平らな場所に駐車し、エンジンを停止させ、駐車ブレーキを掛けてキーを抜き取る。
以下の手順でバッテリーカバーを取り外す:
バッテリーの端子に金属製品やトラクタの金属部分が触れるとショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端子と金属を接触させないように注意する。
バッテリーの端子と金属を接触させない。
マルチプロ 5800: バッテリーカバーとボックスについているストラップを外してカバーを除去する;マルチプロ 5800 のオペレーターズマニュアルを参照。
マルチプロ WM: バッテリーカバーを両側から押してカバーをバッテリートレイから外す;マルチプロ WM のオペレーターズマニュアルを参照。
マルチプロ 1750: 運転席のラッチを外して運転席を前に倒す;マルチプロ 1750 のオペレーターズマニュアルを参照。
バッテリー端子からマイナス(黒;アース側)ケーブルを取り外す;それぞれの車両の オペレーターズマニュアルを参照。
バッテリーケーブルの接続手順が不適切であるとケーブルがショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス(黒)ケーブルから取り外し、次にプラス(赤)ケーブルを外す。
ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス(赤)ケーブルから取り付け、それからマイナス(黒)ケーブルを取り付ける。
マルチプロ 1750 とマルチプロ WM: バッテリーのプラスケーブルについている全円カバーをずらす;該当車両(1750 または WM)のオペレーターズマニュアルを参照。
バッテリー端子からプラスケーブルを取り外す;それぞれの車両の オペレーターズマニュアルを参照。
この作業に必要なパーツ
| LED ライト | 2 |
| ライト取り付けブラケット | 2 |
| キャリッジボルト(5/16" x 1") | 2 |
| フランジロックナット(5/16") | 2 |
ライト取り付けブラケットに、LED ライトを取り付ける;キャリッジボルト(5/16 x 1")、フランジロックナット(5/16")を使って図 1のように取り付ける。

他のライトとブラケットにも、ステップ1の作業を行う。
左側シートベースとフェンダを車体シャーシに固定しているボルト(5/16 x 1 インチ)3本とワッシャ(5/16 インチ)3枚を取り外す(図 3)。

シートベースとフェンダを前方に動かして、車両左側の ROPS のチャネル材にある2つの穴(6.4 mm)からシートベースのプラスチック製クリップアンカー(2本)を外す(図 3)。
Note: クリップアンカーは左フェンダを取り付ける(マルチプロ 1750)で使用します。
シートベースとフェンダを駐車ブレーキから抜き取るようにして車体から外す (図 4)。
Note: シートベースを取り外しにくい場合には駐車ブレーキのハンドルをゆるめてすき間を作ってください。シートベースとフェンダを外したら元通りに駐車ブレーキを掛けてください。

この作業に必要なパーツ
| Uボルト(⅜ x 3½ x 2-13/16 インチ) | 2 |
| Uボルト(⅜ x 2-15/16 x 3½ インチ) | 4 |
| フランジロックナット | 8 |
| Uボルト(⅜ x 2-7/16 x 2-13/16 インチ) | 2 |
ROPS の左側で、真水タンクを ROPS チューブに固定するマウントの U ボルト (⅜ x 3½ x 2-13/16 インチ) とフランジロックナットを外す (図 5)。

図 5のように、ROPS チューブと真水タンクマウントに、LED ライトとブラケットを取り付ける;ステップ1で取り外したU ボルト(⅜ x 3½ x 2-13/16 インチ)とフランジロックナット(⅜ インチ)を使用する。
Note: ライト用ブラケットの穴は対角線パターンで使用してください。
ROPS の反対側で、LED ライトとブラケットを ROPS に取り付ける;後部作業用ライトキットの U ボルト(⅜ x 3½ x 2-13/16 インチ)とフランジロックナット(⅜ インチ)を使用する(図 5)。
ロックナットを 37~45 N・m (3.8~4.6 kg.m = 27- 33 ft-lb)にトルク締めする。
ROPS チューブに、LED ライトとブラケットを組み付ける;U ボルト(⅜ x 2-7/16 x 2-13/16 インチ)とフランジロックナットを使用して図 6のように取り付ける。
Note: ライト用ブラケットの穴は縦パターンで使用してください。

反対側のROPS チューブのLED ライトとブラケットについても、ステップ 1の作業を行う。
ロックナットを 37~45 N・m (3.8~4.6 kg.m = 27- 33 ft-lb)にトルク締めする。
後方の ROPS チューブに、LED ライトとブラケットを組み付ける;U ボルト(⅜ x 3½ x 2-13/16 インチ)とフランジロックナット(⅜ インチ)を使用して図 7のように取り付ける。
Note: ライト用ブラケットの穴は対角線パターンで使用してください。

反対側のROPS チューブのLED ライトとブラケットについても、ステップ 1の作業を行う。
ロックナットを 37~45 N・m (3.8~4.6 kg.m = 27- 33 ft-lb)にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
| ケーブルタイ | 6 |
図 10に示すように、スイッチから、2ソケットコネクタがついている枝線を上に延ばして、ROPS の水平部材の裏側を這わせるように配設する。
Note: ハーネスの余分は束ねてまとめ、ROPS の中央部にケーブルタイで図 10のように固定する。

図 11と図 12に示すように、スイッチから、ソケット端子とリング端子のついている枝線を下に延ばして、機体前方へ配設する。
Important: ワイヤハーネスとスプロケットおよびエンジンのベルトとの間にすきまを確保してください。
Note: 後部作業用ライトキットのワイヤハーネスを、車両のワイヤハーネスに沿って配設する。


