整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた適切な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用するのはお客様の責任です。
弊社のウェブサイト www.Toro.com で製品やアクセサリ情報の閲覧、代理店についての情報閲覧、お買い上げ製品の登録などを行っていただくことができます。
整備について、また純正部品についてなど、分からないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマーサービスにおたずねください。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。図 1 にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメモしておきましょう。
この説明書では、危険についての注意を促すための警告記号(図 2)を使用しております。これらは死亡事故を含む重大な人身事故を防止するための注意ですから、必ずお守りください。
この他に2つの言葉で注意を促しています。重要「重要」は製品の構造などについての注意点を、注はその他の注意点を表しています。
この製品は、関連するEU規制に適合しています; 詳細については、DOC シート(規格適合証明書)をご覧ください。
カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレスタが装着されていること、エンジンに対して森林等の火災防止措置をほどこされていることが義務づけられており、これを満たさない機械は、第4442章または4443章違犯となります。
この製品に使用されているスパーク式着火装置は、カナダの ICES-002 標準に適合しています。
エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局(EPA)並びにカリフォルニア州排ガス規制に関連してエンジンマニュアルを同梱しております。エンジンマニュアルはエンジンのメーカーから入手することができます。
カリフォルニア州
第65号決議による警告
カリフォルニア州では、この製品に使用されているエンジンの排気には発癌性や先天性異常などの原因となる物質が含まれているとされております。
バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含まれており、カリフォルニア州では発ガン性や先天性異常を引き起こす物質とされています。取り扱い後は手をよく洗ってください。
不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、人身事故につながります。事故を防止するため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識のついている遵守事項は必ずお守りください:注意、警告、および危険 の文字は、人身の安全に関わる注意事項を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生することがあります。
この機械はSAE J2258規格に適合しています。
Important: CE 規制適合に必要なデータについては、機械に付属する適合宣誓書をご参照ください。
Important: この車両はオフロード用として設計製造されたものであり、公道上を通常走行するためのものではありません。この車両で公道上を走行する場合には、各地域の法令などに従い、また、ヘッドライド、方向指示器、低速走行車両表示など、定められたアクセサリを必ず装備してください。
安全防災面については十分な配慮のもとに設計・製造されておりますが、安全な御使用のためには、機械や装置の設計や構成だけでなく、それらの運転や整備、保管などの取り扱いに係わる人々の知識、訓練や日常の意識が大変重要です。不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、人身事故につながります。
この機械は、通常の乗用車やトラックとは異なる運転特性を有しておりますので、十分に練習して運転感覚に慣れてください。
ワークマンに取り付け可能なアタッチメントのすべてをこのマニュアルで解説することはできません。アタッチメントを取り付けて使用するときには、その装置の オペレーターズマニュアル にも十分目を通してください。
事故を防止するため、以下に示す安全上の注意を必ずお守りください:
オペレータに対して適切な訓練を行い、オペレーターズマニュアルおよび機体に貼付されているステッカーの内容を熟知させてください。
操作方法をしっかり身につけ、緊急時にすぐにエンジンを停止できるようになってください。
疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂取した時は絶対に運転しないでください。
すべりにくい頑丈な靴をはいてください。だぶついた衣服を避け、長い髪は束ね、装飾品は身に着けないでください。
地域によっては安全メガネ、安全靴、および長ズボンの着用が義務付けられています。
絶対に 子供に運転させないでください。大人であっても適切な訓練を受けていない人には絶対に運転させないでください。訓練を受け、許可されている人以外には運転させないでください。
どの人がどこに人がいるかを常に意識しながら運転してください。
ガードなどの安全装置やステッカー類は必ず所定の場所に取り付けて使用してください。安全カバーが破損したり、ステッカーの字が読めなくなったりした場合には、機械を使用する前に修理し、ステッカーは新しいものに貼り換えてください。
暗くなったら、特に不案内な場所で暗くなったら、運転を控えてください。暗い場所で運転しなければならない場合は必ずヘッドライトを使用してください。
作業前には、車体やアタッチメントの各部を必ず点検してください。異常がある場合は本車両の使用を中止してください。必ず、使用する前に修理や調整を行って問題を解決しておいてください。
屋外または換気のよい場所以外では本機を運転しないこと。
人身事故や物損事故を防止するために、燃料の取り扱いには細心の注意を払ってください。燃料は極めて引火しやすく、またその気化ガスは爆発性があります。
車両の近くで喫煙しないでください。
燃料容器は必ず規格認可されている非金属製のものを使用してください。
アースされていない容器の場合、静電気による燃料蒸気への着火の危険があります。トラックの荷台に敷いたカーペットやプラスチックマットなど絶縁体の上で燃料の給油をしないでください。容器に給油する時には燃料容器を荷台から地面に下ろし車体から離して置いてください。
また、ホースのノズルを容器に接触させた状態で給油してください。給油前に、車両の荷台からマシンを地面に降ろしてください。ノズルを開いたままにする器具などを使わないでください。
エンジン回転中やエンジンが熱い間に燃料タンクのフタを開けたり給油したりしない。
給油はエンジンが十分に冷えてから行ってください。
屋内では絶対に給油しないでください。
ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、絶対に機械や燃料容器を保管・格納しないでください。
給油は、機械をトラックやトレーラから地面に降ろし、機体を接地させた状態で行ってください。機械を車両に搭載したままで給油を行わなければいけない場合には、大型タンクのノズルからでなく、小型の容器から給油してください。
もし燃料を衣服にこぼしてしまった場合には、直ちに着替えてください。
絶対にタンクから燃料をあふれさせないでください。給油後は燃料タンクキャップをしっかりと締めてください。
運転中は必ず全員が着席してください。オペレータは、可能な限り両手でハンドルを握り、助手席の人は必ず安全手すりを握ってください。また、手足を車外に出さないようししてください。
助手席に人を乗せている時はハンドル操作はゆっくりと行ってください。助手席の人はブレーキや急ハンドルに無警戒であることが多いのでオペレータからの十分な配慮が必要です。荷台やアタッチメントの上には絶対に人を乗せないでください。
過積載は絶対にやめてください。銘板(座席アセンブリの底面にあります)で、積載限度を確認してください。アタッチメントにも過負荷を掛けないでください。また、所定の車両総重量(GVW)の範囲内で使用してください。
安全への注意がおろそかになると、転倒など思わぬ事故となり、けがや死亡など重大な結果を招きます。運転は常に慎重に。転倒や暴走事故を防止するために以下の点にご注意ください:
バンカーや川、減速ランプ、不案内な場所などでは必ず減速し、安全距離を取り、十分な注意をはらう。
隠れた穴などの見えない障害に警戒を怠らない。
傾斜が18度(32.5%)を超える斜面では本機を使用しないでください。急な斜面を走行する場合には安全に特に注意する。斜面では通常はまっすぐに上るか下るかする。小さな旋回をする時や斜面で旋回を行う時には必ず減速する。斜面での旋回は可能な限り避ける。
ぬれた場所、スピードが出ている時、満載状態などでの運転には十二分の注意を払う。満載状態では停止時間が長くなることを忘れずに。
急停止や急発進をしないこと。後退から前進、あるいは前進から後退への切り替えは、完全に停止する。
急旋回など突然の操作は、その後の運転制御が不安定になりやすく事故のもとであるから行わない。
ダンプするときは後方に人がいないのを必ず確認する。人の足元にダンプしないこと。
無用の人間を近づけない。バックするときには、後方の安全に注意し、マシンの後部に人がいないことを十分に確認する。後退時は速度を落とす。
道路付近で作業するときや道路を横断するときは周囲の交通に注意する。歩行者や他の車両に対し、常に道を譲る心掛けをもつ。右左折などの進路表示は常に早めに行い、他車の注意を喚起すること。その他交通ルールを守って運転する。
爆発性のチリやガスが空気中に含まれている所では絶対にこの車を運転しない。爆発性の物質が空気中に存在する所では本機の電気系統や排気系統からの火花が爆発を引き起こす可能性がある。
頭上の危険物に注意し、低く垂れ下がった木の枝、門、歩道橋などの下を通り抜けるときは安全を必ず確認してください。
安全に確信が持てない時は車両の運転を中止し、責任者に報告する。
運転席を離れる前に:
エンジンを止める。
荷台を降下させる.
