整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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この機械は専門業務に従事するプロのオペレータが運転操作することを前提として製造されています。この製品は、集約的で高度な管理を受けているゴルフ場やスポーツフィールドの芝生、あるいは商用目的で使用される芝生に対する刈り込み作業を行うことを目的として製造されております。
Important: この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に理解し、他人に迷惑の掛からない、適切で安全な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用するのはお客様の責任です。
製品の安全や取り扱い講習、アクセサリなどに関する情報、代理店についての情報の入手、お買い上げ製品の登録などをネットで行っていただくことができます:www.Toro.com
整備について、また純正部品についてなど、分からないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマーサービスにおたずねください。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。図 1にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメモしておきましょう。
Important: シリアル番号デカルについている QR コード(無い場合もあります)をモバイル機器でスキャンすると、製品保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。
この説明書では、危険についての注意を促すための警告記号(図 2)を使用しております。これらは死亡事故を含む重大な人身事故を防止するための注意ですから、必ずお守りください。
この他に2つの言葉で注意を促しています。重要 は製品の構造などについての注意点を、注はその他の注意点を表しています。
この製品は、関連するEU規制に適合しています。詳細については、DOC シート(規格適合証明書)をご覧ください。
この機械は、ANSI B71.4-2017 規格に適合しています。
カリフォルニア州
第65号決議による警告
米国カリフォルニア州では、この製品を使用した場合、ガンや先天性異常などを誘発する物質に触れる可能性があるとされております。
この機械は手足を切断したり物をはね飛ばしたりする能力があります。重大な人身事故を防ぐため、すべての注意事項を厳守してください。
本機をご使用になる前に必ずこのオペレーターズマニュアルをお読みになり、内容をよく理解してください。
この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってください。運転中は運転操作に集中してください;注意散漫は事故の大きな原因となります。
機械の可動部の近くには絶対に手足を近づけないでください。
ガードなどの安全保護機器が正しく機能していない時は、運転しないでください。
排出口の近くに手足などを近づけないでください。
作業場所に、無用の大人、子供、ペットなどを近づけないでください。子供に運転させないでください。
運転席を離れる前に:
平らな場所に駐車する。
カッティングユニット下降
駆動系統をOFFにする。
駐車ブレーキを掛ける(装備車の場合)。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
全ての動きが停止するのを待つ。
間違った使い方や整備不良は人身事故などの原因となります。事故を防止するため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識 のついている遵守事項は必ずお守りください 「注意」、「警告」、および「危険」 の記号は、人身の安全に関わる注意事項を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生する恐れがあります。
危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 |
CE 巻き込まれ警告ステッカー 138-9038
この作業に必要なパーツ
ノブ | 6 |
モアのデッキカバーを外す;デッキカバーを取り外しを参照。
デッキカバーにボルト固定しているプッシュナットを外して、カバーからボルトを外す(図 4)。
ノブを使ってデッキカバーを取り付ける;デッキカバーの取り付けを参照。
他のデッキカバーについても上記のステップ1-3を行う。
牽引車両のドローバー(図 5)を延長位置にセットする;牽引車両のオペレーターズマニュアルを参照。
モアの牽引バーの位置を決めるに当たり、作業現場について以下の条件を考慮してください。
アンジュレーションが多いターフ — 牽引バーを短めにする。
ほぼフラットなターフ — 牽引バーを長めにする
Note: アンジュレーションも平坦部もあるようなターフでは中間的な長さが良いかもしれません。
Note: モアの牽引バーには 5 つの牽引位置があり、 20 cm 間隔で変更できます。
