保守
Note: 前後左右は運転位置からみた方向です。
注意
始動キーをつけたままにしておくと、誰でもいつでもエンジンを始動させることができ、危険である。
整備・調整作業の前には必ず始動スイッチからキーを抜きとり、点火プラグ装着車の場合は、念のために点火プラグのコードを外しておくこと。点火コードが絶対に点火プラグと触れることのないよう、確実に隔離すること。
保守作業時の安全確保
-
平らな場所に駐車し、トレンチャの油圧装置を解除し、ブームを降下させ、駐車ブレーキ(が付いている場合は)を掛け、エンジンを停止させてキーを抜き取ってください。また、必ず機械各部の動きが完全に停止し、機体の温度が十分に下がったのを確認してから、調整、洗浄、格納、修理などの作業に掛かってください。
-
オイルや燃料がこぼれた場合はふき取ってください。
-
適切な訓練を受けていない人には機械の整備をさせないでください。
-
必要に応じ、ジャッキなどを利用して機体や機器を確実に支えてください。
-
機器類を取り外すとき、スプリングなどの力が掛かっている場合があります。取り外しには十分注意してください。
-
修理作業に掛かる前にバッテリーの接続を外してください。
-
可動部に手足を近づけないよう注意してください。エンジンを駆動させたままで調整を行うのは可能な限り避けてください。
-
各部品が良好な状態にあり、ボルトナット類が十分にしまっているか常に点検してください。擦り切れたり破損したりしたステッカーは貼り替えてください。
-
絶対に安全装置にいたずらをしないでください。
-
交換部品は必ずトロの純正品をお使いください。
推奨される定期整備作業
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 5 時間 |
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使用開始後最初の 50 時間 |
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使用するごとまたは毎日 |
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使用後毎回 |
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25運転時間ごと |
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40運転時間ごと |
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100運転時間ごと |
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150運転時間ごと |
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200運転時間ごと |
|
250運転時間ごと |
|
300運転時間ごと |
|
400運転時間ごと |
|
500運転時間ごと |
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600運転時間ごと |
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1500運転時間ごと |
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1年ごとまたは長期保管前 |
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Important: コーラーエンジンの整備に関しての詳細は、付属のエンジンマニュアルを参照してください。
整備前に行う作業
カバープレートの取り外し
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平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、ブームを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
警告
カバーの下には回転シャフトがあり、マシンが作動中はこのベルトが回転している。指、手、髪の毛、衣服などがベルトに絡むと、死亡事故などの重大な人身事故につながる。
整備作業を行う前には必ずエンジンを停止させ、すべての部分が完全に停止してからカバーを外すこと。
-
カバープレートをフレームに固定しているボルト(3本)を交互にゆるめてカバーが動くようにする(図 19)。
-
カバープレートをマシンの右側へずらし、ボルトから外れたところで持ち上げて外す。
-
運転する時は必ずカバーを取り付ける。カバープレートを所定位置にセットし、外す時にゆるめたボルト(3本)で固定する(図 19)。
下部シールドの取り外し
Note: カバーについているボルトナット類は、カバーを外しても、カバーから外れません。全部のボルト類を数回転ずつゆるめてカバーが外れかけた状態にし、それから、全部のボルト類を完全にゆるめてカバーを外すようにしてください。このようにすれば、誤ってリテーナからボルトを外してしまうことがありません。
-
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、ブームを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
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下部シールドを機体に固定しているボルト(2本)を交互にゆるめてシールドを外す(図 20)。
-
シールドを引き離すようにして機体から外す。
-
運転する時は必ずシールドを取り付ける。下側シールドを 4 ヶ所のタブにセットし、外す時にゆるめたボルト(2本)で固定する。
Note: 下部シールドを少し持ち上げて、4個のタブ全部に載っていることを確認してください。
潤滑
グリスアップを行う
トレンチャハウジングのグリスアップ
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
40運転時間ごと |
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グリスの種類:汎用グリス.