エンジンを停止し、全ての動作の停止を確認する。
駐車ブレーキを掛ける。
始動スイッチからキーを抜き取る。
エンジンの回転中や停止直後は、エンジン本体、トランスミッション、マフラー、排気管などに触れると火傷の危険がありますから手を触れないでください。
万一、車体が異常な振動をした場合は、直ちに車両を停止させ、エンジンを止め、機械の全動作が停止するのを待ち、それから点検にかかってください。破損部は必ず修理交換してから作業を再開してください。
機械が落雷を受けると最悪の場合死亡事故となります。稲光が見えたり雷が聞こえるような場合には機械を運転しないで安全な場所に避難してください。
マルチパッセンジャーキット搭載車では、通常の積載物以外に、乗せている人の重量が車両総重量(GVW)に加わっていることを念頭にした運転が必要です。
荷台に荷物を載んでいる場合に多くの人を乗せると、車両総重量を超過する可能性がありますから注意が必要です。
座席以外の場所に人を乗せないでください。荷台に人を乗せないでください。
運転中は必ず全員が着席してください。
車両が長くなっている分だけ旋回半径が大きくなっていますので注意が必要です。
障害物に近づく前に十分減速してください。これにより、停止や回避のための余裕が生まれます。衝突事故は、ご自身や同乗者を負傷させる恐れがあります。さらに、車両や衝突相手の機材を損傷してしまいます。
停止や旋回は車両総重量(GVW)と大きな関係があります。積載重量が大きいときには停止も旋回も難しくなります。積載重量が大きいほど停止に掛かる時間が長くなります。
荷台を外して車両後部に何も装着しないで運転する場合にはスピードを控えめにしてください。車両後部が軽いとブレーキを掛けたときに後輪がロックしやすくなって危険です。
ターフも普通の路面も、ぬれているときには非常に滑りやすくなります。停止距離も、路面が乾いているときの2倍から4倍の長さが必要になります。また、深い水溜りに入ってブレーキがぬれると、乾燥するまでブレーキが利かなくなります。水溜りを抜けたあとは速度を落としてブレーキテストをしてください。ブレーキが利かなくなっていたら、平らな場所で、ブレーキペダルを軽く踏み込んだまましばらく低速で運転しましょう。こうするとブレーキが早く乾きます。
斜面では転倒しやすくなる上、斜面を登りきれないときにはエンジンが停止してしまう場合もあります。あわてると人身事故を起こす危険があります。
急斜面に乗り入れないこと。
下り坂で、特に荷を積んでいる場合には、急加速や急ブレーキをしないでください。
斜面でバッテリー切れを起こすなど、斜面を登りきれなくなった場合には、バックでまっすぐ下る。決して旋回しようとしないこと。
斜面では速度を十分に落とし、慎重に運転すること。
斜面での旋回は避けること。
積荷をなるべく軽くし、速度を落として運転してください。
斜面での停止、特に荷を積んだままでの停止は避けてください。
斜面ではこれらの注意事項を守ってください:
斜面の手前(上る前や下る前)では、減速してください。
坂を登りきれないでエンストしたり、エンストしそうになったりした時は、まず落ち着いてゆっくりとブレーキを踏み、必ずバックで、まっすぐに ゆっくりと下がってください。
斜面を走行しながらの旋回は危険です。斜面でどうしても旋回しなければいけないときは、十分に減速し、慎重に操作してください。絶対に急旋回や小さなターンをしないでください。
車両重量が大きいときは斜面での安定性が悪くなります。斜面で運転する時や重心の高いものを積んで走る時には重量をなるべく軽くし、速度を落として運転してください。荷台に資材を積む場合には、荷崩れを起こさないようにしっかりと固定してください。特に、荷崩れしやすいもの(液体、石、砂など)は十分固定してください。
斜面での停止、特に荷を積んだままでの停止は避けてください。下り坂では平地に比べて停止に長い距離が必要になります。どうしても斜面で停止しなければならない場合には、急停止による転倒の危険を避けるために慎重に車両を制御してください。バックで斜面を下っているときに急ブレーキを掛けると後方に転倒する危険が高くなります。
不整地、ラフ、凹凸のある場所、縁石の近く、穴の近くなど路面が一定でない場所では必ず減速してください。また、そのような場所を走行する場合には、積荷を減らしてください。車体が揺れると重心が移動し、運転が不安定になります。
路面の急変化が起こるとハンドルが突然回転し、手や腕にけがをする場合がある。
凹凸のある場所での走行や縁石を乗り越えるときなどは減速する。
ハンドルは円周部をやわらかく握り、両親指がスポークから離れて上向きになるように保持する。
荷台に荷物を積んで運転するときや、トレーラなどの牽引を行う場合、またこれらを同時に行う場合には、定格積載重量や定格牽引重量を守ってください。仕様を参照。
法面や不整地で運転する場合には、より一層の注意を払ってください。特に、荷台に荷物を積んで運転しているときや、トレーラなどを牽引しているときは慎重に運転してください。
積載方法(重量配分)が不適切であると、車両が不安定になり、運転が難しくなります。
また、荷台からはみ出すように積載した場合も、車両の安定性が損なわれます。
積荷の重量が荷台に固定されていない(たとえば液体の入った大きなタンクを積んだ場合など)と、ステアリング、ブレーキ、全体的な走行安定性が悪くなります。
荷台は相当の重さになる。万一手などを挟まれると大けがをする。
荷台を降ろすときには、荷台に手やその他の部分を近づけないよう十分注意すること。
周囲に人がいる場所でダンプ操作をしない。
斜面を横切るように駐車した状態では、絶対にダンプ操作をしないでください。重心の急変により車両が転倒する危険があります。
重い積荷を積んで走行しているときには、速度に注意し、常に安全な停止距離を確保してください。急ブレーキは絶対につつしみましょう。斜面ではより慎重な運転を心がけましょう。
重い物を積んでいるときは停止距離が長くなり転倒しやすくなっていることを忘れないでください。
荷台は荷物専用のスペースです。人を乗せないでください。
整備・調整作業の前には、作業中に誤ってエンジンが掛かることのないよう、必ずエンジンを停止し、駐車ブレーキを掛け、キースイッチからキーを抜いておいてください。
また、必ず荷台を支持棒で確実に固定しておいてください。
ボルト、ナット、ねじ類は十分に締めつけ、常に機械全体の安全を心掛けてください。
火災防止のため、エンジンの周囲に、余分なグリス、草や木の葉、ほこりなどが溜まらないようご注意ください。
エンジンを回転させながら調整を行わなければならない時は、手足や頭や衣服を可動部に近づけないように十分ご注意ください。また、無用の人間を近づけないようにしてください。
ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を上げないでください。本機の最高回転数は 3,750 rpm です。Toro正規代理店でタコメータによるエンジン回転数検査を受け、安全性と精度を確認しておきましょう。
大がかりな修理が必要になった時や補助が必要な時は、Toro 正規代理店にご相談ください。
いつも最高の性能を維持するために、必ずトロの純正部品をご使用ください。他社の部品やアクセサリを使用すると危険な場合があります。機体の改造を行うと、機械の挙動や性能、耐久性などが変化し、そのために事故が起きる可能性があります。このような使い方をすると Toro® の製品保証が適用されなくなります。
以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 |
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
エンジンを初めて作動させる前と後に、エンジンオイルの量を点検する;エンジンオイルの量を点検するを参照。
エンジンを初めて作動させる前に、ブレーキオイルの量を点検する;ブレーキオイル量の点検 を参照。
エンジンを初めて作動させる前に、トランスアクスルのオイル量を点検する; トランスアクスルオイルの量を点検するを参照。
タイヤ空気圧を点検する; タイヤ空気圧を点検するを参照。
この作業に必要なパーツ
オペレーターズマニュアル | 1 |
エンジンマニュアル | 1 |
パーツカタログ | 1 |
安全講習資料 | 1 |
登録カード | 1 |
PDI(納品前検査票) | 1 |
品質検査証明書 | 1 |
キー | 2 |
オペレータズマニュアル やエンジンマニュアルをよくお読みください。
安全講習資料を見る。
登録カードに記入する。
納品前検査証明書の必要個所にご記入ください。
品質検査証明書をご確認ください。
アクセルペダル(図 6)は、車両の走行速度を調整するペダルです。アクセルペダルを踏み込むと走行を開始します。ペダルをさらに踏み込むと走行速度が上がります。ペダルから足を離すと走行を停止し、エンジンが停止します。
Note: 最高速度(前進時)は 26 km/h です。
ブレーキペダル(図 6)は、車両を減速させたり停止させるのに使用します。
ブレーキが摩耗したり正しく調整されていなかったりすると人身事故を起こす危険がある。
ブレーキペダルを一杯に踏み込んだ時にペダルと運転台の床との距離が 25mm 以下となるようなら調整または修理が必要である。
コントロールパネル上、駐車ブレーキレバーの左側にあります(図 6)。
始動キーには3つの位置があります:OFF、ON、STARTです。
