安全について

安全ラベルと指示ラベル

Graphic

以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。

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取り付け

マシンの準備を行う

  1. 平らな場所に駐車する。

  2. 駐車ブレーキを掛ける。

  3. 荷台装着車では、荷台を上昇させるか取り外すかする。

    Note: 荷台の昇降と取り外し手順の詳細説明については車両のオペレーターズマニュアルを参照のこと。

  4. エンジンを止め、キーを抜き取る。

  5. バッテリーの接続を外す; オペレーターズマニュアルを参照。

  6. ヘッドライトの開口部でフードをつかみ、フードを持ち上げて、下側の取り付けタブをバンパーのスロットから外す(図 1)。

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  7. フードの下側を手前に持ち上げて、上部の取り付けタブをフレームのスロットから引き抜けるようにする(図 1)。

  8. フードの上側を前に倒し、ヘッドライトからワイヤコネクタを抜く(図 1)。

  9. フードを外す。

中央コンソールパネルと運転席を外す

中央コンソールパネルを外す

ワークマン HDX の場合
  1. コンソールレバーとギアシフトについているノブを全部外す(図 2)。

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  2. ギアシフトレバーからジャムナットを外す(図 2)。

  3. 中央コンソールのカバープレートの外側エッジ部をシャーシに固定しているねじ(6本)を外して、カバープレートを取り外す(図 3)。

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中央コンソールパネルを外す

ワークマン HDX-Auto の場合
  1. コンソールのレバーについているノブ、トランスミッションレバーのノブを全部外す(ノブはどれも左に回すと外れる)(図 4)。

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  2. シフト表示カバーを座席シュラウドに固定している六角ねじ(4本)を外す(図 5)。

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  3. シフト表示用インジケータを持ち上げてコネクタを外し、インジケータカバーを車両から取り外す(図 5)。

  4. コントロールカバーを座席シュラウドに固定している六角ねじ(6本)を外し、コントロールカバーを取り外す(図 5)。

座席を取り外す

座席レールをシャーシに固定しているソケットヘッドボルト(8本)を外して運転席を取り外す(図 6)。

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CVT 冷却ダクト (HDX-Auto のみ)、冷却液タンク、ROPS アセンブリ、シートシュラウドを取り外す

CVT冷却ダクトを取り外す

HDX-Auto の場合のみ

CVT 冷却ダクトをCVT インテークのフランジに固定しているホースクランプ(助手席側のROPSパネルの裏側)を外す(図 7)。

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冷却液タンクを取り外す

  1. 運転席シュラウド後部のサポートポケットから、冷却液タンクを持ち上げて取り外す(図 8)。

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  2. 冷却液タンクを、エンジン/シャーシの上に真っ直ぐ立たせて置く。

ROPSアセンブリを取り外す

  1. 9と図 10に示されているように、ROPSアセンブリを車体フレームに取り付けているボルト(6本)を外す。

    Note: ボルトは捨てないこと。

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  2. ROPSアセンブリに取り付けてあるオペレーターズマニュアル 保管チューブとその R クランプを取り外す。

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運転席シュラウドを取り外す

ワークマン HDX の場合:

  1. 駐車ブレーキを掛ける(図 11)。

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  2. デフロックのロッドを前右方向(ロック位置)に倒す(図 11)。

ワークマン HDX-Auto の場合:

  1. 車両用ハーネスからシフトインジケータ用のコネクタを外す(図 12)。

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  2. 中央コントロールアセンブリを持ち上げて回して外し、サスペンションスプリングへのアクセスを確保する。

両モデル共通:

運転席シュラウドを持ち上げて機体から取り外す(図 13)。

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ワークマン HDX-Auto の場合:

