はじめに

この機械は乗用型の多目的作業用機械であり、専門業務に従事するプロのオペレータが運転操作することを前提として製造されています。この製品は、集約的で高度な管理を受けているゴルフ場やスポーツフィールド、商用目的で使用される芝生に対する管理を行うことを主たる目的として製造されております。この機械は本来の目的から外れた使用をすると運転者本人や周囲の人間に危険な場合があります。

この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に理解し、他人に迷惑の掛からない、適切で安全な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用するのはお客様の責任です。

製品の安全や取り扱い講習、アクセサリなどに関する情報、代理店についての情報の入手、お買い上げ製品の登録などをネットで行っていただくことができます:www.Toro.com

整備について、また純正部品についてなど、分からないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマーサービスにおたずねください。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。図 1にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメモしておきましょう。

Important: シリアル番号デカルについている QR コード(無い場合もあります)をモバイル機器でスキャンすると、製品保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。

g299536

この説明書では、危険についての注意を促すための警告記号(図 2)を使用しております。これらは死亡事故を含む重大な人身事故を防止するための注意ですから、必ずお守りください。

g000502

この他に2つの言葉で注意を促しています。重要 は製品の構造などについての注意点を、はその他の注意点を表しています。

この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳細については、DOC シート(規格適合証明書)をご覧ください。

カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレスタが装着されていること、エンジンに対して森林等の火災防止措置をほどこされていることが義務づけられており、これを満たさない機械は、第4442章または4443章違犯となります。

エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局(EPA)並びにカリフォルニア州排ガス規制に関連してエンジンマニュアルを同梱しております。エンジンマニュアルはエンジンのメーカーから入手することができます。

警告

カリフォルニア州

第65号決議による警告

カリフォルニア州では、ディーゼルエンジンの排気には発癌性や先天性異常などの原因となる物質が含まれているとされております。

バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含まれており、カリフォルニア州では発ガン性や先天性異常を引き起こす物質とされています。取り扱い後は手をよく洗ってください。

米国カリフォルニア州では、この製品を使用した場合、ガンや先天性異常などを誘発する物質に触れる可能性があるとされております。

安全について

所定のセットアップを行い、規格適合証明書(DOC)に記載されている CE キットを取り付けることにより、本機は ANSI B71.4-2017 および EN ISO 5395 規格に適合する製品となります。

安全に関する一般的な注意

この機械は手足を切断したり物をはね飛ばしたりする能力があります。重大な人身事故を防ぐため、すべての注意事項を厳守してください。

  • エンジンを始動する前に必ずこのオペレーターズマニュアルをお読みになり、内容をよく理解してください。

  • この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってください。運転中は運転操作に集中してください;注意散漫は事故の大きな原因となります。

  • ガードなどの安全保護機器が正しく機能していない時は、運転しないでください。

  • 回転部に手足を近づけないよう注意してください。排出口の近くに手足などを近づけないでください。

  • 作業場所に、無用の大人、子供、ペットなどを近づけないでください。子供に運転させないでください。

  • エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部の動作が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。調整、整備、洗浄、格納などは、機体が十分に冷えてから行ってください。

間違った使い方や整備不良は人身事故などの原因となります。事故を防止するため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識 Graphic のついている遵守事項は必ずお守りください 「注意」、「警告」、および「危険」 の記号は、人身の安全に関わる注意事項を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生する恐れがあります。

安全ラベルと指示ラベル

Graphic

危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。

decalbatterysymbols
decal93-7272
decal106-5976
decal106-9206
decal108-2073
decal115-8155
decal125-9688
decal127-0392
decal132-1316
decal133-8062
decal138-2765
decal138-7471
decal138-7473
decal139-6215
decal139-6224

デカル 139-6246: CE 領域内で使用するマシンに対し、デカル 139-6215 の上から貼り付ける(CE キットの 取り付け要領書に説明がある通り)。

decal139-6246
decal139-6304
decal140-1460
decal140-3125
decal140-6632
decal139-6217
decal144-0454

組み立て

出荷用コンテナから機体を下ろす

(モデル 31900、31901、31907 のみ)
  1. 後輪のハブをパレットに固定しているねじを外す。

  2. 駆動シャフトを後輪に固定しているケーブルタイを切断する。

  3. 出荷台から後輪を外す。

  4. ROPS を上げる;ROPSを立てるを参照。

  5. ROPS バーの上辺中央部を使ってホイストで機体を吊り上げる。

  6. 機体下部にある出荷用のスキッドを外す。

  7. 機体後部の機体の後側を浮かす場合に示す位置にジャッキスタンドを2台配置する。

  8. ジャッキスタンドの上に機体を下ろす。

後タイヤを取り付ける

(モデル 31900、31901、31907 のみ)

この作業に必要なパーツ

後車輪2
ワッシャ(小)(2 輪駆動のみ)2
ワッシャ(大)(2 輪駆動のみ)2
ボルト(⅝ x 1¼")(2 輪駆動のみ)2
ダストキャップ (2 輪駆動のみ)2
ラグナット (4 輪駆動のみ)8
ねじ山用のロッキングコンパウンド
  1. アクスルスピンドルまたはホイールハブから出荷用のブラケットを外してブラケットを廃棄する。

  2. クレートに入っているタイヤを取り出す。タイヤを固定していたボルト 2 本(⅝ x 1¼")と大きなワッシャは保管すること。

  3. 以下の要領でタイヤを取り付ける:

    • 2 輪駆動のマシン:

      1. ボルト (⅝ x 1¼") のねじ山にロッキングコンパウンドを塗りつける。

      2. 小ワッシャ、大ワッシャ、ボルト(⅝ x 1¼")を使用してアクスルスピンドルにホイールを固定する(図 3)。

        g312833
      3. ボルトを 203 N (20 kg.m = 150 ft-lb)にトルク締めする。

      4. ホイールにダストキャップを取り付ける(図 3)。

    • 4 輪駆動マシン:ラグナット 4 本でホイールをハブに固定する(図 4)。

      g299549
  4. ラグナットをトルク締めする;ホイールナットのトルク締めを参照。

前タイヤを外す

(モデル 31900、31901、31907 のみ)

Note: この作業は、昇降アームを正しく取り付けるために必ず行う必要があります。

  1. ホイールラグナットをゆるめて外す(図 12)。

    g299550
  2. 各ホイールハブから車輪を取り外す(図 12)。

昇降アームアセンブリを取り付ける

(モデル 31900、31901、31907 のみ)

この作業に必要なパーツ

右昇降アーム1
左昇降アーム1
大きいピン2
ボルト(⅜ x 2¾")2
ナット(⅜")6
小さいピン2
センサーブラケット1
キャリッジボルト2
ボルト(⅜ x 1¼")2
グリスフィッティング2

Note: 昇降アームの取り付けは、必要に応じて 2 人で行ってください。

  1. 出荷用スキッドから昇降アームを取り出す。

  2. 大きいピン 2 本を使用して昇降アームをマシンのフレームに取り付ける(図 6)。

    g312023
  3. 大きいピンにグリスフィッティングを取り付ける(図 6)。

  4. 大きいピンをフレームに取り付ける;ボルト(⅜ x 2¾")2本とナット(⅜")2個を使用する(図 7)。

    g295767
  5. キャリッジボルト 2 本とナット(⅜")2 個を使用して、センサーブラケットを右昇降アームに固定する(図 8)。

    Note: センサーブラケットがセンサーに干渉しないようにしてください。

    g312028
  6. 以下の手順で、昇降アームに昇降シリンダを取り付ける:

    1. 油圧マニホルドの下にオイルを受ける容器をおく(図 9に示す)。

      Note: 昇降シリンダを手で縮めるために、少量の油圧オイルを抜く必要があります。

      g299920
    2. 油圧マニホルドのポート C1 に接続されているホースのスイベルナットをゆるめる(図 10)。

      g312025
    3. ポンチを使って、シリンダロッドの穴と昇降アームの穴を揃える(図 11)。

      Note: 穴をそろえるにはアームを完全に上昇させてください。

      g312026
    4. ボルト(⅜ x 1¼")2本、ナット(⅜")2個、小さいピン 2 本を使用して、昇降アームをシリンダに固定する(図 11)。

    5. ホースのスイベルナット(ポートC1)を 41 N∙m(4.2 kg.m = 30 ft-lb)にトルク締めする。

      Note: ホースをねじってしまわないように補助レンチを使って丁寧に締め付けてください。

  7. アタッチメントピンジョイントと昇降アームピンジョイントにグリスを注入する;ベアリングとブッシュのグリスアップを参照。

前タイヤを取り付ける

(モデル 31900、31901、31907 のみ)
  1. 先ほど外したラグナットを使って、タイヤをホイールハブに固定する(図 12)。

    g299550
  2. ラグナットをトルク締めする;ホイールナットのトルク締めを参照。

機体固定用ブラケットを取り付ける

(モデル 31900、31901、31907 のみ)

この作業に必要なパーツ

固定ブラケット1
ボルト(⅜" x 3¼")2
ナット(⅜")2

ロープ掛けブラケットをプラットフォームに取り付ける;ボルト(⅜ x 2¼")3本とナット (⅜")2 個を使用する(図 13)。

g299562

運転席を取り付ける

(モデル 31900、31901、31907 のみ)

この作業に必要なパーツ

運転席キット(別売;弊社代理店にご相談ください)1

運転席を取り付ける;運転席キットの 取り付け要領書を参照。

ハンドルを取り付ける

(モデル 31900、31901、31907 のみ)

この作業に必要なパーツ

ハンドル1
カバー1
  1. 出荷台からハンドルを外す。(図 14

    g307379
  2. ステアリングシャフトからナイロックナットとワッシャを外す。

    Note: ステアリングシャフトについているウレタン製のカラーは外さないでください(図 14)。

  3. ハンドルとワッシャをステアリングシャフトにはめ込む (図 14)。

  4. ナイロックナットでハンドルをステアリングシャフトに固定する。ナイロックナットを 27-35 N·m(2.8-3.6 kg.m = 20-26 ft-lb)にトルク締めする。

  5. ハンドルにカバーを取り付ける(図 14)。

バンパーを取り付ける

(モデル 31900、31901、31907 のみ)

この作業に必要なパーツ

バンパー1
ボルト(⅜ x 2¾")2
ボルト(⅜" x 3¼")4
ナット(⅜")6
  1. 出荷用スキッドからバンパーを取り出す。

  2. バンパー上部をマシンのフレームに取り付ける;ボルト(⅜ x 3¼")4本とナット (⅜")4 個を使用する(図 15)。

    g302775
  3. バンパーをマシンのフレーム下に取り付ける;ボルト(⅜ x 2¾")2本とナット (⅜")2 個を使用する(図 15)。

ROPS の位置を調整する

(モデル 31900、31901、31907 のみ)

ROPS を上げる;ROPSを立てるを参照。

バッテリーを接続する

(モデル 31900、31901、31907 のみ)

バッテリーを接続する; バッテリーを接続するを参照。

アタッチメントを取り付ける

この作業に必要なパーツ

アタッチメント(別売;弊社代理店にご相談ください)1
ボルト(5/16 x 2") 2
ナット(5/16")2

前アタッチメント(カッティングユニット、プラウブレード、ブロアなど)を取り付ける;以下の手順の他、アタッチメントのオペレーターズマニュアルを参照。

  1. 一人が運転席に座ってキーを ON にしてアタッチメントの昇降スイッチで昇降アームを降下させる操作を行い、もう一人が手で昇降アームを押し下げる。

  2. アタッチメントの取り付け要領書に従って、昇降アームの穴とアタッチメントの穴を整列させる。

  3. PTO シャフトをギアボックスに取り付ける;2 組のボルト(5/16 x 2")ナット(5/16")を互いに反対向きに取り付け(図 16)、それぞれのナットを 40 N∙m(4.2 kg.m = 30 ft-lb)にトルク締めする。

    g299646

液量を点検する

初めてエンジンを始動する前に、以下の液量の点検を行ってください:

タイヤ空気圧を点検する

タイヤ空気圧を点検する;タイヤ空気圧を点検するを参照。

Important: マシンの性能を適切に発揮させ、また質の高い刈り込みを実現するために、すべてのタイヤの空気圧を正しく維持してください。タイヤ空気圧は規定値以下に下げてはならない。

CE キットを取り付ける

この作業に必要なパーツ

CE キット(別売;弊社代理店にご相談ください)1

CE 基準適用地域でこの機械を運転する場合には、 CE キットを取り付けてください;取り付け方法は取り付け要領書を参照してください。

後部ウェイトを取り付ける

この作業に必要なパーツ

ウェイト:19 kg (モデルにより異なる)
ウェイト:6 kg (モデルにより異なる)
ウェイトブラケットキット(必要に応じて)1
ウェイト:11 kg (モデルにより異なる)

出荷時に各マシンに取り付けられたウェイトは以下の表で確認できます:

モデル出荷時装着の後部ウェイト
319002 個(それぞれ 19 kg)
319011 個(19 kg)
31907なし
319095 個(それぞれ 19 kg)と2個(それぞれ 6 kg)

後ウェイトの必要個数

ウェイトの必要個数はトラクションユニットとアタッチメントの組み合わせによって変わります。以下の表でご確認ください:

必要な後部ウェイト

トラクションユニットのモデル番号アタッチメントのモデル番号または名称必要なウェイトの総数(19 kg)必要なウェイトの総数(6 kg)必要なウェイトの総数(11 kg)
3190031970, 31971, 31974200
31972, 31973, 3197530
0283540
MSC23345および 31990*52
回転ブルームと 31990*523
3190131970, 31971, 31974100
31972, 31973, 3197520
0283530
MSC23345および 31990*50
回転ボウキと 31900*523
3190731970, 31971000
31972, 3197310
0283552
回転式ブルーム20
MSC23345および 31990*52
回転ボウキと 31990*52
3190931970, 3197152
31972, 31973521
02835520
MSC2334552
回転ボウキ52
*モデル 31990 は冬期用エンクロージャ。表記のウェイト数は、冬期用エンクロージャとアタッチメント(例えば除雪ブレードや回転ボウキ)を同時に使用した場合のもの。

後部ウェイトの取り付けが必要な場合は、弊社代理店からウェイトをご購入の上、以下の手順に従って取り付けを行ってください:

19 kg ウェイトの取り付け

  1. ウェイトロック棒をバンパーに固定している金具をゆるめる。

    g299565
  2. 必要な数のウェイトを追加する。

  3. ウェイトロック棒の固定金具を締めてウェイトをバンパーに固定する。

6 kg ウェイトの取り付け

  1. 以下のパーツを、代理店から入手する。

    パーツ名数量パーツ番号
    ねじ(⅜ x 3-½")2116-4701
    ワッシャ2125-9676
    ナット(⅜")2104-8301
  2. 新しい金具を使ってウェイトをバンパーに固定する(図 18)。

    g324822

11 kg ウェイトの取り付け

トラクションユニット/アタッチメントの構成で 最大で 2 個のウェイト(各々 11 kg)を必要とする場合:

  1. 弊社代理店にてウェイトブラケットキット(P/N 144-0480)を購入。

  2. ウェイトブラケットキットを取り付ける;キットの取り付け要領書を参照。

トラクションユニット/アタッチメントの構成で 2 個を超える数のウェイト(各々 11 kg)を必要とする場合:(例:モデル 31900 のトラクションユニットに MSC23345 と 31990 を搭載)

  1. 以下のパーツを、代理店から入手する。

    パーツ名数量パーツ番号
    ボルト(⅜" x 4")2323-16
    ナット(⅜")23256-3
    ウェイト(11 kg)1144-0484-03
    ウェイトブラケットキット(取り付け用金具とウェイト 2 個を含む)1144-0480
  2. 実際の条件に合わせて以下の手順を行う:

    Note: これらの手順については図 19を参照。

    • まだ取り付けられていないウェイトブラケットキット:

      1. ボルト(⅜ x 4")とナット(⅜")を使用してブラケットにウェイト3個を取り付ける(図 19)。

      2. 六角ボルトとナット(キット付属品)を使ってウェイトブラケットをマシンに取り付ける(図 19)。

    • すでに取り付けられたウェイトブラケットキット:

    1. マシンからウェイトブラケットを外す(図 19)。

      外した金具類は保管する。

    2. ウェイトをブラケットに固定している金具を外す。

    3. ボルト(⅜ x 4")とナット(⅜")を使用してブラケットにウェイト3個を取り付ける(図 19)。

    4. 先ほど外した金具を使って、ウェイトブラケットをマシンに固定する(図 19)。

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アタッチメントの重量移動の調整を行う

以下の作業は、標準のロータリーカッティングユニット以外のアタッチメント(例えば除雪機、ブレード、フレール)を取り付ける時のみ行ってください。

油圧マニホルドについている重量移動バルブを調整することにより、アタッチメントの重量をトラクションユニットに移動させる油圧の大きさを変更することができます。調整の目安は、不整地を走行したときにアタッチメントのバウンドが一番少なくなるように、また、平地でアタッチメントを下降させた時にドスンと落ちてしまったり下降が速すぎたりしないのが適切です。

  • 凹凸のある場所でアタッチメントを使用する時の地表追従性を向上させたい場合には、重量移動(油圧の大きさ)が 小さくなるように油圧マニホルドで調整します。

    Note: アタッチメントについているキャスタや除雪機のそりが浮いてしまうのは、重量移動(油圧の大きさ)が大きすぎるのが原因です。

  • 平らなターフを刈り込んでいる時に軸刈りしたり、左右の刈り上がりが同じでなかったり、除雪機の前端のエッジが路面に食い込みすぎるような場合は、重量移動(油圧の大きさ)を大きくしてください。

    Note: 重量移動の油圧を大きくすると、アタッチメントに掛かっている重量がトラクションユニットに移るので、トラクションユニットの走行力が高くなります。

重量移動用の油圧の調整は以下の手順で行います:

  1. 10 分間の運転を行う。

    Note: これで油圧オイルが温まります。

  2. 平らな場所に駐車し、アタッチメントを降下させ、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。

  3. マシン下部にある昇降マニホルドを探し出す(図 20)。

    g299920
  4. テストポート(G1 というラベル;図 21を参照)に圧力計を取り付ける。

    g299924
  5. 昇降マニホルドの側面で、テストポート(G1 というラベル;図 21を参照)についているキャップを外す。

  6. 重量移動スプール(LC というラベル;図 21を参照)についているジャムナットをゆるめる。

  7. エンジンを始動し、ハイアイドルにセットする。

  8. 六角のソケットレンチでスプールのカウンタバランスバルブを調整し、希望する圧力がゲージに表示されればよい;各アタッチメントの重量移動の推奨圧力表を参照のこと。

    • 調整ねじを右に回すと圧力が増加する。

    • 調整ねじを左に回すと圧力が減少する。

    アタッチメント重量移動圧力
    ロータリーカッティングユニット17.2 bar(17.6 kg/cm2 = 250 psi)
    フレールモア(モデル No. 02835)13.79 bar(14.1 kg/cm2 = 200 psi)
    ロータリー除雪機17.24 bar(17.6 kg/cm2 = 250 psi)
    除雪ブレード(モデル No. MSC23345)13.79 bar(14.1 kg/cm2 = 200 psi)
    除雪ブルーム17.24 bar(17.6 kg/cm2 = 250 psi)
  9. エンジンを止め、キーを抜き取る。

  10. 重量移動スプールの端についているジャムナットを 13-16 N∙m(1.4-1.8 kg.m = 10-12 ft-lb)に締め付ける。

  11. テストポートにキャップを取り付ける。

  12. テストポートから圧力計を外す。

製品の概要

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走行ペダル

Note: 運転前に座席調整を行ってください。調整方法については運転席キットの取り付け要領書を参照してください。

走行ペダル(図 23)は前進と後退を行うペダルです。

  • 前進走行: つま先でペダル上部を踏み込む。

  • 後退走行: つま先でペダル下部を踏み込む。

Note: かかとを運転台の上に置き、つま先でペダルを操作すると安定した運転ができます。

走行速度はペダルの踏み込み具合で調整します。移動時に最高速度で走行するには、スロットルを 高速位置にした状態でペダルを一杯に踏み込んでください。前進最高速度は以下の通りです:

  • モデル 31900 と 31901: 21 km/h

  • モデル 31907 と 31909: 24 km/h

深いターフを刈る時や上り坂など負荷が大きい時には、エンジンの回転速度が落ちない程度までペダルの踏み込みを「軽く」してやります(スロットルはもちろん高速位置)。エンジンの速度が急に落ちはじめたら、ペダルの踏み込みを少しゆるめてやるとエンジンの速度が回復してきます。

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チルトステアリングレバー

ハンドルを引き寄せたい場合には、チルトステアリングレバー(図 23)を踏み込んでステアリングタワーを手前に傾けてください。ハンドルがちょうど良い角度になったら、レバーから足を離します。

駐車ブレーキ

エンジンを停止させたら、車体が不意に動き出さないよう、必ず駐車ブレーキ(図16)を掛けてください。

  • 駐車ブレーキを掛ける:ハンドルを引き上げて 入 位置にする。

    g219574
  • 駐車ブレーキを解除する:ハンドル上部についているボタンを親指で押し込んで切位置にする。

    Note: レバーは一番下まで下げてください。下がっていないと走行ペダルを踏み込んだ時にエンジンが停止します。

コンソール

コンソール上の機器(図 25)については次項を参照してください。

g300409

アタッチメント昇降スイッチ

アタッチメントを最高位置(すなわち移動走行位置)に上げたり、最低位置(すなわち作動位置)に降ろしたりするスイッチです。

  • アタッチメントを上昇させる:スイッチ後部を押す。

  • アタッチメントを下降させる:スイッチ前部を押す。

現場から現場へ移動する時には、必ずアタッチメントを移動走行位置にしてください。マシンを使用していない時には、必ずアタッチメントを作動位置に降ろしておいてください。

PTO スイッチ

  • PTO を接続する:スイッチを引き出す。

  • PTO を解除する:スイッチを押し入れる。

PTO 駆動のアタッチメントが作動位置にある時(地表面に降下しており、駆動シャフトが接続されている状態)で作業準備が整っている時以外は、PTO スイッチを入れないでください。

Note: PTO スイッチが ON の状態で運転席から離れるとエンジンは自動停止します;PTOのリセット方法を参照。

キースイッチ

キースイッチには 3 つの位置があります: OFF、ON/PREHEAT、STARTです。

エンジンの始動や停止に使用します [エンジンの始動手順またはエンジンの停止手順を参照] あるいはディスプレイ画面を確認 [ディスプレイ画面の情報についてを参照]。