車両の始動方法は2種類あります:
ペダルスタート:キースイッチを ON にし、アクセルペダルを踏み込んでペダルから足を離す。
Note: アクセルペダルから足を放と、エンジンは停止します。
キースタート:始動キーをSTART位置に回す。エンジンはキーをOFFにするまで作動し続ける。
Note: START 位置では駐車ブレーキを掛けることができ、その間にバッテリーの充電が行われます。
Note: 始動キーをSTART位置に回すと、エンジンが始動するまでクランキングが続きます。もし10 秒たってもエンジンが始動しない場合は、キーをOFF 位置に戻して原因(たとえばチョークを使用する必要があるのではないか、エアクリーナが詰まっているのではないか、燃料があるか、点火プラグに異常はないか)を究明してからエンジンの再始動を試みてください。
コントロールパネルにあります。冷えているエンジンを始動するときには、チョークを引き出してエンジンの始動を補助してください(図 6)。エンジンが始動したら、エンジンがスムーズに回転を続けられるように調整してください。エンジンが暖まるのに合わせて、チョークを徐々にOFF位置に戻します。
ホーンボタンはコントロールパネルについています(図 6)。押すと警笛がなります。
ライトスイッチはハンドルシャフトの左側にあります (図 10)。ヘッドライトの点灯と消灯を行います。上へ押すとヘッドライトが点灯し、下に押すと消灯します。
アワーメータはライトスイッチの右側にあります (図 10)。車両のエンジンの積算運転時間を表示します。アワーメータは始動スイッチをON位置またはSTART位置にすると始動し、エンジンが回転している間作動を続けます。
Note: マシンの動作中は点滅を続け、動作中であることを表示します。
駐車ブレーキレバーの左側にあります(図 6)。モバイル機器などの電源としてご利用ください。
Important: 使用していない時は、ゴム製プラグで保護してください。
燃料計(図 11)は機体左側、燃料タンクのキャップの横にあります。燃料タンクに残っている燃料の量を表示します。
各座席の外側に手すりがついています(図 12)。
Note: 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。
ベース重量 | 397 kg |
定格容量(平坦路面の場合) | 総重量 544kg(オペレータの体重を 90.7kg、助手席乗員の体重を 91kg とし、積載物とアクセサリの重量を含む) |
最大車両重量(平坦地で) | 941kg(上記重量を全て含む) |
最大積載量(平坦路面の場合) | 363kg(後部搭載アクセサリを含む) |
荷台後部アクセサリ用マウントの積載重量 | 45kg |
牽引能力 | トング重量は 91kg;トレーラの最大重量は 454kg |
全幅: | 119 cm |
全長 | 302 cm |
全高 | 127.5 cm |
地上高 | 21.6cm(車両前部:乗員や荷物を乗せない); 14cm(車両後部:乗員や荷物を乗せない) |
ホイールベース | 220 cm |
トレッド(センターライン間) | 119cm(前)、119cm(後) |
荷台長さ | 102cm (内法) , 114.3cm (外法) |
荷台幅 | 98cm(内法) 107.3cm(外側寸法:フェンダの外側で計測) |
荷台高さ | 28cm(内法) |
エンジンrpm | ローアイドル: 1,250~1,350rpm;ハイアイドル:3,650~3,750rpm |
トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。詳細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください;弊社のウェブサイト www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとアクセサリをご覧になることができます。
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
このマニュアルに記載されている安全上の注意やステッカーの記号や表示内容を良く読んでください。オペレータや周囲の人を事故から守る重要な情報が掲載されています。
ぬれ芝、急斜面など滑りやすい場所では転倒して制御できなくなる危険がある。
車輪やローラが溝などに落ちて機体が転倒すると、最悪の場合、死亡事故などの重大な事故となる危険がある。
制御不能になったり転倒事故をおこしたりしないために:
水辺や段差の近くなどへ近づかない。
斜面では速度を落とし、より慎重な運転を心がける。
急旋回したり不意に速度を変えたりしない。
上昇させた荷台が万一落下すると、荷台の下にいる人に非常に危険である。
荷台の下で作業する時は、必ず支持棒で荷台を支えておく。
荷台の下で作業するときは荷台を空にし、必ず安全サポートで固定する。
荷台を上昇させたままで走行すると転倒の危険が増大する。また、荷台を上昇させたままで走行すると荷台が破損する危険もある。
運転する時は必ず荷台を下げておく。
ダンプ操作を終えたらすぐに荷台を下げるようにする。
荷台の後部に積荷が集中していると、ラッチを開けた際に荷台が急に開いて周囲の人間が怪我をする恐れがある。
積荷はできる限り荷台の中央に載せる。
ラッチを開放する際には、荷台を手でしっかりと押さえ、荷台に寄りかかっている人間や荷台のすぐ後ろに人がいないことを確認する。
整備のために荷台を上昇させる際には、積荷をすべて降ろす。
テールゲートを開いて砂、砂利、木材チップなどの資材を降ろした後は、テールゲートの蝶番部分にこれらの資材が残っている場合があります。テールゲートを閉める前に、以下を行う。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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ブレーキオイルの量を点検し、必要に応じて追加する; ブレーキオイル量の点検を参照。
エンジンオイルの量を点検し、必要に応じて追加する; エンジンオイルの量を点検するを参照。
タイヤ空気圧を点検する; タイヤ空気圧を点検するを参照。
ブレーキペダルの作動状態を点検する。
ヘッドライトが正常に作動することを確認する。
ハンドルを左右一杯に切って応答を確認する。
オイル漏れや各部のゆるみなどの異常がないか点検する。
Note: オイル漏れ、パーツのゆるみなど機体の点検を行う前に、必ずエンジンを停止し、機械の可動部がすべて完全に停止したのを確認してください。
上記のうち一つでも異常があれば、作業に出発する前に整備士や上司にその旨を伝えてください。現場により、上記以外の項目の点検を指示されることもありますから、実際に上司と話し合って確認するようにしてください。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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タイヤ空気圧適正範囲: 165~207 kPa (0.6~1.5 kg/cm2 = 24~30psi)
Important: ただし、タイヤメーカーが指定している最大値(タイヤ側面に記載されています)を超えないでください。
Note: 適性空気圧は、車両に積載する重量によって変わります。
タイヤ空気圧を点検する。
Note: タイヤ空気圧の適正範囲は、前後のタイヤとも 165~207 kPa (0.56~1.54 kg/cm2=24~30 psi)です。
空気圧が低い ほうが踏圧が低くなり、乗り心地も良く、タイヤ跡も残りにくくなりますが、
積載する重量が大きいときや、高速で走行する場合にはタイヤ空気圧を高めに設定してください。
必要に応じタイヤに空気を入れるか抜くかして適正圧に調整する。
機械の性能を最も良く発揮させるために、オクタン価87以上の、きれいで新しい(購入後30日以内)無鉛ガソリンを使ってください(オクタン価評価法は(R+M)/2 を採用)。
エタノール: エタノールを添加(10% まで)したガソリン、MTBE(メチル第3ブチルエーテル)添加ガソリン(15% まで)を使用することが可能です。エタノールとMTBEとは別々の物質です。エタノール添加ガソリン(15% 添加=E15)は使用できません。エタノール含有率が 10% を超えるガソリンは絶対に使用してはなりません:たとえば E15(含有率 15%)、E20(含有率 20%)、E85(含有率 85%がこれにあたります。これらの燃料を使用した場合には性能が十分に発揮されず、エンジンに損傷が発生する恐れがあり、仮にそのようなトラブルが発生しても製品保証の対象とはなりません。
メタノールを含有するガソリンは使用できません。
燃料タンクや保管容器でガソリンを冬越しさせないでください。 冬越しさせる場合には必ずスタビライザ(品質安定剤)を添加してください。
ガソリンにオイルを混合しないでください。
燃料は非常に引火・爆発しやすい物質である。発火したり爆発したりすると、やけどや火災などを引き起こす。
燃料補給は必ず屋外で、エンジンが冷えた状態で行う。こぼれた燃料はふき取る。
箱型トレーラに本機を搭載した状態では、絶対に本機への燃料補給をしてはならない。
燃料タンク一杯に入れないこと。燃料を補給する時は、タンク上面から約25mm下のレベルを超えて給油しない。これは、温度が上昇して燃料は膨張したときにあふれないように空間を確保するためである。
燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を絶対に近づけない。
燃料は安全で汚れのない認可された容器に入れ、子供の手の届かない場所で保管する。30 日分以上の買い置きは避ける。
運転時には必ず適切な排気システムを取り付け正常な状態で使用すること。
燃料を補給中、静電気による火花が燃料に引火する危険がある。発火したり爆発したりすると、やけどや火災などを引き起こす。
燃料容器は車から十分に離し、地面に直接置いて給油する。
車に乗せたままの容器に燃料を補給しない。車両のカーペットやプラスチック製の床材などが絶縁体となって静電気の逃げ場がなくなるので危険である。
可能であれば、機械を地面に降ろし、車輪を地面に接触させた状態で給油を行う。
機械を車に搭載したままで給油を行わなければいけない場合には、大型タンクのノズルからでなく小型の容器から給油する。
大型タンクのノズルから直接給油しなければならない場合には、ノズルを燃料タンクの口に常時接触させた状態で給油を行う。
燃料タンク容量は約 18.9 リットルです。
エンジンを止め、駐車ブレーキを掛ける。
燃料タンクのキャップ(図 19)の周囲をきれいに拭く。
燃料タンクのキャップを取る。
タンクの天井から約 25 mm下(給油口の根元)まで燃料を入れる。
Note: これは、温度が上昇して燃料は膨張したときにあふれないように空間を確保するためである。燃料を入れすぎないでください。
燃料タンクのキャップをしっかりとはめる。
こぼれた燃料はふき取る。
着席し、キーをスイッチに差し込んで右回しに ON または START位置まで回す。
車両の始動方法は2種類あります:
ペダルスタート:キースイッチを ON にし、アクセルペダルを踏み込んでペダルから足を離す。
Note: アクセルペダルから足を放と、エンジンは停止します。
キースタート:始動キーをSTART位置に回す。エンジンはキーをOFFにするまで作動し続ける。
Note: START 位置では駐車ブレーキを掛けることができ、その間にバッテリーの充電が行われます。
Note: キーをSTART位置に回すと、エンジンが始動するまでクランキングが続きます。もし10 秒たってもエンジンが始動しない場合は、キーをOFF 位置に戻して原因(たとえばチョークを使用する必要があるのではないか、エアクリーナが詰まっているのではないか、燃料があるか、点火プラグに異常はないか)を究明してからエンジンの再始動を試みてください。
Note: オプションの後退アラームを装備している車両では、ギアシフトを 後退 にシフトする(キーはONまたはSTART位置)と、ブザーが鳴って車両がバックする。
ギアシフトセレクタを、走行したい方向(前進または後退)にセットする。
駐車ブレーキを解除する。
アクセルペダルをゆっくりと踏み込む。
Note: エンジンが冷えている場合には、アクセルペダルを半分程度まで踏み込んだ状態でチョークをON位置まで引く。エンジンのウォームアップが終了したら、チョークをOFFに戻す。
Important: 斜面で停止するときは、ブレーキで完全停止後、駐車ブレーキを掛けて車両を固定してください。アクセルペダルで車両を斜面に停止させておくと車両が破損する恐れがあります。
アクセルペダルから足を離す。
ゆっくりとブレーキペダルを踏み込んでブレーキを掛けて車両を完全に停止させる。
Note: 停止距離は積荷や走行速度などの条件によって異なります。
ブレーキペダルを十分に踏み込んで車両を停止させる。
駐車ブレーキレバーを引き上げて駐車ブレーキを掛ける。
キーを左に回して OFF 位置にする。
始動スイッチからキーを抜き取る。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 100 時間 |
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新しい車両の性能がフルに発揮され永くお使いいだけるよう、以下のガイドラインを守ってください。
エンジンオイルその他の液類の量を定期的に点検する。車両そのものや、車両を構成している機器が過熱していないか注意を払う。
エンジンが冷えている時には、始動後15秒間程度のウォームアップを行う。
使用開始後最初の数時間は急ブレーキを掛けないように注意する。ブレーキのライニングは数時間程度の慣らしがけが必要である。
意識的に速度を変えながら走行する。急発進や急停止をしない。
エンジンオイルの初期交換は不要。初期オイルには通常のエンジンオイルを使用している。
初期整備についてはの章を参照する。
前サスペンションの位置を定期的に点検し、必要に応じて調整を行う;前輪のトーインの調整を参照。
荷台に資材を積み込んだ状態で運転する場合には、以下の注意点を守ってください:
荷台に積むことのできる重量を守ってください。これらについては、仕様の車両総重量(GVW)欄に記載してあります。また、車両最大定格総重量は機体の銘板に表示してあります。
Note: 積荷などの定格値は、平地での使用についての数字ですからご注意ください。
傾斜地や不整地で資材の運搬を行う場合には、通常よりも積荷を減らしてください。
また、背の高い資材を運ぶとき(および袋入りの肥料を荷台に積み上げて運ぶときなどのように車両全体の重心が高くなるような積荷を積んでいる場合)にも、積荷を減らしてください。積荷はできるだけ低く積んでください。積荷によって後方の視界がさえぎられないようにしてください。
荷台を以下のように使用して、車両全体の重心をできるだけ低く維持してください:
重量を左右にバランスよく配分してください。
Important: どちらかに片寄った積み方をすると転倒事故を起こす危険が高くなります。
荷台の前後方向にも重量をバランスよく配分してください。
Important: 後輪の車軸よりも後ろに荷物を積みすぎると前輪に掛かる荷重が小さくなり、ハンドルの効きが悪くなるだけでなく、最悪の場合後ろのめりに転倒します。
荷台からはみ出るような積み方しかできない場合には、運転に十二分に注意してください。特に、そのような荷物を積んだ結果として車両全体の重心が車両の中心にない場合には非常に慎重な運転が必要です。
可能な限り、積荷はロープで縛るなどして荷台に確実に固定してください。
大きなタンクに液体を入れて運ぶとき(例えば薬剤散布の場合など)は、上り坂や下り坂に特にご注意ください。また走行速度を急に変えない、急発進・急ブレーキをしないでください。
荷台の容量は 0.28m3です。荷物の種類によっては荷台に一杯に積むと積載オーバーになりますから注意が必要です。
積荷の種類と重量との関係については以下の表を参照してください:
資材名 | 密度 | 荷台の最大積載量(平坦路面の場合) |
砂利, 乾燥 | 1,522 kg/m3 (43.09 kg/ft3) | 満載 |
砂利, ぬれた状態 | 1,922 kg/m3 (54.43 kg/ft3) | 荷台に¾ |
砂, 乾燥 | 1,442 kg/m3 (40.82 kg/ft3) | 満載 |
砂, ぬれた状態 | 1,922 kg/m3 (54.43 kg/ft3) | 荷台に3/4 |
木材 | 721 kg/m3 (20.41 kg/ft3) | 満載 |
バーク | <721 kg/m3 (<45 lb/ft3) | 満載 |
土嚢 | 1,602 kg/m3 (100 lb/ft3) | 荷台に3/4(おおよそ) |
ワークマンでトレーラやアタッチメントを牽引することができます。
ワークマン自体やトレーラ自体が過積載にならないように注意してください。 どちらかひとつでも過積載状態では、車両の性能が十分発揮できないばかりか、ブレーキ、車軸、トランスアクスル、モータ、ハンドル機構、サスペンション、ボディー構造、タイヤ等を破損する場合もあります。 必ず積載重量の60%をトレーラの前側に振り分けてください。これにより、ヒッチプレートに掛かる負荷がトレーラの総重量(グロス)の約10%となります。
車両総重量(GTW)を含めた最大積載重量が 454 kg を超えてはなりません。例:総重量(グロス)が 181.5kg の場合、 運転手を含めた積荷の最大積載可能重量は 544kg となります。
牽引するときには、ブレーキ性能を確保するために、必ず荷台にある程度の重量物を積載してください。但し車両総重量やトング総重量を超えないでください。
トレーラを牽引した状態で斜面に駐車しないでください。どうしても斜面に駐車する必要がある場合には、駐車ブレーキを掛け、トレーラに車止めをかけてください。
Note: www.Toro.com から、この機械に関する配線図と油圧回路図をダウンロードすることができます。弊社ホームページからマニュアルへのリンクをご活用ください。
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
Important: エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照のこと。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 5 時間 |
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使用開始後最初の 8 時間 |