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平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ブームを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
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トレンチャハウジングのグリスフィッティングをウェスできれいにぬぐい、グリスガンを取り付ける(図 25)。
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フィッティングの隣にあるグリスバルブからグリスがはみ出してくるまでグリスを入れる。
-
はみ出したグリスはふき取る。
エンジンの整備
エンジンの安全事項
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エンジンオイルの点検や補充は、エンジンを止めて行ってください。
-
エンジンのガバナの設定を変えたり、エンジンの回転数を上げすぎたりしないでください。
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手足や顔や衣服を回転部やマフラなどの高温部に近づけないよう十分注意すること。
エンジンの識別
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
|
マシンに搭載されているエンジンがどのメーカーのものかを以下の図で確かめ、適切な整備を行ってください(図 26)。
-
コーラーエンジンの整備についてはKohler® エンジンの整備を参照。
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トロエンジンの整備についてはトロエンジンの整備を参照。
Kohler
エアクリーナの整備
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
150運転時間ごと |
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300運転時間ごと |
|
600運転時間ごと |
|
Note: 砂やほこりのひどい場所で使用する場合は、点検間隔を短くしてください。
エアフィルタの取り外し
-
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ブームを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
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エアクリーナのラッチを外し、ボディーからエアインレットカバーを抜き出す(図 27)。
-
エアインレットスクリーンとカバーを清掃する。
-
エアインレットカバーを元通りに取り付けてラッチで固定する(図 27)。
-
エアクリーナのラッチを外し、ボディーからカバーを抜き出す(図 28)。
-
カバーの内部を圧縮空気できれいに清掃する。
-
エアクリーナのボディーから外側エアフィルタをゆっくり引き出す(図 28)。
Note: ボディの側面にフィルタをぶつけないように注意すること。
-
インナーフィルタは、交換するとき以外は外さない。
Important: インナーフィルタは絶対に洗浄しないでください。安全フィルタが汚れている場合には、外側フィルタが破損しています。その場合には両方のフィルタを交換してください。
フィルタの点検
-
インナーフィルタを点検する。汚れている場合は、インナーフィルタとアウターフィルタの両方を交換する。
Important: インナーフィルタは清掃しないでください。インナーフィルタが汚れている場合には、アウターフィルタが破損しています。
-
アウターフィルタの外側から照明を当てて1次フィルタの内側を点検し、傷などがないか確認する。アウターフィルタが汚れている、曲がっている、または破損している場合には交換する。
Note: フィルタに穴があいているとその部分が明るく見えます。アウターフィルタは清掃しないこと。
フィルタの取り付け
Important: エンジンを保護するため、必ず両方のエアフィルタを取り付け、カバーをつけて運転してください。
エンジンオイルについて
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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100運転時間ごと |
|
200運転時間ごと |
|
エンジンオイルの仕様
オイルの量:フィルタ交換時 1.9 リットル;フィルタ交換なしの場合は 1.6 リットル
粘度: 下の表を参照してください。
エンジンオイルの量を点検する
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平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、ブームを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
エンジンオイルの交換
エンジンオイルフィルタの交換
-
エンジンからオイルを抜く;エンジンオイルの交換を参照。
-
エンジンオイルフィルタを交換する(図 33)。
Note: 図 34の穴からラチェットエクステンションを差し込んでオイルフィルタレンチを使用します。
Note: フィルタのガスケットがエンジンに当たるまで締め付け、そこからさらに 3/4 回転締め付ける。
-
適切な種類の新しいオイルをエンジンに入れる;エンジンオイルの仕様を参照。
点火プラグの整備
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
500運転時間ごと |
|
電極間のエアギャップを正しく調整しておいてください。取り付け、取り外しには必ず専用のレンチを使い、エア・ギャップの点検調整にはすきまゲージやギャップ調整工具などを使ってください。必要に応じて新しい点火プラグと交換してください。
