タンクすすぎキット

1. 平らな場所に駐車し、ブレーキペダルを完全に踏み込んで駐車ブレーキを掛け、エンジンを停止させ、キーを抜き取る。

2. スプレーヤを洗浄する；オペレーターズマニュアルの「スプレーヤの洗浄」を参照。

   Note: 液剤を排出した後でも、ホースの一部に薬剤が残っている可能性がありますから、ホースを取り外す際には十分に注意し、またバケツなどを用意しておいてください。

1. バッテリーについているカバーを外し、バッテリーのマイナス（黒）端子からケーブルを外す （図 2 と 図 3）。

   

   図 2

   1. バッテリーカバー
   2. ストラップ
   3. バックル
   

   図 3

   1. プラス（+）ケーブル
   2. プラス端子
   3. マイナス端子
   4. マイナス（-）ケーブル

2. バッテリー端子からプラス（赤）ケーブルを外す （図 3）。

1. ホース（1.9 x 73.7cm）の端から 20.3cm を測り、その位置にマーキングする（図 4）。

   

   図 4

2. ナイフでホースを切断すると、以下の長さのホースとなる：

   • 20.3cm

   • 53.3cm

1. 以下の手順で、バルクヘッドフィッティングをすすぎタンク底部の穴に取り付ける：

   1. 図 5のように、バルクヘッドフィッティングに透明ガスケットを取り付ける。

      

      図 5

      1. バルクヘッドフィッティング
      2. 透明ガスケット
      3. リテーナフォーク用の穴（バルクヘッドフィッティング）
      4. 針金：約 122cm
      5. 首（すすぎタンクの）

   2. 図 5のように、長さ約 122cm の針金を、バルクヘッドフィッティングのリテーナフォーク穴の一つに取り付ける。

      

      図 6

      1. すすぎタンク
      2. タンクのキャップ
      3. バルクヘッドフィッティング
      4. 給水口（すすぎタンク）
      5. 針金
      6. すすぎタンクの底の口

   3. すすぎタンクにキャップがついている場合にはキャップを取る（図 6）。

   4. 給水口から針金の先端をタンク内に降ろし、タンク底部にある開口に針金を通す（図 5と図 6）。

   5. 口から出てきた針金を使ってバルクヘッドフィッティングをタンク下の穴に導き入れる（図 7）。

      

      図 7

      1. バルクヘッドフィッティング（針金を付けた状態）
      2. すすぎタンクの底の口
      3. 補給口キャップ

   6. バルクヘッドフィッティングを開口の正しい位置にセットする（透明ガスケットがタンクの内壁に密着していることを確認する（図 7）。

2. プラスチック製のフランジナットを使ってバルクヘッドフィッティングをタンクに固定する（図 8）。

   

   図 8

   1. すすぎタンクの最低部
   2. バルクヘッドフィッティング（取り付けた状態）
   3. プラスチック製フランジナット

3. バルクヘッドフィッティングに 90°フィッティングを取り付け、この90° フィッティングをリテーナフォークで固定する（図 9）。

   

   図 9

   1. リテーナフォーク
   2. バルクヘッドフィッティング
   3. 90° フィッティング

4. フィッティングを回して後ろ向きにする。

5. ホースを切断するで切断しておいたホース片（53.3cm）を、90° フィッティングに組み付けてクランプを手締めする（図 9）。

   

   図 10

   1. 90° フィッティング
   2. ホースクランプ
   3. ホースア：53.3cm

1. バルブマウントをタンクのフレームに固定しているフランジヘッドボルト（⅜ x 1 インチ） 4本とフランジロックナット（⅜ インチ）4個をゆるめる（図 11）。

   

   図 11

   1. バルブマウント
   2. フランジヘッドボルト（⅜ x 1 インチ）とフランジロックナット（⅜ インチ）

2. バルブマウントを後方へ移動する（図 11）。

   Note: これはすすぎタンクを取り付けるスペースを作るためのわずかな調整です。

3. フランジヘッドボルト（⅜ x 1 インチ）4本とフランジロックナット（⅜ インチ）4個を、37～45N·m （3.7～4.6kg.m = 27～33ft-lb）にトルク締めする。

4. 液剤散布用給液ホースの、バーブ付き90°フィッティングを吸い込みスクリーンのハウジングに固定しているリテーナを取り外す（図 12）。

   

