Important: このキットを取り付ける前にウィンドシールドキットを取り付けてください。

安全について

冷却系統に関する安全確保

  • 冷却液を飲み込むと中毒を起こす;冷却液は子供やペットが触れない場所に保管すること。

  • 高温高圧の冷却液を浴びたり、高温のラジエター部分に触れたりすると大火傷をする恐れがある。

    • エンジン停止後、少なくとも15分間程度待って、エンジンが冷えてからキャップを開けること。

    • キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。

  • マシンは、必ず安全カバー類を取り付けた状態で運転すること。

  • 手、指、衣服などを、ファンやベルトに近づけないように注意すること。

  • 保守作業を行う前にエンジンを停止し、キーを抜き取っておくこと。

安全ラベルと指示ラベル

Graphic

以下のラベルや指示は危険な個所の見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼り直してください。

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取り付け

機械の準備を行う

  1. 平らな場所に駐車する。

  2. トランスミッションレバーを P (駐車) 位置にシフトする。

  3. エンジンを止め、キーを抜き取る。

  4. エンジンが完全に冷えるのを待つ。

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  5. バッテリー端子から、マイナス(-)ケーブルを外す。

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  6. フードを上げる; 各マシンのオペレーターズマニュアルを参照。

  7. エンジン冷却系統から約 2 L(ゴムホースから冷却液が流れ出なくなるまで)冷却液を抜き取る;オペレーターズマニュアルを参照。

    Note: 抜き取った冷却液は、キット取り付け後に再利用します。

HVAC 制御パネルを取り付ける

この作業に必要なパーツ

HVAC 制御パネル1
回転スイッチ1
回転リニアスイッチ1
エアコン用ロッカースイッチ1
スイッチナット (7/16")2
ノブ2
ボタンヘッドボルト(5/8")4
ロックナット(#10-24)4
制御ケーブル1
ワイヤハーネス1
  1. ダッシュボード上で、スイッチプラグ(4個)を外してスイッチ用打ち抜き部を切り出す(図 3

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    警告

    ドリルを使うときに保護めがねなどを使用しないと金属粉が目に入る恐れがある。

    ドリル使用時は必ず保護めがねを着用すること。

  2. 穴あけ用のくぼみ(2個:図 4)のところに、ドリルでそれぞれパイロット穴(5 mm = 3/16")を開ける。

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  3. HVAC 制御パネルをテンプレートとして使って、右側に 2 つの穴を開ける。

  4. 5と図 6のように、制御パネルにスイッチを 2 つ、ノブと共に取り付ける;スイッチナット(7/16")2個を使用する。

  5. パネルにエアコン用ロッカースイッチを取り付ける(図 5と図 6)。

  6. それぞれのスイッチにノブを取り付ける(図 5と図 6)。

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  7. 7のようにコントロールノブを中位置にする

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  8. ヒータースイッチが中位置にあることを確認し、コントロールケーブルの一端をヒータースイッチの裏側に接続する(図 8)。

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  9. ウォーターバルブが中位置にあることを確認し、コントロールケーブルのもう一方の端に接続する(図 9)。

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  10. ヒータースイッチが弱から強まで動かせること、それに伴ってウォーターバルブが完全に開閉することを確認する。必要に応じてケーブルを調整する。

  11. エアコンスイッチ用の黒線のスペード端子を、金色のスイッチ端子(3番と表示されている端子)に接続する。

    Note: スイッチに番号が表示されているので、確認すること(図 10)。

  12. 白線のスペード端子を、2番と表示されたスイッチ端子に接続する。

  13. 赤線のスペード端子を、1番と表示されたスイッチ端子に接続する(図 10)。

  14. キットのワイヤハーネスの 5 端子コネクタを、エアフロースイッチの背面に接続する(図 10)。

  15. 制御ケーブル、水バルブ、ワイヤハーネスの配設を行い、制御パネルアセンブリをダッシュボードに固定する;ボタンヘッドボルト(5/8")4本とロックナット(#10-24)4個を使用する;図 11を参照。ボルトを 26 3 N∙m(2.65 kg.m = 30 in-lb)にトルク締めする。

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  16. HVAC ハーネスを車両のハーネスに接続する(図 12と図 18)。

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  17. ハーネスを下へ導き、右側フレームのチェネル鋼にそって配設する。ハーネスはチャネル鋼の車内側を這わすこと(図 13)。