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使用開始後最初の 50 時間 |
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使用開始後最初の 100 時間 |
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使用するごとまたは毎日 |
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50運転時間ごと |
|
100運転時間ごと |
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200運転時間ごと |
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300運転時間ごと |
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400運転時間ごと |
|
800運転時間ごと |
|
1000運転時間ごと |
|
1年ごと |
|
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点検項目 | 第週 | ||||||
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月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
ブレーキと駐車ブレーキの作動状態 | |||||||
ギアシフト/ニュートラルの操作 | |||||||
燃料残量を点検する。 | |||||||
エンジンオイルの量を点検する。 | |||||||
トランスアクスルオイルの量を点検する。 | |||||||
エアフィルタを点検する。 | |||||||
エンジンの冷却フィンを点検する。 | |||||||
エンジンからの異常音がないか点検する。 | |||||||
運転操作時の異常音。 | |||||||
タイヤ空気圧を点検する。 | |||||||
オイル類が漏れていないか点検する。 | |||||||
計器類の動作を確認する。 | |||||||
アクセルペダルの作動状態を確認する。 | |||||||
各グリス注入部のグリスアップを行う。 | |||||||
塗装傷のタッチアップを行う。 |
上昇させた荷台が万一落下すると、人身事故となる。
日常整備の一部は荷台を上げて行う必要がある。
荷台の下で作業する時は、必ず支持棒で荷台を支えておくこと。
荷台の下で作業するときは荷台を空にしておく。
始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。
整備・調整作業の前には必ず始動スイッチからキーを抜きとり、点火プラグ装着車の場合は、念のために点火プラグのコードを外しておくこと。点火コードが絶対に点火プラグと触れることのないよう、確実に隔離すること。
以下のような条件で使用する場合には、保守間隔を通常の半分に短縮し、より頻繁な整備を行ってください:
砂漠、荒れ地での作業
酷寒地(気温10℃以下)での使用
トレーラ作業
使用時間が極端に短い場合(一回の使用時間が 5 分間に満たないような場合)
非常にほこりの多い条件下での頻繁な使用
建設現場での使用
泥、砂、水などの悪条件下で長時間使用した場合は、直後にブレーキの洗浄と点検を行う。これにより無用な摩耗を防止することができる。
重量物を運んだり悪条件下での作業が多い場合には、グリスアップを毎日行い、エアクリーナを毎日点検する。
平らな場所に駐車する。
駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させ、キーを抜き取る。
エンジンおよび排気系統が冷えるのを待つ。
ジャッキアップされている車体は不安定である。ジャッキが外れると下にいる人間に怪我を負わせる危険が高い。
ジャッキアップした状態では車両を始動しないこと。
車両から降りる時は必ずスイッチからキーを抜いておく。
ジャッキなどで浮かせた車両には輪止めを掛ける。
床から車両を浮かせたら必ずジャッキスタンドで支える。
Important: 保守整備のためにエンジンを掛ける場合には、車両後部をジャッキアップする必要があります;後アクスルにジャッキを掛け、25mm 程度ジャッキアップしてください。
座席アセンブリを前に押し、リテーナブラケットが座席ベースパネルから外れるまでアセンブリを倒す(図 25)。
座席アセンブリを降ろす;リテーナブラケットが座席ベースパネルに固定されるのを確認する(図 26)。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
300運転時間ごと |
|
グリスの仕様: Mobilgrease XHP™-222
機体の前部を持ち上げてジャッキスタンドで支える。
ホイールをハブに固定しているラグナット(4個)を外す(図 29)。
ブレーキアセンブリ用のブラケットをスピンドルに固定しているフランジヘッドボルト(⅜" x ¾")を外してスピンドルからブレーキを取り外す (図 30)。
Note: ブレーキアセンブリを確実に支持してから次の工程に進んでください。
ハブからダストキャップを取る(図 31)。
スピンドルとスピンドルナットから、コッターピンとナットリテーナを外す(図 31)。
スピンドルからスピンドルナットを外し、スピンドルからハブ&ローラアセンブリを取り出す (図 31 と 図 32)。
スピンドルをウェスできれいに拭く。
マシンの反対側のハブとロータについても 1から7 の作業を行う。
ハブから外側のベアリングとベアリングレースを取る(図 33)。
ハブから、シール、内側のベアリングを外す(図 33)。
シールをきれいに拭いて摩耗や破損がないか点検する。
Note: シールの洗浄には溶剤を使用しないでください。過度な磨耗や破損が見られた場合はシールを交換する。
ベアリングとレースをきれいに拭いて摩耗や破損がないか点検する。
Note: 摩耗・破損しているパーツはすべて交換してください。ベアリングとレースの水気や汚れを完全に取り除いてください。
ハブについているグリス、ごみなどをきれいに取り除く(図 33)。
ベアリングに所定のグリスを詰める。
キャビティの50-80 %程度にグリスを詰める(図 33)。
ハブの内側に内側ベアリングを取り付け、シールをはめる(図 33)。
もう一方のハブにも、ステップ1-8の作業を行う。
スピンドルに所定のグリスを薄く塗る(図 34)。
ハブとロータをスピンドルに取り付ける。ロータを内側にすること(図 34)。
スピンドルに外側ベアリングを取り付けてレースにはめる(図 34)。
スピンドルにタブワッシャを取り付ける(図 34)。
スピンドルにスピンドルナットを取り付け、ハブを回してベアリングを着座させながらナットを 15 N∙m(1.52 kg.m = 11 ft-lb)に締めつける(図 34)。
ハブが自由に回転できるところまでスピンドルをゆるめる。
スピンドルナットを 170-225 N·m(2.0-2.6 kg.m = 15-20 in-lb)にトルク締めする。
ナットの上からリテーナを取り付け、リテーナのスロットとスピンドルのスロットが整列しているかどうか確かめる(図 35)。
Note: スロット同士が整列していない場合は、スピンドルナットを締めて整列させてください。ただし、その時の最大トルクが 2.26 N·m (0.23 kg.m = 20 in-lb)を超えないようにしてください。
コッターピンを取り付け、ピンの足をリテーナに巻き付けるように曲げる(図 35)。
ハブにダストキャップを取り付ける(図 35)。
マシンの反対側のハブとロータについても 1から10 の作業を行う。
フランジヘッドボルト(⅜" x ¾")2本をきれいに拭き、ねじ山に中程度の強さのロッキングコンパウンドを塗る。
ブレーキパッドをロータのそれぞれの側に合わせ(図 30)、キャリパブラケットの穴と、スピンドルフレームのブレーキ取り付け部の穴を整列させる(図 34)。
キャリバブラケットをスピンドルフレームに固定する(図 30);フランジヘッドボルト(⅜" x ¾")2本を使用する。
フランジヘッドボルト(2本)を 47-54 N·m (4.6-6.2 kg.m = 35ー40 ft-lb)にトルク締めする。
ホイールをハブに取りつける。空気バルブを外側に向けて取り付けること(図 29)。
Note: ホイールがハブと面一になるように取り付けてください。
ラグナットを使用して、ハブにホイールを取り付ける(図 29)。
ラグナットを 108-122 N.m(9.7-12.5 kg.m = 80-90 ft-lb)にトルク締めする。
マシンの反対側のブレーキとホイールについても 1-5 の作業を行う。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
100運転時間ごと |
|
Note: ほこりのひどい場所で使用する場合はより頻繁に(数時間ごとに)エアクリーナの手入れを行ってください。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
50運転時間ごと |
|
エアクリーナ本体にリーク原因となる傷がないか点検してください。ボディーが破損している場合は交換してください。
