安全について

  • このトレーラーは、ProCore 648 および 648s 専用です。他の製品に使用すると、トレーラーが損傷したり、人身事故につながる危険があります。搬送可能なマシンについては対応機種 を参照してください。

  • 付属品一式を装備したプロコアエアレーターをこのトレーラーに搭載した時の合計重量はおよそ1,089 kg になります。牽引には適切な規格の車両を使ってください。牽引に使用する車両がこの重量に相応しいブレーキ能力を備えていることを必ず確認してください(車両メーカーの仕様書を確認してください)。

  • エアレーターの積み下ろし時には、トレーラーが牽引用車両に確実に接続されていることを確認してください:ヒッチが外れているとトングが突然跳ね上がるなどして大変危険です。トレーラートングは、牽引車両に取り付けたときに地表面と平行になるように調整してください。

  • トレーラーを牽引するということは、牽引車両にそれだけの負担がかかるということです。安全に十分注意して運転してください。

    • 高速道路や公道を走らないでください。

    • カーブの手前では必ず減速し、ゆっくりとした速度で旋回してください。

    • 地表面がラフな部分や表面の状態がよくわからない場所に入り込む場合には必ず十分に減速してください。

    • 進行方向を変えるときや、停止する場合にも、必ずその前に十分に減速するようにしてください。

    • 旋回時や法面では必ず減速してください。

    • 急旋回や急停止をしないでください。坂道、ランプ、傾斜面、法面などでは進行方向を急に変えないでください。

    • 牽引時の最高速度は 24km/h です。つねに、地表(路面)状態を確認しながら、状態に合わせて走行速度を調整してください:ぬれていて滑りやすい場所、砂地や砂利で走りにくい場所、視界の悪い場所、夕暮れ時や夜明け前、霧、もや、雨などの条件に合わせてください。

    • 特に、重いものを搭載・牽引して下り坂を走るときには安全に十二分に注意してください。傾斜地では、可能な場合は必ず、真っ直ぐに登って真っ直ぐに降りるルートを選んでください。法面の横断(左右に傾いての走行)は仮に可能であってもしないでください。横転する可能性が常にあり、万一横転した場合には重大な事故となります。

  • 疲れているとき、病気のとき、またはアルコールや薬物の影響下にあるときは、牽引車を操作したり、トレーラーを使用したりしないでください。

  • トレーラーは視界が良好で適切な気象条件の場合にのみ使用してください。雷の危険があるときは、牽引車を操作したり、トレーラーを使用したりしないでください。

  • バックするときには、後方の安全に注意し、車両の後部に人や物がないことを確認してください。バックするときには低速で、トレーラーの動きをきちんと観察しながら下がってください。

  • トレーラーを接続した状態で牽引車両を後退させる時は細心の注意を払ってください。

  • 道路付近で作業するときや道路を横断するときは周囲の交通に十分注意してください。常に、歩行者や他の車両に道を譲ってください。

  • トレーラーが異常な振動を始めたときは直ちに牽引車両を停車させてください。そして牽引車両のエンジンを停止してください。破損部は必ず修理交換してから使用を再開するようにしてください。

  • トレーラーの整備や調整を行う前には、以下を守ってください:

    • 牽引車両を停止し、駐車ブレーキを掛け、

    • 牽引車両のエンジンを止め、キーを抜き取る。

  • トレーラーが牽引車両から切り離されている時は:

    • トレーラーは平らな場所に停めて置く。

    • トレーラーが動かないようにタイヤ止めを掛ける。

  • ボルト類は全て確実に締め付けておいてください。整備中や調整中に外したパーツは必ず元通りに取り付けてください。

安全ラベルと指示ラベル

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危険な部分の近くには、見やすい位置に安全ラベルや指示ラベルを貼付しています。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼付してください。

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取り付け

木枠の取り外し

この作業に必要なパーツ

トレーラー1
車輪2
  1. トレーラーの両端をホイストで吊れる位置、またはトレーラーの両端をフォークリフトで持ち上げることができるように木枠を置く。

  2. バンドを切断し、木枠の上面と周囲の面を取り外す。

  3. トレーラー上部でトレーラーを木枠に固定しているストレージピンを取り外す。

    Important: ピンは今後のために保管しておいてください。

  4. スロープを木枠から持ち上げて取り出し、後の設置のために脇に置いておきます。

  5. 輸送用ブラケットを木枠に固定しているねじを外す。

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  6. トレーラーをパレットに接続している残りの金具を取り外す。

  7. ホイストやフォークリフトを使用して、トレーラーを持ち上げ、

  8. トレーラーの下のパレットを取り外し、

  9. 各ホイールハブから4つのラグナットを取り外す(図 1

    Important: ラグナットは再利用します。出荷用ブラケットは廃棄して構いません。

  10. ステップ9で取り外したラグナットを使用してホイールを取り付ける。ホイールナットのトルクを点検するを参照。

  11. 2に示すように、トレーラーフレームチューブのブラケットにジャッキを取り付ける。

    Note: ジャッキの地上高が一番高くなるように、一番下の穴を使ってを取り付けてください。

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  12. トレーラーを地面に下ろし、昇降機またはフォークリフトを取り外し、トレーラーが動かないように固定する。

トレーラーの組み立て

この作業に必要なパーツ

ヒッチチューブ1
クレビスピン3
ランプ1
フランジブッシュ4
ランプピン2
コッターピン2
ジャッキ1
ボルト (3/8 x 1-1/8”)4
ワッシャ(7/16")4
ロックナット(⅜")4
  1. 3に示されているようにヒッチチューブをフレームに挿入する。

  2. ヒッチ アダプターをクレビス ピン (図 3) でヒッチチューブに取り付ける。

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  3. フランジブッシュをランプ底部のピボットハブに取り付ける。

