安全ケージキット

1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、カッティングユニットを降下させ、エンジンを停止し、キーを抜き取る。

2. ROPS にランプが取り付けられている場合には、ランプとその取り付け具を外す。

   Note: 外したランプなどは後で取り付けます。

3. 2 柱式 ROPS 延長キットが取り付けられている場合は、 ROPS ライトの取り付けに使用しているサイドパネルを外す。

   Note: ROPS のクランプなど外した部品は後で取り付けます。

4. コントロールコンソールを一番内側の位置ににセットする。

1. 物入れのドアを開ける（図 1）。

   

   図 1

   1. ナット
   2. ワッシャ
   3. 物入れ
   4. ソケットヘッドねじ
   5. サイドパネル

2. 物入れをサイドパネルに固定しているソケットヘッドねじ（2 本）、ワッシャ（4 枚）、ナット（2 個）を外す（図 1）。

   Note: ソケットヘッドねじの取り外しには柄を短くした六角レンチを使用してください。

3. 物入れをサイドパネルに固定している押し込みファスナ（2 本）、ワッシャ（2 枚）を外す（図 2）。

   

   図 2

   1. 押し込みファスナー
   2. ワッシャ

4. 物入れを機体から外す（図 3）。

   

   図 3

この作業に必要なパーツ

図 4

1. 車両のプラットフォーム
2. 右後パネル
3. 左後パネル
4. フランジロックナット（5/16"）
5. キャリッジボルト（5/16" x ¾"）
6. 右側トランジッションパネル
7. 左側トランジッションパネル
8. ねじ（10-24 x ⅝"）
9. ラッチキャッチ
10. フランジロックナット（10-24）

1. 左右の後パネルを、機体のプラットフォーム後部に取り付ける（図 4）；キャリッジボルトボルト（5/16 x ¾"）4 本とフランジロックナット（5/16"）4個を使用する。

2. 左右のトランジッションパネルを、プラットフォームアセンブリの側部に取り付ける（図 4）；キャリッジボルトボルト（5/16 x ¾"）6 本とフランジロックナット（5/16"）6 個を使用する。

3. キャッチ用ラッチを中央後パネルに取り付ける（図 4）；ねじ（10-24 x ⅝"）4本とフランジロックナット（10-24）4 個を使用する。

4. 左右の後パネルに中央の後パネルを取り付ける（図 4）；キャリッジボルト（5/16 x ¾"）4本とフランジロックナット（5/16"）4 個を使用する。

1. 物入れの穴を、サイドパネルの穴にあわせる（図 5）。

   

   図 5

2. 物入れのを、サイドパネルに固定する；押し込みファスナー（2 本）とワッシャ（2 枚）を使用する（図 6）。

   

   図 6

   1. 押し込みファスナー
   2. ワッシャ

3. 物入れのを、サイドパネルに固定する；ソケットヘッドねじ（2 本）とワッシャ（4 枚）、ナット（2 個）を使用する（図 7）。

   

   図 7

   1. ナット
   2. ワッシャ
   3. 物入れ
   4. ソケットヘッドねじ
   5. サイドパネル

4. 物入れのドアを閉じる。

この作業に必要なパーツ

図 8

1. ROPSチューブ
2. 上側 ROPS ブラケットマウント
3. 左サイドパネル
4. 右サイドパネル
5. キャリッジボルト（5/16" x ¾"）
6. フランジロックナット（5/16"）
7. 取り付けブラケット
8. 左ドアマウント
9. 右ドアマウント

1. 左右のサイドパネルを、上側 ROPS ブラケットマウントに取り付ける（図 8）；キャリッジボルト（5/16 x ¾"）4 本とフランジロックナット（5/16"）4 個を使用する。

   Note: 取り付けブラケットの折れ曲がった側が、左 ROPS 柱の通気チューブに沿うようにする。

2. 左右のサイドパネルを、ROPS チューブに取り付ける（図 8）；取り付けブラケット 2 個、キャリッジボルト（5/16 x ¾"）8本とフランジロックナット（5/16"）8個を使用する。

3. 左右のドアマウントを、対応するサイドパネルに取り付ける（図 8）；キャリッジボルト（5/16 x ¾"）8 本とフランジロックナット（5/16"）8 個を使用する。

この作業に必要なパーツ

図 9

1. ゴム製のラッチ
2. 後スクリーンアセンブリ
3. ねじ（10-24 x ⅝"）
4. ナット（10-24）
5. 左側ヒンジ
6. 右側ヒンジ
7. 上側 ROPS ブラケットマウント
8. ボルト（5/16 x ¾"）
9. ナット（5/16"）
10. 蝶番の片方
11. ショルダボルト（5/16 x 1¼"）
12. フランジブッシュ（ネオプレン樹脂 － 0.31"）
13. フランジブッシュ（ネオプレン樹脂 － 0.56"）
14. バッカーブレート
15. スペーサ（真鍮）

1. 後スクリーンアセンブリにゴム製ラッチ（2 個）を取り付ける（図 9）；ねじ（10-24 x ⅝"）4本とフランジロックナット（10-24）4 個を使用する。

2. 左右の蝶番を、上側 ROPS ブラケットマウントに取り付ける（図 9）；キャリッジボルト（5/16 x ¾"）4 本とフランジロックナット（5/16"）4 個を使用する。

3. 左右の蝶番のピンに真鍮製のスペーサを取り付ける（図 9）。

   Note: 必要に応じて蝶番にグリスをぬる。

4. 後スクリーンアセンブリに蝶番の片方を取り付ける（図 9）；ショルダボルト（5/16 x 1¼"）2 本、ネオプレン製フランジブッシュ（0.31"）2 枚、バッカープレート 1 枚、ネオプレン製フランジブッシュ（0.56"）2 枚、フランジロックナット（5/16"）2 枚を使用する。

