整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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この製品は、公道以外の場所で主に人や資材を運搬することを目的として製造されている汎用作業車です。この機械は本来の目的から外れた使用をすると運転者本人や周囲の人間に危険な場合があります。
この説明書を読んで製品の運転方法や整備方法を十分に理解し、他人に迷惑の掛からないまた適切な方法でご使用ください。この製品を適切かつ安全に使用するのはお客様の責任です。
製品の安全や取り扱い講習、アクセサリなどに関する情報、代理店についての情報の入手、お買い上げ製品の登録などをネットで行っていただくことができます:www.Toro.com
整備について、また純正部品についてなど、分からないことはお気軽に弊社代理店またはカスタマー・サービスにおたずねください。お問い合わせの際には、必ず製品のモデル番号とシリアル番号をお知らせください。図 1 にモデル番号とシリアル番号を刻印した銘板の取り付け位置を示します。いまのうちに番号をメモしておきましょう。
Important: シリアル番号デカルについている QR コード(無い場合もあります)をモバイル機器でスキャンすると、製品保証、パーツその他の製品情報にアクセスできます。
この他に2つの言葉で注意を促しています。重要「重要」は製品の構造などについての注意点を、注はその他の注意点を表しています。
危険警告記号(図 2)は、このマニュアルと実機上とに表示され、事故防止のために守るべき重要な注意事項を示します。記号の脇に、危険、警告、または注意の文字表記が付きます。
危険は人の生命に関わる重大な潜在的危険を意味します。この注意を守らないと死亡事故や重大な人身事故が起こります。
警告は人の生命に関わる潜在的危険を意味します。この注意を守らないと死亡事故や重大な人身事故が起こる恐れがあります。
注意は安全に関わる潜在的危険を意味します。この注意を守らないとけがをする可能性があります。
この製品は、関連するEU規制に適合しています; 詳細については、DOC シート(規格適合証明書)をご覧ください。
カリフォルニア州の森林地帯・潅木地帯・草地などでこの機械を使用する場合には、エンジンに同州公共資源法第4442章に規定される正常に機能するスパークアレスタが装着されていること、エンジンに対して森林等の火災防止措置をほどこされていることが義務づけられており、これを満たさない機械は、第4442章または4443章違犯となります。
エンジンの保守整備のため、および米国環境保護局(EPA)並びにカリフォルニア州排ガス規制に関連してエンジンマニュアルを同梱しております。エンジンマニュアルはエンジンのメーカーから入手することができます。
カリフォルニア州
第65号決議による警告
カリフォルニア州では、ディーゼルエンジンの排気には発癌性や先天性異常などの原因となる物質が含まれているとされております。
バッテリーやバッテリー関連製品には鉛が含まれており、カリフォルニア州では発ガン性や先天性異常を引き起こす物質とされています。取り扱い後は手をよく洗ってください。
この機械は SAE B2258 - 要求に準拠して設計されています。
この機械は人身事故を引き起こす能力がある。重大な人身事故を防ぐため、すべての注意事項を厳守してください。
マシンを始動する前に必ずこのオペレーターズマニュアルをお読みになり、内容をよく理解してください。この製品を使用する人すべてが製品を良く知り、警告の内容を理解してください。
重い資材を運搬したりアタッチメントを搭載すると、車両の重量配分が変化し、車両安定性が損なわれる可能性があります。
この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってください。運転中は運転操作に集中してください;注意散漫は事故の大きな原因となります。
機械の可動部の近くには絶対に手足を近づけないでください。
ガードなどの安全保護機器が正しく取り付けられていない時は、運転しないでください。
作業場所に、無用の大人、子供、ペットなどを近づけないでください。16歳未満の子供には、絶対にこの機械を操作させないでください。ただし各州が発行する自動車運転免許証を取得している子供は例外とします。
整備や給油などを行う前には、必ず車両を停止させ、スイッチを切り、キーを抜き取ってください。
間違った使い方や整備不良は負傷などの人身事故につながります。事故を防止するため、以下に示す安全上の注意や安全注意標識 のついている遵守事項は必ずお守りください 「注意」、「警告」、および「危険」 の記号は、人身の安全に関わる注意事項を示しています。これらの注意を怠ると死亡事故などの重大な人身事故が発生する恐れがあります。
以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 |
標準(2人乗り)モデル用
クルー(4人乗り)モデル用
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
この作業に必要なパーツ
ハンドル | 1 |
カバー | 1 |
ハンドルのハブにカバーがついている場合には取り外す。
ステアリングシャフトからロックナット(½")を外す。
前輪正しくセンタリングされていることを確認する。
ハンドルをステアリング シャフトにはめ込む。
先ほど外したロックナット(½")を使ってハンドルを固定し、24-30 N·m(2.5-3.0 kg.m=18-22 ft-lb)にトルク締めする。
ハンドルにカバーを取り付ける。
バッテリーケーブルの接続手順が不適切であるとケーブルがショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
ケーブルを取り外す時は、必ずマイナス(黒)ケーブルから取り外し、次にプラス(赤)ケーブルを外す。
ケーブルを取り付ける時は、必ずプラス(赤)ケーブルから取り付け、それからマイナス(黒)ケーブルを取り付ける。
トランスミッションレバーを P (駐車) 位置にシフトする。
キースイッチを ON 位置にする。
表示ボタンを 3-10 秒間長押しすると、速度計の表示が「マイル毎時」と「km/h」の間で切り替わる。
初めてエンジンを始動する前にエンジンオイルの量を点検する;エンジンオイルの量を点検するを参照。
初めてエンジンを作動させる前に、トランスアクスルオイルの量を点検する;トランスアクスルオイルの量を点検する を参照。
初めてエンジンを始動する前に前デファレンシャルオイルの量を点検する;フロントデファレンシャルのオイルの量の点検を参照。
初めてエンジンを作動させる前に、エンジン冷却液の量を点検する;冷却液の量を点検する。 を参照。
初めてエンジンを作動させる前に、ブレーキオイルの量を点検する;ブレーキオイル量の点検 を参照。
タイヤ空気圧を点検する; タイヤ空気圧を点検するを参照。
この作業に必要なパーツ
左前側 ROPS アセンブリ | 1 |
右前側 ROPS アセンブリ | 1 |
左後側 ROPS アセンブリ | 1 |
右後側 ROPS アセンブリ | 1 |
前クロスリンク | 1 |
後クロスリンク | 1 |
シートパネル | 1 |
肩押さえ | 2 |
六角ヘッドボルト(3/8 x 1-1/4") | 8 |
キャリッジボルト(5/16 x ¾") | 12 |
六角ワッシャヘッドボルト(5/16 x ¾") | 4 |
六角ワッシャヘッドボルト(1/4 x ¾") | 10 |
六角ワッシャヘッドボルト(1/4 x 1") | 2 |
ボタンヘッドボルト(5/16 x 1-1/2") | 2 |
フランジヘッドボルト(3/8 x 2-1/4") | 2 |
ロックナット(5/16") | 14 |
ロックナット(⅜") | 10 |
ロックナット(¼") | 2 |
ロックナット(7/16") | 2 |
荷台を上げる(図 7)。
フードを上げる(図 8)。
左右のシートベースパネルから、六角ワッシャヘッドボルト(1/4 x 3/4") と T30 torx ヘッドファスナを取り外す(図 9)。
左側シートベースパネルにある燃料タンクキャップを外す(図 10)。
Note: テザーの端まで届くまで、キャップを引き出さないでください。
左右の後フォレームチューブについているロックナット(3/8")とラッチピンを外す(図 11)。
右後 ROPS アセンブリを右後フレームチューブに仮止めする;フランジヘッドボルト(3/8 x 2-1/4")1 本とロックナット(3/8")1 個で図 12のように取り付ける。
右後 ROPS アセンブリについても、ステップ5から7の作業を行う。
右前 ROPS アセンブリを右側 ROPS 取り付けブラケットに仮止めする;六角ヘッドボルト(3/8 x 1-1/4")2 本とロックナット(3/8")2 個で図 13のように取り付ける。
右前 ROPS アセンブリを右後 ROPS アセンブリに仮止めする;六角ヘッドボルト(3/8 x 1-1/4")2 本とロックナット(3/8")2 個で図 14のように取り付ける。
右前 ROPS アセンブリをダッシュパネル仮止めする;六角ワッシャボルト(1/4 x 1")1 本とロックナット(1/4")1 個で図 15のように取り付ける。
左前 ROPS アセンブリについても、ステップ10から13の作業を行う。
左側フレームチューブに、アクチュエータマウントを取り付ける;キャリッジボルト(5/16 x 1")4 本とロックナット(5/16")4 個で図 16のように取り付ける。
後 ROPS アセンブリに、後クロスリンクを取り付ける;キャリッジボルト(5/16 x 3/4")4 本とロックナット(5/16")4 個で図 17のように取り付ける。
クロスリンクは図 17のように取り付けること。
後 ROPS アセンブリに、シートパネルを取り付ける;キャリッジボルト(5/16 x 3/4")4 本とロックナット(5/16")4 個で図 18のように取り付ける。
後フレームクロスリンクチャネルに、シートプレートを取り付ける;六角ワッシャヘッドボルト(1/4 x 3/4")4 本を使用して図 19のように取り付ける。
各ボルト・ナットは図 20の値にトルク締めする。
後 ROPS アセンブリに、肩押さえ 2 個を取り付ける;タッピングねじ(5/16 x -1/4")4 本、ボタンヘッドボルト(5/16 x 1-1/2")2本、ロックナット(5/16")2 個で図 21のように取り付ける。
図 21のように、ロックナット(5/16")を 22.6 N·m(2.3 kg.m = 200 in-lb)にトルク締めする。