点火プラグのタイプ: Champion® XC12YC または同等品
エアギャップ:0.76 mm
点火プラグの取り外し
-
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、ブームを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
-
図 35のように、点火プラグを取り外す。
点火プラグの点検
Important: 点火プラグは清掃しないでください。黒い汚れ、電極の磨耗、油膜、亀裂などがあれば新しいものと交換してください。
絶縁体部がうす茶色や灰色なら適正、碍子が黒くなっているのは不完全燃焼である(エアクリーナの汚れが原因であることが多い)。
すきまを 0.75 mm に調整する。
点火プラグの取り付け(s)
トロエンジンの整備
エアクリーナの整備
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
300運転時間ごと |
|
フィルタの取り外し
フィルタの点検
フィルタの外側から照明を当てて1次フィルタの内側を点検し、傷などがないか確認する。フィルタが汚れている、曲がっている、または破損している場合には交換する。
Note: フィルタに穴があいているとその部分が明るく見えます。フィルタは清掃しないこと。
エンジンオイルについて
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用開始後最初の 5 時間 |
|
使用するごとまたは毎日 |
|
100運転時間ごと |
|
200運転時間ごと |
|
エンジンオイルの仕様
オイルのタイプ: 洗浄性オイル(API 規格 SF, SG, SH, SJ または SL)
オイル容量: 2.4 リットル (フィルタ共)
粘度: 下の表を参照してください。
エンジンオイルの量を点検する
-
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、ブームを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
点火プラグの整備
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
100運転時間ごと |
|
200運転時間ごと |
|
取り付ける時には電極間のエアギャップを正しく調整しておいてください。取り付け、取り外しには必ず専用のレンチを使い、エアギャップの点検調整にはすきまゲージやギャップ調整工具などを使ってください。必要に応じて新しい点火プラグと交換してください。
タイプ Champion® RN9YC または NGK® BPR6ES
エアギャップ:0.75 mm
点火プラグの取り外し
-
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、ブームを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
-
図 33のように、点火プラグを取り外す。
点火プラグの点検
Important: 点火プラグは清掃しないでください。黒い汚れ、電極の磨耗、油膜、亀裂などがあれば新しいものと交換してください。
絶縁体部がうす茶色や灰色なら適正、碍子が黒くなっているのは不完全燃焼である(エアクリーナの汚れが原因であることが多い)。
すきまを 0.75 mm に調整する。
点火プラグの取り付け(s)
燃料系統の整備
危険
燃料は非常に引火・爆発しやすい物質である。発火したり爆発したりすると、やけどや火災などを引き起こす。
燃料に関する注意事項の説明は燃料についての安全事項 を参照してください。
燃料バルブの使い方
移送、整備、保管などの場合は、燃料バルブを閉じてください。エンジンを始動する時は燃料バルブを開いてください。
燃料タンクの内部清掃
電気系統の整備
電気系統に関する安全確保
-
マシンの整備や修理を行う前に、バッテリーの接続を外してください。バッテリーの接続を外すときにはマイナスケーブルを先に外し、次にプラスケーブルを外してください。接続するときにはプラスを先に接続し、次にマイナスを接続してください。
-
バッテリーの充電は、火花や火気のない換気の良い場所で行ってください。バッテリーと充電器の接続や切り離しを行うときは、充電器をコンセントから抜いておいてください。また、安全な服装を心がけ、工具は確実に絶縁されたものを使ってください。
-
バッテリー液は毒性があり、皮膚に付くとやけどを引き起こします。皮膚、目、衣服に付着させないよう注意してください。バッテリーに関わる作業を行うときには、顔や目や衣服をきちんと保護してください。
-
バッテリーからは爆発性のガスが発生します。バッテリーにタバコの火、火花などの火気を近づけないでください。
バッテリーの整備
電圧:12 V、CCA 350 A (-18 °C)。
警告
バッテリーの端子に金属製品や車体の金属部分が触れるとショートを起こして火花が発生する。それによって水素ガスが爆発を起こし人身事故に至る恐れがある。
-
バッテリーの取り外しや取り付けを行うときには、端子と金属を接触させないように注意する。
-
バッテリーの端子と金属を接触させない。
バッテリーの取り外し
バッテリーを充電する
警告
充電中は爆発性のガスが発生する。
充電中は絶対禁煙を厳守。バッテリーに火気を近づけない。
Important: バッテリーはいつもフル充電状態にしておきましょう(液の比重が1.265になる)。特に氷点下で保管する場合にはこのことを守ってください。
-
車体からバッテリーを取り外す;バッテリーの取り外しを参照。
-
3-4 A で 4-8 時間、バッテリーを充電する(図 50)。充電しすぎないように注意すること。
-
充電が終わったら、チャージャのプラグをコンセントから抜いてから、チャージャのリード線をバッテリー端子から外す()図 50。
バッテリーの清掃
Note: 端子や周囲が汚れていると自然放電しますので、バッテリーが汚れないようにしてください。
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平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ブームを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