   図 12

   1. バーブ付き90°フィッティング （散布用給液ホース）
   2. ハウジング（吸い込みスクリーン）
   3. リテーナフォーク

5. ハウジングからバーブ付き90°フィッティングを外して、給液ホースを脇に置く。

1. 図 13に示すようにすすぎタンクを取り付ける。

   

   図 13

   1. すすぎタンク

2. タンクについているくぼみに押さえ金具を合わせる（図 14）。

   

   図 14

   1. ボルト（⅜ x 1½"）
   2. ワッシャ（⅜ インチ）
   3. 押さえ金具（すすぎタンク)
   4. フランジロックナット（⅜ インチ）
   5. バルブマウント
   6. くぼみ（すすぎタンク）

3. 押さえ金具のスロットを、バルブマウントの穴に合わせる（図 14）。

4. 押さえ金具をバルブマウントに仮止めする； ボルト（⅜ x 1½ インチ）1本、ワッシャ（⅜ インチ）2枚、フランジロックナット（⅜ インチ）1個を使用する。

5. すすぎタンク用のもう1つの押さえ金具についても2～4 の作業を行う。図 14

6. ボルトとフランジナットを注意深く手締めする。

   Important: すすぎタンクが定位置にきちんと固定されていることが必要ですが、ベルトの締め付けが強すぎてタンクが変形してはいけません。

7. タンク後部に給液ホースを取り付け、先ほど取り外したリテーナフォークで固定する。

Note: すすぎタンクに水を一杯に入れたらタンク固定ベルトの状態をもう一度点検してください（水の重量のためにタンクがさらに沈む場合があります）。必要に応じ、ボルトとフランジナットを増し締めして、タンクとベルトとの間のすきまを適切に調整してください。ただし、締め付けが強すぎてタンクが変形しないように注意してください；すすぎタンク固定金具の点検を参照。

1. 液剤給液ホースの、バーブ付き90°フィッティングを吸い込みスクリーンのハウジングに合わせる（図 15）。

   

   図 15

   1. バーブ付き90°フィッティング （散布用給液ホース）
   2. ハウジング（吸い込みスクリーン）
   3. リテーナフォーク

2. バーブ付き 90° フィッティングを、ハウジング（図 15）に固定する；ステップ4（液剤タンクの準備を行う）で外したリテーナを使用する。

1. タンクの蓋を開けてストレーナバスケットを取り外す（図 16）。

   

   図 16

2. メインタンクについているドリルマーク（2つ）を探し出す（図 17）。

   Note: ドリルマークは、タンクについているくぼみです。

   

   図 17

   1. ドリルマーク

3. タンクの蓋の後ろ側にあるドリルマークに移動する。

   Note: ドリル作業時に出る削りかすを回収するために、タンクの内側の、ドリルで穴を開ける位置の下に回収容器を取り付けてください。

   Important: タンク内部に削りかすなどを残すと配管を詰まらせるなどのトラブルが発生する可能性が高くなります。

4. 円形ノコを使ってマークのところに穴を切る：45mm（図 18）。

   

   図 18

   1. ドリルマーク（蓋の後ろ）
   2. 円形ノコ（45mm）

5. 穴の周囲のバリなどをきれいに取り除く。

6. タンク内部に落ちたごみや樹脂の粉は完全に取り除く。

7. 前方のドリルマークについても、4～6の作業を行う（図 19）。

   

   図 19

   1. ドリルマーク（蓋の前）
   2. 円形ノコ（45mm）

別途入手する材料：PTFE シーラント

1. ショルダボルトの上からすすぎベーンとブッシュを取り付ける（図 20）。

   

   図 20

   1. ガスケット
   2. バルクヘッドフィッティング
   3. すすぎ用ノズル
   4. ブッシュ
   5. すすぎベーン（羽根車）
   6. ショルダボルト

2. すすぎノズルに、すすぎベーン、ブッシュ、ショルダボルトを取り付ける（図 20）。

3. すすぎノズルのねじ山部分に PTFE シーラントテープを巻く。

4. すすぎノズルアセンブリをバルクヘッドフィッティングに取り付けて手締めする（図 20）。

5. バルクヘッドのフィッティングにガスケットを取り付ける（図 20）。

6. 他のすすぎノズルにも、ステップ1～4の作業を行う。

別途入手する材料：PTFE シーラント

1. タンクの口（直径41cm）からタンク内部への作業を行う：ノズルアセンブリを、液剤タンクに穴を開けるで開けた直径 45mm の穴に、図 21のように合わせる。