以下の手順で右側シートベルトを取り付ける:
シートパネルに、シートバック(2 個)を取り付ける;六角ワッシャヘッドボルト(1/4 x ¾")6 本を使用して図 23のように取り付ける。
図 24のように、六角ワッシャ―ヘッドボルト(1/4 x 3/4")6 本を 5.4 N∙m (0.55 kg.m = 48 in-lb)にトルク締めする。
先ほど外したロックナット(3/8")とラッチピンを、左右の後フォレームチューブに取り付ける(図 25)。
荷台ラッチ用の整列調整ナットを使って、荷台のラッチがすき間なくぴったりと掛かるように調整する(図 26)。
図 27のように、ロックナット(3/8")を 40.7 N·m(4.15 kg.m = 360 in-lb)にトルク締めする。
図 28のように、左右のシートベースパネルを固定する;先ほど外した六角ワッシャボルト(1/4 x ¾")を使用する。
左側シートベースパネルに燃料タンクキャップを取り付ける(図 29)。
この作業に必要なパーツ
左前側 ROPS アセンブリ | 1 |
右前側 ROPS アセンブリ | 1 |
左後側 ROPS アセンブリ | 1 |
右後側 ROPS アセンブリ | 1 |
左側中間 ROPS アセンブリ | 1 |
右側中間 ROPS アセンブリ | 1 |
ROPS コネクタアセンブリ | 2 |
後座席手すりアセンブリ | 1 |
前クロスリンク | 1 |
中間クロスリンク | 1 |
後クロスリンク | 1 |
シートパネル | 2 |
肩押さえ | 4 |
六角ヘッドボルト(⅜ x 1¼") | 20 |
キャリッジボルト(5/16 x ¾") | 16 |
六角ワッシャヘッドボルト(5/16 x ¾") | 8 |
六角ワッシャヘッドボルト(1/4 x ¾") | 24 |
六角ワッシャヘッドボルト(1/4 x 1") | 2 |
ボタンヘッドボルト(5/16 x 1-1/2") | 4 |
フランジヘッドボルト(3/8 x 2-1/4") | 2 |
フランジヘッドボルト(3/8 x 1") | 4 |
ロックナット(5/16") | 20 |
ロックナット(⅜") | 26 |
ロックナット(¼") | 2 |
ロックナット(7/16") | 4 |
クリップ(1/4") | 4 |
荷台を上げる(図 30)。
フードを上げる(図 31)。
左側 2 枚、右側 2 枚のシートベースパネルから、六角ワッシャヘッドボルト(1/4 x 3/4") と T30 torx ヘッドファスナを取り外す(図 32)。
左後シートベースパネルにある燃料タンクキャップを外す(図 33)。
Note: テザーの端まで届くまで、キャップを引き出さないでください。
フットウェル(足置き)を固定している六角ワッシャヘッドボルト(5/16 x 1")4 本を外して、フットウェルを外す(図 34)。
左右の後フォレームチューブについているロックナット(3/8")とラッチピンを外す(図 35)。
右後 ROPS アセンブリを右後フレームチューブに仮止めする;フランジヘッドボルト(3/8 x 2-1/4")1 本とロックナット(3/8")1 個で図 36のように取り付ける。
左側でもステップ8の作業を行う。
右前 ROPS コネクタアセンブリを右後 ROPS アセンブリに仮止めする;六角ヘッドボルト(3/8 x 1-1/4")2 本とロックナット(3/8")2 個で図 37のように取り付ける。
左側でもステップ11の作業を行う。
右前 ROPS アセンブリを右側 ROPS 取り付けブラケットに仮止めする;六角ヘッドボルト(3/8 x 1-1/4")2 本とロックナット(3/8")2 個で図 38のように取り付ける。
右前 ROPS アセンブリをダッシュパネル仮止めする;六角ワッシャボルト(1/4 x 1")1 本とロックナット(1/4")1 個で図 39のように取り付ける。
右側中間 ROPS アセンブリの上部を右前と右後の ROPS アセンブリに仮止めする;六角ヘッドボルト(3/8 x 1-1/4")4 本とロックナット(3/8")4 個で図 40のように取り付ける。
右側中間 ROPS アセンブリの下部をシートベースアセンブリに仮止めする;フランジヘッドボルト(3/8 x 1")2 本とロックナット(3/8")2 個で図 41のように取り付ける。
左側でも、上記手順14-20を行う。
左側フレームチューブに、アクチュエータマウントを取り付ける;キャリッジボルト(5/16 x 1")4 本とロックナット(5/16")4 個で図 42のように取り付ける。
中間 ROPS アセンブリに、中間クロスリンクを取り付ける;六角ヘッドボルト(3/8 x 1-1/4")4 本とロックナット(3/8")4 個で図 43のように取り付ける。
後 ROPS アセンブリに、後クロスリンクを取り付ける;キャリッジボルト(5/16 x 3/4")4 本とロックナット(5/16")4 個で図 44のように取り付ける。
クロスリンクは図 44のように取り付けること。
後 ROPS アセンブリに、シートパネルを仮止めする;キャリッジボルト(5/16 x 3/4")4 本とロックナット(5/16")4 個で図 45のように取り付ける。
後フレームクロスリンクチャネルに、シートプレートを取り付ける;六角ワッシャヘッドボルト(1/4 x 3/4")4 本を使用して図 46のように取り付ける。
六角ワッシャヘッドボルト(1/4 x 3/4")4 本を 11.3 N∙m (1.15 kg.m = 100 in-lb)にトルク締めする。
中間 ROPS アセンブリに、シートパネルの中間部を仮止めする;キャリッジボルト(5/16 x 3/2")2 本とロックナット(5/16")4 個で図 47のように取り付ける。
中間シートパネルに後部座席レールアセンブリを仮止めする;キャリッジボルト(5/16 x 3/4")2本とロックナット(5/16")2 個を使用して図 48のように取り付ける。
中間シートパネルにクリップ(1/4")4 個を取り付ける(図 49)。
フットウェルに中間シートプレートとクリップ(1/4")4 個を取り付ける;六角ワッシャヘッドボルト(1/4 x 3/4")4 本を使用して図 50のように取り付ける。
六角ワッシャヘッドボルト(1/4 x 3/4")4 本を 11.3 N∙m (1.15 kg.m = 100 in-lb)にトルク締めする。
フットウェルの下部を固定する;先ほど外した六角ワッシャヘッドボルト(5/16 x 1")4 本を使用して図 51のように取り付ける。
各ボルト・ナットは図 52の値にトルク締めする。
後 ROPS アセンブリと中間 ROPS アセンブリに、肩押さえ 4 個を取り付ける;タッピングねじ(5/16 x -1/8")8 本、ボタンヘッドボルト(5/16 x 1-1/4")4本、ロックナット(5/16")4 個で図 53のように取り付ける。
図 53のように、ロックナット(5/16")を 22.6 N·m(2.3 kg.m = 200 in-lb)にトルク締めする。
以下の手順で右側シートベルトを取り付ける:
シートパネルに、シートバック(4 個)を取り付ける;六角ワッシャヘッドボルト(1/4 x ¾")12 本を使用して図 55のように取り付ける。
六角ワッシャヘッドボルト(1/12 x 3/4")4 本を 5.4 N∙m (1.15 kg.m = 48 in-lb)にトルク締めする。
先ほど外したロックナット(3/8")とラッチピンを、左右の後フォレームチューブに取り付ける(図 56)。
荷台ラッチ用の整列調整ナットを使って、荷台のラッチがすき間なくぴったりと掛かるように調整する(図 57)。
図 58のように、ロックナット(3/8")を 40.7 N·m(4.15 kg.m = 360 in-lb)にトルク締めする。
図 59のように、左側 2 枚、右側 2 枚のシートベースパネルを固定する;先ほど外した六角ワッシャボルト(1/4 x ¾")を使用する。
後シートベースパネルに燃料タンクキャップを取り付ける(図 60)。
ブレーキの性能を最大限に発揮させるために、実際の使用前にブレーキの「慣らし掛け」をする。
フルスピードで走行してブレーキを掛け、タイヤをロックさせないで急停車する。
これを10回繰り返す。ブレーキがオーバーヒートしないように停止と停止の間に1分間の間隔を空ける。
実際にエンジンを始動して作業を始める前に、各部分の操作方法をよく知っておいてください。
キースイッチ(図 61)はエンジンの始動と停止を行うスイッチです。キーを OFF 位置に回せばエンジンは停止します。
キースイッチには3つの位置があります:OFF、RUN、STARTです。キーを右に回して START 位置にすると、スタータモータが作動します。エンジンが始動したら、すぐにキーから手を離してください。キーは自動的にON位置に動きます。
スイッチ(図 61)を上へ押すとヘッドライトが点灯し、下に押すと消灯します。
方向指示器スイッチ(図 61)は、左側を押すと左折シグナルが点灯し、右側を押すと右折シグナルが点灯します。
Note: スイッチの中間位置は OFF 位置です。
スイッチ(図 61)を上へ押すとハザードランプが点灯し、下に押すと消灯します。
クルーズコントロールスイッチ(図 61)は希望のクルーズ速度を設定するスイッチです;クルーズコントロールを使用する場合を参照。
デファレンシャルロックスイッチ(図 61)、前や後のデファレンシャルの入切れを行うスイッチです;4 輪駆動・デファレンシャルロックを使うを参照。
2 輪駆動・4輪駆動スイッチ(図 61)は、2 輪駆動と4輪駆動の切り替えを行うスイッチです;4 輪駆動・デファレンシャルロックを使うを参照。
スイッチ(図 61)を押すと警笛が鳴ります。
USB 電源(図 61)は、モバイル機器などの電源としてご利用ください。
ギアセレクタ(図 61)は、トランスミッションを (駐車)、 (後退)、 (ニュートラル)、 (高速前進)、 (低速前進) を切り替えます。
Important: ギアの切り替え(後退、高速、低速)は、車両を完全に停止させて行なってください。これを怠るとトランスミッションを破損する恐れがあります。
方向指示器スイッチを右または左に押すと、対応するランプが点滅します(図 62)。
クルーズコントロールが設定されていると、このインジケータが点灯します(図 62)。
車両の最高速度が制限されている場合に点灯します。以下の場合は速度が制限されています:
クルーズコントロールが ON。
不具合コードが表示されている。
シートベルトを着用していない。
グロープラグインジケータランプ(図 62)は、キースイッチを ON 位置に回したときにグロープラグが ON になると点灯します。
