネクタについているラベルのバルブ番号と、実際に接続されるノズルバルブの番号を必ず一致させてください。
ノズルバルブ2番~10番についても、ステップ 3 を行う(図 113)。
ワイヤハーネスの 108cm の枝を、エンジンルームの上から内部へ入れ、エンジンシュラウドの右側サポートに沿って前方へ進め、エアフィルタとエンジンをつないでいるダクトまで導く(図 114)。
Note: この 108cm の枝線の最終的な固定は ナビゲーション用電装ハーネスをバッテリーへ導くで行います。

ワイヤハーネスの 108cm の枝線を、シートボックスのアングル部材を横断して下へ、エンジンシュラウドの左側サポートに沿って導く(図 115)。
Note: この 108cm の枝線の最終的な固定は ナビゲーション用電装ハーネスをバッテリーへ導くで行います。

ワイヤハーネスの 108 cm の枝線を、エンジンシュラウドの左側サポートに沿って下へ進め、左側フレームチューブの下まで導く(図 116)。
Note: この 108cm の枝線の最終的な固定は ナビゲーション用電装ハーネスをバッテリーへ導くで行います。

ワイヤハーネスの 108cm の枝線についている 50 A ヒューズ、プラス端子、マイナス端子を、バッテリー上部まで導く(図 116)。
Note: リング端子の最終的な接続は 後方ハーネスとナビゲーション用電装ハーネスをバッテリーケーブルに接続するで行います。
この作業に必要なパーツ
| 外側ブームのトラススレーム(左側ブーム;長いブーム) | 1 |
| 中央ブームのトラススレーム(中央ブーム;短いブーム) | 1 |
| 外側ブームのトラススレーム(右側ブーム;長いブーム) | 1 |
| フランジヘッドねじ(⅜ x 1”) | 4 |
| フランジロックナット(3/8") | |
| 下部クレードルアセンブリ | 1 |
センターブームのトラスフレームの垂直フランジについている穴を、左(または右)のブームのトラスフレームの穴に合わせる(図 117)。

センターブームエクステンションをトラスフレームに仮組み付けする(図 117);フランジヘッドボルト (⅜ x 1") 2本とフランジロックナット(⅜")を使用する。
センターブームのトラスフレームの垂直フランジについている穴を、右(または左)ブームのトラスフレームの穴に合わせる(図 117)。
センターブームエクステンションをトラスフレームに仮組み付けする(図 117);フランジヘッドボルト (⅜ x 1") 2本とフランジロックナット(⅜")を使用する。
シリンダマウントの穴を、中央ブーム用トラスフレームのセンターラインの穴に合わせる(図 118)。

スティフナチャネルを、中央および右(または左)トラスフレームの中に入れ、スティフナチャネルの穴を、中央トラスフレームセンターラインの穴に合わせる(図 118)。
シリンダマウント、トラス、中央ブームエクステンション、スティフナチャネルの組み付けを行う;ステップ3(スプレーヤのノズルを取り外す)で外したキャリッジボルト(½ x 1¼")2本とフランジロックナット(½")2個と、ジオリンクスプレーシステム仕上げキットに入っているキャリッジボルト(½ x 1¼")4本とフランジロックナット (½") 4個を使用する(図 118)。
フランジヘッドボルトとフランジロックナット(⅜")を37-45 N·m (3.7-4.6 kg.m = 27-33 ft-lb) にトルク締めする。
フランジロックナット(½")を、91-113 N·m (9.3-11.5 kg.m = 67-83 ft-lb)にトルク締めする。
適当な吊り上げ装置を使って、新しいセンターブームを作業しやすい高さまで吊り上げる。
ステップ1(スプレーヤのノズルを取り外す)で取り外した3個のノズル全部について:片側(または両側)バーブ付きホースシャンク(¾")とそのクランプの上半分とを各ノズルのボディに固定しているステンレスねじ(#12 x 1-¼")を外してバーブ付きホースシャンクをから外す(図 119)。
Note: クランプを分離する時に上側クランプから外れてくる六角ヘッドボルト(5/16 x ¾"—ステンレス)は再利用しますから捨てないでください。

センターブームで、ノズルのサドルに付いているトランスファチューブ(図 120と図 121)を、片側バーブ付きホースシャンク(1/2")の側面の穴に合わせる。


バーブ付きホースシャンクにホースクランプの上半分をセットし、クランプとノズルボディ(図 121)を、ステンレスねじ(#12 x 1-¼")で固定する。
Note: クランプの上半分のくぼみに六角ヘッドボルト(5/16 x 3/4")がきちんとはまっていることを確認してください。

ノズルマウントにノズルを組み付ける(図 79);ステップ2(スプレーヤのノズルを取り外す)で外したフランジロックナット(5/16")を使用する。
フランジロックナットを、1978~2542N·cm (2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
マシンの反対側の2つのノズルと2つの片側バーブ付きホースシャンク(½")についても 3-6 の作業を行う。
ステップ 3(ブームクレードルを取り外す)で取り外した右側ブームクレードル用取り付けブラケットの穴を、新しいセンターブームの表裏両側(シリンダマウントの右側)の穴に合わせる(図 122)。

右側ブーム用クレードルアセンブリをセンターブームに取り付ける;ステップ 3(ブームクレードルを取り外す)で取り外したフランジヘッドボルト(3/8 x 1-¼")3本とフランジロックナットを使用する。
ボルトとナットを 37~45N·m(3.7~4.6kg.m = 27~33ft-lb)にトルク締めする。
新しい左下部ブームクレードルの取り付けブラケットの穴を、新しいセンターブームの上と前側(マニホルドマウントの左側)の穴に合わせる(図 123)。

ブームクレードルをセンターブームに取り付ける;ステップ 2(ブームクレードルを取り外す)で取り外したフランジヘッドボルト3本とフランジロックナット3個を使用する。
左下部クレードルで、ステップ 1(ブームクレードルを取り外す)で取り外した上部クレードルを、下部クレードル(図 123)に取り付ける;フランジヘッドボルト(3/8 x 2")とフランジロックナット(3/8")を使用する。
ステップ 1(ブームクレードルを取り外す)で取り外した左上部クレードルを、下部クレードルに取り付ける;フランジヘッドボルト(3/8 x 1-¼")3本とフランジロックナット(3/8")を使用する。
ボルトとナットを 37~45N·m(3.7~4.6kg.m = 27~33ft-lb)にトルク締めする。
吊り上げ装置に必要な能力: 102kg
所定の能力のある吊り上げ装置を使ってセンターブームを吊り上げ、サポートブラケットについているブーム用の穴を、車両のフレームの取り付けチャネル部材の3番目と6番目の穴に合わせる(図 104)。

センターブームを取り付け用チャネル部材に組み付ける;ステップ 3(センターブームを取り外す)で取り外したフランジヘッドボルト(½ x 1-¼")4本とフランジロックナット(½")4個を使用する。
ボルトとナットを91~113N·m(9.3~11.5kg.m = 67~83ft-lb) にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| フローメータ | 1 |
| フランジクランプ 76mm(3") | 2 |
| ガスケット(外径 2-¼") | 2 |
| 縮径アダプタ | 2 |
| フランジクランプ 51mm(2") | 1 |
| ガスケット(外径 1-5/16") | 1 |
| バーブ付きフランジフィッティング(1") | 1 |
| ホース(1 x 7-¼") | 1 |
| ホースクランプ | 4 |
| 水圧トランスデューサとマニホルド | 1 |
| ホース(1 x 8-½") | 1 |
| R クランプ | 1 |
| フランジヘッドボルト(5/16 x ¾") | 1 |
| フランジロックナット(5/16") | 1 |
ガスケット(2-¼")と縮径アダプタを、フローメータの矢印の先端側に取り付ける(図 125)。