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送風口を開ける

  1. ダッシュボード上にあるパイロット穴用のくぼみ(4つ:図 14)を探し出し、それぞれの場所にドリルで穴(直径 76 mm)を開ける。

    Note: 吹き出し口は穴のこぎり(直径76 mm)を使用して開けてください。

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  2. フロアボード上にあるパイロット穴用のくぼみ(2つ:図 15)を探し出し、それぞれの場所にドリルで穴(直径 76 mm)を開ける。

  3. 穴の周囲のバリをきれいに除去する。

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長いホースの敷設を行う

この作業に必要なパーツ

取水部ホース1
長い方の吹き出しホース1

Note: HVAC ボックスを設置する前に、長い吹き出しホースと吸引ホースを配設します。この方がホースを楽に引き回すことができます。

  1. 吸い込みホースを、機体前部から後部のコンプレッサー付近まで配設する(図 16と図 17)。

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  2. 吹き出しホースを、機体前部から後部の凝縮器付近まで配設する(図 17と図 18)。

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HVAC ボックスアセンブリを組み立てる

この作業に必要なパーツ

HVAC ボックスアセンブリ1
エアインテークカバー1
HVAC 取り付けブラケット1
フランジアダプタ2
ウレタンシール1
キャリッジボルト(¼ x ¾")6
ロックナット(¼")6
冷却液ホース(5/8 x 13")1
冷却液ホース(5/8 x 26")1
送風口(55 mm x 68.6 cm)4
送風口(55 mm x 45.7 cm)2
バンドクランプ2
ケーブルタイ(大) 6
送風口(調整機構なし)2
送風校(調整機構あり)4
タッピングねじ(1.46 x 13 mm)4
ボタンソケットヘッドねじ(M5 x 22 mm)4
  1. 4 本の送風ホース(55 mm x 68.6 cm)を調整式吹き出し口に接続、 2 本の送風ホース(55 mm x 45.7 cm)を非調整式吹き出し口に取り付ける;大きいケーブルタイ 6 本を使用して図 24のように取り付ける。

    Note: 運転手側の吹き出し口は運転手に向けて送風するように、助手席側の吹き出し口は運転助手に向けて送風するように取り付けてください。

  2. ホースを通し、4つの調整式吹き出し口を、上側の4 ヶ所の穴に取り付ける;図 23と図 24を参照。

  3. ホースを通し、2つの非調整式吹き出し口を、下側の2 ヶ所の穴に取り付ける;図 23と図 24を参照。

  4. HVAC ボックスアセンブリをHVAC 取り付けブラケットに 取り付ける;キャリッジボルト(1/4 x 3/4")6本とロックナット(1/4")6個を使用する;図 19を参照。ボルトを 26 11 N∙m(2.65 kg.m = 100 in-lb)にトルク締めする。

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  5. 既存のエアフィルタカバーを外し、HVAC アセンブリの側面にあるボルト(4 本)を外す。カバーとボルトは廃棄する(図 20)。

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  6. 21のように、エアインテークカバーの角部からスタートしてウレタンシールを取り付ける。

    Note: 角部でシートが丸まらないようにしっかり引っ張っておくこと。

  7. シールを取り付け終わったら余分を切り捨てる。

  8. エアインテークカバーにフランジアダプタを取り付ける(図 21と図 23)。

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  9. HVAC ボックスに吸気口カバーを取り付ける;ボタンソケットヘッドねじ(M5×22mm)4 本を使用する;図 22と図 23を参照。

    Note: ゴム製のウェルナットが HVAC ボックスに押し込まれてしまうを防ぐため、最初は手でねじを入れてください(図 22)。

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  10. HVAC ボックスに吸気口カバーを取り付ける;タップねじ(1.46 ×13 mm)4 本を使用する;図 23を参照。

    Note: タッピングねじは、プラスチックのねじ溝をつぶさないように、手でていねいに締めてください。

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  11. HVAC ボックス前面に冷却液ホース(2 本)を取り付ける;バンドクランプを使用して図 25のように取り付ける。