昇降バルブをコントロールのブラケットに固定しているボルトを外し、コントロールブラケットを機体に固定しているナットとボルトを外す (図 14)。

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機体をジャッキアップして前輪を外す

機体をジャッキアップする

危険

ジャッキに載っている車体は不安定であり、万一外れると下にいる人間に怪我を負わせる危険が大きい。

  • ジャッキアップした状態でエンジンを始動してはならない;エンジンの振動や車輪の回転によって車体がジャッキから外れる危険がある。

  • 車両から降りる時は必ず スイッチからキーを抜いておく。

  • ジャッキアップした車両には輪止めを掛ける。

  • ジャッキアップした車体の下で作業するときは、必ずスタンドで車体を支えておくこと。万一ジャッキが外れると、下にいる人間に怪我を負わせる危険が大きい。

車両前部をジャッキアップする時は 5×10 cm 程度の木片等をジャッキとフレームの間にかませる。

車両前部のジャッキアップポイントは、前中央フレームサポート下側です(図 15)。

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前輪を取り外す

  1. 前輪をホイールハブに固定しているラグナット(5個)を外す(図 16)。

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  2. ホイールハブから前輪を取り外す(図 16)。

  3. マシンの反対側の前輪についても 1と2 の作業を行う。

圧縮スプリングを取り付ける

この作業に必要なパーツ

圧縮スプリング(黒)2
  1. 17に掲載されている圧縮スプリング用工具を使って、圧縮スプリングロッドを各スプリングクレードルの穴に通す(図 18)。

    Important: スプリングクレードルを取り外す時、スプリングに力が掛かっているので十分注意してください。

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  2. 各スプリングの長さを測定して記録する。

  3. ロッドの両端部それぞれにワッシャとナットを取り付ける(図 19)。

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  4. スプリングを固定するために、各ロッドにつき1個のナットを締める(図 19)。

  5. 各スタビライザのたんプラスチックからボルトとナットを外す(図 20;A)

  6. に示すように、各スプリングクレードルを固定しているコントロールアームからボルトとナットを外す(図 20;B)。

  7. に示すように、機体からスプリングクレードルとスプリングを外す(図 20;C)。

    Note: スプリングクレードルのデカルの位置を記録しておいてください。クレードルは、あとから元通りの位置に戻す必要があります。

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  8. スプリングクレードルから既存のスプリングを外し、このキットのスプリング(黒色)を代わりに取り付ける。

  9. 圧縮スプリング工具を使用して、各スプリングをステップ3で測定した長さに圧縮する。

  10. スプリングを取り付け、クレードルを機体に戻す。

  11. スタビライザのリンクとコントロールアームから先ほど取り外したボルトとナットを、元通りに取り付ける。

  12. 前輪を取り付け、機体を床に下ろす。

  13. ラグナットを 109-122 N.m(9.7-12.5 kg.m = 80-90 ft-lb)にトルク締めする。

内側フェンダを取り付ける

この作業に必要なパーツ

内側フェンダ1
フェンダストラップ2
六角ヘッドフランジボルト(¼ x ¾")6
フランジナット (¼")8
ゴム製バンパー2
ワッシャ2
ケーブルタイ2
  1. フェンダストラップをシートベースフレームの下エッジに合わせ、フェンダストラップを型紙として利用してシートベースフレームのそれぞれの側にドリルで穴(直径 5/16")を開ける(図 21)。

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  2. 内側フェンダとフェンダストラップを取り付ける;六角ヘッドフランジボルト(¼ x ¾")6本とフランジナット(¼")6 個を使って図 22のように取り付ける。

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  3. フラップを折り曲げてフロアフランジの後ろに入れる(図 23)。

  4. ケーブルタイ(2本)でフラップをセンターフレームのチューブに固定する(図 23)。

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  5. ゴム製バンパーを取り付ける;それぞれの側に、ワッシャ 1 枚とフランジナット(¼")1 個を使用する(図 24)。

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キャブ取り付けブラケットを取り付ける

この作業に必要なパーツ

左側取り付けアセンブリ1
右側取り付けアセンブリ1
アジャスタボルト(⅜ x 2")2
六角ナット(⅜")2
六角フランジヘッドボルト(⅜ x 1")4
フランジナット(⅜")4
キャブ前部取り付けブラケット2
六角ヘッドボルト(7/16")2
スラストワッシャ2
ロックナット(½")2
ゴム製アイソレータ2
スペーサ2
ワッシャ2
ロックナット2
フランジヘッドボルト (½ x 2¼")2
  1. 機体に後ブラケットを取り付ける(図 25); ROPSアセンブリを取り外すでROPS から取り外したボルト・ナット類を使用する。

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  2. ボルトを94-108 N·m(3.7-4.6 kg.m = 70-80 ft-lb)にトルク締めする。

  3. 左右の取り付けアセンブリを、キャブ前部取り付けブラケットに取り付ける;左右それぞれに六角フランジヘッドボルト(⅜ x 1")2 本、フランジナット(⅜")2 個を使用する(図 26)。

    取り付けアセンブリの真ん中の穴を使用する。

  4. 機体の左右で、左側取り付けアセンブリと右側取り付けアセンブリにアジャスタボルト(⅜ x 2") と六角ナット(⅜")を取り付ける(図 26)。

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  5. 前キャブ取り付けブラケットを取り付ける;左右それぞれに六角ヘッドボルト(7/16")、スラストワッシャ、ロックナット(½")2 個を使用する(図 27)。

