保守
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
Note: www.Toro.com から、この機械に関する配線図と油圧回路図をダウンロードすることができます。弊社ホームページからマニュアルへのリンクをご活用ください。
保守作業時の安全確保
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清掃、整備、調整等を行う前に以下を行ってください:
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平らな場所に駐車する。
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エンジンを停止させ、キーを抜き取り、点火プラグコードを外し、すべての部分が完全に停止したのを確認する。
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タイヤに輪止めを掛ける。
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本機をトラクションユニットから切り離す。
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保守作業は、各部が十分冷えてから行う。
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このマニュアルに記載されている以外の保守整備作業は行わないでください。大がかりな修理が必要になった時や補助が必要な時は、Toro 正規代理店にご相談ください。
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機体の下で作業をするときには、機体をブロックやジャッキスタンドで確実に支えてください。
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整備作業終了後は、必ずすべてのガード類を確実に取り付けてください。
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適切な訓練を受けていない人には機械の整備をさせないでください。
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必要に応じ、ジャッキスタンドなどで機体を確実に支えてください。
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機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が掛かっている場合があります。取り外しには十分注意してください。
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整備中に、車両搭載のバッテリーを充電しないでください。
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火災防止のため、エンジンの周囲に、余分なグリス、草や木の葉、ほこりなどが溜まらないようご注意ください。
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可能な限り、エンジンを回転させながらの整備はしないでください。可動部に近づかないでください。
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エンジンを回転させながら調整を行わなければならない時は、手足や頭や衣服などを可動部に近づけないように十分ご注意ください。周囲に人を近づけないこと。
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オイルや燃料がこぼれた場合はふき取ってください。
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各部品が良好な状態にあり、ボルトナット類が十分にしまっているか常に点検してください。破損するなどして読めなくなったステッカーは交換してください。
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安全装置の作動を妨げるようなことや、安全装置による保護を弱めるようなことはしないでください。安全装置が適切に作動するかを定期的に点検してください。
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ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を上げないでください。Toro正規代理店でタコメータによるエンジン回転数検査を受け、安全性と精度を確認しておきましょう。
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大がかりな修理が必要になった時や補助が必要な時は、Toro 正規代理店にご相談ください。
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機体の改造を行うと、機械の挙動や性能、耐久性などが変化し、そのために事故が起きる可能性があります。このような使い方をすると製品保証が適用されなくなります。
推奨される定期整備作業
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 8 時間 |
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使用開始後最初の 10 時間 |
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使用するごとまたは毎日 |
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25運転時間ごと |
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50運転時間ごと |
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100運転時間ごと |
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200運転時間ごと |
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500運転時間ごと |
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Important: エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照のこと。
始業点検表
このページをコピーして使ってください。
点検項目 |
第 週 |
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月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
日 |
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エンジンオイルを点検する。 | |||||||
エンジンのスクリーンとオイルクーラを清掃する | |||||||
エンジンのエアフィルタとプレクリーナを点検する。 | |||||||
タイヤ空気圧を点検する。 | |||||||
吹き出し口のクランプのトルクを点検する。 | |||||||
吹き出し口のガイドを清掃する。 | |||||||
