保守
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
推奨される定期整備作業
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 8 時間 |
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使用開始後最初の 10 時間 |
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使用するごとまたは毎日 |
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25運転時間ごと |
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50運転時間ごと |
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100運転時間ごと |
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長期保管前 |
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警告
始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。
整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜いておくこと。点火コードが点火プラグに触れないように十分離しておくこと。
警告
作動中のエンジンは高温になる。高温部に触れるとやけどを負う危険がある。
エンジン関連の機器、特にマフラーに触れる作業は、温度が下がってから行うこと。
警告
刈りかす、木の枝などは燃える可能性がある。エンジン付近で火災が起こると人身事故や物損事故になる恐れがある。
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エンジンやマフラーの付近にごみを貯めないように注意すること。
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バガーのカバーを開く時に、内部のごみをエンジンやマフラーの上に落とさないように注意すること。
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機械の格納はエンジンが十分に冷えてから行う。
フードスクリーンの清掃
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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スクリーンは使用ごとに清掃してください。
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平らな場所に駐車する。
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ブレード(PTO)制御スイッチを解除し、駐車ブレーキを掛け、走行コントロールレバーをニュートラルロック位置にする。
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エンジンを止め、キーを抜き取る。
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バガーフードを開ける。
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スクリーンについている汚れを除去する。
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バガーフードを閉じる。
バガーアタッチメントの点検
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 10 時間 |
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長期保管前 |
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使用開始から10運転時間後、そしてその後は1か月ごとにバガーアタッチメントを点検してください。
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シュート、排出チューブ、バガートップを点検し、これらが破れていたり破損していたりしたら交換してください。
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機体各部のゆるみを点検し、必要な締め付けや交換、修理を行う。
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ボルト・ナットやラッチを点検し、無くなっていたり破損しているものは交換する。
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集草バッグの劣化状態を調べる。
警告
集草バッグが破れていたり穴が開いていたりすると、そこから異物が飛び出す可能性があり、異物が人に当たると重大な人身事故に発展する恐れがある。
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集草バッグに穴、破れ、その他の劣化がないか、よく点検すること。
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集草バッグを洗わないこと。
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古くなって劣化した集草バッグは新しいものに交換すること。
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バガーとバッグの清掃
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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バガーは使用ごとに毎日清掃してください。
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バガーフード、バッグ、チューブおよび刈り込みデッキの内側および外側を洗浄する。洗浄には自動車用の刺激性の少ない洗剤を使用する。
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硬くこびりついている刈かすを十分に除去すること。
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洗浄が終わったら各部を十分に乾かす。
Note: 全部の部品を元通りに取り付けたら、マシンを1分間程度運転して機体を完全に乾燥させます。
ブロアベルトの点検
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 8 時間 |
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25運転時間ごと |
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ベルトに割れ、縁のほつれ、焼けなどの損傷がないか点検してください。摩耗・破損したベルト交換してください。
ブロアベルトの交換
モデル 78433-78438 のブロア
モデル 78401-78406 のブロア
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平らな場所に駐車する。
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ブレード(PTO)制御スイッチを解除し、駐車ブレーキを掛け、走行コントロールレバーをニュートラルロック位置にする。
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エンジンを止め、キーを抜き取る。
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スプリング付きのアイドラプーリを引っ張ってベルトのテンションを弱める。
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ブロアプーリに新しいベルトを取り付ける;ブロアベルト、スプリング、ブロアベルトカバーを取り付けるを参照。
アイドラアームにグリスを注入する:モデル 78433-78438
バガーの点検
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 8 時間 |
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100運転時間ごと |
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PTO を解除し、走行コントロールレバーをニュートラルロック位置にセットし、駐車ブレーキを掛ける。
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エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。
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上チューブ、下チューブ、バガーフード、ブロアアセンブリを点検する。これらが破れていたり破損していたりしたら交換してください。
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バッグ、バガーフレーム、スクリーンを点検する。これらが破れていたり破損していたりしたら交換してください。
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機体各部のゆるみを点検し、必要な締め付けや交換、修理を行う。
刈り込みブレードの点検
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刈り込みブレードは定期的に点検し、また、異物に当たった場合には直ちに点検する。
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ブレードがひどく磨耗していたり破損している場合には新しいものに交換する。ブレードの保守の詳細については、マシンのオペレーターズマニュアル を参照。
刈り込みブレードの選択
ほとんどの場合には、標準のハイリフトブレードが集草に最も相応しいブレードです。
乾いた状態での集草には、トロのアトミックブレードをお奨めします。乾燥してほこりっぽい条件の場合には、ミディアムリフトまたはローリフトのブレードを使うとほこりの舞い上がりを抑制しながらうまく集草することができます。
どのブレードを使うのが最も適切かについては、弊社代理店にご相談ください。
ブレーの詳細については、刈り込み機械のオペレーターズマニュアル を参照してください。
デフレクタの交換
警告
排出口がデフレクタなどで覆われていないと、デッキから異物が飛び出して人に当たる恐れがあり、このようなことが実際におこると深刻な人身事故になりかねない。また、ブレードに触れて大怪我をする可能性もある。
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必ず、デフレクタ、マルチプレート、または集草装置を取り付けて運転すること。
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デフレクタが降りた位置になっているのを必ず確認しておくこと。
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スプリングの一方の端部を、デッキ後部のエッジに引っ掛け、他方の端部をデフレクタに取り付ける(図 61)。
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ボルトとナットで、デフレクタアセンブリをデッキに固定する(図 61)。
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スプリングの右側の J 字形フックを、デフレクタに引っ掛ける(図 61)。
Important: デフレクタがスプリングによって下向き位置になることが必要です。デフレクタを手で上向きにし、自力で下まで完全に下がることを確認してください。