ヒッチチューブをレシーバチューブに固定しているフランジロックナット(2 個)、キャップスクリュ(2 個)、ワッシャ(2 枚)を外す(図 6)。
作業現場の下見を行うで行って決定に従って、ヒッチチューブの位置を調整する。
ヒッチチューブをレシーバチューブに組み付け、先ほどステップ1で外したフランジロックナット、キャップスクリュ、ワッシャで固定する。
ナットを 91-113 N·m(9.3-11.5 kg.m = 67-83 ft-lb)にトルク締めする。
この作業に必要なパーツ
ヒッチピン | 2 |
ヘアピンコッター | 2 |
Note: ピントルヒッチ(オプション)は代理店にご注文ください。
地表面から牽引車両のヒッチ上面までの高さを測る。
測定値を見てトランスポートフレームのヒッチの高さ上下させて合わせる。以下の表を見て図 7にあるように適切な取り付け穴を選択する。
牽引車両のヒッチの高さ | フレーム取り付け穴 |
ベロー(36 cm) | 穴(2と4)を使用 |
上方 36 cm | 穴(1と3)を使用 |
ヒッチピンとヘアピンで、フレームのヒッチを車両のヒッチに固定する;モアを牽引車両に接続するを参照。
ジャッキからボールピンを抜き取り、ジャッキを回転させて格納位置にする。ボールピンでジャッキを格納位置に固定する。
この作業に必要なパーツ
PTO 駆動シャフト(前半分) | 1 |
Note: 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。
PTO の最低必要出力 | 26 Kw (35 hp) |
推奨 PTO 速度 | 540 rpm |
PTO 回転 | 右回り(牽引車両の後ろから見て) |
PTO のスピンドル | 直径 34.8 mm、6 スピンドル |
最低必要油圧 | 137.9 bar(126 kg/cm²= 2000 psi) |
牽引システム | 牽引バーとピン:直径 25 mm |
クレビスヒッチ(オプションのピントルヒッチを使用する場合には代理店に相談) |
ウェイト | 1354 kg | |
トング重量 | 313kg | |
幅 | 刈り込み位置 | 381 cm |
移動走行位置:刈高 13 mm | 218 cm | |
高さ | 刈り込み位置 | 78 cm |
移動走行位置 | 193cm | |
長さ | ヒッチ最大延長長さ | 371 cm |
刈幅 | 365 cm | |
刈高範囲 | 13-102 mm | |
刈り込み能力 | 9.7 km/h | 毎時 3.5 ヘクタール |
最大移動速度 | 30 km/h |
トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、マシンの機能をさらに広げることができます。 詳細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください。www.Toro.comでもすべての認定アタッチメントとアクセサリをご覧になることができます。
いつも最高の性能と安全性を維持するために、必ずToroの純正部品をご使用ください。他社の部品やアクセサリを御使用になると危険な場合があり、製品保証を受けられなくなる場合がありますのでおやめください。
子供やトレーニングを受けていない大人には、絶対に運転や整備をさせないでください。地域によっては機械のオペレータに年齢制限を設けていることがありますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ全員にトレーニングを受講させる責任があります。
PTO 駆動シャフトを扱う時は、ジョイントピボット部に手を挟まれないように注意してください。
PTO や駆動シャフトに足を掛けたり、またいだり、くぐったりしないでください。
安全な運転操作、各部の操ン方法や安全標識などに十分慣れておきましょう。
エンジンの緊急停止方法に慣れておきましょう。
PTO スプラインアダプタやエクステンションは使用しないでください。
最大 PTO 速度が 540 rpm (秒速 9 回転)以外の牽引車両を使用しないでください。
ガードやシールドは適切に取り付け、適切に維持してください。ガードやシールドが破損したり無くなった場合は、必ず新しいものを取り付けてからモアを使用するようにしてください。
PTO がドローバーに接触しないことを確認してください。
使用前に必ず、ブレード、ブレードボルト、刈り込みアセンブリの点検を行ってください。バランスを狂わせないようにするため、ブレードを交換するときにはボルトもセットで交換してください。
これから機械で作業する場所をよく確認し、機械に巻き込まれそうなものはすべて取り除きましょう。
使用する牽引車両の能力を、車両メーカーや販売店などに確認してください: この重量のモアを確実に搭載操作できる能力があることが必要です。
実際にモアの運転操作を始める前に、以下の操作方法をよく知っておいてください:
PTO の入切
エンジン/PTO 速度
後アタッチメントの制御方法(昇降)
補助バルブの操作
クラッチ
スロットル
ギアの選択
駐車ブレーキ
Important: トラクタの運転の詳細については、トラクタのオペレーターズマニュアルを参照してください。