グロープラグランプは点灯後、5-10 秒間で消灯し、エンジンの始動が可能になります。
ヘッドライトインジケータはヘッドライトが ON の時に転倒します。
オペレータがシートベルトを着用していない場合に点灯します。
Note: シートベルトを締めていないと速度制限がかかります。
不具合が発生した場合には、このインジケータが点灯して不具合コードが表示されます。
Important: 不具合コードが表示されたままで運転しないでください。重大な損傷が起きる恐れがあります。代理店に連絡してください。
アワーメータは、左側コントロールパネルにあって本機の稼働時間を積算表示します。このメータ(図 62)は始動スイッチを ON 位置にすると始動します。
Note: オドメータの読みを表示したい場合は、代理店に連絡してください。。
エンジンの回転中にエンジンオイルの圧力が危険域まで下がるとオイル圧警告灯(図 62)が点灯します。
Important: このランプが点滅や点灯を続ける場合は、エンジンを止めてエンジンオイルの量を点検してください。オイルが減っていて、補給したのに、エンジン再始動時にランプが消えない場合は、ただちにエンジンを止めて Toro の正規代理店にご連絡ください。援助のために。
以下の要領で警告ランプ類の作動を確認してください:
マシンが P(駐車)位置にあることを確認する。
キーをON/PREHEAT位置に回すが、エンジンは始動させない。
Note: オイル圧警告灯が点灯する。点灯しない場合、表示装置に問題があるか、信号に問題がある。
Note: エンジンを始動直後は、数秒間待たないとランプが点灯しない場合がある。
冷却水温度計は、キースイッチがON位置にある時のみ作動し、冷却液の温度を示します(図 62)。
オーバーヒートした場合には、8 つの冷却水バー全部が点滅して不具合コードが表示されます。
充電インジケータは、バッテリーが放電しているときに点灯します。走行中にこのランプが点灯した場合には、車両を停止させ、エンジンを止めて原因を調べてください; オルタネータベルトが切れているなどの場合があります(図 62)。
Important: オルタネータベルトがゆるんでいたり、切れていたりした場合には、必ず調整や修理を行なってから車両を使用するようにしてください。この注意を守らないと、エンジンを破損させる場合があります。
以下の要領で警告ランプ類の作動を確認してください:
トランスミッションレバーを P (駐車) 位置にシフトする。
キーをON/PREHEAT位置に回すが、エンジンは始動させない。冷却水温度、充電警告、エンジンオイル圧の警告灯がそれぞれ点灯する。点灯しないランプがあった場合には、監視システムに異常が発生しているので修理が必要です。
燃料計は、燃料タンクに残っている燃料の量を表示します。キースイッチがON位置の時にのみ作動します(図 62)。
燃料が残り少なくなるとバーが 1 本だけ点灯し、残量がほとんどなくなると点滅に変わります。
タコメータは、エンジンの回転数を表示します(図 62)。
速度計は車両の走行速度を表示します(図 62)。
このボタン(図 62)を 0-3 秒間長押しすると、タコメータと速度計の位置が入れ替わります。
このボタン(図 62)を 3-10 秒間長押しすると、速度計の表示単位系が「マイル毎時」と「キロメートル毎時」の間で切り替わります。
このボタンを 10 秒間異常長押しすると、対地速度ガバナの調整ができるようになります;対地速度ガバナの調整を参照。
このランプは、エンジンに不具合が発生していることを示します; を参照。
アクセルペダル(図 64)は、走行中に車両の走行速度を調整するペダルです。ペダルを踏み込むとエンジン速度が上がって走行速度が上がります。ペダルの踏み込みを浅くするとエンジン速度が下がって走行速度が下がります。
ブレーキペダル(図 64)は、車両を減速させたり停止させるのに使用します。
ブレーキが摩耗したり正しくエア抜きされていなかったりすると人身事故を起こす危険がある。
ブレーキペダルを一杯に踏み込んだ時にペダルと運転台の床との距離が 25 mm 以下となる場合は、エア抜きや修理が必要である。
Note: 仕様および設計は予告なく変更される場合があります。
全幅: | 154 cm |
全長 | モデル 08102: 314 cm |
モデル 08102TC: 314 cm | |
モデル 08103: 405 cm | |
基本重量(乾燥重量) | モデル 08102: 884 kg |
モデル 08102TC: 884 kg | |
モデル 08103: 994 kg | |
最大車両重量(GVW)(平坦地で基本重量を含めた値) | 1,814 kg |
最大積載量(平坦路面の場合の総積載重量) | モデル 08102: 567 kg |
モデル 08102TC: 567 kg | |
モデル 08103: 454 kg | |
牽引能力 | トング重量:91 kg |
トレーラ最大重量:907 kg | |
地上高 | 23 cm(車両後部:乗員や荷物を乗せない) |
ホイールベース | モデル 08102: 203 cm |
モデル 08102TC: 203 cm | |
モデル 08103: 295 cm | |
高さ | 201 cm(ROPS最上部まで) |
荷台長さ | 内側:113 cm |
外側:127 cm | |
荷台幅 | 内側:142 cm |
外側:151 cm | |
荷台内側の高さ | 28 cm |
エンジン速度 | ローアイドル: 1,200~1,300 rpm |
ハイアイドル: 3,790~3,890 rpm |
トロが認定した各種のアタッチメントやアクセサリがそろっており、機体の機能をさらに広げることができます。詳細は弊社の正規サービスディーラ、または代理店へお問い合わせください;弊社のウェブサイト www.Toro.com でもすべての認定アタッチメントとアクセサリをご覧になることができます。
いつも最高の性能と安全性を維持するために、必ずToroの純正部品をご使用ください。他社の部品やアクセサリを御使用になると危険な場合があり、製品保証を受けられなくなる場合がありますのでおやめください。
この車両は玩具ではありません。16歳未満の子供(ただし正規の運転免許を取得している者は例外とする)、講習を受けていない大人、安全運転に必要な身体的能力を持たない人などには、絶対に運転させないでください。地域によっては機械のオペレータに年齢制限を設けていることがありますのでご注意ください。オーナーは、オペレータ全員にトレーニングを受講させる責任があります。
各部の操作方法や本機の正しい使用方法、警告表示などに十分慣れ、安全に運転できるようになりましょう。
マシンを停止させ、キーを抜き取り、各部の動作が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。調整、整備、清掃、格納などは、車両が十分に冷えてから行ってください。
車両の緊急停止方法に慣れておきましょう。
車両に備え付けてある手すりの数(運転者と助手の2人)以外の人を乗せないでください。小さな子供を膝の上に乗せないでください。
車両に乗る人全員が、このオペレーターズマニュアルに明記されている注意事項や警告内容を理解し、守るようにしてください。
安全装置やステッカー類が所定の場所あることを確認してください。機能しない安全装置はすべて交換、読めないステッカーはすべて貼り替えてください。これらが正しく機能しない時には機械を使用しないでください。
燃料の取り扱いに際しては安全に特にご注意ください。燃料は引火性が高く、気化すると爆発する可能性があります。
燃料取り扱い前に、引火の原因になり得るタバコ、パイプなど、すべての火気を始末してください。
燃料の保管は必ず認可された容器で行ってください。
エンジン回転中などエンジンが高温の時には、燃料タンクのふたを開けたり給油したりしないでください。
締め切った場所では燃料の補給や抜き取りをしないでください。
ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容器を保管・格納しないでください。
燃料がこぼれたら、エンジンを始動せずにマシンを別の場所に動かし、気化した燃料ガスが十分に拡散するまで引火の原因となるものを近づけないでください。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
|
毎日の運転前に、に記載されている「使用ごと/毎日の点検整備」を行ってください。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
|
タイヤ空気圧が低いと法面横断時の安定性が低下し、転倒など死亡事故を含む重大な人身事故を起こしやすくなる。
タイヤ空気圧を規定値より下げてはならない。
前タイヤの規定空気圧:165 kPa(1.68 kg/cm2 = 24 psi)
後タイヤの規定空気圧(積載重量が 227 kg 以下):165 kPa(1.68 kg/cm2 = 24 psi)
後タイヤの規定空気圧(積載重量が 227 kg 超):227 kPa(2.1 kg/cm2 = 30 psi)
Important: タイヤ空気圧はひんぱんに点検して適正に保ってください。空気圧が適正でないと、タイヤの摩耗が通常より早くなって四輪駆動できなくなる場合があります。
図 65は空気圧不足で生じる磨耗の例。
図 66は空気圧過多で生じる磨耗の例。
セタン価 40 以上の、新しいきれいなディーゼル燃料を使用してください。燃料の劣化を防止するため、30日間程度で使いきれる量を購入するようにしてください。
気温が -7°C 以上では夏用燃料(2号軽油)を使用しますが、気温が -7°C 以下の季節には冬用燃料(1号軽油または1号と2号の混合)を使用してください。低温下で冬用ディーゼル燃料を使うと、発火点や流動点が下がってエンジンが始動しやすくなるばかりでなく、燃料の成分分離(ワックス状物質の沈殿)によるフィルタの目詰まりを防止できるなどの利点があります。
気温が -7°C 以上の季節には夏用燃料を使用する方が、燃料ポンプの寿命を延ばします。
Important: 絶対に、灯油やガソリンをディーゼル燃料の代わりに使わないでください。この注意を守らないとエンジンが破損します。
燃料タンク容量:32 L
燃料タンクのキャップの周囲をきれいに拭く。
燃料タンクのキャップを取る。
タンクの天井(給油口の根元)から約 25 mm下まで燃料を入れ、キャップをはめる。
Note: 燃料を入れすぎないでください。
燃料タンクのキャップをしっかりとはめる。
こぼれた燃料はふき取ってください。
最初の 50 運転時間は、新しい車両の性能がフルに発揮され永くお使いいだけるよう、以下のガイドラインを守ってください。
