このキットには、シリアル番号 239999999 以前の製品用のデカル 93-9861 が含まれておりません。デカル 93-9861 は別途購入して貼付してください。
![]() |
セーフティラベルや指示は危険な個所のオペレーターから見やすい部分に貼付してあります。破損したりはがれたりした場合は新しいラベルを貼り直してください。 |
平らな場所に駐車する。
荷台を装着している場合には以下の作業を行う:
駐車ブレーキを掛ける。
エンジンを止め、キーを抜き取る。
マシンが冷めるのを待つ。
以下の要領でバッテリーの接続を解除する:
Important: シリアル番号が240000001より大きい車両にキットを取り付ける場合は、手順1~15に従ってください。それ以外の場合は、PTOケーブルの接続に進みます。
コンソールレバーとギアシフトについているノブを全部外す(図 5)。
中央コンソールのカバープレートの外側エッジ部をフレームに固定しているねじ(6本)を外して、カバープレートを取り外す(図 6)。
ラジエターからタンクホースを外し、ホースから冷却液が漏れないように栓をするかクランプを掛ける (図 6)。
運転席とシュラウドを取り付けブラケットに固定しているキャップスクリュ (8本) を外す (図 6)。運転席とシュラウドを外す。
ケーブルをコンソールのレバー(ディファレンシャルロック、レンジ切り替え、油圧昇降)に固定しているクレビスピンを外す。コッターピンとクレビスピンは保管する。
Note: コッターピンとクレビスピンは保管してください。
コンソールのレバーをサポートブラケット (図 7) に固定しているボルトとナットを外し、レバーサポートブラケットからコンソールレバーアセンブリを外す。
アセンブリからスペーサー (図 7) を取り外し、ピボットチューブの所定の位置に新しいPTOレバーを取り付ける。
Note: 各レバーの位置は 図 8のようになります。
先ほど外した機器類を 図 8に示すようにボルトに取り付ける。
先ほど外したナットを使って、ボルトをレバーサポートブラケットに固定する (図 8)。
PTO ケーブルを、レバーサポートブラケットの下に通す。
PTOケーブルのクレビスをPTOレバーの穴に入れ、クレビスピンとコッターピンで固定する (図 9)。
PTO ケーブルをレバーサポートブラケットの下側に固定する;クランプ1個と六角タップねじ2本を使用する (図 10)。
Note: PTO レバーは、レンジ(ハイ・ロー)切り替えレバーがローに切り替えられた状態のときにコノレバーと同じ線上に並ぶように位置決めしてください。
ケーブルを、既存のケーブルに沿って這わせて、トランスアクスルの左前角に取り付けられているケーブルブラケットに導く (図 11)。
PTOケーブルについている後ジャムナットをゆるめて、ケーブルの端部をブラケットに挿入する。ジャムナットで、PTOケーブルをブラケットに仮止めする。
シュラウド、運転席、コンソールのカバープレート、レバーのノブを取り付ける; ステップ 2 (PTOコントロールを取り付ける)を参照。
Note: PTOを「入」にセットした時、レバーが中央コンソールプレートに接触しないようにレバーの位置を調整してください。
Important: シリアル番号が 239999999 以前の車両についてはステップ PTOケーブルの接続 の作業を行ってください。それ以外の車両については PTOをトランスアクスルに取り付けるへ進んでください。
Note: シリアル番号が 239999999 以前の車両については、取り付けに必要な部品すべてがキットのの中に含まれていない場合がありますが、これらはパーツカタログに掲載されています。
中央コンソールのレバーについているノブをすべて外す (図 12)。
中央コンソールのカバープレートの外側エッジ部をフレームに固定しているねじ(6本)を外して、カバープレートを取り外す(図 12)。
PTOケーブルのクレビスをPTOレバーの下側の穴に入れ、クレビスピンとコッターピンで固定する (図 13)。
PTO ケーブルをPTOレバーサポートに固定する;クランプ1個とタップねじ2本を使用する (図 13)。
PTOレバーケーブルのもう一方の端を、コンソールの右側にある開口部とコンソール後部のケーブルホルダーに通す (図 14)。
Note: ケーブルを既存のケーブルに沿って、トランスアクスルの前部左隅に取り付けられたケーブルブラケットまで配線する。
ケーブルについている後ジャムナットをゆるめて、ケーブルの端部をブラケットに挿入する。ジャムナットで、PTOケーブルをブラケットに仮止めする。
キットに入っているタップねじ(3本)を使用して、PTOレバーサポートをコンソールの右側に取り付ける。
Note: レバーの位置は図 8に示されています。
コンソールプレート表面をきれいに拭いてから、図 15に示すように、PTOレバーの横に操作説明デカルを貼り付ける。
コンソールカバープレートを取り付け、各レバーにノブを取り付ける。
Note: PTOを「入」にセットした時、レバーが中央コンソールプレートに接触しないようにレバーの位置を調整してください。
Note: 以下の作業は、特に明記されていない限りすべての車両に共通です
2つの位置合わせピンをトランスアクスルの穴の、 図 19に示す位置に取り付ける。
トランスアクスルカバープレートから取り外した大きなOリング、取り付けボルト、ロックワッシャー、およびナットを使って、PTOアセンブリをトランスアクスル(図 19)に取り付ける。