  4. 4に示すように、ランプ ピンとコッタピンを使ってランプをフレームに取り付ける。

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  5. 木枠の取り外しで取り外した保管ピンをランプとホイール プレートの上部に通して取り付け、ランプを上昇位置に保持する。

運転操作

対応機種

このトレーラーは、追加のキットを必要とせずに、次の ProCoreエアレーターマシンに適合できるように設計されている。

機種名モデル
ProCore 648エアレーター09200
ProCore 648sエアレーター09960

詳細については弊社代理店におたずねください。

トレーラートングの調整

  1. トレーラーのトングを牽引車両のヒッチに合わせる。

    Important: トレーラーのタングを牽引車両のヒッチと位置合わせするときは、トレーラーのタングが地面と平行になるようにする。

  2. 必要に応じ、ヒッチアダプタからクレビスピンを抜き取ってアダプタの上下位置を調整する (図 3)。

    Note: 高さが合わない場合は、アダプタを上下逆にしてください。

  3. 必要に応じ、ヒッチチューブからクレビスピンを取り外してチューブの長さを調整する。

    Important: 牽引時にエアレーターのハンドルが牽引車両の後部に当たらないよう、十分な隙間を確保してください。

    Note: トレーラーを保管するときは、ヒッチチューブをトレーラーフレームチューブに押し込んで全長を短くすることができる。

トレーラーへの積み込み

警告

ランプの上を歩くと足場を失う可能性がある。

エアレーターの積み下ろし時はランプの上に乗らず、地上を歩くこと。

トレーラーに積み込む準備

  1. トレーラーを牽引車両に接続する。牽引車両のオペレーターマニュアルを参照。

    Important: 牽引車両のヒッチに接続されているトレーラーのトングが地面と平行になっていることを確認する。並行でない場合は、トレーラートングの調整を参照。

  2. ランプとホイールプレートの上面からピンを取り外して、ランプを下げる。

  3. ホイールプレートの前側にピンを収納する。

トレーラーにマシンを積み込む

  1. ランプとホイールプレートの上面からストレージピンを取り外して、ランプを下げる。

  2. ホイールプレートの前側にピンを収納する。

  3. トレーラーを平らな場所に駐車させた状態で、エアレーターのラインマーカーを収納位置にする。エアレーターのオペレーターズマニュアルを参照すること。

  4. 地面を歩きながら、マシンがランプを上って、前輪が一体型の輪止めの上を転がり、前輪のトレーラー ガードに当たるまでゆっくりと誘導する (図 5)。

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  5. マシンを停止させて駐車ブレーキを掛ける。

  6. クイックリリースピンを取り外し、ロックレバーを引き上げ、前部の固定ポイントにJフックを取り付ける。

  7. ロックレバーを押し下げ、クイックリリースピン(図 6)で固定する。

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    Important: トレーラー上でマシンがずれないように、レバーがラッチされたときにマシンがトレーラーにしっかりと固定されるように、J フックの 2 つのナットを調整する。

トレーラーからマシンを降ろす

  1. トレーラーを平らな場所に駐車し、マシンのライン マーカーが展開位置にある場合は保管位置に移動する。マシンのオペレーターズマニュアルを参照。

  2. クイックリリースピンを取り外し、ロックレバーを引き上げ、Jフックを取り外す。

  3. マシンを始動して駐車ブレーキを解除する。

  4. オペレータは地表面を歩きながらマシンを誘導する;前輪が着地するまでマシンをゆっくり後退させてトレーラーから降ろす。

    Important: 前輪がガイドチャネルから外れないように、注意して後退させてください。

  5. マシンを停止させて駐車ブレーキを掛ける。

  6. ホイールプレートの前側からストレージピンを取り出す。

  7. ランプとホイールプレートの上面からピンを挿入してランプを上昇位置に固定し、空になったトレーラーを移動する。

保守

推奨される定期整備作業

整備間隔整備手順
使用開始後最初の 10 時間
  • ホイールのラグナットのトルクをチェックする。
  • 使用するごとまたは毎日
  • タイヤ空気圧を点検する。
  • 1年ごと
  • ホイールベアリングの遊びをチェックする。
  • ホイールのラグナットのトルクをチェックする。
  • タイヤ空気圧を点検する

    整備間隔整備手順
    使用するごとまたは毎日
  • タイヤ空気圧を点検する。
  • タイヤの規定空気圧:96.5 kPa(1.4 kg/cm2 = 14 psi)

    タイヤの空気圧を確認する (図 7)。必要に応じて空気を追加または削除して、タイヤの空気圧を定格空気圧に設定する。

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    ホイールベアリングの遊びのチェック

    整備間隔整備手順
    1年ごと
  • ホイールベアリングの遊びをチェックする。
    1. トレーラーの上に載っているマシンをすべて降ろす。

    2. トレーラをジャッキアップし、スタンドで支える。

    3. 各ホイールに過剰なガタが出ていないか(タイヤとハブアセンブリ)点検する。

      大きなガタがある場合には、弊社ディストリビュータに連絡する。

    ホイールナットのトルクを点検する

    整備間隔整備手順
    使用開始後最初の 10 時間
  • ホイールのラグナットのトルクをチェックする。
  • 1年ごと
  • ホイールのラグナットのトルクをチェックする。
  • トルク仕様:108 N⋅m (11.01kgm)

    ホイールを取り付けた時と、その後の最初の10運転時間経過後にホイールナットの締め付けトルクを点検してください。

    8に示される順序でホイールナットを所定値まで締め付ける。

    警告

    適切なトルクを維持しないとホイールが外れて人身事故などにつながる恐れがある。

    各ラグナットを所定のトルクにトルク締めする。

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