アウトクロス トラクションユニットのコントロール装置、運転、モア用の設定などについての詳細は、アウトクロストラクションユニットのオペレーターズマニュアルを参照してください。
このモアは PTO の最大速度 540 rpm で作動するように製造されています。 ほとんどの牽引車両では、540 rpm 位置が分かるようになっています。
実際に刈り込み作業を行う前に、広い安全な場所で十分に運転操作に慣れておきましょう。牽引車両を推奨ギア設定および PTO 速度で運転し、牽引車両およびモアの運転操作に十分に慣れてください。モアのデッキの上げ下げ、PTO の ON/OFF、列を揃えて刈り込みを行うテクニックなどを磨いてください。練習すれば運転操作が上手になり、きれいに刈り込みができるようになります。
作動中のアタッチメントに触れるなどすると重大な人身事故になる。
人身事故防止のため、トラクタの運転席を離れる場合には、PTO を解除し、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止し、キーを抜き取ること。整備等が終了したら、全ての安全ガード類を確実に取りつけてから運転を再開すること。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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タイヤ空気圧が低いと移動走行時の安定が悪くなる。転倒など、生命に関わる重大な人身事故を起こしやすくなる。
空気圧不足の状態でモアを使用しないこと。
タイヤ空気圧は毎日点検する。
2.07 bar(2.1 kg/cm2 = 30 psi) あれば適正。
不足の場合はエアを入れ、過剰な場合は余分なエアを抜く。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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駆動シャフトが牽引車両に連結されている場合は外す。
PTO シャフトガードの前半分を 1 回転させてみる(図 16)。
Note: 自由に回転しない場合にはガードを清掃するか交換する。
PTO シャフトガードの前半分をそれぞれ前後に動かして自由に伸び縮みすることを確認する(図 16)。
Note: 自由に伸び縮みしない場合にはガードを清掃するか交換する。
駆動シャフトが牽引車両から外されている場合には、取り付ける;駆動シャフトを PTO に接続するを参照。
PTO シャフトの前ガードと牽引車両の動かない部分との間に、拘束チェーンが取り付けられていることを確認する(図 17)。
駆動シャフトガード用の拘束チェーンが中央のギアボックスと各モアのデッキにあるギアボックスに接続されていることを確認する(図 18、図 19、図 20、図 21)。
ホースクランプ(7 個)が駆動シャフトガードを各ギアボックスに確実に固定していることを確認する(図 22)。
モアがマシンに確実に接続されていることを確認する。
ジャッキハンドルで、ジャッキパッドを完全に上まで上げる;図 23(モアをジャッキで支えるには)を参照。
ピンを抜いて牽引バージャッキを水平にする。
牽引バーの穴を、ジャッキの穴に合わせる。
牽引バーの穴とジャッキの穴にピンを通す。
モアが牽引バージャッキで確実に支えられていることを確認する;牽引バージャッキの使い方を参照。
3 点ヒッチを下降させる;牽引車両のオペレーターズマニュアル を参照。
上部リンクブラケットが付いている場合には、そこからリンチピン、クレビスピン、上側 3 点リンクを外す(図 25)。
スタビライザアーム(図 26)を外側一杯に出す;牽引車両のオペレーターズマニュアルを参照。
ピン式の牽引バーの場合は、牽引バーからヘアピンとヒッチピンを抜く。
ピントル式の牽引バーの場合は、ヒッチを開く。
ヒッチのピン穴の直径:31.75 mm
作業高さ:33.4-40 cm;図 27を参照。
牽引バーが PTO 駆動シャフトに干渉しないことを確認する。
ジャッキハンドルで牽引バージャッキの高さを調整して牽引バーを車両の牽引バーまたはピントルヒッチと同じ高さにする(図 28)。
3 点ヒッチを完全に立てる;牽引車両のオペレーターズマニュアル を参照。
Note: 3 点ヒッチにロックが付いている場合にはロックを掛ける。
牽引車両の牽引バー(またはピントルヒッチ)を、モアの牽引バーに揃える(図 28)。
シフトレバーをニュートラル位置にし、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止してキーを抜き取り、可動部が完全に停止するのを待つ。
以下の手順で牽引バーを固定する:
ピン式の牽引バーの場合は、ヒッチピンを牽引バーとドローバーの穴に通して、ピンをヘアピンで固定する(図 29)。
ピントル式の牽引バーの場合は、ヒッチを閉じて固定する。
ジャッキを完全に上昇させる(図 29)。
ジャッキを牽引バーに固定しているピンを外し、ジャッキを水平にして牽引バーにピンで固定する(図 29)。
PTO 駆動シャフトのクイックコネクトカップリングを、PTO の出力シャフトに合わせる(図 30)。
クイックコネクトカップリングのカラーをスライドさせる(図 31)。