エンジンが冷えている時には、始動後 15 秒間程度のウォームアップを行う。
Note: 寒い日に運転する場合には十分にエンジンをウォームアップする。
使用後は、エンジンを停止する前に、エンジンの温度が下がるまで 15 分間程度待つ。
ブレーキの慣らし掛けができていることを確認する;ブレーキの慣らし掛けを行うを参照。
慣らし運転期間中は、通常より頻繁にオイル類の量を点検する。
急加速をさけつつ、意識的に速度を変えながら走行する。
エンジンオイルの初期交換は不要。初期オイルには通常のエンジンオイルを使用している。
オーナーやオペレータは自分自身や他の安全に責任があり、オペレータやユーザーの注意によって物損事故や人身事故を防止することができます。
座席以外の場所に人を乗せないでください。荷台に人を乗せないでください。作業場所に、無用の大人、子供、ペットなどを近づけないでください。
作業にふさわしい服装をし、安全めがね、長ズボン、頑丈で滑りにくい安全な靴、および聴覚保護具を着用してください。長い髪は束ねてください。ゆるい装飾品やだぶついた服は身に着けないでください。
アップダウンの多い場所やラフを走行するときは、認定されたヘルメットを着用する。
この機械を運転する時は常に十分な注意を払ってください。運転中は運転操作に集中してください;注意散漫は事故の大きな原因となります。
疲れている時、病気の時、アルコールや薬物を摂取した時は運転しないでください。
屋外または換気のよい場所以外では本機を運転しないこと。
アタッチメントに過負荷を掛けないでください。また、車両総重量(GVW)の範囲内で使用してください。
重い荷を搬送している時は、ブレーキと旋回に十分注意してください。
また、荷台からはみ出すように積載した場合も、車両の安定性が損なわれます。定格重量以上に積載しないでください。
車両に固定するのが難しいものを搭載している時はハンドリング、ブレーキング、車両の安定性に影響が出ます。車体に固定できない資材を搬送している時は、ハンドル操作とブレーキ操作に注意してください。
不整地、ラフ、凹凸のある場所、縁石の近く、穴の近くなど路面が一定でない場所では必ず減速してください。また、そのような場所を走行する場合には、積荷を減らしてください。車体が揺れると重心が移動し、運転が不安定になります。
車両を始動する前に、トランスミッションがニュートラルであること、駐車ブレーキが掛かっていることを確認し、運転席に着席してください。
運転中は必ず全員が着席してください。可能な限り両手でハンドルを握り、助手席の人は必ず手すりを握ってください。また、手足を車外に出さないようししてください。
運転は良好な視界のもとで行ってください。隠れた穴、わだち、盛り上がり、石などの見えない障害に警戒を怠らないでください。不整地では機体が転倒する可能性があります。深い芝生に隠れて障害物が見えないことがあります。見通しの悪い曲がり角や、茂み、立ち木などの障害物の近くでは安全に十分注意してください。
段差や溝、大きく盛り上がった場所の近くなどで運転しないでください。万一車輪が段差や溝に落ちたり、地面が崩れたりすると、機体が瞬時に転倒し、非常に危険です。
頭上の危険物に注意し、低く垂れ下がった木の枝、門、歩道橋などの下を通り抜けるときは安全を必ず確認してください。
バックするときには、足元と後方の安全に十分な注意を払ってください。
この車両は、公道を走行するためのものではありません。公道走行は危険を招く恐れ、法律違反となる恐れががあります。
この車両で公道上を走行する場合には、各地域の法令などに従い、また、ヘッドライド、方向指示器、低速走行車両表示など、定められたアクセサリを必ず装備してください。
万一、機体に異常な振動を感じたら、直ちに運転を中止し、車両のスイッチを切り、本機の全ての動作が停止するのを待ち、それから点検にかかってください。破損部は必ず修理・交換してから運転するようにしてください。
路面がぬれているときは、車両の停止距離が長くなります。ブレーキが濡れて利かなくなった、平らな場所で、ブレーキペダルを軽く踏み込んだまましばらく低速で運転しましょう。
舗装道路を走行する場合、たとえば 2 輪駆動車と 4 輪駆動車のように異なるモデルの車両では、ハンドリング感覚が異なる場合があります。
車両後部が軽いとブレーキを掛けたときに後輪がロックしやすくなり、ロックすると車両を制御できなくなって危険です。
高速で走行中に運転を誤ったり急旋回をしたりすると、車両を転倒させてしまう危険があります。
エンジン回転中や停止直後は、エンジン本体、トランスミッション、マフラー、排気マニホルドなどに触れると火傷の危険がありますから手を触れないでください。
エンジンの掛かっているマシンからは離れないでください。
運転位置を離れる前に:
平らな場所に駐車する。
トランスミッションレバーを P (駐車) 位置にシフトする。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
全ての動きが停止するのを待つ。
落雷の危険がある時には運転しないでください。
弊社(Toro® カンパニー)が認めた以外のアクセサリやアタッチメントを使用しないでください。
ROPS(横転保護バー)はマシンと一体で使用する重要な安全装置です。POPSは機体から外さないでください。
事故が発生した場合のけがや危険を最小限に抑えるために、オペレータを含む乗員全員が必ずシートベルトを着用し、緊急時にシートベルトを迅速に外せるよう練習しておいてください。
頭上の障害物に注意し、これらに衝突しないように注意してください。
ROPS自体に損傷がないか、また、取り付け金具がゆるんでいないか、定期的に十分に点検を行い、万一の際に確実に役立つようにしておいてください。
ROPS が破損した場合は新しいものに交換してください。修理したり改造しての使用はしないでください。
車両総重量(GVW)の範囲内で使用してください。運転者、助手席の同乗者、荷台の積載物、すべて含めた値が GVW 以内であることが必要です。
座席以外の場所に人を乗せないでください。荷台に人を乗せないでください。
運転中は必ず全員が着席し、シートベルトを着用してください。
車両が長くなっている分だけ旋回半径が大きくなり、広い場所が必要となりますので注意が必要です。
斜面はスリップや転倒などを起こしやすく、これらは重大な人身事故につながります。
各斜面の実地調査を行い、乗り入れて良い斜面、乗り入れてはいけない斜面を決めておくようにしましょう。この調査においては、常識を十分に働かせてください。
斜面での作業に自信が持てない時は、作業を行わないでください。
斜面では動作も運転操作もゆっくりと行うことが原則です。走行速度や走行方向を突然変えないでください。
ぬれた場所での運転は避けてください。走行できなくなる可能性があります。タイヤが走行力を維持していても転倒する場合があります。
斜面ではまっすぐに上るか下るかしてください。。
坂を登りきれないと感じた時は、ゆっくりとブレーキを踏み、バックで、まっすぐに ゆっくりと下がってください。
斜面を登りながらや下りながらの旋回は危険です。斜面で旋回しなければいけないときは、十分に減速し、慎重に操作してください。
車両重量が大きいときは斜面での安定が悪くなります。斜面で運転する時や重心の高いものを積んで走る時には重量をなるべく軽くし、速度を落として運転してください。荷台に資材を積む場合には、荷崩れを起こさないようにしっかりと固定してください。荷崩れしやすいもの(液体、石、砂など)は十分に注意してください。
斜面での発進・停止・旋回は避けてください。特に荷を積んでいる場合はこの注意を守ってください。平地に比べ、下り坂では長い停止距離が必要になります。斜面で停止しなければならない場合には、転倒の危険を避けるために急停止や急な速度変更をしないでください。バックで斜面を下っているときに急ブレーキを掛けないでください。後方に転倒する危険があります。
荷台に荷物を積んで運転するときや、トレーラなどの牽引を行う場合、またこれらを同時に行う場合には、定格総積載重量(GWV)を守ってください。
また、荷物は荷台に均等に積んで、車両の安定性を確保してください。
ダンプする時には、後方に人がいないことを確認してください。
斜面を横切るように駐車した状態では、ダンプ操作をしないでください。重心の急変により車両が転倒する危険があります。
上昇させた荷台が万一落下すると、荷台の下にいる人に非常に危険である。
荷台の下で作業するときは荷台を空にしておく。
荷台の下で作業する時は、必ず荷台を完全に上昇させた状態で確実に支えておく。
荷台を上昇させたままで走行すると転倒の危険が増大する。また、荷台を上昇させたままで走行すると荷台が破損させる可能性もある。
運転する時は必ず荷台を下げておく。
ダンプ操作を終えたら必ず荷台を下げるようにする。
荷台の後部に積荷が集中していると、レバーを解放した際に荷台が急に開いて周囲の人間がけがをする恐れがある。
積荷はできる限り荷台の中央に載せる。
レバーを解放する際には、荷台を手でしっかりと押さえ、荷台に寄りかかっている人間や荷台のすぐ後ろに人がいないことを確認する。
整備のために荷台を上昇させる際には、荷台から積荷をすべて降ろす。
レバーを引くと荷台が上昇します(図 67)。
荷台は相当の重さになる。万一手などを挟まれると大けがをする。
荷台を降ろすときには、荷台に手やその他の部分を近づけないよう十分注意すること。
ラッチが確実にかかるまで荷台をゆっくり降ろす。
テールゲートを開いて砂、砂利、木材チップなどの資材を降ろした後は、テールゲートの蝶番部分にこれらの資材が残っている場合があります。テールゲートを閉める前に、以下を行う。
Important: エンジンの押しがけや引きがけをしないでください。駆動系統を破損するおそれがあります。
運転席に座り、マシンが P(駐車)位置にあることを確認する。
キースイッチを ON 位置にする。
Note: グロープラグインジケータランプが消灯(5-10秒後)したら、エンジンの始動が可能となります。
アクセルペダルから足を離し、ブレーキペダルをゆっくり踏み込む。
キースイッチを START 位置にする。
ブレーキペダルを踏み込んでいないとエンジンは始動しません。
Note: エンジンが始動したらすぐにキーから手を放す。キーは RUN 位置に戻る。
Note: スタータモータのオーバーヒートを防止するため、スタータは10秒間以上連続で回転させないでください。10秒間回してもエンジンが掛からない場合は、キーをOFF位置に戻し、コントロール類や始動手順を確認して、10秒待ってからもう一度スタータを回してください。
ブレーキペダルを踏み込む。
ギアセレクタを希望のギアにセットする。
ブレーキペダルから足を離して、アクセルペダルをゆっくりと踏み込む。
