はじめに

この製品は、公道以外の場所で主に人や資材を運搬することを目的として製造されている汎用作業車です。

この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた適切な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用するのはお客様の責任です。

弊社のウェブサイトwww.Toro.comで、製品の安全な取扱いや運転に関する講習資料、アクセサリ情報の閲覧、代理店についての情報閲覧、お買い上げ製品の登録などを行っていただくことができます。

整備について、また純正部品についてなど、分からないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマーサービスにおたずねください。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。図 1 にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメモしておきましょう。

Important: シリアル番号デカルについている QR コード(無い場合もあります)をモバイル機器でスキャンすると、製品保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。

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この説明書では、危険についての注意を促すための警告記号(図 2)を使用しております。これらは死亡事故を含む重大な人身事故を防止するための注意ですから、必ずお守りください。

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この他に2つの言葉で注意を促しています。重要「重要」は製品の構造などについての注意点を、はその他の注意点を表しています。

この製品は、関連するEU規制に適合しています; 詳細については、DOC シート(規格適合証明書)をご覧ください。

カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレスタが装着されていること、エンジンに対して森林等の火災防止措置をほどこされていることが義務づけられており、これを満たさない機械は、第4442章または4443章違犯となります。

エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局(EPA)並びにカリフォルニア州排ガス規制に関連してエンジンマニュアルを同梱しております。エンジンマニュアルはエンジンのメーカーから入手することができます。

警告

カリフォルニア州

第65号決議による警告

カリフォルニア州では、この製品に使用されているエンジンの排気には発癌性や先天性異常などの原因となる物質が含まれているとされております。

バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含まれており、カリフォルニア州では発ガン性や先天性異常を引き起こす物質とされています。取り扱い後は手をよく洗ってください。

安全について

この機械は SAE B2258 - 要求に準拠して設計されています。

安全上の全般的な注意

この機械は人身事故を引き起こす能力がある。重大な人身事故を防ぐため、すべての注意事項を厳守してください。

この機械は本来の目的から外れた使用をすると運転者本人や周囲の人間に危険な場合があります。

  • エンジンを始動する前に必ずこのオペレーターズマニュアルをお読みになり、内容をよく理解してください。この製品を使用する人すべてが製品を良く知り、警告の内容を理解してください。

  • この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってください。運転中は運転操作に集中してください;注意散漫は事故の大きな原因となります。

  • 機械の可動部の近くには絶対に手足を近づけないでください。

  • ガードなどの安全保護機器が正しく取り付けられていない時は、運転しないでください。

  • 周囲の人や動物を機械から十分に遠ざけてください。

  • 作業場所に子供を近づけないでください。子供に運転させないでください。

  • 整備や給油などを行う前には、必ず車両を停止させ、エンジンを切り、キーを抜き取ってください。

間違った使い方や整備不良は負傷などの人身事故につながります。事故を防止するため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識のついている遵守事項は必ずお守りください:注意、警告、および危険 の文字は、人身の安全に関わる注意事項を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生する恐れがあります。

このマニュアルの他の場所に書かれている注意事項も必ずお守りください。

安全ラベルと指示ラベル

Graphic

以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。

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組み立て

Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。

ハンドルを取り付ける(米国外用モデルの場合のみ)

この作業に必要なパーツ

ハンドル1
ステアリングハンドルのカバー1
ワッシャ(½")1
ダストカバー1
  1. ハンドルのハブにカバーがついている場合には、これを取り外す(図 3)。

  2. ステアリングシャフトからロックナット(½")を外す(図 3)。

  3. ステアリングシャフトに、ハンドル、ダストカバー、ワッシャ(½")を取り付ける(図 3)。

    Note: 前輪をまっすぐ前方に向けた状態で、ハンドルの短いスポークが縦になるようにハンドルの位置を調整する。

  4. ロックナット(½")でハンドルを固定し、18-30 N·m(2.8-3.5 kg.m=13-22 ft-lb)にトルク締めする。

  5. ハンドルにキャップを取り付ける(図 3)。

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オイル類の量とタイヤ空気圧を点検する

  1. 初めてエンジンを作動させる前と後に、エンジンオイルの量を点検する;エンジンオイルの量を点検するを参照。

  2. 初めてエンジンを作動させる前に、ブレーキオイルの量を点検する;ブレーキオイル量の点検 を参照。

  3. 初めてエンジンを作動させる前に、トランスアクスルオイルの量を点検する;トランスアクスルオイルの量を点検する を参照。

  4. タイヤ空気圧を点検する; タイヤ空気圧を点検するを参照。

ブレーキの慣らし掛けを行う

ブレーキの性能を最大限に発揮させるために、使用前にブレーキの「慣らし掛け」を行ってください。

  1. フルスピードで走行してブレーキを掛け、タイヤをロックさせないで急停車する。

  2. これを10回繰り返す。ブレーキがオーバーヒートしないように停止と停止の間に1分間の間隔を空ける。

    Important: 車両に 227 kg を積載しておくと最も効果的です。

マニュアルを読みセットアップ資料を見る

この作業に必要なパーツ

オペレーターズマニュアル1
エンジンマニュアル1
登録カード1
PDI(納品前検査票)1
品質検査証明書1
キー2
  • オペレータズマニュアル やエンジンマニュアルをよくお読みください。

  • 登録カードに記入する。

  • 納品前検査証明書の必要個所にご記入ください。

  • 品質検査証明書をご確認ください。

製品の概要

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実際にエンジンを始動して作業を始める前に、各部分の操作方法をよく知っておいてください。

Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。

コントロールパネル

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アクセルペダル

アクセルペダル(図 6)は、車両の走行速度を調整するペダルです。アクセルペダルを踏み込むと走行を開始します。 ペダルをさらに踏み込むと走行速度が上がります。ペダルから足を離すと走行を停止し、エンジンが停止します。

Note: 最高速度(前進時)は 26 km/h です。

ブレーキペダル

ブレーキペダル(図 6)は、車両を減速させたり停止させるのに使用します。

注意

ブレーキが摩耗したり正しく調整されていなかったりすると人身事故を起こす危険がある。

ブレーキペダルを一杯に踏み込んだ時にペダルと運転台の床との距離が 25 mm 以下となるようなら調整または修理が必要です。

キースイッチ

キースイッチはダッシュパネルの右下コーナー部にあります (図 6)。

始動キーには3つの位置があります:OFF、ON、STARTです。

車両の始動方法は2種類あります;エンジンの始動手順を参照。

駐車ブレーキレバー

駐車ブレーキレバーはコントロールパネルにあります(図 6)。

エンジンを停止させたら、車体が不意に動き出さないよう、必ず駐車ブレーキを掛けてください。急な斜面に停車する場合にも、必ず駐車ブレーキを掛けてください。

レバーを引き上げると駐車ブレーキがかかります(図 7)。

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駐車ブレーキを解除するには、レバーの先端にあるボタンを押しながらレバーを少し引き上げてから降ろします(図 8)。

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チョークコントロール

コントロールパネルにあります。冷えているエンジンを始動するときには、チョークを引き出してエンジンの始動を補助してください(図 6)。エンジンが始動したら、エンジンがスムーズに回転を続けられるように調整してください。エンジンが暖まるのに合わせて、チョークを徐々にOFF位置に戻します。

ギアシフトレバーとギアシフトインジケータ

ギアシフトレバーには3つの位置があります。ギアシフトインジケータで、前進、後退、ニュートラルとなる位置です(図 9)。

Note: どの位置でもエンジンの始動が可能です。

ニュートラル位置から、ギアシフトレバーを左に動かすと前進 位置、右に動かすと後退位置です(図 9)。

Important: ギア位置を変更するときには必ず車両を停車してください。

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ホーンボタン

米国外用モデルのみ

ホーンボタンはコントロールパネルについています(図 6)。押すと警笛がなります。

ライトスイッチ

ライトスイッチはハンドルシャフトの左側にあります (図 10)。ヘッドライトの点灯と消灯を行います。スイッチを上にするとヘッドライトが点灯します。スイッチを下にするとヘッドライトが消灯します。

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アワーメータ

アワーメータはライトスイッチの右側にあります (図 10)。車両のエンジンの積算運転時間を表示します。アワーメータは始動スイッチをON位置またはSTART位置にすると始動し、エンジンが回転している間作動を続けます。

Note: マシンの動作中は点滅を続け、動作中であることを表示します。

USB電源

駐車ブレーキレバーの左側にあります(図 6)。モバイル機器などの電源としてご利用ください。

Important: 使用していない時は、ゴム製プラグで保護してください。

燃料計

燃料計(図 11)は機体左側、燃料タンクのキャップについています。燃料タンクに残っている燃料の量を表示します。

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助手席用手すり

各座席の外側に手すりがついています(図 12)。

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Note: 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。

ベース重量397 kg
定格容量(平坦路面の場合)総重量 544 kg(オペレータの体重を 90.7 kg、助手席乗員の体重を 91 kg とし、積載物とアクセサリの重量を含む)
最大車両重量(平坦地で)941 kg(上記重量を全て含む)
最大積載量(平坦路面の場合)363 kg(後部搭載アクセサリを含む)
荷台後部アクセサリ用マウントの最大積載重量45 kg
牽引能力トング重量:91 kg
トレーラ最大重量:680 kg
全幅:119 cm
全長302 cm
全高127.5 cm
地上高21.6 cm(車両前部:乗員や荷物を乗せない)
14 cm(車両後部:乗員や荷物を乗せない)
ホイールベース220 cm
トレッド(センターライン間)前輪: 119 cm
後輪: 119 cm
荷台長さ内側: 102 cm
外側: 114.3 cm
荷台幅内側: 98 cm
射出成型フェンダの外側まで:107.3 cm
荷台高さ28 cm(内法)
エンジン速度ローアイドル: 1,250-1,350 rpm
ハイアイドル: 3,650-3,750 rpm

アタッチメントとアクセサリ

トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。詳細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください;弊社のウェブサイト www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとアクセサリをご覧になることができます。

いつも最高の性能と安全性を維持するために、必ずToroの純正部品をご使用ください。他社の部品やアクセサリを御使用になると危険な場合があり、製品保証を受けられなくなる場合がありますのでおやめください。

運転操作

Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。

運転の前に

運転前の安全確認

安全上の全般的な注意

  • 子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対に運転や整備をさせないでください。地域によっては機械のオペレータに年齢制限を設けていることがありますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ全員にトレーニングを受講させる責任があります。