スロットルコントロール

スロットルコントロールはエンジンの回転速度を調整するものです。

  • エンジン速度を上げる:レバーを前方に動かす

  • エンジン速度を下げる:レバーを後方に動かす

グロープラグスイッチ

冷えているエンジンを始動する時に使用します。

ディスプレイ画面

ディスプレイ画面は、マシンの運転状態、故障診断などの情報を表示します。

詳細は ディスプレイ画面の情報について を参照してください。

ディスプレイ画面ボタン

キャブ関係の制御装置

キャブ付きの車両
g320790

ワイパースイッチ

このスイッチ(図 26)でワイパーの ON/OFF を行います。

ファンコントロールのノブ

このノブ(図 26)でファンの回転速度を調整します。

ライトスイッチ

このスイッチ(図 26)でドームライトの ON/OFF を行います。

温度調整ノブ

このノブ(図 26)でキャブの室温を調整します。

エアコンスイッチ

このスイッチ(図 26)でエアコンの ON/OFF を行います。エアコンのコントロールはファン調整ノブで行います。

エアコンが ON の時は再循環ベント(図 26)を開いてください。

Note: 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。

g331993
内容27 記号寸法または重量
高さ(ROPS を立てた状態) D200 cm
高さ(ROPS を下げた状態)C111 cm
高さ(キャブ搭載)(モデル 31909)J226 cm
全長(後部ウェイト搭載時)(モデル 31900, 31901, 31909)搭載したアタッチメントを含む G最長 332 cm
トラクションユニットのみI最長 272 cm
全長(後部ウェイト非搭載時)(モデル 31907)搭載したアタッチメントを含むF最長 312 cm
トラクションユニットのみH最長 253 cm
全長(搭載したアタッチメントを含む)B幅の仕様を参照。
ホイールベース(長さ)E132 cm
前輪トレッド幅モデル 31900 および 31901A132 cm
モデル 31907 および 31909136 cm
後輪トレッド幅 モデル 31900 122cm
モデル 31901, 31907, 31909 128 cm
地上高モデル 31900 および 31901 20 cm
モデル 31907 および 31909 21 cm
純重量モデル 31900 794kg
モデル 31901 792 kg
モデル 31907 836 kg (1,843 lb)
モデル 31909 1,106 kg (2,439 lb)

幅の仕様

搭載されているカッティングユニットの幅については以下の表をご覧ください:

カッティングユニット
モデル番号:31970198 cm
モデル番号:31971168cm
モデル番号:31972228 cm
モデル番号:31973198 cm
モデル番号:31974158 cm
モデル番号:31975188 cm
モデル 02835(フレール)218 cm

アタッチメントとアクセサリ

トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください;弊社のウェブサイト www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとアクセサリをご覧になることができます。

機械の性能を完全に引き出し、かつ安全にお使いいただくために、交換部品やアクセサリは純正品をお使いください。他社の部品やアクセサリを御使用になると危険な場合があり、製品保証を受けられなくなる場合がありますのでおやめください。

運転操作

運転の前に

運転前の安全確認

安全に関する一般的な注意

  • 子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対に運転や整備をさせないでください。地域によっては機械のオペレータに年齢制限を設けていることがありますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ全員にトレーニングを受講させる責任があります。

  • 安全な運転操作、各部の操作方法や安全標識などに十分慣れておきましょう。

  • エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部の動作が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。調整、整備、洗浄、格納などは、機体が十分に冷えてから行ってください。

  • エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。

  • オペレータコントロールやインタロックスイッチなどの安全装置が正しく機能しているか、また安全ガードなどが外れたり壊れたりしていないか点検してください。これらが正しく機能しない時には機械を使用しないでください。

  • 使用前に必ず、ブレード、ブレードボルト、刈り込みアセンブリの点検を行ってください。バランスを狂わせないようにするため、ブレードを交換するときにはボルトもセットで交換してください。

  • これから機械で作業する場所をよく確認し、機械に巻き込まれそうなものはすべて取り除きましょう。

燃料についての安全事項

  • 燃料の取り扱いに際しては安全に特にご注意ください。燃料は引火性が高く、気化すると爆発する可能性があります。

  • 燃料取り扱い前に、引火の原因になり得るタバコ、パイプなど、すべての火気を始末してください。

  • 燃料の保管は必ず認可された容器で行ってください。

  • エンジン回転中などエンジンが高温の時には、燃料タンクのふたを開けたり給油したりしないでください。

  • 締め切った場所では燃料の補給や抜き取りをしないでください。

  • ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容器を保管・格納しないでください。

  • 燃料がこぼれたら、エンジンを始動せずにマシンを別の場所に動かし、気化した燃料ガスが十分に拡散するまで引火の原因となるものを近づけないでください。

毎日の始業点検

毎回の運転開始前に以下の点検を行ってください。

タイヤ空気圧を点検する

整備間隔整備手順
使用するごとまたは毎日
  • タイヤ空気圧を点検します。
    • タイヤの規定空気圧(2 輪駆動マシン):

      • 前タイヤ:138 kPa(1.4 kg/cm2 = 20 psi)

      • 後タイヤ:193 kPa(2.0 kg/cm2 = 28 psi)

    • タイヤ空気圧の適正範囲(4 輪駆動マシン):138 kPa(1.4 kg/cm2 = 20 psi)。

    危険

    タイヤ空気圧が不足すると、斜面で機体が不安定になり、転倒など、生命に関わる重大な人身事故を起こしやすくなる。

    タイヤ空気圧は規定値以下に下げてはならない。

    前後のタイヤとも規定値に調整してください。必要に応じタイヤに空気を入れるか抜くかして適正圧に調整してください。

    Important: マシンの性能を適切に発揮させ、また質の高い刈り込みを実現するために、すべてのタイヤの空気圧を正しく維持してください。運転を行う前に、全部のタイヤの空気圧を調整してください。

    g001055

    燃料を補給する

    燃料についての仕様

    Important: 低イオウ軽油または超低イオウ軽油以外の燃料は使用しないでください。以下の注意を守らないと、エンジンを破損させる場合があります。

    • 絶対に、ディーゼル燃料の代わりに灯油やガソリンを使わないでください。

    • 絶対に、灯油やガソリンをディーゼル燃料に混入しないでください。

    • 絶対に、内面に亜鉛メッキされている容器で燃料を保管しないでください。

    • 燃料用添加剤を使用しないでください。

    • 不純物のない新しい軽油またはバイオディーゼル燃料を使用してください。

    • 燃料の劣化を防止するため、180日間程度で使いきれる量を購入するようにしてください。

    ディーゼル燃料

    セタン値: 40 以上

    イオウ含有量:低イオウ(<500 ppm)または超低イオウ(<15 ppm)

    気温が -7℃ 以上では夏用燃料(2号軽油)を使用しますが、気温が -7℃ 以下の季節には冬用燃料(1号軽油または1号と2号の混合)を使用してください。

    Note: 低温下で冬用ディーゼル燃料を使うと、発火点や流動点が下がってエンジンが始動しやすくなるばかりでなく、燃料の成分分離(ワックス状物質の沈殿)によるフィルタの目詰まりを防止できるなどの利点があります。気温が -7° 以上の季節には夏用燃料を使用する方が、燃料ポンプの寿命を延ばします。

    バイオディーゼル

    この機械はバイオディーゼル燃料を混合したB20燃料(バイオディーゼル燃料が20%、通常軽油が80%)を使用することができます。

    イオウ含有率 超低イオウ(<15ppm)

    バイオディーゼル燃料の仕様: ASTM D6751 または EN14214

    ブレンド燃料の仕様:ASTM D975、EN590 または JIS K2204

    Important: ただし、混合されている軽油のイオウ含有量は極低レベルである必要があります。

    以下の注意を守ってお使いください。

    • 着色したターフを汚す可能性があります。

    • 寒い地方ではB5(バイオディーゼル燃料が5%)またはそれ以下の製品を使用すること。

    • 時間経過による劣化がありうるので、シール部分、ホース、ガスケットなど燃料に直接接する部分をまめに点検してください。

    • バイオディーゼル混合燃料に切り替えてからしばらくの間は燃料フィルタが目詰まりを起こす可能性があります。

    • バイオディーゼル燃料について、より詳細な情報は弊社正規代理店におたずねください。

    燃料を補給する

    燃料タンク容量:45 リットル

    Note: 可能であれば、一日の運転が終了したあとに燃料を補給しておくようにしてください。このようにすると燃料タンク内部に水がたまるのを低減することができます。

    1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止し、キーを抜き取る(図 29)。

    2. 燃料タンクのキャップを取る。

    3. 燃料タンクに付いている燃料計が「満」を示すまで、所定の燃料を入れる。

    4. 燃料タンクのキャップを締める。

    g287495

    安全インタロックシステムの動作を確認する

    整備間隔整備手順
    使用するごとまたは毎日
  • インタロックシステムを点検します。
  • インタロックシステムは、走行ペダルが「ニュートラル」位置、PTOスイッチが OFF 位置にない限りエンジンが始動(クランキングも)できないようにする安全装置です。さらに、以下の状態ではエンジンが停止します:

    • PTO スイッチが ON なのにオペレータが席を離れた。

    • 走行ペダルが踏み込まれているのにオペレータが席にいない。

    • 駐車ブレーキが掛かっている状態で走行ペダルが踏まれた。

    注意

    インタロックスイッチは安全装置であり、これを取り外すと予期せぬ人身事故が起こり得る。

    • インタロックスイッチをいたずらしない。

    • 作業前にインタロックスイッチの動作を点検し、不具合があれば作業前に交換修理する。

    1. PTO スイッチを OFF 位置にして走行ペダルから足を離す。

    2. キーを START 位置に回す。エンジンがクランキングした場合は、3へ進む。

      Note: クランキングない場合はインタロックシステムが故障している。

    3. エンジンが掛かった状態で運転席から立ち上がり、PTO スイッチを ON にする。エンジンが 2 秒以内に停止すれば正常である。エンジンが停止した場合は、ステップ4 へ進む。

      Important: エンジンが停止しない場合はインタロックシステムが故障している。トロ社代理店に連絡する。

    4. エンジンが掛かっていてPTOがOFF位置にある状態で、運転席から立ち上がって走行ペダルを踏み込む。エンジンが 2 秒以内に停止すれば正常である。エンジンが停止した場合は、5 へ進む。

      Important: エンジンが停止しない場合はインタロックシステムが故障している。トロ社代理店に連絡する。

    5. 駐車ブレーキを掛ける。 エンジンが掛かっていてPTOがON位置にある状態で、走行ペダルを踏み込む。エンジンが 2 秒以内に停止すれば正常である。エンジンが停止すればインタロックは正常であるからマシンの使用を続けてよい。

      Important: エンジンが停止しない場合はインタロックシステムが故障している。トロ社代理店に連絡する。

    ROPSを調整する

    警告

    マシンが転倒すると死亡を含む重大な人身事故になる可能性がある。

    • ROPS は常時立てた位置にロックしておくこと。

    • シートベルトを着用すること。

    警告

    ROPS を下げた状態では、ROPS による安全保護は機能しない。

    • 不整地や斜面を走行する時には、必ずROPS(横転保護バー)を立てておくこと。

    • どうしても必要な時以外には ROPS を下げないこと。

    • ROPS を下げた状態で乗車する時にはシートベルトをしないでください。

    • 運転はゆっくり慎重におこなうこと。

    • 頭上の障害物がなくなったら直ちに ROPS を立てること。

    • 頭上の安全(木の枝、門、電線など)に注意し、これらに機械や頭をぶつけないように注意すること。

    ROPSを下げる

    Important: どうしても必要な時以外には ROPS を下げないこと。

    1. 車両を平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、カッティングユニットを降下させ、エンジンを停止し、キーを抜き取る。