エンジンからの異常音がないか点検する。 | |||||||
オイル漏れがないか点検する。 | |||||||
塗装傷のタッチアップ修理を行う。 |
要注意個所の記録 |
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点検担当者名: |
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内容 |
日付 |
記事 |
整備前に行う作業
注意
適切な保守整備を行わないと車両が故障・破損したり、搭乗者や周囲の人間まで巻き込む人身事故を起こす恐れがある。
マニュアルに記載された作業を行って、マシンをいつも適切な状態に維持することが重要である。
警告
始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。
整備・調整作業の前には必ず始動スイッチからキーを抜きとり、点火プラグ装着車の場合は、念のために点火プラグのコードを外しておくこと。点火コードが絶対に点火プラグと触れることのないよう、確実に隔離すること。
マシンの準備
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平らな場所に駐車する。
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エンジンを止め、キーを抜き取り、可動部が完全に停止したのを確認する。
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タイヤに輪止めを掛ける。
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本機をトラクションユニットから切り離す。
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保守作業は、各部が十分冷えてから行う。
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点火コードを外す。
溶接修理を行う場合の準備
Important: バッテリーの接続を外してください。これを忘れると、無線コントロールモジュールや TEC コントローラに修理不能な損傷が起きる恐れがあります。
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機体に溶接を行う前に、マイナスのバッテリーケーブルを端子から外しておいてください。
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機体への溶接が終了したら、マイナスケーブルを端子に元通りに接続してください。
エンジンの整備
エンジンの安全事項
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エンジンオイルの点検や補充は、エンジンを止めて行ってください。
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エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回転数を上げすぎたりしないでください。
エアクリーナの整備
整備間隔 | 整備手順 |
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25運転時間ごと |
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100運転時間ごと |
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エアフィルタの点検
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マシンの整備の準備を行う;マシンの準備を参照。
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エアクリーナにリーク原因となりそうな傷がないか点検する。本体とカバーがシールでしっかり密着しているのを確認してください(図 24)。
Note: フィルタやハウジングが破損している場合は交換する。
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エアフィルタのカバーをエアフィルタのハウジングに固定しているラッチを外す(図 24)。
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ボディーからカバーを外し、カバーの内部を清掃する(図 24)。
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フィルタハウジングからエレメントを丁寧に抜き出す。
Note: フィルタをハウジングにぶつけると汚れが飛び散ります。ぶつけないように注意してください。
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エアフィルタのエレメントを点検する。
Note: 特にシール部を入念に点検し、
Important: 破損しているフィルタは交換してください。
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エレメントがきれいな場合は、元通りに取り付ける; エアフィルタを取り付けるを参照。
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エレメントが破損している場合は、新しいものに交換する; エアフィルタの交換とエアフィルタを取り付けるを参照。
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エアフィルタの交換
エアフィルタを取り付ける
Important: エンジンを保護するため、エンジンは必ずエアクリーナアセンブリ全体を取り付けて使ってください。
Important: 破損しているフィルタは使用しない。
Note: エレメントを洗って再使用しないでください。フィルタの濾紙が破損する可能性があります。
エンジンオイルの仕様
オイルのタイプ: 洗浄性オイル(API 規格 SJ またはそれ以上)
オイルの粘度:この下の表を参照。
エンジンオイルの量を点検する
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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Note: エンジンオイルの量を点検する最もよいタイミングは、その日の仕事を始める直前、エンジンがまだ冷えているうちです。エンジン部がすでに高温になっている場合には、少なくとも10分間待ってからオイル量の点検を行ってください。
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マシンの整備の準備を行う;マシンの準備を参照。
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バルブカバーのディップスティックとキャップをきれいに拭きく(図 28 と図 29)。
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ディップスティックを抜き取ってオイルを拭き取る(図 28)。
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ディップスティックを補給管の中にしっかりと差し込む(図 30)。
