保守
ギアボックスの潤滑油の交換
整備間隔 |
最初の 100 運転時間後 |
500 運転時間ごと/ 1年に 1 回(いずれか早く到達した方の時期) |
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グルーマハウジングの外面をきれいに拭く。
Important: グルーマハウジングの外側にごみや刈りかすをためないようにしてください。グルーマ内部に異物が入るとギアボックスを破損させる恐れがあります。
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ハウジングの下にあるドレンプラグを抜く(図 33)。
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ハウジングの側面にあるオイル補給プラグと上部にある通気プラグを抜いてオイルを抜けやすくする(図 33)。
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オイルドレンポートの下に適当なオイル回収容器を置く。
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オイルが完全に抜けるように、カッティングユニットを立てて排出口が一番下になるようにする(図 31)。
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カッティングユニットを前後に揺らしてオイルを完全に排出する。オイルが完全に抜けたら、カッティングユニットを、平らな場所に置く。
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ドレンプラグを取り付ける。
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シリンジ(P/N 137-0872)を使って 80-90W オイルを 50 cc 入れる。
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補給プラグを取り付け、通気プラグは締め付ける。
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全部のプラグを 3.62-4.75 N·m(0.37-0.48 kg.m = 32-42 in-lb)にトルク締めする。
グルーマ駆動ボックスを取り外す
Note: 以下、特に指示がない限り、取り外した部品はすべて再使用します。
Important: グルーマ駆動ボックスの取り外しが難しい場合には、トラクションユニットのサービスマニュアルを参照するか、ディストリビュータにご相談ください。
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グルーマからキャップを外す。
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グルーマを駆動ボックスに接続しているクランクボルトを外す(図 34)。
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グルーマを駆動ボックスをアジャスタアームに接続しているショルダボルトと硬化ワッシャを外す(図 34)。
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リールが回転しないように固定する;ねじ付きインサートを外すためにリールを固定するにはを参照。
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図 34のように、補強ねじ(P/N 1-803022;別売)をグルーマ駆動六角ヘッドのねじ溝に取り付けて 13.5 N⋅m(1.4 kg.m = 120 in-lb)にトルク締めする。
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グルーマ駆動六角ヘッドを回して、リールからグルーマ駆動ボックスを外す(図 34)。
Important: グルーマ駆動ボックスがカッティングユニットの右側に取り付けられている場合には、グルーマ駆動六角ヘッド(右ねじ)を左に回すと駆動ボックスのシャフトをカッティングユニットから外すことができます。
Important: グルーマ駆動ボックスがカッティングユニットの左側に取り付けられている場合には、グルーマ駆動六角ヘッド(左ねじ)を左に回すと駆動ボックスのシャフトをカッティングユニットから外すことができます。
Important: 6ポイントのソケット(肉厚の壁のもの)を使う必要があります。
グルーミングリールの洗浄
整備間隔 | 整備手順 |
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使用後毎回 |
使用後はホースでグルーマを水洗いしてください。ただし、ベアリング部分には直接水流を当てないように注意してください。錆の発生を防止するため、水洗い後は速やかに乾燥させてください。
ブレードの点検
整備間隔 | 整備手順 |
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使用するごとまたは毎日 |
グルーミングリールの刃は摩耗や破損が発生しやすいので頻繁に点検してください。曲がった刃はプライヤーなどで修正してください。摩耗した刃は交換し、ロックナットを42-49 N·m (4.3-5.0 kg.m = 31-36 ft-lb) にトルク締めする。刃の点検を行う時には、ブレードシャフトの左右のナットが十分に締まっていることを確認してください。
Note: スプリング鋼製のブレードの場合は、刃の前側が摩耗したら、グルーミングリールを外して分解して刃を裏返し(180° 回転)させると再使用できます。摩耗していない側が回転の前方を向くように取り付けてください。
Note: グルーマを使うと異物(土や砂)も多く巻き上げることになりますので、リールや下刃の点検もより頻繁に行うことが必要になります。特に砂地のグリーンや、深く食い込ませるグルーミングを行なう場合には、点検が重要になります。
リール固定手順
警告
リール刃は非常に鋭利で、手足を切断できるほどである。
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リールの軌道内に手足を入れないこと。
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リールに作業を行う場合には、リールが回転しないよう確実に固定すること。
ねじ付きインサートを外すためにリールを固定するには
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リールの底部にアクセスできるようにカッティングユニットを立てる。
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長い柄のバール(9 mm x 30 cm 程度のドライバータイプのもの。握りのついているものがよい)を用意する。バールは、トルク作業を行う側に近い側で、リールの下から差し込むようにする(図 36)。
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リールサポートプレートの溶接されている側からバールを入れ(図 36)、
Note: リールのシャフトの上側と枚のリール刃の背中側にバールを差し込むと、リールが回転できなくなる。
Important: リールの刃先にバールを触れると刃こぼれなどを起こす;バールを当てないように十分注意すること。
Important: カッティングユニット左側のインサートは左ねじです。カッティングユニット右側のインサートは右ねじです。
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バールの握り部分をローラに載せる。
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バールでリールが確実に止まっていることを確認しながらインサートを外す。作業が終わったらバールを外す。
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ローラが下になるようにカッティングユニットを降ろす。
ねじ付きインサートの着脱のためにリールを固定するには
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長い柄のバール(9 mm x 30 cm 程度のドライバータイプのもの。握りのついているものがよい)を用意する。バールは、トルク作業を行う側に近い側で、リールの前から差し込むようにする(図 37)。
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リールサポートプレートの溶接されている側からバールを入れ(図 37)、
Note: リールのシャフトの上側と枚のリール刃の背中側にバールを差し込むと、リールが回転できなくなる。
Important: リールの刃先にバールを触れると刃こぼれなどを起こす;バールを当てないように十分注意すること。
Important: カッティングユニット左側のインサートは左ねじです。カッティングユニット右側のインサートは右ねじです。
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バールの握り部分をローラに載せる。
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バールを保持しながら、ねじ山付きインサートの説明通りにインサートを取り付ける。インサートを支持された値までトルク締めする。
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バールを外す。