保守
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
注意
始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。
整備・調整作業の前には必ず始動スイッチからキーを抜きとり、点火プラグ装着車の場合は、念のために点火プラグのコードを外しておくこと。点火コードが絶対に点火プラグと触れることのないよう、確実に隔離すること。
保守作業時の安全確保
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平らな場所に駐車し、グラインダの油圧装置を解除し、グラインダを降下させ、駐車ブレーキ(が付いている場合は)を掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取ってください。調整、整備、格納などは、マシンのすべての動作が停止し、機体が十分に冷えてから行うようにしてください。
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オイルや燃料がこぼれた場合はふき取ってください。
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適切な訓練を受けていない人には機械の整備をさせないでください。
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必要に応じ、ジャッキなどを利用して機体や機器を確実に支えてください。
-
機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が掛かっている場合があります。取り外しには十分注意してください。
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修理作業に掛かる前にバッテリーの接続を外してください。
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可動部に手足を近づけないよう注意してください。エンジンを駆動させたままで調整を行うのは可能な限り避けてください。
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各部品が良好な状態にあり、ボルトナット類が十分にしまっているか常に点検してください。擦り切れたり破損したりしたステッカーは貼り替えてください。
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絶対に安全装置にいたずらをしないでください。
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交換部品は必ずトロの純正品をお使いください。
推奨される定期整備作業
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 8 時間 |
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使用開始後最初の 50 時間 |
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使用するごとまたは毎日 |
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使用後毎回 |
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25運転時間ごと |
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100運転時間ごと |
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200運転時間ごと |
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250運転時間ごと |
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400運転時間ごと |
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500運転時間ごと |
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1500運転時間ごと |
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1年ごとまたは長期保管前 |
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Important: エンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。
整備前に行う作業
カバープレートの取り外し
Important: カバーについているボルトナット類は、カバーを外しても、カバーから外れません。全部のボルト類を数回転ずつゆるめてカバーが外れかけた状態にし、それから、全部のボルト類を完全にゆるめてカバーを外すようにしてください。このようにすれば、誤ってリテーナからボルトを外してしまうことがありません。
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平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、グラインダを下げる。
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エンジンを止め、キーを抜き取る。
警告
カバーの下にはベルトがあり、マシンが作動中はこのベルトが回転している。指、手、髪の毛、衣服などがベルトに絡むと、死亡事故などの重大な人身事故につながる。
整備作業を行う前には必ずエンジンを停止させ、すべての部分が完全に停止してからカバーを外すこと。
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カバープレート後部のボルトをゆるめる。
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カバープレートをフレームに固定しているボルト(3本)を交互にゆるめてカバーが動くようにする(図 23)。
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カバープレートの後部を持ち上げてエンジンをかわし、ボルトの頭をかわしてマシンから外す。
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運転する時は必ずカバーを取り付ける。カバープレートを所定位置にセットし、外す時にゆるめたボルト(3本)で固定する(図 23)。
下部シールドの取り外し
Important: カバーについているボルトナット類は、カバーを外しても、カバーから外れません。全部のボルト類を数回転ずつゆるめてカバーが外れかけた状態にし、それから、全部のボルト類を完全にゆるめてカバーを外すようにしてください。このようにすれば、誤ってリテーナからボルトを外してしまうことがありません。
潤滑
エンジンの整備
エンジンの安全事項
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エンジンオイルの点検や補充は、エンジンを止めて行ってください。
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エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回転数を上げすぎたりしないでください。
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手足や顔や衣服を回転部やマフラなどの高温部に近づけないよう十分注意すること。
エアクリーナの整備
整備間隔 | 整備手順 |
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250運転時間ごと |