図 36に示すように、エアクリーナのカバーを清掃してください。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
100運転時間ごと |
|
1次フィルタをゆっくり引き抜くようにしてエアクリーナのボディーから外す(図 37)。
Note: ボディの側面にフィルタをぶつけないように注意すること。
Important: 1次フィルタは清掃しないでください。
安全フィルタを取り外す(装着車の場合)。
Note: 安全フィルタは、交換するとき以外は外さないでください。
Important: 安全フィルタは絶対に洗わないでください。安全フィルタが汚れている場合には、1次フィルタが破損していますから両方のフィルタを新しいものに交換してください。
新しいフィルタの外側から照明を当ててフィルタの内側を点検し、傷などがないか確認する。
Note: フィルタに穴があいているとその部分が明るく見えます。破れや油汚れ、ゴムシールの傷がないか点検してください。破損しているフィルタは使用しない。
安全フィルタを交換する場合には、十分に注意しながら、フィルタのボディに挿入する(図 37)。
Important: エンジンを保護するため、必ず両方のエアフィルタを取り付け、カバーをつけて運転してください。
安全フィルタの上に 1 次フィルタを注意深く取り付ける。1 次フィルタの外側リムをしっかり押さえて確実に装着すること。
Important: フィルタの真ん中(柔らかい部分)を持たないでください。
上下方向を確認、UPと書いてある方を上に向けてエアクリーナカバーを正しく取り付け、ラッチを掛ける(図 37)。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 5 時間 |
|
100運転時間ごと |
|
Note: ほこりのひどい場所で使用する場合は、より頻繁なオイル交換が必要です。
Note: 廃油はリサイクルセンターに持ち込むなど適切な方法で処分してください。
Note: エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初回運転の前後に必ずエンジンオイルの量を確認してください。
クランクケースのオイル容量: 1.0 リットル
オイルのタイプ: 洗浄性オイル(API 規格 SJ またはそれ以上)
粘度: 下の表を参照。
Note: エンジンオイルを点検する最もよいタイミングは、その日の仕事を始める直前、エンジンがまだ冷えているうちです。エンジン始動後に行う場合は、オイルがオイル溜めに戻るまで最低10分間待って点検するようにしてください。油量が不足している場合は、FULLマークまで補給してください。入れすぎないこと。
図 39に示すように、エンジンオイル量を点検する。
エンジンを始動し、数分間程度運転する。
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、キーを OFF にして、キーを抜き取る。
荷台を上げ、支持棒で支える;荷台を整備位置まで上げるにはを参照。
エンジンオイルを交換する(図 40)。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
100運転時間ごと |
|
タイプ : Champion RC12LC4
エアギャップ:0.76mm
Important: 割れ、欠け、汚れその他の不具合のある点火プラグは交換してください。点火プラグにサンドブラストをかけたり、ナイフ状のもので削ったり、ワイヤブラシで清掃したりしないでください。プラグに残った細かい破片がシリンダ内に落ちる恐れがあります。実際にこれが起こるとエンジンを破損します。
Note: 点火プラグは非常に耐久性のある部品ですが、エンジンにトラブルが出た場合は必ず点検してください。
点火プラグを外した時にエンジン内部に異物が落ちないように、プラグの周囲をきれいに清掃する。
点火プラグから点火コードを外す。
シリンダヘッドから点火プラグを外す。
電極 (側面と中央) と碍子の状態を点検する(図 41)。
Note: 破損したり磨耗したりした点火プラグを使用しないでください。所定タイプの新しいプラグに交換してください。
電極間のエアギャップを 0.76mm に調整する(図 41)。
シリンダヘッドに点火プラグを取り付け、27N·m(2kg.m=20ft-lb)にトルク締めする。
点火プラグに点火ケーブルを取り付ける。
反対側のコントロールレバーについても、上記手順1-7を行う。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
400運転時間ごと |
|
燃料ライン、フィッティング、クランプなどに、漏れ、劣化、破損、ゆるみなどが出ていないか点検を行ってください。
Note: 燃料系統の部品にこうした症状が見られた場合には、それらの部品を交換してください。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
400運転時間ごと |
|
エンジンを止め、キーを抜き取る。
荷台を上げ、支持棒で支える;荷台を整備位置まで上げるにはを参照。
バッテリーの接続を外す;バッテリーの接続を外すを参照。
燃料フィルタの下に汚れのない容器を置き、図 42に示すように燃料フィルタを交換する。
バッテリーを元通りに接続し、荷台を降ろす;バッテリーを接続すると荷台を下げるを参照。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 50 時間 |
|
200運転時間ごと |
|
カーボンキャニスタのエアフィルタの開口部を点検し、汚れていないこと、ごみや異物や通気の障害になるものが入っていないことを確認する(図 43)。
カーボンキャニスタ用エアフィルタをエアで吹いて清掃する。
電圧:12 V, 冷間クランキング電流 300A @ (-18°C)。
バッテリーの電極部や端子などの部分には鉛や鉛含有物質が含まれており、カリフォルニア州では、これらの物質が癌や先天性異常の原因となるとされている。取り扱い後は手を洗うこと。
電解液には触れると火傷を起こす劇薬である硫酸が含まれている。
電解液を飲まないこと、また、電解液を皮膚や目や衣服に付けないよう十分注意すること。安全ゴーグルとゴム手袋で目と手を保護すること。
皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できるよう、必ず十分な量の真水を用意しておくこと。
バッテリーはいつもきれいに、またフル充電状態に保持してください。
バッテリーはいつもきれいに、またフル充電状態に保持してください。
端子部に腐食が発生した場合には、重曹水(水4:重曹1)で清掃します。
清掃後は、腐食防止のためにバッテリー端子にワセリンなどを塗布してください。
バッテリーケーブルの接続手順が不適切であるとケーブルがショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス(黒)ケーブルから取り外し、次にプラス(赤)ケーブルを外す。
ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス(赤)ケーブルから取り付け、それからマイナス(黒)ケーブルを取り付ける。
バッテリー押さえは必ず取り付ける。
バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部分が触れるとショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端子と金属を接触させないように注意する。
バッテリーの端子と金属を接触させない。
図 44のようにバッテリーを取り外す。
バッテリーケーブルの接続を外す;バッテリーの接続を外すを参照。
図 45のようにバッテリーを取り外す。
図 46のようにバッテリーを取り付ける。
バッテリーケーブルを接続する;バッテリーを接続するを参照。
図 47のようにバッテリーを接続する。
充電中は爆発性のガスが発生する。
充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに火気を近づけない。
Important: バッテリーは常時フル充電状態に維持してください(このとき電解液の比重は1.260 になります)。特に氷点下で保管する場合にはこのことを守ってください。
車体からバッテリーを取り外す;バッテリーの取り外しを参照。
充電器に接続し、充電電流を 3-4 A にセットする。3-4 Aで4-8時間充電する。
Note: 充電しすぎないように注意すること。
シャーシにバッテリーを取りつける;バッテリーを取り付けるを参照。
格納期間が30日間以上になる場合には、バッテリーを機体から外して満充電してください。充電終了後は、機体に取り付けて保存しても、機体から外したままで保存しても構いません。機体に取り付けて保存する場合は、ケーブルを外しておいてください。温度が高いとバッテリーは早く放電しますので、涼しい場所を選んで保管してください。バッテリーを凍結させないためには、完全充電しておくことが大切です。
全部で4本のヒューズを使用しています。ヒューズは座席アセンブリの下にあります(図 48)。
Note: オプションのリフトキットを取り付ける場合には、キットに付属してくるヒューズボックスを既存のヒューズボックスの隣に取り付けます。