フランジクランプ(76mm)を使って、フローメータ、ガスケット、縮径アダプタ(図 125)を固定する。
ガスケット(2-¼")とバーブ付きのホースフィッティングを、縮径アダプタにセットする(図 125)。
フランジクランプ(51mm = 2")を使って、バーブ付きフランジフィッティング、ガスケット、縮径アダプタ(図 125)を固定する。
図 125に示すように、水圧トランスデューサとマニホルドのバーブ付きエルボフィッティングに組み付ける。
ホースクランプ2個を使って、ホースとバーブ付きフィッティングを固定する(図 125)。
図 125に示すように、水圧トランスデューサとマニホルドのもう一方のバーブ付きエルボフィッティングに、ホース(1 x 8-½")を組み付ける。
ホースとバーブ付きフィッティングをホースクランプで固定する(図 125)。
フローメータと縮径アダプタ(マスターコントロールバルブの右側に取り付けられている)の間にガスケット(2-1/4")を合わせる(図 126)。

ガスケット、フローメータ、縮径アダプタ(図 126)を、フランジクランプ(76mm)で仮組みする。
ホースクランプを使って、ホース(1 x 22cm)の端部を、を 90°フランジフィッティングに仮組み付けする(図 126)。
水圧トランスデューサとマニホルドを固定する;Rクランプ、フランジヘッドボルト(5/16 x ¾")とフランジロックナット(5/16")を使用して図 126のように取り付ける。
ステップ 2と4で仮組みしたフランジクランプとホースクランプを本締めする。
この作業に必要なパーツ
| 油圧ホース (¼ x 24¾") | 4 |
ステップ 3 (昇降シリンダマニホルドとサポートブラケットを外す)で取り外したブーム昇降マニホルド用サポートブラケットの穴を、新しいセンターブームのシリンダマウントに合わせる(図 127)。

サポートブラケットをシリンダマウントに取り付ける(図 127);ステップ (昇降シリンダマニホルドとサポートブラケットを外す)で取り外したフランジヘッドボルト(5/16 x 1")2本とフランジロックナット(5/16")を使用する。
ボルトとナットを1978~2542N·cm(2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
高圧側油圧ホース(ケーブルタイでマーキングしたもの)を、ブーム昇降マニホルドのポートPに接続する(図 127)。
戻り側油圧ホースを、ブーム昇降マニホルドのポートTに接続する(図 127)。
各ホースのスイベルナットを37~45N·m(3.7~4.6kg.m = 27~33ft-lb) にトルク締めする。
ステップ 4(昇降シリンダを取り外す)で取り外した昇降シリンダの固定側端部を、シリンダマウントの 16mm の穴にセットする(図 128)。
Note: 延びる側のポートと縮む側のポートを間違えないように整列させてください。

シリンダをマウントに組み付ける;ピボットピン、フランジヘッドボルト、フランジナットを使用する(図 128)。
ボルトとナットを 1978-2542 N·cm(2.0-2.6 kg.m = 175-225 in-lb)にトルク締めする。
機体の反対側の昇降シリンダについても 1-3 の作業を行う。
左側ブーム昇降シリンダの延長動作用ポートとブーム昇降マニホルドのポート C3 との間に、新しい油圧ホース(¼ x 24¾")を仮止めする(図 129)。

左側ブーム昇降シリンダの収縮動作用ポートとブーム昇降マニホルドのポート C4 との間に、新しい油圧ホース(¼ x 24¾")を仮止めする(図 129)。
右側ブーム昇降シリンダの延長動作用ポートとブーム昇降マニホルドのポート C1 との間に、新しい油圧ホース(¼ x 24¾")を仮止めする (図 130)。

右側ブーム昇降シリンダの収縮動作用ポートとブーム昇降マニホルドのポート C2 との間に、新しい油圧ホース(1/4 x 24-3/4")を仮止めする(図 130)。
昇降シリンダの延長動作用および収縮動作用のポートのホースフィッティング(図 129 と 図 130)を 21~26N·m(2.1~2.6kg.m = 15~19ft-lb) にトルク締めする。
昇降マニホルドのホースのスイベルナット(図 129 と 図 130)を24~30N·m(2.4~3.0kg.m = 17~22ft-lb)にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| ナイロン製フランジブッシュ | 4 |
ステップ4(ブームクレードルを取り外す)で取り外したバンパー用のねじ山付きスタッドを、センターブームの上部プレートの端部にある真ん中の穴に通す(図 131)。

センターブームにバンパーを固定する;4(ブームクレードルを取り外す)で外したフランジロックナット(5/16")を使用する。
ふたつのノズルの間でホースを切断する(図 132)。

ノズルをノズルサポートに固定しているフランジロックナット(5/16")を外す(図 132)。
他の3個のノズルについても、上記の手順2と1を行う。
Note: 外したフランジロックナットとノズルは左右ブームの散布ノズルを取り付けるで使用しますので捨てないでください。
Note: 機体から外したホース、クランプ、T字フィッティングは廃棄してください。
反対側のブームについても、2~3の作業を行う。
ステップ1で取り外した8個のノズル全部について:片側(または両側)バーブ付きホースシャンク(3/4")とそのクランプの上半分とを各ノズルのボディに固定しているステンレスねじ(#12 x 1-1/4")を外してバーブ付きホースシャンクをから外す(図 133)。
Note: クランプを分離する時に上側クランプから外れてくる六角ヘッドボルト(5/16 x 3/4"—ステンレス)は再利用しますから捨てないでください。

吊り上げ装置に必要な能力: 91kg
所定の能力のあるホイストなどを使って、左または右のブームを吊り上げる。
ピボットフィッティングの両側にある 31.8mm の穴に、ナイロン製のフランジブッシュを入れる(図 134)。

ブッシュを、センターブームの端部にあるピボットブラケットのフランジについている穴に合わせる(図 135)。

ピボットフィッティングをピボットブラケットに取り付ける;ステップ 1と2(ブームを取り外す)で取り外したピボットピン、フランジボルト(5/16 x 1")とフランジロックナット(5/16")を使用する。
ボルトとナットを 19.78-25.42 N·m(2.0-2.6 kg.m = 175-225 in-lb)にトルク締めする。
昇降シリンダのロッドの先端を、ピボットフィッティングのホーン(ツノ)の穴(25mm)に合わせる(図 136)。

昇降シリンダをピボットフィッティングに固定する; クレビスピンとヘアピン(図 136)(ステップ3;昇降シリンダを取り外すで外したもの)を使用する。
機体の反対側の外側ブームにも、ステップ 1~7 の作業を行う。
この作業に必要なパーツ
| 給液ホースアセンブリ:279cm | 2 |
| 給液ホースアセンブリ:234cm | 2 |
| 給液ホースアセンブリ:188cm | 4 |
| 給液ホースアセンブリ:81cm | 2 |
各ホースの取り付け位置をホースの長さで確認する(図 137):
| ノズルの位置:左ブーム | ノズルの位置:センターブーム | ノズルの位置:右ブーム |
|---|---|---|
| 散布ノズル 1(ノズルバルブ 1):給液ホース 279cm | 散布ノズル 5と6(ノズルバルブ 5):給液ホース 81cm(枝ホース2本付き) | 散布ノズル 9(ノズルバルブ 7):給液ホース 188cm |
| 散布ノズル 2(ノズルバルブ 2):給液ホース 234cm | 散布ノズル 7と8(ノズルバルブ 6):給液ホース 81cm(枝ホース2本付き) | 散布ノズル 10(ノズルバルブ 8):給液ホース 188cm |
| 散布ノズル 3(ノズルバルブ 3):給液ホース 188cm | 散布ノズル 11(ノズルバルブ 9):給液ホース 234cm | |
| 散布ノズル 4(ノズルバルブ 4):給液ホース 188cm | 散布ノズル 12(ノズルバルブ 10):給液ホース 279cm |
Note: ノズルバルブの位置については 図 138(各ホースをノズルバルブ1~4 番に取り付ける。)、図 139(ホースをノズルバルブ5および6 番に取り付ける。)、および図 140(各ホースをノズルバルブ7-10 番に取り付ける。) を参照してください。