ロックカラーを引いたまま、PTO 駆動シャフトのヨークを前側に引いてカップリングソケットを、 PTO 出力シャフトのスプラインにはめ込む(図 31)。
クイックコネクトカップリングについているロックが PTO 出力シャフトにパチンとはまったことを確認する。
駆動シャフトのヨークにシールドがはまっていることを確認する(図 31)。
拘束チェーンを牽引車両の動かない部分につなぐ(図 32)。
Important: 拘束チェーンには、車両が左右旋回できるだけの「たるみ」を持たせてください。
後アタッチメントの昇降回路用のホースを車両に接続する場所(クイックディスコネクトフィッティング)を探し出す。
牽引車両のクイックディスコネクトフィッティングについているダストカバーを外す。
モアのシリンダ伸長用ホースのクイックディスコネクトフィッティングについている黒いダストカバーを外す。
シリンダ伸長用ホースのクイックコネクトフィッティングを後部アタッチメント下降用回路のクイックディスコネクトカップリングに接続する(図 33)。
モアのシリンダ収縮用ホースのクイックディスコネクトフィッティングについている赤いいダストカバーを外す。
シリンダ収縮用ホースのクイックディスコネクトフィッティングを後部アタッチメント上昇用回路のクイックディスコネクトカップリングに接続する。
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
オーナーやオペレータは自分自身や他の安全に責任があり、オペレータやユーザーの注意によって物損事故や人身事故を防止することができます。
作業にふさわしい服装をし、安全めがね、長ズボン、頑丈で滑りにくい安全な靴、および聴覚保護具を着用してください。長い髪は束ねてください。ゆるい装飾品やだぶついた服は身に着けないでください。
疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂取した時は運転しないでください。
絶対に人を乗せないでください。また、作業中は周囲から人やペットを十分に遠ざけてください。
運転は、穴や障害物を確認できる十分な照明のもとで行ってください。
エンジンを掛ける前に、全部の駆動装置がニュートラルであること、PTO が解除されていること、駐車ブレーキが掛かっていることを確認し、運転席に着席してください。
回転部に手足を近づけないよう注意してください。また排出口の近くにも絶対に人を近づけないでください。
バックするときには、足元と後方の安全に十分な注意を払ってください。
見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障害物の近くでは安全に十分注意してください。
デッキを上昇時一時停止位置以上高く上げた状態で PTO を作動させないでください。
刈り込みをしていない時は必ずモアを停止させておいてください。
異物をはね飛ばしたときや機体に異常な振動を感じたときにはまず停止し、エンジンを止め、駐車ブレーキを掛けてキーを抜き、各部の動きが完全に止まるのを待って、モアをよく点検してください。異常を発見したら、作業を再開する前にすべて修理してください。
旋回するときや道路や歩道を横切るときなどは、減速し周囲に十分な注意を払ってください。常に道を譲る心掛けを。
悪路では走行速度を落としてください。
モアは重量物です。牽引車両に連結して上昇させた状態では、その重量のために、牽引車両の安定性、ブレーキ、ハンドリング性能などに影響が出ます。現場から現場への移動に際しては安全に十分注意してください。
エンジンを掛けたままで絶対に機体から離れないでください。
運転位置を離れる前(刈高を変更する場合も)には以下を行ってください:
PTOが解除されていることを確認する。
平らな場所に駐車する。
駐車ブレーキを掛ける。
刈り込みデッキを下降させる。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
すべての部分が完全に停止するまで運転位置を離れない。
落雷の危険がある時には運転しないでください。
Toro® カンパニーが認めた以外のアクセサリ、アタッチメント、交換パーツを使用しないでください。
スチール製の PTO 駆動シャフトのパーツ(チューブ、ベアリング、ジョイントなど)の分解や修理については、弊社代理店にご相談ください。これらの部分の分解や修理は特殊工具を必要とする場合があり、専門知識のない人が作業を行うと、他の部分を破損させるなどする恐れがあります。
PTO や駆動シャフトが無い状態でモアを使用しないでください。
旋回時に、牽引車両のタイヤを PTO 駆動シャフトに接触させないように注意してください。
油圧ホースや電気コード、ロープなどを PTO 駆動シャフトのガードに接触させないように注意してください。
斜面はスリップや転倒などを起こしやすく、これらは重大な人身事故につながります。斜面での安全運転はオペレータの責任です。どんな斜面であっても、通常以上に十分な注意が必要です。
マニュアルや牽引車両の機体に描かれている斜面に関する注意事項を読んで内容をよく理解する。
斜面については、実地の測定を含めてオペレータ自身が調査を行い、安全に作業ができるかどうかを判断してください。この調査においては、常識を十分に働かせてください。