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機体からバッテリーを外す:バッテリーの取り外し。
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重曹水(水4:重曹1)でケース全体を洗浄する。
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端子部に腐食が発生した場合には、バッテリークリーナか重曹水(水4:重曹1)で清掃する。
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真水でケースを仕上げ洗いする。
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腐食防止のために両方の端子部にワセリン(Grafo 112X: P/N 505-47)を薄く塗る。
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バッテリーを取り付ける; バッテリーを取り付けるを参照。
バッテリーを取り付ける
後付けしたバッテリーの整備
本機にもともと搭載されているバッテリーはメンテナンスフリータイプです。以下は別のバッテリーを取り付ける際の手順です。
危険
電解液には硫酸が含まれており、触れると火傷を起こし、飲んだ場合には死亡する可能性がある。
-
電解液を飲まないこと。また、電解液を皮膚や目や衣服に付けないよう十分注意すること。安全ゴーグルとゴム手袋で目と手を保護すること。
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皮膚に付いた場合にすぐに洗浄できるよう、必ず十分な量の真水を用意しておくこと。
バッテリー液の補充
バッテリー液の補充は運転前に行うのが最も効果的です。運転中に水と電解液がよく混合します。
-
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ブームを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
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車体からバッテリーを取り外す;バッテリーの取り外しを参照。
Important: バッテリーを機体に取り付けたままで蒸留水を補給しないでください。電解液が万一、こぼれて車両に触れると各部に激しい腐食が発生する。
-
バッテリー上面をペーパータオルできれいに拭く。
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バッテリーの各セルのキャップを外す(図 51)。
-
液量が上の線に達するまで(図 51)、各セルに蒸留水をゆっくりと補給する。
Important: 入れすぎは禁物です; バッテリー液(硫酸)がこぼれると金属部分を腐食させ、シャーシが損傷します。
-
各セルに補給した後、5-10分待って液量がバッテリーケースの上の線(図 51)に届かなければ蒸留水を足す。
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通気キャップを取り付ける。
走行系統の整備
クローラの整備
クローラの洗浄
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用するごとまたは毎日 |
|
クローラの状態を定期的に点検してください。摩耗が進んだクローラは交換してください。
-
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ブームを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
-
圧力洗浄機または水道水(ホース)で左右のクローラ部分を洗浄する。
Important: 圧力洗浄機は注意して使ってください。デカルが破損したり、エンジン内部や電気系や油圧系にに水が入ったり、グリスを吹き飛ばしたりする可能性があります。燃料タンクやオイルキャップ(ディップスティック)が確実に閉まっていて水などが入らないことを確認してください。電気部品や油圧バルブに水を掛けないように注意してください。
Important: 走行ホイールと駆動ホイールも完全に洗浄してください (図 54)。洗浄されているロードホイールは自由に回転します。
クローラの張りの点検と調整
整備間隔 | 整備手順 |
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使用開始後最初の 50 時間 |
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100運転時間ごと |
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クローラの長さ方向の中央部分(ロードホイールと駆動ホイールの中間部分)を 20.4 kg ほどの力で押してクローラのたわみを点検します。たわみが 6 mm-10 mm 程度であれば適正です。たわみが適正範囲にない場合には、以下の調整を行います。
-
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ブームを下げる。
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エンジンを止め、キーを抜き取る。
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クローラのテンションボルトとテンションアームのクランプボルトのジャムナットをゆるめる(図 56)。
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テンションボルトを 32.5-40 N·m(3.3-4.2 kg.m = 24-30 ft-lb)にトルク締めする (図 56)。