給液ホース(279cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ1番のカップラに組み付ける(図 138)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。

リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(図 138)。
給液ホース(234cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ2番のカップラに組み付ける(図 138)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(図 138)。
給液ホース(188cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ3番のカップラに組み付ける(図 138)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(図 138)。
給液ホース(188cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ4番のカップラに組み付ける(図 138)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(図 138)。
Note: 給液ホースアセンブリ(81cm)には T字フィッティング、枝ホース2本、バーブ付きホースシャンク2本が付きます。
給液ホース(188cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ7番のカップラに組み付ける(図 140)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。

リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(図 140)。
給液ホース(188cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ8番のカップラに組み付ける(図 140)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(図 140)。
給液ホース(234cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ9番のカップラに組み付ける(図 140)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(図 140)。
給液ホース(279cm)のバーブ付きストレートフィッティングを、ノズルバルブ10番のカップラに組み付ける(図 140)。
Note: バーブ付きフィッティングはカップラに完全に差し込んでください。
リテーナを使って、バーブ付きフィッティングをバルブに固定する(図 140)。
散布ノズル1、2、3、4番用のホースを、センターブームの左端にあるR クランプに通す(図 141と図 142)。


図 141と図 142のように、給液ホース(279cm)とバーブ付きホースシャンク(3/4")をブームに沿って散布ノズル1-10番へ配設する。
図 141と図 142のように、給液ホース(234cm)とバーブ付きホースシャンク(3/4")をブームに沿って散布ノズル2ー9番へ配設する。
図 141と図 142のように、給液ホース(188cm)とバーブ付きホースシャンク(3/4")をブームに沿って散布ノズル3番と8番へ配設する。
Note: 各ホースを、チューブフレームブラケットの下側後部のグロメットに通す。
図 141と図 142のように、給液ホース(188cm)とバーブ付きホースシャンク(3/4")をブームに沿って散布ノズル4番と7番へ配設する。
Note: 各ホースを、チューブフレームブラケットの下側後部のグロメットに通す。
散布ノズル用のホース(4本)をケーブルタイで 図 142のようにまとめる。
ノズルのサドルに付いているトランスファチューブ(図 143)を、片側バーブ付きホースシャンク(½")の穴に合わせる。

バーブ付きホースシャンクにホースクランプの上半分をセットし、クランプとノズルボディ(図 143)を、ステンレスねじ(#12 x 1-1/4")で固定し、14-18N∙m(0.25-0.3kg.m = 20-25in-lb)にトルク締めする。
Note: クランプの上半分のくぼみに六角ヘッドボルト(5/16 x 3/4")がきちんとはまっていることを確認してください。
以下の要領で、左右のブームにスプレーノズルを取り付ける:
ノズル位置1番と4番で、ノズルマウントにノズルを組み付ける(図 144のA);ステップ2(左右のブームからスプレーノズルを外す)で外したフランジロックナット(5/16")を使用する。
ノズル位置2番と3番で、ノズルマウントにノズルを組み付ける(図 144のAとB);ステップ2(左右ブームの散布ノズルを取り付ける)で外したフランジロックナット(5/16")を使用する。

フランジロックナットを、19.78-25.42 N·m (2.0-2.6 kg.m = 175-225 in-lb)にトルク締めする。
他のノズルについても、1~4の手順を行う。
機体の反対側の外側ブームについても、1~5 の作業を行う。
この作業に必要なパーツ
| ナビゲーション受信機:ジオリンク高精度散布システムキット(モデル 41623) | 1 |
| 受信機用マウント | 1 |
| Uボルト | 2 |
| RTK アンテナ用ブラケット(IMU:オプションの CDMA RTK 修正モデムキットまたは GSM RTK 修正モデムキット) | 1 |
| フランジロックナット(⅜") | 4 |
| 六角ヘッドボルト(5 x 16mm) | 3 |
| ワッシャ(5mm) | 3 |
| 携帯電話アンテナ(オプションの CDMA RTK 修正モデムキットまたは GSM RTK 修正モデムキット) | 1 |
| 同軸ケーブル(オプションの CDMA RTK 修正モデムキットまたは GSM RTK 修正モデムキット) | 1 |
| シリアル番号ラベル(X25 および X30 GeoLink® 高精度散布システム仕上げキット付属品) | 1 |
受信機用マウントの中央部にあるスロットを、ROPSのセンターライン(溶接跡)に合わせる(図 148)。
Note: 穴が2つあいている大きいフランジを ROPS の後方に向け、穴が1つの小さいフランジを前方に向けてください。

以下の要領で、受信機用マウントをROPSに取り付ける:
ナットを37~45N·m(3.7~4.6kg.m=27~33ft-lb)にトルク締めする。
受信機底部の3本のねじ部を、マウントの3つの穴に合わせる(図 151)。

受信機をマウント荷台に固定する(図 151);六角ヘッドボルト(5 x 16mm)3本と、ワッシャ(5 x 16mm)3枚を使用する。
ボルト3本を 576-712 N·cm (0.6-0.7 kg.m = 51-63 in-lb)にトルク締めする。
受信機のマウントにシリアル番号ラベルを貼り付ける(図 152)。
Note: ラベルは、X25 および X30 GeoLink® 高精度散布システム仕上げキット付属品です。

Note: CDMA RTK または GSM RTK 修正モデムを搭載している車両では、RTKを取り付けます。
同軸カップラのねじ部分を下に向けて RTK アンテナ用ブラケットの開口部に通す(図 153)。
Note: 同軸ケーブルコネクタのねじの平たい部分をブラケットの開口部の平たい部分に合わせて入れてください。

ロックワッシャとジャムナットで同軸カップラをアンテナブラケットに組み付け、ジャムナットを手締めする(図 153)。
同軸カップラの上側フィッティングに RTK アンテナを組み付け、アンテナに付いているナットを手締めする(図 154)。

同軸カップラの下側フィッティングにアンテナ線を仮留めする(図 154)。
ケーブルを、ナビゲーション受信機の後ろを通して、CDMA または GSM 携帯電話用モデムの同軸コネクタまで導く(図 154)。
アンテナ線を、同軸コネクタ(CDMA または GSM 携帯電話用モデム)に接続する(図 154)。
アンテナ線のナットを手締めする。
この作業に必要なパーツ
| スプレーヤのモニタ:ジオリンク高精度散布システムキット 41623 | 1 |
| ディスプレイ用フード | 1 |
| ボールマウント:ジオリンク高精度散布システムキット 41623 | 1 |
| モニタ用アーム:ジオリンク高精度散布システムキット 41623 | 1 |
| 補強プレート | 1 |
| フランジヘッドボルト (¼ x 1½") | 4 |
| フランジロックナット(¼") | 4 |
スプレーヤ用モニタの裏側で、2つのコネクタ(26 ピン)を下側に向けた時に上側になる 5mm のロックナット(ボールピボットフィッティング用のスタッドについている)を外す(図 155)。

ねじ山付きスタンドオフのナットのねじ溝部分にロッキングコンパウンド(浸潤性(ウィッキングタイプ)、保持力は中~強)を塗る(図 156)。

ボールピボットのフィッティングにスタンドオフを取り付け(図 155)、スタンドオフを 250N∙cm(0.25kg.m = 22in-lb)にトルク締めする。
ねじ山付きスタンドオフのスタッドのねじ山部分にロッキングコンパウンド(浸潤性(ウィッキングタイプ)、保持力は中~強)を塗る(図 156)。
ねじ山付きスタンドオフのスタッド部分に、フードの穴を合わせる(図 155)。
フードを固定する;ステップ 1で外したロックナット(5mm)を使用する。
ナットを250N·cm(0.25kg.m = 22in-lb)にトルク締めする。
機体のダッシュボード部の、ハトメ穴の右側にあるダッシュパネル固定ねじを探し出す(図 157)。