Important: ギア位置を変更するときには必ず停車してください。
各ギアでの走行速度は以下の表の通りです。
ギア | 最高速度(km/h) | 最高速度(mph) |
---|---|---|
(後退) | 0ー24 | 0ー15 |
(高速前進) | 0ー40 | 0ー25 |
(低速前進) | 0ー24 | 0ー15 |
Note: キースイッチをON 位置にしたままエンジンを始動せずに長時間放置するとバッテリー上がりを起こします。
クルーズコントロールを使用するには、シートベルトを着用し、以下の速度で走行する必要があります:
H(高速前進)ギア:6 km/h 以上
L(低速前進)ギア:3 km/h 以上
ボタン(図 72)を 10 秒以上長押しする。
速度設定が点滅する
ボタンを 1 回押すごとに、走行速度は 1 km/h 増える。
Note: 設定可能な最大速度は 40 km/h に、最低速度は 8 km/h です。
アクセルペダルから足を放し、ブレーキペダルをゆっくり踏み込むと車両は停止します。
エンジンを止める。
トランスミッションレバーを P (駐車) 位置にシフトする。
キーを OFF 位置にして抜き取る。
4 輪駆動・デフロックを不適切に使用すると、車両を制御不能にしたり、ターフや車両を破損させる可能性がある。
4 輪駆動へのシフトは走行速度を 16 km/h 以下で行うこと。
デファレンシャルロックを入れる時は走行速度を 8 km/h 以下で行うこと。
4 輪駆動・デフロックの解除は、走行中でも可能である。アクスルに負荷が掛かっている間は、4 輪駆動デフロックが掛かったままの状態になる場合がある。アクスルに掛かっている負荷がなくなればデフロックは外れる。
4 輪駆動・デフロックは走行性能を高めるのに必要な時以外は使用しないこと。
斜面での転倒事故は重大な人身事故に直結する。
4 輪駆動・デファレンシャルロックを使用すると、牽引力がアップするが、同時に、旋回ができないほど急な斜面などにも登れるようになるなど、潜在的な危険性も大きくなる。4 輪駆動・デファレンシャルロックを使用する時、特に急な斜面では注意を払うこと
4 輪駆動・デファレンシャルロックを使用中に高速で旋回を行って内側の後輪が宙に浮くと車両の制御ができなくなり横滑りを起こすことがある。4 輪駆動・デファレンシャルロックは低速でのみ使用すること。
走行速度が 16 km/h 以下であることを確認し、アクセルペダルから足を離す。
2駆4駆切り替えスイッチ(図 73)を上にセットすると 4 輪駆動に切り替わる。
Note: 4 輪駆動の解除は、走行速度に関わりなくいつでも解除できる。
アクセルペダルから足を離して、2駆4駆切り替えスイッチを下へ押すと4 輪駆動が解除されます(図 73)。
Note: 4 輪駆動が解除されるとディスプレイの4 輪駆動表示が消灯します。
Note: 4 輪駆動の解除は、走行中でも行えます。アクスルに負荷が掛かっている間は 4 輪駆動のままの状態になる場合があります。アクスルに掛かっている負荷がなくなれば 4 輪駆動は解除されます。
アクセルペダルから足を離してデフロックスイッチを下位置にすると、デファレンシャルロックが解除されます(図 73)。
Note: デフロックが解除されるとディスプレイのデフロック表示が消灯します。
Note: デフロックは、走行中でも解除できます。アクスルに負荷が掛かっている間はデフロックが掛かったままの状態になる場合があります。アクスルに掛かっている負荷がなくなればデフロックは外れます。
寒冷地でエンジンを暖めるときや、エンジンを使ってバッテリーを充電するときは、次のようにしてください:
トランスミッションレバーを P (駐車) 位置にシフトする。
ブレーキペダルを踏み込みながら、同時にアクセルペダルを踏み込む。
Note: N(ニュートラル)位置ではスロットル制御はできません。
荷台に資材を積み込みや資材の搬送運転には、以下の注意点を守ってください:
荷台に積むことのできる重量を守ってください。これらについては、仕様に記載してあります。また、車両最大定格総重量は機体の銘板に表示してあります。
Note: 積荷などの定格値は、平地での使用についての数字ですからご注意ください。
傾斜地や不整地で資材の運搬を行う場合には、通常よりも積荷を減らしてください。
また、背の高い資材を運ぶとき(および袋入りの肥料を荷台に積み上げて運ぶときなどのように車両全体の重心が高くなるような積荷を積んでいる場合)にも、積荷を減らしてください。積荷はできるだけ低く積んでください。積荷によって後方の視界がさえぎられないようにしてください。
荷の重心が荷台の中央にくるように荷台は以下のように使用してください:
荷重を荷台の左右にバランスよく配分してください。
Important: どちらかに片寄った積み方をすると転倒事故を起こす危険が高くなります。
荷台の前後方向にも重量をバランスよく配分してください。
Important: 後輪の車軸よりも後ろに荷物を積みすぎると前輪に掛かる荷重が小さくなり、ハンドルの効きが悪くなるだけでなく、最悪の場合後ろのめりに転倒します。
荷台からはみ出るような積み方しかできない場合には、運転に十二分に注意してください。特に、そのような荷物を積んだ結果として車両全体の重心が車両の中心にない場合には非常に慎重な運転が必要です。
可能な限り、積荷はロープで縛るなどして荷台に確実に固定してください。
液剤を搭載して斜面を登り下りする際には十分に注意してください。急加速、急減速、急停止を避け、凹凸の多い場所では特に注意してください。
荷台の容量は 0.45 m3です。荷物の種類によっては荷台に一杯に積むと積載オーバーになりますから注意が必要です。
積荷の種類と重量との関係については以下の表を参照してください:
資材名 | 密度 | 荷台の最大積載量(平坦路面の場合) |
砂利, 乾燥 | 1,522 kg/m3 (43.09 kg/ft3) | 満載 |
砂利, ぬれた状態 | 1,922 kg/m3 (54.43 kg/ft3) | 荷台に¾ |
砂, 乾燥 | 1,442 kg/m3 (40.82 kg/ft3) | 満載 |
砂, ぬれた状態 | 1,922 kg/m3 (54.43 kg/ft3) | 荷台に¾ |
木材 | 721 kg/m3 (20.41 kg/ft3) | 満載 |
バーク | <721 kg/m3 (<45 lb/ft3) | 満載 |
土嚢 | 1,602 kg/m3 (100 lb/ft3) | 荷台に¾(おおよそ) |
運転位置を離れる前に:
平らな場所に駐車する。
トランスミッションレバーを P (駐車) 位置にシフトする。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
全ての動きが停止するのを待つ。
調整、整備、清掃、格納などは、車両が十分に冷えてから行ってください。
ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、本機を保管・格納しないでください。
マシン各部が良好な状態にあり、ボルトナット類が十分にしまっているか常に点検してください。
必要に応じてシートベルトの清掃と整備を行ってください。
摩耗、破損したり読めなくなったステッカーは交換してください。
緊急時には、短距離に限り、マシンを牽引または押して移動することができますが、この方法は緊急用以外には使用しないでください。
牽引時の速度が速すぎると、ハンドル操作ができなくなって人身事故となる危険がある。
牽引速度は時速 8 km/h 以下を厳守すること。
Note: パワーステアリングが効かない場合はハンドル操作は重くなります。
牽引作業は二人で行います。移動距離が長くなる場合は、トラックやトレーラに積んで移送してください。
機体前部にある牽引トングにロープなどの牽引索を取り付ける(図 74)。
走行セレクタをN(ニュートラル)位置にする。
ワークマンでトレーラやアタッチメントを牽引することができます。装着可能なヒッチについては弊社代理店にご相談ください。
トレーラの最大総重量 907 kgまでを牽引することができます。
必ずトレーラ上の積載重量のおよそ 60% をトレーラの車軸の前側に振り分けてください。ワークマンの牽引ヒッチに掛かるトング重量が 91 kg を超えないようにしてください。
ワークマン自体やトレーラ自体が過積載にならないように注意してください。過積載では車両の性能が十分発揮できないばかりか、ブレーキ、車軸、トランスアクスル、モータ、ハンドル機構、サスペンション、ボディー構造、タイヤ等を破損する場合もあります。
Important: 牽引する時は、駆動ベルトを保護するためにL(ローレンジ)で走行してください。
適切な訓練を受けていない人には機械の整備をさせないでください。
運転位置を離れる前に:
平らな場所に駐車する。
トランスミッションレバーを P (駐車) 位置にシフトする。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
全ての動きが停止するのを待つ。
調整、整備、清掃、格納などは、車両が十分に冷えてから行ってください。
機体の下で作業する場合には、必ずジャッキスタンドで機体を確実に支えてください。
また、荷台を上げて作業する場合には、かならず荷台安全サポートで荷台を固定してください。
ねじ類は十分に締めつけ、常に機械全体の安全を心掛けてください。
火災防止のため、車両に、余分なグリス、草や木の葉、ほこりなどが溜まらないようご注意ください。
可能な限り、車両を稼働させながらの整備はしないでください。可動部に近づかないでください。
動作させながら調整を行わなければならない時は、手足や頭や衣服を可動部に近づけないように十分ご注意ください。周囲に人を近づけないこと。
オイルや燃料がこぼれた場合はふき取ってください。
マシン各部が良好な状態にあり、ボルトナット類が適切に締まっているか常に点検してください。擦り切れたり破損したりしたステッカーは貼り替えてください。
安全装置の作動を妨げるようなことや、安全装置による保護を弱めるようなことは絶対にしないでください。
ガバナの設定を変えてエンジンの回転数を上げないでください。Toro正規代理店でタコメータによるエンジン回転数検査を受け、安全性と精度を確認しておきましょう。
大がかりな修理が必要になった時や補助が必要な時は、Toro 正規代理店にご相談ください。
機体の改造を行うと、機械の挙動や性能、耐久性などが変化し、そのために事故が起きる可能性があります。このような使い方をすると Toro® の製品保証が適用されなくなります。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用開始後最初の 50 時間 |