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クローラのスパンの中央部を 20.4 kg 程度の力で押したときのたわみが 6 mm-10 mm 程度であることを確認する。必要に応じてテンションボルトのトルクを調整する。
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ジャムナットを締める。
-
クランプボルトを 102 N·m(10.4 kg.m = 75 ft-lb)にトルク締めする。
クローラの交換
摩耗が進んだクローラは交換してください。
-
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ブームを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
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交換したい側を持ち上げてクローラを床から 7.6 cm-10 cm 程度浮かせ、この状態で支持する。
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テンションボルトとジャムナットをゆるめる(図 56)。
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クランプボルトをゆるめる(図 56)。
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前ロードホイールを機体後方に向けて押して一杯まで移動させる(図 57)。
-
クローラを外す;前ロードホイールの上から始めて、クローラを前進方向に回転させながら、皮をむく要領で取り外す。
Note: 必要に応じ前外側のロードホイールも外してください。このホイールを外すには、ロードホイールの中央についているスナップリングとキャップを外します(図 58)。そして、ホイールの中央についているボルトとガスケットを外し、機体からホイールを取り外します。
-
ロードホイールからベルトが外れたら、機体から取り出す(図 57)。
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駆動ホイールからスタートして、新しいクローラをホイールに巻きつけるようにして取り付ける;クローラについている爪がホイールの溝にはまるように取り付けること(図 57)。
-
後ロードホイールと中央ロードホイールの下と間にクローラを押し込むようにして取り付ける(図 57)。
-
前ロードホイールの下側からスタートして、クローラを後退方向に回転させながらテンショニングホイールに取り付ける。
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前外側ロードホイールを外した場合は、ここで取り付ける。先ほど取り外したボルトとガスケットなどを再使用取り付ける。ロードホイールの点検とグリスアップに解説しているように、ボルトを 102 N·m(10.4 kg.m = 75 ft-lb)にトルク締めし、きれいに汚れを取り除いてグリスを塗布し、キャップとスナップリングを取り付ける。
-
テンションボルトとナットを取り付ける。
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テンションボルトを 32.5-40 N·m(3.3-4.2 kg.m = 24-30 ft-lb)にトルク締めしてクローラを締める。
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クローラのスパンの中央部を 20.4 kg 程度の力で押したときのたわみが 6 mm-10 mm 程度であることを確認する。必要に応じてテンションボルトのトルクを調整する。
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ジャムナットを締める。
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クランプボルトを 102 N·m(10.4 kg.m = 75 ft-lb)にトルク締めする。
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機体を床面に降ろす。
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もう一方のクローラも同じ要領で取り付ける。
ロードホイールの点検とグリスアップ
整備間隔 | 整備手順 |
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250運転時間ごと |
|
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平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ブームを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
-
クローラを外す; クローラの交換を参照。
-
ロードホイールについているスナップリングとキャップを外す(図 59)。
-
キャップ外した部分とガスケット周囲のグリスの状態を見る (図 59)。グリスが劣化しているようであれば、完全にふき取り、ガスケットを交換して新しいグリスを入れる。
-
ロードホイールのベアリングにガタがなく、ホイールが滑らかに回転することを確認する。万一ベアリングが固着している場合は、弊社の正規サービスディーラに依頼してロードホイールを交換する。
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グリスを入れたキャップをボルトの頭に取り付ける (図 59)。
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キャップをスナップリングで固定する (図 59)。
-
すべてのロードホイール(12個)に対して、ステップ4-8の作業を行う。
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クローラを取り付ける; クローラの交換を参照。
ブレーキの整備
駐車ブレーキのテストを行う