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HVAC ボックスアセンブリとホースを取り付ける

この作業に必要なパーツ

六角ボルト(5/16 x 3/4")2
キャリッジボルト(¼ x ¾")2
ロックナット(¼")2
ケーブルタイ(大) 6
Torx® ねじ (#10 x 3/8”)4
リレー (280 12V 50/30A)2
ホース3
バンドクランプ2
ウォーターバルブ1
短い方の吹き出しホース1
  1. 4 本の送風ホース(55 mm x 68.6 cm)を HVAC ボックスに接続、 2 本の送風ホース(55 mm x 45.7 cm)をエアインテークカバーに取り付ける;大きいケーブルタイ 6 本を使用して図 23と図 24のように取り付ける。

  2. HVAC ボックスアセンブリの前面を、マシンのフレームに取り付ける;六角ボルト(5/16 x 3/4")2本を使用する。ボルトを 22.6 N∙m(2.3 kg.m = 200 in-lb)にトルク締めする;図 26を参照。

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    Important: シフターのリンクやステアリングにホースが干渉しないように注意して配設してください。

  3. HVAC ボックスアセンブリの背面をマシンのダッシュブラケットに取り付ける;キャリッジボルト(1/4 x 3/4")2本とロックナット(1/4")2個を使用する;図 27を参照。

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  4. ハーネス& HVAC ボックスアセンブリにリレーを取り付ける(図 12)。

  5. 冷却液タンクの側面についている既存の冷却液ホースを外し(図 28)、これを 23 cm 短くする。バンドクランプは捨てないこと。

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  6. ヒーターボックスに取り付けられている 2 本の冷却液ホースを、ウォーターバルブのポートに接続する;バンドクランプ 2 個を使用する(図 30)。

    Note: BOSS 除雪プラウ搭載機では、ヒーターコアロアホース(図 29)をプラウ用ソレノイドを取り巻くように配置する。

  7. 短く切っておいたサーモスタットバイパスホースを、ウォーターバルブに接続してバンドクランプで固定する(図 29と図 30)。

  8. 残りのホースをウォーターバルブに接続し、そのホースのもう一方の端を上側タンクの大きなポートに接続してバンド クランプで固定する(図 29と図 30)。

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  9. 吸い込みホースと吹き出しホースを凝縮器に接続する(図 31)。

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ガソリンエンジン用のコンプレッサを取り付ける

この作業に必要なパーツ

コンプレッサ1
ベルト1
アイドラプーリ 2
ロックナット(⅜")5
デュアル機能スイッチ1
T 字フィッティング(#8, 1/4")1
90° エルボフィールド(O リングパイロット, -8)1
Oリング(-08)2
90° エルボフィールド(O リングパイロット, -10)2
Oリング(-10)2
フランジボルト(3/8 x 3-1/4 インチ)2
ベルトテンショナアセンブリ1
フランジボルト(3/8 x 1-1/4 インチ)3
  1. 上側オルタネータ調整ボルトをゆるめて、ベルトを外す

  2. アイドラプーリとベルトテンショナアセンブリを取り付ける;ボルト(3/8 x 3-1/4")2 本、ロックナット(3/8")2 個を使用する;図 32と図 35を参照。ボルトを 26 40.7 N∙m(2.65 kg.m = 360 in-lb)にトルク締めする。

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  3. エンジンマウントにコンプレッサを取り付ける;ワイヤハーネスのアース端子、フランジボルト(3/8 x 1-1/4")3 本、ロックナット(3/8")3個を使用する;図 35を参照。 ボルトを 26 40.7 N∙m(2.65 kg.m = 360 in-lb)にトルク締めする。

  4. コンプレッサのフィッティングをコンプレッサに取り付けて手締めする;図 33と図 34を参照。

    Note: O リングをフィッティングに正しくセットすること。フィッティングを取り付ける時につぶされたり切れたりしないようにセットすること。

  5. 各フィッティングの位置を確認し、マーキングする(図 33と図 34)。

  6. フィッティングを外し、マークに従ってフィッティングの位置決めをし、フィッティングを締め付ける。

  7. コンプレッサのフィッティングをコンプレッサに取り付けて本締めする(図 33と図 34)。

  8. 34のように、コンプレッサにフィッティング、O リング、エルボを取り付ける。

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  9. コンプレッサにベルト、アイドラプーリ、エンジン、オルタネータを取り付ける(図 35と図 37)。

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    Note: オルタネータを調整してベルトに張りを与えます。