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  6. ゴム製アイソレータを取り付ける;左右それぞれにフランジヘッドボルト(½ x 2¼")、スペーサ、ワッシャ、ロックナットを使用する(図 28)。

    Note: 石鹸水を使うと取り付けしやすくなります。

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運転席シュラウドを取り付ける

両モデル共通:

  1. 運転席シュラウドの開口部(駐車ブレーキ用)を、駐車ブレーキのハンドルに合わせる。

  2. ギアセレクタのカバーについている穴を、ギアセレクタのロッドに合わせる。

  3. 運転席のシュラウドの開口部を、荷台昇降レバー用、ハイローレンジセレクタ用、デフロック用のロッドに合わせる。

  4. 運転席シュラウトを降ろす。

  5. シュラウドの開口部(運転席取り付け用)を、シャーシのシートサポートブラケットに合わせる。

    この時点ではまた本締めしないこと。

  6. シフトインジケータをプラグに差し込み、コントロールブラケットを固定する (図 12 と 図 14); 運転席シュラウドを取り外すで取り外したねじを使用する。

    Important: この作業はワークマン HDX-Auto のみで必要な作業です。

サイドプレートパネルとキャブフレームを取り付ける

この作業に必要なパーツ

サイドプレートパネル2
キャブフレーム1
ボルト(½")4
ワッシャ(½")4
ナット(½")4
下側ダッシュ用シール1
  1. サイドプレートパネルを入れることができるようにフェンダのボルトを約1回転ゆるめて隙間を作る。

  2. 座席シュラウドとサイドフェンダとの間にサイドプレートパネルを入れる(図 29)。

    Note: ボルトを締め付ける前に、パネルが完全に密着していることを確認してください。

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  3. フェンダのボルトを締めつける。

    Note: ボルトを締めすぎないでください。

  4. キャブに下側ダッシュ用シールを取り付ける(図 30)。

    長い方のリップを前側に取り付けること(図 30)。

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  5. 吊り上げポイント部分でキャブを吊り上げて機体の上に降ろす (図 31)。

    Note: キャブをマシンに降ろす前に、下側ダッシュシール部分に石鹸水を塗りつけてください。

    Note: キャブをマシンに取り付ける時、下側ダッシュシールの前後リップがずれないように注意してください

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  6. フレームを機体に固定する;ボルト(½")4 本、ワッシャ(½")4枚、ナット(½")4 個を使用し、図 32のように取り付ける。

    Note: ボルト 4 本はまだ本締めしないでください。

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  7. キャブが車体の左右中央にきているか確認し、微調整する。

    微調整はアジャスタボルト(図 26)で行う。

  8. ボルト(½")4 本を 91-113 N·m(3.7-4.6 kg.m=67-83 ft-lb)にトルク締めする。

ワイヤハーネスを配設する

この作業に必要なパーツ

ワイヤハーネス 1
ケーブルタイ4
ヒューズ (30 A)1
  1. ワイヤハーネスを 図 33 のように配設し、ケーブルタイ4本で固定する。

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  2. ハーネスのリング端子をアースブロックに接続し、ヒューズブロックのコネクタを空いているヒューズブロック用のコネクタに接続する(図 34)。

    Note: ヒューズブロックの接続に空きがない場合には、ヒューズブロックを追加してください。詳細について分からないことがありましたら弊社代理店におたずねください。

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ダッシュサポートを取りつける

この作業に必要なパーツ

バックブレート1
アジャスタプレート1
タップボルト(½ x 4")1
フランジナット (½")1
ストッププレート1
キャリッジボルト(¼ x 1¾")4
フランジナット(¼")4
  1. フードブラケットの下縁から 207 mm の位置にマーキングする(図 35)。

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  2. ダッシュサポートチューブに、アジャスタプレートとバックプレートを取り付ける; キャリッジボルト(¼ x 1¾")4 本、フランジナット(¼")4個を使用し 図 36のように取り付ける。

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  3. アジャスタプレートに、タップボルト(½ x 4")、フランジナット(½")、ストッププレートを取り付ける(図 37)。

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  4. ストッププレートがダッシュを上に押し付けるようにタップボルト(½ x 4")で調節してダッシュとキャブの間のすきまをなくす(図 38)。

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樋を取りつける

この作業に必要なパーツ

1
助手席側透明チューブ — 122 cm1
運転席側透明チューブ — 43 cm1
フロア用透明チューブ — 33 cm1
T字フィッティング1
マグネットタイ用マウント3
ケーブルタイ3
  1. ダッシュボードについている六角ワッシャヘッドボルト(5本)を外す(図 39)。