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500運転時間ごと |
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エアフィルタの取り外し
一次エアフィルタの整備
フィルタの外側から照明を当てて1次フィルタの内側を点検し、傷などがないか確認する。
Note: フィルタに穴があいているとその部分が明るく見えます。フィルタが汚れている、曲がっている、または破損している場合には交換する。1次フィルタは清掃しないこと。
安全フィルタの整備
この安全フィルタは再利用せず、定期的に交換してください。
Important: 安全フィルタは清掃しないでください。安全フィルタが汚れている場合には、1次フィルタが破損しています。その場合には両方のフィルタを交換してください。
フィルタの取り付け
Important: エンジンを保護するため、必ず両方のエアフィルタを取り付け、カバーをつけて運転してください。
エンジンオイルについて
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 8 時間 |
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使用するごとまたは毎日 |
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100運転時間ごと |
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200運転時間ごと |
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エンジンオイルの仕様
Note: 砂やほこりのひどい場所で使用する場合は、より頻繁なオイル交換が必要です。
オイルのタイプ: 洗浄性オイル(API 規格 SF, SG, SH, または SJ)
クランクケースの容量: 2.1 リットル(フィルタを含まず; 1.8 リットル(フィルタを含む)
粘度:下の表を参照。
エンジンオイルの量を点検する
-
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、グラインダを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
エンジンオイルの交換
エンジンオイルフィルタの交換
-
エンジンからオイルを抜く;エンジンオイルの交換を参照。
-
エンジンオイルフィルタを交換する(図 32)。
Note: フィルタのガスケットがエンジンに当たるまで締め付け、そこからさらに 3/4 回転締め付ける。
-
適切な種類の新しいオイルをエンジンに入れる;エンジンオイルの仕様を参照。
点火プラグの整備
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
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電極間のエアギャップを正しく調整しておいてください。取り付け、取り外しには必ず専用のレンチを使い、エア・ギャップの点検調整にはすきまゲージやギャップ調整工具などを使ってください。必要に応じて新しい点火プラグと交換してください。
点火プラグのタイプ: NGK® BPR4ES または同等品
エアギャップ:0.75 mm
点火プラグの取り外し(s)
-
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、グラインダを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
-
図 33のように、点火プラグを取り外す。
点火プラグの点検
Important: 点火プラグは清掃しないでください。黒い汚れ、電極の磨耗、油膜、亀裂などがあれば新しいものと交換してください。
絶縁体部がうす茶色や灰色なら適正、碍子が黒くなっているのは不完全燃焼である(エアクリーナの汚れが原因であることが多い)。
すきまを 0.75 mm に調整する。
点火プラグの取り付け(s)
燃料系統の整備
危険
燃料は非常に引火・爆発しやすい物質である。発火したり爆発したりすると、やけどや火災などを引き起こす。
燃料に関する注意事項の説明は燃料についての安全事項 を参照してください。
燃料タンクの内部清掃
燃料フィルタの交換
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
200運転時間ごと |
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平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、グラインダを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
電気系統の整備
電気系統に関する安全確保
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マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続を外してください。バッテリーの接続を外すときにはマイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブルを外してください。接続するときにはプラスを先に接続し、次にマイナスを接続してください。
-
バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜いておいてください。また、安全な服装を心がけ、工具は確実に絶縁されたものを使ってください。
-
バッテリー液は毒性があり、皮膚に付くとやけどを引き起こします。皮膚、目、衣服に付着させないよう注意してください。バッテリーに関わる作業を行うときには、顔や目や衣服をきちんと保護してください。
-
バッテリーからは爆発性のガスが発生します。バッテリーにタバコの火、火花などの火気を近づけないでください。
バッテリーの整備
整備間隔 | 整備手順 |
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25運転時間ごと |
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バッテリーの表面はいつもきれいに、常にフル充電状態にしておきましょう。バッテリーやバッテリーボックスの清掃にはペーパータオルが便利です。端子部に腐食が発生した場合には、重曹水(水4:重曹1)で清掃します。きれいになった端子には、錆びないようにグリスを塗っておきます。
電圧:12 V、CCA 350 A (-18 °C)。
警告
バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部分が触れるとショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
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バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端子と金属を接触させないように注意する。
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バッテリーの端子と金属を接触させない。
バッテリーの取り外し
バッテリーを充電する
警告
充電中は爆発性のガスが発生する。
充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに火気を近づけない。
Important: バッテリーはいつもフル充電状態にしておきましょう(液の比重が1.265になる)。特に氷点下で保管する場合にはこのことを守ってください。
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車体からバッテリーを取り外す;バッテリーの取り外しを参照。
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3-4 Aで 4-8 時間充電する(図 39)。充電しすぎないように注意すること。