ねじの中心から右に 33.3mm の位置に、鉛筆で縦線を引く(図 157)。
ダッシュパネルの上端から下へ 21mm の位置に、鉛筆で横線を引く。
縦線と横線の交点にポンチを打つ。
ポンチマークに、ドリルで直径 8mm の穴を開ける(図 157)。
スティフナプレートの平らな側を、ダッシュパネルに仮止めする;フランジヘッドボルト(¼ x 1-½")を使用する。
ダッシュパネルの上側エッジにスティフナプレートを水平に合わせ、スティフナプレートを型紙にして、残り 3 つの穴を開ける(図 157)。
ダッシュパネルからスティフナプレートを外す。
この作業に必要なパーツ
| 散布コントローラ:ジオリンク高精度散布システムキット 41623 | 1 |
| ボルト(4 x 10mm) | 4 |
| フランジロックナット(4mm) | 4 |
この作業に必要なパーツ
| データ用ハーネス(ナビゲーションシステム):ジオリンク高精度散布システムキット(モデル 41623) | 1 |
| 電装用ハーネス(ナビゲーションシステム):ジオリンク高精度散布システムキット(モデル 41623) | 1 |
| ケーブルタイ | 5 |

データ用ハーネスの 390cm の枝線を、エンジンルームの右側から内部(エンジン用のエアフィルタの隣)へ入れ、エンジン後部シュラウドの右下エリアの下側に沿って後方へ進める(図 165)。

データ用ハーネスの 390cm の枝線を、ROPS 右側に沿って配設し、12 ソケットコネクタ (灰色) と 12 ソケットコネクタ (黒色) をナビゲーション受信機まで導く(図 166)。

灰色と黒色の 12 ソケットコネクタの長い方の側にある2本のキーを、ナビゲーション受信機の左側(灰色) 12 ピンコネクタの底部の水平面にある2本のスロットに合わせて接続する(図 167)。
Note: ワイヤハーネスのコネクタに付いている整列キーは、特殊な形状をしており、ナビゲーション受信機のピンコネクタ以外には形状が一致しませんから、注意してください。

データ用ハーネスの灰色と黒色の12 ソケットコネクタを、ナビゲーション受信機の左側(灰色)12ピンコネクタに接続する。カチッと音がしてロックするまで押し込むこと(図 167)。
データ用ハーネスの黒色の 12 ソケットコネクタの短い方の側にある2本の整列キーを、ナビゲーション受信機の右側(黒色) 12 ピンコネクタにある2本のスロットに合わせて接続する(図 167)。
Note: ワイヤハーネスのコネクタに付いている整列キーは、特殊な形状をしており、ナビゲーション受信機のピンコネクタ以外には形状が一致しませんから、注意してください。
データ用ハーネスの灰色と黒色の12 ソケットコネクタを、ナビゲーション受信機の左側(灰色)12ピンコネクタに接続する。カチッと音がしてロックするまで確実に押し込むこと(図 167)。
図 166 のように、ケーブルタイ2本を使って、データ用ハーネスの 390cm 枝線を右側 ROPS チューブに固定する。
Note: 12 ソケットとケーブルタイとの間のケーブルに少したるみを持たせてください。
電装ハーネスの 100cm の枝線(図 168)についている1ピンコネクタを、車両本体の前方ハーネスと後方ハーネスが相互接続しているところへ導く;図 86(前方ハーネスと後方ハーネスを相互に接続する)を参照

データ用ハーネスの 100cm の枝線(図 168)についている4ピンコネクタ(CAN 2 / スプレーヤコントローラ用)を、車両本体の前方ハーネスと後方ハーネスが相互接続しているところへ導く;図 86(前方ハーネスと後方ハーネスを相互に接続する)を参照。
4ピンコネクタ(CAN 2 / スプレーヤコントローラ用)を、後方ハーネスの4ピンコネクタ(CAN 2 / スプレーヤコントローラ回路用)4ソケットコネクタに接続する(図 169)。

電装用うハーネスの1ピンコネクタを、後方ハーネスの1ソケットコネクタに接続する(図 169)。
ナビゲーションシステム用の電装ハーネスの 220cm の枝線を、シートボックスのアングル部材を横断して下へ、エンジンシュラウドの左側サポートに沿って導く(図 170)。

ワイヤハーネスをエンジンシュラウドのサポートにケーブルタイで固定する(図 170)。
ナビゲーションシステム用の電装ハーネスの 220cm の枝線を、エンジンシュラウドの左側サポートに沿って下へ進め、左側フレームチューブの下に導く(図 171)。

ケーブルタイ3本を使用して、ハーネスをシートボックス用アングル部材の穴とエンジンシュラウドのサポートに固定する(図 171と図 172)。

ナビゲーションシステム用の電装ハーネスの 220cm の枝線についている 10 A ヒューズ、プラス端子、マイナス端子を、バッテリー上部まで導く(図 172)。
Note: リング端子の最終的な接続は 後方ハーネスとナビゲーション用電装ハーネスをバッテリーケーブルに接続するで行います。

エンジンルームの右側で、データ用ハーネスの 220cm の枝線を、エンジン用エアフィルタの前方へ導き、ラジエターの右下コーナーまで導く (図 174)。

データ用ハーネスの 220cm の枝線を前方へ延ばして、機体下部にある2つのRクランプに通す(図 174)。
データ用ハーネスの 220cm の枝線を前方上方向へ延ばして、フロアパネルの穴についているハトメに通す(図 175)。

データ用ハーネスの 220cm の枝線を上方へ、機体の前方ワイヤハーネスに沿って延ばす(図 175)。
データ用ハーネスの 220cm の枝線をダッシュパネルの穴のハトメに通す(図 176)。

データ用ハーネスの 26 ソケットコネクタを、スプレーヤのディスプレイの 26 ピンコネクタに接続する。コネクタ同士をしっかり押し込んで確実にロックさせること(図 176)。

後方ハーネスのプラス端子(赤ワイヤ)、マイナス端子(黒ワイヤ)、50A ヒューズブロックを、バッテリーボックスと車両のシャーシとの間から上へ出す(図 178)。

ナビゲーション用電装ハーネスのプラス端子(赤ワイヤ)、マイナス端子(黒ワイヤ)、10A ヒューズブロックを、バッテリーボックスと車両のシャーシとの間から上へ出す。
バッテリーの両端子に固定されているTボルトと六角ナットを外す(図 178)。
Tボルトを、後方ワイヤハーネスのプラス端子(赤ワイヤ)、ナビゲーション用電装ハーネスのプラス端子、バッテリーのプラスケーブルの端子に通す(図 178)。
端子とTボルトを、六角ナットで仮止めする(図 178)。
Note: ケーブルとバッテリーとの接続は、まだ行わないでください。
Tボルトを、後方ワイヤハーネスのマイナス端子(黒ワイヤ)、ナビゲーション用電装ハーネスのマイナス端子、バッテリーのマイナスケーブルの端子に通す(図 178)。
端子とTボルトを、六角ナットで仮止めする(図 178)。
Note: ケーブルとバッテリーとの接続は、まだ行わないでください。
キャリッジ下シュラウドを車体の下シャーシに合わせる(図 179)。


エンジン搭載ブラケットのところで、ボルトとキャリッジボルトの上からキャリッジ下シュラウドのサポートストラップを入れる(図 179)。
キャリッジ下シュラウドを、エンジン搭載ブラケットとボルトに組み付ける(図 179);ステップ2(キャリッジ下シュラウドキット(オプション)を取り外す)で外したフランジロックナット (5/16") 4個を使用する。
キャリッジ下シュラウドの後部にある穴を、シャーシの穴に合わせる(図 180)。