  • 各部の操作方法や本機の正しい使用方法、警告表示などに十分慣れ、安全に運転できるようになりましょう。

  • エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。

  • 車両についている手すりの数を超える人数を乗せないでください。

  • 安全装置やステッカー類が所定の場所あることを確認してください。機能しない安全装置はすべて交換、読めないステッカーはすべて貼り替えてください。これらが正しく機能しない時には機械を使用しないでください。

燃料についての安全事項

  • 燃料の取り扱いに際しては安全に特にご注意ください。燃料は引火性が高く、気化すると爆発する可能性があります。

  • 燃料取り扱い前に、引火の原因になり得るタバコ、パイプなど、すべての火気を始末してください。

  • 燃料の保管は必ず認可された容器で行ってください。

  • エンジン回転中などエンジンが高温の時には、燃料タンクのふたを開けたり給油したりしないでください。

  • 締め切った場所では燃料の補給や抜き取りをしないでください。

  • ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容器を保管・格納しないでください。

  • 燃料がこぼれたら、エンジンを始動せずにマシンを別の場所に動かし、気化した燃料ガスが十分に拡散するまで引火の原因となるものを近づけないでください。

毎日の整備作業を実施する

毎日の運転前に、に記載されている「使用ごと/毎日の点検整備」を行ってください。

タイヤ空気圧を点検する

整備間隔整備手順
使用するごとまたは毎日
  • タイヤ空気圧を点検する。
  • 前後のタイヤの空気圧:1.65-2.07 bar(1.4-2.1 kg/cm­² = 20-30 psi)

    Important: ただし、タイヤメーカーが指定している最大値(タイヤ側面に記載されています)を超えないでください。

    Note: 適性空気圧は、車両に積載する重量によって変わります。

    1. タイヤ空気圧を点検する。

      • 空気圧が低い ほうが踏圧が低くなり、乗り心地も良く、タイヤ跡も残りにくくなりますが、

      • 積載する重量が大きいときや、高速で走行する場合にはタイヤ空気圧を高めに設定してください。

    2. 必要に応じタイヤに空気を入れるか抜くかして適正圧に調整してください。

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    燃料を補給する

    使用推奨燃料

    • 機械の性能を最も良く発揮させるために、セタン価87以上の、きれいで新しい(購入後30日以内)無鉛ガソリンを使ってください(セタン価評価法は(R+M)/2 を採用)。

    • エタノール: エタノールを添加(10% まで)したガソリン、MTBE(メチル第3ブチルエーテル)添加ガソリン(15% まで)を使用することが可能です。エタノールとMTBEとは別々の物質です。エタノール添加ガソリン(15% 添加=E15)は使用できません。エタノール含有率が 10% を超えるガソリンは絶対に使用してはなりません:たとえば E15(含有率 15%)、E20(含有率 20%)、E85(含有率 85%がこれにあたります。これらの燃料を使用した場合には性能が十分に発揮されず、エンジンに損傷が発生する恐れがあり、仮にそのようなトラブルが発生しても製品保証の対象とはなりません。

    • メタノールを含有するガソリンは使用できません

    • 燃料タンクや保管容器でガソリンを冬越しさせないでください。 冬越しさせる場合には必ずスタビライザ(品質安定剤)を添加してください。

    • ガソリンにオイルを混合しないでください

    燃料を補給する

    燃料タンク容量は約 18.9 リットルです。

    1. 平らな場所に駐車する。

    2. 駐車ブレーキを掛ける。

    3. エンジンを止め、キーを抜き取る。

    4. 燃料タンクのキャップ(図 14)の周囲をきれいに拭く。

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    5. 燃料タンクのキャップを取る。

    6. タンクの天井から約 25 mm下(給油口の根元)まで燃料を入れる。

      Note: これは、温度が上昇して燃料は膨張したときにあふれないように空間を確保するためである。燃料を入れすぎないでください。

    7. 燃料タンクのキャップをしっかりとはめる。

    8. こぼれた燃料はふき取ってください。

    新車の慣らし運転

    整備間隔整備手順
    使用開始後最初の 100 時間
  • 慣らし運転のためのガイドライン
  • 新しい車両の性能がフルに発揮され永くお使いいだけるよう、以下のガイドラインを守ってください。

    • ブレーキの慣らし掛けができていることを確認する;ブレーキの慣らし掛けを行うを参照。

    • エンジンオイルその他の液類の量を定期的に点検する。車両そのものや、車両を構成している機器が過熱していないか注意を払う。

    • エンジンが冷えている時には、始動後 15 秒間程度のウォームアップを行う。

      Note: 寒い日に運転する場合には十分にエンジンをウォームアップしてください。

    • 意識的に速度を変えながら走行する。急発進や急停止をしない。

    • エンジンオイルの初期交換は不要。初期オイルには通常のエンジンオイルを使用している。

    • 初期整備については を参照する。

    • 前サスペンションの位置を定期的に点検し、必要に応じて調整を行う;前輪の整列調整を参照。

    運転中に

    運転中の安全確認

    安全上の全般的な注意

    • オーナーやオペレータは自分自身や他の安全に責任があり、オペレータやユーザーの注意によって物損事故や人身事故を防止することができます。

    • 座席以外の場所に人を乗せないでください。荷台に人を乗せないでください。作業場所から人や動物を十分に遠ざけてください。

    • 作業にふさわしい服装をし、安全めがね、長ズボン、頑丈で滑りにくい安全な靴、および聴覚保護具を着用してください。長い髪は束ねてください。垂れ下がるような装飾品は身に着けないでください。

    • 疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂取した時は運転しないでください。

    • 屋外または換気のよい場所以外では本機を運転しないこと。

    • アタッチメントに過負荷を掛けないでください。また、車両総重量(GVW)の範囲内で使用してください。

    • 重い荷を積んで運転するときは、安全に十分注意してください。積載重量が大きいほど停止や旋回が難しくなります。

    • また、荷台からはみ出すように積載した場合も、車両の安定性が損なわれます。

    • 液体タンクなど、車両に固定するのが難しいものを搭載している時はハンドリング、ブレーキング、車両の安定性に影響が出ます。

    • エンジンを掛ける前に、トランスミッションがニュートラルであること、駐車ブレーキが掛かっていることを確認し、運転席に着席してください。

    • 運転中は必ず全員が着席してください。可能な限り両手でハンドルを握り、助手席の人は必ず手すりを握ってください。また、手足を車外に出さないようにしてください。

    • 運転は良好な視界のもとで行ってください。隠れた穴、わだち、盛り上がり、石などの見えない障害に警戒を怠らないでください。不整地では機体が転倒する可能性があります。深い芝生に隠れて障害物が見えないことがあります。見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障害物の近くでは安全に十分注意してください。

    • 頭上の危険物に注意し、低く垂れ下がった木の枝、門、歩道橋などの下を通り抜けるときは安全を必ず確認してください。

    • バックするときには、足元と後方の安全に十分な注意を払ってください。

    • 段差や溝、大きく盛り上がった場所の近くなどで運転しないでください。万一車輪が段差や溝に落ちたり、地面が崩れたりすると、機体が瞬時に転倒し、非常に危険です。

    • この車両で公道上を走行する場合には、各地域の法令などに従い、また、ヘッドライド、方向指示器、低速走行車両表示など、定められたアクセサリを必ず装備してください。

    • 万一、機体に異常な振動を感じたら、直ちに運転を中止し、エンジンを止めてキーを抜き、本機の全ての動作が停止するのを待ち、それから点検にかかってください。破損部は必ず修理・交換してから運転するようにしてください。

    • 不整地、ラフ、凹凸のある場所、縁石の近く、穴の近くなど路面が一定でない場所では必ず減速してください。また、そのような場所を走行する場合には、積荷を減らしてください。車体が揺れると重心が移動し、運転が不安定になります。

    • 路面がぬれているときは、車両の停止距離が長くなります。ブレーキが濡れて利かなくなった、平らな場所で、ブレーキペダルを軽く踏み込んだまましばらく低速で運転しましょう。

    • 路面の状態が急に変化するとハンドルが突然回転し、手や腕にけがをする場合があります。走行速度を落とし、ハンドルは円周部をやわらかく握り、両親指をスポークに引っ掛けないようにハンドルを保持しましょう。

    • 荷台を外して運転する時にも、走行速度を落としてください。車両後部が軽いとブレーキを掛けたときに後輪がロックしやすくなり、ロックすると車両を制御できなくなって危険です。

    • エンジン回転中や停止直後は、エンジン本体、トランスミッション、マフラー、排気管などに触れると火傷の危険がありますから手を触れないでください。

    • エンジンの掛かっているマシンからは離れないでください。

    • 運転位置を離れる前に:

      • 平らな場所に停車してください。

      • 駐車ブレーキを掛ける。

      • 荷台を降下させる。

      • エンジンを止め、キーを抜き取る。

    • 落雷の危険がある時には運転しないでください。

    • 弊社(Toro® カンパニー)が認めた以外のアクセサリやアタッチメントを使用しないでください。

    人を乗せて走行する時の注意

    • 人を乗せて走行する時は、通常の積載物以外に、乗せている人の重量が車両総重量(GVW)に加わっていることを意識した運転が必要です。

    • 荷台に荷物を載んでいる場合に多くの人を乗せると、車両総重量を超過する可能性がありますから注意が必要です。

    • 座席以外の場所に人を乗せないでください。荷台に人を乗せないでください。

    • 運転中は必ず全員が着席してください。

    • 車両が長くなっている分だけ旋回半径が大きくなり、広い場所が必要となりますので注意が必要です。

    斜面での安全確保

    Note: この車両用のアクセサリとして、2 柱式 ROPS (横転保護バー)があります。段差や小川、池、の近くを走行したり、ラフや法面、不整地に乗り入れることが多い場合には、ROPS を取り付けてください。詳細については弊社代理店におたずねください。

