安全について

この製品は、関連する全ての欧州指令に適合しています。詳細についてはこの冊子の末尾にあるDOI(適合宣誓書)をご覧ください。

キャブ用横転保護バー(ROPS)

  • このキャブは ROPS を利用して構成しており、全体として効果的な安全装置となっています。

  • POSは、横転保護バー、シートベルト、シートラッチ、キャブで構成されます。

  • マシンを運転する場合は、キャブの有無に係らずシートベルトを着用してください。

  • 緊急時にはシートベルトを迅速に外せるよう、練習しておいてください。

  • 運転はゆっくり慎重におこなうこと。

  • 頭上の安全(木の枝、門、電線など)に注意し、これらに機械や頭をぶつけないように注意すること。

  • キャブに異常がないか、取り付け部分がゆるんでいないか、定期的に十分に点検を行い、いつも万全の状態にしておいてください。

  • キャブが破損した場合は新しいものに交換してください。修理や裏返しての使用はしないでください。

  • ROPSを外さないでください。

安全ラベルと指示ラベル

Graphic

危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。

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組み立て

マシンとキャブの準備

この作業に必要なパーツ

ボルト(¾ x 4")2
ナット(¾")2

Note: 出荷用のパレットは、シーズンオフにキャブを取り外して保管する時に便利です。キャブの取り付けや取り外しの際に機体から外す締結具類はすべて保管してください。

  1. 平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、駐車ブレーキを掛けてキーを抜き取る。

  2. バッテリーから、マイナス (-) ケーブルを外す。

  3. 走行ペダルにケーブルを固定しているナット、ボルト、スペーサを外し、ペダルを運転席側に倒す(図 1)。

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  4. ROPS ピンを外してこれらを下穴に入れる(図 2)。

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  5. ボルト(¾ x 4")を、ロールバーの上穴に取り付けてナット(¾")で固定する。(図 3)を参照。

    Note: ボルトは、ロールバーの内側に取り付けてください。

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  6. マシン前部から前デッキラッチを外す(図 4)。ラッチと金具は保管する。

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  7. 右側アームレストからナットとボルトを外してアームレストを中央側に折りたたむ(図 5)。

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  8. ハンドルコラムを一番低い位置まで倒す;オペレーターズマニュアルを参照。

  9. ロールバー上で通気チューブを固定している R クランプを外す(図 6)。

  10. キャブの取り付けの邪魔にならないように通気チューブを脇にずらす。

  11. 通気チューブを付けずに、R クランプをロールバー上に取り付ける(図 6)。

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キャブのファイアウォールを取り付ける

この作業に必要なパーツ

キャブのファイアウォール1
  1. 7にある既存のファイアウォールのすき間を、黒色の RTV シーラントで埋める。

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  2. 既存のファイアウォールをロールバーに接続している締結具を外す。

  3. キャブ用のファイアウォールを運転席を取り囲むように既存のファイアウォールに取り付ける(図 8)。

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  4. 外した締結具を使って、キャブ用ファイアウォールを固定する。

キャブを取り付ける

この作業に必要なパーツ

キャブ1
左側 ROPS ストップ1
右側 ROPS ストップ1
ROPS マウント2
ROPS ブレース2
リテーナカバー2
シール2
ねじ (¼ x ¾)8
ボルト(⅜ x 1")4
ロックナット(⅜")4
ウレタンシール1

Important: キャブ用の締結具は、すべて仮止めにしてください。全部の締結具の取り付けが終了した後で、本締めを行います。

  1. 9のように、キャブの内側から左右のパネルを取り外す。

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  2. 10のようにキャブの屋根を取り外す。

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  3. ホイストでキャブを支える;キャブの吊り上げポイント4ヶ所にホイストを接続する(図 11)。