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
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駐車ブレーキを掛ける;駐車ブレーキレバーを参照。
-
エンジンを掛ける。
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マシンをゆっくりと前進または後退させる操作を行う。
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マシンが動き出す場合には、弊社代理店に修理を依頼する。
油圧系統の整備
油圧系統に関する安全確保
-
万一、油圧オイルが体内に入ったら、直ちに専門医の治療を受ける。万一、油圧オイルが体内に入った場合には、数時間以内に手術を受ける必要がある。
-
油圧装置を作動させる前に、全部のラインコネクタが適切に接続されていること、およびラインやホースの状態が良好であることを確認すること。
-
油圧のピンホールリークやノズルからは作動油が高圧で噴出しているので、絶対に手などを近づけない。
-
リークの点検には新聞紙やボール紙を使う。
-
油圧関係の整備を行う時は、内部の圧力を確実に解放する。
油圧作動液の仕様
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
100運転時間ごと |
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1500運転時間ごと |
|
油圧オイルタンクの容量:23 リットル
油圧オイルは以下の作動液のうちから選択してください:
-
トランスミッション/油圧装置用トロ・プレミアム・トラクタオイル(製品の詳細についは弊社代理店におたずねください)
-
オールシーズン用トロ PX 長寿命油圧オイル(製品の詳細についは弊社代理店におたずねください)
-
上記製品のどちらも入手不可能な場合には、トラクタ用汎用油圧オイル(UTHF)に区分される製品をお使いいただけますが、必ず通常の石油系オイルをお選びください。以下に挙げる特性および産業規格をすべて満たしている必要があります。油圧オイルの性能や規格については専門業者にご相談ください。
Note: 不適切なオイルの使用による損害については弊社は責任を持ちかねますので、品質の確かな製品をお使い下さる様お願いいたします。
物性 粘度, ASTM D445 cSt at 40° C: 55-62 cSt at 100° C: 9.1-9.8 粘性インデックス: ASTM D2270 140–152 流動点, ASTM D97 -37 to -43°C 産業規格 API GL-4, AGCO Powerfluid 821 XL, Ford New Holland FNHA-2-C-201.00, Kubota UDT, John Deere J20C, Vickers 35VQ25, および Volvo WB-101/BM Note: 多くの油圧オイルはほとんど無色透明であり、そのためオイル洩れの発見が遅れがちです。油圧オイル用の着色剤(20 ml 瓶)をお使いいただくと便利です。1瓶で 15-22 リットルのオイルに使用できます。ご注文は弊社代理店へ(パーツ番号は P/N 44-2500 です)。
油圧オイルの量を点検する
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
25運転時間ごと |
|
油圧作動液の仕様を参照。
-
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、ブームを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
-
機体の右側にある点検窓で確認する。窓からオイルが見えないようであればオイルを補給する。
-
カバープレートを取り外す; カバープレートの取り外しを参照。
-
油圧オイルタンクの注油口周辺とキャップをきれいに拭き、ソケットレンチで補給口からキャップとフィルタを外す (図 61)。
-
油量が少なければ点検窓から確認できるようになるまで補給する。
-
キャップとフィルタを取り付け、上部ボルトを13-15.5 N·m(2.3-2.8 kg.m = 110-140 in-lb)にトルク締めする。
-
カバープレートを取り付ける; カバープレートの取り外しを参照。
油圧フィルタの交換
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
200運転時間ごと |
|
-
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、ブームを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
-
カバープレートを取り外す; カバープレートの取り外しを参照。
-
古いフィルタを外して捨てる(図 62)。
-
新しいフィルタを取り付け、キャップ (図 62)をして上部ボルトを13-15.5 N·m(2.3-2.8 kg.m = 110-140 in-lb)にトルク締めする。
-
こぼれたオイルを拭き取る。
-
上部カバーを取り付ける。
油圧オイルの交換
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
400運転時間ごと |
|
-
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、ブームを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
-
機体が十分に冷えていることを確認する。
-
マシンをジャッキアップして適切なジャッキスタンドで機体を支える。
-
カバープレートを取り外す; カバープレートの取り外しを参照。
-
下部シールドを取り外す; 下部シールドの取り外しを参照。
-
油圧オイルタンクのフィルタとキャップ(図 62)を取る。
-
油圧オイルタンクのドレンプラグの下にオイルを受ける容器(37.8 リットル以上)を置く。
-
ドレンプラグを外して排出されるオイルを容器に回収する(図 63)。
-