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充電が終わったら、チャージャのプラグをコンセントから抜いてから、チャージャのリード線をバッテリー端子から外す()図 39。
バッテリーの清掃
Note: 端子や周囲が汚れていると自然放電しますので、バッテリーが汚れないようにしてください。
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平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、グラインダを下げる。
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エンジンを止め、キーを抜き取る。
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機体からバッテリーを外す:バッテリーの取り外し。
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重曹と水でケース全体を洗う。
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真水でケースを仕上げ洗いする。
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腐食防止のために両方の端子部にワセリン(Grafo 112X: P/N 505-47)を薄く塗る。
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バッテリーを取り付ける; バッテリーを取り付けるを参照。
バッテリーを取り付ける
後付けしたバッテリーの整備
本機にもともと搭載されているバッテリーはメンテナンスフリータイプです。別のバッテリーに交換した場合は、そのバッテリーのメーカーの指示に従って整備してください。
ヒューズの交換
走行系統の整備
クローラの整備
クローラの洗浄
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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クローラの状態を定期的に点検してください。摩耗が進んだクローラは交換してください。
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平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、グラインダを下げる。
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エンジンを止め、キーを抜き取る。
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圧力洗浄機または水道水(ホース)で左右のクローラ部分を洗浄する。
Important: 高圧洗浄器は、クローラ(キャタピラ)部分の清掃にのみ使用してください。他の部分の洗浄には高圧洗浄器を使用しないでください。圧力洗浄器を使うと、電気系統や油圧バルブに水が浸入し、トラブルの原因となります。
Important: 走行ホイールと駆動ホイールも完全に洗浄してください (図 41)。洗浄されているロードホイールは自由に回転します。
クローラの張りの点検と調整
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 50 時間 |
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100運転時間ごと |
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クローラの長さ方向の中央部分(ロードホイールと駆動ホイールの中間部分)を 20.4 kg ほどの力で押してクローラのたわみを点検します。たわみが 6 mm-10 mm 程度であれば適正です。たわみが適正範囲にない場合には、以下の調整を行います。
-
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、グラインダを下げる。
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エンジンを止め、キーを抜き取る。
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クローラのテンションボルトとテンションアームのクランプボルトのジャムナットをゆるめる(図 43)。
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テンションボルトを 32.5-40 N·m(3.3-4.2 kg.m = 24-30 ft-lb)にトルク締めする (図 43)。
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クローラのスパンの中央部を 20.4 kg 程度の力で押したときのたわみが 6 mm-10 mm 程度であることを確認する。必要に応じてテンションボルトのトルクを調整する。
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ジャムナットを締める。
-
クランプボルトを 102 N·m(10.4 kg.m = 75 ft-lb)にトルク締めする。
クローラの交換
摩耗が進んだクローラは交換してください。
-
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、グラインダを下げる。
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エンジンを止め、キーを抜き取る。
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交換したい側を持ち上げてクローラを床から 7.6 cm-10 cm 程度浮かせ、この状態で支持する。
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テンションボルトとジャムナットをゆるめる(図 43)。
-
クランプボルトをゆるめる(図 43)。
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前ロードホイールを機体後方に向けて押して一杯まで移動させる(図 44)。
-
クローラを外す;前ロードホイールの上から始めて、クローラを前進方向に回転させながら、皮をむく要領で取り外す。
Note: 必要に応じ前外側のロードホイールも外してください。このホイールを外すには、ロードホイールの中央についているスナップリングとキャップを外します(図 45)。そして、ホイールの中央についているボルトとガスケットを外し、機体からホイールを取り外します。
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ロードホイールからベルトが外れたら、機体から取り出す(図 44)。
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駆動ホイールからスタートして、新しいクローラをホイールに巻きつけるようにして取り付ける;クローラについている爪がホイールの溝にはまるように取り付けること(図 44)。
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後ロードホイールと中央ロードホイールの下と間にクローラを押し込むようにして取り付ける(図 44)。
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前ロードホイールの下側からスタートして、クローラを後退方向に回転させながらテンショニングホイールに取り付ける。
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前外側ロードホイールを外した場合は、ここで取り付ける。先ほど取り外したボルトとガスケットなどを再使用取り付ける。ロードホイールの点検とグリスアップに解説しているように、ボルトを 102 N·m(10.4 kg.m = 75 ft-lb)にトルク締めし、きれいに汚れを取り除いてグリスを塗布し、キャップとスナップリングを取り付ける。