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  4. ホイストでキャブを吊り上げる(図 11)。

  5. 12のように、キャブの底部にウレタンシールを取り付ける。

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  6. キャブをロールバーに合わせる。

  7. キャブを下降させながら、通気チューブを後部ポストに通す(図 15)。

    Note: 走行ペダルが運転席側に倒されていることを確認してください。

  8. ファイヤウォールおよび機体から 51 mm 程度上の位置までキャブを下げる。

  9. 左右のロールバーのそれぞれに、ロールバーシールを取り付ける(図 13)。

  10. 左カバーと、リテーナカバーの1つとを左側シールに取り付けてカバーを固定する;ねじ(¼ x ¾")4 本を使用する;図 13を参照。

  11. 右カバーと、リテーナカバーの1つとを右側シールに取り付けてカバーを固定する;ねじ(¼ x ¾")4 本を使用する;図 13を参照。

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  12. ファイアウォールと機体の上にキャブを降ろす。

  13. 刈り込みデッキ用ラッチを、キャブの前部に仮止めする(図 4)。

  14. ROPS マウントでキャブをロールバー(機体)に仮止めする(図 14)。

  15. 左側 ROPS ストップを、ロールバーに仮止めする;ボルト(⅜" x 1")2 本、ROPS ブレース、ナット(⅜")を使用する。

  16. 右側 ROPS ストップを、ロールバーに仮止めする;ボルト(⅜" x 1")2 本、ROPS ブレース、ナット(⅜")を使用する。

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    Note: ROPS ボルトは最後に締め付けるようにしてください(図 3)。

  17. 全部のパーツの取り付けが終了したら、締結具の本締めを行う。

  18. キャブを ROPS に固定している全部のボルト・ナットを、127-157 N∙m (13-16 km.m = 94-116 ft-lb)にトルク締めする。 図 14を参照。

  19. キャブ前部の刈り込みデッキ用ラッチを固定しているボルト・ナットを、127-157 N∙m(13-16 km.m = 94-116 ft-lb)にトルク締めする。図 4を参照。

  20. ROPS ボルトとナットを329-403 N·m (34-41 kg.m = 243-297 ft-lb) にトルク締めする。図 3を参照。

  21. キャブに屋根を取り付ける(図 10)。

  22. ナット、ボルト、スペーサを使って走行ペダルにケーブルを固定する(図 1)。

通気チューブを取り付ける

この作業に必要なパーツ

ボルト(5/16 x 1½")2
ナット(5/16")2
プレートクランプ2
チューブクランプ2
  1. キャブの左右それぞれに通気チューブを取り付ける。図 15を参照。

  2. 各通気チューブを固定する;ボルト(5/16 x 1-½")、プレートクランプ、チューブクランプ、ナット(5/16")を使用する(図 15)。

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  3. 前に外したサイドパネルを元通りに取り付ける(図 10)。

ステップを取り付ける

この作業に必要なパーツ

ステップマウント1
キャリッジボルト(⅜ x ⅞")2
ナット(⅜")2
キャリッジボルト( 5/16 x ¾")2
キャリッジボルト(5/16 x 1¼")1
ナット(5/16")3
デッキのステップ1
フロアマット1
  1. 機体の左側にある既存のステップを取り外す(図 16)。

    Note: 既存のステップは、キャブを外した場合でも再取り付けする必要はありません。このキャブに付いてきたステップをそのままお使いください。

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  2. ステップマウントにデッキ用ステップを取り付ける;キャリッジボルト(5/16 x 1-¼")とナット(5/16")を使用する。図 17を参照。

  3. 機体の側面にステップを取り付ける;キャリッジボルト(⅜ x 7/8")2 本、ナット(⅜")、キャリッジボルト(⅜ x 7/8")、ナット(⅜")を使用する。図 17を参照。

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  4. キャブにフロアマットを取り付ける(図 18)。

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24 馬力エンジン用ホースを取り付ける

この作業に必要なパーツ

ホース1
メスのカップラ1
メスのダストプラグ1
ストレートフィッティング(⅜ NPT x ⅝ バーブ)2
ホースクランプ4
カップラ (オス)1
オスのダストプラグ1
R クランプ2
キャリッジボルト(¼" x ¾")2
フランジナット(¼")2
エンジン用フィッティング2
ケーブルタイ8
ストレートアダプタ(⅜")1
アダプタ(M16)1
  1. ストレートフィッティング(⅜ NPT x ⅝ バーブ)にシーラントを巻き付ける;最初のねじ山には巻かないこと。