キャリッジ下シュラウドの後部をシャーシにに取り付ける;ステップ 1(キャリッジ下シュラウドキット(オプション)を取り外す)で取り外したフランジヘッドボルト(5/16 x 7/8")7本とワッシャ(5/16")7枚を使用する(図 180)。
ボルトとナットを1129~1582N∙cm(2.0~2.6kg.m = 100~140in-lb)にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| サイドポート付き 90° エルボ(Toro P/N 131-3726) | 1 |
| フランジ付きクランプとガスケット(Toro P/N 127-9829) | 1 |
| シャットオフバルブ(Toro P/N 130-7321) | 1 |
コントロールボックス用の取り付けプレートの穴を、散布バルブ用のマニホルドマウントの穴(またはスロット)に合わせる(図 181)。

コントロールボックスをマニホルドマウントに取り付ける(図 181);ステップ 1(マニホルドマウントからコントロールボックスを外す)で取り外したフランジヘッドボルト(¼ x 5/8")3本と溝付きフランジナット(¼")3個を使用する。
ボルトとナットを1017~1243N·cm(2.0~2.6kg.m = 90~110in-lb)にトルク締めする。
吊り上げ装置に必要な能力: 57kg
所定の能力のあるホイストなどを使って、ホースリールを吊り上げる。
ホースリールのサポートチャネルの穴を、散布バルブ用のマニホルドマウントの穴に合わせる(図 182)。

ホースリールの下部チューブフレームの穴を、車体の右フレームチャネルにある取り付けブラケットの穴に合わせる(図 182)。
サポートチャネルをマニホルドマウントに取り付ける(図 182);ステップ 3(マニホルドマウントから収納式ホースリールを外す)で取り外したフランジヘッドボルト(3/8 x 1")4本とフランジロックナット(3/8")を使用する。
下部チューブフレームを取り付け用ブラケットに組み付ける(図 182);ステップ 2(マニホルドマウントから収納式ホースリールを外す)で取り外したフランジヘッドボルト(3/8 x 2-1/4")2本とフランジロックナット(3/8")2個を使用する。
ボルトとナットを 37~45N·m(3.7~4.6kg.m = 27~33ft-lb)にトルク締めする。
ノズルバルブ 10 番の右側端部のフランジについているキャップから、チューブカップラを外す(図 183)。

ノズルバルブ 10番から、フランジクランプ、ガスケット、エンドキャップを外す (図 183)。
Note: チューブコネクタ、フランジクランプ、ガスケットは、このステップの後半で使用します。エンドキャップは廃棄して構いません。
T字フィッティング(図 184;ステップ 3 (ホースとチューブを取り外す) で外したもの)のねじ山部分に PTFE テープを巻く。

T字フィッティングを 90° エルボ(サイドポート付き)に組み付ける;図 184 のように組み付けて手締めする。
フランジ付きクランプ使って、サイドポート付き 90° エルボ、ガスケット、シャットオフバルブを仮組みする(図 184)。
シャットオフバルブのバーブ付きフィッティングを、インレットホースに組み付けてクランプ (図 184)(これは 4(ホースとチューブを取り外す)で外したもの)で固定する。
ホースリール用のガスケットと90° エルボを、ノズルバルブ 10 番のフランジに合わせる(図 185)。

フランジ付きクランプ使って、エルボとガスケットを取り付け、クランプを手締めする(図 185)。
チューブカップラのねじ山部に PTFE テープを巻き、図 185のようにカップラをT字フィッティングに取り付ける。
ダッシュボードの水圧計用の水圧検知チューブの口を、チューブカップラに入れる。チューブがカップラに完全に座るまで深く挿入すること(図 186)。

ダッシュボードの水圧計用の水圧検知チューブの口を、チューブカップラに入れる。チューブがカップラに完全に座るまで深く挿入すること(図 186)。
この作業に必要なパーツ
| ワイヤハーネス:オプションのフォームマーカー仕上げキット(130-8292) | 1 |
| ケーブルタイ:オプションのフォームマーカー仕上げキット(130-8292) | 5 |
| リレー:オプションのフォームマーカー仕上げキット(130-8292) | 1 |
| フランジヘッドボルト(#10-24 x ½"):フォームマーカー仕上げキット(130-8292) | 1 |
| ロックナット(#10-24):オプションのフォームマーカー仕上げキット(130-8292) | 1 |
| 補助ヒューズブロック(Toro P/N 92-2641) | 1 |
| ヒューズ(15A):オプションのフォームマーカー仕上げキット(130-8292) | 1 |
| フランジヘッドボルト(6 x 12mm):オプションのフォームマーカー仕上げキット(130-8292) | 4 |
| 取り付けブラケット(泡制御スイッチ):オプションのフォームマーカー仕上げキット(130-8292)) | 1 |
| 3 ポジションパドルスイッチ(泡制御スイッチ):オプションのフォームマーカー仕上げキット(130-8292) | 1 |
| 2 ポジションロッカースイッチ(コンプレッサ ON/OFFスイッチ):オプションのフォームマーカー仕上げキット(130-8292) | 1 |
仕上げキットのハーネスを車両前方へ導く;ROPSの間を通し、液剤タンクの下の角部から、車両用のワイヤハーネスに沿って、エアクリーナの下を通してエンジンへ導く (図 192 と 図 193)。


エンジンルーム用の 197cm の枝 (リング端子、ソケット端子、5ソケットコネクタがついている) を、ラジエターの右側に沿って上方へ導き、ラジエター上部に沿って中央コンソールのベース部の下まで導く (図 193)。
エンジンルーム用の 197cm の枝(リング端子、ソケット端子、5ソケットコネクタがついている) を、ラジエターの右側に沿って上方へ導き、ラジエター上部に沿って中央コンソールのベース部の下まで導く (図 194)。

ケーブルタイを使って、仕上げキット用ワイヤハーネスを車両用ワイヤハーネスに 図 194 のように固定する。
ダッシュパネル用の 240cm の枝線 を、車両のワイヤハーネスとステアリングホース(ラジエターの下側)に沿って導く;ラジエターサポートの下にあるRクランプを通し、走行速度制御コイルの所にあるRクランプを通す (図 195 と 図 196)。


ダッシュパネル用の 240cm の枝線 を、走行速度制御コイルの所にあるRクランプに固定する (図 195 と 図 196)。
ダッシュパネル用の 240cm の枝線を、前方バルクヘッドの開口部にあるハトメを通して車両のケーブル&ホース用フックの内側まで導く (図 197)。

ダッシュパネル用の 240cm の枝線の8口コネクタを、ダッシュパネルを横断させてステアリングコラムの左側まで導く(図 198)。

ケーブル&ホース用フックの近くで、ダッシュパネル用の 240cm の枝線を、車両用ワイヤハーネスにケーブルタイで縛りつける(図 199)。

Note: 車両用のヒューズブロックにブレード形コネクタが付いていない場合には、補助ヒューズブロックを取り付ける必要があります。
車両用のヒューズブロックにブレード形コネクタが付いている車両の場合には、仕上げキット用ハーネスについているブレード形コネクタを車両のヒューズブロックのソケットに接続する(図 203)。

コネクタどうしが相互ロックするまで完全に押し込むこと。
車両用のヒューズブロックにブレード形コネクタが付いている車両の場合には、ヒューズブロックに15Aのヒューズを取り付ける(図 206)。
Note: ヒューズはソケットの奥まで完全に差し込んでください。

オプション用補助ヒューズブロックにブレード形コネクタがついている車両の場合は、以下の作業を行う。
ステップ 1 (負荷線用コネクタを接続する) で使用したブレード形コネクタのコードについているヒューズ用ソケットを探し出す。
探し出したソケット(補助ヒューズブロック)に 15 A ヒューズを取り付ける(図 207)。
Note: ヒューズはソケットの奥まで完全に差し込んでください。