    斜面はスリップや転倒などを起こしやすく、これらは重大な人身事故につながります。

    • 各斜面の実地調査を行い、乗り入れて良い斜面、乗り入れてはいけない斜面を決めておくようにしましょう。この調査においては、常識を十分に働かせてください。

    • 斜面での作業に自信が持てない時は、作業を行わないでください。

    • 斜面では動作も運転操作もゆっくりと行うことが原則です。走行速度や走行方向を突然変えないでください。

    • ぬれた場所での運転は避けてください。走行できなくなる可能性があります。タイヤが走行力を維持していても転倒する場合があります。

    • 斜面ではまっすぐに上るか下るかしてください。。

    • 坂を登りきれないと感じた時は、ゆっくりとブレーキを踏み、バックで、まっすぐに ゆっくりと下がってください。

    • 斜面を登りながらや下りながらの旋回は危険です。斜面で旋回しなければいけないときは、十分に減速し、慎重に操作してください。

    • 車両重量が大きいときは斜面での安定が悪くなります。斜面で運転する時や重心の高いものを積んで走る時には重量をなるべく軽くし、速度を落として運転してください。荷台に資材を積む場合には、荷崩れを起こさないようにしっかりと固定してください。荷崩れしやすいもの(液体、石、砂など)は十分に注意してください。

    • 斜面での発進・停止・旋回は避けてください。特に荷を積んでいる場合はこの注意を守ってください。下り坂では平地に比べて停止に長い距離が必要になります。斜面で停止しなければならない場合には、転倒の危険を避けるために急停止や急な速度変更をしないでください。バックで斜面を下っているときに急ブレーキを掛けないでください。後方に転倒する危険があります。

    積荷の安全な積み下ろし

    • 荷台に荷物を積んで運転するときや、トレーラなどの牽引を行う場合、またこれらを同時に行う場合には、定格総積載重量(GWV)を守ってください;仕様を参照。

    • また、荷物は荷台に均等に積んで、車両の安定性を確保してください。

    • ダンプする時には、後方に人がいないことを確認してください。

    • 斜面を横切るように駐車した状態では、ダンプ操作をしないでください。重心の急変により車両が転倒する危険があります。

    荷台の操作

    荷台をダンプ位置まで上げるには

    警告

    上昇させた荷台が万一落下すると、荷台の下にいる人に非常に危険である。

    • 荷台の下で作業する時は、必ず支持棒で荷台を支えておく。

    • 荷台の下で作業するときは荷台を空にしておく。

    警告

    荷台を上昇させたままで走行すると転倒の危険が増大する。また、荷台を上昇させたままで走行すると荷台が破損させる可能性もある。

    • 運転する時は必ず荷台を下げておく。

    • ダンプ操作を終えたら必ず荷台を下げるようにする。

    注意

    荷台の後部に積荷が集中していると、ラッチを開けた際に荷台が急に開いて周囲の人間がけがをする恐れがある。

    • 積荷はできる限り荷台の中央に載せる。

    • ラッチを開放する際には、荷台を手でしっかりと押さえ、荷台に寄りかかっている人間や荷台のすぐ後ろに人がいないことを確認する。

    • 整備のために荷台を上昇させる際には、荷台から積荷をすべて降ろす。

    1. 荷台内側左にあるレバーを引いて荷台を持ち上げる(図 15)。

      g034019
    2. 支え棒をダンプ位置の固定スロットにはめ込んで荷台を固定する(図 16)。

      g034021

    荷台を整備位置まで上げるには

    1. 荷台内側左にあるレバーを引いて荷台を持ち上げる(図 15)。

    2. 支え棒を整備位置の固定スロットにはめ込んで荷台を固定する(図 16)。

    荷台を下げるには

    警告

    荷台は相当の重さになる。万一手などを挟まれると大けがをする。

    荷台を降ろすときには、荷台に手やその他の部分を近づけないよう十分注意すること。

    1. ラッチバーを引き上げて荷台を少し持ち上げる(図 15)。

    2. 荷台の底部のスロットにはめ込んであった支え棒を外す(図 16)。

    3. ラッチがかかるまで荷台を確実に降ろす。

    テールゲートの開け方

    1. 荷台が完全に降りていてラッチが掛かっていることを確認する。

    2. 両手でテールゲート上部の峰の部分をつかんでテールゲートを持ち上げる(図 17)。

    3. 荷台と面一になるまで、テールゲートを下げる(図 17)。

      g034022

    テールゲートの閉め方

    テールゲートを開いて砂、砂利、木材チップなどの資材を降ろした後は、テールゲートの蝶番部分にこれらの資材が残っている場合があります。テールゲートを閉める前に、以下を行う。

    1. 蝶番部分に残っている砂などを手で除去する。

    2. テールゲートを 45°程度の角度にする(図 18)。

      g034023
    3. この位置から、テールゲートを小刻みに前後に振るように数回往復させる(図 18)。

      Note: この動作によって蝶番部分からさらに砂などが除去されます。

    4. テールゲートを元のように開いて、蝶番部分に砂などが残っていないかチェックする。

    5. 蝶番部分に残っている砂などが完全になくなるまで、ステップ 1 - 4 を繰り返す。

    6. テールゲートを回転させて立て、荷台のノッチに入れる。

    荷台後部アクセサリ用マウントの使い方

    荷台後部アクセサリ用マウントを使うと荷台の後ろにアクセサリを搭載することができます。

    積載能力: 45 kg

    1. T 字ハンドルを右に回してゆるめる(図 19)。

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    2. レシーバにアクセサリを挿入し、穴どうしが並ぶまで押し込む(図 19)。

    3. アクセサリに付属しているクレビスピンとヘアピンコッターで、アクセサリをレシーバに固定する。

    4. T 字ハンドルを左に倒して締め付ける(図 20)。

      g034526

    荷台への積荷の搭載

    荷台に資材を積み込みや資材の搬送運転には、以下の注意点を守ってください:

    • 荷台に積むことのできる重量を守ってください。これらについては、仕様に記載してあります。また、車両最大定格総重量は機体の銘板に表示してあります。

      Note: 積荷などの定格値は、平地での使用についての数字ですからご注意ください。

    • 傾斜地や不整地で資材の運搬を行う場合には、通常よりも積荷を減らしてください。

    • また、背の高い資材を運ぶとき(および袋入りの肥料を荷台に積み上げて運ぶときなどのように車両全体の重心が高くなるような積荷を積んでいる場合)にも、積荷を減らしてください。積荷はできるだけ低く積んでください。積荷によって後方の視界がさえぎられないようにしてください。

    • 荷の重心が荷台の中央にくるように荷台は以下のように使用してください:

      • 荷重を荷台の左右にバランスよく配分してください。

        Important: どちらかに片寄った積み方をすると転倒事故を起こす危険が高くなります。

      • 荷台の前後方向にも重量をバランスよく配分してください。

        Important: 後輪の車軸よりも後ろに荷物を積みすぎると前輪に掛かる荷重が小さくなり、ハンドルの効きが悪くなるだけでなく、最悪の場合後ろのめりに転倒します。

    • 荷台からはみ出るような積み方しかできない場合には、運転に十二分に注意してください。特に、そのような荷物を積んだ結果として車両全体の重心が車両の中心にない場合には非常に慎重な運転が必要です。

    • 可能な限り、積荷はロープで縛るなどして荷台に確実に固定してください。

    • 大きなタンクに液体を入れて運ぶとき(例えば薬剤散布の場合など)は、上り坂や下り坂に特にご注意ください。また走行速度を急に変えない、急発進・急ブレーキをしないでください。

    荷台の容量は 0.28 m3です。荷物の種類によっては荷台に一杯に積むと積載オーバーになりますから注意が必要です。

    積荷の種類と重量との関係については以下の表を参照してください:

    資材名密度荷台の最大積載量(平坦路面の場合)
    砂利, 乾燥 1,522 kg/m3 (43.09 kg/ft3)満載
    砂利, ぬれた状態1,922 kg/m3 (54.43 kg/ft3)荷台に3/4
    砂, 乾燥 1,442 kg/m3 (40.82 kg/ft3)満載
    砂, ぬれた状態1,922 kg/m3 (54.43 kg/ft3)荷台に3/4
    木材721 kg/m3 (20.41 kg/ft3)満載
    バーク<721 kg/m3 (<45 lb/ft3)満載
    土嚢1,602 kg/m3 (100 lb/ft3)荷台に3/4(おおよそ)

    エンジンの始動手順

    1. 着席し、キーをスイッチに差し込んで右回しに ON または START位置まで回す。

      車両の始動方法は2種類あります:

      • ペダルスタート:キースイッチを ON にし、アクセルペダルを踏み込んでペダルから足を離す。

        Note: アクセルペダルから足を放と、エンジンは停止します。

      • キースタート:始動キーをSTART位置に回す。エンジンはキーをOFFにするまで作動し続ける。

      Note: キースタードモードでは駐車ブレーキを掛けて車両から離れることができ、その間にバッテリーの充電が行われます。

      Note: キーをSTART位置に回すと、エンジンが始動するまでクランキングが続きます。もし10 秒たってもエンジンが始動しない場合は、キーをOFF 位置に戻して原因(たとえばチョークを使用する必要があるのではないか、エアクリーナが詰まっているのではないか、燃料があるか、点火プラグに異常はないか)を究明してからエンジンの再始動を試みてください。

      Note: オプションの後退アラームを装備している車両では、ギアシフトを 後退 にシフトする(キーはONまたはSTART位置)と、ブザーが鳴って車両がバックする。

    2. ギアシフトセレクタを、走行したい方向(前進または後退)にセットする。

    3. 駐車ブレーキを解除する。

    4. アクセルペダルをゆっくりと踏み込む。

      Note: エンジンが冷えている場合には、アクセルペダルを半分程度まで踏み込んだ状態でチョークをON位置まで引く。エンジンのウォームアップが終了したら、チョークをOFFに戻す。

    車両の停止手順

    Important: 斜面で停止するときは、ブレーキで完全停止後、駐車ブレーキを掛けて車両を固定してください。アクセルペダルで車両を斜面に停止させておくと車両が破損する恐れがあります。

    1. アクセルペダルから足を離す。

    2. ゆっくりとブレーキペダルを踏み込んでブレーキを掛けて車両を完全に停止させる。

      Note: 停止距離は積荷や走行速度などの条件によって異なります。

    車両の駐車手順

    1. ブレーキペダルを十分に踏み込んで車両を停止させる。

    2. 駐車ブレーキレバーを引き上げて駐車ブレーキを掛ける。

    3. キーを左に回して OFF 位置にする。

    4. キーを抜き取る。

    運転終了後に

    運転終了後の安全確認

    安全上の全般的な注意

    • 閉めきった場所に本機を保管する場合は、エンジンが十分冷えていることを確認してください。

    • ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容器を保管・格納しないでください。

    • マシン各部が良好な状態にあり、ボルトナット類が十分にしまっているか常に点検してください。

    • 摩耗、破損したり読めなくなったステッカーは交換してください。

    移動走行を行うとき

    • トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすときには安全に十分注意してください。

    • マシンをトレーラやトラックに積み込む際には、機体と同じ幅のある歩み板を使用してください。

    • 車体が落下しないように確実に固定してください。

    ロープがけポイントについては図 21 と 図 22 を参照してください。

    Note: トレーラに載せる場合は前進方向に向けて積み込んでください。前向きに載せられない場合、搬送中にフードが外れる危険がありますので、ワークマンのフードをロープなどでフレームにしっかりと固定するか、フードを外して別送するかしてください。