以下に掲載している斜面での運転上の注意点やその場合の天候条件および場所の条件などを良く読み、作業日当日の現場のコンディションが作業に適当かどうか判断してください。同じ斜面上であっても、地表面の条件が変われば運転条件が変わります。
斜面での発進・停止・旋回は避けてください。急に方向を変えたり急な加速やブレーキ操作をしないでください。旋回は速度を落としてゆっくりと行ってください。
走行、ステアリング、安定性などに疑問がある場合には運転しないでください。
隠れた穴、わだち、盛り上がり、石などの見えない障害は、取り除く、目印を付けるなどして警戒してください。深い芝生に隠れて障害物が見えないことがあります。不整地では機体が転倒する可能性があります。
ぬれ芝、急斜面など滑りやすい場所で運転すると滑って制御できなくなる危険があります。駆動力を失うと、スリップを起こしたりブレーキや舵取りができなくなる恐れがあります。
段差、溝、盛り土、水などの近では安全に十二分の注意を払ってください。万一車輪が段差や溝に落ちたり、地面が崩れたりすると、機体が瞬時に転倒し、非常に危険です。必ず安全距離を確保してください。
斜面に入る前に、安全の判断をしてください。乗用の刈り込み機械で斜面を刈り込むことに危険が感じられる場合は歩行型の動力芝刈り機をお使いください。
斜面では可能なかぎりカッティングユニットを地表面まで下げておいてください。斜面上でカッティングユニットを上昇させると機体が不安定になる恐れがあります。
その他のアタッチメントには十分注意してください。アタッチメントによってマシンの安定性が変わり、安全限界が変わる場合がありますからご注意ください。下り坂では必ずマシンをギアに入れておいてください。下り坂をニュートラルで走行しないでください(ギア駆動式のマシン)。
PTO が OFF 位置にあることを確認する;牽引車両のオペレーターズマニュアルを参照。
刈り込みデッキを支えられるくらいの広さがある平らな場所へ移動する。
周囲に無用の人間がいないことを確認する。
後部アタッチメントのコントロール装置を上昇にセットする;牽引車両のオペレーターズマニュアルを参照。
刈り込みデッキがわずかに上昇する可能性がある。そしてデッキのロックがゆるむ。
デッキロックロープを引いて保持する(図 35)。
デッキロックが解除される。
後部アタッチメントのコントロール装置を下降にセットする;牽引車両のオペレーターズマニュアルを参照。
刈り込みデッキが床面に降りる(図 36)。
デッキが完全に下りたら、ロープをゆるめてアタッチメントのコントロールを解除する。
後部アタッチメントのコントロール装置をフロートにセットする;牽引車両のオペレーターズマニュアルを参照。
刈り込み列の終点に来て旋回する時にデッキをターフから浮かせる操作です。
後部アタッチメントのコントロール操作については、牽引車両のオペレーターズマニュアルを参照。
後部アタッチメントのコントロール装置を上昇にセットする。
デッキが上昇し、リフトピンがデッキロックの上昇位置一時停止位置に接触する。
Note: デッキロックロープは引っ張らないでください。
牽引車両を旋回させて次の刈り込み列にそろえる。
後部アタッチメントのコントロール装置を下降にセットする。
PTO の操作や後部アタッチメントの操作については、牽引車両のオペレーターズマニュアルを参照。
Note: 後部デッキのロックがデッキピンに掛からない場合は、デッキロックの高さを調整してください。後デッキのロックの調整を参照。
モアが牽引車両に取り付けられている場合には以下を行う:
PTOが解除されていることを確認する。
デッキが移動走行位置にある場合には、デッキを下げる;刈り込みデッキを移動走行位置から降ろすを参照。
駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止してキーを抜きい取り、可動部が完全に停止するのを待つ。
作業に使用する刈り高を刈高を決める。
刈高アジャスタ(図 41;4 個)を固定しているロックナット(4 個)をゆるめる。
デッキローラのうちのひとつで、アジャスタのキャップスクリュを回して刈高に調整する(ステップ2で決めた刈高にポインタを合わせる。
刈高アジャスタ 2 個のロックナットを締める。
もう一方のローラにも、ステップ4と5の作業を行う。
他のデッキにも、ステップ3-6の作業を行う。
牽引車両をローギアまたはローレンジにシフトする。
低速で走行しながら小さく回る。
Important: 牽引車両とモアとの角度が 75° を超えないようにしてください。
牽引車両のタイヤとモアが接触しないことを確認しながら旋回してください(図 43)。
Note: タイヤがモアに接触しそうな場合には旋回を緩やかにしてください。
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止し、キーを抜き取り、可動部が完全に停止したのを確認する。
駆動シャフトに足を掛けたり、またいだり、くぐったりしないでください。
モアの移動走行時や格納時にシャフトを支えるのに PTO シャフトガードの拘束チェーンを使わないでください。
PTO シャフトを床に寝かせないでください。
PTO シャフトガードが引っ張られて二つに分離した状態にならないようにしてください。