オイルが完全に抜けたらドレンプラグを取り付ける。
Note: 廃油はリサイクルセンターに持ち込むなど適切な方法で処分する。
-
油圧オイルタンクに油圧オイルを入れる;油圧作動液の仕様 を参照。
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フィルタを取り付け、キャップ (図 62)をして上部ボルトを13-15.5 N·m(2.3-2.8 kg.m = 110-140 in-lb)にトルク締めする。
-
エンジンを始動し、数分間程度運転する。
-
エンジンを停止する。
-
油圧オイルの量を点検し、必要に応じて補給する; 油圧オイルの量を点検するを参照。
-
こぼれたオイルを拭き取る。
-
上部カバーと下部シールドを取り付ける。
-
機体をジャッキから下ろす。
トレンチャの整備
掘削刃の交換。
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
使用するごとまたは毎日 |
|
掘削刃は非常に早く摩耗しますから定期的な交換が必要です。
1個の刃を交換するには、その刃を固定しているボルトを外して刃を取り出し、その場所に新しい刃を取り付けてください。刃の固定ボルトを 37-45N·m(3.7-4.6kg.m = 27-33ft-lb)にトルク締めしてください。
掘削チェーンとブームの点検と調整
整備間隔 | 整備手順 |
---|---|
25運転時間ごと |
|
-
チェーンのリンクに過剰な摩耗がないか、たとえば刃を保持できなくなっているリンクがないか、点検する。
-
ブームの下側の摩耗状態を調べる。
-
トレンチャのブームを床面に平行にした状態で、ブームの底面と下側チェーンの上面との間が 3.8ー6.3 cm あれば適正です。適正でない場合にはチェーンの張りを調整します。
Important: チェーンを締めすぎないように注意してください。締めすぎると駆動部を損傷する可能性があります。
チェーンの交換、磨耗したブームの反転、チェーンの張りの調整は以下の手順で行います:
-
平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ブームを下げる。
-
エンジンを止め、キーを抜き取る。
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チェーンの交換、ブームの反転や交換をする場合には以下を行います:
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ブームをアームに固定しているボルト(2 本)とナットを外す(図 63)。
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ブームの調整ボルトのジャムナットをゆるめる。
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調整ボルトをゆるめてブームからチェーンを外せるようにする。
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駆動スプロケットからチェーンを外す。
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チェーンの交換が必要な場合は、スポイルオーガを固定しているボルトとナットを外してオーガとチェーンを外す。
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ブームを外し裏返しにして下面を上にして取り付ける(以前に反転させたブームの場合、再度反転はできないので新しいブームに交換する)。
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ナット、ボルト、ワッシャでブームを固定する。
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新しいチェーンを取り付ける場合は、チェーンに付属しているクレビスピンを使ってリンクをつなり合わせ、チェーンに付属しているコッターピンでクレビスピンを固定する。
Important: クレビスピンが入りにくくてハンマーでたたき込む場合、チェーンリンクを曲げてしまわないように、リンクをブロックで上下からはさんで作業してください。
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駆動スプロケットと前ローラにチェーンを取り付ける。
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スポイルオーガを外した場合には元通り取り付けてボルトとナットで固定する。ボルトとナットを 102 N·m (10.4 kg.m = 75 ft-lb)にトルク締めする。
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ステップ6へ飛んで調整を行う。
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ブームをアームに固定しているボルト(2 本)とナットをゆるめる。
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調整ボルトのジャムナットをゆるめる。
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調整ボルトを回して適切な張りに調整する。
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ジャムナットを締める。
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ボルトとナット各 2 を 183-223 N·m(18.7-22.8 kg.m = 135-165 ft-lb)にトルク締めする。
駆動スプロケットの交換
使用に伴ってスプロケットが摩耗します。砂地や粘土土壌では摩耗が速くなります。磨耗が進むと掘削チェーンが滑るようになります。そうなったら、駆動スプロケットの交換が必要です。
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平らな場所に停車して駐車ブレーキを掛ける。