|
使用するごとまたは毎日 |
|
100運転時間ごと |
|
250運転時間ごと |
|
500運転時間ごと |
|
1000運転時間ごと |
|
Note: www.Toro.com から、電気回路図を無料でダウンロードすることができます。弊社ホームページからマニュアルへのリンクをご活用ください。
Important: エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。
適切な保守整備を行わないと車両が故障・破損したり、搭乗者や周囲の人間まで巻き込む人身事故を起こす恐れがある。
マニュアルに記載された作業を行って、マシンをいつも適切な状態に維持することが重要である。
許可を受けた有資格者以外には保守、修理、調整、点検などの作業をさせないでください。
作業場には危険物を置かぬようにし、また、防火機 器を備えること。燃料やバッテリー液、オイルなどの点検に裸火を使用しないこと。
ガソリンや溶剤を使ってパーツ(部品)を洗浄する時には必ず密閉型の洗浄容器を使うこと。
始動スイッチにキーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。
整備を行う前には、エンジンを止め、キーをスイッチから抜き取ること。
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点検項目 | 第週 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
ギアセレクタの動作を点検する。 | |||||||
燃料残量を確認する。 | |||||||
エンジンオイルの量を点検する。 | |||||||
ブレーキオイルの量を点検する。 | |||||||
トランスアクスルオイルの量を点検する。 | |||||||
エアフィルタを点検する。 | |||||||
エンジンの冷却フィンを点検する。 | |||||||
エンジンから異常音がないか点検する。 | |||||||
運転操作時の異常音 | |||||||
タイヤ空気圧を点検する。 | |||||||
オイル漏れがないか点検する。 | |||||||
計器類の動作。 | |||||||
アクセルの作動状態を点検する。 | |||||||
マシンを洗浄する。 | |||||||
塗装傷のタッチアップを行う。 |
Important: 以下のような条件で使用する場合には、保守間隔を通常の半分に短縮し、より頻繁な整備を行ってください:
砂漠、荒れ地での使用
酷寒地(気温10℃以下)での使用
トレーラ作業
非常にほこりの多い条件下での頻繁な使用
建設現場での使用
泥地、砂地、濡れた場所など車体が汚れる場所で長時間の作業を行った後は、以下を行ってください:
使用が終わったらできるだけすぐにブレーキの洗浄と点検を行ってください。 これにより無用な摩耗を防止することができる。
水または水と刺激の少ない洗剤で車体を洗浄する。
Important: 塩分を含んだ水や処理水は機体の洗浄に使用しないでください。
平らな場所に駐車する。
トランスミッションレバーを P (駐車) 位置にシフトする。
荷台を空にして上昇させる。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
車体が十分冷えるのを待って整備作業を開始する。
バッテリー端子から、マイナス(-)ケーブルを外す。
ジャッキに載っている車体は不安定であり、万一外れると下にいる人間に怪我を負わせる危険が大きい。
ジャッキアップした状態でエンジンを始動してはならない;エンジンの振動や車輪の回転によって車体がジャッキから外れる危険がある。
車両から降りる時は必ずスイッチからキーを抜いておく。
ジャッキアップした車両には輪止めを掛ける。
車両前部をジャッキアップする時は必ず 5×10cm 程度の角材等をジャッキとフレームの間にかませる。
車両前部のジャッキアップポイントは、前中央フレームのボトムプレートにあります(図 76)。
車体後部のジャッキアップポイントは後部クレードルブラケットにあります(図 77)。
フードの両側についているゴム製ラッチのハンドルを上げる。
フードを上げる。
フードを静かにもとに戻す。
フードの両側で、ゴム製ラッチとラッチアンカーをそろえてラッチを掛ける (図 78)。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
250運転時間ごと |
|
グリスの種類:No. 2 汎用リチウム系グリス
異物を入れてしまわないよう、グリスフィッティングをウェスできれいに拭く。
フィッティングにグリスガンを接続してグリスを注入する。
はみ出したグリスは表面からきれいにふき取る。
グリスアップ箇所は以下の通りです:
オイル量の点検やオイルの補給を行う時は必ずエンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部が完全に停止したのを確認してから作業に移る。
手足や顔や衣服を回転部やマフラなどの高温部に近づけないよう十分注意すること。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
250運転時間ごと |
|
定期的にエアクリーナとホースアセンブリを点検し、エンジンの保護と寿命の安定をはかってください。エアクリーナ本体にリーク原因となりそうな傷がないか点検してください。ボディーが破損している場合は交換してください。
エアクリーナのラッチを外し、ボディーからカバーを抜き出す(図 84)。
ダストカップ側をひねって開き、内部にあるゴミを捨てる。
エアクリーナのボディーから、フィルタをしずかに引き出す (図 84)。
Note: ボディの側面にフィルタをぶつけないように注意すること。
Note: フィルタは清掃しないでください。
新しいフィルタの外側から照明を当ててフィルタの内側を点検し、傷などがないか確認する。
Note: フィルタに穴があいているとその部分が明るく見えます。破れや油汚れ、ゴムシールの傷がないか点検してください。破損しているフィルタは使用しない。
Note: エンジンを保護するため、必ずエアフィルタを取り付け、カバーをつけて運転してください。
フィルタをゆっくり押し込むようにしてボディチューブに取り付ける(図 84)。
Note: 一次フィルタの外側リムをしっかり押さえて確実に装着してください。
上下方向を間違えないように、エアクリーナカバーを正しく取り付け、ラッチを掛ける(図 84)。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用するごとまたは毎日 |
|
250運転時間ごと |
|
Note: ほこりのひどい場所で使用する場合は、より頻繁なオイル交換が必要です。
Note: 使用済みのオイルやフィルタはリサイクルセンターに持ち込むなど適切な方法で処分してください。。
エンジンにはオイルを入れて出荷していますが、初めての運転の前に必ずエンジンオイルの量を確認してください。毎日、または使用ごとに、必ずオイルの量を点検してください。
オイルの種類: Toro プレミアムエンジンオイル
他のオイルを使用する場合は、低灰分の高品質エンジンオイルを使用してください:
API 規格: CJ-4 またはそれ以上
ACEA 規格: E6
JASO 規格:DH-2
Important: API 規格 CJ-4 以上、ACEA 規格 E6 以上、または JASO 規格 DH-2 以上のオイルを使用しないと DPF が詰まってエンジンを破損します。
クランクケースのオイル量: 2.3 L(フィルタ交換時)
オイルの粘度・等級:SAE 10W-30(全温度帯)
Note: Toro のプレミアム・エンジン・オイルを代理店にてお求めいただくことができます。パーツカタログまたは Toro 代理店でパーツ番号をご確認ください。
平らな場所に駐車する。
トランスミッションレバーを P (駐車) 位置にシフトする。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
荷台を上げる。
図 85に示すように、エンジンオイル量を点検する。
可能であればオイル交換直前にエンジンを運転してください。暖かいオイルの方が流れやすく、より多くの汚れを除去することができます。
平らな場所に駐車する。
トランスミッションレバーを P (駐車) 位置にシフトする。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
荷台を上げる。
エンジンオイルを交換する(図 86)。
図 87に示す手順でエンジンオイルを交換する。
エンジンオイルを入れる;エンジンオイルの仕様を参照。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用開始後最初の 50 時間 |
|
250運転時間ごと |
|
指や定規を使い、約 98 N(10 kgf)の力でベルトを内側に押してたわみの大きさを調べる。
ベルトの 3 ヶ所でたわみを調べる(図 88)。各位置で、たわみが以下の通りになるように調整する:
ポジション 1—9ー13 mm
ポジション 2—7ー10 mm
ポジション 3—10ー14 mm
必要に応じ、以下の手順でベルトの調整を行う:
調整ボルトとナットをゆるめ、レンチを使ってオルタネータを動かしてベルトに適正な張りを与える(図 89)。
調整ボルトとナットを締めつける(図 89)。
ベルトを適切な張りに締め付ける。
べルトとプーリの溝の底部との間に適切なすき間があることを確認する。すき間が全くない場合にはベルトを交換する;(図 90)。
ベルトに割れ、オイルの付着、摩耗などがないか点検する。必要に応じて交換する。
整備間隔 | 整備手順 |
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500運転時間ごと |
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平らな場所に駐車する。
トランスミッションレバーを P (駐車) 位置にシフトする。
エンジンを始動し、ブレーキを解除した状態で、ディスプレイのボタンを 10 秒間長押しする(図 91)。
ディスプレイの km/h または mph 表示が点滅を開始する。
ディスプレイのボタンを押したまま、キースイッチを RUN 位置から START 位置に回し、次に両方から同時に手を離す。
スロットルアクチュエータ角度が増加を開始する(2 秒ごとに 1 度増加)。キャリブレーションが終了すると、新しいオフセットが作成されてディスプレイ上の角度がふたたび 0 になる。
キャリブレーションに掛かる時間はおよそ 30ー60 秒間である。