マシン各部が良好な状態にあり、ボルトナット類が十分にしまっているか常に点検してください。
摩耗、破損したり読めなくなったステッカーは交換してください。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用後毎回 |
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モアを上昇させ、きれいに洗浄する。
Important: モアをトレーラに積み下ろしする時には、まずデッキを上昇させてラッチを掛けてください。
トレーラやトラックに芝刈り機を積み降ろすときには安全に十分注意してください。
積み込みには、機体と同じ幅のある歩み板を使用してください。
牽引シャーシ、牽引車両、ロープ掛け位置については、各機械のオペレーターズマニュアルをご覧ください。
牽引車両をランプ板まで寄せる。
エンジンを停止し、キーを抜き取り、駐車ブレーキを掛ける。
ジャッキを降ろす。
マシンを車輪近くで固定する(ロープ、ケーブル、チェーンなど)。
Note: ロープ掛けや積荷固定については各地域の法令などに従ってください。
荷台に固定し終わったら、車輪に輪止めを掛ける。
PTO 駆動シャフトが牽引車両に接続されている、またはモアの牽引バーに接続されていることを確認する。
始動スイッチにキーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。
整備作業の前には必ずキーを抜いておくこと。
上昇させたモアにラッチを掛けないでおくと、デッキが突然落下して重大な人身事故となる危険がある。
必ず全部のデッキが上昇位置にあってそれぞれの昇降アームにラッチで固定されていることを確認する。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 50 時間 |
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使用するごとまたは毎日 |
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使用後毎回 |
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50運転時間ごと |
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500運転時間ごと |
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長期保管前 |
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1年ごと |
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モアのジャッキアップは図 45のようにアクスルハーフ部分で行う。
ジャッキアップしたら、ジャッキスタンドで支える。
No. 2 リチウム系グリス
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
50運転時間ごと |
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図 51のように、駆動シャフトガードのスリップジョイントにある 6 ヶ所のグリスフィッティングに所定のグリスを注入する。
整備間隔 | 整備手順 |
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50運転時間ごと |
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各デッキにあるベルトテンショナ(2 個)のそれぞれにある 7 ヶ所のグリスフィッティングに所定のグリスを注入する。
別途用意するもの PTFE ねじ山シールテープと小型のハンドポンプ
Toro プレミアムトラクタフルード
Mobilfluid™ 424 トラクタ油圧フルード
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
50運転時間ごと |
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中央のギアボックスの上部にあるディップスティックポートからディップスティックを抜き取る(図 57または図 58)。
ディップスティックについているマークでオイルの量を判定する(図 57または図 58)。
オイル量が 2 本のマークの間であれば適正である。
Note: 必要に応じてオイルを追加してください;デッキのギアボックスへのオイルの補給または中央ギアボックスへのオイルの補給を参照。
ディップスティックのねじ山部分をきれいに拭き、 PTFE ねじ山シールテープを巻き付ける。
他のデッキのギアボックスにも、ステップ1-4の作業を行う。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 50 時間 |
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1年ごと |