  2. ホースにホースクランプを嵌める。

  3. 出来上がった各アセンブリのバーブ側端部にダストプラグまたはダストキャップを取り付ける(図 19)。

  4. ストレートフィッティング(⅜ NPT x ⅝ バーブ)をオスとメスのカップラに取り付ける(図 19)。

  5. ストレートフィッティング(⅜ NPT x ⅝ バーブ)をオスとメスのカップラに指締め状態にし、そこから2-3回転締め付ける。

  6. 各アセンブリのバーブ側をホースに接続してクランプで固定する(図 19)。

  7. ストレートアダプタ(⅜")を、ホース用エンジンフィッティングに、オスのカップラと共に取り付ける(図 19)。

  8. ストレートアダプタ(M16)を、ホース用エンジンフィッティングに、メスのカップラと共に取り付ける(図 19)。

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  9. マシンのフレームとラジエターから、既存のブラケットを外す(図 20)。外した金具類は捨てないこと。

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  10. 20に示されている、ラジエターの右側にあるバルブを開いて、冷却液の半量程度を抜く。

  11. 19に示されているエンジンプラグを取り外す。

  12. エンジン用フィッティングのねじ山にシーラントを巻く。

  13. エンジン用フィッティングをポートに指締めする。

  14. 指締め状態から、エンジン用フィッティングを 2-3 回転増し締めする。

  15. ホースにホースクランプを嵌める。

  16. エンジン用フィッティングのバーブ側端部にホースを嵌め、クランプで固定する(図 19)。

  17. ホースに R クランプを取り付ける(図 19)。

  18. ホースをキャブ後部に固定する;キャリッジボルト(2 本)とナット(2 個)を使用する(図 19と 図 21)。

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  19. ホースが可動部や高温部に触れないようにケーブルタイで固定する。

  20. レジエターに冷却液を入れる。

  21. エンジンを始動し冷却系統に入っているエアをパージする。

  22. エンジンを停止させ、冷却液の量を調べる。

  23. 必要に応じて冷却液を補給する。

    Note: エンジンが冷えている時の冷却液のレベルが FULL (COLD) マークよりも高くならないようにしてください。

    Note: 冷却液の仕様については機会本体のオペレーターズマニュアルを参照してください。

37 馬力エンジン用ホースを取り付ける

この作業に必要なパーツ

ホース1
メスのカップラ1
メスのダストプラグ1
ストレートフィッティング(⅜ NPT x ⅝ バーブ)2
ホースクランプ4
カップラ (オス)1
オスのダストプラグ1
R クランプ2
キャリッジボルト(¼" x ¾")2
フランジナット(¼")2
エンジン用フィッティング2
ケーブルタイ8
ストレートアダプタ(⅜")1
アダプタ(M16)1
  1. ストレートフィッティング(⅜ NPT x ⅝ バーブ)にシーラントを巻き付ける;最初のねじ山には巻かないこと。

  2. ホースにホースクランプを嵌める。

  3. 出来上がった各アセンブリのバーブ側端部にダストプラグまたはダストキャップを取り付ける(図 23)。

  4. ストレートフィッティング(⅜ NPT x ⅝ バーブ)をオスとメスのカップラに取り付ける(図 23)。

  5. ストレートフィッティング(⅜ NPT x ⅝ バーブ)をオスとメスのカップラに指締め状態にし、そこから2-3回転締め付ける。

  6. 各アセンブリのバーブ側をホースに接続してクランプで固定する(図 23)。

  7. マシンのフレームとラジエターから、既存のブラケットを外す(図 22)。外した金具類は捨てないこと。

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  8. 22に示されている、ラジエターの右側にあるバルブを開いて、冷却液の半量程度を抜く。

  9. 23に示されているエンジンプラグを取り外す。

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  10. エンジン用フィッティングのねじ山にシーラントを巻く。