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ディップスティックを抜き取り、オイルの量を見る。
Note: ディップスティックの上側マークまであれば適正である。
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ディップスティックの上側マークまでオイルがない場合は、補給管のキャップを開け、所定のオイルをゆっくりと、適正量まで入れて、キャップを元通りに締める;エンジンオイルの仕様を参照。
Important: オイルを入れすぎないでください。入れすぎのままでエンジンを運転しないでください。エンジンが破損するおそれがあります。
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ディップスティックを補給管の中にしっかりと差し込む。
エンジンオイルの交換
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
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エンジンオイルの量: 2 リットル(フィルタ共)
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エンジンを始動し、5 分間程度運転する。
Note: オイルが温かい方がよく排出されます。
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オイルが完全に抜けるように、排出口側がやや低くなるように駐車する。
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エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。
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ドレンの下に廃油受けを置く。ドレンバルブを回して開き、オイルを排出する(図 31)。
Note: ドレンバルブにホースをつなぐとオイルの排出方向を楽に制御できます。ホースは付属品ではありません。
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オイルが完全に抜けたらドレンプラグを閉じる。
Note: 廃油はリサイクルセンターに持ち込むなど適切な方法で処分してください。
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バルブカバーの補給管(図 32)から、所要量のおよそ 80% のオイルをゆっくりと入れる;エンジンオイルの仕様を参照。
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オイルの量を点検する;エンジンオイルの量を点検する を参照。
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ディップスティックの上側マークに達するまで、残りのオイルをゆっくりと補給する。
オイルフィルタの交換
整備間隔 | 整備手順 |
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200運転時間ごと |
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エンジンオイルの量: 2 リットル(フィルタ共)
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エンジンからオイルを抜く;エンジンオイルの交換を参照。
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オイルフィルタを外し、フィルタのアダプタガスケットの表面をきれいに拭く(図 33)。
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新しいフィルタのガスケットにオイルを薄く塗る(図 33)。
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アダプタにフィルタを取り付け、ガスケットがアダプタに当たるまでフィルタを右に回し、そこから更に 2/3-1 回転増し締めする(図 34)。
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オイル補給キャップ(図 33)を取り、所定のオイル 2 リットルを入れる;エンジンオイルの仕様とエンジンオイルの交換を参照。
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エンジンを3分間程度運転し、その後にエンジンを停止し、オイルフィルタの周囲にオイル漏れがないか点検する。
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エンジンオイルの量を点検し、足りなければ注ぎ足す。
点火プラグの整備
点火プラグのタイプ:Champion® RC12YC、Champion® プラチナ 3071 または同等品
エアギャップ:0.76 mm
点火プラグの点検
整備間隔 | 整備手順 |
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200運転時間ごと |
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マシンの整備の準備を行う;マシンの準備を参照。
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点火プラグ取り付け部の周辺をきれいにぬぐう(図 35)。
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点火プラグのコードを外す(図 35)。
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点火プラグ用ソケットを使ってプラグとガスケットを外す。
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中央の電極部(図 36)を観察する。絶縁体部がうす茶色や灰色なら適正、黒い汚れがある場合にはエアクリーナの不良を考える。
Note: 点火プラグが摩耗・損傷している場合は、新しいものに交換する。
Important: 黒い付着物、電極の磨耗、油状の被膜、欠けなどが見られたら新しいものと交換してください。
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中央電極と側面電極との間の距離(エアギャップ)を測定する(図 36)。 正しいエアギャップは 0.76 mm。
Note: エアギャップが正しくない場合は側面電極を曲げて正しい距離に調整する。
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エンジンに点火プラグを取り付け、27 N·m(2.8 kg.m=20 ft-lb)にトルク締めする。
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もう一つのシリンダにも、ステップ2-6の作業を行う。
エンジンのスクリーンとオイルクーラの清掃
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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使用前に必ず、エンジンのスクリーンとオイルクーラを点検・清掃してください。オイルクーラのスクリーンとエンジンのスクリーンにたまった刈りかすや汚れ、ごみを取り除いてください(図 37)。