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中央ギアボックスのオイル容量: 2.48 L
中央のギアボックスの上部にあるディップスティックポートからディップスティックを抜き取ってきれいに拭く(図 61)。
ギアボックス上部の補給ポートについているプラグを外す(図 61)。
補給ポートから所定のギアオイル 2.48 L を入れる(図 61)。
ポートにディップスティックをねじ込んでから抜き取ってオイルの量を調べる(図 61)。
オイル量が 2 本のマークの間であれば適正である。
Note: オイル量が Full マークと Add マークの中間になるように必要に応じてオイルを追加してください。
ディップスティックのねじ山部分をきれいに拭き、 PTFE ねじ山シールテープを巻き付ける。
給油ポートにディップスティックをねじ込んで締め付ける(図 61)。
補給ポートに補給プラグをねじ込んで締め付ける(図 61)。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 50 時間 |
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1年ごと |
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ギアボックスのオイル容量: 1.06 L
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 50 時間 |
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ブレードを駆動しているベルトはスプリング付きのアイドラで張りを調整しており、耐久性が高く、長期間にわたって使用することができます。しかし長期間のうちに必ず磨耗が現れてきます。摩耗の兆候として:ベルト作動時にキシリ音がする;刈り込み中に刈り込みブレードが滑る;ベルトのエッジがほつれてくる;ベルトに焼けやひび割れが出てくる;刈り上がりが悪くなる;などがあります。以上のような徴候が現れたらベルトを交換してください。
デッキカバーを外す;デッキカバーを取り外しを参照。
ベルト(長いのと短いの)に摩耗の兆候がないか点検する。
摩耗や破損しているベルトは交換する;モアのベルトの交換を参照。
デッキカバーを取り付ける;デッキカバーの取り付けを参照。
Note: 短いベルトの交換には長いベルトを外すことが必要になります。
ベルトカバーを取り外す;デッキカバーを取り外しを参照。
バールなどを使って長いベルトのベルトテンショナを左に回して、テンショナのプーリからベルトを外す(図 65)。
長いベルトを駆動プーリ、中央スピンドルプーリ、右側スピンドルプーリから外す(図 65)。
ベルトをモアから取り外す。
Note: ベルトを中央スピンドルプーリから外しにくいときはベルトを回してください。
ベルトカバーを取り外す;デッキカバーを取り外しを参照。
長いベルトが取り付けられている場合には、これを外す;長いベルトの取り外しを参照。
バールなどを使って短いベルトのベルトテンショナを左に回して、テンショナのプーリからベルトを外す(図 66)。
短いベルトを駆動プーリ、中央スピンドルプーリ、右側スピンドルプーリから外す。
ベルトをモアから取り外す。
Note: ベルトを中央スピンドルプーリから外しにくいときはベルトを回してください。
長いベルトを駆動プーリ、中央スピンドルプーリの上側の溝と、右側スピンドルプーリにセットする(図 68)。
バールなどを使って短いベルトのベルトテンショナを左に回して、テンショナのプーリにベルトを取り付ける(図 68)。
デッキカバーを取り付ける;デッキカバーの取り付けを参照。
ブレードの刃先が鋭利であれば、芝草の切り口もきれいです。シーズンを通してブレードの刃先を鋭利にしておきましょう。切れ味の悪い刃先は芝草を引きちぎるので、切り口が茶色に変色し、芝草の成長を悪くし、また病気にもかかりやすくなります。
ブレードの磨耗や破損を毎日点検してください。必要に応じてブレードを研磨してください。ブレードが破損したり磨耗したりした場合には、直ちに交換してください;純正ブレードを使ってください。
モアのブレードは非常に鋭利であり、不用意に触れるとけがをする。
ブレードを取り扱う時は、丈夫な手袋をはめて行うこと。
磨耗の進んだブレードや破損したブレードは、回転中にちぎれて飛び出す場合があり、これが起こるとオペレータや周囲の人間に多大の危険を及ぼし、最悪の場合には死亡事故となる。
ブレードが磨耗や破損していないか定期的に点検すること。
磨耗したり破損したりしたブレードは交換してください。
Note: モアのブレードの整備は、モアを牽引車両に連結した状態で行ってください。
PTO を解除し、平らな場所に移動う駐車ブレーキを掛ける。
デッキを上昇させてロックし、エンジンを停止し、キーを抜き取る(図 69)。
図 70のようにモアを整列させる。
後方を剥いているブレードの刃先付近のデッキ底部をきれいにする(図 71)。
直角定規を使用して、きれいにした部分から刃先までの距離を測る(図 72)。
距離を記録する。 .
ブレードを 180° 回転させる(図 72)。
きれいにした部分から刃先までの距離を測る(図 72)。
距離を記録する。 .