泡制御スイッチ用の取り付けブラケットのスロットを、ステアリングコラムにある4本のねじ山付きインサートに合わせる(図 208)。

ブラケットをステアリングコラムに組み付ける; フランジヘッドボルト(6 x 12mm)4本を使用し、972~1198N·cm (1.0~1.2kg.m = 86~106in-lb) にトルク締めする。
ブラケットの開口部に 8口コネクタを通して、3ポジション・パドルスイッチの裏側にあるピン (図 208) に接続する (泡制御 スイッチ)。

ブラケットにスイッチを組み込む。ブラケットの開口部にスイッチがパチンとはまるまで完全に押し込むこと (図 209)。
Note: 3ポジション・パドルスイッチ (泡制御 スイッチ) のパドルが外側を向くように取り付けてください。
左右のブームで、泡ノズルのチューブを車両の中心に向かって配設外し、ブームの支点近くにある R クランプに通す(図 212)。

コンプレッサから見て内側を通るようにして、タンクに向かってチューブを前方に延ばす(図 212)。
ステップ 1(機体から液体チューブと空気チューブを取り外す)で取り付けたチューブの取り付けを行う;右側ブーム用の青色チューブを右側ブーム用給水部のコンプレッションフィッティングに取り付けてケーブルタイで固定する(図 213)。

チューブの圧縮ナットをフィッティングに嵌め、ナットを手締めする(図 213)。
右側ブーム用の透明チューブを右側ブーム用エア供給部のコンプレッションフィッティングに取り付ける(図 213)。
チューブの圧縮ナットをフィッティングに嵌め、ナットを手締めする(図 213)。
マークの付いていない(ケーブルタイの付いていない)チューブ束で、左側ブーム用の青色チューブを左側ブーム用給水部のコンプレッションフィッティングに取り付ける(図 214)。

チューブの圧縮ナットをフィッティングに嵌め、ナットを手締めする(図 214)。
左側ブーム用の透明チューブを左側ブーム用エア供給部のコンプレッションフィッティングに取り付ける(図 214)。
チューブの圧縮ナットをフィッティングに嵌め、ナットを手締めする(図 214)。
この作業に必要なパーツ
| 液剤シャットオフバルブ(Toro P/N 130-7324) | 1 |
| リテーナ(Toro P/N 131-0235) | 2 |
| マウント(液剤シャットオフバルブ:Toro P/N 131-3725-03) | 1 |
| フランジロックナット(ステンレス製 1/4":Toro P/N 119-6897) | 2 |
| 圧力解放ホースアセンブリ(25 x 273 mm:Toro P/N 131-9647) | 1 |
| 給液ホースアセンブリ(25 x 470 mm:Toro P/N 131-9648) | 1 |
| 攪拌バイパスホースアセンブリ(25 x 305 mm:Toro P/N 131-9649) | 1 |
| バーブ付き 90° フィッティング(25 mm:Toro P/N 131-3727) | 1 |
| ドレンホース(25 x 1587 mm:Toro P/N 117-7957)) | 1 |
給液ホースのバーブ付きストレートフィッティングをスプレーヤのポンプのT字フィッティングに固定しているリテーナを外してT字フィッティングからストレートフィッティングを取り外す (図 215)。
Note: 外したリテーナは、ステップ 2(給液ホースアセンブリを取り付ける)で使用します。

給液ホースとガスケットをフィルタヘッドのフランジに固定しているフランジクランプを外して、車体からホースを外す(図 215)。
圧力解放バルブをスプレーヤのポンプのT字フィッティングに固定しているリテーナを外してバルブを取り外す (図 216)。

図 216に示すように、圧力解放バルブを回して向きを変更する。
Note: バルブの吐出口を後ろに向けてください。
圧力解放バルブを、T字フィッティングの上部に取り付け、一番奥まで完全に押し込む(図 216)。
ステップ 3 で取り外したリテーナを使って、圧力解放バルブをT字フィッティングに固定する。
バイパスホースのバーブ付き90°フィッティングを上側T字フィッティングに固定しているリテーナを外してT字フィッティングから90°フィッティングを取り外す (図 217)。
Note: 外したリテーナは、ステップ (5)で使用します。

フランジ付きストレートフィッティングとガスケットを攪拌バルブのフランジに固定しているフランジクランプを外して、車体からバイパスホースを外す(図 217)。
Note: 外したフランジ付きクランプとガスケットは、ステップ ( 7)で使用しますが、90° フィッティング、バイパスホース、ストレートフランジフィッティングは廃棄して構いません。
上側T字フィッティングを右まわりに 45°程度回転させる(図 218)。

新しい攪拌バイパスホースアセンブリ(Toro P/N 131-9649)のバーブ付き90°フィッティングを、上側T字フィッティングの空いているポートに整列させて90°フィッティングをT字フィッティングの奥まで完全に入れる(図 219)。

90° フィッティングをT字フィッティングに固定する(図 219);ステップ1で外したリテーナを使用する。
新しい攪拌バイパスホースアセンブリ(Toro P/N 131-9649)のフランジ付きストレートフィッティングとガスケットを、バイパスバルブのフランジに合わせる(図 219)。
ステップ 2 で取り外したフランジクランプを使って、フランジ付きストレートフィッティングとガスケットを固定する。
バーブ付き 90° フィルタ(Toro P/N 131-3727)を、液剤シャットオフバルブ(Toro P/N 130-7324)に対して 図 220のように整列させ、バーブ付きフィッティングをバルブの奥まで完全に挿入する。

バーブ付き 90° フィッティングを、液剤シャットオフバルブに固定する;リテーナ(Toro P/N 131-0235)を使用する。
バーブ付きストレートフィッティングとガスケットをフィルタヘッドのフランジに固定しているフランジクランプを外して、フィッティングを外す(図 221)。
Note: 外したフランジクランプとガスケットは、ステップ5(エダクタ用の液剤シャットオフバルブを取り付ける)でシャットオフバルブの取り付けに使用しますが、バーブ付きストレートフィッティングは廃棄して構いません。

フィルタヘッドをマニホルドのマウントに固定しているフランジロックナット(5/16")2個を取り外す(図 222)。

シャットオフバルブのマウント(Toro P/N 131-3725-03)の長い方のフランジの穴を、マニホルドマウントの前側にある2本のボルト(5/16 x 4")に合わせる(図 222)。
マニホルドマウントにシャットオフバルブを取り付け、ステップ4(図 222)で外したフランジロックナットで固定する。
ボルトとナットを1978~2542N·cm(2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
ガスケットをフィルタヘッドのフランジに合わせる(図 223)。

液剤シャットオフバルブ (Toro P/N 130-7324) のスタッドを、シャットオフバルブ用マウント(Toro P/N 131-3725-03)の4つの穴に合わせ、バルブのフランジアダプタをフィルタヘッドとガスケットの穴に合わせる(図 223)。
液剤シャットオフバルブを用マウントに組み付ける;図 223のように、対角線上の2本のスタッドに対して2個のフランジロックナット(Toro P/N 119-6897)を使用する。
フランジロックナット(1/4")を、1070ー1243 N·cm (1.0ー1.3 kg.m = 90ー110 in-lb)にトルク締めする。
シャットオフバルブのフランジアダプタを、フィルタヘッドのフランジに固定する (図 223);3 (エダクタ用の液剤シャットオフバルブの取り付け準備を行う)で外したクランプを使用する。
圧力解放ホースアセンブリ(Toro P/N 131-9647)の90°フィッティングを、圧力解放バルブの空いているポートに整列させて90°フィッティングをT字フィッティングの奥まで完全に入れる(図 224)。

90° フィッティングを圧力解放バルブに固定する(図 224);ステップ1(マニホルドマウントに収納式ホースリールを取り付ける)で外したリテーナを使用する。
圧力解放ホースアセンブリ(Toro P/N 131-9647)の90°フィッティングを、下側のT字フィッティングの空いているポートに整列させて90°フィッティングをT字フィッティングの奥まで完全に入れる(図 224)。
90° フィッティングを上側T字フィッティングに固定する(図 224);ステップ2(マニホルドマウントに収納式ホースリールを取り付ける)で外したリテーナを使用する。
給液ホースアセンブリ(Toro P/N 131-9648)の90°フィッティングを、液剤ポンプのT字フィッティングの空いているポートに整列させて90°フィッティングをT字フィッティングの奥まで完全に入れる(図 225)。