    2. 機体の左右で保護バーからコッターピンとピンを抜き取る(図 30)。

    3. ホッパーを倒して、ピンとコッターピンで固定する(図 30)。

    g257846g034164

    ROPSを立てる

    1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、カッティングユニットを降下させ、エンジンを停止し、キーを抜き取る。

    2. 機体の左右で保護バーからコッターピンとピンを抜き取る(図 31)。

    3. ホッパーを立てて、ピンとコッターピンで固定する(図 31)。

    g034168

    ディスプレイ画面の情報について

    ディスプレイ画面は、マシンについての状態(運転状態、故障診断など)の情報を表示します。メイン情報画面が 2 つ(図 32)、メインメニュー画面が 1 つあります。

    g308751

    ディスプレイ画面のボタンの使い方

    ディスプレイ画面のボタン(図 33に掲載)を使って、2 つのメイン画面を行き来し、またメインメニューにアクセスします。

    g297898
    • メインメニューにアクセスする:ディスプレイ画面ボタンを押し続けるとメニュー項目が表示される。

    • メニュー上で項目を選択する:ディスプレイ画面ボタンを素早く二度押す。

      ボタンを短く押すことで選択を行うこともできます(例えば、ヤードポンド法表示とメートル法表示の切り替えを設定画面で行えます)。

    • 前の画面に戻る(たとえば、設定画面からメインメニュー画面に戻る時や、メインメニュー画面からメイン情報画面に戻りたい場合)には:ディスプレイ画面ボタンを押し続けると前の画面が表示される。

    • 次のメニュー項目にスクロール(ダウン)するには:ディスプレイ画面ボタンを一回押す。

    メニュー項目について

    Main Menu(メインメニュー)

    メニュー項目内容
    FAULTS(不具合)最近に記録された不具合内容を見ることができます。サービスマニュアルに不具合 メニューとその内容の詳細が解説されています。または弊社ディストリビュータにお問い合わせください。
    SERVICE(整備)使用時間積算記録、動作回数などの情報を見ることができます。Service(整備)の表を参照。
    DIAGNOSTICS(診断機能)マシンにおいて現在発生している不具合やそのデータが表示されます。これらを利用して手早い故障探究を行うことができます。特にマシンの制御装置の ON/OFF 状態やコントロールレベル(センサーの値など)が分かるので便利です。
    SETTINGS(設定)インフォセンターの表示や機械の設定を変更することができます。Settings(設定)の表を参照。
    ABOUT (マシンについて)モデル番号、シリアル番号、ソフトウェアのバージョンなどを確認することができます。About(マシンについて)の表を参照。

    Service(整備)

    メニュー項目内容
    HOURSキー、エンジン、PTO が ON であった合計時間。
    COUNTSエンジン始動回数と PTO 起動回数。

    Settings(設定)

    メニュー項目内容
    UNITS(単位)表示される項目の単位を選択することができます。ヤードポンド系またはメートル系から選択します。
    LANGUAGE(言語)表示に使用する言語を選択することができます。
    BACKLIGHT(バックライト)表示の明るさを調整します
    CONTRAST(コントラスト)表示のコントラストを調整します
    PROTECTED MENUS(保護項目)権限を付与された人が PIN コードを入力することにより保護メニュー(スロープセンサーの設定と不具合コードのログの消去)にアクセスすることができます。
    PROTECT SETTINGS(保護設定)無効に設定すると、 PIN コード無しでアクセスできます。
    PTO SOFTSTART(PTO ソフトスタート):PTO ソフトスタート機能の入切を行う。出荷時の設定は「入」です。
    SLOPE SENSOR INSTALLED(スロープセンサー取り付け済み)スロープセンサーが取り付けられているかを表示します。機体からスロープセンサーを取り外した場合は、この設定を無効に設定し、「スロープセンサーとの通信なし」エラーが出ないようにします。

    Diagnostics(診断機能)

    メニュー項目内容
    DECKカッティングユニットの 入力・出力がアクティブかどうかを示します。
    PTOPTO がアクティブかどうかを示します。
    ENGINEエンジンの 入力・出力がアクティブかどうかを示します。

    About(マシンについて)

    メニュー項目内容
    MODELマシンのモデル番号を表示します。
    SNマシンのシリアル番号を表示します。
    S/W REVマスターコントローラのソフトウェアの改訂番号を表示します。

    ディスプレイ画面のアイコンについて

    各アイコンについての説明を以下の表に挙げます:

    ディスプレイ画面のアイコン

    Graphicエンジン速度
    Graphicエンジンの不具合
    Graphicアワーメータ
    Graphicエアインテークヒーターが作動中
    Graphicオペレータが着席している必要があります
    Graphic駐車ブレーキが掛かったままです
    Graphicニュートラル
    GraphicPTOが入っています
    GraphicPTOが入っていません
    Graphicカッティングユニットが下降中であることを示します
    Graphicカッティングユニットが上昇中であることを示します
    GraphicPIN 暗証コード
    Graphicバッテリー
    Graphic冷却水温度

    アクセス制限付きメニューへのアクセス

    Note: 出荷時に設定されている デフォルト PIN は 1234 です。

    PIN を変更後、PIN を忘れてしまった場合には、弊社ディストリビュータにご相談ください。

    1. SETTINGS(その他)を選択。

    2. PROTECTED MENUS(保護メニュー)を選択。

    3. PIN コードを入力するには、ディスプレイ画面ボタンを何度か押して最初の桁へ入力します。その後ボタン素早く二度押すと次の桁へ移動します。

    4. 四桁すべての入力が終了したら、ディスプレイ画面ボタンを一回押して PIN コードを決定します。

      正しい PIN コードの場合には全部のメニュー画面の右上に PIN アイコンが表示されます。

    運転中に

    運転中の安全確認

    安全に関する一般的な注意

    • オーナーやオペレータは自分自身や他の安全に責任があり、オペレータやユーザーの注意によって物損事故や人身事故を防止することができます。

    • 作業にふさわしい服装をし、安全めがね、長ズボン、頑丈で滑りにくい安全な靴、および聴覚保護具を着用してください。長い髪は束ねてください。ゆるい装飾品やだぶついた服は身に着けないでください。

    • 疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂取した時は運転しないでください。

    • この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってください。運転中は運転操作に集中してください;注意散漫は事故の大きな原因となります。

    • エンジンを掛ける前に、全部の駆動装置がニュートラルであること、駐車ブレーキが掛かっていることを確認し、運転席に着席してください。

    • 人を乗せないでください。また、作業中は周囲から人、特に子供を十分に遠ざけてください。

    • 運転は、穴や障害物を確認できる十分な照明のもとで行ってください。

    • ぬれた芝の刈り込みは避けてください。接地力が落ちてスリップする危険が高くなります。

    • 回転部に手足を近づけないよう注意してください。排出口の近くに手足などを近づけないでください。

    • バックするときには、足元と後方の安全に十分な注意を払ってください。

    • 見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障害物の近くでは安全に十分注意してください。

    • 刈り込み中以外は必ずブレードの回転を止めておいてください。

    • 異物をはね飛ばしたときや機体に異常な振動を感じたときにはまずマシンを停止し、キーを抜き取り、各部の動きが完全に止まってからよく点検してください。異常を発見したら、作業を再開する前にすべて修理してください。

    • 旋回するときや道路や歩道を横切るときなどは、減速し周囲に十分な注意を払ってください。常に道を譲る心掛けを。

    • 刈高を変更する時は、必ずカッティングユニットを停止させ、エンジンを止め、キーを抜き取り、機会が完全に停止するまで待ってください(運転席で刈高を変更できる場合はこの限りでありません)。

    • エンジンは換気の十分確保された場所で運転してください。排気ガスには致死性ガスである一酸化炭素が含まれています。

    • マシンを作動させたままで絶対に機体から離れないでください。

    • 運転席を離れる前に:

      • 平らな場所に駐車する。

      • PTOの接続を解除し、アタッチメントを下降させる。

      • 駐車ブレーキを掛ける。

      • エンジンを止め、キーを抜き取る。

      • 全ての動きが停止するのを待つ。

    • 運転は良好な視界のもとで行ってください。落雷の危険がある時には運転しないでください。

    • この機械を牽引用車両として使用しないでください。

    • アクセサリ、アタッチメント、交換部品は、必ずトロの純正品をお使いください。

    横転保護バー(ROPS)についての安全確認

    • ROPS(横転保護バー)は効果の高い重要な安全装置です。

    • POPS 構成物は一切機体から外さないでください。

    • シートベルトが機体に固定されていることを確認してください。

    • ベルトを腰の低い位置に当て、運転席の反対側にあるバックルに固定してください。

    • シートベルトを外すには、ベルトを押さえてバックルについているボタンを押します。ベルトがうまく引き込まれるように手でガイドしてください。緊急時にはベルトを迅速に外せるよう、練習しておいてください。

    • 頭上の障害物に注意し、これらに衝突しないように注意してください。

    • ROPS自体に損傷がないか、また、取り付け金具がゆるんでいないか、定期的に十分に点検を行い、万一の際に確実に役立つようにしておいてください。

    • ROPS が破損した場合は新しいものに交換してください。修理したり改造しての使用はしないでください。

    キャブまたは折り畳み式 ROPS 搭載車のための追加的安全注意事項

    • トロが取り付けたキャブは ROPS を兼ねています。

    • 運転時には必ずシートベルトを着用してください。

    折り畳み式ROPSに関する追加的安全注意事項

    • 運転するときには必ずROPS(横転保護バー)を運転位置に立て、シートベルトを着用してください。

    • どうしても必要なわずかの時間以外には ROPS を降ろさないでください。。ROPS を下げた状態で乗車する時にはシートベルトをしないでください。

    • ROPS を折りたたんでしまうと、転倒時に安全保護ができなくなることを十分認識してください。

    • 作業場所を必ず事前に確認してください。法面、段差、水などがある現場では、必ず ROPS を立てて運転してください。

    斜面での安全確保

    • 斜面はスリップや転倒などを起こしやすく、これらは重大な人身事故につながります。斜面での安全運転はオペレータの責任です。どんな斜面であっても、通常以上に十分な注意が必要です。

    • 斜面については、実地の測定を含めてオペレータ自身が調査を行い、安全に作業ができるかどうかを判断してください。この調査においては、常識を十分に働かせてください。

    • 以下に掲載している斜面での運転上の注意点やその場合の天候条件および場所の条件などを良く読み、作業日当日の現場のコンディションが作業に適当かどうか判断してください。同じ斜面上であっても、地表面の条件が変われば運転条件が変わります。

    • 斜面での発進・停止・旋回は避けてください。急に方向を変えたり急な加速やブレーキ操作をしないでください。旋回は速度を落としてゆっくりと行ってください。

    • 走行、ステアリング、安定性などに疑問がある場合には運転しないでください。

    • 隠れた穴、わだち、盛り上がり、石などの見えない障害は、取り除く、目印を付けるなどして警戒してください。深い芝生に隠れて障害物が見えないことがあります。不整地では機体が転倒する可能性があります。

    • ぬれ芝、急斜面など滑りやすい場所で運転すると滑って制御できなくなる危険があります。駆動力を失うと、スリップを起こしたりブレーキや舵取りができなくなる恐れがあります。

    • 段差、溝、盛り土、水などの近では安全に十二分の注意を払ってください。万一車輪が段差や溝に落ちたり、地面が崩れたりすると、機体が瞬時に転倒し、非常に危険です。必ず安全距離を確保してください。