Note: PTOアセンブリを取り付ける際には、損傷を防ぐために、大きなOリングがトランスアクスルの溝にしっかりはまっていることを確認してください。古いOリングは再使用しないでください。
取り外した油圧ホースからキャップを取り外し、前に取り外したクランプを使ってホースをPTOフィッティングに取り付ける。
Note: 接続する前に、ホースとフィッティングが汚れていないことを確認する。
センターコンソールのPTOレバーを一番後ろ(コンソール後方)に動かし、トランスアクスルのPTOレバーアーム(図 20)を右側(助手席側)に動かす。
クレビスピンがクレビスとレバーアームの位置合わせされた取り付け穴から自由に落下するまで、ケーブルクレビス、ジャムナット、またはクレビスとナットの両方 (ケーブルをブラケットに固定している) を調整する (図 20)。
コッターピンでクレビスピンを固定し、ケーブルをケーブルクレビスに固定するジャムナットを締めてから、ケーブルをブラケットに固定するジャムナットを締める。
PTOの前にあるワイヤーハーネスからジャンパーケーブルを取り外す。
ワイヤーハーネスをバッテリープラスケーブルの下に配線し、ワイヤーハーネスコネクタをPTOスイッチコネクタに接続する。
キャップネジ4本、スペーサー2個、およびロックナット4個を使って、PTOシールドをリアフレームチューブに取り付ける (図 21)。
警告デカールを、ヒッチポイントのすぐ上の、既存のデカールの隣にあるロアリアクロス チューブに貼り付ける (図 22)。
キットに同梱のケーブルタイ5本を使って、PTOケーブルを既存のワイヤリングハーネスに固定する。
PTOが接続されたままで車両のギアを操作すると、車両が突然動き出して周囲の人間を巻き込んだ人身事故となる恐れがある。
PTOアタッチメントが完全に停止するまでは、たとえクラッチを踏み込んでいても車両のギア操作をしないこと。
必ず、PTO出力シャフトの周囲や車両の前後に人がいないことを確認すること。
カバーの掛かっていない回転スプラインが衣服を巻き込むと死亡事故に直結する。
PTO シャフトのアタッチメントが接続されていないときは、PTOレバーを手前に引いてPTOを解除しておくこと。
PTOにはシールドが付属している。このシールドを、必ず車両に適切に取り付けておくこと。
PTOシャフトにアタッチメントを接続する時には必ずPTOを解除状態にしておくこと。
慣性の大きなアタッチメント(刈り込みデッキやブロア)を搭載しているとシフトに大きな力が必要となり、あまり頻繁にシフトを繰り返すとトランスアクスルが破損する可能性がある。
PTOが作動しているときには、走行しながらのシフト操作を行わないこと。
慣性の大きいアタッチメントをPTOで駆動する場合には、必ずオプションのオーバーランニングクラッチを使用する。
PTOはエンジンの駆動力をトランスアクスルから取り出し、この力を、車両後部にある標準回転速度540rpmのスプライン付きシャフトに供給するものです。PTOの駆動力は、走行しながら動作するアタッチメントでも停止状態で動作するものにも利用可能です。
Note: 回転速度についての詳細は、各アタッチメントのオペレーターズマニュアルを参照してください。
Important: PTOの動作を開始させる時は、必ず車両が停止していることが必要です。
駐車ブレーキを掛ける。
トランスミッションをニュートラルにセットする。
クラッチペダルを一杯に踏み込んでエンジンを始動する。
Note: PTOレバーが OFF 位置にないとエンジンは始動できません。
PTOレバーのシフト動作は以下のように行う:
Important: 走行中にPTOの入切操作を行うとPTOが破損する危険があります。PTOのシフトを行う時は、必ず車両を完全に停止させてください。
シリアル番号が 239999999 以前の車両では PTO レバーを 前方に 一杯に倒すと入。
シリアル番号が 240000000 以降の車両では PTO レバーを 後方に 一杯に倒すと入。
トランスミッションを希望するギアに入れる。
駐車ブレーキを解除する。
クラッチペダルからゆっくりと足を離す。
PTOの動作を停止するには、クラッチペダルを一杯に踏み込んだ状態でPTOレバーを解除位置に動かす。
Note: 一時的にPTOを停止させたい場合には、クラッチペダルを一杯に踏み込んで車両が完全に停止するのを待っても構いません。
Important: PTOの動作を開始させる時は、必ず車両が停止していることが必要です。
駐車ブレーキを掛ける。
トランスミッションをニュートラルにセットする。
クラッチペダルを一杯に踏み込んでエンジンを始動する。
Note: PTOレバーが解除位置にないとエンジンは始動できません。
PTOレバーのシフト動作は以下のように行う:
Important: 走行中にPTOの入切操作を行うとPTOが破損する危険があります。PTOのシフトを行う時は、必ず車両を完全に停止させてください。
シリアル番号が 239999999 以前の車両では PTO レバーを 前方に 一杯に倒すと入。
シリアル番号が 240000000 以降の車両では PTO レバーを 後方に 一杯に倒すと入。
クラッチペダルからゆっくりと足を離す。
PTOの動作を停止するには、クラッチペダルを一杯に踏み込んだ状態でPTOレバーを解除位置に動かす。
Note: 一時的にPTOを停止させたい場合には、クラッチペダルを一杯に踏み込んでトランスアクスルとPTOの回転完全に停止するのを待っても構いません。