    注意

    トレーラで移送中、ワークマンの座席がゆるいと、座席が落下する可能性があり、道路交通上非常に危険である。

    車両を搬送する時は、座席を外すか、座席シュラウドにあるカップリングにしっかりと固定しておくこと。

    g236535
    g034273

    緊急時の牽引について

    緊急時には、短距離に限り、マシンを牽引または押して移動することができますが、この方法は緊急用以外には使用しないでください。

    警告

    牽引時の速度が速すぎると、ハンドル操作ができなくなって人身事故となる危険がある。

    牽引速度は時速 8 km/h 以下を厳守すること。

    Note: パワーステアリングが効きませんのでハンドル操作は重くなります。

    牽引作業は二人で行います。 移動距離が長くなる場合は、トラックやトレーラに積んで移送してください;トレーラを牽引する場合を参照。

    1. 機体から駆動ベルトを取り外す;駆動ベルトの交換を参照。

    2. 機体前部にある牽引トングにロープなどの牽引索を取り付ける(図 21)。

    3. トランスミッションをニュートラル位置にし、駐車ブレーキを解除する。

    トレーラを牽引する場合

    ワークマンでトレーラやアタッチメントを牽引することができます。 この車両用の牽引ヒッチを販売しています。くわしくはトロ社代理店にご相談ください。

    ワークマン自体やトレーラ自体が過積載にならないように注意してください。 どちらかひとつでも過積載状態では、車両の性能が十分発揮できないばかりか、ブレーキ、車軸、トランスアクスル、モータ、ハンドル機構、サスペンション、ボディー構造、タイヤ等を破損する場合もあります。

    必ず積載重量の60%をトレーラの前側に振り分けてください。 これにより、ヒッチプレートに掛かる負荷がトレーラの総重量(グロス)の約10%となります。

    牽引するときには、ある程度の重量物を必ず荷台に積載してブレーキ性能を確保してください。但し車両総重量やトング総重量を超えないでください。

    トレーラを牽引した状態で斜面に駐車しないでください。 どうしても斜面に駐車する必要がある場合には、駐車ブレーキを掛け、トレーラに車止めをかけてください。

    保守

    Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。

    Note: www.Toro.com から、この機械に関する配線図と油圧回路図をダウンロードすることができます。弊社ホームページからマニュアルへのリンクをご活用ください。

    Important: エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。

    警告

    適切な保守整備を行わないと車両が故障・破損したり、搭乗者や周囲の人間まで巻き込む人身事故を起こす恐れがある。

    マニュアルに記載された作業を行って、マシンをいつも適切な状態に維持することが重要である。

    注意

    許可を受けた有資格者以外には保守、修理、調整、点検などの作業をさせないでください。

    • 作業場には危険物を置かぬようにし、また、防火機 器を備えること。燃料やバッテリー液、オイルなどの点検に裸火を使用しないこと。

    • ガソリンや溶剤を使ってパーツ(部品)を洗浄する時には必ず密閉型の洗浄容器を使うこと。

    注意

    始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。

    整備・調整作業の前には必ず始動スイッチからキーを抜きとり、点火プラグ装着車の場合は、念のために点火プラグのコードを外しておくこと。点火コードが絶対に点火プラグと触れることのないよう、確実に隔離すること。

    推奨される定期整備作業

    整備間隔整備手順
    使用開始後最初の 5 時間
  • エンジンオイルを交換する。
  • 使用開始後最初の 8 時間
  • 走行ベルトの状態を点検する。
  • スタータジェネレータベルトの張りを点検する。
  • 使用開始後最初の 50 時間
  • カーボンキャニスタ用エアフィルタの点検
  • 使用開始後最初の 100 時間
  • 慣らし運転のためのガイドライン
  • 使用するごとまたは毎日
  • タイヤ空気圧を点検する。
  • エンジンオイルの量を点検する。
  • ギアシフトの操作を点検する。
  • ブレーキオイルの量を点検する。車両初めて作動させる前に、ブレーキオイルの量を点検する。
  • 50運転時間ごと
  • エアクリーナのカバーを外して内部のごみを除去する。安全フィルタは外さない。
  • ダストキャップを清掃する。
  • 100運転時間ごと
  • ベアリングとブッシュのグリスアップを行う。悪条件下で作業を行っている場合にはグリスアップ間隔を短くしてください。
  • エアフィルタの交換。エアフィルタがひどく汚れていたり破損したりしている場合には直ちに交換する。
  • エアフィルタの整備を行う。(悪条件下ではより頻繁に交換を行ってください)。
  • エンジンオイルを交換する。悪条件下で使用している場合には、交換間隔を半分に短縮してください;を参照。
  • 点火プラグを点検する。 必要に応じて点火プラグを交換する。
  • タイヤとリムの状態を点検する。
  • ホイールナットのトルク締めを行う。
  • ステアリングとサスペンション関係部分にゆるみや破損がないか点検する。
  • 前輪のキャンバとトーインの点検を行う。
  • トランスアクスルオイルの量を点検する。
  • ニュートラルギアシフト位置での動作点検を行う。
  • エンジン冷却部を清掃する。冷却系統を清掃する(悪条件下で使用している場合には整備間隔を半分に縮める;「特殊な使用条件化で使用する場合の保守整備について」の項を参照。
  • ブレーキを点検する。
  • 200運転時間ごと
  • カーボンキャニスタ用エアフィルタの点検
  • 走行ベルトの状態と張りを点検する。
  • スタータジェネレータベルトの張りを点検する。
  • 300運転時間ごと
  • 前ホイールベアリングのグリスアップを行う。
  • 400運転時間ごと
  • 燃料ラインとその接続状態を点検する。
  • 燃料フィルタを交換する。
  • 走行用一次クラッチの清掃と潤滑を行う。
  • 常用ブレーキと駐車ブレーキのパッドを交換する。
  • 800運転時間ごと
  • トランスアクスルオイルを交換する。
  • 1000運転時間ごと
  • ブレーキオイルを交換する。
  • 1年ごと
  • エンジンマニュアルに記載されている1年ごとの定期整備をすべて実施する。
  • 始業点検表

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    点検項目第週
    ブレーキと駐車ブレーキの作動状態。       
    ギアシフト/ニュートラルの操作。       
    燃料残量を確認する。       
    エンジンオイルの量を点検する。       
    トランスアクスルオイルの量を点検する。       
    エアフィルタを点検する。       
    エンジンの冷却フィンを点検する。       
    エンジンから異常音がないか点検する。       
    運転操作時の異常音       
    タイヤ空気圧を点検する。       
    オイル漏れがないか点検する。       
    計器類の動作。       
    アクセルの作動状態を点検する。       
    各グリス注入部のグリスアップを行う。       
    塗装傷のタッチアップを行う。       

    特殊な使用条件下で使用する場合の保守整備について

    Important: 以下のような条件で使用する場合には、保守間隔を通常の半分に短縮し、より頻繁な整備を行ってください:

    • 砂漠、荒れ地での使用

    • 酷寒地(気温10℃以下)での使用

    • トレーラ作業

    • 非常にほこりの多い条件下での頻繁な使用

    • 建設現場での使用

    • 泥、砂、水などの悪条件下で長時間使用した場合は、直後にブレーキの洗浄と点検を行う。これにより無用な摩耗を防止することができる。

    整備前に行う作業

    保守作業時の安全確保

    • 適切な訓練を受けていない人には機械の整備をさせないでください。

    • 車両の整備や調整を行う時には、まず平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させ、車両が不用意に作動できないように、キーを抜き取ってください。

    • 荷台の下で作業するときは荷台を空にしておくこと。

    • 荷台の下で作業する時は、必ず支持棒で荷台を支えておくこと。

    • 必要に応じ、ジャッキスタンドなどで機体を確実に支えてください。

    • 機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が掛かっている場合があります。取り外しには十分注意してください。

    • 整備中に、車両搭載のバッテリーを充電しないでください。

    • ボルト、ナット、ねじ類は十分に締めつけ、常に機械全体の安全を心掛けてください。

    • 火災防止のため、エンジンの周囲に、余分なグリス、草や木の葉、ほこりなどが溜まらないようご注意ください。

    • 可能な限り、エンジンを回転させながらの整備はしないでください。可動部に近づかないでください。

    • エンジンを回転させながら調整を行わなければならない時は、手足や頭や衣服をローラや可動部に近づけないように十分ご注意ください。周囲に人を近づけないこと。

    • オイルや燃料がこぼれた場合はふき取ってください。

    • 駐車ブレーキは、頻繁に動作点検を行ってください。必要に応じて調整や整備を行ってください。

    • 各部品が良好な状態にあり、ボルトナット類が十分にしまっているか常に点検してください。擦り切れたり破損したりしたステッカーは貼り替えてください。

    • 安全装置の作動を妨げるようなことや、安全装置による保護を弱めるようなことは絶対にしないでください。安全装置が適切に作動するかを定期的に点検してください。

    • ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を上げないでください。Toro正規代理店でタコメータによるエンジン回転数検査を受け、安全性と精度を確認しておきましょう。

    • 大がかりな修理が必要になった時や補助が必要な時は、Toro 正規代理店にご相談ください。

    • いつも最高の性能を維持するために、必ずトロの純正部品をご使用ください。他社の部品やアクセサリを使用すると危険な場合があります。機体の改造を行うと、機械の挙動や性能、耐久性などが変化し、そのために事故が起きる可能性があります。このような使い方をすると Toro® の製品保証が適用されなくなります。

    整備作業のための準備

    1. 平らな場所に駐車する。

    2. 駐車ブレーキを掛ける。

    3. エンジンを止め、キーを抜き取る。

    4. 荷台を空にして上昇させる;荷台を整備位置まで上げるにはを参照。

    マシンを持ち上げる

    危険

    ジャッキアップされている車体は不安定である。 万一ジャッキが外れると、下にいる人間に大怪我を負わせる危険が大きい。

    • ジャッキアップした状態では車両を始動しない。

    • 車両から降りる時は必ずスイッチからキーを抜いておく。

    • ジャッキなどで浮かせた車両には輪止めを掛ける。

    • 床から車両を浮かせたら必ずジャッキスタンドで支える。

    Important: 保守整備のためにエンジンを掛ける場合には、車両後部をジャッキアップする必要があります;後アクスルにジャッキを掛け、25 mm 程度ジャッキアップしてください。

