まだ運転席が取り付けられていない、ディーゼル仕様の新車にこのキットを取り付ける場合には、出荷用ブラケットをシートパンとアームレストに固定しているキャリッジボルト4本とナット4個を外してください(図 1)。ブラケットとシートパン側のボルト類は廃棄してください。アームレスト側の締結具とスペーサは捨てないでください。
Important: ブラケットを外した後は、ケーブルなどの重みでアームレストが垂れ下がらないように、何かで支えておいてください。

トラクションユニットからスタンダードシートを外してプレミアムシートを取り付ける場合には、以下の準備作業を行ってください。:
この作業に必要なパーツ
| シート・アセンブリ | 1 |
| フランジナット | 4 |
| 短いワイヤハーネス | 1 |
シートレールについているスタッド 4 本をシートパンにセットし、フランジナット4個で固定する(図 4)。
Note: シートパンには、2種類の取り付け穴が用意されています。背の高いオペレータには、後ろ側の取り付け穴を使用してください。背の低いオペレータには、前側の取り付け穴を使用してください。


先ほど取り外したキャリッジボルトとフランジナット(各2)を使って、アームレストを座席に(図 5)。
Note: ディーゼルエンジン車の場合は、マシンの準備を行うで取り外したスペーサをここで取り付けます。


メイン・ワイヤハーネス(運転席の右後ろにある)のコネクタを、運転席側から出ている短いワイヤハーネスに接続する(図 6)。

短いワイヤハーネスのコネクタを、運転席背面(プレミアムシートの場合)または運転席下(スタンダードシートの場合)についている未使用ポートに接続する。
ケーブルタイを使用して、ワイヤハーネスをチョーク/スロットルケーブルに固定する。
体重に合わせた調整を行うことにより、滑らかで心地の良い乗り心地を実現できます。
Important: 調整は、運転席に座った状態で行う必要があります。
レバーを引き出して、ポンプ動作を行うことにより、サスペンションを強くしたり弱くしたりすることができます(図 9)。

窓の中央の透明部分に矢印が表示されたら適切に調整されています。
調整の上限や下限に到達すると、ポンプの音が変わり、それ以上の調整はできなくなります。
Important: オペレータの怪我やマシンの破損を防止するために、使用前に体重調整を点検し、必要に応じて調整するようにしてください。
自分の腰部に合うように、運転席後部を調整してください。
調整ノブを上に回すと背もたれクッションの上側部分の湾曲が変化します。調整ノブを下に回すと背もたれクッションの下側部分の湾曲が変化します(図 10)。
0 = 湾曲なし
1 = 上部の湾曲が最大
2 = 下部の湾曲が最大

運転席の背当て部分を調整して乗り心地をさらに改善することができます。
ロックレバーを引いてバックレストキャッチを外します(図 10)。この時、バックレストにもたれかかるなどして力を掛けないようにしてください。
背もたれを前または後ろに押して、適当な位置に調整してください。ロックレバーから手を離しすと背もたれはロックされます。
Note: バックレストをロックした後は、バックレストが動かないのが正常です。