    六角ワッシャヘッドボルト(5本)は再利用します。

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  2. 機体のダッシュとサブフレームとの間に樋をセットし、先ほど外した六角ワッシャヘッドボルト(5本)で固定する(図 40)。

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  3. 樋の左右についているを金ハサミで切り取る(図 41)。

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  4. T字フィッティングを使って、122 cm の透明チューブを 33 cm の透明チューブと 43 cm の透明チューブに接続する(図 42)。

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  5. 助手席側から始めて、長くつながった透明チューブをフロアボード(クラッチペダル)までおろし、そこから運転席側へ回す(図 43)。

  6. マグネットタイ(3個)とケーブルタイ(3本)を使って、チューブを固定する(図 43)。

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  7. 透明チューブの各端部を 45° に切断する(図 44)。

  8. 透明チューブの端部を樋の下端に合わせ、チューブ先端機体の外側にくるようにして樋に接続する(図 44)。

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フロアプレートとサイドプレートパネルを取り付ける

この作業に必要なパーツ

フロアプレートパネル 2
サイドプレートパネル 2
ボルト(¼") 12
  1. 機体の左右それぞれの側にフロアプレートパネルを取り付ける;ボルト (¼") 3本を使い、 図 45に示すように取り付ける。

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  2. ボルトを 10.17-12.43 N·m (0.6-0.7 kg.m = 90-110 in-lb)にトルク締めする。

  3. 機体の左右それぞれの側にサイドプレートパネルを取り付ける;ボルト (¼") 2本を使い、 図 46に示すように取り付ける。

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  4. ボルトを 10.17-12.43 N·m (0.6-0.7 kg.m = 90-110 in-lb)にトルク締めする。

センターコンソールパネル、座席、冷却液タンク、CVT 冷却ダクト (HDX-Auto のみ)、

この作業に必要なパーツ

ボルト(¼")2
スペーサ2
ストラップ1
ナット(¼")2
CVT インテークフード・アセンブリ (別売)1
  1. オペレーターズマニュアル保管チューブを取り付ける(図 47)。

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  2. 座席レールについている穴を、シュラウドの穴(運転席を取り付けたい位置の穴)に合わせる(図 6

  3. 運転席をシャーシに固定する;ソケットボルト8本(図 6)(の手順座席を取り外すで外したもの)を使用する。

  4. CVT 冷却ダクト (図 7) を、インテークチューブコネクタに固定する;CVT 冷却ダクト (HDX-Auto のみ)、冷却液タンク、ROPS アセンブリ、シートシュラウドを取り外すで外したホースクランプを使用する。

    Important: この作業はワークマン HDX-Auto のみで必要な作業です。

    Note: ワークマン HDX-Auto では、CVT インテークフードアセンブリの取り付けが必要です。代理店に連絡してください。

  5. 中央コンソールのところで、コントロールロッドの上から中央コンソールパネルをかぶせ (図 3 と 図 5) 、中央コンソールパネルと運転席を外すで取り外したねじを使用してパネルを固定する。

  6. 中央コンソールパネルと運転席を外す で取り外したノブを取り付ける。

  7. 冷却液タンクブラケットの左右にあるフランジを、シートシュラウドの冷却液タンクサポートのブラケットに合わせる(図 8)。

  8. サポートにタンクをセットし、完全に着座させる(図 8)。

バッテリーを接続し、荷台を降ろし、フードを取り付ける

車両のオペレーターズマニュアルを参照のこと。

  1. バッテリーケーブル(プラス)をバッテリーに接続する。

  2. バッテリーカバーを握り込んで、タブをバッテリーベースに合わせ、力をゆるめるとカバーがセットされる。

    Note: 車両のオペレーターズマニュアルを参照のこと。

  3. 荷台を降ろす;オペレーターズマニュアルを参照。

  4. フードの底部を、バンパーの上部に合わせる。

  5. ライトを接続する。

  6. 上側の取り付けタブをフレームの穴に差し込む。

  7. バンパーのポケットに、下側の取り付け用タブを差し込む。

  8. フードが上下左右の溝にしっかりはまっていることを確認する。

製品の概要

コントロールパネル

ワイパースイッチ

スイッチ上部を押すとワイパーが作動します(図 48)。

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ライトスイッチ

ライトプレートを押すとライトが点灯します (図 48)。

前窓ラッチ

ラッチを上に開くと窓を開けることができます(図 49)。ラッチを押し込むように開くと窓を開いた状態で固定できます。閉じる時にはラッチを引き出して下げてください。

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