    • 車両前部のジャッキアップポイントは、牽引トングの後ろのフレーム前部です(図 23)。

      g034043
    • 車体後部のジャッキアップポイントはアクスルチューブの下側です(図 24)。

    g034044

    フードへのアクセス

    フードを上げる

    1. フードの両側についているゴム製ラッチのハンドルを上げる(図 25)。

      g034045
    2. フードを上げる。

    フードを閉じる

    1. フードを静かにもとに戻す。

    2. フードの両側で、ゴム製ラッチとラッチアンカーをそろえてラッチを掛ける (図 25)。

    座席アセンブリの倒し方

    座席アセンブリを倒すには、アセンブリがハンドルに当たるまで前方に倒します(図 26)。

    座席アセンブリを通常位置に戻すには、アセンブリを後方倒します(図 26)。

    g190066

    シートアセンブリを取り外す

    1. 座席ベースを前に倒す(図 26)。

    2. 座席アセンブリを横にスライドさせてピンから外して吊り上げる(図 27)。

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    座席アセンブリを取り付ける

    座席アセンブリを横にスライドさせてピンに取り付ける(図 28)。

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    潤滑

    グリスアップ

    整備間隔整備手順
    100運転時間ごと
  • ベアリングとブッシュのグリスアップを行う。悪条件下で作業を行っている場合にはグリスアップ間隔を短くしてください。
  • グリスの種類:No. 2 汎用リチウム系グリス

    1. 異物を入れてしまわないよう、グリスフィッティングをウェスできれいに拭く。

    2. フィッティングにグリスガンを接続し、1-2回のポンプ動作でグリスを注入する。

    3. はみ出したグリスは表面からきれいにふき取る。

    グリスフィッティングの位置は、コントロールアームの内側端部、タイロッドのボールジョイント、コントロールアームの外側端部です(図 29と図 30)。

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    前ホイールベアリングのグリスアップ

    整備間隔整備手順
    300運転時間ごと
  • 前ホイールベアリングのグリスアップを行う。
  • グリスの仕様: Mobilgrease XHP™-222

    ハブとロータを取り外す

    1. 機体の前部を持ち上げてジャッキスタンドで支える。

    2. ホイールをハブに固定しているラグナット(4個)を外す(図 31)。

      g033046
    3. ブレーキアセンブリ用のブラケットをスピンドルに固定しているフランジヘッドボルト(⅜" x ¾")を外してスピンドルからブレーキを取り外す (図 32)。

      Note: ブレーキアセンブリを確実に支持してから次の工程に進んでください。

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    4. ハブからダストキャップを取る(図 33)。

      g192346
    5. スピンドルとスピンドルナットから、コッターピンとナットリテーナを外す(図 33)。

    6. スピンドルからスピンドルナットを外し、スピンドルからハブ&ローラアセンブリを取り出す (図 33 と 図 34)。

      g192347
    7. スピンドルをウェスできれいに拭く。

    8. マシンの反対側のハブとロータについても 1から7 の作業を行う。

    ホイールベアリングのグリスアップ

    1. ハブから外側のベアリングとベアリングレースを取る(図 35)。

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    2. ハブから、シール、内側のベアリングを外す(図 35)。

    3. シールをきれいに拭いて摩耗や破損がないか点検する。

      Note: シールの洗浄には溶剤を使用しないでください。過度な磨耗や破損が見られた場合はシールを交換する。

    4. ベアリングとレースをきれいに拭いて摩耗や破損がないか点検する。

      Note: 摩耗・破損しているパーツはすべて交換してください。ベアリングとレースの水気や汚れを完全に取り除いてください。

    5. ハブについているグリス、ごみなどをきれいに取り除く(図 35)。

    6. ベアリングに所定のグリスを詰める。

    7. キャビティの50-80 %程度にグリスを詰める(図 35)。

    8. ハブの内側に内側ベアリングを取り付け、シールをはめる(図 35)。

    9. もう一方のハブにも、ステップ1-8の作業を行う。

    ハブとロータを取り付ける

    1. スピンドルに所定のグリスを薄く塗る(図 36)。

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    2. ハブとロータをスピンドルに取り付ける。ロータを内側にすること(図 36)。

    3. スピンドルに外側ベアリングを取り付けてレースにはめる(図 36)。

    4. スピンドルにタブワッシャを取り付ける(図 36)。

    5. スピンドルにスピンドルナットを取り付け、ハブを回してベアリングを着座させながらナットを 15 N∙m(1.52 kg.m = 11 ft-lb)に締めつける(図 36)。

    6. ハブが自由に回転できるところまでスピンドルをゆるめる。

    7. スピンドルナットを 170-225 N·m(2.0-2.6 kg.m = 15-20 in-lb)にトルク締めする。

    8. ナットの上からリテーナを取り付け、リテーナのスロットとスピンドルのスロットが整列しているかどうか確かめる(図 37)。

      Note: スロット同士が整列していない場合は、スピンドルナットを締めて整列させてください。ただし、その時の最大トルクが 2.26 N·m (0.23 kg.m = 20 in-lb)を超えないようにしてください。

      g192345
    9. コッターピンを取り付け、ピンの足をリテーナに巻き付けるように曲げる(図 37)。

    10. ハブにダストキャップを取り付ける(図 37)。

    11. マシンの反対側のハブとロータについても 1から10 の作業を行う。

    ブレーキとホイールを取り付ける

    1. フランジヘッドボルト(⅜" x ¾")2本をきれいに拭き、ねじ山に固着防止剤を塗る。

    2. ブレーキパッドをロータのそれぞれの側に合わせ(図 32)、キャリパブラケットの穴と、スピンドルフレームのブレーキ取り付け部の穴を整列させる(図 36)。

    3. キャリパブラケットをスピンドルに組み付ける(図 32);フランジヘッドボルト(⅜" x ¾") 2本を使用し、47-54 N·m (0.40-0.46 kg.m = 35-40 ft-lb) にトルク締めする。

    4. ホイールをハブに取りつける。空気バルブを外側に向けて取り付けること(図 31)。

      Note: ホイールがハブと面一になるように取り付けてください。

    5. ホイールをハブに固定し(図 31)、ラグナットを108-122 N·m (11.0-12.5 kg.m = 80-90 ft-lb) にトルク締めする。

    6. マシンの反対側のブレーキとホイールについても 1-5 の作業を行う。

    エンジンの整備

    エンジンの安全事項

    • オイル量の点検やオイルの補給を行う時は必ずエンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が完全に停止したのを確認してから作業に移る。

    • 手足や顔や衣服を回転部やマフラなどの高温部に近づけないよう十分注意すること。

    エアクリーナの整備

    整備間隔整備手順
    100運転時間ごと
  • エアフィルタの交換。エアフィルタがひどく汚れていたり破損したりしている場合には直ちに交換する。
  • Note: ほこりのひどい場所で使用する場合はより頻繁に(数時間ごとに)エアクリーナの手入れを行ってください。

    エアクリーナのカバーの整備

    整備間隔整備手順
    50運転時間ごと
  • エアクリーナのカバーを外して内部のごみを除去する。安全フィルタは外さない。
  • ダストキャップを清掃する。
  • エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点検してください。ボディーが破損している場合は交換してください。

    38 のように、エアクリーナカバーを清掃し、ダストキャップにたまっているごみを除去する。

    g236567

    エアフィルタの整備

    整備間隔整備手順
    100運転時間ごと
  • エアフィルタの整備を行う。(悪条件下ではより頻繁に交換を行ってください)。
    1. エアクリーナのボディーからエアフィルタをゆっくり引き出す(図 39)。

      Note: ボディの側面にフィルタをぶつけないように注意すること。

      Important: エアフィルタは清掃しないこと。

    2. 新しいフィルタの外側から照明を当ててフィルタの内側を点検し、傷などがないか確認する。

      Note: フィルタに穴があいているとその部分が明るく見えます。破れや油汚れ、ゴムシールの傷がないか点検してください。破損しているフィルタは使用しない。

    3. エアフィルタをフィルタハウジングに注意深く取り付ける。

      Important: フィルタの真ん中(柔らかい部分)を持たないでください。

    4. 上下方向を確認、UPと書いてある方を上に向けてエアクリーナカバーを正しく取り付け、ラッチを掛ける(図 39)。

    g034313

    エンジンオイルについて

    整備間隔整備手順
    使用開始後最初の 5 時間
  • エンジンオイルを交換する。
  • 100運転時間ごと
  • エンジンオイルを交換する。悪条件下で使用している場合には、交換間隔を半分に短縮してください;を参照。
  • Note: ほこりのひどい場所で使用する場合は、より頻繁なオイル交換が必要です。

    Note: 使用済みのオイルやフィルタはリサイクルセンターに持ち込むなど適切な方法で処分してください。。

    エンジンオイルの仕様

    クランクケースのオイル容量: 1.0 リットル

    オイルのタイプ: 洗浄性オイル(API 規格 SJ またはそれ以上)

    粘度: 下の表を参照してください。

    g034082

    エンジンオイルの量を点検する

    整備間隔整備手順
    使用するごとまたは毎日
  • エンジンオイルの量を点検する。
  • Note: エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認してください。

    Note: エンジンオイルを点検する最もよいタイミングは、その日の仕事を始める直前、エンジンがまだ冷えているうちです。エンジン始動後に行う場合は、オイルがオイル溜めに戻るまで最低10分間待って点検するようにしてください。油量が不足している場合は、FULLマークまで補給してください。入れすぎないこと。

    41に示すように、エンジンオイル量を点検する。

    g192771

    エンジンオイルの交換

    1. エンジンを始動し、数分間程度運転する。

    2. 平らな場所に駐車する。

    3. 駐車ブレーキを掛ける。

    4. エンジンを止め、キーを抜き取る。

    5. 荷台を上げ、支持棒で支える;荷台を整備位置まで上げるにはを参照。

    6. エンジンオイルを交換する(図 42)。

      g192770

    点火プラグの整備

    点火プラグの点検と交換

    整備間隔整備手順
    100運転時間ごと
  • 点火プラグを点検する。 必要に応じて点火プラグを交換する。
  • キャブレターモデルの点火プラグの種類:Champion XC12YC