ホーン(警笛) | 30 A |
主電源 | 15 A |
ヘッドライト | 10 A |
USB 電源ソケット/オプション | 10 A |
オプションのライトキット(空:キット付属のヒューズボックスを使用) | 15 A |
所定よりも高ワットの電球を使用すると、12V 電装システムが破損するか、最低でもヒューズが飛ぶ。
所定の Toro LED 電球以外は使用しないこと。
電球は使用中に高温となる。高温の電球に触れると手などに火傷を負う危険がある。
電球を交換する際には、必ず電球が十分に冷えてから作業に掛かること。電球の取り扱いには十分注意すること。
仕様: パーツカタログ を参照。
バッテリーの接続を外す;バッテリーの接続を外すを参照。
フードを開ける;フードへのアクセスを参照。
ヘッドライトハウジングの裏側からきているランプアセンブリ用ハーネスコネクタを外す(図 49)。
ランプアセンブリを左に¼回転させて後ろに引き抜いてヘッドライトハウジングから取り出す(図 49)。
新しいランプアセンブリとヘッドライトハウジングを入れ、ランプアセンブリについているタブをヘッドライトハウジングのスロットに合わせる(図 49)。
ランプアセンブリを右方向に ¼ 回転させて取り付ける(図 49)。
ハーネス用のコネクタを、新しいランプアセンブリのコネクタに接続する(図 49)。
バッテリーを元通りに接続し、フード降ろす; バッテリーを接続するを参照。
バッテリーの接続を外す;バッテリーの接続を外すを参照。
フードを開ける;フードへのアクセスを参照。
ランプアセンブリのコネクタから、ハーネス用のコネクタを外す(図 50)。
ヘッドライトをヘッドライトブラケットに固定しているスピードクリップを外す(図 50)。
Note: 取り外した部品はすべて新しいヘッドライトの取り付けに使用する。
ヘッドライトアセンブリ全体を前に押出して、前バンパーから外す(図 50)。
取り付け穴に新しいヘッドライトを取り付ける(図 50)。
Note: 柱状の合いマーク突起がバンパー後部の取り付けブラケットの穴にそろうように取り付けること。
先ほどステップ4で外したスピードクリップを使って、ヘッドライトアセンブリを固定する。
ハーネス用のコネクタを、新しいランプアセンブリのコネクタに接続する(図 50)。
ヘッドライトの向きの調整を行う;ヘッドライトの調整を参照。
ヘッドライトアセンブリの交換や取り外しを行った場合には、以下の手順でヘッドライトの向きの調整を行ってください。
キーを ON 位置に回してヘッドライトを点灯させる。
ヘッドライトアセンブリの裏側部分にある調整ねじ(図 50)を回してヘッドライトアセンブリの角度を変えてビームの方向を調整する。
バッテリーを元通りに接続し、フード降ろす; バッテリーを接続するを参照。
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
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タイヤとリムの劣化・磨耗状態を点検する。
Note: 運転中に縁石にぶつけるなどした場合、リムが破損したり、トーインが狂ったりする可能性がありますから、このような事故の後では必ず点検してください。
ホイールナットを 108-122 N·m(6.2-9.0 kg.m = 80-90 ft-lb)にトルク締めする。
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
|
Important: 以下の作業には、特殊工具(TORO 6010)が必要です。トロ社代理店から購入してください。
トーインの適正値は 0 ± 3mm です。
タイヤの空気圧を点検し、前輪の空気圧が1.65~2.07bar(1.7~2.1kg/cm2= 24~30psi)に調整されていることを確認する。
運転席に人を着席させるか、運転士の平均的な体重と同じ重さのおもりを運転席に載せるかする。運転席に着席した人または運転士代わりのおもりは、以下の調整作業中、ずっと運転席にいる必要がある。
水平な床の上で、車両を 2-3 m まっすぐにバックさせた後、まっすぐ前に押して元の位置に戻す。これにより、サスペンションが通常の作動状態にセットされる。
前輪をまっすぐ前に向けた状態でトーインを測定する。
以下の手順で希望の乗車の高さに調整する:
特殊工具 TORO Tool No. 6010 を使って、ショックアブソーバのカラーを回転させてスプリングの長さを変更する(図 53)。
水平な床の上で、車両を 2-3 m まっすぐにバックさせた後、まっすぐ前に押して元の位置に戻す。
前輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間距離を測る;計測はアクスルの高さで行う(図 54)。
前後の測定値の差が所定範囲(0 ± 3mm)にならない場合は、タイロッドの外側端部にあるジャムナットをゆるめて調整を行う(図 55)。
両方のタイロッドを回して前タイヤを内向きまたは外向きに調整する。
正しく調整できたら、タイロッドのジャムナットを締める。
ハンドルで右旋回と左旋回操作を行って、左右一杯までハンドルが切れることを確認する。
整備間隔 | 整備手順 |
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800運転時間ごと |
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オイルのタイプ:SAE 80W-90(API 規格 SJ またはそれ以上)
オイルの量: 1.6 リットル
ドレンプラグの下にオイルを受ける容器をおく(図 56)。
トランスアクスルについている補給プラグとシールを外す(図 56)。
Note: 外した補給プラグとガスケットは、ステップ 6で取り付けるので捨てないこと。
ドレンプラグとシールを外してオイルが完全に抜けるのを待つ(図 56)。
Note: 外したドレンプラグとシールは、ステップ 4で取り付けるので捨てないこと。
ドレンプラグとシールを元通りに取り付け、20-27 N·m(2.1-2.8 kg.m=15-20 ft-lb)にトルク締めする。
トランスアクスルの補給穴から所定のオイルを入れる。補給穴からあふれ出てくるまで入れること。
補給プラグとシールを元通りに取り付け、20-27 N·m(2.1-2.8 kg.m=15-20 ft-lb)にトルク締めする。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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100運転時間ごと |
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定期整備を行う時やエンジンの故障診断を行う時には、トランスアクスルをニュートラルにシフトしておく必要があります。ギアシフトセレクタをニュートラル位置にすれば、トランスアクスルがニュートラル位置になります。以下の操作を行って、ニュートラルでシフトレバーが正常に機能することを確認してください:
ギアシフトセレクタをニュートラルにする。
2次クラッチ(図 62)を回してみる;自由に回ればニュートラルにセットされている。
ギアシフトセレクタを前進位置にする。
2次クラッチ(図 62)を回して、前進位置で自由に回るかどうかを調べる。
ギアシフトセレクタを後退位置にする。
2次クラッチ(図 62)を回して、後退位置で自由に回るかどうかを調べる。
2次クラッチが自由に回らない場合はニュートラルギアシフト位置の調整へ進む。
スピナーバーのスロットからギアシフトケーブルを取り外す(図 57)。
ギアシフトケーブルのジャムナットをゆるめて調整を行う (図 57)。
ギアシフトセレクタを 3 つの位置のそれぞれに回して、シフトレバー(図 57)が適切にシフトするかどうか確認する;ギアシフトレバーとギアシフトインジケータを参照。
適切な調整ができたら、ギアシフトケーブルをスピナーバーのスロットに取り付ける(図 57)。
ニュートラルギアシフト位置の点検を行う。のステップを何度か行って、全ての位置で適切に動作することを確認する。
整備間隔 | 整備手順 |
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400運転時間ごと |
|
クラッチ内部にたまっているほこりが宙に舞って眼を傷めたり、喉に入って呼吸困難を起こす可能性がある。
ゴーグルやマスクなどの保護具を着用して作業すること。
荷台を上げてラッチを掛ける;荷台を整備位置まで上げるにはを参照。
クラッチカバーのボルト(3本)を外してカバーを取る(図 58)。
Note: カバーとねじは再取り付けするので捨てないこと。
圧縮空気を使って、カバー内部とクラッチ本体内部をていねいに清掃する。
クラッチカバーを元通りに取り付けて、ボルト3本(図 58:さきほど2で外したもの)で固定する。
荷台を降下させる。
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
|
Important: 回転スクリーンや冷却フィン詰まった状態、あるいは冷却シュラウドを外して運転するとオーバーヒートしてエンジンが損傷します。
