保守
シートベルトの点検
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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シートベルトが磨耗していないか、切れていないか、適切に引き込まれるか、バックルは問題ないかを目視で点検する。ベルトが破損している場合には交換する。
ROPS(横転保護バー)は効果の高い重要な安全装置です。RPOS を取り外さないこと。
ROPS を下げた状態では、ROPS による安全保護は機能しない。
ロールバーは完全に立ててロック状態にし、必ずシートベルトを着用すること。
緊急時にはシートベルトを迅速に外せるよう、練習しておこと。
どうしても必要な時以外には ROPS を下げないこと。ROPS を下げた状態で乗車する時にはシートベルトをしないこと。
頭上の障害物がなくなったら直ちに ROPS を立てること。
溝や段差や池などに車輪が落ちて機体が転倒すると、最悪の場合、死亡事故などの重大な人身事故となる危険がある。
頭上の安全に十分注意し、これらに機械や頭をぶつけないように十分注意すること。
万一車両が転倒した場合には、弊社正規代理店にて ROPS の検査を受けること。
ROPS が破損した場合は新しいものに交換してください。修理したり改造しての使用はしないでください。
Toro 社が認めたもの以外のものは ROPS に取り付けないでください。
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危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。 |
平らな場所に駐車する。
ブレード制御スイッチを切る
走行コントロールレバーをニュートラルロック位置(外側)に動かす。
マシンを停止させ、キーを抜き取る。
すべての動作が停止するのを待つ。
バッテリー遮断スイッチを OFF にする。
シートパンの後部をフレームに固定しているロックナット(5/16”)を外す。
2人がかりで、シートサポートボルトを固定した状態で、運転席を前方に倒す。
後部カバーを固定している torx ねじ8本を外す。
後カバーを外す。
カバープレートをフレームに固定している torx ヘッドボルト(2 本)を外す。
右側ポッドをフレームに固定している torx ヘッドショルダボルト(1/4 x 1/2; 4 本)を外す。
右側ポッドを外す。
電気カバープレートをシャーシに固定しているロックナット(5/16";2本)を外す。
電気カバープレートを取り外す。
以下からメインハーネスを外す:
ライトスイッチ
ディスプレイ
ボタン 4 個
PTO スイッチ
キースイッチ
音声アラーム
右側コンソールをフレームに固定しているロックナット(5/16";2本)を外す。
右側コンソールを外す。
左側ポッドをフレームに固定している torx ヘッドショルダボルト(1/4 x 1/2; 4 本)を外す。
左側コンソールを外す。
左側コンソールをフレームに固定しているロックナット(5/16";2本)を外す。
該当する場合は、USB ポートを廃棄する。
USB ハーネスをコンソールに固定しているケーブルタイを切断する。
左側コンソールを外す。
外したパーツはすべて再利用します。
ROPS が完全に立てた状態になっていることを確認する。
マイライド非搭載車の場合:シートパンの後部を固定しているロックナット (5/16") を外す。
マイライド非搭載車の場合:2人がかりで、運転席を前方に倒す。
後部ガードを固定している torx ヘッドボルト(5/16×2~3/4")4本、ロックナット(5/16")4個、ボタンヘッドボルト(5/16×3/4")4個を取り外す。
MyRide™ サスペンションシステム搭載車の場合は以下の手順でシートアセンブリを取り外す:
後ショックアセンブリからロックナット (1/2") 2 本を取り外す。
左右のベアリングブラケットを ROPS アセンブリに固定しているキャリッジボルト(5/16 x 3/4")4 本とロックナット(5/16")4 個を取り外す。
ハーネスからシートスイッチを外す。
プッシュマウントファスナを取り外す。後に同じ場所に取り付けられるように印を付けておく。
吊り上げ装置を使用して、プラットフォームとシートアセンブリを取り外す。
ROPS アセンブリをフレームに固定している六角ヘッドボルト(1/2 x 3-1/4")4 本、スプリングワッシャ 4 枚、ロックナット(1/2")4 個を外す。
適切な吊り上げ装置を使用して ROPS アセンブリを取り外す。
ボルトを取り外す前に ROPS を確実に支えておかないと、人身事故を起こす可能性がある。
この作業を行う前に、適切な方法で ROPS を支えること。
この作業に必要なパーツ
上側 ROPS センブリ | 1 |
下側 ROPS センブリ | 1 |
ウェーブワッシャ | 2 |
ショルダボルト | 2 |
ロックナット(½") | 6 |
バンパー | 2 |
スプリングワッシャ | 4 |
六角ヘッドボルト(1/2 x 3-1/4") | 4 |
折れピンアセンブリ | 2 |
六角ボルト(1/2×3-1/4")4本、スプリングワッシャ 4枚、ロックナット(1/2")4 個を使って、下側 ROPS アセンブリを仮止めする。