  11. エンジン用フィッティングをポートに指締めする。

  12. 指締め状態から、エンジン用フィッティングを 2-3 回転増し締めする。

  13. ホースにホースクランプを嵌める。

  14. エンジン用フィッティングのバーブ側端部にホースを嵌め、クランプで固定する(図 23)。

  15. ホースに R クランプを取り付ける(図 23)。

  16. ホースをキャブ後部に固定する;キャリッジボルト(2 本)とナット(2 個)を使用する(図 23と 図 24)。

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  17. ホースが可動部や高温部に触れないようにケーブルタイで固定する(図 24)。

  18. レジエターに冷却液を入れる。

  19. エンジンを始動し冷却系統に入っているエアをパージする。

  20. エンジンを停止させ、冷却液の量を調べる。

  21. 必要に応じて冷却液を補給する。

    Note: エンジンが冷えている時の冷却液のレベルが FULL (COLD) マークよりも高くならないようにしてください。

    Note: 冷却液の仕様については機会本体のオペレーターズマニュアルを参照してください。

ウオッシャー液タンクを取り付ける

この作業に必要なパーツ

ウォッシャー液タンク用ブラケット1
ウォッシャー液タンク1
キャリッジボルト(5/16 x ¾")4
ロックナット(5/16")4
  1. タンクにブラケットを取り付ける;キャリッジボルト(5/16 x ¾")4本とナット(5/16")4個を使用する;図 25を参照。

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  2. 先ほど外した締結具を使用して、タンクとブラケットをフレームとラジエターに取り付ける(図 20または図 22)。

ウオッシャー液ホースを取り付ける

この作業に必要なパーツ

ホースフィッティング(メス)1
ホースフィッティング(オス)1

Note: ホースは所定より長いので、以下の手順の中で切断します。

  1. フレームからウオッシャー液タンクへ、ホースを配設する(図 27)。

  2. 26のように、ホースをウオッシャー液タンクに取り付ける。

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  3. ホースをタンクに取り付ける。

  4. 27の位置でホースを切断する。

  5. 27のようにフィッティングを取り付ける。

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  6. プラスチックバンドでホースを固定する(図 27)。

ワイヤハーネスを接続する

  1. 機体のフレームに沿ってワイヤハーネスを配設する(図 28)。

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  2. バッテリーのプラスケーブルをプラス端子(+)に固定しているナットを外す。

  3. ワイヤハーネスについているバッテリー用端子を、バッテリークランプのボルトに接続する。

  4. 先ほど外したナットでクランプを締め付ける。

  5. 同様の手順で、ワイヤハーネス線をバッテリーのマイナス端子に接続する。

  6. タンクにコネクタを取り付ける(図 28)。

  7. 28のコネクタを、車両のメインハーネスに接続する。

ウェイトを取り付ける

この作業に必要なパーツ

重量2
ボルト(⅜ x 3½")2
ワッシャ(⅜")2
ロックナット(⅜")2

Note: アタッチメントを使用する場合にはスーツケース型ウェイトの搭載が必要となる場合があります。トラクションユニットのオペレーターズマニュアルを参照してください。

フレームと後バンパーとの間にウェイト 2 個を取り付ける;ボルト(⅜ x 3-½")2本、ワッシャ(⅜")2枚、ロックナット(⅜")2 個を使用する。図 29を参照。

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組み立てを完了する

  1. 液漏れがないか点検する。

  2. パーツ同士の干渉がないか確認し、有れば必ず修正する。

  3. バッテリーケーブル(-)をバッテリーに接続する。

  4. 各コントロール装置が適切に作動するかどうか確認する。

  5. 助手を使ってバックミラーとサイドミラーの位置を調節する。

製品の概要

キャブ関係の制御装置

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ワイパースイッチ

ワイパーのON/OFFを行います (図 30)。

温度コントロール

ノブを回してキャブ内の温度を調整します(図 30)。

ファンコントロール

ノブを回してファンの回転速度を調整します(図 30)。

保守

推奨される定期整備作業

整備間隔整備手順
使用開始後最初の 250 時間
  • キャブのエアフィルタを清掃する。(破れている場合や汚れがひどい場合は交換する。)
  • 洗浄

    注意

    始動スイッチにキーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。

    整備・調整作業の前には必ずエンジンを停止し、キーを抜いておくこと。

    Cabキャブの清掃

    Important: キャブシールの周辺に注意してください(図 31)。圧力洗浄機を使用する場合は、洗浄機のノズルをキャブから少なくとも 60cm 離して洗浄してください。キャブのシール部分、ガラスシール、後部のオーバーハングに高圧洗浄機の水を直接吹き付けないでください。

