取り付け

マシンの準備を行う

  1. 平らな場所に駐車する。

  2. カッティングユニットを下降させる。

  3. 駐車ブレーキを掛ける。

  4. エンジンを止め、キーを抜き取る。

現在車体についている車輪を取り外す

  1. キャスタフォークの吊り上げ部を使ってユニットを吊り上げる(図 1)。

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  2. ホイールのハブからほいーるアセンブリを外す。ラグナットは捨てないこと(図 1)。

  3. ホイールハブをキャスタフォークに固定しているボルト4本とナット2個を取り外す(図 1)。外したものはすべて廃棄する。

  4. バーチカルステアリングピボットををキャスタフォークに固定しているボルト2本とナット2個を取り外す(図 1)。外したものは廃棄する。

    Important: 残りのボルト2本(スピンドルをキャスタフォークに固定しているボルト)はゆるめないでください。

ホースガイド金具を取り付ける

この作業に必要なパーツ

ホースガイド金具1
ボルト(½ x 1½")2
  1. ホースガイド金具を、キャスタフォーク上部に取り付けて、2本のボルト(½ x 1½")で固定する。

  2. ボルトを75 ft-lb.(101.7 N·m = 11.0 kg.m)にトルク締めする。

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モータ・アセンブリを取り付ける

この作業に必要なパーツ

ボルト(½ x 2½")2
ロックナット2
ホイールモータ・アセンブリ1
油圧フィッティング2
ソケットヘッドボルト(½ x 3¾")2
シムプレート1
  1. ホイールモータに 45 度フィッティングを取り付け、このフィッティングを図 3のように向ける。フィッティングはまだ本締めしないこと。

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  2. ホイールハブをモータアセンブリに取り付けて、トルク締めする; 250-400 ft-lbs (339-540 N·m = 35-55 kg.m)

  3. ホイールモータアセンブリとシムプレートをキャスタフォークに取り付ける:シムはモータとキャスタフォークの間に入れ、ソケットヘッドボルト2本(1/2 x 3¾")、ボルト2本(½ x 3¾")、ロックナット2個で固定する。

  4. ボルトを75 ft-lb.(101.7 N·m = 11.0 kg.m)にトルク締めする。

スチールラインを取り付ける

この作業に必要なパーツ

チューブクランプ2
油圧ライン2
ボルト(5/16 x 1¾")1
カバープレート1
  1. スチール製油圧ラインをホイールモータのフィッティングに仮止めする(図 4)。

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  2. キャスタフォークにチューブクランプを取り付ける。このラインが油圧フィッティングとチューブクランプに無理なく接続するように調整する(図 4)。

  3. チューブクランプを固定する;カバープレートとボルト(5/16 x 1¾")を図 4のように使用する。

    Important: 最終ステップまでは、本締めしないでください。

  4. カバープレートチューブフィッティングと油圧フィッティングを固定する。油圧ラインにねじりを掛けないよう、締め付けはレンチ2本を使って行うこと。

ホースブラケットを取り付ける

この作業に必要なパーツ

ホースブラケット1
ボルト(5/16 x ⅞")2
フランジナット(5/16")6
ホースシールド1
金具1

ガソリンエンジン搭載のトラクションユニット

ホースブラケットをフレームに固定する; ボルト(5/16 x ⅞")2本、フランジナット(5/16")4個を使用して図 5のように取り付ける。

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ディーゼルエンジン搭載のトラクションユニット

  1. フレームに金具を取り付ける;ボルト(5/16")2本とナット2個で固定する(図 6)。

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  2. 金具にホースシールドを取り付ける;ボルト2本とナット2個で固定する。

走行ホースを取り付ける

この作業に必要なパーツ

45° 油圧フィッティング(1-1/16", 12 tpi SAE エンド)1
45° 油圧フィッティング(⅞", 14 tpi SAE エンド)1
ワイヤタイ 2
フランジナット 1
カバープレート1
チューブクランプ1
ボルト 2
ナット1
R クランプ1
  1. 油圧ポンプの下側についているホースを、ポンプから外し、前輪モータへ続く上側のバルクヘッドのT字フィッティングからも外す。外したホースは廃棄する(図 7)。

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  2. ガソリン車両のみ:ポンプについている下側の90度フィッティングを外し、マシンのポンプに合った45度フィッティングに交換する。

    • Eaton ポンプ搭載機:1-1/16", 12 tpi SAE エンドのフィッティングを取り付ける。

    • Danfoss ポンプ搭載機:⅞", 14 tpi SAE エンドのフィッティングを取り付ける。

    フィッティングは仮止めにして、上方外向きにしておく(図 7)。

  3. 両端にストレートフィッティングのついているホースを、キャスタフォークのガイドに通して下側のスチールラインに接続する。反対側の端を油圧タンクの下側フィッティングに取り付ける(図 8または図 9)。

  4. 残りのホースをガイドに通し、上側のスチールラインに接続する。このホースの反対側を、前ホイールモータへ続く上側T字フィッティングに接続する(図 8 または 図 9)。

  5. 両方のホース・アセンブリを、ホースカバースプリットについているチューブクランプにセットし、クランプをブラケットに取り付ける。(図 8 または 図 9)。

  6. モータ側のフィッティングのジャムナットを締めて調整を固定する。

  7. タイヤを取り付け、先に外しておいたラグナットで固定する。

  8. ホースガイドからクランプへホースが無理なく通るようにキャスタフォークを回して位置を調整する。

  9. ホースアセンブリをワイヤタイで縛り付ける(図 8 または 図 9)。ホース端部、フィッティング、クランプの本締めを行う。

  10. キャスタフォークを左右それぞれ一杯まで回して、タイヤ、フレーム、タンクにホースが触れずに無理なく動くことを確認する。

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