ケーブルタイを使って、後部作業用ライトキットのワイヤハーネスを ROPS チューブと機体の上側前フレームチューブと車両のワイヤハーネスに 図 10、図 11、図 12に示すように固定する。
Note: ハーネスの余分は束ねてまとめ、上側前フレームチューブにケーブルタイで図 11のように固定する。
図 13に示すように、スイッチから、2ソケットコネクタがついている枝線を上に延ばして、ROPS の水平部材の裏側を這わせるように配設する。

図 14と図 15に示すように、スイッチから、ソケット端子とリング端子のついている枝線を下に延ばして、機体前方へ配設する。
Important: ワイヤハーネスとエンジンの排気管との間にすきまを確保してください。
Note: 後部作業用ライトキットのワイヤハーネスを、車両のワイヤハーネスに沿って配設する(図 15)。


ケーブルタイを使って、ワイヤハーネスを ROPS チューブとシートベースのサポートに 図 13、 図 14、図 15に示すように固定する。
Note: ハーネスの余分は束ねてまとめ、座席ベース用サポートにケーブルタイで図 15のように固定する。
シートベース上部の開口部を、駐車ブレーキのレバーに合わせる。
Note: 必要に応じて駐車ブレーキのハンドルをゆるめてすき間を作ってください。
ステップ2(左側シートベースとフェンダを取り外す(マルチプロ 1750))でプラスチック製クリップアンカーを外したシートベースの2つの穴を、ROPS のチャネル材にある2つの穴(6.4 mm)に合わせる (図 3)。
シートベースの 2つの穴と ROPS 用チャネル材の 2 つの穴を貫通してプラスチック製クリップアンカー(2本)を取り付ける;図 3(左側シートベースとフェンダを取り外す(マルチプロ 1750))を参照。
シートベースを車両のシャーシに取り付ける;ステップ 1(左側シートベースとフェンダを取り外す(マルチプロ 1750))で取り外したボルト(5/16 x 1 インチ)3本とワッシャ(5/16 インチ)2枚を使用する。
ボルトを 1017~1355N·m(1.0~1.4 kg.m = 90~120 in-lb)にトルク締めする。
駐車ブレーキをゆるめていた場合は、駐車ブレーキを掛ける。
バッテリーケーブルの接続手順が不適切であるとケーブルがショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス(黒)ケーブルから取り外し、次にプラス(赤)ケーブルを外す。
ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス(赤)ケーブルから取り付け、それからマイナス(黒)ケーブルを取り付ける。
バッテリーのプラス端子にプラスケーブルを取り付ける;各車両のオペレーターズマニュアルを参照。
バッテリーのマイナス端子にマイナスケーブルを取り付ける;各車両のオペレーターズマニュアルを参照。
マルチプロ 1750 とマルチプロ WM: バッテリーのプラスケーブルについている全円カバーをずらす;該当車両(1750 または WM)のオペレーターズマニュアルを参照。
以下の手順でバッテリーカバーを取り付ける:
マルチプロ 5800: バッテリーカバーをバッテリーボックスに合わせ、ストラップでカバーを固定する;マルチプロ 5800 のオペレーターズマニュアルを参照。
マルチプロ WM: バッテリーカバーを両側から押してカバーについているタブをバッテリートレイのスロットに合わせてから力をゆるめる;マルチプロ WM のオペレーターズマニュアルを参照。
マルチプロ 1750: 運転席を戻してラッチが掛かったことを確認する;マルチプロ 1750 のオペレーターズマニュアルを参照。
マルチプロ 5800: 運転席を戻してシャーシのシートボックスに合わせる;マルチプロ 5800 のオペレーターズマニュアルを参照。
ライトのスイッチの上を押して ON 位置にする。
Note: LED ライトが点灯します。
ロッカースイッチをON 位置にしても点灯しない場合は、スイッチが上下逆さに取り付けられている。以下の手順で修正する:
逆さになっているスイッチがどれか、確認する。
バッテリーの接続を外す;作業用後方照明キットの取り付け準備を参照。
スイッチブラケットで、逆さになっているスイッチから、ワイヤハーネスの8ソケットコネクタを外す;図 2(スイッチとワイヤハーネスを取り付ける)を参照。
スイッチブラケットからスイッチを取り外す;図 2(スイッチとワイヤハーネスを取り付ける)を参照。
スイッチを 180° 回転させてスイッチブラケットに取り付け、パチンとはまるまで完全に押し込む。
ワイヤハーネスの8ソケットコネクタに、ロッカースイッチの8ピンコネクタを接続する;図 2(スイッチとワイヤハーネスを取り付ける)を参照。
バッテリーを接続する;作業用後方照明キットの取り付けを完了するを参照。
左ライトスイッチを操作しているのに左ライトが点灯しない場合は以下の手順で修正する:
バッテリーの接続を外す;作業用後方照明キットの取り付け準備を参照。
スイッチブラケットで、ロッカースイッチから、ワイヤハーネスの8ソケットコネクタを外す;図 2(スイッチとワイヤハーネスを取り付ける)を参照。
ロッカースイッチのところで、8ソケットコネクタを入れ替える。
ワイヤハーネスの8ソケットコネクタに、ロッカースイッチの8ピンコネクタを接続する;図 2(スイッチとワイヤハーネスを取り付ける)を参照。
バッテリーを接続する;作業用後方照明キットの取り付けを完了するを参照。
ロッカースイッチ上部を押してONにして LED ライトの点灯を確認する。
ロッカースイッチ下部を押してOFFにして LED ライトの消灯を確認する。