90° フィッティングをポンプのT字フィッティングに固定する(図 225);ステップ1(圧力解放バルブの位置を変更する)で外したリテーナを使用する。
圧力側ホースアセンブリ(Toro P/N 131-9648)の90°フィッティングを、液剤ポンプのT字フィッティングの空いているポートに整列させて90°フィッティングをT字フィッティングの奥まで完全に入れる(図 226)。

圧力側ホースアセンブリ(Toro P/N 131-9648)のバーブ付きストレートフィッティングを、液剤シャットオフバルブ底部ポートに整列させて、ストレートフィッティングをバルブの奥まで完全に入れる(図 226)。
バーブ付き ストレートフィッティングを液剤シャットオフバルブに固定する(図 224);リテーナ(Toro P/N 131-0235)を使用する。
エダクタの給水ホースの端部を、液剤シャットオフバルブのバーブ付き90°フィッティングに整列させフィッティングにホースを接続する(図 227)。

ホースをT字フィッティングに固定する:ステップ7(マニホルドマウントに収納式ホースリールを取り付ける)で外したクランプを使用する。
マニホルドマウントの左上エッジ部から右方向に 381mm を測って鉛筆でマーキングする(図 228)。

マニホルドマウントの後部エッジ部から前方向に 19mm を測って鉛筆でマーキングする(図 228)。
ステップ 1 と 2で作成した2つのマークの交点の水平面にポンチを打つ。
ポンチマークから右に 32mm を測って鉛筆でマーキングする(図 228)。
マニホルドマウントの後部エッジ部から前方向に 19mm を測って鉛筆でマーキングする(図 228)。
ステップ 4 と 5で作成した2つのマークの交点の水平面にポンチを打つ。
各ポンチマークに、ドリルで直径 8mm の穴を開ける(図 228)。
ステップ 4(EU適合キット(オプション)を外す)で取り外したボールバルブ用ブラケットの穴を、マニホルドマウントに取り付け穴を開けるで開けたマニホルド上の穴に図 229のように合わせる。

マニホルドマウントにブラケットを取り付ける(図 229);ステップ 4(EU適合キット(オプション)を外す)で取り外したフランジヘッドボルト(5/16 x ¾")2本とフランジロックナット(5/16")を使用する。
ボルトとナットを1978~2542N·m(2.0~2.6kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
ボールバルブのねじ穴付きボスを、取り付けブラケットの2つの穴に合わせる(図 230)。

バルブをブラケットに組み付ける(図 230);ステップ 3(EU適合キット(オプション)を外す)で外したフランジヘッドボルト(5/16 x 5/8”)2本を使用する。
この作業に必要なパーツ
| カバーエクステンションアセンブリ(12ノズル用:Toro P/N 120-0621) | 1 |
| ポップリベット(Toro P/N 114439) | 22 |
| サポートブラケット(センターブーム用カバー:Toro P/N 13-3703-03) | 4 |
| クリップナット(Toro P/N 94-2413) | 4 |
| フランジヘッドボルト(3/8 x 1-¼":Toro P/N 110-5050) | 16 |
| フランジロックナット(3/8":Toro P/N 104-8301) | 16 |
| カバーストラップ(Toro P/N 120-0629) | 2 |
| フランジヘッドボルト(5/16 x 1-¼":Toro P/N 323-36) | 4 |
補強プレート(1列)とゴム製カバーを11ノズル用センターブームのカバーに固定している11本のポップリベット(図 231)(ステップ 2(カバー付きブームキット(オプション)のセンターセクションカバー(11ノズル)を外す)で外しておいたカバーについているリベット) を、直径 5mm のドリルビットを使って取り外す。


11 ノズルブーム用カバーから、補強版、ワッシャ(3/16")11枚、ゴム製カバーを取り外す(図 231)。
Note: 外した補強版、ワッシャ、ゴム製カバーは、ステップ 5 と 6で使用します。
カバーエクステンションに取り付けられている補強プレート(2列穴)の穴に、11 ノズルブーム用カバーの穴を合わせる(図 232)。

ポップリベット(11本:Toro P/N 114439)を使って、カバーエクステンションを11 ノズルブーム用カバーに固定する。

ステップ2で取り外したゴム製カバーと補強版(1列穴)の穴を、カバーエクステンションの穴に合わせる(図 234)。

補強版とゴムカバーを、カバーエクステンションに固定する;ポップリベット(Toro P/N 114439)11本と、ステップ5で外したワッシャ(3/16")11枚を使用する。
Note: ワッシャ(3/16")は、カバーエクステンションの内面に当たるように取り付けてください。
ステップ6(カバー付きブームキット(オプション)のセンターセクションカバー(11ノズル)を外す)で外したクリップナット4個を、センターカバー(Toro P/N 131–3703–03)用のサポートブラケット(2個)に、図 235のように取り付ける。

図 235 のように、センターカバー(Toro P/N 131–3703–03)用のサポートブラケット(残り2個)に、クリップナット(Toro P/N 94-2413)4個を取り付ける。
センターブームで、トラスフレームの垂直面にある一番右側の 1 組の穴(25mm 間隔で開いている穴)を探し出す(図 236)。


サポートブラケット(Toro P/N 131–3703–03)の穴を、センターブームの穴(ステップ 3 で探し出した穴)に合わせる;ブラケットの広いフランジが左側になるように合わせること;図 236を参照。
サポートブラケットをトラスフレームに固定する(図 236);フランジヘッドボルト(3/8 x 1-¼", Toro P/N 110-5050)4本、フランジロックナット(3/8", Toro P/N 104-8301)4個を使用する。
トラスフレームの垂直面にあるもう 1 組の穴(25mm 間隔で開いている穴)を探し出す(図 236)。
3個のサポートブラケット(Toro P/N 131–3703–03)の穴を、センターブームの穴(ステップ 6 で探し出した穴)に合わせる;ブラケットの広いフランジが右側になるように合わせること(図 236)。
サポートブラケットをトラスフレームに固定する(図 236);フランジヘッドボルト(3/8 x 1-¼", Toro P/N 110-5050)12本、フランジロックナット(3/8", Toro P/N 104-8301)4個を使用する。
ボルトとナットを37~45N·m (3.7~4.6kg.m = 27~33ft-lb) にトルク締めする。
センターブームカバーの穴を、サポートブラケットにある取り付け用の穴に合わせる(図 237)。

ステップ1(カバー付きブームキット(オプション)のセンターセクションカバー(11ノズル)を外す)で取り外した2本のカバーストラップの穴を、ゴム製カバーと補強版(1列穴)の穴を、カバーエクステンションの穴に合わせる(図 237)。
カバーストラップとカバーを、サポートブラケットに取り付ける;ステップ 1(カバー付きブームキット(オプション)のセンターセクションカバー(11ノズル)を外す)で取り外したフランジヘッドボルト(5/16 x 1¼")4本を使用する。
2本のカバーストラップ(Toro P/N 120–0629)の穴を、カバーにある残り4つの穴とサポートブラケットにある残り4つの穴に合わせる(図 237)。
カバーストラップとカバーを、サポートブラケットに取り付ける(図 237);フランジヘッドボルト(5/16 x 1¼", Toro P/N 323-36)4本を使用する。
ボルト本を 1978~2542N·cm(3.1~3.8kg.m = 175~225in-lb)にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| ベルト張りブラケット | 1 |
| オルタネータ(60A) | 1 |
| ナット (10mm) | 1 |
| オルタネータのアダプタ用ハーネス | 1 |