   

   図 21

   1. 穴（45mm；後方）
   2. プラスチック製フランジナット
   3. すすぎノズルアセンブリ

2. タンク上部のバルクヘッドフィッティングのねじ山に、プラスチック製フランジナットを嵌め、このナットを手締めする（図 21）。

3. 液剤タンクの前方の穴（45mm）でも、ステップ1～2を行ってすすぎノズルアセンブリを取り付ける（図 22）。

   

   図 22

   1. プラスチック製フランジナット
   2. 穴（45mm；前方）
   3. すすぎノズルアセンブリ

4. 2つの90°フィッティングのねじ山部分に PTFE シーラントテープを巻く。

5. すすぎ用ノズルアセンブリバルクヘドフィッティングに、90°フィッティングを取り付ける（図 23）。

   

   図 23

   1. 90° フィッティング
   2. 機体右側
   3. バルクヘッドフィッティング （すすぎノズルアセンブリ）

6. 90°フィッティングのバーブ（鋸歯部）を、機体右側に向ける（図 23）。

7. フィルタバスケットを取り付け、液剤タンクのふたを閉じる。

別途入手する材料：PTFE シーラント

1. すすぎタンク用ポンプの取り付けフランジにあるスペーサを、タンクフレームのサドルプレートの穴に合わせる（図 24）。

   

   図 24

   1. ワッシャ（¼ インチ）
   2. ボルト（¼ x 1¾"）
   3. 取り付けフランジ（すすぎタンク用ポンプ)
   4. 溝付きフランジナット（¼ インチ）
   5. サドルプレート（タンクフレーム）

2. すすぎタンク用ポンプをサドルプレート（図 24）に組み付ける；ボルト（¼ x 1¾個を使用する。

3. ボルトとフランジロックナットを 10.17~11.41N∙m (2.0~2.6kg.m = 90~101in-lb) にトルク締めする。

4. 車両のハーネスの中にある 2 ソケットコネクタ（RINSE PUMPというラベル）についている防塵プラグを外す（図 25）。

   

   図 25

   1. 2 ソケットコネクタ（車両のハーネス：RINSE PUMP）
   2. 2 ピンコネクタ（すすぎタンクのポンプのハーネス）

5. すすぎポンプハーネスの 2 ピンコネクタを、車両のハーネスの 2 ソケットコネクタ（RINSE PUMPというラベル）に接続する（図 25）。

図 26のように、すすぎポンプの上にポンプカバーを位置決めする。

Note: サドルプレートのスロットにタブを差し込まないでください。

図 26

1. すすぎポンプカバー
2. すすぎタンク用ポンプ

Note: ホースフィッティングの端部（鋸状になっている）に植物油などを塗っておくと楽に接続することができるでしょう。

1. ホース（1.9 x 61cm；2本）とホースクランプ（2個）を、それぞれのすすぎノズルアセンブリの 90° フィッティングに組み付けてクランプを手締めする（図 27）。

   

   図 27

   1. ホース：1.9 x 61cm
   2. 90° フィッティング
   3. ホースクランプ
   4. T 字フィッティング
   5. ホース：1.9 x 180cm

2. 図 27のように、ホースクランプ 2 個を使用してホース（1.9 x 61cm）のもう一方の端部を T 字フィッティングに仮止めする。

3. 図 27に示すように、ホースクランプ 1 個を使用してホース（1.9 x 180cm）を T 字フィッティングに取り付ける。

4. ホース（3本）を T 字フィッティングに固定しているクランプ（3個）を締め付ける。

別途入手する材料：PTFE ねじ山シーラント

1. バーブ付きストレートフィッティング（2個）のねじ山にシーラントを巻く。

2. ポンプの吸引ポートと吐出ポートに、ストレート･バーブフィッティング（2 個）を取り付ける（図 28）。

   Note: すすぎタンク用ポンプのポートにアクセスしにくい場合には、ポンプカバーを移動させてください。

   