Note: キャリブレーション中は何にも触ないでください。キャリブレーションが中止されてやり直さなければならなくなります。
Note: キャリブレーション中はエンジン回転数(rpm)は変わりません。キャリブレーションの終了時にのみ、エンジン回転数がわずかに上がる音がします。エンジン回転数が上昇し続けるする場合は、何らかの問題があります;エンジン回転数が TEC コントローラに受信されていない可能性があります。
整備間隔 | 整備手順 |
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500運転時間ごと |
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整備間隔 | 整備手順 |
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500運転時間ごと |
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燃料ライン、フィッティング、クランプなどに、漏れ、劣化、破損、ゆるみなどが出ていないか点検を行ってください。
Note: 燃料系統の部品にこうした症状が見られた場合には、それらの部品を交換してください。
マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続を外してください。バッテリーの接続を外すときにはマイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブルを外してください。接続するときにはプラスを先に接続し、次にマイナスを接続してください。
バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜いておいてください。また、安全な服装を心がけ、工具は確実に絶縁されたものを使ってください。
バッテリーの電圧: 12 V、冷間クランキング電流 300 A @ (-18 °C)。
バッテリーはいつもきれいに、またフル充電状態に保持してください。
端子部に腐食が発生した場合には、重曹水(水4:重曹1)で清掃します。
清掃後は、腐食防止のためにバッテリー端子にワセリンなどを塗布してください。
電解液には硫酸が含まれており、触れると火傷を起こし、飲んだ場合には死亡する可能性がある。
電解液を飲まないこと。また、電解液を皮膚や目や衣服に付けないよう十分注意すること。眼の保護具とゴム製手袋を着用すること。
皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できるよう、必ず十分な量の真水を用意しておくこと。
充電時に発生するガスが発散できるような、風通しのよい場所で充電すること。
バッテリーから発生するガスは爆発性があるので、バッテリーに火花や裸火を近づけてはならない。また、バッテリーの近くで喫煙してはならない。
バッテリーから発生するガスを吸い込むと吐き気を催す場合がある。
バッテリーとバッテリーチャージャとの接続を行う時や接続を切り離す時は、ャージャをコンセントから抜いておく。
バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部分が触れるとショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端子と金属を接触させないように注意する。
バッテリーの端子と金属を接触させない。
バッテリー端子から、マイナス(-)ケーブルを外す(図 93)。
マイナスバッテリーケーブル(ー)をバッテリー端子に接続する(図 96)。
充電中は爆発性のガスが発生する。
バッテリーにタバコの火、火花などの火気を近づけないこと。
絶対にバッテリーの近くで喫煙しないこと。
Important: バッテリーは常時フル充電状態に維持してください(このとき電解液の比重は1.260 になります)。特に氷点下で保管する場合にはこのことを守ってください。
車体からバッテリーを取り外す;バッテリーの取り外しを参照。
充電器に接続し、充電電流を 3-4 A にセットする。3-4 Aで4-8時間充電する。
Note: 充電しすぎないように注意すること。
バッテリーを取り付ける; バッテリーを取り付けるを参照。
格納期間が30日間以上になる場合には、バッテリーを機体から外して満充電してください。充電終了後は、機体に取り付けて保存しても、機体から外したままで保存しても構いません。機体に取り付けて保存する場合は、ケーブルを外しておいてください。温度が高いとバッテリーは早く放電しますので、涼しい場所を選んで保管してください。バッテリーを凍結させないためには、完全充電しておくことが大切です。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 50 時間 |
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100運転時間ごと |
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250運転時間ごと |
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タイヤとリムの劣化・磨耗状態を点検する。
Note: 運転中に縁石にぶつけるなどした場合、リムが破損したり、トーインが狂ったりする可能性がありますから、このような事故の後では必ず点検してください。
ホイールナットを 108-122 N·m(9.7-12.5 kg.m = 80-90 ft-lb)にトルク締めする。
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
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タイヤの空気圧を点検し、前輪の空気圧が適正値に調整されていることを確認する;タイヤ空気圧を点検するを参照。
運転席に人を着席させるか、運転士の平均的な体重と同じ重さのおもりを運転席に載せるかする。運転席に着席した人または運転士代わりのおもりは、以下の調整作業中、ずっと運転席にいる必要がある。
水平な床の上で、車両を 2-3 m まっすぐにバックさせた後、まっすぐ前に押して元の位置に戻す。これにより、サスペンションが通常の作動状態にセットされる。
フロントタイヤをまっすぐ前に向ける。
前輪の前と後ろで、左右のタイヤの中央線間距離を測る;計測はアクスルの高さで行う(図 101)。
測定値がニュートラル位置から +/– 6 mm 以内にない場合には、前輪の整列調整へ進む。
Important: トーインの調整を行う前に、マシンの高さがほぼニュートラルになっていることを確認してください;乗車時の車両前端高さを調整するを参照。
必要な工具:スプリング式調整レンチ(Toro P/N139-4678;購入は弊社代理店へ)
Important: この高さ調整は、タイヤの摩耗が均一でない時や、マシン前部に重量(例えば BOSS プラウ)を追加する時以外は行う必要はありません。
車両前部に重量を追加する場合には、車両前部の地上高を調整する。
タイヤの空気圧を点検し、前輪の空気圧が適正値に調整されていることを確認する;タイヤ空気圧を点検するを参照。
地上高は、標準ホイール搭載時は 23 cm であるが、大型アクセサリやホイール搭載時は 25 cm に調整する。
地上高が上記の高さでない場合は、スプリング式調整レンチでショックアブソーバのカラーを回してホイールを整列させる(図 103)。
Note: カラーが回りにくい場合は、車体前部を浮かす;車体をジャッキで持ち上げる場合。
整備間隔 | 整備手順 |
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250運転時間ごと |
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オイルの種類:Toro プレミアム合成トランスアクスル作動液(Toro P/N 145-2048)
整備間隔 | 整備手順 |
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500運転時間ごと |
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オイルの種類:Toro プレミアム合成トランスアクスル作動液(Toro P/N 145-2048)
オイルの量: 1.21 L
整備間隔 | 整備手順 |
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1000運転時間ごと |
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オイルの種類:80W-90 ギアオイル
オイルの量: 0.15 L
平らな場所に駐車する。
トランスミッションレバーを P (駐車) 位置にシフトする。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
ドレンプラグの下にオイルを受ける容器をおく(図 105)。
補給プラグを抜く(図 105)。
Note: 外した補給プラグとガスケットは、ステップ 9で取り付けるので捨てないこと。
ドレンプラグを外して内部のオイルを全部排出する (図 105) 。
Note: 外したドレンプラグは、ステップ 7で取り付けます。
ドレンプラグを取り付け、15-25 N·m(1.5-2.5 kg.m =11-18 ft-lb)にトルク締めする。
所定のオイルを所定量入れる。
補給プラグを取り付け、15-25 N·m(1.5-2.5 kg.m = 11-18 ft-lb)にトルク締めする。
フィルタがオイルを吸うまで 5 分ほど待ってから、オイル量を点検する;フロントデファレンシャルのオイルの量の点検。
冷却液を飲み込むと中毒を起こす;冷却液は子供やペットが触れない場所に保管すること。
高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。
エンジン停止後、少なくとも15分間程度待って、エンジンが冷えてからキャップを開けること。
キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。
マシンは、必ず安全カバー類を取り付けた状態で運転すること。
手、指、衣服などを、ファンやベルトに近づけないように注意すること。
保守作業を行う前にエンジンを停止し、キーを抜き取っておくこと。