ステップ 4 と 6 での測定値の差が 3 mm 以内でない場合は、ブレードが曲がっていると判定し、新しいブレードに交換する;ブレードの取り外しとブレードの取り付けを参照。
同じデッキの他のブレードについてもステップ3-5を行い、また、別のデッキについてもステップ1-6を行う。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用するごとまたは毎日 |
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刃先の部分を点検する(図 73)。刃先部分が鋭利でなかったり、打ち傷がある場合には、ブレードを外して研磨する。ブレードの研磨を参照。
ブレードを点検し、特にセール部をよく観察する(図 73)。破損、磨耗、割れの発生などがあれば(図 73)、直ちに新しいブレードに交換する。
ブレードの磨耗を放置すると、ブレードのセール部と平坦部との間に割れ目が発生する。この割れ目が拡大すると、最終的にはブレードがちぎれてハウジングの下から飛び出し、これがオペレータや周囲の人に当たると死亡を含む重大な人身事故となる。
ブレードが磨耗や破損していないか定期的に点検すること。
曲がったブレードを元に戻そうとしたり、欠けや割れの出たブレードを溶接で修理したりしないこと。
磨耗したり破損したりしたブレードは交換すること。
ブレードが堅いものに当たった、バランスが取れていない、磨耗した、曲がったなどの場合には新しいものと交換してください。いつも最高の性能を維持し、安全を確保するために、交換用の刈り込み刃(ブレード)は必ず Toro の純正部品をご使用ください。他社のブレードを使用すると安全規格に適合しなくなる可能性があります。
鋭利なブレードに触れると大けがをする危険がある。
ブレードを取り扱うときは丈夫な手袋をするか、刃先部分厚い布などでしっかりと覆うこと。
製造時に、デッキの後方が前方よりもわずかに高くなるように調整してあります。
モアのピッチの調整の準備
別途用意するもの:角材(50 mm 角程度)
ピッチの調整を行うデッキそれぞれについて、中央のブレードを図 78のように整列させる。
デッキを床面まで降下させる。
別途用意するもの:スペーサにする角材(長さ 50 cm 程度)
デッキの後方から、フラップを持ち上げて中央のブレードの後方端部と床面との間に角材(50 mm 角)を入れる(図 80)。
角材をセットするとき、角材に軽い抵抗があれば問題ない。
ブレードと床面との距離が大きすぎるときには、刈高アジャスタ(4 個)でデッキを下げる。
ブレードと床面の間に角材を入れれらないほど距離が小さいときには、刈高アジャスタ(4 個)でデッキを上げる。
アジャスタブロックの上面から床面までの距離を測定する(図 81)。
刈高アジャスタを調整して、以下のようにする:
アジャスタブロックの上面から床面までの距離が、4 ヶ所のブロックですべて同じになる。
中央のブレードと床面との間に角材がちょうど良い感じではまる。
刈高アジャスタブロックにポインタを固定しているソケットヘッドねじ(2 本)をゆるめて、ポインタをデカルの 51 mm(2")マークに合わせて、ねじを元通りに締め付ける(図 82)。
他の刈高アジャスタについてもステップ3を行う。
後ローラのところで、左右の刈高アジャスタを、デカルの 57 mm (2¼")マークに合わせる(図 83)。
刈高アジャスタブロックに 2 つのポインタを固定しているソケットヘッドねじ(2 本)をゆるめ、各ポインタをデカルの 51 mm(2")マークに合わせて、ねじを元通りに締め付ける(図 84)。
前後のローラの刈高アジャスブロック(4 個)固定しているナット(4 個)(図 82と図 84)を、322ー396 N∙m(33-40 km.m = 238-292 ft-lb)にトルク締めする。
刈り込みシーズンの終了後など、モアを長期格納保管する前には、以下の予防整備を行ってください:
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止し、キーを抜き取り、可動部が完全に停止したのを確認する。
機体や可動部にたまったごみやグリスをきれいに取り除く。
グリスアップ。
塗装面にひっかき傷などがあればタッチアップ修理する。
擦り切れたり破損したりしたステッカーを貼り替える。
可能であれば、モアはしっかりした建物の屋内で湿気を避けて保管する。屋内保管が無理な場合は、厚いシートで機体全体を覆い、しっかりと縛り付けて保管する。