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テンションボルトとナットを取り付ける。
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テンションボルトを 32.5-40 N·m(3.3-4.2 kg.m = 24-30 ft-lb)にトルク締めしてクローラを締める。
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クローラのスパンの中央部を 20.4 kg 程度の力で押したときのたわみが 6 mm-10 mm 程度であることを確認する。必要に応じてテンションボルトのトルクを調整する。
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ジャムナットを締める。
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クランプボルトを 102 N·m(10.4 kg.m = 75 ft-lb)にトルク締めする。
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機体を床面に降ろす。
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もう一方のクローラも同じ要領で取り付ける。
ロードホイールの点検とグリスアップ
整備間隔 | 整備手順 |
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250運転時間ごと |
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平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、グラインダを下げる。
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エンジンを止め、キーを抜き取る。
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クローラを外す; クローラの交換を参照。
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ロードホイールについているスナップリングとキャップを外す(図 46)。
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キャップ外した部分とガスケット周囲のグリスの状態を見る (図 46)。グリスが劣化しているようであれば、完全にふき取り、ガスケットを交換して新しいグリスを入れる。
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ロードホイールのベアリングにガタがなく、ホイールが滑らかに回転することを確認する。万一ベアリングが固着している場合は、弊社の正規サービスディーラに依頼してロードホイールを交換する。
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グリスを入れたキャップをボルトの頭に取り付ける (図 46)。
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キャップをスナップリングで固定する (図 46)。
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すべてのロードホイール(12個)に対して、ステップ4-8の作業を行う。
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クローラを取り付ける; クローラの交換を参照。
ベルトの整備
ポンプ駆動ベルトの交換
ベルトから音が出る、ベルトが割れている、ひどく磨耗しているなどの場合は交換してください。交換用のベルトは弊社代理店でお求めください。
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平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、グラインダを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
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機体の後部を持ち上げてジャッキスタンドで支える。
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下部シールドを取り外す; 下部シールドの取り外しを参照。
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ポンプボルト(2本)をゆるめる(図 47)。
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ポンプを左方向にひねってプーリから外す(図 47)。
Note: スパイダカップラがポンプと一緒に落下したのを確認してください。
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スプリングプラー (特殊工具;代理店でお求めください) または頑丈な金属製のフックを使って、アイドラプーリのスプリングをボルトから引き離し、ベルトのテンションをゆるめる(図 47)。
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ベルトを取り外す。
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プーリに新しいベルトを取り付ける。
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アイドラプーリスプリングをボルトに取り付ける。
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スパイダカップラがポンプの所定位置にあることを確認して、プーリにセットし、右にひねってポンプボルトに取り付ける。
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ポンプボルトを 68 N·m(6.6 kg.m = 50 ft-lb)にトルク締めする。
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下部シールドを取り付ける。
制御系統の整備
走行コントロールの整列調整
コントロール類は工場で調整済みですが、長期間にわたって使用しているうちにレバー類の整列、ニュートラル位置、全速前進時の直進状態などの調整が必要になることが考えられます。
Important: これらの調整を適切に行うには、以下の順序を守ってそれぞれを調整してください。
走行コントロールの後退位置の調整
全速後退位置にセットした走行コントロールバーが基準バーに対して適切に整列しなくなっていることを発見した場合には、直ちに以下の調整を行ってください。
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平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、グラインダを下げる。
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エンジンを止め、キーを抜き取る。
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走行コントロールを手前一杯に引いてコントロールの前部を基準バーに接触させる(図 48)。
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全速後退位置にセットした走行コントロールバーが基準バーに対して適切に整列していない場合は、走行コントロールのステム部にあるナットとボルトをゆるめる (図 49)。
