保守
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
エッジャーの潤滑
100 運転時間ごとに、グリスフィッティングからNo.2汎用リチウム系グリスを注入してください(図 14)。

カリフォルニア州
第65号決議による警告
米国カリフォルニア州では、この製品を使用した場合、ガンや先天性異常などを誘発する物質に触れる可能性があるとされております。
このキットは、サンドプロのトラクションユニットに搭載して使用する専門業務用の製品であり、そのような業務に従事するプロのオペレータが運転操作することを前提として製造されています。この製品は、芝生面と舗装されていないダート面との間に明確な境界部を作るための装置です。
この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた適切な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用するのはお客様の責任です。
弊社のウェブサイトwww.Toro.comで、製品の安全な取扱いや運転に関する講習資料、アクセサリ情報の閲覧、代理店についての情報閲覧、お買い上げ製品の登録などを行っていただくことができます。
整備について、また純正部品についてなど、分からないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマーサービスにおたずねください。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。図 1 にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメモしておきましょう。

この説明書では、危険についての注意を促すための警告記号図 2を使用しております。死亡事故を含む重大な人身事故を防止するための注意ですから必ずお守りください。

この他に2つの言葉で注意を促しています。重要「重要」は製品の構造などについての注意点を、注はその他の注意点を表しています。
カリフォルニア州
第65号決議による警告
米国カリフォルニア州では、この製品を使用した場合、ガンや先天性異常などを誘発する物質に触れる可能性があるとされております。
この製品は、関連する全ての欧州指令に適合しています。詳細についてはこの冊子の末尾にあるDOI(適合宣誓書)をご覧ください。
安全な御使用のためには、機械の運転、移動や搬送、保守整備、保管などに係わる人々の日常の意識や心がけ、また適切な訓練などが極めて重要です。不適切な使い方をしたり手入れを怠ったりすると、死亡や負傷などの人身事故につながります。事故を防止するために、以下に示す安全のための注意事項を必ずお守りください。
本機をご使用になる前に必ずこのマニュアルとサンドプロのトラクションユニットのマニュアルの両方をお読みになり、内容をよく理解してください。操作方法をしっかり身につけ、緊急時にすぐに停止できるようになってください。マニュアルが足りない場合は、製品のモデル番号とシリアル番号を以下までお知らせくだされば、無料で差し上げます:The Toro® Company, 8111 Lyndale Avenue South, Bloomington, Minnesota 55420-1196。
子供に運転させないでください。大人であっても適切な訓練を受けていない人には運転させないでください。このマニュアルを読み、内容をきちんと理解した人のみが取り扱ってください。
アルコールや薬物を摂取した状態で運転や操作を行うことは避けてください。
作業場所から人を十分に遠ざけてください。
ガードなどの安全装置は必ず所定の場所に取り付けて使用してください。安全カバーや安全装置が破損したり、ステッカーの字がよめなくなったりした場合には、機械を使用する前に修理や交換を行ってください。また、常に機械全体の安全を心掛け、ボルト、ナット、ネジ類が十分に締まっているかを確認してください。
サンダルやテニスシューズ、スニーカーやショーツでの作業は避けてください。また、だぶついた衣類は機械にからみつく危険がありますから着用しないでください。作業には、必ず長ズボンと頑丈な靴を着用してください。安全メガネ、安全靴、およびヘルメットの着用をおすすめします。地域によってはこれらの着用が義務付けられています。
締め切った場所でエンジンをかけるときは、必ず十分な換気を確保してください。エンジンからの排気は有毒であり、場合によっては死亡事故につながります。
車両は一人乗りです。絶対に人を乗せないでください。
エンジンの始動や運転操作は必ず着席して行ってください。
運転には十分な注意が必要です。転倒や暴走事故を防止するために以下の点にご注意ください:
作業は日中または十分な照明のもとで行う。
ゆっくりとした走行速度で運転し、隠れた穴などの見えない障害に警戒を怠らない。
小さな旋回をするときや法面で旋回するときは、走行速度を十分に落とす。
急停止や急発進をさける。
バックするときには、後方の安全に注意し、マシンの後部に人がいないことを十分に確認する。
道路付近で作業するときや道路を横断するときは周囲の交通に注意する。常に道を譲る心掛けを。
斜面でエンストしたり、坂を登りきれなくなったりした時は、絶対にUターンしないでください。必ずバックで、ゆっくりと、まっすぐに下がって下さい。
大丈夫だろう、は非常に危険!人や動物が突然目の前に現れたらすぐに作業を停止しましょう。 注意力の分散、アップダウン、機械から飛びだす異物など思わぬ危険があります。周囲に人がいなくなるまで作業を再開しないでください。
機械が落雷を受けると最悪の場合死亡事故となります。稲光が見えたり雷が聞こえるような場合には機械を運転しないで安全な場所に避難してください。
エンジン作動中や停止直後は、エンジン本体やマフラーが熱くなっていますから手を触れないでください。触れると火傷を負う危険があります。
整備・調整・格納作業の前には、エンジンが不意に作動することのないよう、必ずキーを抜き取っておいてください。
このマニュアルに記載されている以外の保守整備作業は行わないでください。大がかりな修理が必要になった時や補助が必要な時は、Toro 正規代理店にご相談ください。
火災防止のため、エンジンの周囲に、余分なグリス、草や木の葉、ホコリなどが溜まらないようご注意ください。高温のエンジンに水をかけたり、電装部に水を掛けたりしないでください。
ボルト、ナット、ネジ類は十分に締めつけ、常に機械全体の安全を心掛けてください。
油圧系統のラインコネクタは頻繁に点検してください。油圧を掛ける前に、油圧ラインの接続やホースの状態を確認してください。
油圧のピンホール・リークやノズルからは作動油が高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけないでください。リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。高圧で噴出する作動油は皮膚を貫通し、身体に重大な損傷を引き起こす。万一、油圧オイルが体内に入った場合には、この種の労働災害に経験のある施設で数時間以内に外科手術を受けないと壊疽(えそ)を起こします。
油圧系統の整備作業を行う時は、必ずエンジンを停止し、アタッチメントを下降させてシステム内部の圧力を完全に解放してください。
エンジンを回転させながら調整を行わなければならない時は、手足や頭や衣服をファンやその他の可動部に近づけないように十分ご注意ください。
ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を上げないでください。トロ正規代理店でタコメータによるエンジン回転数検査を受け、安全性と精度を確認しておきましょう。
オイルの点検や補充は、必ずエンジンを停止した状態で行ってください。
せっかく手に入れた大切な機械を守り、確かな性能を維持するために、交換部品はトロの純正部品をご使用ください。純正パーツは、トロが設計・指定した、完成品に使用されているものと全く同じ、信頼性の高い部品です。確かな安心のために、トロの純正にこだわってください。
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以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。読めなくなったものは必ず新しいものに貼り替えてください。 |

Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
Note: スポーツフィールド・エッジャーを使うには、トラクションユニットに後部リモート油圧キット(Model 08781)を搭載する必要があります。後部リモート油圧キットのシリアル番号が 310000001 未満の場合には、後部リモート油圧キットを更新する必要があります。「組み立て」の「手順1」へ進む。
この作業に必要なパーツ
| クロスチューブ・アセンブリ | 1 |
| ねじ(3/8 x 3 インチ) | 4 |
| 平ワッシャ | 4 |
| ロックナット(⅜") | 4 |
Note: サンドプロのトラクションユニットにミッドマウントツールシステムが搭載されている場合には、サドルブラケット(とフットガードがついている場合にはフットガードも)を機体に固定している金具類を取り外します。サドルブラケットおよびフットガードとそれらの固定具を外して捨ててください(図 3)。そして、ミッドマウントツールシステムが落ちないように何かで支えてください。

平らな場所に駐車する。
エンジンを停止させ、スロットルコントロールをSLOW位置にし、キーをOFF位置に回し、安全のためにキーを抜き取る。
異物をタンクに入れないよう、油圧オイルタンクのキャップ取り付け部周辺をウェスできれいに拭く(図 8)。

タンクからキャップを取る。
補給口の首からディップスティックを抜き、ウ ェスできれいに拭う。
もう一度首に差し込んで引き抜き、オイルの量を点検する。
Note: マーク位置(ディップスティックのくびれている所)まであればよい(図 9)。

量が不足している場合には、適切なオイルを、ディップスティックの FULL マーク位置までゆっくりと補給する。
Note: 入れすぎないこと。
タンクにキャップを取り付ける。
Note: 油圧回路の汚染を防止するため、オイルの缶を開ける前に、缶のふたの表面をきれいに拭ってください。また、給油ホースやロートなども汚れがないようにしてください。
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
整列ガイドを使うと、目視で直線を確保する(目標ラインを確保する)のに便利です。
調整ねじをゆるめ、整列ガイドを前後に移動させて希望する位置に調整する(図 11)。
ガイドを目標とする線や糸に合わせる。
ねじを締め付ける。
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
100 運転時間ごとに、グリスフィッティングからNo.2汎用リチウム系グリスを注入してください(図 14)。

洗車する:シール部分やベアリングに浸水させる危険を避けるために、洗車には圧力洗浄器を使わず、普通のホースを使用する。
ボルトナット類にゆるみながいか点検し、必要な締め付けを行う。
フィッティングにグリスを注入する。余分なグリスはふき取る。
エッジャーブレードを点検し、必要に応じて補給する。