    • 斜面に入る前に、安全の判断をしてください。乗用の刈り込み機械で斜面を刈り込むことに危険が感じられる場合は歩行型の機械をお使いください。

    • 斜面では可能なかぎりカッティングユニットを地表面まで下げておいてください。斜面上でカッティングユニットを上昇させると機体が不安定になる恐れがあります。

    • 集草装置などのアタッチメントを取り付けての作業には十分な注意を払ってください。アタッチメントによってマシンの安定性が変わり、安全限界が変わる場合がありますからご注意ください。

    エンジンの始動手順

    1. 燃料バルブレバーが ON 位置であることを確認する;図 56燃料フィルタの整備)を参照。

    2. 運転席に座って、シートベルトを締める。

    3. 駐車ブレーキが ON、PTO が OFF であることを確認する。

    4. キースイッチを ON 位置に回して予熱を行う。

    5. グロープラグスイッチを 10 秒間長押しする。

    6. キーを START 位置に回すとエンジンがクランキングする。クランキングは 15 秒間以上連続で行わないこと。エンジンが始動したらキーは ON 位置に戻る。

      Note: 予熱をもう一度行う場合はキーを一旦 OFF 位置に戻し、そこからON/PREHEAT位置に回す。必要に応じてこの操作を繰り返す。

    7. スロットルをアイドル速度または中速にセットしてエンジンのウォームアップを行う。

    PTOのリセット方法

    Note: PTO スイッチが ON の状態で運転席から離れるとエンジンは自動停止します。

    以下の方法でPTOをリセットしてください:

    1. PTO スイッチを押し込む。

    2. エンジンを始動する;エンジンの始動手順を参照。

    3. PTO スイッチを引き上げる。

    エンジンの停止手順

    1. スロットルコントロールでエンジンの回転速度を下げる。

    2. PTO スイッチをOFF 位置にする。

    3. キーをOFF 位置にして抜き取る。

    運転終了後に

    運転終了後の安全確認

    安全に関する一般的な注意

    • エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部の動作が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。調整、整備、洗浄、格納などは、機体が十分に冷えてから行ってください。

    • 火災防止のため、カッティングユニット、マフラー、エンジンの周囲に、草や木の葉、ホコリなどが溜まらないようご注意ください。オイルや燃料がこぼれた場合はふき取ってください。

    • カッティングユニットを上昇位置にして機械から離れる場合、ロック装置がある場合には、必ずユニットをロックしてください。

    • 閉めきった場所に本機を保管する場合は、エンジンが十分冷えていることを確認してください。

    • 格納保管中やトレーラでの輸送中は、燃料バルブ装着車ではバルブを閉じておいてください。

    • ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、絶対に機械や燃料容器を保管・格納しないでください。

    • 必要に応じてシートベルトの清掃と整備を行ってください。

    カッティングユニットの整備

    カッティングユニットを移動走行位置(A:図 34)から整備位置(B:図 34)にすることができます。整備位置にすると、ブレードの整備や洗浄を楽に行うことができます;カッティングユニットのオペレーターズマニュアルを参照。

    g258473

    カッティングユニットを

    カッティングユニットを移動走行位置から整備位置にするには、以下の手順を行います。

    警告

    始動スイッチにキーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。

    スイッチからキーを抜き取ること。またカッティングユニットを整備位置にしたままでエンジンを始動しないこと。

    1. 平らな場所に駐車する。

    2. 昇降スイッチでカッティングユニットを移動走行位置にする。

    3. 駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させ、キーを抜き取る。

    4. 刈高プレートからピンを抜き取る(図 35)。

      g258474
    5. カッティングユニットを立てる(図 36)と、ラッチがロープ掛けブラケットに掛かる(図 37)。

      警告

      カッティングユニットは重い。

      カッティングユニットの取り扱いは 2 人で行うこと。

      g298275
      g298276

    カッティングユニットを

    カッティングユニットを整備位置から移動走行位置にするには、以下の手順を行います。

    1. ロープ掛けブラケットに掛かっているラッチを外す(図 38);カッティングユニットを少しだけ前に倒して(図 36)、ラッチのハンドルを前方へ動かせばよい。

      g298277
    2. ピンが昇降アームプレートに当たるまでカッティングユニットをゆっくりと降ろす(A:図 39)。

      g298288
    3. 足でカッティングユニットを下げ、ピン(B:図 39)を引き抜くと、カッティングユニットは移動走行位となる。

    4. 刈高ピンを刈高プレートとチェーンに通す。

    緊急時の牽引について

    故障などのためにマシンを牽引または押して移動させなければならない場合には、走行ポンプをバイパスさせて油圧を解除することが必要になります。移動速度は 4.8 k/h 未満とし、移動距離は出来る限り短くしてください。

    Important: 長い距離を牽引すると油圧ポンプに重大な障害が発生する恐れがあります。長い距離を移動させなければならない場合には、トレーラなどで搬送してください。

    1. バイパスバルブはマシン下部からアクセスします。

      g297087
    2. ボックスレンチ(18 mm)でバイパスバルブをゆるめ、バルブを開く。但し3 回転以上回さないこと。

      Important: バルブをバイパス位置にセットしたままでエンジンを始動しないでください。

    3. 緊急移動が済んだら、バイパスバルブを閉めて、20 N·m (2.1 kg.m = 15 ft-lb)にトルク締めする。

    トレーラへの積み込み

    • トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすときには安全に十分注意してください。

    • 積み込みには、機体と同じ幅のある歩み板を使用してください。

    • 車体が落下しないように確実に固定してください。

    • 格納保管中やトレーラで輸送中は、キーを抜き取っておいてください。

    保守

    Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。

    Note: www.Toro.com から、この機械に関する配線図と油圧回路図をダウンロードすることができます。弊社ホームページからマニュアルへのリンクをご活用ください。

    保守作業時の安全確保

    • 運転席を離れる前に:

      • 平らな場所に駐車する。

      • PTOの接続を解除し、アタッチメントを下降させる。

      • 駐車ブレーキを掛ける。

      • エンジンを止め、キーを抜き取る。

      • 全ての動きが停止するのを待つ。

    • 始動スイッチにキーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。整備作業の前には必ずキーを抜いておくこと。

    • 保守作業は、各部が十分冷えてから行う。

    • カッティングユニットを上昇位置にして機械から離れる場合、ロック装置がある場合には、必ずユニットをロックしてください。

    • 可能な限り、エンジンを回転させながらの整備はしない。可動部に近づかない。

    • 機体の下で作業する場合には、必ずジャッキスタンドで機体を確実に支える。

    • 機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が掛かっている場合がある。

    • 各部品が良好な状態にあること、ボルトナット類、特にブレード取り付け用のボルト類に問題がないか常に点検してください。

    • 読めなくなったデカルは貼り替えてください。

    • 機械の性能を完全に引き出し、かつ安全にお使いいただくために、交換部品は純正品をお使いください。他社の部品を御使用になると危険な場合があり、製品保証を受けられなくなる場合がありますのでおやめください。

    推奨される定期整備作業

    整備間隔整備手順
    使用開始後最初の 1 時間
  • ホイールナットのトルク締めを行う。
  • 使用開始後最初の 10 時間
  • ホイールナットのトルク締めを行う。
  • オルタネータベルトの張りを点検する。
  • 使用開始後最初の 50 時間
  • ブロアのベルトの張りを点検する。
  • 使用開始後最初の 1000 時間
  • 油圧オイルとフィルタを交換する。
  • 使用するごとまたは毎日
  • タイヤ空気圧を点検します。
  • インタロックシステムを点検します。
  • PTO 駆動シャフト(クロスベアリングと伸縮スプライン)のグリスアップを行う。
  • エンジンオイルの量を点検する。
  • エアクリーナの目詰まり状態を点検し、必要に応じてエレメントを交換する。
  • 冷却系統と冷却液の量を点検する。
  • エンジン、オイルクーラ、燃料クーラ、ラジエターの清掃を行う(よごれが激しい場所で使用している場合には清掃間隔を短くする)。
  • 油圧オイルの量を点検する。
  • 50運転時間ごと
  • ベアリングとブッシュのグリスアップを行ってください。
  • 燃料/水セパレータから水や異物を流し出す。
  • バッテリーケーブルの接続状態を点検する。
  • バッテリーの状態を点検し、必要に応じて清掃してください。
  • 運転中にバッテリー液の量をチェックする(該当する場合)。
  • フードの吸気スクリーンを点検する。
  • フードの吸気スクリーンを点検清掃する。
  • 100運転時間ごと
  • オルタネータのベルトの状態と張りを点検する。
  • 走行ベルトを点検する。
  • 200運転時間ごと
  • ホイールナットのトルク締めを行う。
  • 冷却系統のホースを点検する。
  • PTO クラッチのすきまの調整を行う。
  • 250運転時間ごと
  • エンジンオイルのフィルタを交換する(ほこりなどの多い環境での使用の場合) [モデル 31900 と 31901 のみ]。
  • エアクリーナのエレメントを整備する。
  • 冷却フィンを点検清掃する(ほこりのひどい場所で使用する場合は、より頻繁に手入れを行う)。
  • 400運転時間ごと
  • 燃料/水セパレータを交換する。
  • 燃料フィルタを交換する。
  • 燃料ラインとその接続状態を点検する。
  • 駐車ブレーキを点検し、必要に応じて調整する。
  • フィルタを清掃する。破れている場合や汚れがひどい場合は交換する。
  • 500運転時間ごと
  • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。
  • 800運転時間ごと
  • 推奨されていない油圧オイルを使用している場合や代替品のオイルを使用した場合には、油圧オイルフィルタを交換してください。
  • 推奨されていない油圧オイルを使用している場合や代替品のオイルを使用した場合には、油圧オイルを交換してください。
  • 1000運転時間ごと
  • 油圧オイルフィルタを交換する(推奨オイルを使用している場合)。
  • 1500運転時間ごと
  • エンジン冷却液を交換する。
  • 2000運転時間ごと
  • 油圧オイルを交換する(推奨オイルを使用している場合)。
  • 毎月
  • 格納中にバッテリー液の量をチェックする(該当する場合)。
  • 1年ごと
  • 燃料タンクを空にして内部を清掃する。
  • 2年ごと
  • 可動部ホースを交換する。
  • Important: エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。

    始業点検表

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    点検項目第週
    インタロックの動作を点検する。       
    ROPS が完全に立てた状態でロックされているかどうか点検する。       
    駐車ブレーキの動作を確認する。       
    燃料残量を確認する。       
    エンジンオイルの量を点検する。       
    冷却液の量を点検する。       
    燃料・水セパレータの水を抜く。       
    エアフィルタの状態インジケータの表示を確認する。3       
    クーラとラジエターのスクリーンを点検する。       
    エンジンから異常音がないか点検する。1.       
    運転操作時の異常音       
    油圧ホースの磨耗損傷を点検する。       
    オイル漏れなど。       
    タイヤ空気圧を点検する       
    計器類の動作を確認する。       
    グリスアップを行なう。2       
    塗装傷のタッチアップを行う。       
    シートベルトを点検する。       

    1エンジンの始動困難、大量の煙、咳き込むような走りなどが見られる場合はグロープラグと噴射ノズルを点検する。

    2車体を水洗いした時は整備間隔に関係なく直後に行う。

    3インジケータが赤になっていないかどうかを見る。

    要注意個所の記録
    点検担当者名:
    内容日付記事
       
       
       