    EFI モデルの点火プラグの種類:Champion RC12LC4

    エアギャップ:0.76 mm

    Important: 割れ、欠け、汚れその他の不具合のある点火プラグは必ず交換してください。点火プラグにサンドブラストをかけたり、ナイフ状のもので削ったり、ワイヤブラシで清掃したりしないでください。プラグに残った細かい破片がシリンダ内に落ちる恐れがあります。実際にこれが起こるとエンジンを破損します。

    Note: 点火プラグは非常に耐久性のある部品ですが、エンジンにトラブルが出た場合は必ず点検してください。

    1. 点火プラグを外した時にエンジン内部に異物が落ちないように、プラグの周囲をきれいに清掃する。

    2. 点火プラグから点火コードを外す。

    3. シリンダヘッドから点火プラグを外す。

    4. 電極 (側面と中央) と碍子の状態を点検する(図 43)。

      Note: 破損したり磨耗したりした点火プラグを使用しないでください。所定タイプの新しいプラグに交換してください。

      g001470
    5. 43のように、電極間のエアギャップを 0.76 mm に調整する。

    6. シリンダヘッドに点火プラグを取り付け、27N·m(2kg.m=20ft-lb)にトルク締めする。

    7. 点火プラグに点火ケーブルを取り付ける。

    8. 反対側のコントロールレバーについても、上記手順1-7を行う。

    ハイアイドルとローアイドルの調整

    1. 荷台を上げ、支持棒で支える。

    2. ローアイドルを高くするには、スロットルケーブルハウジングのところで前側のジャムナットをゆるめて後ジャムナットを締める(図 44)。

      g229954
    3. タコメータでハイアイドル速度を確認する。

      1. シフトレバーがニュートラル位置にセットされていることを確認する。

      2. エンジンを掛ける。

      3. アクセルペダルを床一杯まで踏み込んだ状態で、タコメータでエンジン速度を測定する;3650-3750 rpm の範囲にあれば合格。この範囲にない場合にはエンジンを止め、ケーブルのジャムナットで調整する:

        Important: ハイアイドルを下げないでください。3650-3750 rpm の範囲であることをタコメータで確認してください。

    4. 荷台を降ろして固定する。

    燃料系統の整備

    燃料ラインとその接続の点検

    整備間隔整備手順
    400運転時間ごと
  • 燃料ラインとその接続状態を点検する。
  • 燃料ライン、フィッティング、クランプなどに、漏れ、劣化、破損、ゆるみなどが出ていないか点検を行ってください。

    Note: 燃料系統の部品にこうした症状が見られた場合には、それらの部品を交換してください。

    燃料フィルタの交換

    整備間隔整備手順
    400運転時間ごと
  • 燃料フィルタを交換する。
    1. 平らな場所に駐車する。

    2. 駐車ブレーキを掛ける。

    3. エンジンを止め、キーを抜き取る。

    4. 荷台を上げ、支持棒で支える。

    5. バッテリーの接続を外す;バッテリーの接続を外すを参照。

    6. 燃料フィルタの下に汚れのない容器を置き、図 45に示すように燃料フィルタを交換する。

      g029685
    7. バッテリーを元通りに接続し、荷台を降ろす;バッテリーを接続するを参照。

    カーボンキャニスタの整備

    カーボンキャニスタ用エアフィルタの点検

    整備間隔整備手順
    使用開始後最初の 50 時間
  • カーボンキャニスタ用エアフィルタの点検
  • 200運転時間ごと
  • カーボンキャニスタ用エアフィルタの点検
  • カーボンキャニスタのエアフィルタの開口部を点検し、汚れていないこと、ごみや異物や通気の障害になるものが入っていないことを確認する(図 46)。

    カーボンキャニスタ用エアフィルタをエアで吹いて清掃する。

    g034099

    電気系統の整備

    電気系統に関する安全確保

    警告

    バッテリーの電極部や端子などの部分には鉛や鉛含有物質が含まれており、カリフォルニア州では、これらの物質が癌や先天性異常の原因となるとされている。取り扱い後は手を洗うこと。

    • マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続を外してください。バッテリーの接続を外すときにはマイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブルを外してください。接続するときにはプラスを先に接続し、次にマイナスを接続してください。

    • バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜いておいてください。また、安全な服装を心がけ、工具は確実に絶縁されたものを使ってください。

    バッテリーの整備

    バッテリーの電圧: 12 V、冷間クランキング電流 300 A @ (-18 °C)。

    • バッテリーはいつもきれいに、またフル充電状態に保持してください。

    • 端子部に腐食が発生した場合には、重曹水(水4:重曹1)で清掃します。

    • 清掃後は、腐食防止のためにバッテリー端子にワセリンなどを塗布してください。

    バッテリーの接続を外す

    警告

    バッテリーケーブルの接続手順が不適切であるとケーブルがショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。

    • ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス(黒)ケーブルから取り外し、次にプラス(赤)ケーブルを外す。

    • ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス(赤)ケーブルから取り付け、それからマイナス(黒)ケーブルを取り付ける。

    • バッテリー押さえは必ず取り付ける。

    警告

    バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部分が触れるとショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。

    • バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端子と金属を接触させないように注意する。

    • バッテリーの端子と金属を接触させない。

    47のようにバッテリーを取り外す。

    g034311

    バッテリーの取り外し

    1. バッテリーケーブルの接続を外す;バッテリーの接続を外すを参照。

    2. 48のようにバッテリーを取り外す。

      g034326

    バッテリーを取り付ける

    1. 49のようにバッテリーを取り付ける。

      g034327
    2. バッテリーケーブルを接続する;バッテリーを接続するを参照。

    バッテリーを接続する

    50のようにバッテリーを接続する。

    g034315

    バッテリーを充電する

    警告

    充電中は爆発性のガスが発生する。

    充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに火気を近づけない。

    Important: バッテリーは常時フル充電状態に維持してください(このとき電解液の比重は1.260 になります)。特に氷点下で保管する場合にはこのことを守ってください。

    1. 車体からバッテリーを取り外す;バッテリーの取り外しを参照。

    2. 充電器に接続し、充電電流を 3-4 A にセットする。3-4 Aで4-8時間充電する。

      Note: 充電しすぎないように注意すること。

    3. シャーシにバッテリーを取りつける;バッテリーを取り付けるを参照。

    バッテリーの保管

    格納期間が30日間以上になる場合には、バッテリーを機体から外して満充電してください。充電終了後は、機体に取り付けて保存しても、機体から外したままで保存しても構いません。機体に取り付けて保存する場合は、ケーブルを外しておいてください。温度が高いとバッテリーは早く放電しますので、涼しい場所を選んで保管してください。バッテリーを凍結させないためには、完全充電しておくことが大切です。

    ヒューズの交換

    全部で4本のヒューズを使用しています。ヒューズは座席アセンブリの下にあります(図 51)。

    Note: オプションのリフトキットを取り付ける場合には、キットに付属してくるヒューズボックスを既存のヒューズボックスの隣に取り付けます。

    ホーン(警笛)30 A
    主電源15 A
    ヘッドライト10 A
    USB 電源ソケット/オプション10 A
    オプションのライトキット(空:キット付属のヒューズボックスを使用)15 A
    g034618

    ヘッドライトの整備

    電球の交換

    注意

    所定よりも高ワットの電球を使用すると、12V 電装システムが破損するか、最低でもヒューズが飛ぶ。

    所定の Toro LED 電球以外は使用しないこと。

    注意

    電球は使用中に高温となる。高温の電球に触れると手などに火傷を負う危険がある。

    電球を交換する際には、必ず電球が十分に冷えてから作業に掛かること。電球の取り扱いには十分注意すること。

    仕様: パーツカタログ を参照。

    1. バッテリーの接続を外す;バッテリーの接続を外すを参照。

    2. フードを開ける;フードを上げるを参照。

    3. ヘッドライトハウジングの裏側からきているランプアセンブリ用ハーネスコネクタを外す(図 52)。

      g035852
    4. ランプアセンブリを左に1/4回転させて後ろに引き抜いてヘッドライトハウジングから取り出す(図 52)。

    5. 新しいランプアセンブリとヘッドライトハウジングを入れ、ランプアセンブリについているタブをヘッドライトハウジングのスロットに合わせる(図 52)。

    6. ランプアセンブリを右方向に ¼ 回転させて取り付ける(図 52)。

    7. ハーネス用のコネクタを、新しいランプアセンブリのコネクタに接続する(図 52)。

    8. バッテリーを元通りに接続し、フード降ろす; バッテリーを接続するを参照。

    ヘッドライトの交換

    1. バッテリーの接続を外す;バッテリーの接続を外すを参照。

    2. フードを開ける;フードを上げるを参照。

    3. ランプアセンブリのコネクタから、ハーネス用のコネクタを外す(図 53)。

      g035853
    4. ヘッドライトをヘッドライトブラケットに固定しているスピードクリップを外す(図 53)。

      Note: 取り外した部品はすべて新しいヘッドライトの取り付けに使用する。

    5. ヘッドライトアセンブリ全体を前に押出して、前バンパーから外す(図 53)。

    6. 取り付け穴に新しいヘッドライトを取り付ける(図 53)。

      Note: 柱状の合いマーク突起がバンパー後部の取り付けブラケットの穴にそろうように取り付けること。

    7. 先ほどステップ4で外したスピードクリップを使って、ヘッドライトアセンブリを固定する。

    8. ハーネス用のコネクタを、新しいランプアセンブリのコネクタに接続する(図 53)。

    9. ヘッドライトの向きの調整を行う;ヘッドライトの調整を参照。

    ヘッドライトの調整

    ヘッドライトアセンブリの交換や取り外しを行った場合には、以下の手順でヘッドライトの向きの調整を行ってください。

    1. キーを ON 位置に回してヘッドライトを点灯させる。

    2. ヘッドライトアセンブリの裏側部分にある調整ねじ(図 53)を回してヘッドライトアセンブリの角度を変えてビームの方向を調整する。

    3. バッテリーを元通りに接続し、フード降ろす; バッテリーを接続するを参照。

    走行系統の整備

    タイヤの保守

    整備間隔整備手順
    100運転時間ごと
  • タイヤとリムの状態を点検する。
  • ホイールナットのトルク締めを行う。
    1. タイヤとリムの劣化・磨耗状態を点検する。