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    エアフィルタの清掃

    整備間隔整備手順
    使用開始後最初の 250 時間
  • キャブのエアフィルタを清掃する。(破れている場合や汚れがひどい場合は交換する。)
    1. キャブ後部のエアフィルタについているつまみねじを外して、格子を取り外す(図 32)。

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    2. フィルタをエアで吹いて清掃する(エアにオイルが含まれていないことを確認)。

      Important: 磨耗したり破損したりしているフィルタは交換してください。

    3. フィルタと格子を取り付け、つまみねじで元通りに固定する。

    保管

    機体からキャブを外す。

    機体からキャブを取り外す場合の準備

    1. キャブ用ホイストの下に車両を移動し、エンジンを停止して駐車ブレーキを掛け、キーを抜き取る。

    2. エンジンが冷えるのを待つ。

    3. 走行ペダルを固定しているボルトとナットを外す(図 1)。

    4. マシン前部から前デッキラッチを外す(図 4)。

    5. 右側アームレストからボルトを外してアームレストを中央側に折りたたむ(図 5)。

    6. キャブの内部から左右のパネルを取り外す(図 9)。

    7. キャブ左右のパネル裏から換気チューブを取り外す(図 15)。

    8. ハンドルコラムを一番低い位置まで倒す;車両のオペレーターズマニュアルを参照。

    9. バッテリーから黒(-)ケーブルを外す。

    ワイヤハーネスを外す

    1. 車両に固定されているハーネスとキャブに固定されているハーネスの接続を、リレーの所で外す(図 28)。

    2. 車両のメインハーネスに取り付けられているコネクタを外す(図 28)。

    3. 車両用、キャブ用それぞれのコネクタが汚れないようにテープなどで保護する。

    ホースの接続を外す

    1. ウォッシャー液ホースの接続を外す(図 19)。

    2. ヒーターホースの接続を外す(図 33)。

      Note: ホースを外した時に液がこぼれますから、回収する、ふき取るなどしてください。

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    3. ヒーターホースにダストキャップを取り付ける(図 33)。

    キャブを外す

    1. キャブの屋根を取り外す(図 10)。

    2. ROPS ストップと ROPS マウントを外す(図 14)。

      Note: ファイアウォールは外さないでください。

    3. キャブ内部の ROPS ベースから、カバーと ROPS シールを外す(図 13)。

      Note: キャブの固定に使用されていたボルト・ナットなどは、外すごとに元の位置に付け直しておいてください。再度キャブを取り付け時に必要になります。元の位置に戻しておけば紛失する恐れもなく、再取り付け作業を迅速に進められます。

    4. キャブの内部から左右のパネルを取り付ける(図 9)。

    5. キャブの吊り上げポイント(4ヶ所)にホイストを接続する(図 11)。

    6. キャブを吊り上げる:吊り上げた状態で車両をキャブの下から移動させられる高さに吊り上げる。

    7. キャブの下から車両を移動させる。

    8. 保管しておいた出荷用パレットの上にキャブを降ろす。

      Note: 格納保管作業中にワイヤハーネスやホースを破損させないように保護してください。また、格納保管中はキャブにカバーを掛け、ごみやほこりから保護してください。

    9. ROPS ピンとボルトを元の位置に戻す(図 2と図 3)。

    10. 各ボルトを91~113 N·m(1.3~1.5kg.m = 67~83 ft-lb)にトルク締めする。

    11. 走行ペダル固定用のボルトとナットを取り付ける(図 1)。

    12. マシン前部に前デッキラッチを取り付ける(図 4)。

    13. アームレストを元の位置に戻してボルトで固定する(図 5)。

    14. 左右の通気チューブを ROPS に取り付ける(図 6)。