燃料系統の整備
カーボンキャニスタの整備
カーボンキャニスタエアフィルタの交換
カーボンキャニスタ・パージラインフィルタの交換
燃料フィルタの交換
燃料タンクの整備
危険
燃料は非常に引火・爆発しやすい物質である。発火したり爆発したりすると、やけどや火災などを引き起こす。
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燃料タンクからの燃料の抜き取りはエンジンが冷えてから行う。この作業は必ず屋外の広い場所で行う。こぼれた燃料はふき取る。
-
燃料取り扱い中は禁煙を厳守し、火花や炎を絶対に近づけない。
電気系統の整備
Important: 電気系統を保護するため、本機に溶接作業を行う時には、コントローラへの配線を外し、バッテリーのマイナスケーブルをバッテリーから外してください。
電気系統に関する安全確保
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マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続を外してください。バッテリーの接続を外すときにはマイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブルを外してください。接続するときにはプラスを先に接続し、次にマイナスを接続してください。
-
バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜いておいてください。また、安全な服装を心がけ、工具は確実に絶縁されたものを使ってください。
ヒューズ
エンジンヒューズの交換
走行系統の整備
タイヤ空気圧を点検する
ホイールナットのトルク締めを行う
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 10 時間 |
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警告
この整備を怠ると車輪の脱落や破損から人身事故につながる恐れがある。
ラグナットを 95-122 N·m(6.2-7.6 kg.m = 70-90 ft-lb)にトルク締めする。
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マシンの整備の準備を行う;マシンの準備を参照。
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ホイールナットを 95-122 N·m(9.7-12.4 kg.m = 70-90 ft-lb)にトルク締めする。
タイヤの点検
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
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運転中に縁石にぶつけるなどした場合、リムやタイヤが破損している可能性がありますから、必ず点検してください。
DOT タイヤ情報は各タイヤの側面にあります。これはタイやの負荷と速度定格を表すものです。タイヤを交換する場合には同じまたは上級規格のタイヤを使用してください。
は空気圧不足で生じる磨耗の例です。
は空気圧過多で生じる磨耗の例です。
ベルトの整備
吹きだし口制御ベルトの張りの調整
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 8 時間 |
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50運転時間ごと |
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吹きだし口を回転させているときにベルトがスリップするようになったら調整してください。
ブロアの保守
吹き出し口のクランプの点検
ハンドヘルドリモートの保守
ハンドヘルドリモートと無線コントロールモジュール
ハンドヘルドリモートが無線コントロールモジュールと連携していないとリモコンを使用することはできません。出荷時に、ハンドヘルドリモートと無線コントロールモジュールとの連携を行っています。ハンドヘルドリモートと無線コントロールモジュールとの連携を再確立する必要がある時(例えば、新しいリモコンや予備のリモコンを使用する時や、法令などの関係で周波数を変更した場合)には、リモコンとモジュールとの連携確立作業を参照してください。
連携確率は、プロフォース用ハンドヘルドリモートとプロフォース用無線コントロールモジュールとの間でのみ可能です。ベースユニットと連携しているリモコンを、別の無線コントロールモジュールに連携させると、もとのプロフォース本機との連携は解除されます。
Note: 局地的な電磁障害が発生した場合、それによってハンドヘルドリモートと無線コントロールモジュールとの連携が解除されてしまう場合があります。連携を行っている最中、無線コントロールモジュールは複数の周波数の中から最も良い周波数を選択しますので、電波障害が発生している場所や連携が外れる場所で連携を確立すると最良の連携になります。
リモコンとモジュールとの連携確立作業
Important: 作業を始める前に手順全体を一読してください。
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マシンの整備の準備を行う;マシンの準備を参照。
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キーを STOP 位置に回す。
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ハンドヘルドリモートを手に持って無線コントロールモジュールの近くに立つ。周囲に障害物やアンテナまでの視界を遮るものがないことを確認する(図 50)。
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吹き出し口左回転ボタンと吹き出し口右回転ボタンを同時に長押しする(図 51)。
Note: LED が1秒間に1回程度の割合で点滅する。
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両方のボタンを押し続けると、LED の点滅が1秒間に2回程度に変わる。
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両方の ボタンから手を離す。
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吹き出し口左回転 ボタンを長押しする(図 51)。
Note: LED が1秒間に2回程度の割合で点滅する。
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吹き出し口左回転 ボタン(図 51)をおしたままでエンジンキーを RUN 位置にする。
Note: LED が点滅から点灯に変れば連携は成功。点灯に変わるまで 20 秒程度かかる場合があります。
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吹き出し口左回転 ボタン(図 51)から手をはなし、エンジンキーを STOP 位置に回す。
Note: 以上でリモコンシステムとハンドヘルドリモートとの連携が確立されました。
バッテリーの交換
電池の仕様: 単三(1.5 V)
数量: 4
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ハンドヘルドリモートのカバー片を止め付けているねじ 6 本を外して黒いカバーを取り外す(図 52)。