      Note: 運転中に縁石にぶつけるなどした場合、リムが破損したり、トーインが狂ったりする可能性がありますから、このような事故の後では必ず点検してください。

    2. ホイールナットを 108-122 N·m(9.7-12.5 kg.m = 80-90 ft-lb)にトルク締めする。

    ステアリングとサスペンション関係部分を点検する

    整備間隔整備手順
    100運転時間ごと
  • ステアリングとサスペンション関係部分にゆるみや破損がないか点検する。
  • ハンドルを直進位置(図 54)から右一杯、左一杯に操作した時、ハンドルが 13 mm 回転してもタイヤが動かない場合には、以下のステアリングとサスペンション関係部分にゆるみや破損がないか点検してください。

    • ステアリングシャフトとステアリングラックのジョイント部分

      Important: ピニオンシャフトのシールの状態と磨耗程度を点検する(図 55)。

    • ステアリングラックアセンブリのタイロッド

    g313578
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    前輪の整列調整

    整備間隔整備手順
    100運転時間ごと
  • 前輪のキャンバとトーインの点検を行う。
  • キャンバとトーインの調整の準備

    1. タイヤの空気圧を点検し、前輪の空気圧が0.8 bar(0.84 kg/cm2 = 12 psi)に調整されていることを確認する。

    2. 運転席に人を着席させるか、運転士の平均的な体重と同じ重さのおもりを運転席に載せるかする。運転席に着席した人または運転士代わりのおもりは、以下の調整作業中、ずっと運転席にいる必要がある。

    3. 水平な床の上で、車両を 2-3 m まっすぐにバックさせた後、まっすぐ前に押して元の位置に戻す。これにより、サスペンションが通常の作動状態にセットされる。

    キャンバの調整

    必要な工具:スパナレンチ(Toro P/N132-5069;購入はトロ代理店へ)

    Important: キャンバの調整は、車両前部にアタッチメントを付けて使用する時、またはタイヤの摩耗が不均一な時以外は行わないでください。

    1. 左右の車輪のキャンバを点検する;ニュートラル(ゼロ)に近いほど良い。

      Note: タイヤの調整は、トレッドが均等に接地するように(偏摩耗しないように)してください。

    2. キャンバの調整が必要な場合には、スパナレンチでショックアブソーバのカラーを回してホイールを整列させる(図 56)。

      g033218

    前輪のトーインの調整

    Important: トーインの調整を行う前に、キャンバがニュートラル(ゼロに近いほど良い)になっていることを確認してください;キャンバの調整を参照。

    1. 前輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間距離を測る;計測はアクスルの高さで行う(図 57)。

      g009235
    2. 前後の測定値の差が所定範囲(0-6 mm)にならない場合は、タイロッドの外側端部にあるジャムナットをゆるめて調整を行う(図 58)。

      g033219
    3. 両方のタイロッドを回して前タイヤを内向きまたは外向きに調整する。

    4. 正しく調整できたら、タイロッドのジャムナットを締める。

    5. ハンドルで右旋回と左旋回操作を行って、左右一杯までハンドルが切れることを確認する。

    トランスアクスルオイルの量を点検する

    整備間隔整備手順
    100運転時間ごと
  • トランスアクスルオイルの量を点検する。
  • オイルのタイプ: SAE 80W-90 (API MT-1) または SAE 80W-90 (API GL-5)

    1. 平らな場所に駐車する。

    2. 駐車ブレーキを掛ける。

    3. エンジンを止め、キーを抜き取る。

    4. トランスアクスルについている補給プラグを外す(図 59)。

      Note: オイルが補給プラグの穴まであれば適正である。

      g035761
    5. オイルの量が少ない場合は、補給プラグを取り、穴からあふれ出てくるまで所定のオイルを補給する(図 59)。

    6. 補給プラグを元通りに取り付け、20-27 N·m(2.1-2.8 kg.m=15-20 ft-lb)にトルク締めする。

    トランスアクスルオイルの交換

    整備間隔整備手順
    800運転時間ごと
  • トランスアクスルオイルを交換する。
  • オイルのタイプ: SAE 80W-90 (API MT-1) または SAE 80W-90 (API GL-5)

    オイルの量: 1.6 リットル

    1. ドレンプラグの下にオイルを受ける容器をおく(図 59)。

    2. トランスアクスルについている補給プラグとシールを外す(図 59)。

      Note: 外した補給プラグとガスケットは、ステップ 6で取り付けるので捨てないこと。

    3. ドレンプラグとシールを外してオイルが完全に抜けるのを待つ(図 59)。

      Note: 外したドレンプラグとシールは、ステップ 4で取り付けるので捨てないこと。

    4. ドレンプラグとシールを元通りに取り付け、20-27 N·m(2.1-2.8 kg.m=15-20 ft-lb)にトルク締めする。

    5. トランスアクスルの補給穴から所定のオイルを入れる。補給穴からあふれ出てくるまで入れること。

    6. 補給プラグとシールを元通りに取り付け、20-27 N·m(2.1-2.8 kg.m=15-20 ft-lb)にトルク締めする。

    ニュートラルギアシフト位置の点検を行う。

    整備間隔整備手順
    使用するごとまたは毎日
  • ギアシフトの操作を点検する。
  • 100運転時間ごと
  • ニュートラルギアシフト位置での動作点検を行う。
  • 定期整備を行う時やエンジンの故障診断を行う時には、トランスアクスルをニュートラルにシフトしておく必要があります。ギアシフトセレクタをニュートラル位置にすれば、トランスアクスルがニュートラル位置になります。以下の操作を行って、ニュートラルでシフトレバーが正常に機能することを確認してください:

    1. ギアシフトセレクタをニュートラルにする。

    2. 2次クラッチ(図 66)を回してみる;自由に回ればニュートラルにセットされている。

    3. ギアシフトセレクタを前進位置にする。

    4. 2次クラッチ(図 66)を回して、後輪が回るかどうかを調べる。

    5. ギアシフトセレクタを後退位置にする。

    6. 2次クラッチ(図 66)を回して、後輪が回るかどうかを調べる。

    7. 以上のうちひとつ不合格であればニュートラルギアシフト位置の調整へ進む。

    ニュートラルギアシフト位置の調整

    1. ギアシフトケーブルのジャムナットをゆるめて調整を行う (図 60)。

      g034455
    2. ギアシフトセレクタを 3 つの位置のそれぞれに回して、シフトレバー(図 60)が適切にシフトするかどうか確認する;ギアシフトレバーとギアシフトインジケータを参照。

    3. ニュートラルギアシフト位置の点検を行う。のステップを何度か行って、全ての位置で適切に動作することを確認する。

    一次走行クラッチの整備

    整備間隔整備手順
    400運転時間ごと
  • 走行用一次クラッチの清掃と潤滑を行う。
  • 注意

    クラッチ内部にたまっているほこりが宙に舞って眼を傷めたり、喉に入って呼吸困難を起こす可能性がある。

    安全ゴーグルやマスクなどの保護具を着用して作業すること。

    1. 荷台を上げて固定する。

    2. クラッチカバーのボルト(3本)を外してカバーを取る(図 61)。

      Note: カバーとねじは再取り付けするので捨てないこと。

      g011947
    3. 圧縮空気を使って、カバー内部とクラッチ本体内部をていねいに清掃する。

    4. クラッチカバーを元通りに取り付けて、ボルト3本(図 61:さきほど2で外したもの)で固定する。

    5. 荷台を降下させる。

    最高走行速度を下げる調整

    注意

    クラッチ内部にたまっているほこりが宙に舞って眼を傷めたり、喉に入って呼吸困難を起こす可能性がある。

    安全ゴーグルやマスクなどの保護具を着用して作業すること。

    1. 荷台を上げてラッチを掛ける;荷台を整備位置まで上げるにはを参照。

    2. 62に示すように、一次クラッチカバーを固定しているボルトを外す。

      Important: クラッチカバーにはスプリングの力が掛かっているので、安全に注意してください。

      Important: クラッチカバーとクラッチアセンブリについているX印の向きを忘れないようにメモしてください。

      g026341
    3. スプリングを外す。

    4. スペーサを増減して最高速度を調整する。スペーサの必要数を以下の表で確認する。

      スペーサ最高速度
      2(標準)26 km/h(標準)
      319 km/h
      414 km/h
      510 km/h
      66 km/h

      Important: 運転には、少なくとも 2 枚のクラッチスペーサを取り付けてください。

    5. スプリングとクラッチカバーを取り付ける。

      Important: カバーとアセンブリについているX印が元通りの位置になるように組み立ててください。

    6. ボルトを 179-228 N·m(1.5-1.9 kg.m = 132-168 in-lb)にトルク締めする。

    冷却系統の整備

    冷却系統に関する安全確保

    • 冷却液を飲み込むと中毒を起こす;冷却液は子供やペットが触れない場所に保管すること。

    • 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。

      • エンジン停止後、少なくとも15分間程度待って、エンジンが冷えてからキャップを開けること。

      • キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。

    • マシンは、必ず安全カバー類を取り付けた状態で運転すること。

    • 手、指、衣服などを、ファンやベルトに近づけないように注意すること。

    • 保守作業を行う前にエンジンを停止し、キーを抜き取っておくこと。

    エンジン冷却部の清掃

    整備間隔整備手順
    100運転時間ごと
  • エンジン冷却部を清掃する。冷却系統を清掃する(悪条件下で使用している場合には整備間隔を半分に縮める;「特殊な使用条件化で使用する場合の保守整備について」の項を参照。
  • Important: 回転スクリーンや冷却フィン詰まった状態、あるいは冷却シュラウドを外して運転するとオーバーヒートしてエンジンが損傷します。

    Important: エンジンの清掃に圧力洗浄器を使うと燃料系統に水が混入する恐れがありますから、絶対に使用しないでください。

    エンジンの吸気部、冷却フィン、外回り外部の洗浄も行ってください。

    Note: ほこりのひどい場所で使用する場合は、エンジンの冷却関連部分の清掃をよりひんぱんに行ってください。

    ブレーキの整備

    駐車ブレーキの点検

    1. 駐車ブレーキレバーを抵抗を感じるまで引き上げて駐車ブレーキを掛ける。

    2. ダッシュボードにある P の印から 11.4-16.5 cm 以内で抵抗を感じない場合には、駐車ブレーキの調整が必要である;駐車ブレーキの調整を参照。

    駐車ブレーキの調整

    1. 駐車ブレーキが解除されていることを確認する。

    2. 機体後部をジャッキアップして保持する;マシンを持ち上げるを参照。

    3. レンチを2本使用し、1本のレンチでキャリパの調整ポストが回らないように保持しながら、もう1本でジャムナットを 1/4 回転ゆるめる(図 63)。

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    4. 調整ポストとジャムナットを保持した状態で、調整ポストを回して締め付ける(図 63)。