  10. オルタネータを調整してベルトに張りを出す。バールを使用すると良い。

  11. 上側オルタネータ調整ボルトを締め付ける。

  12. ベルトのたわみを測定する:ファンプーリとオルタネータープーリの間でベルトに 98Nの力を掛けた時に 8ー10mmのたわみが出れば良い(図 38)。

  13. たわみの量が不適切な場合は、ベルトの調整をやり直す。

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ディーゼルエンジン用のコンプレッサを取り付ける

この作業に必要なパーツ

コンプレッサ1
ベルト1
フランジボルト(3/8 x 1-1/4 インチ)3
ロックナット(⅜")2
デュアル機能スイッチ1
Oリング(-08)1
T 字フィッティング(#8, 1/4")1
90° エルボフィールド(O リングパイロット, -10)2
Oリング(-10)2
  1. 上側オルタネータ調整ボルトをゆるめて、ベルトを外す

  2. 39のように、コンプレッサにフィッティング、O リング、エルボを取り付ける。

    Note: O リングをフィッティングに正しくセットすること。フィッティングを取り付ける時につぶされたり切れたりしないようにセットすること。

  3. 39 に示すようにコンプレッサのホースをフィッティングに取り付ける。

  4. エンジンマウントにコンプレッサを取り付ける;ワイヤハーネスのアース端子、フランジボルト(3/8 x 1-1/4")3 本、ロックナット(2/8")3個を使用する;図 39と図 40を参照。ボルトを 26 40.7 N∙m(2.65 kg.m = 360 in-lb)にトルク締めする。

  5. コンプレッサにベルト、アイドラプーリ、エンジン、オルタネータを取り付ける(図 39)。

    Note: オルタネータを調整してベルトに張りを与えます。

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    Note: オルタネータを調整してベルトに張りを与えます。

  6. オルタネータを調整してベルトに張りを出す。バールを使用すると良い。

  7. 上側オルタネータ調整ボルトを締め付ける。

  8. 41のように、プーリー間でベルトに 98N の力をかけ、指や定規を使ってベルトのたわみを測定する。

  9. たわみの量が不適切な場合は、ベルトの調整をやり直す。

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凝縮器とサイドパネルを取り付ける

この作業に必要なパーツ

凝縮器1
凝縮器ブラケット1
サイド・パネル1
フランジナット(5/16")3
R クランプ2
ボルト(5/16 x 1¼")3
180° フィッティング1
Oリング(-06)1
90° エルボフィールド(O リングパイロット, -08)1
Oリング(-08)1
平ワッシャ(5/16")2
タッピングねじ(5/16 x ¾")2
キャリッジボルト(¼ x ¾")1
ロックナット(¼")1
  1. 機体についている既存のサイドパネルを外す。既存のサイドパネルから押し込みファスナを取り外す(新しいサイドパネルで使用する)。締結具はすべて保管しておく。

  2. 凝縮器の上部に 90° エルボフィッティング(O リングパイロット, -8)と O リング(08)を取り付ける(図 42)。

  3. 凝縮器の側部に 180° フィッティングと O リング(06)を取り付ける(図 42)。

  4. 凝縮器のホースに R クランプを取り付ける(図 42)。

  5. 凝縮器ブラケットに凝縮器を取り付ける;ボルト(5/16 x 1-1/4")1 本とフランジナット(5/16")1 個を使用する;図 42を参照。ボルトを 26 22.6 N∙m(2.65 kg.m = 200 in-lb)にトルク締めする。

  6. HVAC に行く凝縮器ホース(下側ホース)を、凝縮器に接続する;R クランプ、ボルト(5/16×1-1/4")、フランジナット(5/16")を使用する;図 42を参照。

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  7. 凝縮器にワイヤハーネスを配設し、ハーネスのコネクタをの凝縮器に接続する。

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  8. 後部から順に、マシンのフレームに新しいサイドパネルを取り付ける;先に取り外して保管しておいた押し込みコネクタを使用する(図 44)。

    Note: サイドパネルの最後の穴(2 つ)にはタップねじ(5/16 x 3/4")を使用する。

  9. 凝縮器ブラケットと新しいサイドプレートを、マシンのフレームに取り付ける;タップねじ(5/16 x 3/4")2 本、平ワッシャ(5/16")2 枚を使用する;図 44と図 49を使用する。