Note: 可能であれば、ゴム製シールとスチール製のガスケットを外さずにカバーと電池を外してください。
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古い電池を取り出し、地域の条例等に従って処分する。
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電池の極性を図 53のようにして、新しい電池を電池ケースにセットする。
Note: 電池ケースには正極を示すマーク(図 53)が付いています。極性を間違えるとケースと電池との接触部が変形する恐れがありますので注意してください。極性を間違えても機械が故障することはありませんが、ハンドヘルドリモートは動作しません。
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スチール製のガスケットとゴム製のシールを容器の溝にきちんとはめ、カバーを取り付ける (図 52)。
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下げひものピンにリングを掛ける(図 52)。
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ケースにふたを合体させ、ねじ(6本)で固定する(図 52)。
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各ねじを 1.5-1.7 N·m (0.15-0.17 kg.m = 13-15 in-lb) にトルク締めする。
故障探究用故障コードの確認
故障コードが表示された場合
故障表示ランプが点灯した場合には以下を行ってください:
不具合コード |
診断ランプの点灯パターン |
不具合の内容 |
原因 |
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11 |
1回点灯 — ポーズ — 1回点灯— 長いポーズ — 繰り返し |
TEC コントローラまたは無線コントロールモジュールが通信できない。 |
ワイヤハーネスのコネクタ(TEC コントローラまたは無線コントロールモジュールの)がゆるい、腐食または破損している。 |
ワイヤハーネスが破損している;代理店に連絡する。 |
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無線コントロールモジュールが破損している;代理店に連絡する。 |
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12 |
1回点灯 — ポーズ — 2回点灯— 長いポーズ — 繰り返し |
TEC、無線コントロールモジュール、ハンドヘルドリモートのソフトウェアのバージョンが不一致。 |
ハンドヘルドリモートの連携操作を行う;ブロア本体のオペレーターズマニュアルを参照。 |
正しいソフトウェアをインストールする;代理店に連絡する。 |
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13 |
1回点灯 — ポーズ — 3回点灯— 長いポーズ — 繰り返し |
無線コントロールモジュールに連携しているハンドヘルドリモートが正しくない。 |
別のプロフォースに連携されているハンドヘルドリモートである。 |
プロフォース用でないハンドヘルドリモート(例えば MH-400 用、プロパス用のもの) |
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14 |
1回点灯 — ポーズ — 4回点灯— 長いポーズ — 繰り返し |
オイル圧が低い(10秒間以上)ために ETR 回路が作動できなかった。 |
エンジンオイルの量を点検し、必要量に調整する。 |
エンジンオイル圧スイッチが破損または摩耗;代理店に連絡する。 |
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ワイヤハーネスが破損;代理店に連絡する。 |
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15 |
1回点灯 — ポーズ — 5回点灯— 長いポーズ — 繰り返し |
マシンのバッテリー電圧が低い(5.5 V 未満)ために ETR 回路が作動できなかった。 |
バッテリーケーブルの状態を点検する。ケーブルの接続にゆるみがないか点検する。 |
バッテリー試験を行い、必要に応じて充電する;サービスマニュアルを参照。 必要に応じてバッテリーを交換する。 |
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エンジンのオルタネータの試験を行う;サービスマニュアルを参照。 必要に応じてオルタネータを交換する。 |
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エンジンの電圧レギュレータ/整流器の試験を行う;サービスマニュアルを参照。必要に応じて電圧レギュレータ/整流器を交換する。 |
故障診断モードでコードを見るには
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キーを STOP 位置に回す。
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ピン 1 本のコネクタとソケット 1 個のコネクタからひも付きキャップを外す(図 54A)。
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ピン 1 本のコネクタをソケット 1 個のコネクタに接続する(図 54B)。
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キーを RUN 位置に回す。
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故障診断ランプの点滅パターンが以下の表のどれになっているかを確認する:
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各パターンにおける点滅の数と順序
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各パターンにおけるポーズの順序とその長さ
Note: ふたつ以上の異常が同時に発生している場合は、それぞれの不具合を示すパターンが、長いポーズをはさんで繰り返されます。それぞれの不具合を示すパターンで点滅した後、それが繰り返されます。アクティブな不具合がない場合には、1秒間に1回の点滅が続きます。
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故障コードのリセット
洗浄
車体を清掃する
Important: 塩分を含んだ水や処理水は機体の洗浄に使用しないでください。
Important: ただし高圧洗浄器は使用しないでください。
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機体は中性洗剤と水で洗うことができます。
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コントロールコンソールの周囲に大量の水を掛けないでください。
ごみの処分
エンジンオイル、エンジン、リモコンのバッテリーなどは、環境汚染物質とされています。これらものを処分する場合には、地域の法令などにしたがって行ってください。