      Note: 車輪に抵抗を感じるまで締め付ける。

    5. 調整ポストとジャムナットを保持した状態で、1/4 回転だけもどす(図 63)。

    6. 調整ポストとジャムナットを保持した状態で、ジャムナットを締め付ける(図 63)。

    7. 反対側にも、ステップ1-6の作業を行う。

    8. 駐車 ブレーキが適正に調整されたことを確認する;駐車ブレーキの点検を参照。

      Note: 駐車 ブレーキを適正に調整できない場合には、ブレーキパッドが摩耗している可能性があります。弊社の正規代理店に連絡してください。

    ブレーキオイル量の点検

    整備間隔整備手順
    使用するごとまたは毎日
  • ブレーキオイルの量を点検する。車両初めて作動させる前に、ブレーキオイルの量を点検する。
  • ブレーキオイルのタイプ: DOT 3

    1. 平らな場所に駐車する。

    2. 駐車ブレーキを掛ける。

    3. エンジンを止め、キーを抜き取る。

    4. フードを持ち上げてブレーキのマスターシリンダとブレーキ液タンクにアクセスできるようにする(図 64)。

      g034314
    5. タンクの側面についているマークで、量を点検する(図 65)。

      Note: 最低ラインより上にあればよい。

      g002136
    6. 量が不足している場合には、以下の作業を行う:

      1. ウェスでタンクのキャップの周囲をきれいに拭いてキャップ外す(図 64)。

      2. 最低ラインより上まで DOT 3 ブレーキ液を補給する(図 65)。

        Note: ブレーキ液を入れすぎないように注意してください。

      3. タンクにキャップを取り付ける(図 64)。

    7. フードを閉じる。

    ブレーキの点検

    整備間隔整備手順
    100運転時間ごと
  • ブレーキを点検する。
  • ブレーキは極めて重要な安全装置です。他の安全装置と同様、定期的に入念に点検してください。100 運転時間ごとに以下の点検を行ってください。

    • ブレーキライニングが磨耗や破損していないか点検する。ライニング(ブレーキパッド)の厚みが 1.6 mm 以下となっている場合には、ブレーキライニングを交換する。

    • ブレーキプレートなどに磨耗や変形が発生していないか点検する。変形を発見した場合は、該当部品を交換する。

    • ブレーキオイルの量を点検する;ブレーキオイル量の点検を参照。

    常用ブレーキと駐車ブレーキのパッドの交換

    整備間隔整備手順
    400運転時間ごと
  • 常用ブレーキと駐車ブレーキのパッドを交換する。
  • 常用ブレーキと駐車ブレーキのパッドの点検・交換は、弊社代理店にお任せください。

    ブレーキオイルの交換

    整備間隔整備手順
    1000運転時間ごと
  • ブレーキオイルを交換する。
  • 代理店に連絡してください。

    ベルトの整備

    走行ベルトの整備

    走行ベルトの点検

    整備間隔整備手順
    使用開始後最初の 8 時間
  • 走行ベルトの状態を点検する。
  • 200運転時間ごと
  • 走行ベルトの状態と張りを点検する。
    1. 平らな場所に駐車する。

    2. 駐車ブレーキを掛ける。

    3. エンジンを止め、キーを抜き取る。

    4. 荷台を上げ、支持棒で支える;荷台をダンプ位置まで上げるにはを参照。

    5. トランスミッションをニュートラルにセットする。

    6. ベルト(図 66)を手で回転させながら、磨耗や破損がないかを点検する。

      Note: ベルトの磨耗がひどい場合や、破損している場合は交換する;駆動ベルトの交換を参照。

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    7. 荷台を降下させる。

    駆動ベルトの交換

    1. 荷台を上げる;荷台をダンプ位置まで上げるにはを参照。

    2. ニュートラル位置にシフトし、駐車ブレーキを掛け、キースイッチを OFF にし、キーを抜き取る。

    3. 2次クラッチを回しながら2次クラッチ部分でベルトを外す(図 66)。

    4. 1次クラッチからベルトを外す (図 66)。

      Note: 古いベルトは廃棄する。

    5. 新しいベルトを一次クラッチに掛ける(図 66)。

    6. 2次クラッチを回しながら2次クラッチ部分でベルトを外す(図 66)。

    7. 荷台を降下させる。

    スタータジェネレータベルトの調整

    整備間隔整備手順
    使用開始後最初の 8 時間
  • スタータジェネレータベルトの張りを点検する。
  • 200運転時間ごと
  • スタータジェネレータベルトの張りを点検する。
    1. 荷台を上げる;荷台をダンプ位置まで上げるにはを参照。

    2. スタータジェネレータのピボットナットをゆるめる(図 66)。

    3. エンジンのマウントとスタータとの間にバールをいれる。

    4. バールを下に押してスタータを下げる。ベルトを 44 N·m(4.5 kg)の力で押した時のたわみが 6 mm になるようにスタータの位置を調整する(図 66)。

    5. ピボットナットを手締めし、バールを取り外す(図 66)。

    6. ナットを88-115 N·m(9.0-11.8 kg.m=65-85 ft-lb)にトルク締めする。

    7. 荷台を降下させる。

    シャーシの保守

    荷台のラッチの整列調整

    荷台のラッチが確実にはまらないと、走行するときに荷台が上下に振動します。このような場合には、ラッチのポストを調節して、荷台がシャーシにきれいに収まるようにしてください。

    1. 荷台にラッチが掛かっていることを確認する。

      Note: ラッチが掛かっていない原因の多くは、荷台のラッチストライカの位置が低すぎるためです。ラッチが掛かるが運転中に荷台が上下にガタつく場合は、ラッチストライカの位置が高すぎます。

    2. 荷台を上げる;荷台をダンプ位置まで上げるには

    3. 荷台のラッチストライカのボルト(2本)をゆるめて、ストライカの上下位置を調整する(図 67)。

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    4. ラッチストライカのボルト(2本)を締め付ける(図 67)。

    5. 荷台を数回操作して、ラッチが適正に掛かることを確認する。

    洗浄

    車体を清掃する

    必要に応じて洗車してください。水または水と洗剤で洗浄します。柔らかい布などを使っても構いません。

    Important: 高圧洗浄機は使用しないでください。圧力洗浄機によって電装部や潤滑部に水が浸入すると、問題が起こりやすくなります。また、コントロールパネル、エンジン、バッテリー付近に大量の水をかけないようにしてください。

    Important: エンジンを駆動させたままで洗車を行わないでください。エンジンを駆動させたままで洗車するとエンジン内部を損傷する恐れがあります。

    保管

    格納保管時の安全

    • 格納はエンジンが十分に冷えてから行ってください。

    • 裸火の近くに機械や燃料を保管したり、屋内で燃料の抜き取りをしたりしない。

    マシンの保管

    1. 平らな場所に駐車する。

    2. 駐車ブレーキを掛ける。

    3. エンジンを止め、キーを抜き取る。

    4. エンジンのシリンダヘッドや冷却フィン、ブロアハウジングをふくめた車両全体を洗浄する。

      Important: 機体は中性洗剤と水で洗うことができます。高圧洗浄機は使用しないでください。高圧の水で洗浄すると電気系統やグリス部へ水が浸入する恐れがあります。また、コントロールパネルやヘッドライド、エンジン、バッテリー部に大量の水をかけないようにしてください。

    5. ブレーキを点検する;ブレーキの点検を参照。

    6. エアクリーナの整備を行う;エアクリーナの整備を参照。

    7. 機体のグリスアップを行う;グリスアップを参照。

    8. エンジンオイルを交換する;エンジンオイルの交換を参照。

    9. タイヤ空気圧を点検する;タイヤ空気圧を点検するを参照。

    10. 保管期間が 30 日間以上に及ぶ場合には、燃料系統に以下の整備を行う:

      1. 燃料タンクの燃料に石油系スタビライザー/コンディショナーを添加する。

        Important: スタビライザ(品質安定剤)を添加した燃料であっても、スタビライザメーカーが推奨する保管期間を越えて保管しないでください。

        混合手順は、スタビライザメーカーの説明書に従ってください。

        Important: アルコール系のスタビライザ(エタノール系やメタノール系)は使用しないでください。

        Note: スタビライザは、新しい燃料に添加して常時使うのが最も効果的です。

      2. エンジンをかけて、コンディショナ入りのガソリンを各部に循環させる(5分間)。

      3. エンジンを停止し、エンジンの温度が下がるのを待ってガソリンを抜き取る。

        Note: 抜き取った燃料は地域の法律などに従って適切に処分する。廃油などはそれぞれの地域の法律などに従って適正に処分する。

      4. エンジンを再度始動する;チョークを引いて始動し自然停止まで運転する。

      5. チョークを引く。

      6. 始動できなくなるまでエンジンの始動・運転を続ける。

    11. 点火プラグを外し、点検を行う;点火プラグの整備を参照。

    12. プラグの取り付け穴からエンジンオイルをスプーン2杯程度入れ、

    13. スタータモータを使ってクランクを回転させて内部にオイルを十分に行き渡らせる。

    14. 点火プラグを取り付けて規定値にトルク閉めする;点火プラグの整備を参照。

      Note: 点火コードは取り付けないでください。

    15. 車体からバッテリーを外し、フル充電する;バッテリーの取り外しを参照。

      Note: 保管期間中は、バッテリーケーブルを外しておいてください。

      Important: 氷点下での凍結破損を防止するため、バッテリーは必ずフル充電してください。フル充電したバッテリーは周囲温度約 4°C でほぼ 50 日間電圧を保持します。

    16. 機体各部のゆるみを点検し、必要な締め付けや交換、修理を行う。破損個所はすべて修理する。

    17. 機体の塗装がはげていればタッチアップ修理をする。

      Note: ペイントは代理店で入手することができる。

    18. 汚れていない乾燥した場所で保管する。

    19. 保管中は ON/OFF スイッチからキーを抜き取り、子どもなどの手の届かない場所で保管する。

    20. 機体にはカバーを掛けておく。