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トレンチャを床面から数センチ浮かせる
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エンジンを止め、キーを抜き取る。
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スポイルオーガを取り外す(図 65)。
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ブームをアームに固定しているボルト(2 本)とナットをゆるめる。
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ブームの調整ボルトのジャムナットをゆるめる。
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調整ボルトをゆるめてブームからチェーンを外せるようにする。
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駆動スプロケットからチェーンを外す。
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駆動スプロケットを固定しているボルト 6 本を取り外す(図 65)。
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駆動スプロケットを外して捨てる(図 65)。
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トレンチャのスプロケット取り付け面をきれいにする(図 65)。
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新しいスプロケットを取り付ける(図 65)。
Important: スプロケットの面についている矢印がトレンチャの右側から見え、矢印が右向きであるように取り付けてください。間違えた場合は裏返して正しい向きに直してください。
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ボルト 6 本を取り付けて指締めする(図 65)。
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各ボルトを少しずつ締め付けてゆき、最終的に、全部のボルトを 129-155 N∙m(95-115 ft-lb)にトルク締めする。
Important: 各ボルトは最初は指締めし、6 本を順に少しずつ締め付けを大きくしてゆき、最後にトルク締めしてください。
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チェーンをオーガ駆動シャフトと駆動スプロケットに取り付ける;上列のチェーンの刃が前方を向くように取り付けること。
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チェーンの上列をトレンチャブームにセットし、次に、ブームの端にあるローラにチェーンを取り付ける。
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ブームに調整ボルトを取り付け、チェーン下列のたるみが 3.8-6.3 cm になるまで締め付ける。
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調整ボルトの下のジャムナットを締めてブームにしっかりと当てる。
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ボルトとナット各 2 を 183-223 N·m(18.7-22.8 kg.m = 135-165 ft-lb)にトルク締めする。
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スポイルオーガを取り付ける;先ほど外したボルトとナットを使用する。
Note: ボルトとナットを 102 N·m (10.4 kg.m = 75 ft-lb)にトルク締めする。
洗浄
マシンの外側の清掃
整備間隔 | 整備手順 |
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使用後毎回 |
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Important: 圧力洗浄機は注意して使ってください。デカルが破損したり、エンジン内部や電気系や油圧系にに水が入ったり、グリスを吹き飛ばしたりする可能性があります。燃料タンクやオイルキャップ(ディップスティック)が確実に閉まっていて水などが入らないことを確認してください。電気部品や油圧バルブに水を掛けないように注意してください。
Important: スクリーンや冷却フィン詰まった状態、あるいは冷却シュラウドを外して運転するとオーバーヒートしてエンジンが損傷します。
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平らな場所に駐車し、駐車ブレーキ(搭載車では)を掛け、ブームを下げる。
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エンジンを止め、キーを抜き取り、エンジンが冷えるまで待つ。
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エアクリーナについた汚れはふき取る。
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エンジンとマフラーについている汚れをブラシやブロアで落とす。
Important: 汚れは、水で洗い流すよりもブロアで吹き飛ばすのが望ましい方法です。水で清掃する場合には、電気部品や油圧バルブをぬらさないように十分注意してください。圧力洗浄機でエンジンの洗浄をしないでください。
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オイルクーラを清掃する。