Note: ROPS バーアッセンブリの下部に溶接されているプレートが、フレームアセンブリに背を向けていることを確認してください。
上側 ROPS アセンブリに 2 つのバンパーを取り付ける。
ショルダーボルト 2 本、スプリングワッシャ 2 枚、ロックナット(1/2")2個、折れピンアセンブリを使用して、下側 ROPS を上側 ROPS に連結する。
MyRide™ サスペンションシステム搭載車の場合は以下の手順でシートアセンブリを取り付ける:
シートスイッチを接続し、新しいプッシュマウントファスナーで固定する。
吊り上げ装置を使用して、プラットフォームとシートアセンブリをマシンに位置決めする。
先に取り外したキャリッジボルト(5/16×3/4")4本とロックナット(5/16")4個を使用して、運転席を左右のベアリングブラケットに固定する。
先に取り外した 2 個のロックナット(1/2")を後部ショックアセンブリに仮止めする。
ショルダボルト(2 本)を 122-136 N∙m(12.5ー13.8 kg.m = 90ー100 ft-lb)にトルク締めする。
六角ヘッドボルト(1/2 x 3-1/4")4 本を136ー108 N·m (13.9―15.2 kg.m = 100-110 ft-lb)にトルク締めする。
MyRide™ サスペンション搭載機のみ:
後部ショックアセンブリのロックナット(1/2")2 個を 110-134 N·m (11.2-13.6 kg.m = 81-99 ft-lb)にトルク締めする。
右側コンソールを外すの図を参照してください。
右側コンソールをフレームに取り付ける。
先に取り外したロックナット(5/16")2 個とキャリッジボルトを使用して、右側コンソールをフレームに固定する。
ロックナットを、 1,163-1435 N·cm (1.2-1.5 kg.m = 100-130 in-lb)にトルク締めする。
以下をメインハーネスに接続する。
ライトスイッチ
ディスプレイ
ボタン 4 個
PTO スイッチ
キースイッチ
音声アラーム
先に取り外したロックナット(5/16")2 個とキャリッジボルトを使用して、電気カバープレートをシャーシに固定する。
先に取り外した 4 本の torx ヘッドショルダーボルト(1/4×1/2")を使って、右側ポッドをフレームに固定する。
左側コンソールを外すの図を参照してください。
左側コンソールをフレームに取り付ける。
該当する場合は、USB ハーネスをコンソールに接続してケーブルタイで固定する。
先に取り外したロックナット(5/16")2 個とキャリッジボルトを使用して、左側コンソールをフレームに固定する。
ロックナットを、 1,163-1435 N·cm (1.2-1.5 kg.m = 100-130 in-lb)にトルク締めする。
先に取り外した 8 本の torx ヘッドねじで後部カバーを固定する。
先に取り外した 4 本の torx ヘッドショルダーボルト(1/4×1/2")を使って、左側ポッドをフレームに固定する。
後部カバーとカバープレートを外す。と既存の ROPS(横転保護バー)を外すの図を参照してください。
先に取り外した 2 本の torx ヘッドショルダーボルト(5/16")を使って、カバープレートをフレームに固定する。
先に取り外した 8 本の torx ヘッドねじで後部カバーを固定する。
シートアセンブリを元に戻す。
先に取り外した 2 個のロックナット(5/16")を使って、シートアセンブリをシートパンに固定する。
ロックナット(5/16")を、1,163ー1,435 N·cm (1.2ー1.5 kg.m = 100ー130 in-lb)にトルク締めする。
バッテリー遮断スイッチを ON にする。
転倒による事故を防止するためにROPSは常時立てた状態で刈り込み作業を行い、必ずシートとベルトを着用してください。
運転席が機体に固定されていることを運転前に確認すること。
ROPS を下げると横転に対する保護効果はなくなる。
どうしても必要な時以外には ROPS を下げないこと。
ROPS を下げて乗車しているときにはシートベルトを着用しないこと。
運転はゆっくり慎重におこなうこと。
頭上の障害物がなくなったら直ちに ROPS を立てること。
頭上の安全(木の枝、門、電線など)に注意し、これらに機械や頭をぶつけないように注意すること。
Important: どうしても必要な時以外には ROPS を下げないこと。
ROPS の両側で、ヘアピンコッターとピンを外す。
RPS を下降位置に降ろす。
Note: 図 18のように、下降位置は 2 種類あります。
ピン(2本)を取り付け、ヘアピンコッターで固定する
Important: ROPSは立てた状態にセットし、必ずシートベルトと共にお使いください。
ヘアピンコッターを外してピン 2 本を抜き取る。
ROPS バーを立てる。
ピン(2本)を取り付け、ヘアピンコッターで固定する
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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シートベルトが磨耗していないか、切れていないか、適切に引き込まれるか、バックルは問題ないかを目視で点検する。ベルトが破損している場合には交換する。