    整備前に行う作業

    車体をジャッキで持ち上げる場合

    危険

    機械式や油圧式のジャッキが外れると重大な人身事故が発生する。

    • 機体をジャッキアップしたら、ジャッキスタンドで支える。

    • マシンを浮かす作業は機械式または油圧式のジャッキ以外では行わない。

    機体の前側を浮かす場合

    Important: ジャッキとフレームの間にケーブルや油圧ラインがないことを確認する。

    g299729
    1. マシンが動かないように、後輪 2 つともに輪止めを掛ける。

    2. 所定のジャッキアップポイントにジャッキを確実にセットする。

    3. マシン前側を浮かせたら、適切なジャッキスタンドを入れて機体を支える。

    機体の後側を浮かす場合

    Important: ジャッキとフレームの間にケーブルや油圧ラインがないことを確認する。

    g299730
    1. マシンが動かないように、前輪 2 つともに輪止めを掛ける。

    2. 所定のジャッキアップポイントにジャッキを確実にセットする。

      Important: 四輪駆動車では、フレーム近くに油圧ラインがあります。マシンをジャッキで持ち上げた時に油圧ラインを傷つけないよう、十分に注意してください。

    3. マシン前側を浮かせたら、適切なジャッキスタンドを入れて機体を支える。

    フードを上げる

    1. 機体両側でストラップを外す(図 43)。

      g285428
    2. フードを上げる(図 43)。

    Note: フードロックが付いている場合はキーでフードのロックを解除してください。

    潤滑

    ベアリングとブッシュのグリスアップ

    整備間隔整備手順
    使用するごとまたは毎日
  • PTO 駆動シャフト(クロスベアリングと伸縮スプライン)のグリスアップを行う。
  • 50運転時間ごと
  • ベアリングとブッシュのグリスアップを行ってください。
  • 定期的に、全部の潤滑個所にNo.2汎用リチウム系グリスを注入します。

    Important: 機体を水洗いしたときは直ちにグリスアップしてください。

    • アイドラアーム (図 44)

      g300631
    • PTO駆動シャフト (図 45)

      Important: 駆動シャフトは使用ごとまたは毎日グリスを入れてください。

      g303694
    • アクスルのピボットピン (図 46)

      g308668
    • 機体前部 (図 47):

      • アタッチメントのピボットハブ(2ヶ所)

      • 昇降シリンダのブッシュ(2ヶ所)

      • 昇降アームのピボットピン(2ヶ所)

      g285509
    • 車両後方(図 48):

      • 油圧シリンダのボールジョイント(2ヶ所)

      • アクスルスピンドルのハブ(2ヶ所)

      • タイロッドの端部(2ヶ所)

      g285510

    エンジンの整備

    エンジンの安全事項

    • エンジンオイルの点検や補充は、エンジンを止めキーを抜き取った状態で行ってください。

    • エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回転数を上げすぎたりしないでください。

    エンジンオイルについて

    エンジンオイルの仕様についての説明

    オイルのタイプ:以下の条件を満たす、低灰分の高品質エンジンオイルを使用してください:

    • API 規格: CJ-4 またはそれ以上

    • ACEA 規格: E6

    • JASO 規格:DH-2

    エンジンオイルの容量: 約 6.2 リットル(フィルタ含む)。

    粘度:以下の粘度のエンジンオイルを使用してください:

    • 推奨オイル:SAE 15W-40(-18℃(0°F)

    • 他に使用可能なオイル:SAE 10W-30 または 5W-30(全温度帯)

    Toro のプレミアムエンジンオイル(15W-40 または 10W-30)を代理店にてお求めいただくことができます。

    エンジンオイルの量を点検する

    整備間隔整備手順
    使用するごとまたは毎日
  • エンジンオイルの量を点検する。
  • エンジンオイルを点検する最もよいタイミングは、その日の仕事を始める直前、エンジンがまだ冷えているうちです。既にエンジンを始動してしまった場合には、一旦エンジンを停止し、オイルが戻ってくるまで約 10 分間程度待ってください。

    油量がディップスティックのADDマークにある場合は、FULLマークまで補給してください。オイルを入れすぎないように注意してください。

    Important: エンジンオイルの量は毎日点検してください。油量がディップスティックの FULL マークより上にある場合は、オイルが燃料で薄められている可能性があります。油量がFULL マークより上にある場合は、エンジンオイルを交換してください。

    Important: エンジンオイルの量がディップスティックの上限マークと下限マークの間にあるように管理してください。多すぎても少なすぎてもエンジンに悪影響が出ます。

    1. フードを上げる;フードを上げるを参照。

    2. エンジンオイルの量を点検する;図 49を参照。

      g031256

    エンジンオイルとフィルタの交換

    整備間隔整備手順
    250運転時間ごと
  • エンジンオイルのフィルタを交換する(ほこりなどの多い環境での使用の場合) [モデル 31900 と 31901 のみ]。
  • 500運転時間ごと
  • エンジンオイルとフィルタの交換を行う。
    1. エンジンを始動し、約5分間のウォームアップを行ってオイルを温める。

    2. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止し、キーを抜き取り、可動部が完全に停止したのを確認する。

    3. エンジンオイルを交換する(図 50)。

      g297639
    4. 51に示す手順でエンジンオイルフィルタを交換します。

      Note: フィルタのガスケットがエンジンに当たるまで締め付け、そこからさらに¾ 回転締め付ける。

      g031261

    エアクリーナの整備

    整備間隔整備手順
    使用するごとまたは毎日
  • エアクリーナの目詰まり状態を点検し、必要に応じてエレメントを交換する。
  • 250運転時間ごと
  • エアクリーナのエレメントを整備する。
  • エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点検してください。フィルタボディが破損している場合には交換してください。吸気部に、リーク、破損、ホースのゆるみなどを点検してください。

    エアクリーナの整備はインジケータ(図 52)が赤色になってから行ってください。早めにエレメントを交換しても意味がありません。むしろフィルタを外したときにエンジン内部に異物を入れてしまう危険が大きくなります。

    g009709

    Important: カバーがボディに隙間なく密着していること、ラッチが確実に掛かっていることを確認してください。

    1. エアフィルタのエレメントを交換する(図 53)。

      g253706

      Important: エレメントを破損させる危険が大きいので、エレメントを掃除して再使用しないでください。

    2. インジケータ(図 52)が赤になっている場合はリセットする。

    燃料系統の整備

    危険

    軽油は条件次第で簡単に引火爆発する。発火したり爆発したりすると、やけどや火災などを引き起こす。

    燃料の取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を絶対に近づけない。

    水セパレータからの水抜き

    整備間隔整備手順
    50運転時間ごと
  • 燃料/水セパレータから水や異物を流し出す。
  • 54に示すようにして、燃料/水セパレータから水を流し出す。

    g225506

    燃料/水セパレータの整備

    整備間隔整備手順
    400運転時間ごと
  • 燃料/水セパレータを交換する。
  • 54に示すように燃料/水フィルタを交換する。

    g031412

    燃料フィルタの整備

    整備間隔整備手順
    400運転時間ごと
  • 燃料フィルタを交換する。
  • 燃料フィルタの整備

    モデル 31900 および 31901
    1. 燃料バルブのレバーを OFF 位置に回す(図 56)。

    2. 燃料フィルタのヘッドの周囲をきれいに拭く(図 56)。

      g312905
    3. フィルタを外してフィルタヘッドの取り付け部をきれいに拭く(図 56)。

    4. フィルタのガスケットにきれいなエンジンオイルを塗る;詳細についてはエンジンマニュアルを参照。

    5. 空のフィルタキャニスタを、ガスケットが取り付け部に当るまで手でねじ込み、そこからさらに1/2回転締め付ける。

    6. 燃料バルブのレバーを ON 位置に回す(図 56)。

    7. エンジンを始動し、燃料フィルタヘッドの周囲に漏れがないか点検する。

    燃料フィルタの整備

    モデル 31907 および 31909
    1. 燃料フィルタのヘッドの周囲をきれいに拭く(図 57)。

      g326083
    2. フィルタを外してフィルタヘッドの取り付け部をきれいに拭く(図 57)。

    3. フィルタのガスケットにきれいなエンジンオイルを塗る;詳細についてはエンジンマニュアルを参照。

    4. 空のフィルタキャニスタを、ガスケットが取り付け部に当るまで手でねじ込み、そこからさらに1/2回転締め付ける。

    5. エンジンを始動し、燃料フィルタヘッドの周囲に漏れがないか点検する。

    燃料タンクの清掃

    整備間隔整備手順
    1年ごと
  • 燃料タンクを空にして内部を清掃する。
  • 燃料系統が汚染された時や、マシンを長期にわたって格納する場合も同様です。タンクの清掃にはきれいな燃料を使用してください。

    燃料ラインとその接続の点検

    整備間隔整備手順
    400運転時間ごと
  • 燃料ラインとその接続状態を点検する。
  • 劣化・破損状況やゆるみが発生していないかを調べてください。

    電気系統の整備

    電気系統に関する安全確保

    • マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続を外してください。バッテリーの接続を外すときにはマイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブルを外してください。接続するときにはプラスを先に接続し、次にマイナスを接続してください。

    • バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜いておいてください。また、安全な服装を心がけ、工具は確実に絶縁されたものを使ってください。

    バッテリーへのアクセス

    整備間隔整備手順
    50運転時間ごと
  • バッテリーケーブルの接続状態を点検する。
  • バッテリーは、機体左側の燃料タンクの隣にあります。バッテリーにアクセスするには、フードを開け、バッテリーカバーを固定しているつまみねじを外してカバーを取り除く(図 58)。

    Note: ねじはロッキングワッシャがついていて外れません。

    g289491

    バッテリーの接続を外す

    警告

    バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部分が触れるとショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。

    • バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端子と金属を接触させないように注意する。

    • バッテリーの端子と金属を接触させない。

    警告

    バッテリーケーブルの接続手順が不適切であるとケーブルがショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。

    ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス(黒)ケーブルから取り外す。

    1. バッテリー端子から、マイナスケーブルを外す(図 59)。

      g289503
    2. バッテリーのプラスケーブルについている絶縁カバーを外して、プラスケーブルをバッテリーから外す(図 59)。

    バッテリーを接続する

    警告

    バッテリーケーブルの接続手順が不適切であるとケーブルがショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。

    ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス(赤)ケーブルから取り付け、それからマイナス(黒)ケーブルを取り付ける。

    1. プラス(+)ケーブルをバッテリーに接続し、クランプナットで接続する(図 60)。

      g289502
    2. マイナス(-)ケーブルをバッテリに接続し、クランプナットで接続する(図 60)。

      Important: ケーブルクランプの留め具が燃料タンクと干渉しないように注意してください。

    バッテリーの取り外しと取り付け

    バッテリーはリテーナ(図 61)でトレイに固定されています。バッテリーの取り出しはリテーナ金具をゆるめて行い、バッテリーを取り付けたらリテーナ金具で固定してください。

    Note: バッテリーにアクセスするには バッテリーへのアクセスを参照してください。バッテリーを取り付ける時にカバーを交換してください。

    g285614

    バッテリーの状態の点検

    整備間隔整備手順
    50運転時間ごと
  • バッテリーの状態を点検し、必要に応じて清掃してください。
  • 運転中にバッテリー液の量をチェックする(該当する場合)。
  • Important: 電気系統を保護するため、本機に溶接作業を行う時には、バッテリーのマイナスケーブルの接続を外してください。