   図 28

   1. バーブ付きストレートフィッティング
   2. ポート（すすぎタンク用ポンプ)
   3. 機体の左側
   4. 機体右側

1. すすぎタンク底部のホース（53.3cm）を、車両中心線側にあるポンプ用バーブ付きストレートフィッティングに組み付け、クランプを手締めする（図 27）。

   

   図 29

   1. ホースクランプ
   2. バーブ付きストレートフィッティング （車両内方側；すすぎタンクポンプ）
   3. すすぎタンク
   4. ホースア：53.3cm

2. ホースを切断するで切断したホース（20.3cm）を、すすぎタンクポンプのバーブ付きストレートフィッティング（車両外方側）に組み付け、クランプを手締めする（図 30）。

   

   図 30

   1. バーブ付きストレートフィッティング （車両外方側；すすぎタンクポンプ）
   2. ホースクランプ
   3. ホース：20.3cm
   4. バーブ付きストレートフィッティング （入口；フィルタヘッド）
   5. 矢印（液剤タンクへ向かう方向)

3. フィルタヘッド（フィルタアセンブリ）のイリゲーション土のバーブ付きストレートフィッティングにホース（20.3cm）を接続し、ホースクランプで固定する（図 30）。

4. ホース（1.9 x 180cm）の接続されていない端部を、フィルタヘッドの出口のバーブ付きストレートフィッティングに取り付けてクランプで固定する（図 31）。

   

   図 31

   1. ホースクランプ
   2. バーブ付きストレートフィッティング（出口；フィルタ）
   3. ホース：1.9 x 180cm

5. フィルタヘッドの位置調整を行う；フィルタアセンブリのボウルが垂直になるようにしてホースクランプ（2個）を手締めする（図 30と図 31）。

6. すすぎタンクとすすぎタンクポンプとの間にあるホース（43.3cm）に波付きチューブを取り付けてタイラップ 2 本で固定する（図 32）。

   

   図 32

   1. ケーブルタイ
   2. ホース：43.3cm
   3. 波付きチューブ

すすぎポンプカバーの 2 つのタブを、タンクフレームのサドルプレートの 2 つのスロットに差し込む（図 33）。

図 33

1. タブ（すすぎポンプカバー）
2. スロット（サドルプレート）

1. 運転席を倒して、運転席下の電装部にアクセスできるようにする。

2. 2015年以前の車両では以下の作業を行う：

   Important: 2016年以降の車両では遅延タイマーは不要です。

   1. 電装パネルからのロックナットで、遅延タイマーを 図 34または図 35 に示す位置に取り付ける。

   2. タイマーを、車両のワイヤハーネスの、Delay Timer というラベルの付いた2ソケットコネクタに接続する（図 34 または 図 35）。

   

   図 34

   2014 年以前のマシン

   1. 電装パネル
   2. ロックナット（#10-24）
   3. 遅延タイマー
   4. 遅延タイマー用コネクタ（車両のワイヤハーネス）
   5. メインワイヤハーネス
   6. ヒューズブロック
   7. ヒューズ (40 A)
   8. リレー（5 ピン）
   9. 電源リレー（4 ピン）
   

   図 35

   2015 年のマシン

   1. ヒューズブロック
   2. ヒューズ (40 A)
   3. ボルトとナット（電装パネル）
   4. 2ピンコネクタ（遅延タイマー）
   5. 2ソケットコネクタ（車両のワイヤハーネス）
   6. フランジヘッドボルト（#10-24 x ½ インチ）
   7. ロックナット（#10-24）
   8. 5ソケットコネクタ（車両のワイヤハーネス）
   9. リレー（5 ピン）
   10. 4ソケットコネクタ（車両のワイヤハーネス）
   11. 電源リレー （4 ピン）
   

   図 36

   2016 年以降のマシン

   1. ヒューズ (40 A)
   2. ヒューズブロック
   3. ロックナット(#10-24)
   4. 電装パネル
   5. フランジヘッドボルト（#10-24 x ½ インチ）
   6. 電源リレー（4 ピン）
   7. 4ソケットコネクタ（車両のワイヤハーネス）