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全速後退位置にセットした走行コントロールバーが基準バーに対して面一になるように調整する (図 49 と 図 50)。
-
走行コントロールステムのフランジナットとボルトを締め付ける。
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エンジンを掛ける。
-
走行コントロールを後退位置にセットし、基準バーにしっかり押し付けるようにして走行させる。マシンがまっすぐに後退しない場合は、以下の調整を行う:
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エンジンを停止する
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左右両方のクローラが自由に回転できるように機体を床から浮かせる。
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走行コントロールのステムのフランジナットとボルトをゆるめる (図 49)。
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走行ロッド (コントロールパネル下) のジャムナットをゆるめる (図 51)。
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エンジンを始動し、スロットルレバーを高速側へ 1/3 程度の位置にセットする。
警告
エンジン回転中は、機械各部が動いており、これらに巻き込まれるとけがや火傷などを負う危険がある。
調整作業中に機械各部への巻き込まれ、挟まれ、高温部への接触などを起こさないように十分注意すること。
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一人の人間が、走行コントロールを後退位置にセットして基準バーにしっかり押し付けて保持する。
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左右のクローラが同じ速さで回転するように走行ロッドの長さを調整する。
Note: この調整は、後退時の最高速度の設定でもあります。
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ジャムナットを締めつける。
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走行コントロールステムのフランジナットとボルトを締め付ける。
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エンジンを止めて、機体を床に降ろす。
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走行コントロールを全速後退位置にセットし、後退走行動作を確認する。直進しない場合には、どちら側にずれるかを確認する。まっすぐに後退できるようになるまで上記の調整を行う。
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走行コントロールの整列調整
エンジンのウォームアップが終了していて走行コントロールがニュートラル位置にあるのにマシンがクリーピングする場合には、ポンプのニュートラル復帰機構の調整を行う必要があります;弊社代理店に連絡してください。
走行コントロールの前進位置調整
走行コントロールバーを全速前進位置にセットした時にマシンが直進しなくなっていることを発見した場合には、以下の調整を行ってください:
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走行コントロールバーを全速前進位置にセットして実際にマシンを走行させ、どちら側にずれるかを確認する。
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走行コントロールから手を離す。
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マシンが 左にずれていく場合には、走行コントロール前部にある走行固定ねじを固定している 右側の ジャムナットをゆるめて固定ねじの調整を行う (図 52)。
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マシンが右にずれていく場合には、走行コントロール前部にある走行固定ねじを固定している左側のジャムナットをゆるめて固定ねじの調整を行う (図 52)。
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マシンが正しく直進するまで、調整を繰り返す。
Important: 全速前進位置で、走行固定ねじがストップに当たっている(油圧ポンプを保護するため)ことを確認してください。
油圧系統の整備
油圧系統に関する安全確保
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万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専門医の治療を受ける。万一、油圧オイルが体内に入った場合には、数時間以内に手術を受ける必要がある。
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油圧装置を作動させる前に、全部のラインコネクタが適切に接続されていること、およびラインやホースの状態が良好であることを確認すること。
-
油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけない。
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リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。
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油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実に解放する。
油圧作動液の仕様
整備間隔 | 整備手順 |
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100運転時間ごと |
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1500運転時間ごと |
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油圧オイルタンクの容量:23 リットル
油圧オイルは以下の作動液のうちから選択してください:
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トランスミッション/油圧装置用トロ・プレミアム・トラクタオイル(製品の詳細についは弊社代理店におたずねください)
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オールシーズン用トロ・プレミアム油圧オイル(製品の詳細についは弊社代理店におたずねください)
-
上記製品のどちらも入手不可能な場合には、トラクタ用汎用油圧オイル(UTHF)に区分される製品をお使いいただけますが、必ず通常の石油系オイルをお選びください。以下に挙げる特性および産業規格をすべて満たしている必要があります。油圧オイルの性能や規格については専門業者にご相談ください。
Note: 不適切なオイルの使用による損害については弊社は責任を持ちかねますので、品質の確かな製品をお使い下さる様お願いいたします。