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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冷却液の種類: エチレングリコールコールとオーガニック・アディディブ・テクノロジー(OAT)製蒸留水の 50:50 混合液
エンジン停止直後にラジエターのキャップを開けると、高温高圧の冷却液が吹き出してやけどを負う恐れがある。
エンジン回転中はラジエターのふたを開けないこと。
キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。
平らな場所に駐車する。
トランスミッションレバーを P (駐車) 位置にシフトする。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
冷却水タンクで冷却水の量を点検する(図 106)。
Note: 液面の高さは冷却水の温度によって異なる。
液量が不足している場合には、補助タンクのふたをとり、(OAT)製蒸留水とエチレングリコール不凍液の50/50 混合液を補給する。
入れすぎないこと。
冷却液タンクのキャップを手締めする。
整備間隔 | 整備手順 |
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500運転時間ごと |
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冷却液ホースに割れ、膨れなどの劣化がないか点検する。
割れ、膨れなどの劣化ある冷却液ホースは交換する。
整備間隔 | 整備手順 |
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1000運転時間ごと |
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代理店に連絡する。
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
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運転直後はブレーキ関連部分が高温になっている場合がある。高温部に触れるとやけどを負う危険がある。
ブレーキの点検は、ブレーキが冷えていることを確認してから行うこと。
Important: ブレーキは極めて重要な安全装置です。十分な機能と安全性を確保するために、所定期間ごとに入念に点検してください。
ブレーキライニングに磨耗や破損がないか点検する。ライニング(ブレーキパッド)の厚みが 1.6 mm 以下となっている場合には、ブレーキライニングを交換する。
バッキングプレートなどに磨耗や変形が発生していないか点検する。変形しているものは交換してください。
ブレーキオイルの量を点検する;ブレーキオイル量の点検を参照。
整備間隔 | 整備手順 |
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1000運転時間ごと |
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代理店に連絡してください。
整備間隔 | 整備手順 |
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250運転時間ごと |
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整備間隔 | 整備手順 |
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500運転時間ごと |
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平らな場所に駐車する。
トランスミッションレバーを P (駐車) 位置にシフトする。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
荷台を上げる。
ベルトカバーを固定しているスプリングクリップ(6個)を外してカバーを取り外す(図 111)。
ベルト上部を持って 2 次クラッチを押し広げるようにしてクラッチに押し込み、クラッチを回しながら 2 次クラッチにベルトを巻き付けるようにして取り付ける(図 112)。
1次クラッチからベルトを外す (図 112)。
Note: 古いベルトは廃棄する。
新しいベルトを一次クラッチに掛ける(図 112)。
2次クラッチを回しながら2次クラッチ部分でベルトを外す(図 112)。
ベルトカバーを取り付ける(図 111)。
荷台を降下させる。
必要に応じて水または水と刺激の少ない洗剤で車体を洗浄する。柔らかい布などを使っても構いません。
Important: 塩分を含んだ水や処理水は機体の洗浄に使用しないでください。
Important: 高圧洗浄機は使用しないでください。圧力洗浄機を使うと、電装部の損傷、ステッカー類の剥がれ、潤滑部のグリス落ちなどを起こす可能性があります。また、コントロールパネル、エンジン、バッテリー付近に大量の水をかけないようにしてください。
Important: エンジンを駆動させたままで洗車を行わないでください。エンジンを駆動させたままで洗車するとエンジン内部を損傷する恐れがあります。
エンジンを停止させ、キーを抜き取り、各部の動作が完全に停止したのを確認してから運転位置を離れる。調整、整備、清掃、格納などは、車両が十分に冷えてから行ってください。
ガス湯沸かし器のパイロット火やストーブなど裸火や火花を発するものがある近くでは、機械や燃料容器を保管・格納しないでください。
平らな場所に駐車し、トランスミッションレバーを P(駐車)位置にセットし、エンジンを停止させてキーを抜き取る。
エンジンをふくめた車両の外側全体を洗浄する。
Important: 機体は中性洗剤と水で洗うことができます。ただし高圧洗浄器は使用しないでください。高圧の水で洗浄すると電気系統やグリス部へ水が浸入する恐れがあります。また、コントロールパネルやヘッドライド、エンジン、バッテリー部に大量の水をかけないようにしてください。
エアクリーナの整備を行う;エアクリーナの整備を参照。
機体のグリスアップを行う;グリスアップを参照。
エンジンオイルとフィルタの交換を行う;エンジンオイルの交換とフィルタの交換を参照。
タイヤ空気圧を点検する;タイヤ空気圧を点検するを参照。
保管期間が長期(30 日間以上)に及ぶ場合には、燃料系統に以下の整備を行う:
石油系のスタビライザ/コンディショナ(燃料品質安定剤)を燃料タンクの燃料に添加する。アルコール系のスタビライザ(エタノール系やメタノール系)は使用しないこと。
Important: スタビライザ(品質安定剤)を添加した燃料であっても、スタビライザメーカーが推奨する保管期間を越えて保管しないでください。
エンジンをかけて約5分間作動させ、コンディショナ入りのガソリンを各部に循環させる。
エンジンを停止し、エンジンの温度が下がるのを待ってガソリンを抜き取る。
エンジンを再度始動する;チョークを引いて始動し自然に停止するまで運転する。
始動できなくなるまでエンジンの始動・運転を続ける。
抜き取った燃料は地域の法律などに従って適切に処分する。地域の法律や規則に従ってリサイクルする。
冷却水(エチレングリコール不凍液と水との 50/50 混合液)の量を点検し、凍結を考慮して必要に応じて補給する。
車体からバッテリーを外し、フル充電する;バッテリーの取り外しを参照。
Note: 保管期間中は、バッテリーケーブルを外しておいてください。
Important: 氷点下での凍結破損を防止するため、バッテリーは必ずフル充電してください。フル充電したバッテリーは周囲温度約 4°C でほぼ 50 日間電圧を保持します。保管場所の気温がそれよりも高い場合には 30 日ごとに再充電してください。
各ボルト類の締め付けを確認する。破損個所はすべて修理する。
表面のキズや塗装のはがれているところには再塗装を行う(塗料は代理店にて入手可能)。
汚れていない乾燥した場所で保管する。
保管中は ON/OFF スイッチからキーを抜き取り、子どもなどの手の届かない場所で保管する。
機体にはカバーを掛けておく。
Problem | Possible Cause | Corrective Action |
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エンジンがクランキングしない。 |
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クランキングするが始動しない。 |
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パワーステアリングが重い。 |
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スロットルが応答しない。 |
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4 輪駆動・デファレンシャルロックが使えない。 |
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クルーズコントロールが使えない。 |
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クラッチの接続が滑らかでない |
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エンジンが最高回転速度(rpm)の時の加速が遅い感じがする。 |
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バッテリーが充電されない。 |
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タコメータの表示が出たり消えたり。表示が一定でない。 |
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走行中にエンジンが最大 rpm に達していない。 |
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Problem | Possible Cause | Corrective Action |
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不具合コードが表示された。 |
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