3. ヒューズブロックの空きスロットに、図 34、図 35または図 36 のようにヒューズ（40A）を取り付ける。

   Note: もし、この位置に既に別の低定格のヒューズがついている場合には、そのヒューズを取り外してその代わりにこのヒューズ（40A）を取り付ける。

4. ラインの中に同じようなリレーが複数あるが、その中から、リンス用と電源用のリレーを探し出し、これらをパネルに取り付ける（図 34、図 35または図 36）；フランジヘッドボルト（#10-24 x ½ インチ）2本とロックナット（#10-24）2個を使用する。

5. メインハーネスの中から、5ソケットコネクタと4ソケットコネクタを探し出し、これらを、図 34、図 35または図 36のようにリレー（4ピン）と電源リレー（５ピン）に接続する。

1. ダッシュボード上の、すすぎタンク用スイッチのプラグを打ち抜いて穴を作る（図 37または図 38）。

   Note: イグニッションキーの右にある二つ目のプラグです。

   

   図 37

   2015 年以前のマシン

   1. プラグ
   2. すすぎタンク用のコネクタ（メインワイヤハーネス）
   3. 3 ポジションスイッチ（インジケータランプ付き）
   

   図 38

   2016 年以降のマシン

   1. プラグ
   2. すすぎタンク用のコネクタ（メインワイヤハーネス）
   3. 3 ポジションスイッチ（インジケータランプなし）

2. ダッシュボードの下から、メインハーネスのうちの RINSE TANK というラベルのついている８ソケットコネクタを縛っているケーブルタイを外す。

3. この８ソケットコネクタを、ダッシュボードにできた穴に導く（図 37または図 38）。

4. ダッシュボードを通して、３ポジションスイッチを８ソケットコネクタに接続する（図 37または図 38）。

5. ３ポジションスイッチをダッシュパネルの穴に入れ、パチンとはまるまで完全に押し込む（図 37と図 38）。

すすぎキットは、1個のスイッチ（3ポジション）で操作します（図 40または図 41）。

• 3 ポジションスイッチを上位置にすると、ポンプが ON になり、スイッチはこの位置でロックし、遅延タイマーが作動します。

  Note: 2015年以前の車両ではスイッチのランプが点灯します。

• 3 ポジションスイッチを真ん中位置にすると、ポンプが OFF になります。

• 3 ポジションスイッチを下位置にすると、スイッチを押している間だけポンプが ON になります。

  Note: 2015年以前の車両ではスイッチのランプが点灯します。

図 40

2015年以前のモデル

1. ON （上）位置：タイマー作動すすぎ位置（スイッチのランプが点灯）
2. OFF（中）位置
3. ON （下）位置：押している間だけすすぎ（スイッチのランプが点灯）

図 41

2016年以降のモデル

1. ON（上）位置：タイマー作動すすぎ位置
2. OFF（中）位置
3. ON （下）位置：押している間だけすすぎ

平らな場所に駐車し、駐車ブレーキを掛け、ポンプとエンジンを停止し、始動キーを抜き取る。

すすぎタンクのキャップを外し、タンクに一杯（約 113 リットル）の真水を入れる。

Important: すすぎタンク（113 リットル）にはきれいな真水以外は入れないでください。真水以外のものを入れると、安全上の問題や、装置の不具合が発生する可能性があります。

使用方法のひとつとして、メインタンクに約 38 リットルほどの水がたまったころを見計らって、攪拌スイッチを ON にして攪拌ラインに通水するとよいでしょう。そして、すすぎが終了したら、すすぎ液をノズルから散布するか、手動でタンクから排水するかします。この方法を使うと、移動走行を行いながらすすぎを実行することができます。

1. すすぎタンクのポンプは以下のどれかの方法で ON できます：

   • ３ポジションスイッチを操作しての自動すすぎ。

   • スイッチを下位置に押して希望する時間だけポンプを作動さる。

2. メインタンクに約 38 リットルほどの水が入ったら、攪拌スイッチを ON にして攪拌ループの内部洗浄を行う。

3. すすぎが終わったら、すすぎに使った液は法律に従って処分する。以下のどれかの方法を行うことができます：

   • メインタンクが空になるまで、すすぎ液をブームから散布する。

   • メインタンクのドレンバルブを開いて、適切な容器にすすぎ液を回収して法律に従って処分する。

必要に応じて、このすすぎサイクルを、あと 2 回繰り返すことができます。