物性 粘度, ASTM D445 cSt at 40° C: 55-62 cSt at 100° C: 9.1-9.8 粘性インデックス: ASTM D2270 140–152 流動点, ASTM D97 -37 to -43°C 産業規格 API GL-4, AGCO Powerfluid 821 XL, Ford New Holland FNHA-2-C-201.00, Kubota UDT, John Deere J20C, Vickers 35VQ25, および Volvo WB-101/BM Note: 多くの油圧オイルはほとんど無色透明であり、そのためオイル洩れの発見が遅れがちです。油圧オイル用の着色剤(20 ml 瓶)をお使いいただくと便利です。1瓶で 15-22 リットルのオイルに使用できます。ご注文は弊社代理店へ(パーツ番号は P/N 44-2500 です)。
油圧オイルの量を点検する
整備間隔 | 整備手順 |
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25運転時間ごと |
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油圧作動液の仕様を参照。
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平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、グラインダを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
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機体の右側にある点検窓で確認する。窓からオイルが見えないようであればオイルを補給する。
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カバープレートを取り外す; カバープレートの取り外しを参照。
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油圧オイルタンクの注油口周辺とキャップをきれいに拭き、ソケットレンチで補給口からキャップとフィルタを外す (図 54)。
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油量が少なければ点検窓から確認できるようになるまで補給する。
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キャップとフィルタを取り付け、上部ボルトを13-15.5 N·m(2.3-2.8 kg.m = 110-140 in-lb)にトルク締めする。
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カバープレートを取り付ける; カバープレートの取り外しを参照。
油圧フィルタの交換
油圧オイルの交換
整備間隔 | 整備手順 |
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400運転時間ごと |
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平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、グラインダを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
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機体が十分に冷えていることを確認する。
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上部カバーを取り外す。
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油圧オイルタンクのフィルタとキャップ(図 54)を取る。
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油圧オイルタンクの下にオイルを受ける容器(37.8リットル以上)を置く。
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油圧オイルタンクのフィッティングにホースを固定しているクランプをゆるめてホースを外し、ホースとチューブから抜けてくる油圧オイルを容器に回収する。
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オイルが抜けたらフィッティングにホースを元通りに取り付けてクランプで固定する。
Note: 廃油はリサイクルセンターに持ち込むなど適切な方法で処分する。
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油圧オイルタンクに油圧オイルを入れる;油圧作動液の仕様 を参照。
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フィルタを取り付け、キャップ (図 54)をして上部ボルトを13-15.5 N·m(2.3-2.8 kg.m = 110-140 in-lb)にトルク締めする。
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エンジンを始動し、数分間程度運転する。
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エンジンを停止する。
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油圧オイルの量を点検し、必要に応じて補給する; 油圧オイルの量を点検するを参照。
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こぼれたオイルを拭き取る。
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上部カバーを取り付ける。
グラインダの保守
刃の交換
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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刃は非常に早く摩耗しますから定期的に点検してください(図 57)。
刃は 3 か所に印がついており、120度ずつ回転させて全部で 3 回使用することができます。刃を固定しているナットをゆるめると刃を回転させることができます (図 58)。刃を前に押し出して 1/3 回転させ、未使用の刃先を外に向けてください。刃を固定しているナットを 68 N∙m (6.92 kg/m = 50 ft-lb)にトルク締めする
刃を交換するには、ナットを外して刃を取り出し、新しい刃を取り付け、スペーサとナットで固定してください (図 58)。刃を固定しているナットを 68 N∙m (6.92 kg/m = 50 ft-lb)にトルク締めする
洗浄
マシンの外側の清掃
整備間隔 | 整備手順 |
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使用後毎回 |
|
Important: スクリーンや冷却フィン詰まった状態、あるいは冷却シュラウドを外して運転するとオーバーヒートしてエンジンが損傷します。
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平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、グラインダを下げる。
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エンジンを止め、キーを抜き取り、エンジンが冷えるまで待つ。
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エアクリーナについた汚れはふき取る。
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エンジンとマフラーについている汚れをブラシやブロアで落とす。
Important: 汚れは、水で洗い流すよりもブロアで吹き飛ばすのが望ましい方法です。水で清掃する場合には、電気部品や油圧バルブをぬらさないように十分注意してください。高圧の水は使用しないでください。圧力洗浄器を使うと、電気系統や油圧バルブに水が浸入し、トラブルの原因となります。
-
オイルクーラを清掃する。