エンジンルームの左側で、プラス端子についているバッテリーケーブルのリング端子を固定しているナット(6mm)を外す(図 241)。

オルタネータの後部で、オルタネータの2ブレードコネクタから、エンジン用ハーネスの2ソケットコネクタを外す(図 241)。
オルタネータとベルトテンションブラケットから、オルタネータのロックボルトを外す(図 242)。
Note: オルタネータのロックボルトはオルタネータ(60A)を取り付けるで使用します。

サーモスタットのハウジングとベルトテンションブラケットから、短い方のテンションブラケットボルトを外す(図 242)。
Note: はずした短い方のボルトはオルタネータ(60A)を取り付けるで使用します。
シリンダヘッド、サーモスタットのハウジング、ベルトテンションブラケットから、長い方のテンションブラケットボルトを外してテンションブラケットを取り外す(図 242)。
Note: 長い方のボルトはオルタネータ(60A)を取り付けるで使用します。外した古いブラケットは廃棄して構いません。
オルタネータの後部で、ピボットボルトを完全にゆるめて車体からベルトカバーを取り外す(図 242)。
Note: ベルトカバーは廃棄する。
オルタネータを支えておいて、オルタネータとエンジンのギアケースから、ピボットボルト、ロックワッシャ、平ワッシャを外す(図 242)。
Note: ピボットボルト、ロックワッシャ、平ワッシャは オルタネータ(60A)を取り付けるの取り付けに使用します。外した40Aオルタネータはリサイクルセンターに持ち込むなど適切な方法で処分してください。
オルタネータのプーリからベルトを取り外し、オルタネータを車体から外す。
新しいベルトテンションブラケットの穴を、サーモスタットハウジングの穴にあわせる(図 243)。

ベルトテンションブラケットをサーモスタットハウジングとシリンダヘッドに組み付ける;短い方のボルトを上穴に、長い方のボルトを下穴に使用する(図 243)。
各ボルトを 39.5~44N·m(4.0~4.6kg.m = 29~33ft-lb)にトルク締めする。
オルタネータ(60A)の下穴をエンジンのギアケースの穴に合わせ、オルタネータのプーリにベルトを掛ける(図 243)。
Note: オルタネータの下穴にはねじ溝はついていません。
オルタネータを、ギアケースに取り付ける;ステップ 7(オルタネータ(40A)を外す)で取り外したピボットボルト、ロックワッシャ、平ワッシャを使用する。
ピボットボルトにナット(10 mm)を仮止めする(図 243)。
ベルトテンションブラケットのスロットとオルタネータのねじ穴にオルタネータロックボルトを通す(図 243)。
プーリとプーリとの中間部を 40N(約4.5kg)の力で押した時に、10mm 程度のたわみ出るようにオルタネータの位置を調整する(図 243)。
オルタネータロックボルト、ピボットボルト、ナット(10 mm)を64-71 N·m(6.5-7.3 kg.m = 47-53 ft-lb) にトルク締めする。
オルタネータアダプタ用ハーネスの ソケットコネクタを、オルタネータ(60A)のコネクタのピンコネクタに接続する。コネクタ同士をしっかり押し込んで確実にロックさせること(図 244)。

オルタネータアダプタ用ハーネスの 2ブレードコネクタを、車両用ワイヤハーネスの2ソケットコネクタ(ステップ2(オルタネータ(40A)を外す)で取り外したもの)に接続する。コネクタ同士をしっかり押し込んで確実にロックさせること(図 244)。
車両のワイヤハーネスのリング端子をオルタネータのポストに取り付け、ステップ1(オルタネータ(40A)を外す)で外したナット(6 mm)で固定する。
座席を押さえていたロッドを外して座席をもとに戻す。
バッテリーのプラス(赤)ケーブルをバッテリーの(+)端子に、マイナス(黒)ケーブルをバッテリーの(–)端子に取り付け、ボルトと蝶ナットで固定する;図 3(バッテリーの接続を外すの説明)を参照。
両方の端子に絶縁ゴムカバーを取り付ける;図 3(バッテリーの接続を外すの説明)を参照。
バッテリーカバーを取り付け、ストラップで固定する;図 2(バッテリーの接続を外すの説明)を参照。
このマニュアルに記載されている安全上の注意やステッカーの記号や表示内容を良く読んでください。オペレータや周囲の人を事故から守る重要な情報が掲載されています。
この機械を長時間使用しつづけると聴覚に障害を起こす可能性がある。
運転に際しては聴覚保護具を使用すること。
目、耳、足、頭などの保護具を使用すること。

平らな場所に駐車し、ブームを OFF にし、エンジンを停止させて駐車ブレーキを掛ける。
車両を運転しながらハンドスプレーヤを操作するのは非常に危険であり、負傷事故や死亡事故につながる恐れがある。
運転中はハンドスプレーヤを操作しないこと。
ハンドスプレーとホースリールキットでは以下の作業を行う:
ハンドスプレーキット:車体右側で、スプレーガン用のトリガーロックがロックされていることを確認する;の通常の液剤散布モードからハンドスプレーモードへの切り替え(ハンドスプレーキット)を参照。
電動ホースリールと収納式電動ホースリール:車体後部で、スプレーガン用のトリガーロックがロックされていることを確認する;の通常の液剤散布モードからハンドスプレーモードへの切り替え(電動ホースリールまたは収納式電動ホースリール)を参照。
シャットオフバルブについている緑色のハンドルを左に90°回転させてOPEN位置にセットする(図 246)。
Note: ホースリールについているハンドスプレースティックへの給液を停止するには、シャットオフバルブについている緑色のハンドルを右に90°回転させてCLOSED位置にセットする(図 246)。

マスターブームスイッチを ON にセットする。
エンジンを希望する回転数にセットし、ニュートラルエンジン速度ロックを ON にする。
手動で、液剤散布圧力を希望する圧力にセットする;ジオリンク高精度散布システムの付属品の USB メモリの中に入っている「ホースリールやエダクタを使用する場合の手動による圧力設定への変更」を参照。
Note: 手散布モードでは、150 psi(10.5 kg/cm2)以上の設定にしないでください。
コンプレッサ ON/OFF スイッチ:これでフォームマーカーのコンプレッサを作動させるスイッチです。

フォーム(泡)コントロール スイッチ:ブームの左右どちらから泡を落とすかを選択するスイッチです。
パドルを下げると左ブームから泡を落とします。
パドルを中央位置にすると左右両方のブームから泡を落とします。
パドルを上げると右ブームから泡を落とします。
ここで説明する操作手順は、以下の準備ができていることを前提としております:スプレーヤのエンジンが作動しており、ポンプが作動していて希望する水圧を発生させており、スロットルが中間位置にセットされている。
Note: エダクタの始動前に、エダクタのホッパーバルブとホッパーリンス用ボールバルブを閉じておいてください。
エダクタを使用位置に降ろす;薬剤プレミックスキットの取り付け要領書の「エダクタの昇降操作」を参照。
ふたを開けて、内部に異物(流れを妨げる可能性のあるものや薬剤を汚染する可能性のあるもの)がないか調べる;薬剤プレミックスキットの取り付け要領書の「エダクタを使う」を参照。
ふたを閉じて右に回してロックする;薬剤プレミックスキットの取り付け要領書の「エダクタを使う」を参照。
エダクタの給水シャットオフバルブを左に回してOPEN 位置まで開く(図 248)。
Note: エダクタへの給水を停止するには、シャットオフバルブのハンドルを右に90°回転させてCLOSED位置にセットする(図 248)。

ホッパーの底部についているホッパーバルブ(赤いハンドル)を開ける;薬剤プレミックスキットの取り付け要領書の「エダクタを使う」を参照。
ふたのロックを解除してふたをゆっくり左に回して開く;薬剤プレミックスキットの取り付け要領書の「エダクタを使う」を参照。
ホッパーに資材を入れる;薬剤プレミックスキットの取り付け要領書 の「エダクタを使う」を参照。