    50 運転時間ごとまたは1週間に1度、バッテリーを点検してください。端子や周囲が汚れていると自然放電しますので、バッテリーが汚れないようにしてください。

    1. バッテリーにアクセスする; バッテリーへのアクセスを参照。

    2. プラス端子から絶縁カバーを外してバッテリーを点検する。バッテリーが汚れている場合には以下の手順で清掃する:

      1. 重曹と水でケース全体を洗う。

      2. 腐食防止のために両方の端子部にワセリン(Grafo 112X: P/N 505-47)を薄く塗る。

      3. プラス端子に絶縁ゴムカバーを取り付ける。

      4. バッテリーカバーを閉じる。

    ヒューズの搭載位置

    トラクションユニットのヒューズの取り付け位置

    トラクションユニットのヒューズにアクセスするには、コンソールカバーを外します(図 62)。

    Note: トラクションユニットのヒューズのデカルはコンソールカバーの反対側にあります。

    g289514

    トラクションユニットのヒューズブロックに、トラクションユニットの各ヒューズの機能を示します(図 63)。

    g289587

    トラクションユニットのヒューズブロック

    AB
    1キャブ(10 A)ディスプレイ装置用電源(15 A)
    2未使用ディスプレイ装置コントローラ用キー RUN 入力回路(10 A)
    3エアライドシート (15 A)始動回路用(15 A)
    4USB ポート、アワーメータ、テレマディックス、拡張ポート (20 A)イグニッションスイッチ電源(20 A)

    キャブのヒューズの取り付け位置

    キャブのヒューズは助手席の上方にありますヒューズボックスのカバーを外せばアクセスできます(図 64)。

    g285656

    キャブのヒューズブロックキャブのヒューズブロックにあるヒューズの説明図 65を参照のこと。

    g300604

    キャブのヒューズブロック

    A
    1凝縮器ファン;エアコンクラッチ (25 A)
    2ワイパー (20 A)
    3ファンと室内照明 (40 A)
    4未使用

    走行系統の整備

    ホイールナットのトルク締め

    整備間隔整備手順
    使用開始後最初の 1 時間
  • ホイールナットのトルク締めを行う。
  • 使用開始後最初の 10 時間
  • ホイールナットのトルク締めを行う。
  • 200運転時間ごと
  • ホイールナットのトルク締めを行う。
  • ホイールナットの規定トルク:102-108 N·m(10.4-11.1 kg.m = 75-80 ft-lb)

    前後の車輪のホイールナット(後輪は 4WD モデルのみ)を 図 66 に示すクロスパターンで規定トルクまで締め付けてください。図 67

    • 前輪:図 66を参照。

      g034007
    • 後輪(4WD モデルのみ):図 67を参照。

      g274650

    PTO 駆動シャフトの整列

    PTO の伸縮式の駆動シャフトをクラッチから外した場合には、再取り付けの時に必ず矢印どうしを整列させてください(図 68)。

    Important: 整列させないと、負荷のバランスが崩れて駆動システムを損傷する恐れがあります。

    g320510

    冷却系統の整備

    冷却系統に関する安全確保

    • 冷却液を飲み込むと中毒を起こす;冷却液は子供やペットが触れない場所に保管すること。

    • 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。

      • エンジン停止後、少なくとも15分間程度待って、エンジンが冷えてからキャップを開けること。

      • キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。

    • マシンを運転するときには、必ず所定のカバーを取り付けておくこと。

    • 手、指、衣服などを、ファンやベルトに近づけないように注意すること。

    冷却液の仕様

    エンジンの冷却液は以下の条件を満たすものを使ってください:

    • JIS K-2234 (日本工業規格)

    • SAE J814 (エンジン用冷却液)

    • ASTM D3306 (エチレングリコール系エンジン冷却液)

    以下のうちのいずれかの混合比で使用してください:

    • グリコールベースの希釈済み冷却液(50/50 ブレンド)

    • グリコールベース冷却液と蒸留水の混合液(50/50 ブレンド)

    • グリコールベース冷却液と上水の混合液(50/50 ブレンド)

      • 全硬度 <170 ppm

      • 塩素 <40 ppm (CI)

      • 硫化物 <100 ppm (SO4)

    冷却系統と冷却液の量を点検する

    整備間隔整備手順
    使用するごとまたは毎日
  • 冷却系統と冷却液の量を点検する。
  • エンジン、オイルクーラ、燃料クーラ、ラジエターの清掃を行う(よごれが激しい場所で使用している場合には清掃間隔を短くする)。
  • 1500運転時間ごと
  • エンジン冷却液を交換する。
  • エンジンが冷えている時に、冷却液のレベルが補助タンクの側面についている COLD マークよりも高くなければ適正(図 69)。エンジンが暖かい時に、冷却液のレベルが FULL (HOT) マークよりも高くなければ適正。

    エンジンが冷えた状態で冷却液のレベルが COLD マークよりも高い場合は、運転中にタンクから漏れ出ていく可能性があります。

    1. エンジンが冷えている時に、補助タンクで冷却液の量を確認する。

      g299470
    2. 低温時の冷却液が COLD 以下の場合は、補助タンクのキャップを開けて適切な冷却液(冷却液の仕様を参照)を COLD マークまで補給する。

      Important: 水だけの使用や、アルコール系、メタノール系の冷却液の使用は避けてください。COLD マーク以上に入れないでください。

    3. 補助タンクのキャップを取り付けて終了。

    フードの吸気スクリーンの点検

    整備間隔整備手順
    50運転時間ごと
  • フードの吸気スクリーンを点検する。
  • g309128
    1. フードを上げる;フードを上げるを参照。

    2. 圧縮空気を使用してフードの吸気スクリーン(図 70)を清掃する。 機体内部から外部にむかってエアを吹き付ける。

    冷却フィンの点検

    整備間隔整備手順
    50運転時間ごと
  • フードの吸気スクリーンを点検清掃する。
  • 250運転時間ごと
  • 冷却フィンを点検清掃する(ほこりのひどい場所で使用する場合は、より頻繁に手入れを行う)。
    • ラジエターの冷却フィンの清掃は圧縮空気で行ってください。機体内部から外部にむかってエアを吹き付けます(図 71)。

      Important: フィンの清掃には水を使用しないでください。

      g299819
    • 曲がっているフィンは真っ直ぐに修正してください。

    冷却系統のホースの点検

    整備間隔整備手順
    200運転時間ごと
  • 冷却系統のホースを点検する。
  • 冷却ホースにオイル漏れ、ねじれ、支持部のゆるみ、磨耗、フィッティングのゆるみ、風雨や薬品による劣化などがないか十分に点検してください。修理不十分のまま運転しないでください。

    ブレーキの整備

    駐車ブレーキの点検と調整

    整備間隔整備手順
    400運転時間ごと
  • 駐車ブレーキを点検し、必要に応じて調整する。
  • 駐車ブレーキの点検

    1. 機体前部の下にジャッキスタンドを置く;機体の前側を浮かす場合を参照。

    2. 前輪を取り外します。

    3. 駐車ブレーキを解除位置にする;駐車ブレーキを参照。

    4. ブレーキドラム(図 72)を手で外す。

      • ブレーキドラムを手で外している時に抵抗が感じられる場合は、調整は不要

      • ブレーキドラムを手で外している時に抵抗が感じられない場合は、調整が必要;駐車ブレーキの調整を参照。

      g312869
    5. 前ホイールを取り付けてラグナットをトルク締めする;ホイールナットのトルク締めを参照。

    駐車ブレーキの調整

    1. タイヤに輪止めを掛ける。

    2. 駐車ブレーキが解除されていることを確認する。

    3. 機体左側、左タイヤ近くにあるブレーキケーブルのマウント(図 73)を探し出す。

      g299613
    4. 上側のジャムナットをゆるめて、すきまが 3.2 mm-4.8 mm になるようにする。

    5. 上側のジャムナットがブラケットに接触するまでケーブルを下に引く。

    6. 下側のジャムナットを締める。

    7. もう一本のケーブルにも、ステップ5-6の作業を行う。

    8. 駐車ブレーキを点検する;駐車ブレーキの点検を参照。

    ベルトの整備

    オルタネータベルトの張りを点検する。

    整備間隔整備手順
    使用開始後最初の 10 時間
  • オルタネータベルトの張りを点検する。
  • 使用開始後最初の 50 時間
  • ブロアのベルトの張りを点検する。
  • 100運転時間ごと
  • オルタネータのベルトの状態と張りを点検する。
  • プーリとプーリとの中間部を 約4.5 kg の力で押した時に、10 mm 程度のたわみがあれば適正です。

    たわみが 10 mm でない場合には以下の手順で調整してください:

    1. オルタネータの取り付けボルトをゆるめる(図 65)。

      g020537
    2. 適当な張りに調整してボルトを締める。

    3. ベルトのたわみが適切に調整されたことを確認する。

    走行ベルトの整備

    走行ベルトの点検

    整備間隔整備手順
    100運転時間ごと
  • 走行ベルトを点検する。
  • 過度の磨耗や破損が発生していないか点検する。

    磨耗や破損がひどい場合は新しいベルトに交換する;走行ベルトの交換を参照。

    走行ベルトの交換

    g300570

    走行ベルトの取り外し

    1. アタッチメントのギアボックスから PTO シャフトを外す;各アタッチメントのオペレーターズマニュアルを参照。

    2. 機体のワイヤハーネスから、クラッチ用ワイヤハーネスのコネクタを外す(図 76)。

      g300592
    3. フレームについているゴム製ストラップ(図 76)から、ボルト、ワッシャ、ナットを外す。

      ゴム製ストラップに入っているスペーサの取り付けを間違えないこと。

    4. 一人がラチェットでベルトの張りをゆるめ、もう一人がベルトを外す;ポンププーリ、アイドラプーリ、エンジンプーリからベルトを外す。

    5. 外したベルトはクラッチに載せて PTO シャフトから前へ寄せておく。

    走行ベルトの取り付け

    1. PTO シャフトに沿って、クラッチ、そしてエンジンのプーリにベルトを掛ける。

    2. 一人がラチェットでアイドラプーリを下に引き出す。

    3. もう一人がベルトを、エンジンプーリ、アイドラプーリ、ポンププーリに取り付ける(図 75)。

    4. アイドラアームからラチェットを外す。

    5. 後部プラグがロックされていることを確認する。

    6. 先ほど外したボルト、ワッシャ、ナットを使用してゴム製ストラップをフレームに取り付ける。

    7. 機体のワイヤハーネスに、クラッチ用ワイヤハーネスのコネクタを接続うする。

    制御系統の整備

    PTO クラッチのすきまの調整

    整備間隔整備手順
    200運転時間ごと
  • PTO クラッチのすきまの調整を行う。
    1. エンジンが冷えるのを待つ。

    2. エンジンフードを開く。

    3. クラッチのライニングと摩擦プレートとの間のギャップを 0.3 mm のすきまゲージが軽い抵抗で通れるように調整する(図 77)。

      Note: 調整ナットを右に回すと隙間が小さくなります(図 77)。整備時の隙間の最大値は 0.6 mmです。3ヶ所すべてのすき間を 0.4 mm (0.012") に調整してください。

      g299611
    4. 3 ヶ所めのエアギャップが調整できたら、もう一度 3 ヶ所全部を点検する。

      Note: 1 か所を再調整すると他の 2 ヶ所の調整も変わるので注意すること。

    走行ペダルのストップの調整

    オペレータの体格に合わせて走行ペダルの調整を行うことができるほか、前進速度を小さくしたい場合もこのペダルで調整します。

    1. 走行ペダルを前進一杯に押し込む(図 78)。

      Note: ポンプがフルストロークに達する前に、ペダルストップに当たることが必要です。

      g320590
    2. 走行ペダルがストップに接触しない、または走行速度を今よりも遅くしたい場合には、以下を行う:

      1. レンチでペダルストップを押さえる(図 78)。

      2. フットレストプレートの底部についているジャムナットをゆるめる(図 79)。

        g320591
      3. 走行ペダルを前進一杯にする(図 78)。

      4. ペダルストップを押さえておいて、フットレストプレートの上側にあるジャムナット(図 78)を調整して走行ぺダルをストップに接触させる。

      5. ペダルストップを左に1回転させて、フットレストプレート上側のジャムナットよりも上側の長さを長くする。

        Note: ペダルストップを短くすると前進速度が大きくなります。

      6. ペダルストップを押さえた状態でフットレストプレート底部のジャムナット(図 78 と 図 79)を37-45 N·m (3.7-4.6 kg.m = 27-33 ft-lb) にトルク締めする。

      7. ポンプがフルストロークに達する前にペダルストップに当たることを確認する。

        Note: ポンプがフルストロークに達する前に、ペダルストップに当たってしまう場合は、ステップ 1~7をもう一度行う。

    油圧系統の整備

    油圧系統に関する安全確保

    • 万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専門医の治療を受けてください。万一、油圧オイルが体内に入った場合には、この種の労働災害に経験のある施設で数時間以内に外科手術を受ける必要がある。

    • 油圧装置を作動させる前に、全部のラインコネクタが適切に接続されていること、およびラインやホースの状態が良好であることを確認すること。

    • 油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけない。

    • リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。

    • 油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実に解放する。

    油圧作動液の仕様

    油圧オイルタンクに約 22.7 リットルの高品質油圧オイルを満たして出荷しています。初めての運転の前に必ず油量を確認し、その後は毎日点検してください;油圧オイルの量を点検するを参照。

    交換用の推奨油圧オイル:Toro PX Extended Life Hydraulic Fluid(19 リットル缶または208 リットル缶)。

    Note: 推奨オイルを使用するとオイルやフィルタ交換の回数を減らすことができます。

    使用可能な他のオイル:Toro PX Extended Life Hydraulic Fluidが入手できない場合は、以下に挙げる特性条件および産業規格を満たす石油系の油圧オイルを使用することができます。合成オイルは使用しないでください。オイルの専門業者と相談の上、適切なオイルを選択してください:

    Note: 不適切なオイルの使用による損害については弊社は責任を持ちかねますので、品質の確かな製品をお使い下さる様お願いいたします。

    高粘度インデックス/低流動点アンチウェア油圧作動液, ISO VG 46

    物性: 
     粘度, ASTM D445cSt @ 40°C 44-48
     粘性インデックス ASTM D2270140 以上
     流動点 ASTM D97-37°C--45°C
    産業規格:Eaton Vickers 694 (I-286-S, M-2950-S/35VQ25 or M-2952-S)

    Note: 多くの油圧オイルはほとんど無色透明であり、そのためオイル洩れの発見が遅れがちです。油圧オイル用の着色剤(20 ml 瓶)をお使いいただくと便利です。1瓶で 15-22 リットルのオイルに使用できます。パーツ番号は P/N 44-2500; ご注文は Toro 代理店へ。

    Important: トロ・プレミアム合成生分解油圧作動液は、トロ社がこの製品への使用を認めた唯一の合成生分解オイルです。このオイルは、トロ社の油圧装置で使用しているエラストマーに悪影響を与えず、また広範囲な温度帯での使用が可能です。このオイルは通常の鉱物性オイルと互換性がありますが、十分な生分解性を確保し、オイルそのものの性能を十分に発揮させるためには、通常オイルと混合せず、完全に入れ替えて使用することが望まれます。この生分解オイルは、モービル代理店にて 19 リットル缶または 208 リットル缶でお求めになれます。

    油圧オイルの量を点検する

    整備間隔整備手順
    使用するごとまたは毎日
  • 油圧オイルの量を点検する。
    1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下させ、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。

    2. 油圧タンクからプラグを取り外す(図 80)。

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    3. 油圧オイルタンクからディップスティックを抜き、ウェスで一度きれいに拭く(図 80)。

    4. 油圧タンクにディップスティックを差し込む。

    5. ディップスティックを抜いて油量を点検する(図 81)。

      • カッティングユニットを装着している場合:オイル量がディップスティックについている下側の 2 本のマークの間であれば適切(A:図 81)。その下のマークより上でもOK。

      • 油圧駆動式アタッチメント用ホースキットを搭載している場合:オイル量がディップスティックについている上側の 2 本のマークの間であれば適切(B:図 81)。

      g286314
    6. オイル量が不足している場合(取り付けているアタッチメントにより最適量が異なる;ステップ5を参照)所定の油圧オイルを補充する。オイル量が所定の 2 本のマークの間に来るまでステップ3-5を繰り返す。

    7. 油圧タンクにディップスティックを差し込んで固定する。

    8. プラグは手締めする。

      Important: 工具で締めないこと。

    9. オイル漏れがないか、油圧ホースとフィッティング全部を点検する。

    油圧オイルとフィルタの交換

    整備間隔整備手順
    使用開始後最初の 1000 時間
  • 油圧オイルとフィルタを交換する。
  • 800運転時間ごと
  • 推奨されていない油圧オイルを使用している場合や代替品のオイルを使用した場合には、油圧オイルフィルタを交換してください。
  • 推奨されていない油圧オイルを使用している場合や代替品のオイルを使用した場合には、油圧オイルを交換してください。
  • 1000運転時間ごと
  • 油圧オイルフィルタを交換する(推奨オイルを使用している場合)。
  • 2000運転時間ごと
  • 油圧オイルを交換する(推奨オイルを使用している場合)。
  • 油圧オイルが汚染されてしまった場合は油圧系統全体を洗浄する必要がありますので、Toro の正規代理店にご連絡ください。汚染されたオイルは乳液状になったり黒ずんだ色になったりします。

    Important: フィルタは Toro の純正品を使ってください;本機のパーツカタログを参照。純正品以外のフィルタを使用すると関連機器の保証が適用されなくなる場合があります。

    1. 平らな場所に駐車し、カッティングユニットを降下させ、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取る。

    2. 油圧オイルタンクの下に大きなオイル回収容器をおく。

    3. 油圧オイルタンクのキャップとディップスティックを外す。

    4. タンクの底面にあるドレンプラグ(図 82)を外し、流れ出すオイルを容器に受ける。

      g286315
    5. フィルタ取り付け部周辺をウェスできれいにぬぐう。

    6. フィルタの下に廃油受けを置き(図 82)フィルタを外して排出されるオイルを回収する。

    7. 新しいフィルタのガスケットに薄くオイルを塗布し中にオイルを入れる。

    8. フィルタの取り付け部がきれいであることを確認し、ガスケットがフィルタヘッドに当たるまで手で回して取り付け、そこから更に 1/2 回転増し締めする。

    9. 油圧オイルタンクに油圧オイルを入れる;油圧オイルの量を点検する を参照。

      Important: 指定された銘柄のオイル以外は使用しないでください。他のオイルを使用するとシステムを損傷する可能性があります。

    10. オイルが完全に抜けたらドレンプラグを取り付ける。

    11. ディップスティックとキャップを取り付ける。

    12. エンジンを始動し、以下の順序で油圧制御装置を全部操作して、油圧回路全体にオイルを行き渡らせる。

      1. 走行ペダルを操作して前進と後退を行う。

      2. ハンドルを右一杯、左一杯に操作する。

      3. 昇降アームスイッチを操作してアタッチメント(たとえばカッティングユニット)を上下させる。

    13. オイル漏れがないか点検して、エンジンを停止する。

    14. タンクの中の油圧オイルの量を点検する;油圧オイルの量を点検する を参照。

    油圧ラインとホースの点検

    整備間隔整備手順
    2年ごと
  • 可動部ホースを交換する。
  • 油圧ライン油圧ホースにオイル漏れ、ねじれ、支持部のゆるみ、磨耗、フィッティングのゆるみ、風雨や薬品による劣化などがないか毎日点検してください。修理不十分のまま運転しないでください。

    キャブの保守

    Cabキャブの清掃

    Important: キャブシールの周辺に注意してください(図 83)。圧力洗浄機を使用する場合は、洗浄機のノズルをキャブから少なくとも 60cm 離して洗浄してください。キャブシールや後方のオーバーハング部にはジェットを直接当てないでください。

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    キャブのエアフィルタの清掃

    整備間隔整備手順
    400運転時間ごと
  • フィルタを清掃する。破れている場合や汚れがひどい場合は交換する。
    1. 後方のオーバーハング部からノブと格子を取り外す(図 84)。

      g251432
    2. キャブからエアフィルタを外す。

    3. フィルタをエアで吹いて清掃する(オイル分を含まないエアで清掃すること)。

      Important: 破れている場合や汚れがひどい場合はフィルタを交換する。

    4. フィルタをキャブに取り付け、格子とノブで固定する(図 84)。

    キャブの凝縮器フィルタの清掃

    キャブについている凝縮器フィルタは、刈りかすや木の葉などの大きな異物をキャブの凝縮器や恐縮器ファンに入れないようにするためのものです。

    1. スクリーンカバーを真っ直ぐ下に引き出す。

    2. 凝縮器フィルタを水で洗浄する。

      Note: 高圧洗浄機を使わないでください。

      Important: 破れている場合や汚れがひどい場合はフィルタを交換する。

    3. フィルタが十分に乾いてから元通りに取り付ける。

    4. フィルタスクリーンを回転させてラッチをラッチ取り付けアセンブリにロックする(図 85)。

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    ドームライトの交換

    Note: 電球のパーツ番号についてはパーツカタログを参照してください。

    1. ねじ回しを使ってコントロールパネルからレンズを外す(図 86)。

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    2. ベースから電球を外す(図 86)。

    3. ベースに新しい電球を取り付ける。

    4. コントロールパネルにレンズを取り付ける。

    ウインドウォッシャー液の補充

    Note: ウインドウォッシャー液のタンクは機体右側、エンジンの隣にあります。

    1. タンクからキャップを取る(図 87)。

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    2. タンクにウォッシャー液を入れる。

    3. タンクにキャップを取り付ける。

    保管

    格納保管時の安全確保

    • エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部の動作が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。調整、整備、洗浄、格納などは、機体が十分に冷えてから行ってください。

    • ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容器を保管・格納しないでください。

    マシンの準備を行う

    Important: 塩分を含んだ水や処理水は機体の洗浄に使用しないでください。

    1. 平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止し、キーを抜き取り、可動部が完全に停止したのを確認する。

    2. 機体、カッティングユニット、エンジンをていねいに洗浄する。

      Important: 損傷防止のため、電装部分やキャブのゴム製シールには圧力洗浄機の水を当てないでください。

    3. タイヤ空気圧を点検調整する;タイヤ空気圧を点検するを参照。

    4. 油圧ラインとホースを点検する;必要に応じて修理交換する。

    5. ブレーキオイルの量を点検する;油圧オイルの量を点検するを参照。

    6. カッティングユニットのブレードを外して研磨とバランス調整を行う。

    7. ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必要な締め付けを行う。

    8. すべてのグリスフィッティングとピボットポイントに潤滑を行う。余分のグリスやオイルはふき取る。

    9. 塗装のはがれている部分に軽く磨きをかけ、タッチアップする。金属部の変形を修理する。