  10. コンプレッサから来ている凝縮器ホース(上側ホース)を、凝縮器に接続する;R クランプ、ボルト(5/16×1-1/4")、フランジナット(5/16")を使用する;図 42を参照。

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  11. マシンの下から、新しいパネルとガソリンタンクのサイドパネルに、先に取り外したプラスチック製のねじを取り付ける(図 45と図 47)。 プラスチックねじ 4 本を 2.25 N·m(0.23 kg.m = 20 in-lb)にトルク締めする。

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  12. ディーゼル車では、図 48のように、下側燃料ポンプのロックナットをゆるめる。

    Note: ディーゼル車ではボルトを外さないでください。ロックナットをゆるめるだけにしてください。

  13. ガソリン車では、キャリッジボルト(1/4 x 3/4”)とロックナット(1/4”)をマシンのボルト用スロットから取り付ける(図 46)。

    Note: キャリッジボルトとナットはまだ本締めしないでください。

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  14. ロックナット(1/4")とマシンのフレームとの間に、凝縮器ブラケットを入れる(図 47と図 48)。

  15. キャリッジボルト(1/4 x 3/4")をロックナット(1/4")を締め付ける;図 47と図 48を参照。

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ワイヤハーネスとホースの接続状態を点検する

各ホースが確実に接続されていることを確認します。

ハーネスとホースを、可動部や高温部から離して配設し、ケーブルタイで固定する(図 12と図 13と図 50)。

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バッテリーを接続する

バッテリーケーブル(ー)をバッテリー端子に接続する。

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冷却システムからのエア抜き

警告

エンジン停止直後にラジエターのキャップを開けると、高温高圧の冷却液が吹き出してやけどを負う恐れがある。

  • エンジン回転中はラジエターのふたを開けないこと。

  • キャップを開けるときはウェスなどを使い、高温の水蒸気を逃がしながらゆっくりと開けること。

冷却液の種類: エチレングリコールコールとオーガニック・アディディブ・テクノロジー(OAT)製蒸留水の 50:50 混合液

  1. 冷却液タンクのキャップを取り外す。

  2. 冷却液タンクについている下の線まで、冷却液を入れる。

  3. 温度ダイヤルを最高温度にセットする。

  4. エンジンを始動し、冷却ファンが作動を開始するまで運転する。

    マシンが動作温度にある時には、タンクの冷却液レベルが上部線にあることを確認する。

  5. 必要に応じて冷却液を補充する(エアがパージされて液面が下がるので)。

  6. タンクにキャップを取り付ける。

HVAC システムのチャージ

HVAC システムの容量: 414 ml

冷媒の種類:R134a

  1. マシンに取り付けたエアコン機器がすべて確実に取り付けられていることを確認する。

  2. 認定された空調技術者が、空調システムを完全に真空処理し、R134a 冷媒を適切に充填した後、システムのリークテストを実施する。

運転操作

ファンの使い方

ファンは 4 速です8OFF, LOW, MEDIUM, HIGH)。 ファン制御ブでファンの回転速度を調整します。

温度調整ノブでキャブの室温を調整します。

エアコンスイッチを ON にしてキャブ内を冷房する。

保守

HVAC 用エアフィルタの整備

整備間隔整備手順
250運転時間ごと
  • HVAC 用エアフィルタを交換する(ほこりのひどい場所で使用する場合はより頻繁に)。
  • Note: HVAC 用エアフィルタは、キャビン内の空気をきれいに保つためのものです。

    1. HVAC ボックスアセンブリからエアインテークカバーを外す(図 52)。

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    2. HVAC ボックスアセンブリから静かにフィルタを取り外す。

      Note: フィルタは清掃しないでください。

    3. 新しいフィルタの外側から照明を当ててフィルタの内側を点検し、傷などがないか確認する。

      Note: フィルタに穴があいているとその部分が明るく見えます。破れや油汚れ、ゴムシールの傷がないか点検してください。破損しているフィルタは使用しない。

      Note: フィルターを傷つけたり、変形させたりしないよう、取り扱いに注意してください。

    4. 注意深くフィルタを取り付ける。

    5. HVAC ボックスアセンブリにエアインテークカバーを取り付ける。

    HVAC ボックスの清掃

    Important: HVAC ボックスやその他の機器を濡らさないよう注意してください。