Important: エンジンの清掃に圧力洗浄器を使うと燃料系統に水が混入する恐れがありますから、絶対に使用しないでください。
エンジンの吸気部、冷却フィン、外回り外部の洗浄も行ってください。
Note: ほこりのひどい場所で使用する場合は、エンジンの冷却関連部分の清掃をよりひんぱんに行ってください。
駐車ブレーキレバーを抵抗を感じるまで引き上げて駐車ブレーキを掛ける。
ダッシュボードにある P の印から 11.4~16.5cm 以内で抵抗を感じない場合には、駐車ブレーキの調整が必要である;駐車ブレーキの調整を参照。
駐車ブレーキが解除されていることを確認する。
機体後部をジャッキアップして保持する;マシンを持ち上げるを参照。
レンチを2本使用し、1本のレンチでキャリパの調整ポストが回らないように保持しながら、もう1本でジャムナットを 1/4 回転ゆるめる(図 59)。
調整ポストとジャムナットを保持した状態で、調整ポストを回して締め付ける(図 59)。
Note: 車輪に抵抗を感じるまで締め付ける。
調整ポストとジャムナットを保持した状態で、1/4 回転だけもどす(図 59)。
調整ポストとジャムナットを保持した状態で、ジャムナットを締め付ける(図 59)。
反対側にも、ステップ1-6の作業を行う。
駐車 ブレーキが適正に調整されたことを確認する;駐車ブレーキの点検を参照。
Note: 駐車 ブレーキを適正に調整できない場合には、ブレーキパッドが摩耗している可能性があります。弊社の正規代理店に連絡してください。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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ブレーキオイルのタイプ: DOT 3
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
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ブレーキは極めて重要な安全装置です。他の安全装置と同様、定期的に入念に点検してください。
ブレーキシューが磨耗や破損していないか点検する。ライニング(パッド)の厚みが 1.6 mm以下となっている場合には、シューを交換する。
ブレーキプレートなどに磨耗や変形が発生していないか点検する。変形を発見した場合は、該当部品を交換する。
ブレーキオイルの量を点検する;ブレーキオイル量の点検を参照。
整備間隔 | 整備手順 |
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1000運転時間ごと |
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代理店に連絡する。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 8 時間 |
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200運転時間ごと |
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平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、キーを OFF にして、キーを抜き取る。
荷台を上げ、支持棒で支える;荷台を整備位置まで上げるにはを参照。
トランスミッションをニュートラルにセットする。
ベルト(図 62)を手で回転させながら、磨耗や破損がないかを点検する。
Note: ベルトの磨耗がひどい場合や、破損している場合は交換する;駆動ベルトの交換を参照。
荷台を降下させる。
荷台を上げる;荷台を整備位置まで上げるにはを参照。
ニュートラルにシフトし、駐車ブレーキを掛け、キースイッチを OFF にし、キーを抜き取る。
2次クラッチを回しながら2次クラッチ部分でベルトを外す(図 62)。
1次クラッチからベルトを外す (図 62)。
Note: 古いベルトは廃棄する。
新しいベルトを一次クラッチに掛ける(図 62)。
2次クラッチを回しながら2次クラッチ部分でベルトを外す(図 62)。
荷台を降下させる。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 8 時間 |
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200運転時間ごと |
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荷台を上げる;荷台を整備位置まで上げるにはを参照。
スタータジェネレータのピボットナットをゆるめる(図 62)。
エンジンのマウントとスタータとの間にバールをいれる。
バールを下に押してスタータを下げる。ベルトを 44 N·m(4.5 kg)の力で押した時のたわみが 6 mm になるようにスタータの位置を調整する(図 62)。
ピボットナットを手締めし、バールを取り外す(図 62)。
ナットを88~115N·m(9.0~11.8kg.m=65~85ft-lb)にトルク締めする。
荷台を降下させる。
荷台のラッチが確実にはまらないと、走行するときに荷台が上下に振動します。このような場合には、ラッチのポストを調節して、荷台がシャーシにきれいに収まるようにしてください。
荷台にラッチが掛かっていることを確認する。
Note: ラッチがかかっていない場合、荷台のラッチストライカの位置が低すぎます。ラッチが掛かるが運転中に荷台が上下にガタつく場合、ラッチストライカの位置が高すぎます。
荷台を上げる;荷台をダンプ位置まで上げるには。
荷台のラッチストライカのボルト(2本)をゆるめて、ストライカの上下位置を調整する(図 63)。
ラッチストライカのボルト(2本)を締め付ける(図 63)。
荷台を数回操作して、ラッチが適正に掛かることを確認する。
必要に応じてマシンを洗浄する。水または水と洗剤で洗浄します。ウェスを使えますが、フードの表面のツヤがなくなる場合があります。
Important: 高圧洗浄機は使用しないでください。圧力洗浄機を使うと、電装部の損傷、ステッカー類の剥がれ、潤滑部のグリス落ちなどを起こす可能性があります。また、コントロールパネル、エンジン、バッテリー付近に大量の水をかけないようにしてください。
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、キーを OFF にして、キーを抜き取る。
エンジンのシリンダヘッドや冷却フィン、ブロアハウジングをふくめた車両全体を洗浄する。
Important: 機体は中性洗剤と水で洗うことができます。高圧洗浄機は使用しないでください。高圧の水で洗浄すると電気系統やグリス部へ水が浸入する恐れがあります。また、コントロールパネルやヘッドライド、エンジン、バッテリー部に大量の水をかけないようにしてください。
ブレーキを点検する;ブレーキの点検を参照。
エアクリーナの整備を行う;エアクリーナの整備を参照。
機体のグリスアップを行う;グリスアップを参照。
エンジンオイルを交換する;エンジンオイルの交換を参照。
タイヤ空気圧を点検する;タイヤ空気圧を点検するを参照。
保管期間が 30 日間以上に及ぶ場合には、燃料系統に以下の整備を行う:
燃料タンクの燃料に石油系スタビライザー/コンディショナーを添加する。
Important: コンディショナ入りのガソリンでも90日間以上の保存はしないでください。
混合手順は、スタビライザメーカーの説明書に従うこと。
Important: アルコール系のスタビライザ(エタノール系やメタノール系)は使用しないでください。
Note: スタビライザは、新しい燃料に添加して常時使うのが最も効果的です。
エンジンをかけて、コンディショナ入りのガソリンを各部に循環させる(5分間)。
エンジンを停止し、エンジンの温度が下がるのを待ってガソリンを抜き取る。
Note: 抜き取った燃料は地域の法律などに従って適切に処分する。廃油などはそれぞれの地域の法律などに従って適正に処分する。
エンジンを再度始動する;チョークを引いて始動し自然停止まで運転する。
チョークを引く。
始動できなくなるまでエンジンの始動・運転を続ける。
点火プラグを外し、点検を行う;点火プラグの整備を参照。
プラグの取り付け穴からエンジンオイルをスプーン2杯程度入れ、
スタータモータを使ってクランクを回転させて内部にオイルを十分に行き渡らせる。
点火プラグを取り付けて規定値にトルク閉めする;点火プラグの点検と交換を参照。
Note: 点火コードは取り付けないでください。
車体からバッテリーを外し、フル充電する;バッテリーの取り外しを参照。
Note: 保管期間中は、バッテリーケーブルを外しておいてください。
Important: 氷点下での凍結破損を防止するため、バッテリーは必ずフル充電してください。フル充電したバッテリーは周囲温度約 4°C でほぼ 50 日間電圧を保持します。
機体各部のゆるみを点検し、必要な締め付けや交換、修理を行う。破損個所はすべて修理する。
機体の塗装がはげていればタッチアップ修理をする。
Note: ペイントは代理店で入手することができる。
汚れていない乾燥した場所で保管する。
保管中は ON/OFF スイッチからキーを抜き取り、子どもなどの手の届かない場所で保管する。
機体にはカバーを掛けておく。