5. スクリーンアセンブリの窓用蝶番を、上側 ROPS ブラケットマウントの蝶番へ移動させる（図 9）。

6. 蝶番の残りの半分を、上部 ROPS のブラケットマウントの蝶番に移動して固定する（図 9）；ショルダボルト（5/16 x 1¼"）2 本、ネオプレン製フランジブッシュ（0.31"）2 枚、バッカープレート 1 枚、ネオプレン製フランジブッシュ（0.56"）2 枚、フランジロックナット（5/16"）2 枚を使用する。

7. 後スクリーンアセンブリのボルト無性ラッチを、中央後パネルについているラッチキャッチに引き入れて後スクリーンアセンブリを機体に固定する。必要に応じ、以下の手順でスクリーンアセンブリの位置を調整する。

この作業に必要なパーツ

ドアを機体に取り付ける

図 10

1. 左ドア用蝶番
2. スペーサ（真鍮）
3. 右ドア用蝶番
4. 左ドア
5. 右ドア

1. ドアマウントの各蝶番に真鍮製のスペーサを取り付ける（図 10）。

2. ドアマウントにドアを取り付ける（図 10）。

3. 機体の反対側のドアにも、ステップ 1と2 の作業を行う。

ドア用ダンプナを取り付ける

図 12

1. 上側蝶番ブラケット（ドア）
2. ドア用ダンプナ（スプリングガス）
3. ボールスタッド
4. フランジロックナット（5/16"）
5. ドア用ダンプナブラケット

1. ドアの上側蝶番ブラケットの穴にボールスタッドを取り付け（図 12）、スタッドをフランジロックナット（5/16"）で固定する。

2. ドア用ダンプナブラケットの穴にボールスタッドを取り付け（図 12）、スタッドをナット（5/16"）で固定する。

3. ドア用ダンプナ（スプリングガス）のシリンダの端部を、ドアの上側蝶番ブラケットに取り付ける（図 12）。

4. ドア用ダンプナのロッドの端部を、2 柱式 ROPS の上部ブラケットのドア用ダンプナのブラケットのボールスタッドに取り付ける（図 12）。

5. 機体の反対側のドアにも、ステップ 1-4 の作業を行う。

この作業に必要なパーツ

1. コントロールコンソールが一番内側の位置ににセットされていることを確認する。

2. 図 13に示すように、ラッチピンのカムをストライカプレートの開口部に合わせて取り付ける。

   

   図 13

   1. ジャムナット
   2. ストライカブレート
   3. ラッチピンのカム
   4. スラストワッシャ
   5. ラッチピン
   6. ピンガード

3. ラッチピン（最初はワッシャをつけずに）をラッチピンのカムに差し込む (図 13)。

   Note: ラッチピンがドアラッチの中央に来ない場合には、スラストワッシャを 1-2 枚入れる。

4. ラッチピンとジャムナットを、ストライカプレートの背面に合わせて取り付ける（図 13）。

5. ジャムナットをラッチピンに手締めする（図 13）。

1. ラッチピンを、レール上のラッチピン取り付けブラケットの中央に合わせる (図 14)。

   

   図 14

2. ドアを完全に閉じて、ラッチピンがドアラッチのどこに当たるかを調べる。

   Note: ラッチピンがドアラッチに完全に嵌らない場合は、ラッチピンのカムとラッチピンとの間にスラストワッシャを 1-2 枚入れる。

3. ドアを完全に閉じて、シールとキャブレールの密閉面との間の距離を測定する。

   図 15 の距離が19-22 mm であれば良い。

   • 距離が 2.2 cm を超えている場合には、ラッチピンのカムを 45° キャブの内側に回して、距離が 1.9-2.2 cm になるようにする。

   • 距離が 2.2 cm 未満の場合には、ラッチピンのカムを 45° キャブの外側に回して、距離が 1.9-2.2 cm になるようにする。

   Note: ラッチピンはひとりでに中央に収まります。

   

   図 15

   1. バブルシール
   2. キャブのレール
   3. 1.9-2.2 cm

4. ラッチピンが 1.9-2.2 cm に収まったら、図 14のようにジャムナットを締め付ける。

この作業に必要なパーツ

図 16

1. デュアルタブマウント
2. サイドタブマウント
3. トップタブマウント
4. リベット
5. 下部ウインドシールドアセンブリ
6. 上部ウインドシールドアセンブリ
7. ソケットヘッドねじ（5/16 x 1½"）
8. バックアップワッシャ
9. フランジブッシュ（ネオプレン樹脂 － 0.31"）
10. フランジブッシュ（ネオプレン樹脂 － 0.56"）
11. フランジロックナット（5/16"）

1. ROPS上の上下のウインドシールドフレームの間にデュアルタブマウントを取り付ける（図 16）。

2. サイドタブマウント2個を、2柱 ROPS エクステンションのピラーカバーの穴に取り付ける（図 16）。

3. トップタブマウントを、2柱 ROPS エクステンションの前パネルの穴に取り付ける（図 16）。

4. 上下の風防アセンブリを取り付ける（図 16）；ソケットヘッドねじ（5/16 x 1½"）13 本、バックアップワッシャ 13 枚、ネオプレンフランジブッシュ（0.031"） 13 枚、ネオプレンフランジブッシュ（0.056"） 13 枚、フランジロックナット（5/16"）を使用する。

先ほど外したライトなどをすべて左右のパネルに取り付ける。